快感は生もの1
非日常的な日常
とても濃厚なキスをした。
ソファに腰掛ける那智さんの足元に正座をして見上げる形ではじめたけれど、もどかしく腰を上げ腕を絡ませ吸い付くように、ヒナ鳥がエサをほしがるみたいだ。
抱いてほしくて抱いてほしくてたまらなかった欲情を、唇に全部集めたようなキスだった。
こんな能動的なキスははじめてかもしれない。
長い時間、それだけで充分感じてしまう。
やっと触れるか触れないかの距離でシャツの上から胸に指を近づけてくれる。
意地悪な指にもどかしくて『直接触ってください』とお願いして触ってもらう。
キスと胸を触ってもらうだけで腰が揺れて興奮が溢れる。
優しい愛撫。
とても気持ちいいけど、すこし物足りない。
だけど、いま触ってもらっているこれが快感のMAXのような気もして、那智さんにどうされればどうなっていくのか、自分の感覚と反応に自信が持てなくなってくる。
物足りなくて『もっと強く』と口に出してしまいたいけど、それをしてもらっていまの快感を上回るのか、訳の分からない不安を感じてしまうほど、この物足りない愛撫でさえ大きな快感だった。
「もっといつもみたいにしてほしいけど、どうしたらいいかわからないです」
冷静な判断ができなくなっているとぎゅっと強い力でいつもみたいにしてくれた、途端あっという間にもっと大きく感じてしまって、ああ、さっきのはやっぱり本当に物足りなかったんだと不思議な安堵を感じていた。
那智さんの指を舌で全身を気持ち良くしてもらう頃には『入れてください、入れてください』と懇願していた。
今日はお願いばかりしている。
こんなふうにお願いばかりするのは、イヤだ。
与える側と与えられる側ではあっても、お願いばかりは恥ずかしいし情けない。
だけど本当は口にできる自分に欲情している。
そして、その自分にすこし傷つく。
いつもこんなふうに行ったり来たり。
乗りな
最初から騎乗位を指示された。
騎乗位はあまり好きじゃない。
わたしは那智さんから『入れてもらう』という受け身で施される立場が好きなのだ。
特に最初はイヤ。
『やっと入れてもらう』ときに自ら動くことは、好きな立場を味わえない。
それに上になって、快感を貪らざるを得ない自分が情けないのだ。
腰を振り那智さんの腰にごりごりと押し当てる姿が想像できるから。
だから騎乗位はあまり好きじゃない。
イヤイヤと首を振るけど受け入れてはもらえない。
やっと入れてもらえる喜びと興奮と、ちょっと残念な気持ちで那智さんを跨いだ。
駄々をこねた分余計にはしたなくなるのが恥ずかしいのに、その恥ずかしさを上回る欲情が情けないほどわたしの腰を激しく動かす。
イヤだ、イヤだ。
こんな女。
でも那智さんのおちんちんが当たる気持ちいいところを自分で見つけてそこに子宮を押し当てている。
いいこ、いいこ
那智さん?
声に反応して那智さんの目を見る。
優しさと満足の視線だ。
たぶん、那智さんも与えることの満足感を感じている。
りん子はいやらしくて、いいこだね
極上の慈しみの声
こんなにいやらしく腰を振る女を『いいこ』という。
『いいこ』という響きはなんてわたしの心を柔らかくしてくれるのだろう。
腰を振りながら体を折り曲げ那智さんの肩の辺りに顔を埋める。
いいこ、いいこ
極上の声と毛布のような腕がわたしを包んだ。
いいこ、いいこ
小さい声でずっと撫でてくれている。
わーーん
声を上げて泣いてしまった。
泣きながら腰を振り安堵と快感に浸っていた。
わたしたちの上下関係は那智さんがわたしに与えわたしが与えられる関係。
親鳥がヒナにエサを与えるように。
那智さんは喜んで受け取るわたしで肯定を感じ、全面的に庇護されることでわたしも那智さんへの信頼と愛情を感じる。
それで互いに肯定をしているのだと思う。
だけどヒナもいつも上手にエサをついばめるわけではない。
この日の後半戦は『そういう時』だった。
<関連エントリー>
歪んだ自己愛
『ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭2』
『徒然に「露出のこと」』
いやらしいわたしを肯定してくれる
『「よかったね」』
今朝の「等式」感想です。
お互いの相手に対する肯定はとても安心、安定する。確かに快感は「生もの」連載なので先を書くとまずいですが少しだけ私の感覚を記します。生ものは料理していないので何にでも調理できる。いつも、料理や味に変化を求めるから、稀に失敗するということだと思います。(笑)
とても濃厚なキスをした。
ソファに腰掛ける那智さんの足元に正座をして見上げる形ではじめたけれど、もどかしく腰を上げ腕を絡ませ吸い付くように、ヒナ鳥がエサをほしがるみたいだ。
抱いてほしくて抱いてほしくてたまらなかった欲情を、唇に全部集めたようなキスだった。
こんな能動的なキスははじめてかもしれない。
長い時間、それだけで充分感じてしまう。
やっと触れるか触れないかの距離でシャツの上から胸に指を近づけてくれる。
意地悪な指にもどかしくて『直接触ってください』とお願いして触ってもらう。
キスと胸を触ってもらうだけで腰が揺れて興奮が溢れる。
優しい愛撫。
とても気持ちいいけど、すこし物足りない。
だけど、いま触ってもらっているこれが快感のMAXのような気もして、那智さんにどうされればどうなっていくのか、自分の感覚と反応に自信が持てなくなってくる。
物足りなくて『もっと強く』と口に出してしまいたいけど、それをしてもらっていまの快感を上回るのか、訳の分からない不安を感じてしまうほど、この物足りない愛撫でさえ大きな快感だった。
「もっといつもみたいにしてほしいけど、どうしたらいいかわからないです」
冷静な判断ができなくなっているとぎゅっと強い力でいつもみたいにしてくれた、途端あっという間にもっと大きく感じてしまって、ああ、さっきのはやっぱり本当に物足りなかったんだと不思議な安堵を感じていた。
那智さんの指を舌で全身を気持ち良くしてもらう頃には『入れてください、入れてください』と懇願していた。
今日はお願いばかりしている。
こんなふうにお願いばかりするのは、イヤだ。
与える側と与えられる側ではあっても、お願いばかりは恥ずかしいし情けない。
だけど本当は口にできる自分に欲情している。
そして、その自分にすこし傷つく。
いつもこんなふうに行ったり来たり。
乗りな
最初から騎乗位を指示された。
騎乗位はあまり好きじゃない。
わたしは那智さんから『入れてもらう』という受け身で施される立場が好きなのだ。
特に最初はイヤ。
『やっと入れてもらう』ときに自ら動くことは、好きな立場を味わえない。
それに上になって、快感を貪らざるを得ない自分が情けないのだ。
腰を振り那智さんの腰にごりごりと押し当てる姿が想像できるから。
だから騎乗位はあまり好きじゃない。
イヤイヤと首を振るけど受け入れてはもらえない。
やっと入れてもらえる喜びと興奮と、ちょっと残念な気持ちで那智さんを跨いだ。
駄々をこねた分余計にはしたなくなるのが恥ずかしいのに、その恥ずかしさを上回る欲情が情けないほどわたしの腰を激しく動かす。
イヤだ、イヤだ。
こんな女。
でも那智さんのおちんちんが当たる気持ちいいところを自分で見つけてそこに子宮を押し当てている。
いいこ、いいこ
那智さん?
声に反応して那智さんの目を見る。
優しさと満足の視線だ。
たぶん、那智さんも与えることの満足感を感じている。
りん子はいやらしくて、いいこだね
極上の慈しみの声
こんなにいやらしく腰を振る女を『いいこ』という。
『いいこ』という響きはなんてわたしの心を柔らかくしてくれるのだろう。
腰を振りながら体を折り曲げ那智さんの肩の辺りに顔を埋める。
いいこ、いいこ
極上の声と毛布のような腕がわたしを包んだ。
いいこ、いいこ
小さい声でずっと撫でてくれている。
わーーん
声を上げて泣いてしまった。
泣きながら腰を振り安堵と快感に浸っていた。
わたしたちの上下関係は那智さんがわたしに与えわたしが与えられる関係。
親鳥がヒナにエサを与えるように。
那智さんは喜んで受け取るわたしで肯定を感じ、全面的に庇護されることでわたしも那智さんへの信頼と愛情を感じる。
それで互いに肯定をしているのだと思う。
だけどヒナもいつも上手にエサをついばめるわけではない。
この日の後半戦は『そういう時』だった。
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歪んだ自己愛
『ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭2』
『徒然に「露出のこと」』
いやらしいわたしを肯定してくれる
『「よかったね」』
今朝の「等式」感想です。
お互いの相手に対する肯定はとても安心、安定する。確かに快感は「生もの」連載なので先を書くとまずいですが少しだけ私の感覚を記します。生ものは料理していないので何にでも調理できる。いつも、料理や味に変化を求めるから、稀に失敗するということだと思います。(笑)
快感は生もの2
非日常的な日常
キスからの濃厚な時間が終わり。
お風呂やマッサージやすこしのんびりの時間を過ごす。
このホテルはウェルカムドリンクのサービスがあってビールを頼み軽くサンドイッチを食べた。
小さめのジョッキだったので酔うとまではいかなかったけど、サンドイッチも食べたのでそれなりに満腹感。
前半が濃厚だったし今夜は夕方のお食事の予約もあるから、なんとなくこのまままったり過ごすのかなとぼんやりと感じていた。
お道具カバンをガサゴソ漁る那智さんが孫の手を取り出した。
ああ、痛いことをするんだ。
なんとなくおしまいかなと思っていたので、痛いことを受け入れる回路を繋げるのが難しいような気がした。
ちょっぴり拒否の気持ち。
那智さん、痛いことするんですか?
