3回目の旅1
惹かれ合う理由
「心も体も支配する」
伝言ダイヤルのメッセージは、容易いことのように言っている。
どうしたら支配できるのだろう。
1人の人間を支配するなんて、そんな簡単なことではないはずだ。
もし簡単にできるならば、それは演技だ。
高揚させるための演技だ。
少なくとも私はそんなに容易に支配はできない。
支配されたいと望みながら、できるもんかと半信半疑で思う。
どうしたら出会えるのだろう。
心も体も支配して、私を好きなように扱える人。
経験が豊富な人なら良いのか。
うんと年上なら委ねられるのか。
エリートならば、尊敬できるのか。
たくさんの男性と話しをした。
中には、有名(らしい)な調教師を名乗る人もいた。
年齢、職業、経験、色々聞いてもピンとこない。
「何がしたいというよりは、その人のしたいと思うことを、私を使って叶えてほしいと思っています。」
みんな一様に感動する。
どこの大学を出たのかなんて、バカな質問をしてくる男も1人や2人ではない。
高校を卒業してすぐに働いたことを告げるとき、私は、そういう物差ししか持っていないその男をバカにしてしまう。
「しおらしい」「清楚」「話し易い」「ダイヤの原石」
賞賛の言葉を並べられても、気持ちが良いのは一瞬だけだ。
だって、そう思われるようにしているんだもの。
当たり前。
心の中で舌を出していることを自覚してしまっていては、尊敬なんて無理。
ここでもそれ以上の私を探ろうともしない男たちをバカにしてしまう。
一度目は怖い思いをして諦めて、二回目は好意を持てずに諦めた。
でももしかしたら、安全な人で好意を持てて、その人がSMをしてくれるかもしれないという望みが捨てられず、テレクラで相手を捜していた。
でも話せば話すほど、私が夢中になれる人に出会うのは難しいような気もしていた。
一体何人と話しをしたのか、わからなくなるころ、私は3人目の男性に出会うことになる。
その男性とは、比較的話しが弾んだ。
同じ地域に在住だったこともあって、セクシャルな話題以外でも会話が成立していて心地良かった。
その人は、仕事で週のほとんどをクライアントがいる東北で過ごしているらしい。
だから夜にたくさん話しができた。
誰かと繋がっていたい私には、好都合だった。
ポンポンと会話が飛び交うというよりかは、ゆっくりと時間が流れていくようだった。
SMの話題や、ちょっとした意地悪なんてものはなくて、物足りない感じはしたけれど、それでも、会話に端々で「こんな道具を買った」など言われると嬉しかったものだ。
直接的に聞けはしないから、なんとか「私をこうしたい」というような話題になるように、仕向けていた。
時々、功を奏して出てくる話題を心に留めておこうと水面下で必死だった。
はじめて会ったのは、いわゆるシティホテルだ。
仕事で一泊するらしい。
あらかじめ部屋番号を告げられていたから、直接部屋をノックする。
ずいぶんと会話をしたから、問題ないとは思うけど、やっぱり怖い。
ドアを開けたその男性は、眼鏡を掛けた優しそうな人だった。
少しホッとする。
名刺をもらってしばらく会話をして、隣の部屋を案内される。
和室のシングルらしいその部屋は、襖で仕切られて小さい部屋がふたつあったのだ。
つけっぱなしのテレビからは、音声を消したアダルトビデオが流れ、敷かれた布団の横には、いくつかの道具が並べられていた。
実は、この時コンタクトの調子が悪くて外していたため、並べなれているものが何かははっきりわかりませんでした。
男は私を縛った。
と言っても、長くない綿ロープで胸を交差するようにぐるっと一周。
男性はバイブレーターを使ったりしたあと、普通に私を抱いた。
最後に男は私に浣腸をしたいと言い出した。
驚く私は当然のように首を振る。
でも本当は心の中で追い詰められたいと思ってもいたので、拒否をしながらもどこかで彼に任せようとも感じていた。
しかし、私の「NO」はあっさりと受け取られてしまった。
安堵に浸りながら、一抹の寂しさを覚えていた。
ホテルで別れた私は好感の持てる人だったことに喜んでいた。
この人が私を支配し翻弄したいと思ってくれたら、私は満たされるかもしれない。
相変わらず飢餓感は拭い去れないけれど、きっとそのうちに満たされるだろう。
新しい出会いに感謝した夜だった。
この男性とは、その後一年ほど付き合うことになる。
これが最後になればいいな、と祈るように思っていた。
「心も体も支配する」
伝言ダイヤルのメッセージは、容易いことのように言っている。
どうしたら支配できるのだろう。
1人の人間を支配するなんて、そんな簡単なことではないはずだ。
もし簡単にできるならば、それは演技だ。
高揚させるための演技だ。
少なくとも私はそんなに容易に支配はできない。
支配されたいと望みながら、できるもんかと半信半疑で思う。
どうしたら出会えるのだろう。
心も体も支配して、私を好きなように扱える人。
経験が豊富な人なら良いのか。
うんと年上なら委ねられるのか。
エリートならば、尊敬できるのか。
たくさんの男性と話しをした。
中には、有名(らしい)な調教師を名乗る人もいた。
年齢、職業、経験、色々聞いてもピンとこない。
「何がしたいというよりは、その人のしたいと思うことを、私を使って叶えてほしいと思っています。」
みんな一様に感動する。
どこの大学を出たのかなんて、バカな質問をしてくる男も1人や2人ではない。
高校を卒業してすぐに働いたことを告げるとき、私は、そういう物差ししか持っていないその男をバカにしてしまう。
「しおらしい」「清楚」「話し易い」「ダイヤの原石」
賞賛の言葉を並べられても、気持ちが良いのは一瞬だけだ。
だって、そう思われるようにしているんだもの。
当たり前。
心の中で舌を出していることを自覚してしまっていては、尊敬なんて無理。
ここでもそれ以上の私を探ろうともしない男たちをバカにしてしまう。
一度目は怖い思いをして諦めて、二回目は好意を持てずに諦めた。
でももしかしたら、安全な人で好意を持てて、その人がSMをしてくれるかもしれないという望みが捨てられず、テレクラで相手を捜していた。
でも話せば話すほど、私が夢中になれる人に出会うのは難しいような気もしていた。
一体何人と話しをしたのか、わからなくなるころ、私は3人目の男性に出会うことになる。
その男性とは、比較的話しが弾んだ。
同じ地域に在住だったこともあって、セクシャルな話題以外でも会話が成立していて心地良かった。
その人は、仕事で週のほとんどをクライアントがいる東北で過ごしているらしい。
だから夜にたくさん話しができた。
