湿度
独特な幸福感
那智さん、出張継続中〜。
前エントリーではあわあわしながらもそれなりに落ち着いている様子だったし、いまも比較的会いたいな〜くらいですんでいる。
(じゃあ、それですまなくなるとどうなるのかというと、精神が仮死状態になるのだ 笑)
でも、今朝、ふいに那智さんの匂いを思い出して強烈に恋しくなってしまった。
あの耳の裏から首筋にかけての皮膚の曲線と質感、唇を押し当て感じる匂いが鮮明に蘇り、でも、現実のものではないもどかしさにたまらなく恋しくなった。
あれは、匂いじゃないんだ。
湿度、だ。
那智さんは、それほど体臭に特徴がない。
某テレビで男女において匂いは大事で、遺伝子(だったかな)的に合う人の体臭は好ましいと思い、さらに、もっと合うと体臭を感じないと言っていたのだけど、ひそかにこれなんじゃないかと思ってる(関係各位、那智さんの体臭どうでしょう 笑)
まあ、とにかく、わたしが思い出したのは匂いというより、湿度だった。
溶け込んでしまいたいと思うほど、愛しい人から感じるものはすこし水分をふくんだ甘い『なにか』。
その『なにか』を思い出していた。
はあ、なんだかんだ言っても、那智さん、恋しいってことなのだーー。
後半戦もがんばるよ〜〜。
「等式」「湿度」感想です。デート前にこんなエントリー読んだらその気になるでしょ、りん子の表現力が豊かなのか私が変態なのかどちらでも良いのですがね。
那智さん、出張継続中〜。
前エントリーではあわあわしながらもそれなりに落ち着いている様子だったし、いまも比較的会いたいな〜くらいですんでいる。
(じゃあ、それですまなくなるとどうなるのかというと、精神が仮死状態になるのだ 笑)
でも、今朝、ふいに那智さんの匂いを思い出して強烈に恋しくなってしまった。
あの耳の裏から首筋にかけての皮膚の曲線と質感、唇を押し当て感じる匂いが鮮明に蘇り、でも、現実のものではないもどかしさにたまらなく恋しくなった。
あれは、匂いじゃないんだ。
湿度、だ。
那智さんは、それほど体臭に特徴がない。
某テレビで男女において匂いは大事で、遺伝子(だったかな)的に合う人の体臭は好ましいと思い、さらに、もっと合うと体臭を感じないと言っていたのだけど、ひそかにこれなんじゃないかと思ってる(関係各位、那智さんの体臭どうでしょう 笑)
まあ、とにかく、わたしが思い出したのは匂いというより、湿度だった。
溶け込んでしまいたいと思うほど、愛しい人から感じるものはすこし水分をふくんだ甘い『なにか』。
その『なにか』を思い出していた。
はあ、なんだかんだ言っても、那智さん、恋しいってことなのだーー。
後半戦もがんばるよ〜〜。
「等式」「湿度」感想です。デート前にこんなエントリー読んだらその気になるでしょ、りん子の表現力が豊かなのか私が変態なのかどちらでも良いのですがね。
那智さん、帰国!!
独特な幸福感
おかげさまで?那智さん、無事帰国^^
ひさしぶりの朝のお電話タイム。
文字のやり取りはまあまああれど、丸一週間「あ」とか「う」とか程度の会話しかしていなかったので、ひゃあひゃあ。
つながったら、いきなりスマホ画面に那智さんが!!
映像通話にしたみたい。
昔はテレビ電話なんて夢のまた夢だったのに、便利な世の中になったよね。
わあ、那智さん、映像ですか!?
とよろこぶわたしに
あれ、押しちゃったんだ
どうやら偶然の産物らしい。
まあ、いいか、このままで
普段なら「じゃあね〜」と通話オンリーに切り替えられるところだったけど、ひさしぶりだから、ちょっとユルくしてくれた。
(那智さん、映像さえも『とっておき』にしておくようにたまにしか切り替えてくれないのです 笑)
わーい、わーいと手を振るわたし。
はいはいと振り返してくれる那智さん。
そんなやり取りが二往復程度したら、画面がいきなり白くなった!
