ホ○イト家族?
非日常的な日常
遊園地に遊びに行ったときのこと。
アトラクションに乗るのにしばらく並ばないといけなかったの。
いろんなお話ができるから、こういう時間も楽しい時間。
普通なら、こういうところに遊びに来ると那智さんはお外遊びをいっぱいするのだけど、今日はここに来る前にちょっとかまってもらったから、そのテンションは低くて、純粋に遊園地を楽しむ感じ。
…だったのに、不意に上着のポケットから「オレンジ色の綿ロープ」を出してきた。
(過去エントリー「市中引き回しの刑」や「従属感」なども読んでみてくださいね)
わわわ、なにですか!!
いま、そんなモードでしたっけ!?
くるっと、片方の先端を小さな輪にして、わたしの手首に。
しゅるしゅるっと滑るように引っ張って、小さな輪はわたしの手首の太さに調整されて、小さな拘束のできあがり。
こ、こんなところで紐に繋がれるなんて!!
あわててると、今度は那智さん、わざと手を離して紐をだら〜んとさせる。
手首から垂れる不自然な紐…。
並んでる人の目を気にして、さささっと丸めて両手で包み込む。
相変わらず手首にはオレンジの輪っか。
体の前でふくれた掌が、所在なさげにもじもじ。
もう、那智さんったら、こうやってわたしを慌てさせることが大好きなんですよね!!
無遠慮に、わたしの両手が振り払われて、隠しておいたロープがあっさりと那智さんの手に。
わたしの手首と反対側の先を持ち、今度はプチリードの完成?
と思いきや。
そちらにも小さな輪を結び出した。
それで、「こういうの、どう?」といって、その輪を那智さんの首に掛ける「ふり」をした。
ええ?
「それでね、俺が四つん這いになるの。『どうだ、りん子、恥ずかしいだろ?』って、俺が犬になるの。」
そういって、実際に両手を前に出し、四つん這いのような仕草をする。
やめてください!!
なに?その、強制リード持ちプレイ!!!
捨て身の羞恥プレイ!!!
たしかに、どちらが勇気がいるかかという話題で、四つん這いよりリードを持つほうという話になりました。
(「深夜の考え事」)
でも、でも、恥ずかしがらせるためなら、何をしてもいいってもんじゃありませんよ!!!
那智さんが、四つん這い!?
那智さんが、犬?
まるでホ○イト家族のお父さん。
その姿で、『どうだ!!りん子、恥ずかしいだろ!?』みたいな様子を想像して、ふたりで大爆笑!!
やめてください、那智さん。
那智わんこのリードを引く、そして、そのわんこに「言葉責め」される…。
なんだ、そのプレイ!?
いやよ、そんな恥ずかしいこと。
それに、四つん這いの那智さん、見たくない。
…、いや、…それは、ちょっと見てみたい…(笑)
遊園地に遊びに行ったときのこと。
アトラクションに乗るのにしばらく並ばないといけなかったの。
いろんなお話ができるから、こういう時間も楽しい時間。
普通なら、こういうところに遊びに来ると那智さんはお外遊びをいっぱいするのだけど、今日はここに来る前にちょっとかまってもらったから、そのテンションは低くて、純粋に遊園地を楽しむ感じ。
…だったのに、不意に上着のポケットから「オレンジ色の綿ロープ」を出してきた。
(過去エントリー「市中引き回しの刑」や「従属感」なども読んでみてくださいね)
わわわ、なにですか!!
いま、そんなモードでしたっけ!?
くるっと、片方の先端を小さな輪にして、わたしの手首に。
しゅるしゅるっと滑るように引っ張って、小さな輪はわたしの手首の太さに調整されて、小さな拘束のできあがり。
こ、こんなところで紐に繋がれるなんて!!
あわててると、今度は那智さん、わざと手を離して紐をだら〜んとさせる。
手首から垂れる不自然な紐…。
並んでる人の目を気にして、さささっと丸めて両手で包み込む。
相変わらず手首にはオレンジの輪っか。
体の前でふくれた掌が、所在なさげにもじもじ。
もう、那智さんったら、こうやってわたしを慌てさせることが大好きなんですよね!!
無遠慮に、わたしの両手が振り払われて、隠しておいたロープがあっさりと那智さんの手に。
わたしの手首と反対側の先を持ち、今度はプチリードの完成?
と思いきや。
そちらにも小さな輪を結び出した。
それで、「こういうの、どう?」といって、その輪を那智さんの首に掛ける「ふり」をした。
ええ?
「それでね、俺が四つん這いになるの。『どうだ、りん子、恥ずかしいだろ?』って、俺が犬になるの。」
そういって、実際に両手を前に出し、四つん這いのような仕草をする。
やめてください!!
なに?その、強制リード持ちプレイ!!!
捨て身の羞恥プレイ!!!
たしかに、どちらが勇気がいるかかという話題で、四つん這いよりリードを持つほうという話になりました。
(「深夜の考え事」)
でも、でも、恥ずかしがらせるためなら、何をしてもいいってもんじゃありませんよ!!!
那智さんが、四つん這い!?
那智さんが、犬?
まるでホ○イト家族のお父さん。
その姿で、『どうだ!!りん子、恥ずかしいだろ!?』みたいな様子を想像して、ふたりで大爆笑!!
やめてください、那智さん。
那智わんこのリードを引く、そして、そのわんこに「言葉責め」される…。
なんだ、そのプレイ!?