誰かと繋がっていたい私には、好都合だった。
ポンポンと会話が飛び交うというよりかは、ゆっくりと時間が流れていくようだった。
SMの話題や、ちょっとした意地悪なんてものはなくて、物足りない感じはしたけれど、それでも、会話に端々で「こんな道具を買った」など言われると嬉しかったものだ。
直接的に聞けはしないから、なんとか「私をこうしたい」というような話題になるように、仕向けていた。
時々、功を奏して出てくる話題を心に留めておこうと水面下で必死だった。
はじめて会ったのは、いわゆるシティホテルだ。
仕事で一泊するらしい。
あらかじめ部屋番号を告げられていたから、直接部屋をノックする。
ずいぶんと会話をしたから、問題ないとは思うけど、やっぱり怖い。
ドアを開けたその男性は、眼鏡を掛けた優しそうな人だった。
少しホッとする。
名刺をもらってしばらく会話をして、隣の部屋を案内される。
和室のシングルらしいその部屋は、襖で仕切られて小さい部屋がふたつあったのだ。
つけっぱなしのテレビからは、音声を消したアダルトビデオが流れ、敷かれた布団の横には、いくつかの道具が並べられていた。
実は、この時コンタクトの調子が悪くて外していたため、並べなれているものが何かははっきりわかりませんでした。
男は私を縛った。
と言っても、長くない綿ロープで胸を交差するようにぐるっと一周。
男性はバイブレーターを使ったりしたあと、普通に私を抱いた。
最後に男は私に浣腸をしたいと言い出した。
驚く私は当然のように首を振る。
でも本当は心の中で追い詰められたいと思ってもいたので、拒否をしながらもどこかで彼に任せようとも感じていた。
しかし、私の「NO」はあっさりと受け取られてしまった。
安堵に浸りながら、一抹の寂しさを覚えていた。
ホテルで別れた私は好感の持てる人だったことに喜んでいた。
この人が私を支配し翻弄したいと思ってくれたら、私は満たされるかもしれない。
相変わらず飢餓感は拭い去れないけれど、きっとそのうちに満たされるだろう。
新しい出会いに感謝した夜だった。
この男性とは、その後一年ほど付き合うことになる。
これが最後になればいいな、と祈るように思っていた。
戸惑いの帰り道
非日常的な日常
先週のデートは、居酒屋二軒はしごのエッチなしのデートでした!!
時間もそれほど長くとれないし、ここのところたくさん会えてたくさんかまってもらっているからこんなのもありですよね〜ということで♪
那智さんは、ホテルばっかりのデートは避けたいと言います。
ホテル以外のデートは記憶に残るからだそうです。
だから可能な限りホテルも行くけどお食事もする、ホテルも行くけどお花見もする。
でもお食事でもお花見でも、ちょっとエッチが付きまとう場合が多いです。
それは、那智さんの気分次第(汗)
忙しい人だからそうそう時間が取れるわけじゃないけど、ホテル以外のデートもたくさん企画してくれます。
お酒デートは、私の提案で「普通のデートは珍しいですよね♪」なんてウキウキして言ったら、「いつもはりん子が欲情していて、ホテルに行きたがるじゃん、だからホテルが多いんだよ〜」と指摘されてしまいました・・。
違うのです、私は人目を気にせずいちゃいちゃしたいだけなのです・・・。
そんな感じで(どんな感じだ!?)始まった、三時間で居酒屋二軒デート。
でも、エッチなことがないわけではありませんでした。
ビルの影で、スカートの中に手を滑り込ませてストッキングと下着の中に素早く(ほんとに素早かったです!!)手に入れて、指を中にぎゅっと入れてきたりしました。
すぐ側を人が通る気配もする、いつ人が入ってきてもおかしくない場所で、なんの躊躇もなく、指を挿入する那智さんも那智さんですが、それまで、ただ一緒に歩いていただけなのに、指が抵抗なく入るほど濡れていた私自身に驚きました。
上りエスカレーターに乗ったときは、前に立つ那智さんが前を向いたまま手を後ろに回して、私のスカートの前を上にめくるのです。
チラっと後ろを確認すると、私のすぐ後ろに男性が乗っています。
完全に前の部分だけはお腹あたりまでめくられて下着が露出しています。
エスカレーターで前の女性のスカートの前がめくれていたら、後ろの位置にいる人にはわかるものなのでしょうか・・・。
しかも、そのエスカレーターは、外から駅のターミナルビルに入っていくもので、エスカレーターの周りが壁に囲まれていない、ガラスか磨りガラスのオープンな作りのものでした。
真後ろの男性ではないにしろ、誰かが気付くかもしれません。
他者の目が気になって抵抗したいけど、抵抗すれば目立って余計に気付かれてしまうかもしれない。
抵抗すれば那智さんはもっと酷いことに発展させてしまうかもしれない。(いままでの経験で学んだこと)
だから、私はうつむいて、大人しくされるがままになっている。
気付く人はいないかもしれない。
でも万が一気が付いたら、その人は驚くだろう。
ちょっと不快に感じるかもしれない。
繁華街で、スカートをめくられて下着を露わにしている女性がいるのだもの。
その場所では、異質だ。
でも、私は得も言われぬ快感と幸福を感じてしまうのだ。
これは那智さんの誇示だ。
「この女性は、俺のものだ。」と誇示してくれている。
だから、私は、どちらかというと幸福を強く強く感じる。
「私は那智さんのもの」と自慢したい喜びが溢れてしまう。
ネットなどですごい露出を見たことある。
コンビニだったり、駅の改札だったりで、全裸でいたりするような写真。
私はそういう写真を目にすると、なんだか勝手に悲しくなってしまう。
そんなことができるモラルのなさに、悲しくなってしまう。
「私について」でも書きましたが、私は周りの空気が不穏になるのが嫌いです。
あからさまな露出を見て、喜ぶ人ばかりではないだろう。
軽蔑や困惑の空気。
いたずら電話は避けることができない不快な出来事。
それと同じで、遭遇してしまった人にはいい迷惑なはずだ。
まして、子供の目に触れさせてしまわないか、関係ない私が心配してしまう。
でも、あの夜。
スカートをめくられて、困りながらも幸福を味わってしまった私は恐ろしい想像をしてしまったのだ。
那智さんが誇示してくれることで、那智さんが手を繋いでいてくれたら、あの女性たちと同じ行為をしてしまうのではないだろうか・・・。
彼女たちの動機付けはわからない。
でも、行為としては同じ。
心の中で、嫌悪していた女性と自分をオーバーラップさせてしまって、帰りの電車で戸惑う私でした。
先週のデートは、居酒屋二軒はしごのエッチなしのデートでした!!