デスクに伏せて書類が映っているのかな。
それとも、通信環境が悪いから映像が乱れている?
しばらく待てど改善せず。
よく見るとさわさわと揺れている、そして、織り目らしきものも見える。
も、も、もしかして、ポケットの中ですか!!!!
Yシャツの白!!
Yシャツの内側の白!!!
那智さん、ポケットですか???
そうだよ(笑)
カメラ、いいのですか?
まあ、いいよ(笑)
いいのですね〜〜。
はあああ、ポケットの中よ。
那智さんのポケットの中。
以前、偶然カメラがポケットから出ていて、ポケットの中から世界を覗くというラッキーな疑似体験ができたけど、今回は
わーん、ポケットが深くて覗けないよう
ぴょんぴょん(←飛ぶ)
ゆさゆさ(←那智さん移動)
あーん、揺れちゃって立ち上がれない〜
とふくれながら、安心のポケットでうたた寝
的な、小さなわたしアピールバージョン(笑)
※実物は長身の女です^^;
※そして、いい年してってことも自覚しています^^;
とひとり妄想逃避してはうはうしていると
りん子、ポケット好きだもんな〜
きっと、ひさしぶりだったから甘えさせてくれているんだ。
だから、カメラをオンのままでポケットに入れるなんてことをしてくれたんだ。
優しいな〜と思いつつ、しばらく白くて揺れる画面を見つめていた^^
わずかな時間でカメラオフになってしまい、それ以降はオンにはしてくれず音声通話に。
その辺の線引きも那智さんらしい。
たぶん、偶然の産物は長引かせないというイメージ?
甘えさせてくれるけど、甘くはない(笑)
そんな朝のひとときを過ごしたのだけど、それ以降は残務処理などで忙しく『甘えさせる』どころじゃないようでした^^
それにしても、生地でよろこべるわたしもなかなかな気がする(笑)
いや、ポケットの中の付加価値の威力は絶大ってことだわね^^
<関連エントリー>
たまらん!!なこと
「等式」感想です。りん子に対して常に「やさしく」ありたいと思います。しかし、「喜ばせたい」とはあまり思わないのです。偶然、喜んでくれたらそれは私も嬉しいのですが。わかりました!(笑)私が喜ばせたいと思ってりん子にしたことはりん子はあまり喜んでくれないのかもしれませんね。
特に「物」をブレゼントして喜んでもらうのは難しいです。だから、りん子にプレゼントするときは、「これ」をりん子に渡したいという信念に近いものが必要なのです❗(笑)
おかげさまで?那智さん、無事帰国^^
ひさしぶりの朝のお電話タイム。
文字のやり取りはまあまああれど、丸一週間「あ」とか「う」とか程度の会話しかしていなかったので、ひゃあひゃあ。
つながったら、いきなりスマホ画面に那智さんが!!
映像通話にしたみたい。
昔はテレビ電話なんて夢のまた夢だったのに、便利な世の中になったよね。
わあ、那智さん、映像ですか!?
とよろこぶわたしに
あれ、押しちゃったんだ
どうやら偶然の産物らしい。
まあ、いいか、このままで
普段なら「じゃあね〜」と通話オンリーに切り替えられるところだったけど、ひさしぶりだから、ちょっとユルくしてくれた。
(那智さん、映像さえも『とっておき』にしておくようにたまにしか切り替えてくれないのです 笑)
わーい、わーいと手を振るわたし。
はいはいと振り返してくれる那智さん。
そんなやり取りが二往復程度したら、画面がいきなり白くなった!
デスクに伏せて書類が映っているのかな。
それとも、通信環境が悪いから映像が乱れている?