いやよ、そんな恥ずかしいこと。
それに、四つん這いの那智さん、見たくない。
…、いや、…それは、ちょっと見てみたい…(笑)
超スーパー大フォロー^^;
独り言
前回の「傷」は、ちょっとはしゃぎすぎてしまったな〜と少しへこんでました。
ああ、なんていやな女なんだろうって。
いつもここでは、ノロケ全開やちょい毒吐きで好きなこと書いてますけど、それにしてもいやな女。
そんな自分にちょっと嫌悪してしまったので、ここで気持ちを上向きにしようといっぱい自分フォローしたいと思います。(読んでる方、嫌いにならないで〜とも言います^^)
ブログでは好き勝手に書いてるけど、普段のわたしはすんごい臆病者で過剰な気にしい。
それなのに、かなり抜けていて気遣いポイントがちょっとズレているらしく、気付けば「気の利かない天然りん子」というポジションになってる。
気遣う心と気配りの技術に大きな差があるらしい。
だから、「これで平気?」と、いつもヒヤヒヤしてるところがある。
それは、えっち空間でも同じで、ハプバーなどに行っても楽しみきれないところがあるの。
スタッフでもないのに「あの人楽しんでるかしら」とか「ここでちょっとサービスしたほうがいい?」などなど。
自分が楽しむというふうにシフトチェンジしてしまったほうが、自分も周りも楽しくなるはずなのに、変に気遣うあまりガチガチになってしまうのでした。
何度も那智さんに「自由にしていい。もしダメなことがあれば俺がダメって言うから、そこから那智正すればいい。」と言われ。
やっと最近、のびのびできるようになっている。
これも「委ねる」ことで、わたしと那智さんの関係の多くに共通することですね。
無駄な気遣いをするわたしに委ねることを経験させて、上手な「肩の力の抜き方」を教えてくれてるんだな〜って思う。
そうして「委ねる」ことに慣れてきても、やっぱりすみれさんを招いたときに全然「自分本位」になれないことに気付いた。
いや、当然相手の方への気遣いは当然で、ましてこちらはカップルなのだから、細心の気遣いをするべきなんだけど。
快感は得られたけど、その対象である女性への気遣いを持ってしまっては、わたしの「嫉妬で狂う」は無理なんだなと感じました。
普段過剰な気遣いをしてしまう(ポイントズレてても^^;)わたしが相手のことを考えず嫉妬を剥き出しにしたい。
そんなことは、夢なのかなって諦めてた。
その諦めてたことを、那智さんが本腰を入れようと言ってくれた。
「それには、りん子、俺たち悪い人にならないといけないかもしれないよ。」
ああ、単純なわたしは「諦めていたことが叶うかも」ということに浮かれて、「悪い人になる」ことを深くシミュレーションせず、はしゃいでエントリーしてしまったのです。
「S男性とM女性のカップルです。Sの彼と、Mとしてお付き合いくださる女性を募集します。」
そんなふうに吹き込んだメッセージには、連日のようにお返事が届きます。
なんだか、どれもとんちんかんなものばかり。
明らかに男性が声色を変えて「M女です」と言っているメッセージがとっても多いの。
中には、女性のか細い声をイメージして声色に変えてるんだけど、それに力を入れすぎて、物凄い小声になってしまってほとんどなにをしゃべってるのかわからないものもあったりして。
ただひとり、那智さんが判断できないほど、女性っぽい声もあって、わたしも再確認してみたかたもいました。
でも、なんか、わかるのですよね^^;
どんなに高音にしても、なんていうかな、わざと鼻にかけて甘ったるくしゃべる感じ。
選ぶ言葉も、女のわたしからしたら、普通の女はそう言わないよ〜みたいなもの選んでる。
ああ、これって、男性の描く「女性像」のひとつなんだろうな〜と妙に感心してしまったり。
でも、こういう方々は、まだ「自分はM女!!」と名乗ってるから、わたしたちの主旨は理解してくれてるから、いい。
もうひとつ多いのが、勘違い男性。
そもそも、女性向けの伝言板にメッセージを入れてるのに、なぜ男性?
「メッセージを聞いてあなたに興味を持ちました、連絡ください。」などなど。
それも、「はじめまして」も自己紹介もない。
いきなり、「あなたを責めてみたい」って言われても。
誰も、責めてほしいなんていってませんよ!!!と突っ込みたくなっちゃう。
「M男性です。あなたに責めていただきたい。」
こうなると、何もかも、こちらの主旨から外れてる^^;
一応お断りのお返事を入れた「わたしはMなので責めませんし、Mの女性を募集してます」って。
そしたら、こんなお返事。
「私は、Sもしますから、あたなを責めることもできます。どうでしょう?」
だーかーらー、女っていってんだろーーーーっ!!!!
なに?そのなんでもありは!!!
ちゃんと人の話を聞けーーーーー!!!!!
それでも、無視するわけにはいかず、ひとつひとつお断りのお返事を入れるし。
ちょっと(いや、かなり)頑張ってツーショットダイヤルで勧誘?しようと試みるも、那智さんに言わせれば「明らかにサクラ」さんに引っ掛かり、話が盛り上 がってしまい(当然よね、相手はサクラは盛り上げるのが仕事)、やった成功とソワソワしてメールを待っても音沙汰なしだし。
まったく「悪い人」になれず、お金ばかりが飛んで行く。
なんか、悪い人って、難しい。
悪戦苦闘のとほほ状態。
そんな最中、コメントをくださったみなさんの真摯なご意見やフォローにレスをしながら、やっぱり例え見知らぬ人だとしても「いやなやつ」になれないと、軽いショック…。
それとも那智さんが「悪い人になるかも」と決心したのは、それくらいシビアなことなのかな。
そのシビアな決心をしてくれた那智さんに感謝の気持ち。
でも、そう思うと、己の甘さに、また違う意味で自己嫌悪になったり。
世の中には、いっぱい悪いことしてる人いる。
エッチ空間でだって、3Pや複数だって、ある。
だから、自分本位になれないわたしが1回くらい自分本位になってもいいじゃんって言い聞かせてみたり。
もう、いっそのこと援助交際とかで手っ取り早く?
いやいや、そんなことしちゃいけない。
なにか、ギブアンドテイクになればいいの?
でも、それじゃ、嫉妬にならない?