時間もそれほど長くとれないし、ここのところたくさん会えてたくさんかまってもらっているからこんなのもありですよね〜ということで♪
那智さんは、ホテルばっかりのデートは避けたいと言います。
ホテル以外のデートは記憶に残るからだそうです。
だから可能な限りホテルも行くけどお食事もする、ホテルも行くけどお花見もする。
でもお食事でもお花見でも、ちょっとエッチが付きまとう場合が多いです。
それは、那智さんの気分次第(汗)
忙しい人だからそうそう時間が取れるわけじゃないけど、ホテル以外のデートもたくさん企画してくれます。
お酒デートは、私の提案で「普通のデートは珍しいですよね♪」なんてウキウキして言ったら、「いつもはりん子が欲情していて、ホテルに行きたがるじゃん、だからホテルが多いんだよ〜」と指摘されてしまいました・・。
違うのです、私は人目を気にせずいちゃいちゃしたいだけなのです・・・。
そんな感じで(どんな感じだ!?)始まった、三時間で居酒屋二軒デート。
でも、エッチなことがないわけではありませんでした。
ビルの影で、スカートの中に手を滑り込ませてストッキングと下着の中に素早く(ほんとに素早かったです!!)手に入れて、指を中にぎゅっと入れてきたりしました。
すぐ側を人が通る気配もする、いつ人が入ってきてもおかしくない場所で、なんの躊躇もなく、指を挿入する那智さんも那智さんですが、それまで、ただ一緒に歩いていただけなのに、指が抵抗なく入るほど濡れていた私自身に驚きました。
上りエスカレーターに乗ったときは、前に立つ那智さんが前を向いたまま手を後ろに回して、私のスカートの前を上にめくるのです。
チラっと後ろを確認すると、私のすぐ後ろに男性が乗っています。
完全に前の部分だけはお腹あたりまでめくられて下着が露出しています。
エスカレーターで前の女性のスカートの前がめくれていたら、後ろの位置にいる人にはわかるものなのでしょうか・・・。
しかも、そのエスカレーターは、外から駅のターミナルビルに入っていくもので、エスカレーターの周りが壁に囲まれていない、ガラスか磨りガラスのオープンな作りのものでした。
真後ろの男性ではないにしろ、誰かが気付くかもしれません。
他者の目が気になって抵抗したいけど、抵抗すれば目立って余計に気付かれてしまうかもしれない。
抵抗すれば那智さんはもっと酷いことに発展させてしまうかもしれない。(いままでの経験で学んだこと)
だから、私はうつむいて、大人しくされるがままになっている。
気付く人はいないかもしれない。
でも万が一気が付いたら、その人は驚くだろう。
ちょっと不快に感じるかもしれない。
繁華街で、スカートをめくられて下着を露わにしている女性がいるのだもの。
その場所では、異質だ。
でも、私は得も言われぬ快感と幸福を感じてしまうのだ。
これは那智さんの誇示だ。
「この女性は、俺のものだ。」と誇示してくれている。
だから、私は、どちらかというと幸福を強く強く感じる。
「私は那智さんのもの」と自慢したい喜びが溢れてしまう。
ネットなどですごい露出を見たことある。
コンビニだったり、駅の改札だったりで、全裸でいたりするような写真。
私はそういう写真を目にすると、なんだか勝手に悲しくなってしまう。
そんなことができるモラルのなさに、悲しくなってしまう。
「私について」でも書きましたが、私は周りの空気が不穏になるのが嫌いです。
あからさまな露出を見て、喜ぶ人ばかりではないだろう。
軽蔑や困惑の空気。
いたずら電話は避けることができない不快な出来事。
それと同じで、遭遇してしまった人にはいい迷惑なはずだ。
まして、子供の目に触れさせてしまわないか、関係ない私が心配してしまう。
でも、あの夜。
スカートをめくられて、困りながらも幸福を味わってしまった私は恐ろしい想像をしてしまったのだ。
那智さんが誇示してくれることで、那智さんが手を繋いでいてくれたら、あの女性たちと同じ行為をしてしまうのではないだろうか・・・。
彼女たちの動機付けはわからない。
でも、行為としては同じ。
心の中で、嫌悪していた女性と自分をオーバーラップさせてしまって、帰りの電車で戸惑う私でした。
お昼からこんな内容(^^;)
非日常的な日常
皆さんはおしっこを飲んだことがありますか?
私が、はじめて那智さんのおしっこを飲んだのは、はじめてホテルに行ったときでした。
余談ですが、「那智さんの」とつけたのは、これを書きながら思い出したことがあるからです!!
そういえば小学生のころ(何年生かは、定かではありません)「おしっこってどんな味がするだろう」と思って、自分のおしっこを飲んだ(舐める程度だったと思う)ことがあったと思い出したのです。
しかもバケツか洗面器か何かにおしっこをして!!
これを思い出して、いまちょっと驚いています。
小さい子ってこんなもの?
私は少数?
これは那智さんにも話していないことです(いま思い出したのですものね)。
これを読んで「やっぱり変態〜」って言われそう・・。
話を戻しますね。
はじめてホテルで抱かれて(SMして)、最後お風呂に一緒に入ったとき。
浴槽に腰掛けた那智さんが、出るよと言って私にくわえさせました。
私はおしっこだなんて思いもしないから「いきなり射精するの?」と、不思議に思いながら従いました。
お口の中に放出されたものの感じが想像していた精子のそれと違ったので、驚いてお口を離してしまいました。
おしっこだったのです。
「えええええっっっっ、いきなり飲むの?はじめて会った人のを?」
ためらいながらも従う私。
この時、はじめて会ったとはいえ、それまでたくさんお電話で向き合っていたから(これはいつかお話ししますね)、那智さんとしては、問題無い行為だったようです。
理解の遅い私は付いて行かれず、驚くばかり。
ところで、「寿司とマヨネーズ」という本をご存知ですか?
