我が子のクリスマス
独り言
「いい子にしないとサンタさん来ないよ」
そんなような言葉を、わたしは我が子にいったことがない。
幼稚園に入る前後、やっとクリスマスやサンタクロースを意識できるようになった頃。
ご多分にもれず、以前から我が子がほしがっていた「某キャラクターのおうちセット」を買い枕元に置いたことがあった。
朝起きた我が子は枕元のおもちゃに「ホントに来るんだ。。。」と、それはそれはよろこんだ。
架空の人物を信じよろこぶ無邪気な姿はかわいくて、見ているわたしも気持ちよかった。
だけど、ちょっと違和感を覚えてしまったのだ。
なんで見ず知らずの架空の老人に花を待たせないといけないのだろう??って。
ほしいものを手にしてよろこぶこの表情は架空の老人(まあ、わたしなんだけどね)ではなく、我が子を愛している大人たちに見せたほうがいいのではないかと思ったのだ。
我が子を可愛がってくれる大人や遠方でなかなか会えない大人たちのほうが架空の老人よりずっと見たいだろうし、我が子の願いを叶えてくれる人は架空の老人より、その大人たちであったほうが双方幸せだろう。
そう思って翌年からほしいのもはおじいちゃんやおばあちゃんに買ってもらうことにした。
(まあ、本来の主旨から外れてプレゼント買う理由がないのだけどね^^;)
それに、なんか我が子を騙しているみたいでちょっと居心地悪かったし、いつか知られてしまったときにいたたまれなくなりそうだったし、嘘を突き通す自信がなかった。
とにかく特に期待を煽ることせず『サンタさん』を重要視しない方針にした。
以来、ほしいものは身近な大人がプレゼントしてくれて、サンタさんからは『片方なくした手袋』とか『足が冷えるといっていたからルームシューズ』とか、『必要なもの』が枕元に届くようになった(笑)
ちょうど同じ頃に幼稚園で「サンタさんはいない」という噂が流れたらしく「お母さん、サンタさんっていないの?」と聞かれ
サンタさんは、サンタさんを信じている子のところに来るんだよ
と答えたこともあり、それ以来「いい子にしてたら」という文言を口にすることはなかった。
それが正解かどうかはわからない。
だけど、わたしは「いい子にしていないと~しない」という言葉があまり好きではないんだな。
『いい子』なんて、定義が曖昧で大人側の感情や都合で変わることで子どもをコントロールしたくない。
こんな些細なことでも、条件付きのプレゼントにして、我が子に大人(この場合主にわたし)の顔色を伺うようにしたくなかった。
我が子がどんなでもおじいちゃんとおばあちゃんはプレゼントくれるし、しょぼいけどサンタさんもくれる(しかも必需品!!)、大げさだけど『どんなあなたでも世界はあなたを受け入れいてる』そうしていたいのだ。
だから、「いい子にしてたら」を口にしてこなかったやり方をわたし自身は気に入っている。
なんか、小難しい母親でつまらないかな^^;
でも、我が子の誕生日は友人を呼んで毎年盛大に企画してたのよ。
我が子と友人たちがリビングにたどり着くまでにクイズや仕掛けを施し、プチ脱出ゲームみたいにして盛り上げたり!!
誕生日ケーキデコレーション大会したり!!
