代役
独り言
たいした盛り上がりもなく専門的な話で長いです。
記録として残しているので覚悟してね^^
昨日は打ち合わせ2本、今日は日曜日だけど休みで気持ちも楽。
昨夜のアルコールは残っている感じはしないけど、それでもゆっくりできると思うとすこしけだるい感じもする。
ただ今日は我が子にお弁当を持たせないといけないから7:15にはアラームが鳴る。
まだその時間ではないようだけど、外が明るくなってきたので時間を確認しようとスマホを手に取る。
『緊急』
乱視でぼやけた視界に飛び込んできたのは『緊急』の文字と社長の名前。
と同時に時間を見ると6:49。
あ、これはお休みがなくなるなとぼんやりした視界で思う。
おそらく代役だ、何かしらの理由で穴が空いたのだろう。
メガネをかけ、メールを開くと「声が出ない司会者に変わって本番に入ってくれないか。アテンドはします」と書かれていた。
ああ、やっぱり。
想定していた事態にそれほど驚きはしなかった。
ただひとつ、想定外の文言に思わずメールを二度見。
そこにはわたしが入ったことがないホテル名が書かれてあったのだ。
うーん、入ったことがない会場はちょっと厳しいなぁ。
通常初めて入る会場の場合は事前にマニュアルを渡され、社長が動線やオリジナルの演出などレクチャーしてくれるのだ。
一瞬ためらう。
まあ、そうは言っても、結局本番で入る時は自分一人で行って手探りで慣れていくのだから、今日も同じようなものだけども。
すぐ気を取り直して「大丈夫ですよ」と返信をする。
間髪入れずに社長から電話がかかってきた。
昨夜司会者から声が出なくなりそうだと連絡があり、今朝になったら完全に出なくなってしまったということだ。
入ったことがない会場で申し訳ないのだけど、と言いつつ次に告げられたのは『人前式もある』ということだった。
うわあ、ちょっと引き受けたことを後悔しそうになる(笑)
ここで説明しよう(笑)
『人前式』とは『キリスト教式』や『神前式』とは異なり、神仏ではなく列席者に誓う結婚式のことです。
なので、神父さんや神主さんではなく司会者が進行していきます。
で、この人前式は宗教や慣習に捉われない代わりに自由度が高く新郎新婦のやりたいことをやったり、会場のオリジナルの演出やルールがあったりするのよ。
『ガーデンのあっちのドアから入場して、こっちのドアまで来たら一礼で、そこまで司会者が繋ぐ』とか『司会者から新郎新婦に「○を誓いますか」など問いかけ』とか『ドアの隙間からキャプテンが合図してオルガン演奏が終わったら話し始める』とか。
そういうのがあると、いきなりはじめての会場だとちょっと難易度があがるの。
だけど、それもその場で教えてもらえばなんとかなるのだけど、問題は『時間』だ。
通常のスケジュールだと披露宴の1時間前に会場入りしてキャプテンと音響と読み合わせをする。
「新郎新婦入場、開宴の辞 司会者、ウェルカムスピーチ 新郎、新郎側主賓祝辞○様…」と司会者が進行を上から順に読み上げていき、最終の確認を行う。
それが終わったら40分間くらい司会者はフリーになる。
その間に祝電の振り分けや原稿のチェックや主賓や乾杯の方の席の確認や手作りのアイテムの確認をする(手作りアイテムは現物を見ておきたいのよ、「ウェルカムボード作りました」より「お花がキレイに飾られたウェルカムボード はお二人の手作りです」と言いたいのだ^^;)
今日の場合(12:00開宴)だったら。
11:00 キャプテンと読み合わせ
フリーの時間
11:40 新郎新婦との最終確認( 祝電の読む順番など)
11:50 開場、主賓と乾杯の方に挨拶と確認
12:00 開宴
こんな感じなのだけど。
人前式があると
10:00 チャペル近辺で待機(①)
10:30 チャペルで新郎新婦リハ 司会者も同席
11:00 人前式
11:30 披露宴会場入りしてキャプテンと読み合わせ(②)
11:40 新郎新婦との最終確認( 祝電の読む順番など)
11:50 開場、主賓と乾杯の方に挨拶と確認
12:00 開宴
こんな感じでほとんどフリーの時間がないのだ。
あるとしたら①のチャペル近辺で待機(新郎新婦の支度がいつ終わってもいいようにチャペル近くで立ってる)、②読み合わせ後の数分間くらいしかない。
その間に祝電の確認や原稿のチェックなどをしないといけないわけ。
慣れない会場で時間のない中、初見の資料を確認して備えるってことが想像できるから、一瞬引き受けたことを後悔しそうになり社長も『申し訳ない』というのだ。
まあ、でも事務所と司会者さんのピンチ。
引き受けないという選択肢はない。
「8時には迎えに行くから」と言われて電話を切ったのが7時すぎ。
急いで社長に住所をメールし我が子のお弁当を用意して仕事の服に着替える。
社長から到着の連絡が来たのが7:45、取るものもとりあえずノーメイクにメガネのまま車に駆け込んだ。
車は高速道路をひた走る。
わたしの仕事圏内ではないホテル。
申し訳なさそうに状況を説明する社長に気になっていることを聞く
その司会者さんはどんな感じの人ですか?