SMの話です。
そこでM女性のマヨさんがご主人様のおしっこを飲むシーンが何度か出てくるのですが。
便器としての彼女は、口を開けておしっこを受け、こぼしながらも全部飲もうと努力するのです。
それを読んでいた私は勝手に「おしっこは全部飲むもの」と思い込んでいました。
だからこの時もお口でくわえて、こぼさないように飲んだのでした。
味覚的には、決して美味しいとは言い難いものを連続して喉に流し込むことは、かなり辛いことでした。
でも、なぜか必死に飲んでいた。
あの時、そんなに愛しているなんて自覚できていなかったのに、必死になってしまったのか自分でもわからないです。
とにかく、まさか全部飲むなんて思っていなかった那智さんは、驚き、でも、確信したそうです。
そして、なにより私が誇らしげな表情をしていたと言っていました。
それ以来、かなりな頻度でおしっこを飲んでいます。
多少は慣れてきたとはいえ、特異な味の大量摂取は、毎回ちょっと必死です。
慣れてくると方法も様々で、ベッドの上だったり洋服を着たままだったり(こぼせない!!)、一度ペットボトルに入れて渡され、帰り道で飲みきるように言われたこともありました。
すごいことのようですが、不思議と嫌々しているわけではないのです。
赤ん坊が母乳を飲んで栄養にするように、那智さんから愛や慈しみを注いでもらっているような感じなのです。
そして那智さんもそれができる私を愛しく思い、それができる私という存在で幸せになってくれる。
那智さんが幸せだと私も幸せ、だから、ごくごく飲める。
幸せの相乗効果のような状態ですね。
まあ、ペットボトルの時はさすがに厳しかったですけど(笑)
でも、人間ですから「お腹がいっぱいで、もう無理!!」という時もあるかもしれませんよね。
そんな時は、飲みながら那智さんのお腹あたりをトントンと軽く叩いて知らせてよいことになっています。
でも、だいたい「もう無理」で叩く時点で、ほとんど「もうおしまい」最後の一、二滴だから、その合図が施行されたことはないのですけどね。
ある日、合図を送った時のこと。
どうもまだ、終わりではないようで最後の一、二滴どころか、やっと半分に達したくらいでだったようで、合図は却下されました。
一度「無理かも」と思ってしまうと弱気になってしまうもので、くわえたままトントンを繰り返してしまいます。
那智さんが、この時どう思ったのかわかりませんが、無視します。
そして「もう少しだから、頑張れ」と言うのです。
いつもそうなのですが那智さんの言う通りにしないと、後で私が悲しく淋しくなってしまうのです。
那智さんの意に添っていることが、私の幸せなのです。
だから「頑張れ」と言われれば、頑張るのです。
結局、こぼすことなく全部飲んだ私を那智さんは、「よくできたね」って褒めてくれて、頭を撫でてくれる。
褒めてもらえた喜びとできた満足感に、「もう私の限界さえ、私が決めることができなくなってしまったな」と感じた夜でした。
そんな「愛情の授受」「所有感の確認」として飲尿が数年続いていた、最近の出来事。
ソファでくつろいでいた那智さんが、トイレに行きました。
(もちろんいつもいつも飲んでいるわけではありません。気分や、量によるようです)
戻ってきて、面白そうに、新鮮な感覚を楽しむように那智さんが言いました。
「いまね、トイレに行くのちょっと面倒で、でも、トイレ行きながら、りん子がいるじゃんって思っちゃったよ。」
「愛情の授受」だけではなく、「便利な簡易トイレ」としての飲尿の日々が来てしまう予感でした。
それが、良いか悪いかわかりませんが、その時私も「くつろいでいるなら、私を使えばいいのに」と思ってしまっていたことは、確かです。
果たして、私は「幸せな便器」になることができるでしょうか。
皆さんはおしっこを飲んだことがありますか?
私が、はじめて那智さんのおしっこを飲んだのは、はじめてホテルに行ったときでした。
余談ですが、「那智さんの」とつけたのは、これを書きながら思い出したことがあるからです!!
そういえば小学生のころ(何年生かは、定かではありません)「おしっこってどんな味がするだろう」と思って、自分のおしっこを飲んだ(舐める程度だったと思う)ことがあったと思い出したのです。
しかもバケツか洗面器か何かにおしっこをして!!
これを思い出して、いまちょっと驚いています。
小さい子ってこんなもの?
私は少数?
これは那智さんにも話していないことです(いま思い出したのですものね)。
これを読んで「やっぱり変態〜」って言われそう・・。
話を戻しますね。
はじめてホテルで抱かれて(SMして)、最後お風呂に一緒に入ったとき。
浴槽に腰掛けた那智さんが、出るよと言って私にくわえさせました。
私はおしっこだなんて思いもしないから「いきなり射精するの?」と、不思議に思いながら従いました。
お口の中に放出されたものの感じが想像していた精子のそれと違ったので、驚いてお口を離してしまいました。
おしっこだったのです。
「えええええっっっっ、いきなり飲むの?はじめて会った人のを?」
ためらいながらも従う私。
この時、はじめて会ったとはいえ、それまでたくさんお電話で向き合っていたから(これはいつかお話ししますね)、那智さんとしては、問題無い行為だったようです。
理解の遅い私は付いて行かれず、驚くばかり。
ところで、「寿司とマヨネーズ」という本をご存知ですか?