さて、今年のクリスマス前日、我が子が「サンタさん来るかな?(笑)」といってきた。
いや、さすがに成人を迎えた大人には来ないでしょう!?といいつつも『信じていたら来る』という前提もあるので、急いで我が子が好きなお菓子を買ってきた。
ということで数年ぶり?今宵、我が子の枕元にはプレゼントが届くことになる。
でもね~、最近はわたしより夜ふかしだからな~、いつ仕込んだらいいのだろう?(笑)
ということで、皆さま、メリークリスマス。
よい時間をすごしてね^^
「等式」「我が子のクリスマス」感想です。
りん子と息子さんとの関係性は羨ましいといつも思っています。
私は子供にサンタさんが何をプレゼントしたら良いのかわからないから、窓を開けて欲しいものを叫べと言っていました。(笑)
「いい子にしないとサンタさん来ないよ」
そんなような言葉を、わたしは我が子にいったことがない。
幼稚園に入る前後、やっとクリスマスやサンタクロースを意識できるようになった頃。
ご多分にもれず、以前から我が子がほしがっていた「某キャラクターのおうちセット」を買い枕元に置いたことがあった。
朝起きた我が子は枕元のおもちゃに「ホントに来るんだ。。。」と、それはそれはよろこんだ。
架空の人物を信じよろこぶ無邪気な姿はかわいくて、見ているわたしも気持ちよかった。
だけど、ちょっと違和感を覚えてしまったのだ。
なんで見ず知らずの架空の老人に花を待たせないといけないのだろう??って。
ほしいものを手にしてよろこぶこの表情は架空の老人(まあ、わたしなんだけどね)ではなく、我が子を愛している大人たちに見せたほうがいいのではないかと思ったのだ。
我が子を可愛がってくれる大人や遠方でなかなか会えない大人たちのほうが架空の老人よりずっと見たいだろうし、我が子の願いを叶えてくれる人は架空の老人より、その大人たちであったほうが双方幸せだろう。
そう思って翌年からほしいのもはおじいちゃんやおばあちゃんに買ってもらうことにした。
(まあ、本来の主旨から外れてプレゼント買う理由がないのだけどね^^;)
それに、なんか我が子を騙しているみたいでちょっと居心地悪かったし、いつか知られてしまったときにいたたまれなくなりそうだったし、嘘を突き通す自信がなかった。
とにかく特に期待を煽ることせず『サンタさん』を重要視しない方針にした。
以来、ほしいものは身近な大人がプレゼントしてくれて、サンタさんからは『片方なくした手袋』とか『足が冷えるといっていたからルームシューズ』とか、『必要なもの』が枕元に届くようになった(笑)
ちょうど同じ頃に幼稚園で「サンタさんはいない」という噂が流れたらしく「お母さん、サンタさんっていないの?」と聞かれ
サンタさんは、サンタさんを信じている子のところに来るんだよ
と答えたこともあり、それ以来「いい子にしてたら」という文言を口にすることはなかった。
それが正解かどうかはわからない。
だけど、わたしは「いい子にしていないと~しない」という言葉があまり好きではないんだな。
『いい子』なんて、定義が曖昧で大人側の感情や都合で変わることで子どもをコントロールしたくない。
こんな些細なことでも、条件付きのプレゼントにして、我が子に大人(この場合主にわたし)の顔色を伺うようにしたくなかった。
我が子がどんなでもおじいちゃんとおばあちゃんはプレゼントくれるし、しょぼいけどサンタさんもくれる(しかも必需品!!)、大げさだけど『どんなあなたでも世界はあなたを受け入れいてる』そうしていたいのだ。
だから、「いい子にしてたら」を口にしてこなかったやり方をわたし自身は気に入っている。
なんか、小難しい母親でつまらないかな^^;
でも、我が子の誕生日は友人を呼んで毎年盛大に企画してたのよ。
我が子と友人たちがリビングにたどり着くまでにクイズや仕掛けを施し、プチ脱出ゲームみたいにして盛り上げたり!!
誕生日ケーキデコレーション大会したり!!
さて、今年のクリスマス前日、我が子が「サンタさん来るかな?(笑)」といってきた。
いや、さすがに成人を迎えた大人には来ないでしょう!?といいつつも『信じていたら来る』という前提もあるので、急いで我が子が好きなお菓子を買ってきた。
ということで数年ぶり?今宵、我が子の枕元にはプレゼントが届くことになる。
でもね~、最近はわたしより夜ふかしだからな~、いつ仕込んだらいいのだろう?(笑)
ということで、皆さま、メリークリスマス。
よい時間をすごしてね^^
「等式」「我が子のクリスマス」感想です。
りん子と息子さんとの関係性は羨ましいといつも思っています。
私は子供にサンタさんが何をプレゼントしたら良いのかわからないから、窓を開けて欲しいものを叫べと言っていました。(笑)
懐く
独特な幸福感
夜、少しだけ会えた。
翌日は一日会える日だったのだけど、那智さんのお薬をもらいに行くのに付き合うから夜も少し会えたのだ。
時間も短いし明日のお酒を美味しくするために、今夜はノンアルコール。
ホテル後の飲みで外に出たとき時々「食べたいね」と話題に出るけれど、ビールよりコーラのほうが合うからと見送られてきた○ンタッキーフライドチキンへ。
ノンアルコールならではを楽しむことに。
チキンも食べたいけど、サンドもほしいなぁ
りん子はポテトだろ?
俺はコールスロー買うかな、りん子もほしいならMにする?