そんなことを行ったり来たりして、ちょっとぐるぐるの数日間。
わたしは、ここでたくさんノロケて、ちょっと毒を吐くくらいが性に合ってるのかな〜^^;
はしゃぎすぎてしまった反省と超保身のフォローと、そんなわたしに考える機会をくれて、関わってくださるみなさんに感謝の気持ちでエントリーです。
嫌いにならないでくれたら、嬉しいなぁ^^
前回の「傷」は、ちょっとはしゃぎすぎてしまったな〜と少しへこんでました。
ああ、なんていやな女なんだろうって。
いつもここでは、ノロケ全開やちょい毒吐きで好きなこと書いてますけど、それにしてもいやな女。
そんな自分にちょっと嫌悪してしまったので、ここで気持ちを上向きにしようといっぱい自分フォローしたいと思います。(読んでる方、嫌いにならないで〜とも言います^^)
ブログでは好き勝手に書いてるけど、普段のわたしはすんごい臆病者で過剰な気にしい。
それなのに、かなり抜けていて気遣いポイントがちょっとズレているらしく、気付けば「気の利かない天然りん子」というポジションになってる。
気遣う心と気配りの技術に大きな差があるらしい。
だから、「これで平気?」と、いつもヒヤヒヤしてるところがある。
それは、えっち空間でも同じで、ハプバーなどに行っても楽しみきれないところがあるの。
スタッフでもないのに「あの人楽しんでるかしら」とか「ここでちょっとサービスしたほうがいい?」などなど。
自分が楽しむというふうにシフトチェンジしてしまったほうが、自分も周りも楽しくなるはずなのに、変に気遣うあまりガチガチになってしまうのでした。
何度も那智さんに「自由にしていい。もしダメなことがあれば俺がダメって言うから、そこから那智正すればいい。」と言われ。
やっと最近、のびのびできるようになっている。
これも「委ねる」ことで、わたしと那智さんの関係の多くに共通することですね。
無駄な気遣いをするわたしに委ねることを経験させて、上手な「肩の力の抜き方」を教えてくれてるんだな〜って思う。
そうして「委ねる」ことに慣れてきても、やっぱりすみれさんを招いたときに全然「自分本位」になれないことに気付いた。
いや、当然相手の方への気遣いは当然で、ましてこちらはカップルなのだから、細心の気遣いをするべきなんだけど。
快感は得られたけど、その対象である女性への気遣いを持ってしまっては、わたしの「嫉妬で狂う」は無理なんだなと感じました。
普段過剰な気遣いをしてしまう(ポイントズレてても^^;)わたしが相手のことを考えず嫉妬を剥き出しにしたい。
そんなことは、夢なのかなって諦めてた。
その諦めてたことを、那智さんが本腰を入れようと言ってくれた。
「それには、りん子、俺たち悪い人にならないといけないかもしれないよ。」
ああ、単純なわたしは「諦めていたことが叶うかも」ということに浮かれて、「悪い人になる」ことを深くシミュレーションせず、はしゃいでエントリーしてしまったのです。
「S男性とM女性のカップルです。Sの彼と、Mとしてお付き合いくださる女性を募集します。」
そんなふうに吹き込んだメッセージには、連日のようにお返事が届きます。
なんだか、どれもとんちんかんなものばかり。
明らかに男性が声色を変えて「M女です」と言っているメッセージがとっても多いの。
中には、女性のか細い声をイメージして声色に変えてるんだけど、それに力を入れすぎて、物凄い小声になってしまってほとんどなにをしゃべってるのかわからないものもあったりして。
ただひとり、那智さんが判断できないほど、女性っぽい声もあって、わたしも再確認してみたかたもいました。
でも、なんか、わかるのですよね^^;
どんなに高音にしても、なんていうかな、わざと鼻にかけて甘ったるくしゃべる感じ。
選ぶ言葉も、女のわたしからしたら、普通の女はそう言わないよ〜みたいなもの選んでる。
ああ、これって、男性の描く「女性像」のひとつなんだろうな〜と妙に感心してしまったり。
でも、こういう方々は、まだ「自分はM女!!」と名乗ってるから、わたしたちの主旨は理解してくれてるから、いい。
もうひとつ多いのが、勘違い男性。
そもそも、女性向けの伝言板にメッセージを入れてるのに、なぜ男性?
「メッセージを聞いてあなたに興味を持ちました、連絡ください。」などなど。
それも、「はじめまして」も自己紹介もない。
いきなり、「あなたを責めてみたい」って言われても。
誰も、責めてほしいなんていってませんよ!!!と突っ込みたくなっちゃう。
「M男性です。あなたに責めていただきたい。」
こうなると、何もかも、こちらの主旨から外れてる^^;
一応お断りのお返事を入れた「わたしはMなので責めませんし、Mの女性を募集してます」って。
そしたら、こんなお返事。
「私は、Sもしますから、あたなを責めることもできます。どうでしょう?」
だーかーらー、女っていってんだろーーーーっ!!!!
なに?そのなんでもありは!!!
ちゃんと人の話を聞けーーーーー!!!!!
それでも、無視するわけにはいかず、ひとつひとつお断りのお返事を入れるし。
ちょっと(いや、かなり)頑張ってツーショットダイヤルで勧誘?しようと試みるも、那智さんに言わせれば「明らかにサクラ」さんに引っ掛かり、話が盛り上 がってしまい(当然よね、相手はサクラは盛り上げるのが仕事)、やった成功とソワソワしてメールを待っても音沙汰なしだし。
まったく「悪い人」になれず、お金ばかりが飛んで行く。
なんか、悪い人って、難しい。
悪戦苦闘のとほほ状態。
そんな最中、コメントをくださったみなさんの真摯なご意見やフォローにレスをしながら、やっぱり例え見知らぬ人だとしても「いやなやつ」になれないと、軽いショック…。
それとも那智さんが「悪い人になるかも」と決心したのは、それくらいシビアなことなのかな。
そのシビアな決心をしてくれた那智さんに感謝の気持ち。
でも、そう思うと、己の甘さに、また違う意味で自己嫌悪になったり。
世の中には、いっぱい悪いことしてる人いる。
エッチ空間でだって、3Pや複数だって、ある。
だから、自分本位になれないわたしが1回くらい自分本位になってもいいじゃんって言い聞かせてみたり。
もう、いっそのこと援助交際とかで手っ取り早く?
いやいや、そんなことしちゃいけない。
なにか、ギブアンドテイクになればいいの?
でも、それじゃ、嫉妬にならない?
そんなことを行ったり来たりして、ちょっとぐるぐるの数日間。
わたしは、ここでたくさんノロケて、ちょっと毒を吐くくらいが性に合ってるのかな〜^^;
はしゃぎすぎてしまった反省と超保身のフォローと、そんなわたしに考える機会をくれて、関わってくださるみなさんに感謝の気持ちでエントリーです。
嫌いにならないでくれたら、嬉しいなぁ^^
鞭!鞭!鞭!
非日常的な日常
ホテルの部屋を選ぶパネルの前、那智さんが好きな和室が空いていたからてっきりそのボタンを押すのかと思ったら、那智さんは隣りの洋室を選んだ。
「那智さん、和室じゃなくていいのですか?」
「ああ、和室だと鞭が打ちづらいんだよね。」
ここの和室はベッドではなくて、分厚いマットを畳に直置きにしているので、打ちにくいのだそう。
それを聞いて、ああ今日も鞭を使うんだなって、怖いような嬉しいような、ほんの少し体に力が入る。
部屋に入って、しばらくおしゃべり。
しばらくして「脱いで」と言われ、ブラウスとスカートを脱ぐ。
キャミソールとわんこの尻尾だけになった。
短めの縄を取り出して、体の前で両手首をひとつに括る。
「新しい淵」で身動きできない状態で鞭を打たれることに触れたから、その第一歩なのかな。
いきなり全身拘束じゃなくて、もしかしたら慣らし期間を作ってくれたのかもしれない。
全身拘束で鞭はとっても怖いから、ちょっとホッとした。
ベッドに半身を預けてうつ伏せに。
那智さんがお守りの枕を渡してくれたのを合図に、鞭。
キャミソールをめくりあらわになったお尻に一発。
痛い。
でも、大丈夫。
「うっ」と唸って枕を握れば耐えられる。
今日は、どんなテンションで打つのだろう。
なんとなく、様子を見ながらの「痴人方法(?)」じゃないような気がしていた。
「新しい淵」のときに感じたような容赦ない空気が感じられたからだ。
二発、三発。
徐々に強くなって、しかも連続。
四発目、少し間が開いた。
振り返るとバラ鞭をぐるぐると捻っている。
ああ、あの重たいのだ。
太くてごつごつした一本の鞭になったそれを思いっきり振り下ろされた。
ぎゃーーーーーーー!!!!