SMの話です。
そこでM女性のマヨさんがご主人様のおしっこを飲むシーンが何度か出てくるのですが。
便器としての彼女は、口を開けておしっこを受け、こぼしながらも全部飲もうと努力するのです。
それを読んでいた私は勝手に「おしっこは全部飲むもの」と思い込んでいました。
だからこの時もお口でくわえて、こぼさないように飲んだのでした。
味覚的には、決して美味しいとは言い難いものを連続して喉に流し込むことは、かなり辛いことでした。
でも、なぜか必死に飲んでいた。
あの時、そんなに愛しているなんて自覚できていなかったのに、必死になってしまったのか自分でもわからないです。
とにかく、まさか全部飲むなんて思っていなかった那智さんは、驚き、でも、確信したそうです。
そして、なにより私が誇らしげな表情をしていたと言っていました。
それ以来、かなりな頻度でおしっこを飲んでいます。
多少は慣れてきたとはいえ、特異な味の大量摂取は、毎回ちょっと必死です。
慣れてくると方法も様々で、ベッドの上だったり洋服を着たままだったり(こぼせない!!)、一度ペットボトルに入れて渡され、帰り道で飲みきるように言われたこともありました。
すごいことのようですが、不思議と嫌々しているわけではないのです。
赤ん坊が母乳を飲んで栄養にするように、那智さんから愛や慈しみを注いでもらっているような感じなのです。
そして那智さんもそれができる私を愛しく思い、それができる私という存在で幸せになってくれる。
那智さんが幸せだと私も幸せ、だから、ごくごく飲める。
幸せの相乗効果のような状態ですね。
まあ、ペットボトルの時はさすがに厳しかったですけど(笑)
でも、人間ですから「お腹がいっぱいで、もう無理!!」という時もあるかもしれませんよね。
そんな時は、飲みながら那智さんのお腹あたりをトントンと軽く叩いて知らせてよいことになっています。
でも、だいたい「もう無理」で叩く時点で、ほとんど「もうおしまい」最後の一、二滴だから、その合図が施行されたことはないのですけどね。
ある日、合図を送った時のこと。
どうもまだ、終わりではないようで最後の一、二滴どころか、やっと半分に達したくらいでだったようで、合図は却下されました。
一度「無理かも」と思ってしまうと弱気になってしまうもので、くわえたままトントンを繰り返してしまいます。
那智さんが、この時どう思ったのかわかりませんが、無視します。
そして「もう少しだから、頑張れ」と言うのです。
いつもそうなのですが那智さんの言う通りにしないと、後で私が悲しく淋しくなってしまうのです。
那智さんの意に添っていることが、私の幸せなのです。
だから「頑張れ」と言われれば、頑張るのです。
結局、こぼすことなく全部飲んだ私を那智さんは、「よくできたね」って褒めてくれて、頭を撫でてくれる。
褒めてもらえた喜びとできた満足感に、「もう私の限界さえ、私が決めることができなくなってしまったな」と感じた夜でした。
そんな「愛情の授受」「所有感の確認」として飲尿が数年続いていた、最近の出来事。
ソファでくつろいでいた那智さんが、トイレに行きました。
(もちろんいつもいつも飲んでいるわけではありません。気分や、量によるようです)
戻ってきて、面白そうに、新鮮な感覚を楽しむように那智さんが言いました。
「いまね、トイレに行くのちょっと面倒で、でも、トイレ行きながら、りん子がいるじゃんって思っちゃったよ。」
「愛情の授受」だけではなく、「便利な簡易トイレ」としての飲尿の日々が来てしまう予感でした。
それが、良いか悪いかわかりませんが、その時私も「くつろいでいるなら、私を使えばいいのに」と思ってしまっていたことは、確かです。
果たして、私は「幸せな便器」になることができるでしょうか。
3回目の旅2
惹かれ合う理由
前回が「1」だった「3回目の旅」。
この相手とは1年程お付き合いしたので、それなりに長めです。
ですから、数回に分けさせていただきますね(更新回数を労せず稼ぐ「手抜き」ともいう)。
どうか、しばらくお付き合いくださいませ。
以前も書きましたが、この過去の遍歴はすでに書いてあるものを手直しするだけだから、比較的楽です。
でもこの後那智さんと出会うことになるのですが、そこからが大変と今から危惧しています。
長くなるでしょうし、惹かれ合う理由を上手に表せるか自信ないな〜。
前置き長いですね。
すみません!!
では、「3回目の旅2」はじまりはじまりです〜♪
二回目はラブホテルだ。
裸になり、四角いテーブルにうつ伏せに寝るように指示される。
さほど大きくないテーブル、私の胴体を乗せるだけで一杯になる。
手首をテーブルの脚に括り付けられる。
今日はろうそくを使うようだ。
普通は色の付いた低温のものを使うけど、それじゃ熱くないからと白い和ろうそくを使う。
火傷をしないように、高い位置から垂らしているけれど、確かに刺すように熱い。
背中は熱い、お尻のお肉の辺りは耐えられる、少しずれてお尻の間に入り込んでしまった時は全身から汗が噴き出るほど熱かった。
そのうち、拘束から解放されて、今度は仰向けになる。
胴体しか乗せることができないから、首はだらりと垂れ下がったままだった。
頭に血が下がってきて嫌な感じだから、時折首で支えて頭を起こすけど、それも長時間は無理がある。
同じように、熱いろうに耐えているうちに、具合が悪くなってしまった。
遠慮がちにそれを伝えると、すぐに行為は中止された。
とても優しく扱ってくれた。
「ごめんね、これからも、具合が悪くなったら遠慮しちゃだめ
だよ」
頭を撫でながら、全身に付いたろうを払い落としてくれた。
結局、その後はごく普通に抱かれておしまいになった。
三回目は、一回目と同じホテルだ。
また教えられた部屋を直接訪ねる。
部屋をノックすると、ドアは開けてくれたものの中には入れてくれない。
ドアの向側の壁に背中が付くくらいまで下がり、その位置でスカートをめくるように言われる。
SMみたいだ、ドキドキ恐がりながらもそれらしいことに胸は躍る。
そして、すぐに部屋に入れてもらった。
このあたりから、感じていた。
私が貪欲過ぎるのか。
あと一歩踏み込んでほしい、もう少し追い詰めてほしい。
セックスの前戯の刺激がほしいのではなくて、翻弄されたいのだ。
そして、やはりそのあとは優しく抱かれた。
私はいったことがない。
気持ち良いと感じることはあるけれど、いくという感覚がわからない。
この言葉を受けて、その男は目標を設定した。
「なによりも先ず、あなたがいけるように訓練する」
私をこうしたいと思ってもらいたいと望んでいたから、どんな目標にしろ、示されたことは、とても嬉しかった。
訓練という言葉も嬉しかった。
それからは、私はたくさん抱かれた。
後ろから抱かれているときに、ピシャリと平手でお尻を叩いたりはするけれど、痛いわけではなく、演出の音響効果だ。
裸になってテレビに手をついて、お尻を突き出し、眺められたり触られたりしても、そのあとは、たくさん抱くだけだ。
時々、男がシャワーを浴びる間、両手と両足を背中で縛り「海老反り」して放っておかれる時などは、ずっとこのままにしておいてくれないかと願ってしまうほど、たくさん抱かれた。
どうしてもセックスの前戯のスパイスとしての行為にしか感じられず。
己の貧欲さを憂う。
もう少し、何かが足りない。
時間が経てば、得られるようになるのか、それとも、元々「何か」なんて存在しないのか。
好意を持った相手に「SM」的なことをしてもらう、「何か」が欲しくて、その男性と付き合いを重ねていくのだった。
前回が「1」だった「3回目の旅」。
この相手とは1年程お付き合いしたので、それなりに長めです。
ですから、数回に分けさせていただきますね(更新回数を労せず稼ぐ「手抜き」ともいう)。
どうか、しばらくお付き合いくださいませ。
以前も書きましたが、この過去の遍歴はすでに書いてあるものを手直しするだけだから、比較的楽です。
でもこの後那智さんと出会うことになるのですが、そこからが大変と今から危惧しています。
長くなるでしょうし、惹かれ合う理由を上手に表せるか自信ないな〜。
前置き長いですね。
すみません!!