クリニックからケンタに向かいながらメニューを考えるのも楽しい。
いつも前は通っていたけれど、初めて入る2階のテーブル席が想像よりずっと広くてちょっと不思議。
冬の夜、窓の外はもう真っ暗。
人がまばらな広いフロアも控えめな照明に思えて、少し切なげ。
アルコールのないかけ足のデート。
でもかけ足に感じないように笑い合う、なんだか高校生みたいなデートだった。
改札を通り二人してトイレに。
女性用が並んでいた。
乗る予定の電車にはまだ大丈夫だけど、那智さんを待たせてしまうし「遅いな」とちょっとでも心配かけてしまわないか、少し気が焦る。
トイレから出ると見つけやすいところに那智さんはいた。
そばにあったチラシを取って眺めていた。
「お待たせしました、並んでました」
そういうと『ふーん』という感じで、手にしたチラシを眺めながらエスカレーターに向かった。
『青春○きっぷ』みたいな乗り放題きっぷのチラシだった。
わたしが遅かったことなんてぜんぜん気にならなかったようにチラシの文言を読む那智さんがとても好きだと思った。
時間が短かったからかな。
それともファーストフードが広くて切なかったからかな。
いつも楽しくしようとしてくれて、わたしのトイレが遅くても何も心を動かさない那智さんが恋しいと思った。
(これわかるかな、待たせたわたしに「申し訳ない」と思わせない態度なんだよね)
エスカレーターの前に乗り少しこちらに体を向けいる那智さんの肩口におでこをトンと当てる。
ビクともしない。
今度は鼻先をぎゅーっと押し当ててみる。
変わらない。
安心して楽しくなって、おでこでトン、トン、トーンと体重を預けた。
なに、懐いてんの?(笑)
と、チラシに視線を落としながら。
そう、わたしは那智さんに懐いている。
懐いていて、懐いているって知られていることが幸せ。
短い時間だったけど、そんな確認をした時間だった。
ノンアルコールもたまにはいいかもしれませんね、那智さん(ウソ笑)
「等式」「懐く」感想です。
「懐く」言葉のチョイスが面白いですよね。
希に、りん子とお互いの関係性が客観視出来るような表現をするのがスキです。
夜、少しだけ会えた。
翌日は一日会える日だったのだけど、那智さんのお薬をもらいに行くのに付き合うから夜も少し会えたのだ。
時間も短いし明日のお酒を美味しくするために、今夜はノンアルコール。
ホテル後の飲みで外に出たとき時々「食べたいね」と話題に出るけれど、ビールよりコーラのほうが合うからと見送られてきた○ンタッキーフライドチキンへ。
ノンアルコールならではを楽しむことに。
チキンも食べたいけど、サンドもほしいなぁ
りん子はポテトだろ?
俺はコールスロー買うかな、りん子もほしいならMにする?
クリニックからケンタに向かいながらメニューを考えるのも楽しい。
いつも前は通っていたけれど、初めて入る2階のテーブル席が想像よりずっと広くてちょっと不思議。
冬の夜、窓の外はもう真っ暗。
人がまばらな広いフロアも控えめな照明に思えて、少し切なげ。
アルコールのないかけ足のデート。
でもかけ足に感じないように笑い合う、なんだか高校生みたいなデートだった。
改札を通り二人してトイレに。
女性用が並んでいた。
乗る予定の電車にはまだ大丈夫だけど、那智さんを待たせてしまうし「遅いな」とちょっとでも心配かけてしまわないか、少し気が焦る。
トイレから出ると見つけやすいところに那智さんはいた。
そばにあったチラシを取って眺めていた。
「お待たせしました、並んでました」
そういうと『ふーん』という感じで、手にしたチラシを眺めながらエスカレーターに向かった。
『青春○きっぷ』みたいな乗り放題きっぷのチラシだった。
わたしが遅かったことなんてぜんぜん気にならなかったようにチラシの文言を読む那智さんがとても好きだと思った。
時間が短かったからかな。
それともファーストフードが広くて切なかったからかな。
いつも楽しくしようとしてくれて、わたしのトイレが遅くても何も心を動かさない那智さんが恋しいと思った。
(これわかるかな、待たせたわたしに「申し訳ない」と思わせない態度なんだよね)
エスカレーターの前に乗り少しこちらに体を向けいる那智さんの肩口におでこをトンと当てる。
ビクともしない。
今度は鼻先をぎゅーっと押し当ててみる。
変わらない。
安心して楽しくなって、おでこでトン、トン、トーンと体重を預けた。
なに、懐いてんの?(笑)
と、チラシに視線を落としながら。
そう、わたしは那智さんに懐いている。
懐いていて、懐いているって知られていることが幸せ。
短い時間だったけど、そんな確認をした時間だった。
ノンアルコールもたまにはいいかもしれませんね、那智さん(ウソ笑)
「等式」「懐く」感想です。
「懐く」言葉のチョイスが面白いですよね。
希に、りん子とお互いの関係性が客観視出来るような表現をするのがスキです。