うん
膝の上に抱えられて孫の手で打たれる。
孫の手は軽くて皮膚の表面を痛めつける。
痛いけど、耐えられる痛さだ。
だけどわずかにあった拒否の気持ちが、その痛みを大げさにする。
抱えられて膝から降りられない不自由さも、それを助長する。
ジタバタもがいて痛みをやり過ごせるほうが痛みを受け入れる気持ちになれる。
痛いのイヤです、痛いのイヤです
しばらく叩いても、心底痛がるわけでもなく、泣きも笑い(^^;)もせず、拒否するだけのわたしに那智さんはどうしたもんかと思っているだろう。
那智さんはわたしを痛めつけたいわけでもないし調教しているわけでもない。
わたしを可愛がりたいだけだ。
わたしたちの上下関係では気持ちよくなれないのは『那智さんの責任』なのだから、それをどうにかするのも那智さんの役割。
仕方がないという様子でバラ鞭を持ち出した。
ああ、イヤです。
この拒否モードで、もっとも強力なバラ鞭は恐い。
笑い出すような痴人状態になるにはこのバラ鞭のような強烈な痛みが必要だけど、拒否の気持ちが先に立ってしまうと、この痛みは受け入れ難いものになってしまうのだ。
那智さん、イヤです
気持ちよくなれないのは那智さんのせいだけど、気持ちよくならなくてもいいと判断するのも那智さんだ。
性的な場面で拒否権がないわたしの拒否モードは最終的な那智さんの判断であっさり覆される。
有無を言わさぬ様子に観念して
恐い
恐い
と連呼してうつ伏せになる。
最初はすこし様子を見るように。
時々強烈に。
『恐い』とも『痛い』とも訴えているのに全然取り合ってくれなくてすこし悲しくなってくる。
ふと、胃が圧迫されるような感覚になった。
さっき飲食したからだ。
恐怖や邪念を払拭しないとバラ鞭の痛さを受け入れることができないのに、この胃の圧迫を感じた状態であの痛さを味わい続けたら具合が悪くなってしまいそうな気がしてしまった。
実際に具合が悪くなってしまったわけではない。
だけどそれを想像してしまった時点で、さらに拒否モードの気持ちが強くなってしまった。
そのまま素直に伝える。
具合が悪くなってしまいそうだと。
いま具合が悪いわけじゃないだろ?
もし具合が悪くなったら介抱してあげるよ
そんなふうに優しく言ってくれる。
それでも一度恐いと思ってしまうとどうしても痛いことを受け入れる回路が繋がってくれない。
かなり強く、捻ってゴツゴツした一本鞭にして何度も、叩かれて、おまんこが濡れていても、それでもどうしてもただ痛いだけ。
気持ちよくなれないことも、訴えを聞いてくれないことも、何もかも悲しくなってしまって泣き出してしまった。
那智さん、わたし、どうして、こんなに痛いこととか苦しいことしないといけないの?
ポロポロと涙を零しながら、これは自己憐憫だと思う。
まるで、苦痛を無理やり受け入れているように取れる発言だけど、これは自分に向けての言葉だった。
なぜ、わたしはこの苦痛が必要なのだろう。
痛いことは痛い、苦しいことは苦しい。
だけど、これがないと、わたしは満たされない。
セックスもキスも性的快感を満たしてくれるけど、それとは違う何かを苦痛による解放でしか埋めることができない。
今日、これをやめてもらったら、後でわたしが寂しい気持ちになる、またして欲しいと欲することは目に見えている。
そんな自分に憐れみの気持ちで涙を流していたのだ。
『イヤ』と訴え、涙を流し。
それでも、わたしのきっかけではなく『あと○回ね』と強く数発打ち、那智さんのタイミングで終らせてくれた。
わたしの判断ではなく、『那智さんのせい』にしてくれたということ。
結局、この日は痛いことで那智さんもわたしも100点満点の満足は得られなかった(はず)。
その後縛られてバイブを使ったりして、それはそれで感じたので、那智さんとしては『ノルマは果たした』と思ってくれているとは思うけど(笑)
同じ人同士だとしてもその日の体調や気持ちで感じ方は違うものだ。
普通のセックスでも、日によってよかったりイマイチだったりするよね。
与えられることが喜びのわたしだけど上手に受け取れないこともある。
この日は、そういう日だった。
ちょっと残念だし那智さんに申し訳ないと感じているけど、そういう時もある。
まして体や精神にちょっとハードなSM行為が伴うと体調や気持ちが快感に大きく作用するのかもしれないなと思う。
わたしたちは比較的頻繁に会えるので、じゃあ次は気持ちを切り替えてってできやすいけど、なかなかお会いできない人からしたら、大事な一回をちょっと残念な気持ちでおしまいにするのは不本意だろう。
でも、だからといって、その最中、自分の感情や快感に嘘をついてしまっては、長い目で見れば、会うことが楽しいことではなくなってしまう恐れがある。
だからこそ、そのときにできるだけいい状態でいられるように日頃のコミュニケーションは大事だし、それができる関係のほうが良好に継続できると思うのです。
人の心や体は生もの。
そういう時も大事な出来事。
記録に残しておきたいと思うのだ。
<関連エントリー>
とても痛いことは恐いとダメなんだよぉ
『徒然に『あの世界』」
うまくいかないこともあるよね^^
『not favorite』
『理性、邪魔!!』
『バイオレンス前後』
うまくいかないというか、笑っちゃうこともあるよね(笑)
『笑うSM』
『SMに音楽は必要か』
今朝の「等式」感想です。
テンションや快感はきれいな放物線を描けばハズレや失敗はない。しかし、色々なパターンで私は行為をしようとする、何故かと言うと2つ理由がある。
1つはいつも新鮮でありたいと思うから。
2つ目はりん子がどんなテンションからでも深い快感に到達して欲しい、達しさせたいからです。
今はあまりない車のシフトですが、高いギアは力がありません、ロウギアで発進しますが、高いギアで思いっきりアクセルを踏みたくなるのですよ、力がないので発進しなかったり、エンジンが止まってしまったり、ギア自体が壊れるかもしれないのですが。
要するに「どんな状況下」でもその世界に入れるようにしたいのでしょうね。痛覚を伴う快感はお外で遊ぶことが出来ます、お外好きの二人としてはうれしい限りです。
勿論、通常の性感帯と言われる部分に触れていたら問題でしょうが、例えば手のひらを強く抓るだけで恍惚になれたら、イク事が出来たら大抵の場所で平然とその行為をすることが出来ます。(笑)長文でまとまりなし、失礼しました。
キスからの濃厚な時間が終わり。
お風呂やマッサージやすこしのんびりの時間を過ごす。
このホテルはウェルカムドリンクのサービスがあってビールを頼み軽くサンドイッチを食べた。
小さめのジョッキだったので酔うとまではいかなかったけど、サンドイッチも食べたのでそれなりに満腹感。
前半が濃厚だったし今夜は夕方のお食事の予約もあるから、なんとなくこのまままったり過ごすのかなとぼんやりと感じていた。
お道具カバンをガサゴソ漁る那智さんが孫の手を取り出した。
ああ、痛いことをするんだ。
なんとなくおしまいかなと思っていたので、痛いことを受け入れる回路を繋げるのが難しいような気がした。
ちょっぴり拒否の気持ち。
那智さん、痛いことするんですか?
うん
膝の上に抱えられて孫の手で打たれる。
孫の手は軽くて皮膚の表面を痛めつける。
痛いけど、耐えられる痛さだ。
だけどわずかにあった拒否の気持ちが、その痛みを大げさにする。
抱えられて膝から降りられない不自由さも、それを助長する。
ジタバタもがいて痛みをやり過ごせるほうが痛みを受け入れる気持ちになれる。
痛いのイヤです、痛いのイヤです
しばらく叩いても、心底痛がるわけでもなく、泣きも笑い(^^;)もせず、拒否するだけのわたしに那智さんはどうしたもんかと思っているだろう。
那智さんはわたしを痛めつけたいわけでもないし調教しているわけでもない。
わたしを可愛がりたいだけだ。
わたしたちの上下関係では気持ちよくなれないのは『那智さんの責任』なのだから、それをどうにかするのも那智さんの役割。
仕方がないという様子でバラ鞭を持ち出した。
ああ、イヤです。
この拒否モードで、もっとも強力なバラ鞭は恐い。
笑い出すような痴人状態になるにはこのバラ鞭のような強烈な痛みが必要だけど、拒否の気持ちが先に立ってしまうと、この痛みは受け入れ難いものになってしまうのだ。
那智さん、イヤです
気持ちよくなれないのは那智さんのせいだけど、気持ちよくならなくてもいいと判断するのも那智さんだ。
性的な場面で拒否権がないわたしの拒否モードは最終的な那智さんの判断であっさり覆される。
有無を言わさぬ様子に観念して
恐い
恐い
と連呼してうつ伏せになる。
最初はすこし様子を見るように。
時々強烈に。
『恐い』とも『痛い』とも訴えているのに全然取り合ってくれなくてすこし悲しくなってくる。
ふと、胃が圧迫されるような感覚になった。
さっき飲食したからだ。
恐怖や邪念を払拭しないとバラ鞭の痛さを受け入れることができないのに、この胃の圧迫を感じた状態であの痛さを味わい続けたら具合が悪くなってしまいそうな気がしてしまった。
実際に具合が悪くなってしまったわけではない。
だけどそれを想像してしまった時点で、さらに拒否モードの気持ちが強くなってしまった。
そのまま素直に伝える。
具合が悪くなってしまいそうだと。
いま具合が悪いわけじゃないだろ?
もし具合が悪くなったら介抱してあげるよ
そんなふうに優しく言ってくれる。
それでも一度恐いと思ってしまうとどうしても痛いことを受け入れる回路が繋がってくれない。
かなり強く、捻ってゴツゴツした一本鞭にして何度も、叩かれて、おまんこが濡れていても、それでもどうしてもただ痛いだけ。
気持ちよくなれないことも、訴えを聞いてくれないことも、何もかも悲しくなってしまって泣き出してしまった。
那智さん、わたし、どうして、こんなに痛いこととか苦しいことしないといけないの?