では、「3回目の旅2」はじまりはじまりです〜♪
二回目はラブホテルだ。
裸になり、四角いテーブルにうつ伏せに寝るように指示される。
さほど大きくないテーブル、私の胴体を乗せるだけで一杯になる。
手首をテーブルの脚に括り付けられる。
今日はろうそくを使うようだ。
普通は色の付いた低温のものを使うけど、それじゃ熱くないからと白い和ろうそくを使う。
火傷をしないように、高い位置から垂らしているけれど、確かに刺すように熱い。
背中は熱い、お尻のお肉の辺りは耐えられる、少しずれてお尻の間に入り込んでしまった時は全身から汗が噴き出るほど熱かった。
そのうち、拘束から解放されて、今度は仰向けになる。
胴体しか乗せることができないから、首はだらりと垂れ下がったままだった。
頭に血が下がってきて嫌な感じだから、時折首で支えて頭を起こすけど、それも長時間は無理がある。
同じように、熱いろうに耐えているうちに、具合が悪くなってしまった。
遠慮がちにそれを伝えると、すぐに行為は中止された。
とても優しく扱ってくれた。
「ごめんね、これからも、具合が悪くなったら遠慮しちゃだめ
だよ」
頭を撫でながら、全身に付いたろうを払い落としてくれた。
結局、その後はごく普通に抱かれておしまいになった。
三回目は、一回目と同じホテルだ。
また教えられた部屋を直接訪ねる。
部屋をノックすると、ドアは開けてくれたものの中には入れてくれない。
ドアの向側の壁に背中が付くくらいまで下がり、その位置でスカートをめくるように言われる。
SMみたいだ、ドキドキ恐がりながらもそれらしいことに胸は躍る。
そして、すぐに部屋に入れてもらった。
このあたりから、感じていた。
私が貪欲過ぎるのか。
あと一歩踏み込んでほしい、もう少し追い詰めてほしい。
セックスの前戯の刺激がほしいのではなくて、翻弄されたいのだ。
そして、やはりそのあとは優しく抱かれた。
私はいったことがない。
気持ち良いと感じることはあるけれど、いくという感覚がわからない。
この言葉を受けて、その男は目標を設定した。
「なによりも先ず、あなたがいけるように訓練する」
私をこうしたいと思ってもらいたいと望んでいたから、どんな目標にしろ、示されたことは、とても嬉しかった。
訓練という言葉も嬉しかった。
それからは、私はたくさん抱かれた。
後ろから抱かれているときに、ピシャリと平手でお尻を叩いたりはするけれど、痛いわけではなく、演出の音響効果だ。
裸になってテレビに手をついて、お尻を突き出し、眺められたり触られたりしても、そのあとは、たくさん抱くだけだ。
時々、男がシャワーを浴びる間、両手と両足を背中で縛り「海老反り」して放っておかれる時などは、ずっとこのままにしておいてくれないかと願ってしまうほど、たくさん抱かれた。
どうしてもセックスの前戯のスパイスとしての行為にしか感じられず。
己の貧欲さを憂う。
もう少し、何かが足りない。
時間が経てば、得られるようになるのか、それとも、元々「何か」なんて存在しないのか。
好意を持った相手に「SM」的なことをしてもらう、「何か」が欲しくて、その男性と付き合いを重ねていくのだった。
3回目の旅3
惹かれ合う理由
今日は急遽那智さんとお昼間デートになりました♪
だから更新ちょっと遅くなりました!!
