等式

140字もどき




子育てにおいてサンタさんはまったく重要視してこなかった。

『いい子にしていたらサンタさんが来るよ』なんて言ったことない。
その『いい子』なんて曖昧な定義で子どもを『意識』させたくなかった。

そんな言葉で子どもをコントロールしたくなかった。
見ず知らずの老人より、我が子を愛してくれる大人たちに『我が子が喜ぶ姿』を味わわせる権限があると思ったので、夫や祖父母に我が子が好きなものをプレゼントしてもらった。

見ず知らずの老人に恩義を感じるさせる必要がわからない（笑）

だから、とりあえずサンタさんは『いい子』にではなく『サンタさんを信じる子のところに来る』って伝えてきた。

子どもはいい子でも、そうじゃなくても世界に受け入れられていると感じてほしい。
大人になるにつれ『節度』みたいなものを身につけていかなきゃいけないくなるけど、すこしでも『いい子じゃなきゃ』と大人の顔色を伺わせる前提に立つのを遅らせたい。

そう思って、我が子には『いい子じゃないとサンタさん来ない』とは言ったことないんだな。

ということで、見ず知らずの老人に恩義を感じさせる必要ないと思った我が家ではいつしか、サンタさん（わたし）からはなくした消しゴムや、寒そうにしていたから手袋や必要に迫られたものが枕元に届けられるようになった（笑）


で、そんなふうにしていたら、昨年成人した我が子から「今年はサンタさん来るかな（笑）」と言われた。

まあ、『子ども』じゃないけど、サンタさん（わたし）の子であることは変わらないので
　
サンタさんは信じている子のところに来るからねー

と苦笑して、夜遊びから帰ってくる我が子の枕元に『◯アラのマーチ』やら『◯イチュウ』、我が子が好きだったお菓子の詰め合わせを置いておいた（笑）

サンタさんは信じている人のところに来くることになってます♪
あなたとわたしの心にもサンタさん来てくれるはず。

ということで、すべての子どもたちに、そしてかつて子どもだったわたしたちにほろ酔いのリアルタイムのメリークリスマス🎁🍺🍗🎄🤶





「等式」「めりーくりすます」感想です。
昨年のクリスマスエントリーにも書きましたが、この会話をしている関係性は楽しいし羨ましい。
信念をもっての子育てお疲れ様でした。
息子さんがどのようなスタンスで自分の子供にサンタの存在を認識させようと思っているのか興味があります。

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