しばらく待てど改善せず。
よく見るとさわさわと揺れている、そして、織り目らしきものも見える。
も、も、もしかして、ポケットの中ですか!!!!
Yシャツの白!!
Yシャツの内側の白!!!
那智さん、ポケットですか???
そうだよ(笑)
カメラ、いいのですか?
まあ、いいよ(笑)
いいのですね〜〜。
はあああ、ポケットの中よ。
那智さんのポケットの中。
以前、偶然カメラがポケットから出ていて、ポケットの中から世界を覗くというラッキーな疑似体験ができたけど、今回は
わーん、ポケットが深くて覗けないよう
ぴょんぴょん(←飛ぶ)
ゆさゆさ(←那智さん移動)
あーん、揺れちゃって立ち上がれない〜
とふくれながら、安心のポケットでうたた寝
的な、小さなわたしアピールバージョン(笑)
※実物は長身の女です^^;
※そして、いい年してってことも自覚しています^^;
とひとり妄想逃避してはうはうしていると
りん子、ポケット好きだもんな〜
きっと、ひさしぶりだったから甘えさせてくれているんだ。
だから、カメラをオンのままでポケットに入れるなんてことをしてくれたんだ。
優しいな〜と思いつつ、しばらく白くて揺れる画面を見つめていた^^
わずかな時間でカメラオフになってしまい、それ以降はオンにはしてくれず音声通話に。
その辺の線引きも那智さんらしい。
たぶん、偶然の産物は長引かせないというイメージ?
甘えさせてくれるけど、甘くはない(笑)
そんな朝のひとときを過ごしたのだけど、それ以降は残務処理などで忙しく『甘えさせる』どころじゃないようでした^^
それにしても、生地でよろこべるわたしもなかなかな気がする(笑)
いや、ポケットの中の付加価値の威力は絶大ってことだわね^^
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「等式」感想です。りん子に対して常に「やさしく」ありたいと思います。しかし、「喜ばせたい」とはあまり思わないのです。偶然、喜んでくれたらそれは私も嬉しいのですが。わかりました!(笑)私が喜ばせたいと思ってりん子にしたことはりん子はあまり喜んでくれないのかもしれませんね。
特に「物」をブレゼントして喜んでもらうのは難しいです。だから、りん子にプレゼントするときは、「これ」をりん子に渡したいという信念に近いものが必要なのです❗(笑)
エレベーターと鍵
独特な幸福感
那智さんが出張から帰ってきてやっと会える日。
残念なことにめずらしく平日に打ち合わせが入ってしまい午後から会うことになった。
那智さんには打ち合わせ先に近い第二の常宿で先にチェックインしてもらって、打ち合わせが終わり次第急いで駆けつける。
いつもはわたしが『ひとりラブホ』しているけど、今回は逆転^^
打ち合わせは無事終わり、ホテルに急ぐ。
タクシーでもそう遠くないのでさくっと。
イヤフォンしながら電話で繋がるけれど、急ぐ気持ちとタクシーの停める場所に意識が言ってしまって、せっかく繋がっていいるのになんだか気もそぞろで、わたしがわたしにもどかしくなる。
なんとかちょうどいい所で停めてもらって、ホテル手前でタクシーを降りる。
いつも那智さんと歩く道をひとりで、ひとりチェックインでも後から向かうでも、やっぱりひとりでラブホに入るのはハードル高いな。
なるべくさくさくとしたほうが恥ずかしくないのは学んでいるので、羞恥の意識に蓋をして平常心を保つように努める。
ところが、なかなか世間は意地悪(笑)
ホテルに向かう角を曲がったら、入口付近に酔っぱらいみたいな男性が千鳥足でウロついていた。
しかもホテルの入口を覗き込むようにしているのだ。
うう、怖いよう。
くじけそうな気持ちをぐっとこらえ、早足で酔っぱらいを追い抜きシュッと駐車場に入ると、今度は目の前の駐車スペースでちょうど車が収まろうとしていた。
しかも、フロントがこっち向いて!!