「3回目の旅」の第三弾です。
ほんの少しの物足りなさに気付かないふりをして、それでも好感の持てる人だからそれなりに逢瀬を重ねていく。
これが私の求めているものだと、思うようにしながら・・。
何回目かのデート。
その日は、いままでのビジネスホテルに毛が生えたようなシティホテルではなく、いちおう一流のホテルに招待してくれた。
私はそういうホテルが大好きだから、大喜びだ。
裸になり、窓際に連れて行かれる。
乳首を口に含み愛撫する男の頭を見下ろしながら、なんだか意地悪な気分になる。
厚いカーテンを開けレースのカーテンもほんの少し隙間を作る。
階下を行き交う人々には、見えない。
正面に見える大きな観覧車からは、角度によっては見えるだろう。
子供が乗っていないことを祈る。
その体制で後ろから抱かれる。
見られたら困る。
でも、私は困りたいのだ。
どうか、もっと困らせてください。
10センチ程度の隙間なんかじゃなくて、カーテンを開け放ち、理性なんて飛んでいってしまうくらい、どうしようもないくらい困らせてください。
願いは届かない、解放された私はベッドで彼に抱かれるために足を開く。
夕食、ルームサービスだ。
ボーイさんが準備する間、裸のままベッドに潜って待っている。
顔は枕に埋めているが、もちろんボーイには不審に写るはずだ。
でもこんな行為も嬉しい。
私だけ、裸のディナー。
シーツを体に巻き付けることは許してもらう。
和やかに食事を食べて、最後のデザートのときに「手を使わずに食べてごらん」と言われる。
Mとして扱われることに喜びを感じた瞬間だった。
チョコレートムースに顔を近づけて、唇と舌で食べる。
どうか、この姿を見て興奮してください。
そして、もっと酷いことを私にしてください。
しかし、数口食べたあと、男性はトイレに立ち、戻って来てからは和やかなコーヒーの時間になってしまった。
着替えて最上階のラウンジで飲み直すことにする。
おしゃれして、好きな人とお酒を飲むのは楽しいことだ。
でも、なぜ、あれ以上酷いことにならないのか。
疑問というよりかは、なんとも言えない飢餓感に私自身が困惑してしまう。
「私がいけるように」
掲げられた目標は、遅々として進まない。
いや、表向きは進んでいるのだろう。
私は、やはりここでも演技をしている。
気持ちがよいのは、嘘ではない。
でも、いく感覚ではないと思う。
では、なぜ演技をするのか。
意味のないサービス精神と、「いけば」次の何かが始まるかもしれないという淡い期待のためだ。
だからといって、決して、SM的なことがないわけではない。
ある時は下着を着けずに待ち合わせをして、ラブホテルの駐車場でシャツの上から胸を揉まれたり、車の中で足を広げられ下着の中に手を入れられたり、荷物を固定する先端にフックの付いたゴム製の紐で縛られたときもある。
でも、なぜだろう、それらのあとで抱かれる時、私は淋しくなってしまうのだ。
満たし切れていない感じがしてしまう。
ベッドに並んで横たわり、ノートパソコンを見せてもらう。
様々なプレイの画像。
ひとつひとつに説明を加えてくれる。
女性器に重りを付けている。
複数の男性が体を触る。
洗面器に放尿する。
いつかそうしてくれるのだろうか。
わからない。
そして、私はこの人に、これと同じようにされれば満足なのだろうか。
それも、わからない。
元々、ステレオタイプのSMは嫌だと言っていた。
「ご主人様」や「調教」などのお約束の言葉、正座やご挨拶のような形式。
私も、演技のようで嫌だったから(だって調教って、私はそんな簡単に「動物」になんかなれない、人間で大人で女だもの)、雰囲気は恋人同士だ。
「僕の絵の具が青で、あなたが白。左右に分かれていたけれど、真ん中が徐々に混ざって、きれいな水色になっている。その様子を2人で上から眺めていて、美しい色を喜ぶ」
そんなようなことを言われたことがある。
とても抽象的だが、2人の関係をこう説明されたことがある。
あくまでも、対等な関係。
その男性は、大人だった。
問題が起きても動じない、私はあまり出会ったことのないタイプだった。
私は、甘えてくる男性ばかりと付き合っていたから。
その部分では、楽に付き合えた。
美味しいものを食べたり、お昼からお酒を飲んだり、時間の許す限りデートも楽しんだ。
ちょっと、横道に逸れます!!
この男性と付き合って、ひとつわかったことがある。
この時すでに二度目の結婚をしていて、その夫という人はものすごく甘えるタイプだったのだ。
甘えん坊は感情の上下が激しい。
嬉しい時や楽しい時は上手にはしゃぐ。
その代わりトラブルが起きたり、自分自身が一杯一杯の時などは、感情を露わにする。
夫も、基本的には穏やかな人だが、ほんのちょっとのトラブルで動揺して、周りに当たる傾向がある。
私は「お母さん」のように、対処するのだ。
でも、相手は大人の男だから、やはりその「当たり方」は、私を怖がらせるには充分な効果がある。
父の影響だろう、私は夫の機嫌が上下することを、また、多少(あくまでも多少ね、世の中にはもっと酷いDVというのが存在するものね)声を荒げて八つ当たりをすることを、物凄く回避しようと努力して、怖がっていたのだ。
その感情に気付いたのは、その男性と付き合ってからだ。
ドライブをしていた時のこと。
その道は私しか知らない道だったから、つたない記憶を頼りにナビ役をしていたのだ。
でも、間違って行き止まりの路地を案内してしまった。
「あっ、行き止まりだ!」
そう思った瞬間、私は身を固くしていた。
「何を言われるか。」
「それにどう対処しよか。」
「どう機嫌を直そうか。」
こんなことを瞬時に考えた。
しかし、その男性は私を責めるわけでもなく、機嫌を損ねるわけでもなく、ただこのトラブル解消にだけ心を傾けていたのだ。
この時、私は、こういう安心もあるんだなと感じた。
その安心は心地良いものかもしれない。
そして、甘えん坊の夫に対して、気付いてはいけない感情に気付いてしまったのだ。
「私は、夫に心を許し切っていない。」
もしかしたら、私は性的な満足のためだけに相手を求めていたのではないのではないか。
では、その求めていたものは何だろう。
そして、この人で満たせているのだろうか。
自分の心に向き合わなくてはいけない時期に差し掛かっていたのかもしれない、と感じはじめていた。
横道に逸れてしまって、ごめんなさい。
でも、「安心の片鱗」を感じたエピソードなので、書きました。
それなのになぜこの男性では、だめだったのか、次回とそれ以降那智さんに出会ってから解けていきます。
手直しどころか、たくさん追加。
頑張れ、りん子ちゃん♪
どうか、しばしお付き合いくださいませ。
今日は急遽那智さんとお昼間デートになりました♪
だから更新ちょっと遅くなりました!!
