バイオレンス前後
非日常的な日常
『バイオレンス^^』の前後。
居酒屋を出てからお仕事場までとお仕事場を出てから駅までの間。
ずっと露出行為をしていた。
5話くらいの続き物にできそうなくらい(笑)
だけど『バイオレンス^^』とは切り離して書こうと思う。
なぜならこの露出行為はわたしにとって喜びにならなかったから。
まずはじまりは居酒屋の入り口。
地下にある居酒屋の扉を出て地上に向かう階段までのわずかな空間、そこで『どこでもわんこ』。
生け簀の大きな水槽の前だった。
会計が済んでふたりほろ酔いで扉を出たら突然の「わんこ」指示。
ここで?
人が降りてくるか、出てくるか、高い確率での四つん這いはとてもとても勇気がいる。
しかもかなり至近距離だ。
「那智さん、ここでは無理です;;」
ぶんぶんと首を振る。
「ううん、わんこ」
ゆーっくりと首を振って指示。
「人が来ますよぉ;;」
「わ、ん、こ♪」
お酒が入った那智さんは、いつもより少し大胆になる。
そしていつもより少し暴君になる。
普段も有無を言わさない空気はある。
そういうときは飼い主の目になる。
これをされると、もうわたしには選択肢はないの。
わたしの意志が那智さんの意志になるから、『やる』のだ。
だけどお酒が入った那智さんの目はときどき『暴君の目』になる。
全然威圧的でもないし、むしろご機嫌な酔っぱらいさんってだけなんだけど、このときのわたしの感情は『やらなきゃ』になってしまう。
ほとんどまわりを伺わず、酔っぱらいさんの言い出す「わんこ」の言葉。
このときの気持ちは『やらなきゃ』だった。
『やらなきゃ、収まらない』
こんな気持ちだった。
誰も来ないで、もし来たとしてもコンタクトレンズかなにかを探している人だと勘違いして!!
そーっと膝と手のひらをつけて、恐る恐るお尻を上げる。
恥ずかしいし、申し訳ないし。
お尻の上げ方がダメ〜と、なかなか満足してくれないし。
話し声や足音で何人か通り過ぎたのもわかった。
那智さんが頭を撫でてくれているけれど、どうしても喜びになってくれない。
いつもいつも『わんこ』は恥ずかしくて怖くて申し訳なくて負の感情がどどっと押し寄せるけれど、最初からある小さな『喜び』が、いつもまにかその負の感情を飲み込んでくれて、複雑な快感の塊になれるのに。
負の感情にどんどん悲しくなるばかり。
ただ早く終わってほしいと願ってしまっていた。
外に出てからも、ずーーーっとスカートをめくられて歩いていた。
ときどき下着に指が入ったり、後ろをペロッとめくられたり。
前から来る人の視線を伺って、見つかるか見つからないかぎりぎりを楽しむように。
「あ、いまあの男気づいたかも!!」
「あ〜、こっち見てる♪」
『ピンポンダッシュ』をするいたずら少年のようだ。
会社帰りの人で賑わう、ごく普通の繁華街。
「那智さん、恥ずかしいです;;」
こんな訴え通じるはずない。
ピンポンダッシュのスリルを味わい、自分を誇示することを楽しんでいるみたい。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、お仕事場までずっとうつむいていた。
なんとなく、その気持ちを引きずってお仕事場へ。
この日のバイオレンスは、わたしへの感情をぶつけているようだった。
『バイオレンス^^』に翻弄されてはいたけれど、溢れた涙の数%はその悲しい気持ちだったんだ。
駅までの帰り道もそんな具合。
自動販売機の前でわんこになって、駅までの道のりもずっとスカートをめくられて歩いていた。
途中もう限界だと感じて
「那智さん、これ以上したら悲しくなります」
と、いちおうちゃんとお伝えしてみるけど。
「どうして、俺はりん子のこと悲しませたいなんて思ってないよ。」
それはわかっているけれど、それでも悲しくなるときはあるの。
でもそんな訴えは聞き入れてもらえず、那智さんはやりたいことをする、もちろん脅したりしていないのだけどね。
なんだか虐められているような気持ちになってしまった。
那智さんのしてくれることはなんでも幸せと思えない自分も腹立たしい。
駅に着くころにはもう悲しくて悲しくて、もうどうにでもなれという気持ちにさえなっていた。
虐められていると感じて悲しくなるなんて、マゾとしてどうなのと思うけど。
していただくことが喜びにならないなんて従者としては失格だけど。
この日はダメだった。
マゾだとしても下だとしても、それより以前にわたしはただの女だ、ダメなときもある。
で。
こういう日もあることも書きたいと思うのだ。
ダメだったこととなぜダメなのかをちゃんと伝えることが、多分わたしがするべきこと(ですよね、那智さん^^)。
ということでこの次はなぜダメなのかを書こうと思います^^
<関連エントリー>
『飼い主の目、犬の目』
『バイオレンス^^』の前後。
居酒屋を出てからお仕事場までとお仕事場を出てから駅までの間。
ずっと露出行為をしていた。
5話くらいの続き物にできそうなくらい(笑)
だけど『バイオレンス^^』とは切り離して書こうと思う。
なぜならこの露出行為はわたしにとって喜びにならなかったから。
まずはじまりは居酒屋の入り口。
地下にある居酒屋の扉を出て地上に向かう階段までのわずかな空間、そこで『どこでもわんこ』。
生け簀の大きな水槽の前だった。
会計が済んでふたりほろ酔いで扉を出たら突然の「わんこ」指示。
ここで?