同じ事務所とはいえ入る会場が違えば司会者同士はほとんど面識がない。
名前を聞いてもピンとこないので、新郎新婦が選んだその司会者の雰囲気を知りたかった。
芦田愛菜ちゃんに似てるよ
ううう、誰に似てるというか雰囲気を知りたかったのだけど、優等生っぽいのかな。
だとしたら、派手目な司会者を選ぶタイプではないかなとすこし安心する。
8:40、名の知れた大きなホテルに到着。
パーキングの化粧室でコンタクトを入れ、メイクをしているうちに司会者さんが到着、かすれた声で社長と話している。
ああ、たしかに、これは厳しい。
我が身に置き換えて司会者さんの気持ちを思うと胸が痛い。
9:00に宴会オフィスが開くまで駐車場のベンチに座り渡された資料の説明を受ける。
たくさんある資料の中から、とにかく進行表。
進行は比較的オーソドックス、ホテルオリジナルの演出はあるけどさほど特殊なものではないので問題なし。
ただ5分と時間はなかった。
大きなホテルなので移動に時間がかかる。
駆け足で進行の確認だけして宴会オフィスに向かった。
どうなることやらと妙に他人事な気持ちと、とにかくここから数時間卒なくこなし嵐が過ぎるのを待つしかないかという渦中の気持ちを行ったり来たりしながら。
9:00宴会オフィスが開くと同時に、まず宴会支配人のところに。
社長と声を枯らした司会者さんが事情を説明し、わたしは名刺を渡して挨拶をする。
まだ担当者は来ていない。
「どうしたの?」と他の担当者がかわるがわる司会者さんに声をかけている。
ううう、資料を見たい、資料の全体を把握したい。
社長も気付いて空いているデスクを使えるようにしてくれた。
急いで社長に資料を渡して拡大してもらう(フォントがわたしには小さかった^^;)。
ここで9:10くらい。
急いで、でも落ち着いて一枚一枚資料に目を通しはじめる。
進行表、プロフィール紹介の原稿、席次表、人前式の式次第、これら通常揃える資料に加えて、丁寧に人前式と披露宴の簡単な台本が作成してあった。
主賓肩書やスピーチする友人の紹介(高校時代テニス部の友人で苦楽を共にした○様みたいな)や手作りアイテムなど紹介事項も台本に盛り込んである。
代役を頼むことを考え声が出なくなる不安の中、これを作成したのかなと思うとありがたい気持ちである、ではあるが^^;、全体を把握するのに時間がかかる。。。(後で数えたら20枚あった)
ありがたいけど、箇条書きにしてくれたほうがよかったかも^^;
まずもう一度、進行表を再確認、疑問に思うことをピックアップする。
次はプロフィール紹介の原稿、えっと原稿単体と台本の中にも同じものが落とし込んである?