痛さに飛び起きる。
不自由な両手では痛いところを押さえることができない。
前に屈んだり、腰をくねらせたりして、なんとか痛みに耐える。
痛い。
でも、もう、四発で嬉しくなってる。
痛いことが気持ち良くなってる。
気持ち良くなるのが、早くなっている気がするな。
打ってもらうために、また体勢を整える。
強弱をつけて…、ううん、弱はないな、超強と強で、繰り返される鞭。
何発かに1回最強が来て、その都度一枚ずつ正気の皮を剥いでいくようだ。
どんどんと地団駄を踏み、頭を振って、痛い痛いと苦しむわたし。
その側で、椅子を引き寄せ、灰皿を用意してたばこに火を着ける那智さん。
わんこの尻尾にキャミソール、汗と体液でぐしゃぐしゃなわたしをスーツ姿の那智さんが静かな目で見てる。
ああ、すてき、那智さん。
冷静に、取るに足らないことのように、コーヒーを啜る動作と同じように。
瞳だけが鋭く、温かく、わたしを刺し、包むように。
もっと打って。
痛く、とっても痛くして。
構える那智さんを振り返りうっとりとして見上げる。
正気を失いそうな強い一発。
いつもなら、そこでまたじっくり痛みをやり過ごしながら惚けさせてくれるのだけど、この日は違った。
ほんの少し嬉しそうな瞳、口角がわずかに上がる。
間髪入れずに同じ力で連続で打ってきた。
その那智さんのなんて魅力的なこと。
早い速度で連続するそれは、力も場所も調整なし。
捩る体におかまいなしに振り下ろす。
お尻、背中、太腿。
ばらけた鞭の一本がおまんこに食い込んできた。
うわああああああ。
柔らかいそこは、たまらなく痛い。
どろっと、おまんこから液体が溢れたのがわかった。
いやだ、わたし、喜んでる。
そんな自分に、すこし呆れる。
もう何発打たれてるかわからない。
痛がり、喜び、感じてる。
連続する鞭、そのうち何回か尾てい骨に当たった。
脂肪が少なく直接骨に当たる感じは、違う痛さで、怖さを伴った痛さだった。
「…那智さん、骨に…当たってます…。」
痛さに堪えながら、切れ切れに訴える。
「痛かったの?」
打つ力をまったく緩めることなく、静かに聞く。
その声が思いの外優しい声で、容赦ない魅力と予想外の優しさに、わたしの涙腺は一気に決壊してしまった。
ベッドから降り、床にへたり込んで、髪を掻きむしって泣いて笑う。
ふにゃふにゃでふわふわした感じで、気持ちいい。
「那智さん、くっついていいですか…。」
わたし、打たれると那智さんにくっつきたくなるんだ。
「どうぞ。」
そう言われて、両手が不自由なままにじり寄り那智さんの腰くっつく。
那智さんは足下に座り擦り寄るわたしの頭を優しく抱きながら、その状態で上から鞭を振り下ろした。
肩や背中をバラ鞭の先端が刺す。
多分加減してくれてるのでしょうけど、痛い場所だから、とても痛い。
ぎゃっと跳ねのいて思わず床に倒れ込んでしまった。
火照った背中を床に当てて、なんとかやり過ごす。
離れた那智さんがずんと近付き、わたしを跨いだ。
那智さんの両足がわたしを拘束するように挟む。
直接触れて挟まれているわけじゃないけど、もう動けない。
床に寝転ぶわたしを見下ろす那智さん、その目に吸い込まれそう。
踏まれたり蹴られたり床に寝転がって見下ろされることはいろいろあったけど、跨がれたのははじめてかもしれない。
小さいころから言われてませんでした?
人や大切なものは跨ぐなって。
跨ぐという行為は、被虐心をとても刺激しました。
そのまま所かまわず鞭の雨。
ああ、幸せ。
痛いことが、いい。
そして、それを那智さんがくれることが、圧倒的にいいのだ。
もう、そこから、覚えていない。
ううん、記憶はあると思うけど、順番とか感情とかがはっきりしてない。
酔って記憶が飛び飛びになっているみたいだ。
ビンタもされたかもしれない。
キスはしてもらって…ないかな。
ああ、思い出した。
髪を掴んで床から引き上げられたんだ。
それで、ビンタされたような気がする。
涙と汗と体液。
わたしのくすくすという笑い声と鼻を啜る音、鞭と絶叫が繰り返されるだけ。
どれくらい時間が経ったのだろう。
朦朧とした感覚から、徐々に正気を取り戻していく。
ぐったりとベッドに寝転ぶわたし、椅子に腰掛けてたばこを吸う那智さんが近寄ってきた。
キャミソールをめくり、でこぼこになって火照っているお尻に指を這わせてきた。
敏感になっているのかな、鳥肌が立つほど気持ちいい。
その瞬間。
ぐわっと、両手でお尻を掴んだ。
痣ができてるそこをぐーーーっと掴むの。
圧迫するような重い痛みが走る。
でも、もう、それはただ気持ちいいだけだ。
もどかしいほど気持ちいい。
那智さんの掴むリズムに合わせるように、体がわなわなと震えて、もっともっとと思う。
わたしはあの重さと鋭さの混ざったようなバラ鞭の痛さが好きだ。
皮膚を痛め肉を震わすような。
だけど、それがいいのは、那智さんがしてくれるからだ。
いつもそう感じるのだけど、今回は特に思った。
冷静に、ときに嬉しそうに、温かさと冷たさを感じさせながら、涼しい顔をして打つ那智さんを見て、焦がれながら痛い思いをすることが、一番好きなのかもしれない。
ホテルの部屋を選ぶパネルの前、那智さんが好きな和室が空いていたからてっきりそのボタンを押すのかと思ったら、那智さんは隣りの洋室を選んだ。
「那智さん、和室じゃなくていいのですか?」
「ああ、和室だと鞭が打ちづらいんだよね。」
ここの和室はベッドではなくて、分厚いマットを畳に直置きにしているので、打ちにくいのだそう。
それを聞いて、ああ今日も鞭を使うんだなって、怖いような嬉しいような、ほんの少し体に力が入る。
部屋に入って、しばらくおしゃべり。
しばらくして「脱いで」と言われ、ブラウスとスカートを脱ぐ。
キャミソールとわんこの尻尾だけになった。
短めの縄を取り出して、体の前で両手首をひとつに括る。
「新しい淵」で身動きできない状態で鞭を打たれることに触れたから、その第一歩なのかな。
いきなり全身拘束じゃなくて、もしかしたら慣らし期間を作ってくれたのかもしれない。
全身拘束で鞭はとっても怖いから、ちょっとホッとした。
ベッドに半身を預けてうつ伏せに。
那智さんがお守りの枕を渡してくれたのを合図に、鞭。
キャミソールをめくりあらわになったお尻に一発。
痛い。
でも、大丈夫。
「うっ」と唸って枕を握れば耐えられる。
今日は、どんなテンションで打つのだろう。
なんとなく、様子を見ながらの「痴人方法(?)」じゃないような気がしていた。
「新しい淵」のときに感じたような容赦ない空気が感じられたからだ。
二発、三発。
徐々に強くなって、しかも連続。
四発目、少し間が開いた。
振り返るとバラ鞭をぐるぐると捻っている。
ああ、あの重たいのだ。
太くてごつごつした一本の鞭になったそれを思いっきり振り下ろされた。
ぎゃーーーーーーー!!!!