「3回目の旅」の第三弾です。
ほんの少しの物足りなさに気付かないふりをして、それでも好感の持てる人だからそれなりに逢瀬を重ねていく。
これが私の求めているものだと、思うようにしながら・・。
何回目かのデート。
その日は、いままでのビジネスホテルに毛が生えたようなシティホテルではなく、いちおう一流のホテルに招待してくれた。
私はそういうホテルが大好きだから、大喜びだ。
裸になり、窓際に連れて行かれる。
乳首を口に含み愛撫する男の頭を見下ろしながら、なんだか意地悪な気分になる。
厚いカーテンを開けレースのカーテンもほんの少し隙間を作る。
階下を行き交う人々には、見えない。
正面に見える大きな観覧車からは、角度によっては見えるだろう。
子供が乗っていないことを祈る。
その体制で後ろから抱かれる。
見られたら困る。
でも、私は困りたいのだ。
どうか、もっと困らせてください。
10センチ程度の隙間なんかじゃなくて、カーテンを開け放ち、理性なんて飛んでいってしまうくらい、どうしようもないくらい困らせてください。
願いは届かない、解放された私はベッドで彼に抱かれるために足を開く。
夕食、ルームサービスだ。
ボーイさんが準備する間、裸のままベッドに潜って待っている。
顔は枕に埋めているが、もちろんボーイには不審に写るはずだ。
でもこんな行為も嬉しい。
私だけ、裸のディナー。
シーツを体に巻き付けることは許してもらう。
和やかに食事を食べて、最後のデザートのときに「手を使わずに食べてごらん」と言われる。
Mとして扱われることに喜びを感じた瞬間だった。
チョコレートムースに顔を近づけて、唇と舌で食べる。
どうか、この姿を見て興奮してください。
そして、もっと酷いことを私にしてください。
しかし、数口食べたあと、男性はトイレに立ち、戻って来てからは和やかなコーヒーの時間になってしまった。
着替えて最上階のラウンジで飲み直すことにする。
おしゃれして、好きな人とお酒を飲むのは楽しいことだ。
でも、なぜ、あれ以上酷いことにならないのか。
疑問というよりかは、なんとも言えない飢餓感に私自身が困惑してしまう。
「私がいけるように」
掲げられた目標は、遅々として進まない。
いや、表向きは進んでいるのだろう。
私は、やはりここでも演技をしている。
気持ちがよいのは、嘘ではない。
でも、いく感覚ではないと思う。
では、なぜ演技をするのか。
意味のないサービス精神と、「いけば」次の何かが始まるかもしれないという淡い期待のためだ。
だからといって、決して、SM的なことがないわけではない。
ある時は下着を着けずに待ち合わせをして、ラブホテルの駐車場でシャツの上から胸を揉まれたり、車の中で足を広げられ下着の中に手を入れられたり、荷物を固定する先端にフックの付いたゴム製の紐で縛られたときもある。
でも、なぜだろう、それらのあとで抱かれる時、私は淋しくなってしまうのだ。
満たし切れていない感じがしてしまう。
ベッドに並んで横たわり、ノートパソコンを見せてもらう。
様々なプレイの画像。
ひとつひとつに説明を加えてくれる。
女性器に重りを付けている。
複数の男性が体を触る。
洗面器に放尿する。
いつかそうしてくれるのだろうか。
わからない。
そして、私はこの人に、これと同じようにされれば満足なのだろうか。
それも、わからない。
元々、ステレオタイプのSMは嫌だと言っていた。
「ご主人様」や「調教」などのお約束の言葉、正座やご挨拶のような形式。
私も、演技のようで嫌だったから(だって調教って、私はそんな簡単に「動物」になんかなれない、人間で大人で女だもの)、雰囲気は恋人同士だ。
「僕の絵の具が青で、あなたが白。左右に分かれていたけれど、真ん中が徐々に混ざって、きれいな水色になっている。その様子を2人で上から眺めていて、美しい色を喜ぶ」
そんなようなことを言われたことがある。
とても抽象的だが、2人の関係をこう説明されたことがある。
あくまでも、対等な関係。
その男性は、大人だった。
問題が起きても動じない、私はあまり出会ったことのないタイプだった。
私は、甘えてくる男性ばかりと付き合っていたから。
その部分では、楽に付き合えた。
美味しいものを食べたり、お昼からお酒を飲んだり、時間の許す限りデートも楽しんだ。
ちょっと、横道に逸れます!!
この男性と付き合って、ひとつわかったことがある。
この時すでに二度目の結婚をしていて、その夫という人はものすごく甘えるタイプだったのだ。
甘えん坊は感情の上下が激しい。
嬉しい時や楽しい時は上手にはしゃぐ。
その代わりトラブルが起きたり、自分自身が一杯一杯の時などは、感情を露わにする。
夫も、基本的には穏やかな人だが、ほんのちょっとのトラブルで動揺して、周りに当たる傾向がある。
私は「お母さん」のように、対処するのだ。
でも、相手は大人の男だから、やはりその「当たり方」は、私を怖がらせるには充分な効果がある。
父の影響だろう、私は夫の機嫌が上下することを、また、多少(あくまでも多少ね、世の中にはもっと酷いDVというのが存在するものね)声を荒げて八つ当たりをすることを、物凄く回避しようと努力して、怖がっていたのだ。
その感情に気付いたのは、その男性と付き合ってからだ。
ドライブをしていた時のこと。
その道は私しか知らない道だったから、つたない記憶を頼りにナビ役をしていたのだ。
でも、間違って行き止まりの路地を案内してしまった。
「あっ、行き止まりだ!」
そう思った瞬間、私は身を固くしていた。
「何を言われるか。」
「それにどう対処しよか。」
「どう機嫌を直そうか。」
こんなことを瞬時に考えた。
しかし、その男性は私を責めるわけでもなく、機嫌を損ねるわけでもなく、ただこのトラブル解消にだけ心を傾けていたのだ。
この時、私は、こういう安心もあるんだなと感じた。
その安心は心地良いものかもしれない。
そして、甘えん坊の夫に対して、気付いてはいけない感情に気付いてしまったのだ。
「私は、夫に心を許し切っていない。」
もしかしたら、私は性的な満足のためだけに相手を求めていたのではないのではないか。
では、その求めていたものは何だろう。
そして、この人で満たせているのだろうか。
自分の心に向き合わなくてはいけない時期に差し掛かっていたのかもしれない、と感じはじめていた。
横道に逸れてしまって、ごめんなさい。
でも、「安心の片鱗」を感じたエピソードなので、書きました。
それなのになぜこの男性では、だめだったのか、次回とそれ以降那智さんに出会ってから解けていきます。
手直しどころか、たくさん追加。
頑張れ、りん子ちゃん♪
どうか、しばしお付き合いくださいませ。