ポロポロと涙を零しながら、これは自己憐憫だと思う。
まるで、苦痛を無理やり受け入れているように取れる発言だけど、これは自分に向けての言葉だった。
なぜ、わたしはこの苦痛が必要なのだろう。
痛いことは痛い、苦しいことは苦しい。
だけど、これがないと、わたしは満たされない。
セックスもキスも性的快感を満たしてくれるけど、それとは違う何かを苦痛による解放でしか埋めることができない。
今日、これをやめてもらったら、後でわたしが寂しい気持ちになる、またして欲しいと欲することは目に見えている。
そんな自分に憐れみの気持ちで涙を流していたのだ。
『イヤ』と訴え、涙を流し。
それでも、わたしのきっかけではなく『あと○回ね』と強く数発打ち、那智さんのタイミングで終らせてくれた。
わたしの判断ではなく、『那智さんのせい』にしてくれたということ。
結局、この日は痛いことで那智さんもわたしも100点満点の満足は得られなかった(はず)。
その後縛られてバイブを使ったりして、それはそれで感じたので、那智さんとしては『ノルマは果たした』と思ってくれているとは思うけど(笑)
同じ人同士だとしてもその日の体調や気持ちで感じ方は違うものだ。
普通のセックスでも、日によってよかったりイマイチだったりするよね。
与えられることが喜びのわたしだけど上手に受け取れないこともある。
この日は、そういう日だった。
ちょっと残念だし那智さんに申し訳ないと感じているけど、そういう時もある。
まして体や精神にちょっとハードなSM行為が伴うと体調や気持ちが快感に大きく作用するのかもしれないなと思う。
わたしたちは比較的頻繁に会えるので、じゃあ次は気持ちを切り替えてってできやすいけど、なかなかお会いできない人からしたら、大事な一回をちょっと残念な気持ちでおしまいにするのは不本意だろう。
でも、だからといって、その最中、自分の感情や快感に嘘をついてしまっては、長い目で見れば、会うことが楽しいことではなくなってしまう恐れがある。
だからこそ、そのときにできるだけいい状態でいられるように日頃のコミュニケーションは大事だし、それができる関係のほうが良好に継続できると思うのです。
人の心や体は生もの。
そういう時も大事な出来事。
記録に残しておきたいと思うのだ。
<関連エントリー>
とても痛いことは恐いとダメなんだよぉ
『徒然に『あの世界』」
うまくいかないこともあるよね^^
『not favorite』
『理性、邪魔!!』
『バイオレンス前後』
うまくいかないというか、笑っちゃうこともあるよね(笑)
『笑うSM』
『SMに音楽は必要か』
今朝の「等式」感想です。
テンションや快感はきれいな放物線を描けばハズレや失敗はない。しかし、色々なパターンで私は行為をしようとする、何故かと言うと2つ理由がある。
1つはいつも新鮮でありたいと思うから。
2つ目はりん子がどんなテンションからでも深い快感に到達して欲しい、達しさせたいからです。
今はあまりない車のシフトですが、高いギアは力がありません、ロウギアで発進しますが、高いギアで思いっきりアクセルを踏みたくなるのですよ、力がないので発進しなかったり、エンジンが止まってしまったり、ギア自体が壊れるかもしれないのですが。
要するに「どんな状況下」でもその世界に入れるようにしたいのでしょうね。痛覚を伴う快感はお外で遊ぶことが出来ます、お外好きの二人としてはうれしい限りです。
勿論、通常の性感帯と言われる部分に触れていたら問題でしょうが、例えば手のひらを強く抓るだけで恍惚になれたら、イク事が出来たら大抵の場所で平然とその行為をすることが出来ます。(笑)長文でまとまりなし、失礼しました。
アラシのりん子
りん子的独り言(生意気)
ちょっと虫の居所が悪かったのかもしれない。
チラッと覗いたご主人様ブログ、そこで見た『言葉』に日頃感じていた疑問が重なってコメントしてしまった。
飽きるほど見て来たその『言葉』、普段なら気に留めてもやり過ごすようなこと。
批判するつもりはなかったけれど、スルーできずにコメントしてしまったのはきっとわたしの虫の居所のせいなんだと思う。
本来、よそ様にコメントした内容を話題に出すなら相手先に了解を得てブログ名などを紹介することが筋かと思うけど、いままで飽きるほど目にしてきた『言葉』のひとつにたまたまコメントしたということなので、その方ひとり指しているのではなく、そういう『言葉』全体に対する疑問だとご理解いただいてそのブログの詳細を記さないことをご了解ください。
文中のコメントやレス部分はわたしの解釈で要約していることもご了承ください。
ご主人様が奴隷さんを呼び出し性処理をさせて帰したそうだ。
まあ、この手のブログではよくあること。
性処理をしてすこし裸体を晒して画像を撮る。
それだけして帰したと書いてあった。
その行為に対して、これまたよく目にする『言葉』が添えられていた。
『奴隷はご主人様の快楽のために存在している』と。
奴隷さんには何一つ気持ちいいこともご褒美もなく、性処理と画像を撮るというご主人様のためだけに行った行為から、そう書かれているのだろう。
うん、こういうスタンスも腐るほど目にする。
でも、これって実際のところどうなんだろう?
奴隷制度じゃあるまいし、何か弱味を握られて脅されているなんてことじゃない限り、性処理だけをしに来る奴隷さんにも自ら動く理由があるはずだよね。
ご主人様に喜んでもらうことで得る喜びとか性処理だけで帰される被虐的陶酔とか、その理由があるということは奴隷さん側にも何かしらの快楽が発生しているはずだよね。
もしかして、イヤイヤ嫌悪感満載で行っているなら快楽は存在しないかもしれなけど、嫌悪されてるご主人様っていうのもどうかと思うしね(笑)
奴隷さん側に何らかの快楽が発生している時点で『ご主人様のために存在している』だけということはあり得ないんだよね。
『ご主人様の快楽のために存在していることで得られる快楽』があるはずなんだ。
ということは、反対側から見たらご主人様は奴隷さんの快楽のために存在しているといえなくもない。
『ご主人様のために存在している』ということも間違いじゃないし、それを言葉にすることだって個人の自由だから、それはかまわない。
わたしが疑問に思ったのは、そういうことを口にするご主人様方はそれを本気で思っているのだろうかということなんだ。
両方が互いの快楽のために存在していることは理解しながらも敢えてそう書いているのか、それとも本気でそう思っているのか。
そんな疑問を、そのまま投げかけてみた。
そんな不躾な質問にも関わらず丁寧に答えてくださった。
で、そのご主人様は『奴隷側にも快楽があること』は認めてらっしゃいました。
が、ご主人様のコントロール下にあるならば、それは『精神の奴隷』だとおっしゃていました。
『精神の奴隷』がイマイチ漠然としてわからなのだけど^^;
きっと、精神の奴隷だという状態があったとして、その状態である限り『ご主人様のための存在している』ということがおっしゃりたいのかな?と読み取りました。
わたしが聞きたかったのは『奴隷側の快楽の存在』と『それ故、ご主人様も奴隷のために存在しているといえない?』とだったので前者は認めつつも後者は否定ということなんだろうな。
わかっているけど敢えて伏せている、もしくはわかっているけど認めていないということなのかな。
それが好みかどうかは置いといて、ある意味腑に落ちました。
腑に落ちて、それでおしまいにしたかったんだけど!!
それらの回答の文末に、これまた疑問が湧いてしまう『言葉』が書かれていて、わたしったらさらにそこを質問してしまったのだ!!
この辺りから、若干荒らしの様相を呈する、りん子…^^;
だって、『奴隷のしたい調教はしないと常に思ってる』なんておっしゃるんだもの。
たぶん『ご主人様のため』ということを強調したかったのかな。
でも、これに疑問を抱いてしまった。
じゃあ、調教(?)が進んで、その行為を奴隷さんが望んでしまったら、もうそれはしないの?
ということは、最終的にはすることなくなっちゃうし、ご自身のしたいこと全然できないじゃない?
もし常にそう思っているとしたら、奴隷さんのさじ加減で調教内容が変わってきちゃわない?
鞭がイヤなら『鞭をしてほしいです』と言えばしなくなって、アナルがしたければ『お尻は恐いです』と言えばしてもらえるってことになるよね?
饅頭恐いだ。
なんだか奴隷さんが調教内容を決めているみたいじゃない?
奴隷側にも快楽が存在していると認めてらっしゃるなら、こういう展開になっていくこともあり得ると当然想像できそうなんだけど、どうお考えなんだろうとまたコメントしてしまった。
(あ、いま思ったけど『したいこと』と『できるようになる』が違うと考えればいいのか?ということは上手にフェラチオができるようになっても奴隷さんのしたいことじゃないという状況なら、成立するね!!…イヤイくわえてるけどめちゃフェラチオ上手な奴隷^^;)
そんな不躾な質問にも『奴隷側の視点を持つ必要性の有無は置いといて、そもそも奴隷側から物事を見るという思考回路自体存在しない』としっかりとお答えいただけました。
また奴隷さんにとってしたいことになってしまった調教も、ご主人様の『気分』でしたりしなかったりするそうです。(じゃあ、『奴隷のしたい調教はしない』って決めセリフは言葉のあやだったのかな。それだったら質問して悪かったね^^;)
これも好みは置いといて、すっきりされていただいた。
このふたつを見る限り。
この方は奴隷さん側の快感や感情があることを理解しているけど、それらは思考回路の外に追いやっているということになるのかな。
なるほどね、意識していることを思考の外に出す、しかも『気分』で…、これってけっこう大変なことだと思うのだけど、それをしているということなんだね。
その人ひとりに聞いたってご主人様の総意を知れるわけじゃないのだけど、まあブログでコメント欄を設置されているわけだから、わたしなりに失礼にならないように質問をすることはいけないことではないよね。
いきなり不躾に質問されたのだけど一蹴されずにお答えくださって、それには感謝しようと思う。
たまたま虫の居所のせいでコメントしてしまったけれど、そのブログに限らずその手の内容を目にすると疑問に思うことが時々あった。
『奴隷に人格はない』とか『ご主人様のために存在している』とか、奴隷さんの感情や快感がないものと扱うこと、これって本気でそう思ってるのだろうかと訝しく思うのだ。
『寿司とマヨネーズ』という本に『ご主人様と奴隷という大人のゲームをこの上なくまじめに貫いた』と書いてあったけど、それと同じように、わかっているけど敢えて伏せているのであれば多少は理解できる。
ロールプレイングゲームに水を差すような話題をしてしまって申し訳ないと、ちょっとごめんなさい、です。
でも、もし仮に、本気で『奴隷のためはなくて、ご主人様のために存在している』とご主人様が思っているなら、もしくは奴隷さん側の快楽について考えを巡らす想像力さえ持ち合わせていないとしたら、わたしは『小さな子供』を連想してしまうのだ。
以前『mother』というエントリを書いたけど、相手の感情を想像しない想像力欠如、この人は自分のために存在していると疑うことなく思っているというのって、小さな子供のママに対する気持ちと極めて近いと思うはわたしだけかな。
渦中の人はどう思っているのだろう。
そんな思いが過って普段なら絶対スルーする内容なのにコメントしちゃった。
それぞれお好みだと思うのでなんでもいいのだけど、再三に渡ってコメントしてしまって若干荒らしのような状態になってしまったことは、ごめんなさいと思います^^;
やっぱり虫の居所が悪かったんだなぁ。
これから荒しのりん子にならないように虫さんのご機嫌取っておこうと思います^^
おまけ^^
奴隷制度じゃないから、そこに出向く奴隷さんにも何かしらの快楽はある、快楽がないなら嫌悪されているご主人様ということならあり得ると書いたけど、もうひとつパターンがある。
それは『期待』だね。
かつて『あなたのM性を引き出してあげる』と言われて、救いを求めるように呼び出されるままに出かけていったことがあるけど、そのときのわたしのモチベーションは快楽があるから行ったのではなくて、行けば叶うかもしれないという『期待』だったな。
だから快楽もなくてイヤイヤでもなくて『期待』故に性処理に出向くということはあるね。
ただし、この場合は、結局期待ハズレで、遅かれ早かれおしまいになる可能性が高いと思うけどね^^
<関連エントリー>
『mother』
『M女の快感』
『徒然に「M女の快感」』
今朝の「等式」感想です。
荒らし行為に精神的に少し加担してしまいました(笑)あまりにも面白かったので、小学生の絵日記みたいで直ぐに書くことがなくなりそうなブログでした。ある特定のタイプのご主人様=子供・奴隷=何でも望みをかなえてくれる優しいお母さん説に私は異論御座いません。
この「ご主人様」の言う「常に」が余計だったんですよ、それがなければあそこまで書かなかったと思う。(笑)
ちょっと虫の居所が悪かったのかもしれない。
チラッと覗いたご主人様ブログ、そこで見た『言葉』に日頃感じていた疑問が重なってコメントしてしまった。
飽きるほど見て来たその『言葉』、普段なら気に留めてもやり過ごすようなこと。
批判するつもりはなかったけれど、スルーできずにコメントしてしまったのはきっとわたしの虫の居所のせいなんだと思う。
本来、よそ様にコメントした内容を話題に出すなら相手先に了解を得てブログ名などを紹介することが筋かと思うけど、いままで飽きるほど目にしてきた『言葉』のひとつにたまたまコメントしたということなので、その方ひとり指しているのではなく、そういう『言葉』全体に対する疑問だとご理解いただいてそのブログの詳細を記さないことをご了解ください。
文中のコメントやレス部分はわたしの解釈で要約していることもご了承ください。
ご主人様が奴隷さんを呼び出し性処理をさせて帰したそうだ。
まあ、この手のブログではよくあること。
性処理をしてすこし裸体を晒して画像を撮る。
それだけして帰したと書いてあった。
その行為に対して、これまたよく目にする『言葉』が添えられていた。
『奴隷はご主人様の快楽のために存在している』と。
奴隷さんには何一つ気持ちいいこともご褒美もなく、性処理と画像を撮るというご主人様のためだけに行った行為から、そう書かれているのだろう。
うん、こういうスタンスも腐るほど目にする。
でも、これって実際のところどうなんだろう?