痛さに飛び起きる。
不自由な両手では痛いところを押さえることができない。
前に屈んだり、腰をくねらせたりして、なんとか痛みに耐える。
痛い。
でも、もう、四発で嬉しくなってる。
痛いことが気持ち良くなってる。
気持ち良くなるのが、早くなっている気がするな。
打ってもらうために、また体勢を整える。
強弱をつけて…、ううん、弱はないな、超強と強で、繰り返される鞭。
何発かに1回最強が来て、その都度一枚ずつ正気の皮を剥いでいくようだ。
どんどんと地団駄を踏み、頭を振って、痛い痛いと苦しむわたし。
その側で、椅子を引き寄せ、灰皿を用意してたばこに火を着ける那智さん。
わんこの尻尾にキャミソール、汗と体液でぐしゃぐしゃなわたしをスーツ姿の那智さんが静かな目で見てる。
ああ、すてき、那智さん。
冷静に、取るに足らないことのように、コーヒーを啜る動作と同じように。
瞳だけが鋭く、温かく、わたしを刺し、包むように。
もっと打って。
痛く、とっても痛くして。
構える那智さんを振り返りうっとりとして見上げる。
正気を失いそうな強い一発。
いつもなら、そこでまたじっくり痛みをやり過ごしながら惚けさせてくれるのだけど、この日は違った。
ほんの少し嬉しそうな瞳、口角がわずかに上がる。
間髪入れずに同じ力で連続で打ってきた。
その那智さんのなんて魅力的なこと。
早い速度で連続するそれは、力も場所も調整なし。
捩る体におかまいなしに振り下ろす。
お尻、背中、太腿。
ばらけた鞭の一本がおまんこに食い込んできた。
うわああああああ。
柔らかいそこは、たまらなく痛い。
どろっと、おまんこから液体が溢れたのがわかった。
いやだ、わたし、喜んでる。
そんな自分に、すこし呆れる。
もう何発打たれてるかわからない。
痛がり、喜び、感じてる。
連続する鞭、そのうち何回か尾てい骨に当たった。
脂肪が少なく直接骨に当たる感じは、違う痛さで、怖さを伴った痛さだった。
「…那智さん、骨に…当たってます…。」
痛さに堪えながら、切れ切れに訴える。
「痛かったの?」
打つ力をまったく緩めることなく、静かに聞く。
その声が思いの外優しい声で、容赦ない魅力と予想外の優しさに、わたしの涙腺は一気に決壊してしまった。
ベッドから降り、床にへたり込んで、髪を掻きむしって泣いて笑う。
ふにゃふにゃでふわふわした感じで、気持ちいい。
「那智さん、くっついていいですか…。」
わたし、打たれると那智さんにくっつきたくなるんだ。
「どうぞ。」
そう言われて、両手が不自由なままにじり寄り那智さんの腰くっつく。
那智さんは足下に座り擦り寄るわたしの頭を優しく抱きながら、その状態で上から鞭を振り下ろした。
肩や背中をバラ鞭の先端が刺す。
多分加減してくれてるのでしょうけど、痛い場所だから、とても痛い。
ぎゃっと跳ねのいて思わず床に倒れ込んでしまった。
火照った背中を床に当てて、なんとかやり過ごす。
離れた那智さんがずんと近付き、わたしを跨いだ。
那智さんの両足がわたしを拘束するように挟む。
直接触れて挟まれているわけじゃないけど、もう動けない。
床に寝転ぶわたしを見下ろす那智さん、その目に吸い込まれそう。
踏まれたり蹴られたり床に寝転がって見下ろされることはいろいろあったけど、跨がれたのははじめてかもしれない。
小さいころから言われてませんでした?
人や大切なものは跨ぐなって。
跨ぐという行為は、被虐心をとても刺激しました。
そのまま所かまわず鞭の雨。
ああ、幸せ。
痛いことが、いい。
そして、それを那智さんがくれることが、圧倒的にいいのだ。
もう、そこから、覚えていない。
ううん、記憶はあると思うけど、順番とか感情とかがはっきりしてない。
酔って記憶が飛び飛びになっているみたいだ。
ビンタもされたかもしれない。
キスはしてもらって…ないかな。
ああ、思い出した。
髪を掴んで床から引き上げられたんだ。
それで、ビンタされたような気がする。
涙と汗と体液。
わたしのくすくすという笑い声と鼻を啜る音、鞭と絶叫が繰り返されるだけ。
どれくらい時間が経ったのだろう。
朦朧とした感覚から、徐々に正気を取り戻していく。
ぐったりとベッドに寝転ぶわたし、椅子に腰掛けてたばこを吸う那智さんが近寄ってきた。
キャミソールをめくり、でこぼこになって火照っているお尻に指を這わせてきた。
敏感になっているのかな、鳥肌が立つほど気持ちいい。
その瞬間。
ぐわっと、両手でお尻を掴んだ。
痣ができてるそこをぐーーーっと掴むの。
圧迫するような重い痛みが走る。
でも、もう、それはただ気持ちいいだけだ。
もどかしいほど気持ちいい。
那智さんの掴むリズムに合わせるように、体がわなわなと震えて、もっともっとと思う。
わたしはあの重さと鋭さの混ざったようなバラ鞭の痛さが好きだ。
皮膚を痛め肉を震わすような。
だけど、それがいいのは、那智さんがしてくれるからだ。
いつもそう感じるのだけど、今回は特に思った。
冷静に、ときに嬉しそうに、温かさと冷たさを感じさせながら、涼しい顔をして打つ那智さんを見て、焦がれながら痛い思いをすることが、一番好きなのかもしれない。
わたしの願い事
独特な幸福感
那智さんが携帯電話を変えた。
いままでは「パカッ」と二つ折りのだったけど、今度は一枚板(?)のタイプ。
これが、わたし的にはラッキーだった。
二つ折りってパタンと畳むと自動で切れちゃうでしょ?