車と向かい合って『こんにちは』状態。
あうう、フロントガラスで中は見えないけど、あちらからはハッキリ見えているよね^^;
恥ずかしいし、いたたまれない。
なんとか、気持ちを切り替え、クルッと90度右向け右して自動ドアに猛進!!
チャラララン チャラララン♪
お出迎えの音楽がなり、ドアを入ると左手パネルには別のカップルが!!
もう、やめて、なんて盛況なラブホなの;;
とにかく、後ろを向いて部屋選びをしているカップルの視界に入らないように超高速でエレベーターに向かいたい。
しかし、フロントに声をかけようとするけど、そこは無人。
どうして〜;;
もういいや、と声かけをスルーしてエレベーターのボタンを押し中に入った辺りで、部屋選びを終えたカップルは(おそらく)踵を返してフロントに向かった。
間一髪、カップルにわたしの姿は見えなかったはずだ!!
ところが
お客様〜〜
とフロントから声が!!
呼び止められた!!
いや、そりゃあ、呼び止めるよね、でも、いなかったから、スルーしたんよう;;
はい!!
(なんか声大きい^^;)
意を決しエレベーターから顔を覗かせる。
カップル、フロントで支払いしている気配。
背中向けてるけど、耳ダンボ状態なのはひしひしと伝わってくる。
何号室ですか〜?
と
◯号室です!!
と事前に聞いていた部屋番号を伝える。
早くエレベーターのドアを閉めさせてくれ!!
開くボタンを押しながら答えると
「ちょっとまだ行かないでください」的なエレベーターから出るような感じのことを言われた(気がする)
しかたなくエレベーターから出てカップルと微妙な距離のエレベーター前に佇むと、内線電話をかけて那智さんに確認をしはじめた。
まあ、当然といえば当然だよね^^;
那智さんの了解を得て「どうぞ〜」と。
早く、一刻も早く、エレベーターと。
回れ右してエレベーターを見ると、万事休す、ランプははるか上階へ…。
ああ、呼ばれてしまった…。
神様、助けて。
どこまで上がるんだと思うほど、ノロノロと上昇するランプ。
背後では支払いを再開した様子。
お願い、支払いが終わる前にエレベーター降りてきて。
恥ずかしさと気まずさにもはやさくさくっとなんて高等技術は無理!!
ひたすらドアに張り付いて耐える。
打ちのめされそう。
どうしたの〜?
とイヤフォンからは繋がったままの那智さんの若干呑気な声(笑)
那智さんの声とは裏腹にテンションはどんどん下がり、悲しくさえなってきてしまいそうだ。
エレベーター待ってるんです…
低い声でなんとか絞り出す。
4…3…
遅い、エレベーター、いつの時代のエレベーターなの!?