読み方のわからない漢字はないか、チェック。
そうこうしているうちに担当者が出勤。
ガサガサと資料を束ね、社長と司会者さんと一緒に挨拶に行く。
事情を聞き、最善策を講じる担当者。
若干『あなた誰、あなたで大丈夫?』みたいな視線でわたしをチラッと見るように感じるけど、それは当然のこと。
いま新郎新婦は美容室で支度をしているので、先に支度が終わる新郎にまず伝えて、新婦にはギリギリに伝えようということになった。
9:20、新郎の支度が終わる9:40頃には美容室に行く。
社長がそれまでチャペルと会場とブライズルームなど動線をアテンドしてくれることになった。
いまだ資料の全体を見られていないのだけど、会場などの下見も大事なので社長と司会者さんについていく。
「チャペルはここ、ガラス越しにキャプテンが合図するから、それを見てスタート」「祝電はこの部屋で確認」「入場はこちらの扉からで、再入場はあっちの扉から」などなど。
9:40前には美容室に。
担当者が新郎を連れてきて事情を説明する。
案の定『誰?』という訝しげな表情、当たり前だよね。
かすれた声の司会者さんを心配する様子に信頼関係を築いているのが伝わり、わたしはあまり出しゃばらないほうがいいかと思い、出すぎず、でも祝福の気持ちを込めて精一杯の笑顔を作る。
10:00になり、チャペル近くに移動した。
ここで立ったままバインダーを開く。
とりあえず、人前式の式次第と台本、ここではじめて人前式について把握できる。
誓いのキスじゃなくて、ハグなのね。
『結婚成立宣言』は『承認式』と呼んでるんだ。
念のため持ってきた自分用の人前式の資料は下の方にしまう。
10:20、もう一度美容室に移動して新婦を待つ。
いつ新婦が出てきても大丈夫なように、ここではあまりおおっぴらに資料を広げることができなくて、ちょっと焦る。
支度が済んだ新婦が出てきた。
担当者と司会者さんが挨拶と説明をして、わたしも挨拶をする。
すぐに事態をは把握できずに明らかに戸惑っている。
そうだよね。
打ち合わせして、信頼して任せようと思っていた司会者じゃなくて、いきなり見ず知らずの女が『司会します!』と言ってきても戸惑うに決まっているよね。
でも、立ち止まり噛み砕くことすら許されず人前式のリハーサルに促される新婦。
一生懸命準備して楽しみにしていた大切な日だ。
あんな表情、一瞬でもしたくないよね。
わたしは準備ができない中、ミスしないように事なきを得ることしかできないと思っていたけど、それが正解なのか。
自問自答する余裕もなく人前式が始まった。
人前式は結局用意してくれた台本はほとんど使わず、普段通りにした。
慣れているほうがいいと思ったから(司会者さんも「やりやすいように」と言ってくれていたし)。
多少、走り気味になっちゃったけど、そつなく終わることができた。
11:30、急いで披露宴会場へ。
やっと司会台に資料を広げて全部に目を通せると思うけど、まずはキャプテンと音響さんと読み合わせ、ざっと目を通したとはいえほぼ初見の進行を読み上げるのに心の中で焦る。
当然のことだけど、会場によってフォーマットが違うのよ。
『お開き』が『フィナーレ』だったりで戸惑うし、必要な情報が紙面のどこにあるかいちいち探さないといけなかったり。
祝電をビニール袋から出し(司会者さんが手伝ってくれた)、読み仮名確認用に付箋をつける。
プロフィール紹介の原稿と主賓の肩書を二度音読、いつものルーティーン。
進行表と作成してくれた台本を照らし合わせて必要な情報にマーカーを入れる途中くらいで、祝電確認の時間。
はあ、また全体に目を通せずじまい^^;
司会者さんに同行してもらい祝電の確認をする。
この時、わたしはどういうスタンスでいけばいいかなと少し悩んだ。
信頼を築いている司会者さんより前に出るのは、相手を引かせてしまうのではないか。
それに代役って、あまり印象に残さないほうが問題が発生しなにくいようにも思う。
そう思い、かすれた声でフォローしてくれる司会者さんを立てるように控えめに祝電確認をした。
さあ、いよいよドアオープン。
結局、資料の全部に目を通す時間はなかった。
キャプテンと音響さんに「慣れない会場なのでお手数かけます」と念を押し、司会者さんは背後のパーテーションの裏で待機してくれている。
「今日、ここで何が起きてもりん子さんの責任じゃないから」と社長に心強い言葉をもらった。