人が降りてくるか、出てくるか、高い確率での四つん這いはとてもとても勇気がいる。
しかもかなり至近距離だ。
「那智さん、ここでは無理です;;」
ぶんぶんと首を振る。
「ううん、わんこ」
ゆーっくりと首を振って指示。
「人が来ますよぉ;;」
「わ、ん、こ♪」
お酒が入った那智さんは、いつもより少し大胆になる。
そしていつもより少し暴君になる。
普段も有無を言わさない空気はある。
そういうときは飼い主の目になる。
これをされると、もうわたしには選択肢はないの。
わたしの意志が那智さんの意志になるから、『やる』のだ。
だけどお酒が入った那智さんの目はときどき『暴君の目』になる。
全然威圧的でもないし、むしろご機嫌な酔っぱらいさんってだけなんだけど、このときのわたしの感情は『やらなきゃ』になってしまう。
ほとんどまわりを伺わず、酔っぱらいさんの言い出す「わんこ」の言葉。
このときの気持ちは『やらなきゃ』だった。
『やらなきゃ、収まらない』
こんな気持ちだった。
誰も来ないで、もし来たとしてもコンタクトレンズかなにかを探している人だと勘違いして!!
そーっと膝と手のひらをつけて、恐る恐るお尻を上げる。
恥ずかしいし、申し訳ないし。
お尻の上げ方がダメ〜と、なかなか満足してくれないし。
話し声や足音で何人か通り過ぎたのもわかった。
那智さんが頭を撫でてくれているけれど、どうしても喜びになってくれない。
いつもいつも『わんこ』は恥ずかしくて怖くて申し訳なくて負の感情がどどっと押し寄せるけれど、最初からある小さな『喜び』が、いつもまにかその負の感情を飲み込んでくれて、複雑な快感の塊になれるのに。
負の感情にどんどん悲しくなるばかり。
ただ早く終わってほしいと願ってしまっていた。
外に出てからも、ずーーーっとスカートをめくられて歩いていた。
ときどき下着に指が入ったり、後ろをペロッとめくられたり。
前から来る人の視線を伺って、見つかるか見つからないかぎりぎりを楽しむように。
「あ、いまあの男気づいたかも!!」
「あ〜、こっち見てる♪」
『ピンポンダッシュ』をするいたずら少年のようだ。
会社帰りの人で賑わう、ごく普通の繁華街。
「那智さん、恥ずかしいです;;」
こんな訴え通じるはずない。
ピンポンダッシュのスリルを味わい、自分を誇示することを楽しんでいるみたい。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、お仕事場までずっとうつむいていた。
なんとなく、その気持ちを引きずってお仕事場へ。
この日のバイオレンスは、わたしへの感情をぶつけているようだった。
『バイオレンス^^』に翻弄されてはいたけれど、溢れた涙の数%はその悲しい気持ちだったんだ。
駅までの帰り道もそんな具合。
自動販売機の前でわんこになって、駅までの道のりもずっとスカートをめくられて歩いていた。
途中もう限界だと感じて
「那智さん、これ以上したら悲しくなります」
と、いちおうちゃんとお伝えしてみるけど。
「どうして、俺はりん子のこと悲しませたいなんて思ってないよ。」
それはわかっているけれど、それでも悲しくなるときはあるの。
でもそんな訴えは聞き入れてもらえず、那智さんはやりたいことをする、もちろん脅したりしていないのだけどね。
なんだか虐められているような気持ちになってしまった。
那智さんのしてくれることはなんでも幸せと思えない自分も腹立たしい。
駅に着くころにはもう悲しくて悲しくて、もうどうにでもなれという気持ちにさえなっていた。
虐められていると感じて悲しくなるなんて、マゾとしてどうなのと思うけど。
していただくことが喜びにならないなんて従者としては失格だけど。
この日はダメだった。
マゾだとしても下だとしても、それより以前にわたしはただの女だ、ダメなときもある。
で。
こういう日もあることも書きたいと思うのだ。
ダメだったこととなぜダメなのかをちゃんと伝えることが、多分わたしがするべきこと(ですよね、那智さん^^)。
ということでこの次はなぜダメなのかを書こうと思います^^
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『飼い主の目、犬の目』
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