奴隷制度じゃあるまいし、何か弱味を握られて脅されているなんてことじゃない限り、性処理だけをしに来る奴隷さんにも自ら動く理由があるはずだよね。
ご主人様に喜んでもらうことで得る喜びとか性処理だけで帰される被虐的陶酔とか、その理由があるということは奴隷さん側にも何かしらの快楽が発生しているはずだよね。
もしかして、イヤイヤ嫌悪感満載で行っているなら快楽は存在しないかもしれなけど、嫌悪されてるご主人様っていうのもどうかと思うしね(笑)
奴隷さん側に何らかの快楽が発生している時点で『ご主人様のために存在している』だけということはあり得ないんだよね。
『ご主人様の快楽のために存在していることで得られる快楽』があるはずなんだ。
ということは、反対側から見たらご主人様は奴隷さんの快楽のために存在しているといえなくもない。
『ご主人様のために存在している』ということも間違いじゃないし、それを言葉にすることだって個人の自由だから、それはかまわない。
わたしが疑問に思ったのは、そういうことを口にするご主人様方はそれを本気で思っているのだろうかということなんだ。
両方が互いの快楽のために存在していることは理解しながらも敢えてそう書いているのか、それとも本気でそう思っているのか。
そんな疑問を、そのまま投げかけてみた。
そんな不躾な質問にも関わらず丁寧に答えてくださった。
で、そのご主人様は『奴隷側にも快楽があること』は認めてらっしゃいました。
が、ご主人様のコントロール下にあるならば、それは『精神の奴隷』だとおっしゃていました。
『精神の奴隷』がイマイチ漠然としてわからなのだけど^^;
きっと、精神の奴隷だという状態があったとして、その状態である限り『ご主人様のための存在している』ということがおっしゃりたいのかな?と読み取りました。
わたしが聞きたかったのは『奴隷側の快楽の存在』と『それ故、ご主人様も奴隷のために存在しているといえない?』とだったので前者は認めつつも後者は否定ということなんだろうな。
わかっているけど敢えて伏せている、もしくはわかっているけど認めていないということなのかな。
それが好みかどうかは置いといて、ある意味腑に落ちました。
腑に落ちて、それでおしまいにしたかったんだけど!!
それらの回答の文末に、これまた疑問が湧いてしまう『言葉』が書かれていて、わたしったらさらにそこを質問してしまったのだ!!
この辺りから、若干荒らしの様相を呈する、りん子…^^;
だって、『奴隷のしたい調教はしないと常に思ってる』なんておっしゃるんだもの。
たぶん『ご主人様のため』ということを強調したかったのかな。
でも、これに疑問を抱いてしまった。
じゃあ、調教(?)が進んで、その行為を奴隷さんが望んでしまったら、もうそれはしないの?
ということは、最終的にはすることなくなっちゃうし、ご自身のしたいこと全然できないじゃない?
もし常にそう思っているとしたら、奴隷さんのさじ加減で調教内容が変わってきちゃわない?
鞭がイヤなら『鞭をしてほしいです』と言えばしなくなって、アナルがしたければ『お尻は恐いです』と言えばしてもらえるってことになるよね?
饅頭恐いだ。
なんだか奴隷さんが調教内容を決めているみたいじゃない?
奴隷側にも快楽が存在していると認めてらっしゃるなら、こういう展開になっていくこともあり得ると当然想像できそうなんだけど、どうお考えなんだろうとまたコメントしてしまった。
(あ、いま思ったけど『したいこと』と『できるようになる』が違うと考えればいいのか?ということは上手にフェラチオができるようになっても奴隷さんのしたいことじゃないという状況なら、成立するね!!…イヤイくわえてるけどめちゃフェラチオ上手な奴隷^^;)
そんな不躾な質問にも『奴隷側の視点を持つ必要性の有無は置いといて、そもそも奴隷側から物事を見るという思考回路自体存在しない』としっかりとお答えいただけました。
また奴隷さんにとってしたいことになってしまった調教も、ご主人様の『気分』でしたりしなかったりするそうです。(じゃあ、『奴隷のしたい調教はしない』って決めセリフは言葉のあやだったのかな。それだったら質問して悪かったね^^;)
これも好みは置いといて、すっきりされていただいた。
このふたつを見る限り。
この方は奴隷さん側の快感や感情があることを理解しているけど、それらは思考回路の外に追いやっているということになるのかな。
なるほどね、意識していることを思考の外に出す、しかも『気分』で…、これってけっこう大変なことだと思うのだけど、それをしているということなんだね。
その人ひとりに聞いたってご主人様の総意を知れるわけじゃないのだけど、まあブログでコメント欄を設置されているわけだから、わたしなりに失礼にならないように質問をすることはいけないことではないよね。
いきなり不躾に質問されたのだけど一蹴されずにお答えくださって、それには感謝しようと思う。
たまたま虫の居所のせいでコメントしてしまったけれど、そのブログに限らずその手の内容を目にすると疑問に思うことが時々あった。
『奴隷に人格はない』とか『ご主人様のために存在している』とか、奴隷さんの感情や快感がないものと扱うこと、これって本気でそう思ってるのだろうかと訝しく思うのだ。
『寿司とマヨネーズ』という本に『ご主人様と奴隷という大人のゲームをこの上なくまじめに貫いた』と書いてあったけど、それと同じように、わかっているけど敢えて伏せているのであれば多少は理解できる。
ロールプレイングゲームに水を差すような話題をしてしまって申し訳ないと、ちょっとごめんなさい、です。
でも、もし仮に、本気で『奴隷のためはなくて、ご主人様のために存在している』とご主人様が思っているなら、もしくは奴隷さん側の快楽について考えを巡らす想像力さえ持ち合わせていないとしたら、わたしは『小さな子供』を連想してしまうのだ。
以前『mother』というエントリを書いたけど、相手の感情を想像しない想像力欠如、この人は自分のために存在していると疑うことなく思っているというのって、小さな子供のママに対する気持ちと極めて近いと思うはわたしだけかな。
渦中の人はどう思っているのだろう。
そんな思いが過って普段なら絶対スルーする内容なのにコメントしちゃった。
それぞれお好みだと思うのでなんでもいいのだけど、再三に渡ってコメントしてしまって若干荒らしのような状態になってしまったことは、ごめんなさいと思います^^;
やっぱり虫の居所が悪かったんだなぁ。
これから荒しのりん子にならないように虫さんのご機嫌取っておこうと思います^^
おまけ^^
奴隷制度じゃないから、そこに出向く奴隷さんにも何かしらの快楽はある、快楽がないなら嫌悪されているご主人様ということならあり得ると書いたけど、もうひとつパターンがある。
それは『期待』だね。
かつて『あなたのM性を引き出してあげる』と言われて、救いを求めるように呼び出されるままに出かけていったことがあるけど、そのときのわたしのモチベーションは快楽があるから行ったのではなくて、行けば叶うかもしれないという『期待』だったな。
だから快楽もなくてイヤイヤでもなくて『期待』故に性処理に出向くということはあるね。
ただし、この場合は、結局期待ハズレで、遅かれ早かれおしまいになる可能性が高いと思うけどね^^
<関連エントリー>
『mother』
『M女の快感』
『徒然に「M女の快感」』
今朝の「等式」感想です。
荒らし行為に精神的に少し加担してしまいました(笑)あまりにも面白かったので、小学生の絵日記みたいで直ぐに書くことがなくなりそうなブログでした。ある特定のタイプのご主人様=子供・奴隷=何でも望みをかなえてくれる優しいお母さん説に私は異論御座いません。
この「ご主人様」の言う「常に」が余計だったんですよ、それがなければあそこまで書かなかったと思う。(笑)
絶叫 その1
非日常的な日常
最初からバイブなどなどを使って焦らされて「これじゃ気持ちよくなれません!!」などと怒ったり、ひと通りして(笑)
まだ入れてもらう前にちょっと一息入れた。
トイレに行ってもいいですか?