とにかく、無事にお開きを迎えるよう集中して、言葉は悪いが『嵐が過ぎるのを待とう』くらいの気持ちで開宴した。
新郎新婦入場
ウェルカムスピーチ
主賓祝辞
プロフィール紹介
乾杯
次とその次くらい先の進行を見据えながら。
主賓肩書とプロフィール紹介はミスしないほうがいい。
無事に乾杯まで漕ぎ着けた。
乾杯の後はお食事スタート、ここからリラックスした雰囲気になる。
次はウェディングケーキ入刀。
新郎新婦が食べさせ合うファーストバイトの他に友人に食べさせるサンクスバイトもある。
新郎新婦自ら指名するので、サプライズの雰囲気を盛り上げなきゃ。
ああ、やっぱり無理だった(笑)
司会者さんを立てるとか、代役は印象に残らないほうがいいとか、卒なくこなして淡々ととか、無理だ。
わたしらしくしかできない。
はじめて会った新郎新婦だけど、新婦にあんな戸惑いの表情をさせてはいけない。
彼らにとってとても大切な日をいつも通り祝福しよう。
お色直し中座のエスコートもサプライズ指名。
新婦の学生時代の仲間たちだ。
限りある資料を駆使して、いつものように楽しい雰囲気を作る。
新郎の中座も同様に。
お色直しの間に新郎新婦に確認しないといけないことがあり、司会者さんに同行してもらいブライズルームに行く。
もう遠慮するのはやめた。
新郎を『大輔さん(仮)』と名前で呼び、新婦のカラードレスに称賛の声をかける。
すこしでも仲良くなろう、祝福の気持ちを表そうと思った。
再入場後はスピーチや余興で賑やかに。
歓談の時間には友人たちのカメラ係を買ってでる。
和やかに進み、いよいよお開きが近づいてくる。
気持ちはいつもの『りん子の披露宴』だ。
涙をこらえながら新婦お手紙、両親も友人たちも泣いている。
よかった。
最後に新郎の謝辞。
皆さんへの感謝の気持ちに続いて「司会の方、ホテルスタッフのみなさん」とわたしたちへのお礼も添えてくれた。
この司会者は声が出なかった彼女とわたしとふたりに向けたものだろう。
『わたしに』と思えないのは、多少の差はあれ結婚式において新郎新婦と司会者とのつながりはちゃんとあると思っているから。
『この人に』と託した人だと思っているから。
だから、あの新郎のお礼は、打ち合わせで信頼を築き声をからしながらも支えてくれた司会者さんの分も大いに含まれていると思うのだ。
とにかく、やり切った。
大きなミスなく、おそらくよい雰囲気で。
一番最後に
それでは新郎新婦にしゅくしゅ、祝福の拍手をお送りください!!
と見事に噛んだけど(笑)
お開き後の新郎新婦への挨拶をして、社長の車で送ってもらった。
自分のやれることをやっただけだし、いい勉強になった。
請負った仕事をサクッとこなし消えていく必殺仕事人みたいで妙な高揚感。
社長、あとで受け付けますから、今日だけはダメ出しはしないでください(笑)
と、心地よい疲労感で高速道路からの景色を眺めていた。
夜になり司会者さんからお礼のメールが届いた。
そこには感謝の気持ちと共に、わたしへの称賛も書かれていた。
『とてもステキな雰囲気の方で』『安心感のある素晴らしい司会で』と、ありがたいのだけど恐縮してしまう、あまり自分の司会に自信がないから(最後、噛んだし^^;)。
『私へのクレームにもならず』と安堵している文字に、もし自分がこの司会者さんの立場だったらと思ったら、まあ、ありがたく受け取ろうと思い直す。
それからすこしして事務所の事務の男性からメールが届いた。
今日の担当者さんと別件でメールをしていたのだけど、下記のメールをいただいたので転送します、と。
先程、本日挙式をされたご新婦様とお電話がつながりましてご満足いただけたご様子で大変喜んでいらっしゃいました。
ご新郎様は酔っぱらってしまっているそうで直接お話はできませんでしたが連絡があった旨はご新婦様からお伝えいただけるとのことでした。
いただいたメールへのご返信で申し訳ございませんが
社長さん、りん子さん、司会者さんへもよろしくお伝えくださいませ。
と。
これを読んだ瞬間、体から力が抜けて、大きなため息と共に涙が溢れてきた。
ああ、よかった。
新婦、喜んでくれたんだ。
最初に見た戸惑いの表情を思い、心の底から安堵できた。
社長からのお礼も同業者からの称賛も本当にありがたいとは思うけど、わたしが一番大事に思うのは新郎新婦が喜んでくれることなんだと改めて思った。
司会の仕事をはじめた頃『いかに担当者に気に入られるか』を重要視する社長の言葉を伝えると『大事なことは新郎新婦の満足だよ』と教えてくれた。