それが、一枚板は「切るボタン」を確実に押さないと切れないのよね、それがラッキー。
なぜかって、タバコタイムに那智さんが電話をくれて、「じゃあね〜」と切ったあと胸のポケットにしまうのだけど、たまーにちゃんと「切るボタン」を押し切ってないときがあるのです。
電話って、基本的に相手が切るタイミングと同じかちょい遅いくらいに切るので、那智さんに対してももちろんそうするの。
もっというと、ぎりぎりまで繋がっていたいから、確実に切れるまで待ってる。(しおらしい感じだけど、どちらかというとわたしが名残惜しい感があってそうしてます)
それで、たまーに切れてないときがあって、繋がったままポケットに収まってしまうのですよ。
「じゃあね」と言ってボタンを探る気配がして、「がさごそ」。
喫煙所になってるベランダからお仕事場に入る様子が聞こえる。
んん?切れてないの?切ってないの?
携帯を握りしめたまま、じっと様子を伺う。
がさがさっ、こつこつ
沈黙の中、衣擦れと靴音。
ざざざっ
ピッ、プーーー、ピポパ…ピピポパ
あああ、座って、オンフックで電話するんだ。
やっぱり切れてないことに気付いてない!!!
わあ、どうしよう。
『○○○○の○○です、あ、どうも、お疲れさまです〜』
話しはじめた。
あ〜ん、わたし那智さんの声大好きなんだぁ。
しかも、わたしのこと放っといて、わたし以外の人と話すのを聞いてるのとっても好きなのぉ。
(過去記事「片手間」にも書いたかな?)
切れないよぉ、聞いていたーい。
悪趣味なストーカーのようだけど、大好きなことは止められない。
ウキウキして聞いてしまう。
『はい、じゃあ、よろしくお願いします〜』
あ、電話切った。
『××さん、○&%×△◎だった?』
女性の声。
この人が、ベテラン経理おばさまね。
那智さんのほうがポジションは上なんだけど、ここの勤務年数はずっと長いベテランおばさま。
もうすぐ定年というこの女性は、ちょっとくせ者で那智さんも扱いに苦労してる。
那智さんを困らせる、わたしの憎くき敵なのだ、とわたしが勝手に敵視してる。
『あ〜、はい、そうですね』
『昨日ね、あたしさ〜、××で○して#$◎でさ〜、ね、○○でしょ?だから、言ってやったのよ、$●□%って』
『あ〜、はい〜』
うふふ、那智さんの声。
『さてと…』
がさがさ!!
ざっざっざっ…
あ、歩きだした?
席を立ったんだ。
わーい、なんだか、わたし、小さくなって胸のポケットにいるみたい。
こういうの憧れるよね、「南くんの恋人」状態。
もう、那智さんの靴音さえもいとおしい。
がさごそ、がさごそ。
席に戻った?
もう、わくわくして受話器に耳を押し当てる。
『それでさ〜、昨日はね、○○でさ、×△さんが××だったから、もうあたしおかしくってさ〜』
『ああ、そうですか。』
『ね〜、笑っちゃうでしょ、○○だって、××しちゃってね〜』
『ははは』
『○○%#だからね、あたし言ってやったのよ〜。××で●して△だからね、それでさ〜』
『うん…』
那智さんのポケットの中の小さなわたし。
いつも那智さんと一緒、どこに行くにもくっついて離れない。
那智さんはポケットの中のわたしを、ときどき思い出したり、忘れたり。
なんて、うっとりするファンタジー。
でも、悪趣味だから、とっても名残惜しいけど、適当なところで切りました。
大好きな那智さんの声。
靴音だって心地良い響き。
時々漏れる溜息もがさがさという衣擦れも、ポケットのゆりかごに抱かれて、安心の子守唄。
那智さんに従属していたいわたしは、このポケットのゆりかごは、とてもラッキーなプレゼントなのでした。
だけど、携帯を握りしめ、ファンタジーにうっとりするわたしが聞いていたものの8割はおばさまのおしゃべり…。
ああ、すてきな那智さんの……相づち。
今日は七夕ですね^^
織り姫と彦星は会えるかな?
星に願いを、なににしよう♪
「小さくなって、那智さんのポケットに入れますように」
うう〜ん、そうはいっても実際叶ったら、大問題だよね…^^;
じゃあ。
「○○百貨店でわんこになる勇気をください」
ああ、これも叶ってしまっては、いけない気がする。
「那智さんがお仕事に集中できますように〜!!」
これにしよーー^^
何をお願いしますか?
みんな、叶いますように^^
那智さんが携帯電話を変えた。
いままでは「パカッ」と二つ折りのだったけど、今度は一枚板(?)のタイプ。
これが、わたし的にはラッキーだった。
二つ折りってパタンと畳むと自動で切れちゃうでしょ?
それが、一枚板は「切るボタン」を確実に押さないと切れないのよね、それがラッキー。
なぜかって、タバコタイムに那智さんが電話をくれて、「じゃあね〜」と切ったあと胸のポケットにしまうのだけど、たまーにちゃんと「切るボタン」を押し切ってないときがあるのです。
電話って、基本的に相手が切るタイミングと同じかちょい遅いくらいに切るので、那智さんに対してももちろんそうするの。
もっというと、ぎりぎりまで繋がっていたいから、確実に切れるまで待ってる。(しおらしい感じだけど、どちらかというとわたしが名残惜しい感があってそうしてます)
それで、たまーに切れてないときがあって、繋がったままポケットに収まってしまうのですよ。
「じゃあね」と言ってボタンを探る気配がして、「がさごそ」。
喫煙所になってるベランダからお仕事場に入る様子が聞こえる。
んん?切れてないの?切ってないの?
携帯を握りしめたまま、じっと様子を伺う。
がさがさっ、こつこつ
沈黙の中、衣擦れと靴音。
ざざざっ
ピッ、プーーー、ピポパ…ピピポパ
あああ、座って、オンフックで電話するんだ。
やっぱり切れてないことに気付いてない!!!
わあ、どうしよう。
『○○○○の○○です、あ、どうも、お疲れさまです〜』
話しはじめた。
あ〜ん、わたし那智さんの声大好きなんだぁ。
しかも、わたしのこと放っといて、わたし以外の人と話すのを聞いてるのとっても好きなのぉ。
(過去記事「片手間」にも書いたかな?)
切れないよぉ、聞いていたーい。
悪趣味なストーカーのようだけど、大好きなことは止められない。
ウキウキして聞いてしまう。
『はい、じゃあ、よろしくお願いします〜』
あ、電話切った。
『××さん、○&%×△◎だった?』
女性の声。
この人が、ベテラン経理おばさまね。
那智さんのほうがポジションは上なんだけど、ここの勤務年数はずっと長いベテランおばさま。
もうすぐ定年というこの女性は、ちょっとくせ者で那智さんも扱いに苦労してる。
那智さんを困らせる、わたしの憎くき敵なのだ、とわたしが勝手に敵視してる。
『あ〜、はい、そうですね』
『昨日ね、あたしさ〜、××で○して#$◎でさ〜、ね、○○でしょ?だから、言ってやったのよ、$●□%って』
『あ〜、はい〜』
うふふ、那智さんの声。
『さてと…』
がさがさ!!