もうそれが当然のことのように聞く。
待って
ん?そのときの空気からすんなりOKをもらえるような感じがしていたのに、ダメだった。
どうするんだろう?
洗面器?
ただ来てくれるだけかな?
ガサゴソ。
洗濯バサミだ。
これ付けてから^^
うう、それは痛いです;;
洋服を脱がしてもらい、それを丁寧にハンガーにかけてもらっているのを眺めながらゆっくり近づく死刑執行を待つ気分だ。
この前恐がってしまったから痛いことへの恐怖感はまだすこし残っている。
緊張しながら左、右と挟んで行くのを怖々見る。
ああ、やっぱり痛い。
この洗濯バサミは挟んだ途端に痺れるように痛い。
重みで変形した乳首のまま「いいよ」とトイレのGOサインをくれた。
ジンジンさせながらトイレに向かう。
ドア開けたまま…こっち見て
変形した苦痛の乳首なわたしは那智さんの顔を見ながらおしっこをする。
痛いし恥ずかしいし情けないし、幸せ。
ふうう、痛いです、那智さん
最初からある程度のレベルの痛さだからか、そこから痛さが増して行くのがゆっくりなような気がする。
一定の、でも、着実に増えて行く痛みがずーーっと続いているようだ。
これからどうするんだろう。
ちょっと考えようとしたけど、あまり頭が働かない。
洗濯バサミを外したら、いつものように潰れた乳首を更に潰してしごいて痛くすることだけはわかっているので、いま現在の痛みとその後の恐怖だけで頭がいっぱいになってしまっているみたいだった。
那智さんがベッドに寝転んだのでほとんど無意識にわたしも寄り添う(促されたかな?これから先のことは、ちょっと記憶が曖昧です)
腕枕をしてくれた。
包まれた腕の中で、乳首の痛さは変わらずずっとわたしの頭を支配している。
痛いです、那智さん
ジンジン痺れる。
あんまり痺れて感じるので、その勢いで耐えられないほどの苦痛になだれ込みそうなんだけど、そうならなずにずっと同じトーンでとても痛い。
ふうっと、一瞬痺れる感じが消えたような気がした。
ああ、おまんこが揺れる。
気持ちよくなりそうだ。
今度は快感に転げ落ちるような予感がしたけど、また静かに同じ痛さに戻る。
ずっと痛い状態は変わらないのだけど、快感と強い苦痛が時々交差する。
何度もそれを繰り返す。
りん子、気持ちよさそうだよ
ああ、わかりません。
痛いんです、だけど、これがいい。
たぶん、わたしはいまとても静かだ。
小さい声で痛い痛いとつぶやいて、静かに腰を振っているだけだろう。
いい顔してる
痛そうでしょ?
ううん、気持ちよさそう。もっと見せて
おまんこに手を伸ばして確認された。
ああ、とてもとても濡れているようだ。
不思議、こんなに痛いのに。
那智さん、これ外したら、また潰しますよね?
恐怖を口にしてみた。
うん
ううん、恐怖のはずなんだけど、もうあんまり上手に判断できなくなっている。
痛くて気持ちよくて、恍惚している。
どれくらい時間が経っただろう。
恐らくいままでで一番長く挟んでいる。
このままずっと恍惚としていたいような気さえし始めたとき、痺れる強さが一段上がった気がした。
同時に外した後の恐怖を思い描けてしまった。
あれは、本当に痛い。
それを早く終らせてしまおうという頭が働いたのか『痛過ぎます』のセーフティワードを口にしていた。
恍惚の時間が終わってしまうことがちょっと名残惜しい。
外された瞬間の記憶がない。
左右同時か、別々だったか。
激痛が走ったところから記憶がある。
潰れた乳首を更に潰しているんだ。
ぎゃーーーーーー
大きな声で叫ぶ。
陸に揚げられた魚が跳ねるみたい。
ビタンビタンと体をベッドに打ち付けて、地団駄を踏む。
それでもなぜか乳首は那智さんの指から離れない。
長い。
これもいつもよりずっとずっと長く潰しているような気がした。
ぐりぐりとしごいたのがわかった。
更に激痛。
うわーーーーーーーー
さっきより体が跳ねる。
何かが憑依したみたいに、もう、きっと足も開いて顔も歪んでとても無様な姿になっている。
叫んでも叫んでも一向に終る気配がない。
もっとしごく。
ぜんぜん痛みが軽くならない。
ぶはっ
うわ、これでも、笑ってるわたし。
うははは
ああ、おかしくなってる。
那智さん、抱きしめて
乳首から手は離さず体を寄せてくれた。
腕を回して密着する。
たぶん、笑い声を合図に力はもっと強くなったはずだ。
ぎゃーーーーーーー
絶叫。
終らない激痛とおかしくなっている自分。
ダメ、恐い!!!
痛過ぎます!!!
さっと、すぐ手を引いてくれた。
安堵。
うわーーーーん
涙が溢れた。
恐かったんだよな、よしよし
抱きしめてくれる。
恐かった。
いままでより長くて痛くて、だけどそれを欲して感じている自分をまた知ってしまって、自分がどうなってしまうのかわからなくて、恐かった。
那智さんの腕の中で声を上げて泣いた。
苦痛の快感と泣くカタルシスはわたしをおかしくする。(痴人状態ね)
そのふわふわした状態が続いたまま。
今度は那智さんの膝に抱えられた体勢でスパンキング。
片方のお尻を執拗に何度も何度も打たれた。
わたしは大きな赤ん坊のよう。
何を口走ったかあまり記憶にないのだけど、呂律が回らない口調できゃははと笑いながら時々抱きついたり甘えたりしていた(と思う)
憶えているのは。
スパンキングの途中で体を起こし胡座をかく那智さんに跨がるようにして『那智さん、入れて、ね、入れて』と腰を浮かせてつぶやくようにおねだりしていたことと。
ううん、まだだよ
と言われて、また、そそくさとお尻を差し出していたこと。
たぶん、そこからの流れで入れてもらったと思うのだけど、あまり記憶にない。
ただ、ものすごく気持ちよかった快感の記憶だけがしっかりと残っている。
打撃系以外ではじめて痴人状態になったのではないだろうか。
以前からこの洗濯バサミは快感に繋がっていることはわかっていた。
どうやら痴人状態になるには打撃系では靴べらや孫の手やベルトのような軽い皮膚を痛めつけるようなものよりゴムのバラ鞭の重い痛みのほうが効果的なのはわかっているのだけど、この洗濯バサミがどんな種類の痛みに属していて、どう効果があるのかはわからない。
だけど、とにかく、洗濯バサミは痴人状態には効果があるアイテムのようだ。
いずれにしても絶叫するほどということが重要なのかもしれないね。
<関連エントリー>
痴人状態
『鞭!鞭!鞭!』
『違う場所1 2』
痛い洗濯バサミ
『ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭3』
『緊箍呪』
『変形する乳首』
『徒然に痛みのこと』
今朝の「等式」感想です。
りん子が痛くて泣いた事はないと思う。今回も怖くて泣いた、洗濯ばさみはバネの力だ私の手が動いて可愛がっているわけではない。だから、どうしても限界が見えにくい、りん子自身が限界を決める部分が他の行為よりもあると思う。
今回で基準ができた、私からすると楽にできる可愛がり方で且つかなり酷い、この先を探りたいと思いました。絶叫その2なのかは解りませんが多分私が体験した恐怖(笑)を書いてくれるのかと期待しています。
まだ、色々書きたいのですがりん子の邪魔になるので止めておきます。
朝に引き続き。乳頭の洗濯ばさみは「かなり痛い」と思うし、りん子の乳頭は私と付き合うようになり1.5倍の大きさになった。これは日頃の鍛錬の成果か。痛覚的な刺激で大きくなったか、触りすぎて大きくなったかは解りません。(笑)
最初が小さかったので、まあ、今は普通位なのですが。それを話すとりん子は嬉しくもあり、かなしくもあり、少し誇らしげな顔を見せてくれます。
最初からバイブなどなどを使って焦らされて「これじゃ気持ちよくなれません!!」などと怒ったり、ひと通りして(笑)
まだ入れてもらう前にちょっと一息入れた。
トイレに行ってもいいですか?
もうそれが当然のことのように聞く。
待って
ん?そのときの空気からすんなりOKをもらえるような感じがしていたのに、ダメだった。
どうするんだろう?
洗面器?
ただ来てくれるだけかな?
ガサゴソ。
洗濯バサミだ。
これ付けてから^^
うう、それは痛いです;;
洋服を脱がしてもらい、それを丁寧にハンガーにかけてもらっているのを眺めながらゆっくり近づく死刑執行を待つ気分だ。
この前恐がってしまったから痛いことへの恐怖感はまだすこし残っている。
緊張しながら左、右と挟んで行くのを怖々見る。
ああ、やっぱり痛い。
この洗濯バサミは挟んだ途端に痺れるように痛い。
重みで変形した乳首のまま「いいよ」とトイレのGOサインをくれた。
ジンジンさせながらトイレに向かう。
ドア開けたまま…こっち見て
変形した苦痛の乳首なわたしは那智さんの顔を見ながらおしっこをする。
痛いし恥ずかしいし情けないし、幸せ。
ふうう、痛いです、那智さん
最初からある程度のレベルの痛さだからか、そこから痛さが増して行くのがゆっくりなような気がする。
一定の、でも、着実に増えて行く痛みがずーーっと続いているようだ。
これからどうするんだろう。
ちょっと考えようとしたけど、あまり頭が働かない。
洗濯バサミを外したら、いつものように潰れた乳首を更に潰してしごいて痛くすることだけはわかっているので、いま現在の痛みとその後の恐怖だけで頭がいっぱいになってしまっているみたいだった。
那智さんがベッドに寝転んだのでほとんど無意識にわたしも寄り添う(促されたかな?これから先のことは、ちょっと記憶が曖昧です)
腕枕をしてくれた。
包まれた腕の中で、乳首の痛さは変わらずずっとわたしの頭を支配している。
痛いです、那智さん
ジンジン痺れる。
あんまり痺れて感じるので、その勢いで耐えられないほどの苦痛になだれ込みそうなんだけど、そうならなずにずっと同じトーンでとても痛い。
ふうっと、一瞬痺れる感じが消えたような気がした。
ああ、おまんこが揺れる。
気持ちよくなりそうだ。
今度は快感に転げ落ちるような予感がしたけど、また静かに同じ痛さに戻る。
ずっと痛い状態は変わらないのだけど、快感と強い苦痛が時々交差する。
何度もそれを繰り返す。
りん子、気持ちよさそうだよ
ああ、わかりません。
痛いんです、だけど、これがいい。
たぶん、わたしはいまとても静かだ。
小さい声で痛い痛いとつぶやいて、静かに腰を振っているだけだろう。
いい顔してる
痛そうでしょ?