この指針は、その後のわたしの糧となっている。
(『担当者に気に入られる』行為があまり得意ではないし^^;)
あの時は業界の人でもないのに、よくそんな言い切れるなぁと思っていたけど、おかげさまで、これでもう15年。
ちょっとだけ自信になったかなと思う日のことでした。
コロナで披露宴の延期やキャンセルが相次いでいる。
祝福のない週末を過ごしていると、ああ、わたしは毎週ステキな仕事をしていたんだなと改めて思う。
また再開したら思いっきり祝福しよう。
今度は噛まないように、と言いたいところだけど、今度も普段通りの祝福で!!ですね、那智さん^^
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お仕事いくつか集めました。
普段通り
困った〜
祝福の種
ラスボス1 2 3
「等式」「代役」感想です。
この日の事はよく覚えています。
緊張感と高揚感、そしてテンションが高くなっているりん子が私にとって少し誇らしくカッコよかったね~
誰も傷つかず、仕事を納めたこと、おつかれさま、頑張りました。
たいした盛り上がりもなく専門的な話で長いです。
記録として残しているので覚悟してね^^
昨日は打ち合わせ2本、今日は日曜日だけど休みで気持ちも楽。
昨夜のアルコールは残っている感じはしないけど、それでもゆっくりできると思うとすこしけだるい感じもする。
ただ今日は我が子にお弁当を持たせないといけないから7:15にはアラームが鳴る。
まだその時間ではないようだけど、外が明るくなってきたので時間を確認しようとスマホを手に取る。
『緊急』
乱視でぼやけた視界に飛び込んできたのは『緊急』の文字と社長の名前。
と同時に時間を見ると6:49。
あ、これはお休みがなくなるなとぼんやりした視界で思う。
おそらく代役だ、何かしらの理由で穴が空いたのだろう。
メガネをかけ、メールを開くと「声が出ない司会者に変わって本番に入ってくれないか。アテンドはします」と書かれていた。
ああ、やっぱり。
想定していた事態にそれほど驚きはしなかった。
ただひとつ、想定外の文言に思わずメールを二度見。
そこにはわたしが入ったことがないホテル名が書かれてあったのだ。
うーん、入ったことがない会場はちょっと厳しいなぁ。
通常初めて入る会場の場合は事前にマニュアルを渡され、社長が動線やオリジナルの演出などレクチャーしてくれるのだ。
一瞬ためらう。
まあ、そうは言っても、結局本番で入る時は自分一人で行って手探りで慣れていくのだから、今日も同じようなものだけども。
すぐ気を取り直して「大丈夫ですよ」と返信をする。
間髪入れずに社長から電話がかかってきた。
昨夜司会者から声が出なくなりそうだと連絡があり、今朝になったら完全に出なくなってしまったということだ。
入ったことがない会場で申し訳ないのだけど、と言いつつ次に告げられたのは『人前式もある』ということだった。
うわあ、ちょっと引き受けたことを後悔しそうになる(笑)
ここで説明しよう(笑)
『人前式』とは『キリスト教式』や『神前式』とは異なり、神仏ではなく列席者に誓う結婚式のことです。
なので、神父さんや神主さんではなく司会者が進行していきます。
で、この人前式は宗教や慣習に捉われない代わりに自由度が高く新郎新婦のやりたいことをやったり、会場のオリジナルの演出やルールがあったりするのよ。
『ガーデンのあっちのドアから入場して、こっちのドアまで来たら一礼で、そこまで司会者が繋ぐ』とか『司会者から新郎新婦に「○を誓いますか」など問いかけ』とか『ドアの隙間からキャプテンが合図してオルガン演奏が終わったら話し始める』とか。
そういうのがあると、いきなりはじめての会場だとちょっと難易度があがるの。
だけど、それもその場で教えてもらえばなんとかなるのだけど、問題は『時間』だ。
通常のスケジュールだと披露宴の1時間前に会場入りしてキャプテンと音響と読み合わせをする。
「新郎新婦入場、開宴の辞 司会者、ウェルカムスピーチ 新郎、新郎側主賓祝辞○様…」と司会者が進行を上から順に読み上げていき、最終の確認を行う。
それが終わったら40分間くらい司会者はフリーになる。
その間に祝電の振り分けや原稿のチェックや主賓や乾杯の方の席の確認や手作りのアイテムの確認をする(手作りアイテムは現物を見ておきたいのよ、「ウェルカムボード作りました」より「お花がキレイに飾られたウェルカムボード はお二人の手作りです」と言いたいのだ^^;)