とうとう支払いを終え、カップルがわたしの背後に近づいてきた。
3…2…
この上なく気まずい。
消えてしまいたい。
エレベーター降りてくるって、誰か乗ってるよ〜〜(笑)
…
からかって遊んでくれているのだ。
その気持ちに悪意がないのは充分わかっている。
だけど、いま、このハードな状況の中、那智さんの戯れなんて一服の清涼剤(笑)
いや、こちらは消えてしまいたい状況で無になろうとしているのだから、むしろ、そっとしておいて!!な心境にすらなる(笑)
永遠にすら感じられたエレベーターのドアが開いた。
当然、わたしが先に入る。
と、カップルが来る気配がない。
遠慮してくれたのだ。
…ありがとうございます。
つい、日常のように「いいですか?」なんて聞いてしまいそうになるのをぐっと堪え、気配しか感じられないカップルに向かって箱の中から小さく会釈して閉まるボタンを押した。
息も絶え絶えになんとか無事エレベーターに、しかし、さっきからの世間様の怒濤の攻めに恥ずかしさMAX、爆発寸前状態で部屋に入った。
パンツ一丁で迎えてくれた那智さんに
だだだーと早口でいまあったことを訴える。
はいはい
とやりかけだったらしいスマホのゲームをする那智さん。
せっかくひさしぶりに会えたのに、悲しい気持ちで凹みそうで、どうしていいかわからず、那智さんにビービー訴える。
那智さん、ゲームしないでーー;;;;
はいはい(笑)
そういってベッドに寝転びながらゲームを続ける那智さんの胸にくっつくとぎゅっと抱え込んでくれた。
大変だったね〜(笑)
よしよししてくれる。
でも、まだゲームしてる(笑)
那智さん、わたし大変だったのに、ゲームしてる〜
そうだね〜
ひさしぶりに会えたのにゲームしてる〜
そうだね〜
抱え込まれてうつ伏せ状態でジタバタ地団駄。
文句をいうたび顔を上げようとすると、抱えている腕に力を入れて身動き取れないようにされる。
ロックされちゃった。
有無をいわせぬ状態がどんどんうれしくなってくる。
ぎゅーっと抱え込まれて身動きできない状態で那智さんの『湿度』を感じている。
ふう、ここまで甘えさせてもらえたら、あとは楽しむほうにシフトチェンジできる。
那智さんに動けないようされた〜〜(笑)
ね〜
ジタバタしてはぎゅっとロック。
笑いながらジタバタできてうれしい。
次々くり出される攻めから逃げ切り、最後は毎度お馴染みのいちゃいちゃに落ち着けて、なんだかこれだけでお腹いっぱいな時間だった。
(皆さんは、いつもお腹いっぱいだよね 笑)
ところで、カップルさんが遠慮してわたしひとりにエレベーターを譲ってくれて、ドアが閉まるその瞬間、『チャラララン チャラララン♪』の音と共にホテルの玄関が開く気配がした。
車のカップルが入って来たのだ。
ああ、ごめん、カップルさん。
乗るの待ってくれたから、あなたたちには更なる気まずさを味わわせてしまったね…。
自分の幸せは誰かの犠牲の上に成り立っている(逆も然り)と感謝の気持ちを忘れずに日々生きていこうと心に誓うのでした^^
<関連エントリー>
常宿
常宿2
ひとりラブホ
那智さんが出張から帰ってきてやっと会える日。
残念なことにめずらしく平日に打ち合わせが入ってしまい午後から会うことになった。
那智さんには打ち合わせ先に近い第二の常宿で先にチェックインしてもらって、打ち合わせが終わり次第急いで駆けつける。
いつもはわたしが『ひとりラブホ』しているけど、今回は逆転^^
打ち合わせは無事終わり、ホテルに急ぐ。
タクシーでもそう遠くないのでさくっと。
イヤフォンしながら電話で繋がるけれど、急ぐ気持ちとタクシーの停める場所に意識が言ってしまって、せっかく繋がっていいるのになんだか気もそぞろで、わたしがわたしにもどかしくなる。
なんとかちょうどいい所で停めてもらって、ホテル手前でタクシーを降りる。
いつも那智さんと歩く道をひとりで、ひとりチェックインでも後から向かうでも、やっぱりひとりでラブホに入るのはハードル高いな。
なるべくさくさくとしたほうが恥ずかしくないのは学んでいるので、羞恥の意識に蓋をして平常心を保つように努める。
ところが、なかなか世間は意地悪(笑)
ホテルに向かう角を曲がったら、入口付近に酔っぱらいみたいな男性が千鳥足でウロついていた。
しかもホテルの入口を覗き込むようにしているのだ。
うう、怖いよう。
くじけそうな気持ちをぐっとこらえ、早足で酔っぱらいを追い抜きシュッと駐車場に入ると、今度は目の前の駐車スペースでちょうど車が収まろうとしていた。
しかも、フロントがこっち向いて!!