ううん、気持ちよさそう。もっと見せて
おまんこに手を伸ばして確認された。
ああ、とてもとても濡れているようだ。
不思議、こんなに痛いのに。
那智さん、これ外したら、また潰しますよね?
恐怖を口にしてみた。
うん
ううん、恐怖のはずなんだけど、もうあんまり上手に判断できなくなっている。
痛くて気持ちよくて、恍惚している。
どれくらい時間が経っただろう。
恐らくいままでで一番長く挟んでいる。
このままずっと恍惚としていたいような気さえし始めたとき、痺れる強さが一段上がった気がした。
同時に外した後の恐怖を思い描けてしまった。
あれは、本当に痛い。
それを早く終らせてしまおうという頭が働いたのか『痛過ぎます』のセーフティワードを口にしていた。
恍惚の時間が終わってしまうことがちょっと名残惜しい。
外された瞬間の記憶がない。
左右同時か、別々だったか。
激痛が走ったところから記憶がある。
潰れた乳首を更に潰しているんだ。
ぎゃーーーーーー
大きな声で叫ぶ。
陸に揚げられた魚が跳ねるみたい。
ビタンビタンと体をベッドに打ち付けて、地団駄を踏む。
それでもなぜか乳首は那智さんの指から離れない。
長い。
これもいつもよりずっとずっと長く潰しているような気がした。
ぐりぐりとしごいたのがわかった。
更に激痛。
うわーーーーーーーー
さっきより体が跳ねる。
何かが憑依したみたいに、もう、きっと足も開いて顔も歪んでとても無様な姿になっている。
叫んでも叫んでも一向に終る気配がない。
もっとしごく。
ぜんぜん痛みが軽くならない。
ぶはっ
うわ、これでも、笑ってるわたし。
うははは
ああ、おかしくなってる。
那智さん、抱きしめて
乳首から手は離さず体を寄せてくれた。
腕を回して密着する。
たぶん、笑い声を合図に力はもっと強くなったはずだ。
ぎゃーーーーーーー
絶叫。
終らない激痛とおかしくなっている自分。
ダメ、恐い!!!
痛過ぎます!!!
さっと、すぐ手を引いてくれた。
安堵。
うわーーーーん
涙が溢れた。
恐かったんだよな、よしよし
抱きしめてくれる。
恐かった。
いままでより長くて痛くて、だけどそれを欲して感じている自分をまた知ってしまって、自分がどうなってしまうのかわからなくて、恐かった。
那智さんの腕の中で声を上げて泣いた。
苦痛の快感と泣くカタルシスはわたしをおかしくする。(痴人状態ね)
そのふわふわした状態が続いたまま。
今度は那智さんの膝に抱えられた体勢でスパンキング。
片方のお尻を執拗に何度も何度も打たれた。
わたしは大きな赤ん坊のよう。
何を口走ったかあまり記憶にないのだけど、呂律が回らない口調できゃははと笑いながら時々抱きついたり甘えたりしていた(と思う)
憶えているのは。
スパンキングの途中で体を起こし胡座をかく那智さんに跨がるようにして『那智さん、入れて、ね、入れて』と腰を浮かせてつぶやくようにおねだりしていたことと。
ううん、まだだよ
と言われて、また、そそくさとお尻を差し出していたこと。
たぶん、そこからの流れで入れてもらったと思うのだけど、あまり記憶にない。
ただ、ものすごく気持ちよかった快感の記憶だけがしっかりと残っている。
打撃系以外ではじめて痴人状態になったのではないだろうか。
以前からこの洗濯バサミは快感に繋がっていることはわかっていた。
どうやら痴人状態になるには打撃系では靴べらや孫の手やベルトのような軽い皮膚を痛めつけるようなものよりゴムのバラ鞭の重い痛みのほうが効果的なのはわかっているのだけど、この洗濯バサミがどんな種類の痛みに属していて、どう効果があるのかはわからない。
だけど、とにかく、洗濯バサミは痴人状態には効果があるアイテムのようだ。
いずれにしても絶叫するほどということが重要なのかもしれないね。
<関連エントリー>
痴人状態
『鞭!鞭!鞭!』
『違う場所1 2』
痛い洗濯バサミ
『ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭3』
『緊箍呪』
『変形する乳首』
『徒然に痛みのこと』
今朝の「等式」感想です。
りん子が痛くて泣いた事はないと思う。今回も怖くて泣いた、洗濯ばさみはバネの力だ私の手が動いて可愛がっているわけではない。だから、どうしても限界が見えにくい、りん子自身が限界を決める部分が他の行為よりもあると思う。
今回で基準ができた、私からすると楽にできる可愛がり方で且つかなり酷い、この先を探りたいと思いました。絶叫その2なのかは解りませんが多分私が体験した恐怖(笑)を書いてくれるのかと期待しています。
まだ、色々書きたいのですがりん子の邪魔になるので止めておきます。
朝に引き続き。乳頭の洗濯ばさみは「かなり痛い」と思うし、りん子の乳頭は私と付き合うようになり1.5倍の大きさになった。これは日頃の鍛錬の成果か。痛覚的な刺激で大きくなったか、触りすぎて大きくなったかは解りません。(笑)
最初が小さかったので、まあ、今は普通位なのですが。それを話すとりん子は嬉しくもあり、かなしくもあり、少し誇らしげな顔を見せてくれます。
絶叫 その2
非日常的な日常(ある意味^^)
わたしはとても恐がりだと思う。
一口に『恐い』と言ってもいろいろな種類のものがあるけれど、たぶんかなり多くの種類の『恐い』に対して該当していると思う。
耳のピアスも開けるの恐いし。
夜道にすれ違う人にも、どきどき。
那智さんに後ろから驚かされるだけでも飛び上がるほどの恐がりよう。
痛さを連想させるものやオバケ?のような恐さ、オバケ以上に人も恐いとも思っているし、単純にどきっ!!とさせられることさえも恐い種類に入ってしまっているのだ。
こんなわたしには暗い廊下は心霊スポットになりすれ違う人は殺人鬼になる。
歯医者の椅子なんか処刑台だ(笑)
そして一度『恐い』と思ったらなかなかそこから抜け出せないという厄介な迷路にはまることもある。
まだお付き合いが始まってそれほど経たないころだったと思うけど、夜お電話をしていて恐い話になった。
どんな話か忘れちゃったけど、とにかく恐い迷路にはまってしまった。
那智さんは面白がって『りん子後ろ!!』なんていうのだけど、本気でうわうわ恐がって、廊下に人影があるんじゃなかとかカーテンの隙間から誰か覗いているんじゃないかとか、どんどん自分で恐さを割増ししてしまっていた。
(いや、冷静に考えれば、電話の向こうの那智さんに『後ろ』と言われても、見えてるわけじゃないのにね^^;)
そんなわたしを面白がり、那智さんは遊園地のお化け屋敷に連れいてく計画をもう何年も前から練っている。
富士山の見えるあの遊園地にどうやらとてもとても恐いお化け屋敷があるらしいのだ。
全行程30分もあるお化け屋敷だそうで、その話題が出る度に、絶対無理です!!と拒否していた。
遊園地のお化け屋敷はいつから行っていないだろう。
お化け屋敷にはいい思い出はひとつもない。
高校の文化祭のお化け屋敷でさえも恐くてほとんど前に進めず入り口から出してもらった。
中学生の頃には5人という奇数で遊園地に行き、ジャンケンで負けてミステリーカートなる車のお化け屋敷にひとりで乗るという惨劇にも見舞われている。
このときは片思いの◯君と乗って「きゃー、◯君こわーい」と可愛さアピールする目論見だったが、見事に打ち砕かれた。
「きゃー、こわーい」はおろか、力一杯目を瞑り耳を塞ぎただひたすら座席にうずくまるという最悪の出来事だった。
ネズミさんの国は別物としてもう20年以上行っていないのではないかな。
怖がりだしいい思い出もない、お化け屋敷はわたしの人生から排除されるべきものなのだ。
そんなお化け屋敷、那智さんの目論見を聞かされながらも、なかなか機会に恵まれずまだ行かずに済んでいた。
絶叫のホテルを後にして、中華と紹興酒でお腹いっぱいになり、腹ごなしに夜景を見ながら駅3つ分くらいお散歩した。
もうすぐ目的の駅に着くのだけど、まだすこし時間がある。
名残惜しい気持ちが通り道にある小規模の遊園地へ、わたしたちを誘う。
なんか乗ろうか^^
大中小の3種類くらいのジェットコースターを指して提案してくれた。
いいですよ、いいですよ、ここのジェットコースターは乗ったことないけれど、デートの〆にちょっとスリルを味わうにはちょうど良い規模だと思う。
チケットを買いに受付に行くと、それ以外のアトラクションも一覧になって表示されていた。
ジェットコースター、水の上を走るジェットコースター、子供の乗るゴーカート、いろいろある。
あ、…お化け屋敷…。
ほぼ同時に気づいた。
これにしよう!!
あ〜、やっぱりそう来ますか!?
那智さん、わたし、恐いの苦手ですよ〜?
うん、知ってる^^
うわ、やだな〜、お化け屋敷。
すっごく久しぶりだし、きっと恐がっちゃうな〜。
このとき、那智さんはもちろん、わたし自身でさえ、わたしの『恐がり』を甘く見ていた。
イヤだなとか恐がっちゃうな〜と思いながらも、あの中学生のときに果たせなかった『○くん、こわーい』を叶えることができるかもしれない。
那智さん、こわーい
大丈夫だよ
…わ!!