今日の場合(12:00開宴)だったら。
11:00 キャプテンと読み合わせ
フリーの時間
11:40 新郎新婦との最終確認( 祝電の読む順番など)
11:50 開場、主賓と乾杯の方に挨拶と確認
12:00 開宴
こんな感じなのだけど。
人前式があると
10:00 チャペル近辺で待機(①)
10:30 チャペルで新郎新婦リハ 司会者も同席
11:00 人前式
11:30 披露宴会場入りしてキャプテンと読み合わせ(②)
11:40 新郎新婦との最終確認( 祝電の読む順番など)
11:50 開場、主賓と乾杯の方に挨拶と確認
12:00 開宴
こんな感じでほとんどフリーの時間がないのだ。
あるとしたら①のチャペル近辺で待機(新郎新婦の支度がいつ終わってもいいようにチャペル近くで立ってる)、②読み合わせ後の数分間くらいしかない。
その間に祝電の確認や原稿のチェックなどをしないといけないわけ。
慣れない会場で時間のない中、初見の資料を確認して備えるってことが想像できるから、一瞬引き受けたことを後悔しそうになり社長も『申し訳ない』というのだ。
まあ、でも事務所と司会者さんのピンチ。
引き受けないという選択肢はない。
「8時には迎えに行くから」と言われて電話を切ったのが7時すぎ。
急いで社長に住所をメールし我が子のお弁当を用意して仕事の服に着替える。
社長から到着の連絡が来たのが7:45、取るものもとりあえずノーメイクにメガネのまま車に駆け込んだ。
車は高速道路をひた走る。
わたしの仕事圏内ではないホテル。
申し訳なさそうに状況を説明する社長に気になっていることを聞く
その司会者さんはどんな感じの人ですか?
同じ事務所とはいえ入る会場が違えば司会者同士はほとんど面識がない。
名前を聞いてもピンとこないので、新郎新婦が選んだその司会者の雰囲気を知りたかった。
芦田愛菜ちゃんに似てるよ
ううう、誰に似てるというか雰囲気を知りたかったのだけど、優等生っぽいのかな。
だとしたら、派手目な司会者を選ぶタイプではないかなとすこし安心する。
8:40、名の知れた大きなホテルに到着。
パーキングの化粧室でコンタクトを入れ、メイクをしているうちに司会者さんが到着、かすれた声で社長と話している。
ああ、たしかに、これは厳しい。
我が身に置き換えて司会者さんの気持ちを思うと胸が痛い。
9:00に宴会オフィスが開くまで駐車場のベンチに座り渡された資料の説明を受ける。
たくさんある資料の中から、とにかく進行表。
進行は比較的オーソドックス、ホテルオリジナルの演出はあるけどさほど特殊なものではないので問題なし。
ただ5分と時間はなかった。
大きなホテルなので移動に時間がかかる。
駆け足で進行の確認だけして宴会オフィスに向かった。
どうなることやらと妙に他人事な気持ちと、とにかくここから数時間卒なくこなし嵐が過ぎるのを待つしかないかという渦中の気持ちを行ったり来たりしながら。
9:00宴会オフィスが開くと同時に、まず宴会支配人のところに。
社長と声を枯らした司会者さんが事情を説明し、わたしは名刺を渡して挨拶をする。
まだ担当者は来ていない。
「どうしたの?」と他の担当者がかわるがわる司会者さんに声をかけている。
ううう、資料を見たい、資料の全体を把握したい。
社長も気付いて空いているデスクを使えるようにしてくれた。
急いで社長に資料を渡して拡大してもらう(フォントがわたしには小さかった^^;)。
ここで9:10くらい。
急いで、でも落ち着いて一枚一枚資料に目を通しはじめる。
進行表、プロフィール紹介の原稿、席次表、人前式の式次第、これら通常揃える資料に加えて、丁寧に人前式と披露宴の簡単な台本が作成してあった。
主賓肩書やスピーチする友人の紹介(高校時代テニス部の友人で苦楽を共にした○様みたいな)や手作りアイテムなど紹介事項も台本に盛り込んである。
代役を頼むことを考え声が出なくなる不安の中、これを作成したのかなと思うとありがたい気持ちである、ではあるが^^;、全体を把握するのに時間がかかる。。。(後で数えたら20枚あった)
ありがたいけど、箇条書きにしてくれたほうがよかったかも^^;
まずもう一度、進行表を再確認、疑問に思うことをピックアップする。
次はプロフィール紹介の原稿、えっと原稿単体と台本の中にも同じものが落とし込んである?