ざっざっざっ…
あ、歩きだした?
席を立ったんだ。
わーい、なんだか、わたし、小さくなって胸のポケットにいるみたい。
こういうの憧れるよね、「南くんの恋人」状態。
もう、那智さんの靴音さえもいとおしい。
がさごそ、がさごそ。
席に戻った?
もう、わくわくして受話器に耳を押し当てる。
『それでさ〜、昨日はね、○○でさ、×△さんが××だったから、もうあたしおかしくってさ〜』
『ああ、そうですか。』
『ね〜、笑っちゃうでしょ、○○だって、××しちゃってね〜』
『ははは』
『○○%#だからね、あたし言ってやったのよ〜。××で●して△だからね、それでさ〜』
『うん…』
那智さんのポケットの中の小さなわたし。
いつも那智さんと一緒、どこに行くにもくっついて離れない。
那智さんはポケットの中のわたしを、ときどき思い出したり、忘れたり。
なんて、うっとりするファンタジー。
でも、悪趣味だから、とっても名残惜しいけど、適当なところで切りました。
大好きな那智さんの声。
靴音だって心地良い響き。
時々漏れる溜息もがさがさという衣擦れも、ポケットのゆりかごに抱かれて、安心の子守唄。
那智さんに従属していたいわたしは、このポケットのゆりかごは、とてもラッキーなプレゼントなのでした。
だけど、携帯を握りしめ、ファンタジーにうっとりするわたしが聞いていたものの8割はおばさまのおしゃべり…。
ああ、すてきな那智さんの……相づち。
今日は七夕ですね^^
織り姫と彦星は会えるかな?
星に願いを、なににしよう♪
「小さくなって、那智さんのポケットに入れますように」
うう〜ん、そうはいっても実際叶ったら、大問題だよね…^^;
じゃあ。
「○○百貨店でわんこになる勇気をください」
ああ、これも叶ってしまっては、いけない気がする。
「那智さんがお仕事に集中できますように〜!!」
これにしよーー^^
何をお願いしますか?
みんな、叶いますように^^
割れ鍋にとじ蓋?
独特な幸福感
那智さんは「少数派に価値がある」と思っている。
もっと乱暴な言い方をすれば、「人と違うことのほうが、えらい」と言っている。
それは、わたしたちの間で行われる行為でも同じ。
わたしが他者と比較して悲しくなっているときは、「他者と比べることは無意味だ」なんていうくせに、自分は「人と違うことのほうがえらい」なんて思い切り比較してるじゃない!!
そう意見すると、それは違うのだそう。
別に誰と比較してるというものではなくて、俺がいままで見聞きしたことがないことを思いつくと、その発想が俺の中で「価値がある」という評価になって、それをすることが満足なだけ。
だから、他と比較して、どうこう言っているんじゃない、のだそう。
那智さんの自己満足評価として、「えらい」ということ。
それがオリジナルかどうかなんて、知る術もないし、世の中いろんなAVやエッチ小説もあるし、ブログやサイトでもみなさんいろんなことをされてるので、きっとオリジナルなんてないと思う。
だから、誰もしていないことがいいというのではなくて、那智さん自身の既存の形にはない、新しい発想が好きだということのようです。
うう、別に「えらい」ことを選んでしなくても…したいことをすればいいのに、と思うけど、それが那智さんのしたいことのようなので、しかたない。
例えば…。
タッパーに排泄物を入れて持ち歩く「一番シリーズ(恥ずかしい編)」
(排泄する姿を見せるのとはひと味違う恥ずかしさ)
紙おむつをして排泄しながら街を歩く「一番困ったこと1、2」
(ああ、これはされてる方いそうですけど?)
観光地のお城の柱に拘束する「殿のご乱心」
(こういう端から見て「?」というのがお好き^^;)
お外で頭から水をかける「夢が叶うとき1、2、3」
(これはわたしの夢から生まれたものですけど…)
お馴染みの一般道で四つん這い「またわんこです^^;1、2、3」
(裸にしないで一般道というのが、ミソらしい。えといつも同じわんこの話をリンクしてるから、ちょっと変えて、これはお店でわんこです)
(あはは、那智さんの脳の中がわかりますね^^;お外と排泄好き*^^*。せっかくなので、過去エントリーもお楽しみくださいませ)
うう、確かに、ちょっとオリジナル?
行為って、結果を求める過程に過ぎないと思うのです。
「恥ずかしがらせたい」とか「我を忘れさせたい」とか「かまいたい」とか、答えが先にあって、そのための手段が行為だと思うのだけど、那智さんの場合、それが自分の「いままで思いつかなかった」ことがより満足に繋がるということなのです。
SM的行為ってエスカレートしていくものですけど、「エスカレート」というよりも「新しい発想」や「新しい展開」が面白いという感じかな。
だから、世の中には、もっとすごいことをされてるかたは、いっぱいいるはずで、わたしたちはハイレベルではないと思ってます^^;
結果への道「A」「B」「C」はやったことあるし見たこともある、で、新しい「D」という道を思いつき、それを遂行させるために想像を広げ、抵抗するわたしとの攻防を楽しみ、いつのまにかわたしに染み込ませたりする、その時間も那智さんの満足のひとつなのでしょう。
だから、いますぐするというものでもないみたい(けっこう、「いつか必ずする」確率は高いですけど^^;)
「デパートでわんこ」が最近の那智さんの楽しい発想。
シミュレーションしてわたしに聞かせてくれる。
わたしは、いろいろ言って抵抗する。
妄想の中の隅っこのわたしは、そのシミュレーションを喜んでるのはわかってるけど、実際するとなると、それは大きな大きな障害があるもの。
そういうとき、那智さんはよくこんなふうに聞く。
「デパートで四つん這いになって買い物する人なんて、聞いたことある?」
「ないです…」
「いままでそういうことした人いるかな〜?」
「さあ、わかりません…」
「何人くらいいるかな?」
「…」
瞬時に、思考フル回転。
こんなとき、お返事を間違うととんでもないことになるのよ。
『そんなことする人いませんよ!!』なんて言ったら、『じゃあ、最初だね^^』ってなるし。
『2、3人くらい…』これも危ない、『まだそれくらいしかやってないなら!!』と勢いついちゃう。
『100人くらいはしてるんじゃないですか?』と敢えて多数派にしてしまう作戦も、逆効果。
『そんなにしてるなら、りん子もできるね』となってしまう。
「10人くらい…かな…」
などという、ぬるーい数字を言って、やる気を萎えさせるのが正解なの。
いえいえ、そんな攻防はどうでもいいのですけど。
SMとして、可愛がりかたとして。
結果が大事?