車と向かい合って『こんにちは』状態。
あうう、フロントガラスで中は見えないけど、あちらからはハッキリ見えているよね^^;
恥ずかしいし、いたたまれない。
なんとか、気持ちを切り替え、クルッと90度右向け右して自動ドアに猛進!!
チャラララン チャラララン♪
お出迎えの音楽がなり、ドアを入ると左手パネルには別のカップルが!!
もう、やめて、なんて盛況なラブホなの;;
とにかく、後ろを向いて部屋選びをしているカップルの視界に入らないように超高速でエレベーターに向かいたい。
しかし、フロントに声をかけようとするけど、そこは無人。
どうして〜;;
もういいや、と声かけをスルーしてエレベーターのボタンを押し中に入った辺りで、部屋選びを終えたカップルは(おそらく)踵を返してフロントに向かった。
間一髪、カップルにわたしの姿は見えなかったはずだ!!
ところが
お客様〜〜
とフロントから声が!!
呼び止められた!!
いや、そりゃあ、呼び止めるよね、でも、いなかったから、スルーしたんよう;;
はい!!
(なんか声大きい^^;)
意を決しエレベーターから顔を覗かせる。
カップル、フロントで支払いしている気配。
背中向けてるけど、耳ダンボ状態なのはひしひしと伝わってくる。
何号室ですか〜?
と
◯号室です!!
と事前に聞いていた部屋番号を伝える。
早くエレベーターのドアを閉めさせてくれ!!
開くボタンを押しながら答えると
「ちょっとまだ行かないでください」的なエレベーターから出るような感じのことを言われた(気がする)
しかたなくエレベーターから出てカップルと微妙な距離のエレベーター前に佇むと、内線電話をかけて那智さんに確認をしはじめた。
まあ、当然といえば当然だよね^^;
那智さんの了解を得て「どうぞ〜」と。
早く、一刻も早く、エレベーターと。
回れ右してエレベーターを見ると、万事休す、ランプははるか上階へ…。
ああ、呼ばれてしまった…。
神様、助けて。
どこまで上がるんだと思うほど、ノロノロと上昇するランプ。
背後では支払いを再開した様子。
お願い、支払いが終わる前にエレベーター降りてきて。
恥ずかしさと気まずさにもはやさくさくっとなんて高等技術は無理!!
ひたすらドアに張り付いて耐える。
打ちのめされそう。
どうしたの〜?
とイヤフォンからは繋がったままの那智さんの若干呑気な声(笑)
那智さんの声とは裏腹にテンションはどんどん下がり、悲しくさえなってきてしまいそうだ。
エレベーター待ってるんです…
低い声でなんとか絞り出す。
4…3…
遅い、エレベーター、いつの時代のエレベーターなの!?