読み方のわからない漢字はないか、チェック。
そうこうしているうちに担当者が出勤。
ガサガサと資料を束ね、社長と司会者さんと一緒に挨拶に行く。
事情を聞き、最善策を講じる担当者。
若干『あなた誰、あなたで大丈夫?』みたいな視線でわたしをチラッと見るように感じるけど、それは当然のこと。
いま新郎新婦は美容室で支度をしているので、先に支度が終わる新郎にまず伝えて、新婦にはギリギリに伝えようということになった。
9:20、新郎の支度が終わる9:40頃には美容室に行く。
社長がそれまでチャペルと会場とブライズルームなど動線をアテンドしてくれることになった。
いまだ資料の全体を見られていないのだけど、会場などの下見も大事なので社長と司会者さんについていく。
「チャペルはここ、ガラス越しにキャプテンが合図するから、それを見てスタート」「祝電はこの部屋で確認」「入場はこちらの扉からで、再入場はあっちの扉から」などなど。
9:40前には美容室に。
担当者が新郎を連れてきて事情を説明する。
案の定『誰?』という訝しげな表情、当たり前だよね。
かすれた声の司会者さんを心配する様子に信頼関係を築いているのが伝わり、わたしはあまり出しゃばらないほうがいいかと思い、出すぎず、でも祝福の気持ちを込めて精一杯の笑顔を作る。
10:00になり、チャペル近くに移動した。
ここで立ったままバインダーを開く。
とりあえず、人前式の式次第と台本、ここではじめて人前式について把握できる。
誓いのキスじゃなくて、ハグなのね。
『結婚成立宣言』は『承認式』と呼んでるんだ。
念のため持ってきた自分用の人前式の資料は下の方にしまう。
10:20、もう一度美容室に移動して新婦を待つ。
いつ新婦が出てきても大丈夫なように、ここではあまりおおっぴらに資料を広げることができなくて、ちょっと焦る。
支度が済んだ新婦が出てきた。
担当者と司会者さんが挨拶と説明をして、わたしも挨拶をする。
すぐに事態をは把握できずに明らかに戸惑っている。
そうだよね。
打ち合わせして、信頼して任せようと思っていた司会者じゃなくて、いきなり見ず知らずの女が『司会します!』と言ってきても戸惑うに決まっているよね。
でも、立ち止まり噛み砕くことすら許されず人前式のリハーサルに促される新婦。
一生懸命準備して楽しみにしていた大切な日だ。
あんな表情、一瞬でもしたくないよね。
わたしは準備ができない中、ミスしないように事なきを得ることしかできないと思っていたけど、それが正解なのか。
自問自答する余裕もなく人前式が始まった。
人前式は結局用意してくれた台本はほとんど使わず、普段通りにした。
慣れているほうがいいと思ったから(司会者さんも「やりやすいように」と言ってくれていたし)。
多少、走り気味になっちゃったけど、そつなく終わることができた。
11:30、急いで披露宴会場へ。
やっと司会台に資料を広げて全部に目を通せると思うけど、まずはキャプテンと音響さんと読み合わせ、ざっと目を通したとはいえほぼ初見の進行を読み上げるのに心の中で焦る。
当然のことだけど、会場によってフォーマットが違うのよ。
『お開き』が『フィナーレ』だったりで戸惑うし、必要な情報が紙面のどこにあるかいちいち探さないといけなかったり。
祝電をビニール袋から出し(司会者さんが手伝ってくれた)、読み仮名確認用に付箋をつける。
プロフィール紹介の原稿と主賓の肩書を二度音読、いつものルーティーン。
進行表と作成してくれた台本を照らし合わせて必要な情報にマーカーを入れる途中くらいで、祝電確認の時間。
はあ、また全体に目を通せずじまい^^;
司会者さんに同行してもらい祝電の確認をする。
この時、わたしはどういうスタンスでいけばいいかなと少し悩んだ。
信頼を築いている司会者さんより前に出るのは、相手を引かせてしまうのではないか。