きゃあ、もう、那智さんったら〜♪
まったくりん子は恐がりだな〜
でも、そこが可愛いんだけどな〜
えへへ♪
恐いながらも、それをダシにいちゃいちゃするわたしたち…。
こんな図を思い描いて、那智さんとなら恐いことも楽しめるかもしれないと、ちょっと甘酸っぱい気持ちが盛り上がり、さほど抵抗せずチケットを購入する那智さんの後についていた。
チケット売り場の後方にある大きな建物の一回にお化け屋敷はあるようだ。
ちょっぴり恐い、でも甘酸っぱい気持ちでそちらに歩きながら、はたと気づく…那智さん『わ!!』って脅かす、それくらい想像はしていたけど、いや、『わ!!』なんて可愛らしいものじゃない、那智さんのことだ、わたしが泣くくらいまで脅かすに決まってる、しかも何度も…。
中学時代に果たせなかった思いが強すぎたのか、いま現在わたしの隣りにいて手を引いてくれるリアルな人物のキャラクターに思いを巡らせることを怠ってしまっていた。
うう、恐怖レベルの針がプンッと一目盛り分跳ねた。
しかし、ここで『脅かさないでくださいね』なんて言おうものなら、5倍になって帰って来る。
とりあえず跳ねた針を見ないフリをして建物に近づいていく。
近づくに連れて、あのお化け屋敷の入り口特有のいやーーーな空気になってきた。
黒字に赤の文字。
中世の鎧兜。
おどろおどろしいBGMと叫び声。
あ…、わたし、ダメかもしれない…、ううん、ダメだって昔から決まっていたことじゃん。
なんでいままで忘れてた!?
恐怖レベルの針がさらに5つくらい一気に上がる。
わたしったら、一瞬甘美な想像が那智さんのキャラクターも、自分の『恐がり』度合いも見て見ぬフリしてたよね!!
どうしよう、やっぱり無理かも…。
入り口に到着した頃には、すでに後悔していた。
それと同時進行で、那智さんはサクサクと係の人とやり取りをしている。
お道具鞄のコロコロバッグは持って入らないのいけなのかという話のようだ。
こちらではお預かりできませんので、お持ちいただくか、コインロッカーに預けていただくしかありません
そうかぁ、出て来るまで何分くらいかかりますか?
5、6分ですね
じゃあ、持っていきます
ご、ろっぷん〜〜〜!!!
あああああ、そうだ、お化け屋敷というのは『ご、ろっぷん』かかるんだ。
なんで、わたしったら、その辺をリアルに想像しないでいちゃいちゃの想像ばかりしてたんだ!!
『ご、ろっぷん』も恐怖の中にいるなんてあってはならない事態だ。
那智さんのキャラクターと恐怖の滞在時間に打ちのめされそうになっているわたしにトドメの一撃。
『人による脅かし』があるコースとないコースがありますが、どちらにしますか?
ひ、ひ、ひとによる、脅かし?!
じゃあ、あるほうで
無理です、無理です、信じられない!!
人が脅かして来る。
人っていうのは、人形とは違うから意思で動くんですよ。
人形なら20㎝しか前に出ないところが、人なら気分で30㎝も40㎝もこちらに近づけるし、追いかけようと思えば追いかけることもできる生き物なんですよ!!
お化け屋敷で人力を使ってはいけません!!
頭の中で拒否、否定、抵抗するけど、人ってあまりにショックだとそれを表現することができなくなるのかもしれない、あわあわしながらもなんだか大人しく従っていった。
なにやらチェックポイントがあるそうで、渡されたライトをかざすと次のエリアに行かれるそうだ。
全部クリアしたら出口だけど、そのチェックポイントにはギブアップ用のルートもあるらしい。
係の女の子がそんな説明を聞いて、いざスタート。
那智さん左手にライト、右手にコロコロ。
スタスタと進んでいく。
ゲートみたいなのをくぐった。
ここからお化け屋敷だ!!
お化け屋敷に入ったという認識だけで、恐怖レベルMAX!!!
一瞬にして針が振り切れた。
うわぁぁぁ!!!!
やっぱりダメ〜〜!!
何かあるかとか、何かないかとか、関係ない。
お化け屋敷に入ったということだけで、もう絶叫しないではいられない。
那智さん、やっぱり恐いです!!!
恐すぎる。
恐くて目を開けられない。
それに絶対目を開けちゃいけない。
開けたらもっと恐くなる。
恐すぎる。
恐くて叫ばずにはいれらない。
叫んでいないと正気を失いそうだし、別の恐い声が耳に入ってくる。
もう、外界からの刺激を遮断していないと耐えられない。
那智さんの左肩後方に顔を押し付け『無理無理!!』とか『もう、やだ〜』とか声を上げながら、目を堅く瞑ってヨチヨチついて行くことが精一杯。
時折、足元から『プシューー』とガスが吹き出たり、何やら『あうあう』呻き声が聞こえてきたり。
その度に
ああああ、なんか足〜〜〜〜!!!
那智さん、誰かあうあう言ってます〜〜〜〜〜!!!!
絶叫のさらに上を行く絶叫。
ずっと那智さんにしがみついて下を向いて歩く。
全身から汗は吹き出るし、喉もだんだん枯れていく。
右手にコロコロ、左手にライト、右肩にわたしの那智さん。
いつまで経っても終わりの気配がしない。
時々那智さんがライトをかざしているのかチェックポイントクリアの音声が聞こえるけど、もういくつクリアしてるかもわからない。
那智さん、もうおしまいにしてくださいー!!
もちろん、聞き入れてくれない。
ああ、もう、自分で自分がコントロールできていない。
恐怖レベルの針はずーーっとMAX、振り切ったまま。
恐い迷路に迷い込んでしまって、もう何をどうしても恐い。
ごめんなさい!!
とうとう、誰かに対して謝り出した。
ごめんなさい!!
わたし、恐がりなんです!!
今度は自己紹介しはじめてるよ、わたし!!
恐いのダメなんです!!
お願いします、あんまり脅かさないでください!!!!
ついにはお化け屋敷で『脅かさないで』とお願いまでし出す始末。
だって『人の脅かし』がある方なんだもん。
その人にこの気持ちが届くようにもう必死に訴えていた。
ほんと、恐がりなんです。
恐いのダメなんです。
お願い脅かさないで!!
大声で自己アピールと懇願。
ずっと絶叫しながら自己紹介する女を連れ、5、6分間、ひたすらチェックポイントをクリアしていく那智さんの情けなさは如何ばかりか。
結局、二度ほど薄目を開けて暗い床を見ただけで、それ以外は那智さんの肩に顔をうずめて目を瞑ってヨチヨチ歩いていた。
あまりの豹変ぶりと異常な恐がりように那智さんはわたしのことを『恐い』と思ってしまったそうだ!!
たとえば悪魔に取り憑かれた人間に遭遇したような恐さだろうか。
さすがに絶叫しながら自己紹介する女を『可愛いヤツ』とは思ってくれず、可愛いどころか、恐がられるわたし…。
おそらく、那智さんもお化け屋敷に入ろうと提案したときに想像してた『まったくりん子は恐がりだな〜♪』なんて状況とは大きくかけ離れていると感じていただろう。
恐いし、恥ずかしいし、反面『守らなきゃ』という保護者の気持ちも湧き、とても複雑でけっこう大変だったようだ。
『わ!!』って脅かすことなんて頭から飛んでしまっていたみたい。
那智さんの専売特許の『いじめっこ』は、このときばかりは影を潜めて、ただ単に黙々とクリアする人になっていた^^;
わたしも絶叫したけど、那智さんも心の中で違う意味で絶叫していたかもしれない^^
かくして絶叫のデートはふたりともヘトヘトで幕を閉じたのでした。
わたしはとても恐がり。
今回、わたし自身もわたしの『恐がり』を侮っていた。
お化け屋敷で自己紹介するような恐がりは『那智さん、こわーい♪』なんて妄想しちゃいけないんだ。
だから中学生のときに果たせなかった『○くん、こわーい♪』はおそらく一生叶わないだろう。
って、今回は骨身にしみたから、叶わなくてもいいの!!
『那智さんに恐がられるわたし』なんて、ぜんぜん好みの立ち位置じゃないもん。
今朝の「等式」感想です。
りん子の事が怖いと思ったのは初めてです、あの絶叫の連続は並みではない。そして、りん子の「羞恥心」VS「恐怖心」はかる~く恐怖心が勝つと言うことを思い知らされました。私も「びっくり(驚き)」はします、恐がりではないと思いますが。
だから、感想として恐がりと驚きニュアンスの違いを楽しもうと提案しても無駄でした。(笑)今なら、まあ、可愛いと言えるけれど、その時のりん子の絶叫はお化けよりも怖い。そして、今思いましたが、怒りや笑いが自分の声で増幅するように恐怖も同じような効果があるのではないかと思った次第です。
わたしはとても恐がりだと思う。
一口に『恐い』と言ってもいろいろな種類のものがあるけれど、たぶんかなり多くの種類の『恐い』に対して該当していると思う。
耳のピアスも開けるの恐いし。
夜道にすれ違う人にも、どきどき。
那智さんに後ろから驚かされるだけでも飛び上がるほどの恐がりよう。
痛さを連想させるものやオバケ?のような恐さ、オバケ以上に人も恐いとも思っているし、単純にどきっ!!とさせられることさえも恐い種類に入ってしまっているのだ。
こんなわたしには暗い廊下は心霊スポットになりすれ違う人は殺人鬼になる。
歯医者の椅子なんか処刑台だ(笑)
そして一度『恐い』と思ったらなかなかそこから抜け出せないという厄介な迷路にはまることもある。
まだお付き合いが始まってそれほど経たないころだったと思うけど、夜お電話をしていて恐い話になった。
どんな話か忘れちゃったけど、とにかく恐い迷路にはまってしまった。
那智さんは面白がって『りん子後ろ!!』なんていうのだけど、本気でうわうわ恐がって、廊下に人影があるんじゃなかとかカーテンの隙間から誰か覗いているんじゃないかとか、どんどん自分で恐さを割増ししてしまっていた。
(いや、冷静に考えれば、電話の向こうの那智さんに『後ろ』と言われても、見えてるわけじゃないのにね^^;)
そんなわたしを面白がり、那智さんは遊園地のお化け屋敷に連れいてく計画をもう何年も前から練っている。
富士山の見えるあの遊園地にどうやらとてもとても恐いお化け屋敷があるらしいのだ。
全行程30分もあるお化け屋敷だそうで、その話題が出る度に、絶対無理です!!と拒否していた。
遊園地のお化け屋敷はいつから行っていないだろう。
お化け屋敷にはいい思い出はひとつもない。
高校の文化祭のお化け屋敷でさえも恐くてほとんど前に進めず入り口から出してもらった。
中学生の頃には5人という奇数で遊園地に行き、ジャンケンで負けてミステリーカートなる車のお化け屋敷にひとりで乗るという惨劇にも見舞われている。
このときは片思いの◯君と乗って「きゃー、◯君こわーい」と可愛さアピールする目論見だったが、見事に打ち砕かれた。
「きゃー、こわーい」はおろか、力一杯目を瞑り耳を塞ぎただひたすら座席にうずくまるという最悪の出来事だった。
ネズミさんの国は別物としてもう20年以上行っていないのではないかな。
怖がりだしいい思い出もない、お化け屋敷はわたしの人生から排除されるべきものなのだ。
そんなお化け屋敷、那智さんの目論見を聞かされながらも、なかなか機会に恵まれずまだ行かずに済んでいた。
絶叫のホテルを後にして、中華と紹興酒でお腹いっぱいになり、腹ごなしに夜景を見ながら駅3つ分くらいお散歩した。
もうすぐ目的の駅に着くのだけど、まだすこし時間がある。
名残惜しい気持ちが通り道にある小規模の遊園地へ、わたしたちを誘う。
なんか乗ろうか^^
大中小の3種類くらいのジェットコースターを指して提案してくれた。
いいですよ、いいですよ、ここのジェットコースターは乗ったことないけれど、デートの〆にちょっとスリルを味わうにはちょうど良い規模だと思う。
チケットを買いに受付に行くと、それ以外のアトラクションも一覧になって表示されていた。
ジェットコースター、水の上を走るジェットコースター、子供の乗るゴーカート、いろいろある。
あ、…お化け屋敷…。
ほぼ同時に気づいた。
これにしよう!!