とうとう支払いを終え、カップルがわたしの背後に近づいてきた。
3…2…
この上なく気まずい。
消えてしまいたい。
エレベーター降りてくるって、誰か乗ってるよ〜〜(笑)
…
からかって遊んでくれているのだ。
その気持ちに悪意がないのは充分わかっている。
だけど、いま、このハードな状況の中、那智さんの戯れなんて一服の清涼剤(笑)
いや、こちらは消えてしまいたい状況で無になろうとしているのだから、むしろ、そっとしておいて!!な心境にすらなる(笑)
永遠にすら感じられたエレベーターのドアが開いた。
当然、わたしが先に入る。
と、カップルが来る気配がない。
遠慮してくれたのだ。
…ありがとうございます。
つい、日常のように「いいですか?」なんて聞いてしまいそうになるのをぐっと堪え、気配しか感じられないカップルに向かって箱の中から小さく会釈して閉まるボタンを押した。
息も絶え絶えになんとか無事エレベーターに、しかし、さっきからの世間様の怒濤の攻めに恥ずかしさMAX、爆発寸前状態で部屋に入った。
パンツ一丁で迎えてくれた那智さんに
だだだーと早口でいまあったことを訴える。
はいはい
とやりかけだったらしいスマホのゲームをする那智さん。
せっかくひさしぶりに会えたのに、悲しい気持ちで凹みそうで、どうしていいかわからず、那智さんにビービー訴える。
那智さん、ゲームしないでーー;;;;
はいはい(笑)
そういってベッドに寝転びながらゲームを続ける那智さんの胸にくっつくとぎゅっと抱え込んでくれた。
大変だったね〜(笑)
よしよししてくれる。
でも、まだゲームしてる(笑)
那智さん、わたし大変だったのに、ゲームしてる〜
そうだね〜
ひさしぶりに会えたのにゲームしてる〜
そうだね〜
抱え込まれてうつ伏せ状態でジタバタ地団駄。
文句をいうたび顔を上げようとすると、抱えている腕に力を入れて身動き取れないようにされる。
ロックされちゃった。
有無をいわせぬ状態がどんどんうれしくなってくる。
ぎゅーっと抱え込まれて身動きできない状態で那智さんの『湿度』を感じている。
ふう、ここまで甘えさせてもらえたら、あとは楽しむほうにシフトチェンジできる。
那智さんに動けないようされた〜〜(笑)
ね〜
ジタバタしてはぎゅっとロック。
笑いながらジタバタできてうれしい。
次々くり出される攻めから逃げ切り、最後は毎度お馴染みのいちゃいちゃに落ち着けて、なんだかこれだけでお腹いっぱいな時間だった。
(皆さんは、いつもお腹いっぱいだよね 笑)
ところで、カップルさんが遠慮してわたしひとりにエレベーターを譲ってくれて、ドアが閉まるその瞬間、『チャラララン チャラララン♪』の音と共にホテルの玄関が開く気配がした。
車のカップルが入って来たのだ。
ああ、ごめん、カップルさん。
乗るの待ってくれたから、あなたたちには更なる気まずさを味わわせてしまったね…。
自分の幸せは誰かの犠牲の上に成り立っている(逆も然り)と感謝の気持ちを忘れずに日々生きていこうと心に誓うのでした^^
<関連エントリー>
常宿
常宿2
ひとりラブホ
悶絶(笑)
140字もどき
「りん子は興奮しているときとそうでないときのキスのしかたが違う」
と言われて
恥ずかしくて、どう違うか教えてもらえなくて、知りたくて、知りたくてなくて悶絶している。
「りん子は興奮しているときとそうでないときのキスのしかたが違う」
と言われて
恥ずかしくて、どう違うか教えてもらえなくて、知りたくて、知りたくてなくて悶絶している。
忘却の彼方…
独特な幸福感
那智さん
お誕生日、おめでとうございました
(…過去形)
「等式」「忘却の彼方」感想です。少し長めに忘れていたら楽しいなと、そんなに重要視していないのです。私のも、りん子のもです。お互い、常に欲しい物があるわけで無し、ポイントも狭いし❗(笑) なんか、プレゼントは無理やりでもこれをあげたいな。これは、要求してもプレゼントして欲しいな。
極端ですが、生まれた日よりそこに存在することの方が重要かな、だから「祝い」の名目で少しだけ良い場所で飲むのは良いかもしれません。
那智さん
お誕生日、おめでとうございました
(…過去形)
「等式」「忘却の彼方」感想です。少し長めに忘れていたら楽しいなと、そんなに重要視していないのです。私のも、りん子のもです。お互い、常に欲しい物があるわけで無し、ポイントも狭いし❗(笑) なんか、プレゼントは無理やりでもこれをあげたいな。これは、要求してもプレゼントして欲しいな。
極端ですが、生まれた日よりそこに存在することの方が重要かな、だから「祝い」の名目で少しだけ良い場所で飲むのは良いかもしれません。