過程が楽しい?
両方、楽しむ?
どれも、ありだと思うけど。
その過程が「新しい思いつき」のほうが価値があるという価値観を持つのは、いかがなものでしょうか。
付き合うわたしはとても大変。
だけど、じゃあ、「那智さん自身の新しい発想を楽しむ」ではなく、既存のものの「エスカレート形」がいいのかというと、それも、わからない。
もう数年に渡って、これにお付き合いしているので、果たしてそれ以外がわたしの望みだったのかどうか、ちょっとわからなくなっているから。
「お水をかけるなんてりん子の夢からの発想だし、相乗効果なんだよ」とまで言われてるし。
だけど、臆病者のわたしには「エスカレート」することは怖いことのひとつ。
ピアスや拡張などは、どうしてもエスカレートしていくものだと思う。
もちろん、わたしたちだって、少しずつエスカレートはしてるけど、ときどき新しい発想が生まれて、そこで一から始めるなんてことも多々あるから、もしかしたら、怖がりのわたしには那智さん式のほうが合ってるのかもしれないな、なんて思いました。
ああ、でも、とっても大変ですけども…。
那智さんは「少数派に価値がある」と思っている。
もっと乱暴な言い方をすれば、「人と違うことのほうが、えらい」と言っている。
それは、わたしたちの間で行われる行為でも同じ。
わたしが他者と比較して悲しくなっているときは、「他者と比べることは無意味だ」なんていうくせに、自分は「人と違うことのほうがえらい」なんて思い切り比較してるじゃない!!
そう意見すると、それは違うのだそう。
別に誰と比較してるというものではなくて、俺がいままで見聞きしたことがないことを思いつくと、その発想が俺の中で「価値がある」という評価になって、それをすることが満足なだけ。
だから、他と比較して、どうこう言っているんじゃない、のだそう。
那智さんの自己満足評価として、「えらい」ということ。
それがオリジナルかどうかなんて、知る術もないし、世の中いろんなAVやエッチ小説もあるし、ブログやサイトでもみなさんいろんなことをされてるので、きっとオリジナルなんてないと思う。
だから、誰もしていないことがいいというのではなくて、那智さん自身の既存の形にはない、新しい発想が好きだということのようです。
うう、別に「えらい」ことを選んでしなくても…したいことをすればいいのに、と思うけど、それが那智さんのしたいことのようなので、しかたない。
例えば…。
タッパーに排泄物を入れて持ち歩く「一番シリーズ(恥ずかしい編)」
(排泄する姿を見せるのとはひと味違う恥ずかしさ)
紙おむつをして排泄しながら街を歩く「一番困ったこと1、2」
(ああ、これはされてる方いそうですけど?)
観光地のお城の柱に拘束する「殿のご乱心」
(こういう端から見て「?」というのがお好き^^;)
お外で頭から水をかける「夢が叶うとき1、2、3」
(これはわたしの夢から生まれたものですけど…)
お馴染みの一般道で四つん這い「またわんこです^^;1、2、3」
(裸にしないで一般道というのが、ミソらしい。えといつも同じわんこの話をリンクしてるから、ちょっと変えて、これはお店でわんこです)
(あはは、那智さんの脳の中がわかりますね^^;お外と排泄好き*^^*。せっかくなので、過去エントリーもお楽しみくださいませ)
うう、確かに、ちょっとオリジナル?
行為って、結果を求める過程に過ぎないと思うのです。
「恥ずかしがらせたい」とか「我を忘れさせたい」とか「かまいたい」とか、答えが先にあって、そのための手段が行為だと思うのだけど、那智さんの場合、それが自分の「いままで思いつかなかった」ことがより満足に繋がるということなのです。
SM的行為ってエスカレートしていくものですけど、「エスカレート」というよりも「新しい発想」や「新しい展開」が面白いという感じかな。
だから、世の中には、もっとすごいことをされてるかたは、いっぱいいるはずで、わたしたちはハイレベルではないと思ってます^^;
結果への道「A」「B」「C」はやったことあるし見たこともある、で、新しい「D」という道を思いつき、それを遂行させるために想像を広げ、抵抗するわたしとの攻防を楽しみ、いつのまにかわたしに染み込ませたりする、その時間も那智さんの満足のひとつなのでしょう。
だから、いますぐするというものでもないみたい(けっこう、「いつか必ずする」確率は高いですけど^^;)
「デパートでわんこ」が最近の那智さんの楽しい発想。
シミュレーションしてわたしに聞かせてくれる。
わたしは、いろいろ言って抵抗する。
妄想の中の隅っこのわたしは、そのシミュレーションを喜んでるのはわかってるけど、実際するとなると、それは大きな大きな障害があるもの。
そういうとき、那智さんはよくこんなふうに聞く。
「デパートで四つん這いになって買い物する人なんて、聞いたことある?」
「ないです…」
「いままでそういうことした人いるかな〜?」
「さあ、わかりません…」
「何人くらいいるかな?」
「…」
瞬時に、思考フル回転。
こんなとき、お返事を間違うととんでもないことになるのよ。
『そんなことする人いませんよ!!』なんて言ったら、『じゃあ、最初だね^^』ってなるし。
『2、3人くらい…』これも危ない、『まだそれくらいしかやってないなら!!』と勢いついちゃう。
『100人くらいはしてるんじゃないですか?』と敢えて多数派にしてしまう作戦も、逆効果。
『そんなにしてるなら、りん子もできるね』となってしまう。
「10人くらい…かな…」
などという、ぬるーい数字を言って、やる気を萎えさせるのが正解なの。
いえいえ、そんな攻防はどうでもいいのですけど。
SMとして、可愛がりかたとして。
結果が大事?
過程が楽しい?
両方、楽しむ?
どれも、ありだと思うけど。
その過程が「新しい思いつき」のほうが価値があるという価値観を持つのは、いかがなものでしょうか。
付き合うわたしはとても大変。
だけど、じゃあ、「那智さん自身の新しい発想を楽しむ」ではなく、既存のものの「エスカレート形」がいいのかというと、それも、わからない。
もう数年に渡って、これにお付き合いしているので、果たしてそれ以外がわたしの望みだったのかどうか、ちょっとわからなくなっているから。
「お水をかけるなんてりん子の夢からの発想だし、相乗効果なんだよ」とまで言われてるし。
だけど、臆病者のわたしには「エスカレート」することは怖いことのひとつ。
ピアスや拡張などは、どうしてもエスカレートしていくものだと思う。
もちろん、わたしたちだって、少しずつエスカレートはしてるけど、ときどき新しい発想が生まれて、そこで一から始めるなんてことも多々あるから、もしかしたら、怖がりのわたしには那智さん式のほうが合ってるのかもしれないな、なんて思いました。
ああ、でも、とっても大変ですけども…。