あ〜、やっぱりそう来ますか!?
那智さん、わたし、恐いの苦手ですよ〜?
うん、知ってる^^
うわ、やだな〜、お化け屋敷。
すっごく久しぶりだし、きっと恐がっちゃうな〜。
このとき、那智さんはもちろん、わたし自身でさえ、わたしの『恐がり』を甘く見ていた。
イヤだなとか恐がっちゃうな〜と思いながらも、あの中学生のときに果たせなかった『○くん、こわーい』を叶えることができるかもしれない。
那智さん、こわーい
大丈夫だよ
…わ!!
きゃあ、もう、那智さんったら〜♪
まったくりん子は恐がりだな〜
でも、そこが可愛いんだけどな〜
えへへ♪
恐いながらも、それをダシにいちゃいちゃするわたしたち…。
こんな図を思い描いて、那智さんとなら恐いことも楽しめるかもしれないと、ちょっと甘酸っぱい気持ちが盛り上がり、さほど抵抗せずチケットを購入する那智さんの後についていた。
チケット売り場の後方にある大きな建物の一回にお化け屋敷はあるようだ。
ちょっぴり恐い、でも甘酸っぱい気持ちでそちらに歩きながら、はたと気づく…那智さん『わ!!』って脅かす、それくらい想像はしていたけど、いや、『わ!!』なんて可愛らしいものじゃない、那智さんのことだ、わたしが泣くくらいまで脅かすに決まってる、しかも何度も…。
中学時代に果たせなかった思いが強すぎたのか、いま現在わたしの隣りにいて手を引いてくれるリアルな人物のキャラクターに思いを巡らせることを怠ってしまっていた。
うう、恐怖レベルの針がプンッと一目盛り分跳ねた。
しかし、ここで『脅かさないでくださいね』なんて言おうものなら、5倍になって帰って来る。
とりあえず跳ねた針を見ないフリをして建物に近づいていく。
近づくに連れて、あのお化け屋敷の入り口特有のいやーーーな空気になってきた。
黒字に赤の文字。
中世の鎧兜。
おどろおどろしいBGMと叫び声。
あ…、わたし、ダメかもしれない…、ううん、ダメだって昔から決まっていたことじゃん。
なんでいままで忘れてた!?
恐怖レベルの針がさらに5つくらい一気に上がる。
わたしったら、一瞬甘美な想像が那智さんのキャラクターも、自分の『恐がり』度合いも見て見ぬフリしてたよね!!
どうしよう、やっぱり無理かも…。
入り口に到着した頃には、すでに後悔していた。
それと同時進行で、那智さんはサクサクと係の人とやり取りをしている。
お道具鞄のコロコロバッグは持って入らないのいけなのかという話のようだ。
こちらではお預かりできませんので、お持ちいただくか、コインロッカーに預けていただくしかありません
そうかぁ、出て来るまで何分くらいかかりますか?
5、6分ですね
じゃあ、持っていきます
ご、ろっぷん〜〜〜!!!
あああああ、そうだ、お化け屋敷というのは『ご、ろっぷん』かかるんだ。
なんで、わたしったら、その辺をリアルに想像しないでいちゃいちゃの想像ばかりしてたんだ!!
『ご、ろっぷん』も恐怖の中にいるなんてあってはならない事態だ。
那智さんのキャラクターと恐怖の滞在時間に打ちのめされそうになっているわたしにトドメの一撃。
『人による脅かし』があるコースとないコースがありますが、どちらにしますか?
ひ、ひ、ひとによる、脅かし?!
じゃあ、あるほうで
無理です、無理です、信じられない!!
人が脅かして来る。
人っていうのは、人形とは違うから意思で動くんですよ。
人形なら20㎝しか前に出ないところが、人なら気分で30㎝も40㎝もこちらに近づけるし、追いかけようと思えば追いかけることもできる生き物なんですよ!!
お化け屋敷で人力を使ってはいけません!!
頭の中で拒否、否定、抵抗するけど、人ってあまりにショックだとそれを表現することができなくなるのかもしれない、あわあわしながらもなんだか大人しく従っていった。
なにやらチェックポイントがあるそうで、渡されたライトをかざすと次のエリアに行かれるそうだ。
全部クリアしたら出口だけど、そのチェックポイントにはギブアップ用のルートもあるらしい。
係の女の子がそんな説明を聞いて、いざスタート。
那智さん左手にライト、右手にコロコロ。
スタスタと進んでいく。
ゲートみたいなのをくぐった。
ここからお化け屋敷だ!!
お化け屋敷に入ったという認識だけで、恐怖レベルMAX!!!
一瞬にして針が振り切れた。
うわぁぁぁ!!!!
やっぱりダメ〜〜!!
何かあるかとか、何かないかとか、関係ない。
お化け屋敷に入ったということだけで、もう絶叫しないではいられない。
那智さん、やっぱり恐いです!!!
恐すぎる。
恐くて目を開けられない。
それに絶対目を開けちゃいけない。
開けたらもっと恐くなる。
恐すぎる。
恐くて叫ばずにはいれらない。
叫んでいないと正気を失いそうだし、別の恐い声が耳に入ってくる。
もう、外界からの刺激を遮断していないと耐えられない。
那智さんの左肩後方に顔を押し付け『無理無理!!』とか『もう、やだ〜』とか声を上げながら、目を堅く瞑ってヨチヨチついて行くことが精一杯。
時折、足元から『プシューー』とガスが吹き出たり、何やら『あうあう』呻き声が聞こえてきたり。
その度に
ああああ、なんか足〜〜〜〜!!!
那智さん、誰かあうあう言ってます〜〜〜〜〜!!!!
絶叫のさらに上を行く絶叫。
ずっと那智さんにしがみついて下を向いて歩く。
全身から汗は吹き出るし、喉もだんだん枯れていく。
右手にコロコロ、左手にライト、右肩にわたしの那智さん。
いつまで経っても終わりの気配がしない。
時々那智さんがライトをかざしているのかチェックポイントクリアの音声が聞こえるけど、もういくつクリアしてるかもわからない。
那智さん、もうおしまいにしてくださいー!!
もちろん、聞き入れてくれない。
ああ、もう、自分で自分がコントロールできていない。
恐怖レベルの針はずーーっとMAX、振り切ったまま。
恐い迷路に迷い込んでしまって、もう何をどうしても恐い。
ごめんなさい!!
とうとう、誰かに対して謝り出した。
ごめんなさい!!
わたし、恐がりなんです!!
今度は自己紹介しはじめてるよ、わたし!!
恐いのダメなんです!!
お願いします、あんまり脅かさないでください!!!!
ついにはお化け屋敷で『脅かさないで』とお願いまでし出す始末。
だって『人の脅かし』がある方なんだもん。
その人にこの気持ちが届くようにもう必死に訴えていた。
ほんと、恐がりなんです。
恐いのダメなんです。
お願い脅かさないで!!
大声で自己アピールと懇願。
ずっと絶叫しながら自己紹介する女を連れ、5、6分間、ひたすらチェックポイントをクリアしていく那智さんの情けなさは如何ばかりか。
結局、二度ほど薄目を開けて暗い床を見ただけで、それ以外は那智さんの肩に顔をうずめて目を瞑ってヨチヨチ歩いていた。
あまりの豹変ぶりと異常な恐がりように那智さんはわたしのことを『恐い』と思ってしまったそうだ!!
たとえば悪魔に取り憑かれた人間に遭遇したような恐さだろうか。
さすがに絶叫しながら自己紹介する女を『可愛いヤツ』とは思ってくれず、可愛いどころか、恐がられるわたし…。
おそらく、那智さんもお化け屋敷に入ろうと提案したときに想像してた『まったくりん子は恐がりだな〜♪』なんて状況とは大きくかけ離れていると感じていただろう。
恐いし、恥ずかしいし、反面『守らなきゃ』という保護者の気持ちも湧き、とても複雑でけっこう大変だったようだ。
『わ!!』って脅かすことなんて頭から飛んでしまっていたみたい。
那智さんの専売特許の『いじめっこ』は、このときばかりは影を潜めて、ただ単に黙々とクリアする人になっていた^^;
わたしも絶叫したけど、那智さんも心の中で違う意味で絶叫していたかもしれない^^
かくして絶叫のデートはふたりともヘトヘトで幕を閉じたのでした。
わたしはとても恐がり。
今回、わたし自身もわたしの『恐がり』を侮っていた。
お化け屋敷で自己紹介するような恐がりは『那智さん、こわーい♪』なんて妄想しちゃいけないんだ。
だから中学生のときに果たせなかった『○くん、こわーい♪』はおそらく一生叶わないだろう。
って、今回は骨身にしみたから、叶わなくてもいいの!!
『那智さんに恐がられるわたし』なんて、ぜんぜん好みの立ち位置じゃないもん。
今朝の「等式」感想です。
りん子の事が怖いと思ったのは初めてです、あの絶叫の連続は並みではない。そして、りん子の「羞恥心」VS「恐怖心」はかる~く恐怖心が勝つと言うことを思い知らされました。私も「びっくり(驚き)」はします、恐がりではないと思いますが。
だから、感想として恐がりと驚きニュアンスの違いを楽しもうと提案しても無駄でした。(笑)今なら、まあ、可愛いと言えるけれど、その時のりん子の絶叫はお化けよりも怖い。そして、今思いましたが、怒りや笑いが自分の声で増幅するように恐怖も同じような効果があるのではないかと思った次第です。