それに代役って、あまり印象に残さないほうが問題が発生しなにくいようにも思う。
そう思い、かすれた声でフォローしてくれる司会者さんを立てるように控えめに祝電確認をした。
さあ、いよいよドアオープン。
結局、資料の全部に目を通す時間はなかった。
キャプテンと音響さんに「慣れない会場なのでお手数かけます」と念を押し、司会者さんは背後のパーテーションの裏で待機してくれている。
「今日、ここで何が起きてもりん子さんの責任じゃないから」と社長に心強い言葉をもらった。
とにかく、無事にお開きを迎えるよう集中して、言葉は悪いが『嵐が過ぎるのを待とう』くらいの気持ちで開宴した。
新郎新婦入場
ウェルカムスピーチ
主賓祝辞
プロフィール紹介
乾杯
次とその次くらい先の進行を見据えながら。
主賓肩書とプロフィール紹介はミスしないほうがいい。
無事に乾杯まで漕ぎ着けた。
乾杯の後はお食事スタート、ここからリラックスした雰囲気になる。
次はウェディングケーキ入刀。
新郎新婦が食べさせ合うファーストバイトの他に友人に食べさせるサンクスバイトもある。
新郎新婦自ら指名するので、サプライズの雰囲気を盛り上げなきゃ。
ああ、やっぱり無理だった(笑)
司会者さんを立てるとか、代役は印象に残らないほうがいいとか、卒なくこなして淡々ととか、無理だ。
わたしらしくしかできない。
はじめて会った新郎新婦だけど、新婦にあんな戸惑いの表情をさせてはいけない。
彼らにとってとても大切な日をいつも通り祝福しよう。
お色直し中座のエスコートもサプライズ指名。
新婦の学生時代の仲間たちだ。
限りある資料を駆使して、いつものように楽しい雰囲気を作る。
新郎の中座も同様に。
お色直しの間に新郎新婦に確認しないといけないことがあり、司会者さんに同行してもらいブライズルームに行く。
もう遠慮するのはやめた。
新郎を『大輔さん(仮)』と名前で呼び、新婦のカラードレスに称賛の声をかける。
すこしでも仲良くなろう、祝福の気持ちを表そうと思った。
再入場後はスピーチや余興で賑やかに。
歓談の時間には友人たちのカメラ係を買ってでる。
和やかに進み、いよいよお開きが近づいてくる。
気持ちはいつもの『りん子の披露宴』だ。
涙をこらえながら新婦お手紙、両親も友人たちも泣いている。
よかった。
最後に新郎の謝辞。
皆さんへの感謝の気持ちに続いて「司会の方、ホテルスタッフのみなさん」とわたしたちへのお礼も添えてくれた。
この司会者は声が出なかった彼女とわたしとふたりに向けたものだろう。
『わたしに』と思えないのは、多少の差はあれ結婚式において新郎新婦と司会者とのつながりはちゃんとあると思っているから。
『この人に』と託した人だと思っているから。
だから、あの新郎のお礼は、打ち合わせで信頼を築き声をからしながらも支えてくれた司会者さんの分も大いに含まれていると思うのだ。
とにかく、やり切った。
大きなミスなく、おそらくよい雰囲気で。
一番最後に
それでは新郎新婦にしゅくしゅ、祝福の拍手をお送りください!!
と見事に噛んだけど(笑)
お開き後の新郎新婦への挨拶をして、社長の車で送ってもらった。
自分のやれることをやっただけだし、いい勉強になった。
請負った仕事をサクッとこなし消えていく必殺仕事人みたいで妙な高揚感。
社長、あとで受け付けますから、今日だけはダメ出しはしないでください(笑)
と、心地よい疲労感で高速道路からの景色を眺めていた。
夜になり司会者さんからお礼のメールが届いた。
そこには感謝の気持ちと共に、わたしへの称賛も書かれていた。
『とてもステキな雰囲気の方で』『安心感のある素晴らしい司会で』と、ありがたいのだけど恐縮してしまう、あまり自分の司会に自信がないから(最後、噛んだし^^;)。
『私へのクレームにもならず』と安堵している文字に、もし自分がこの司会者さんの立場だったらと思ったら、まあ、ありがたく受け取ろうと思い直す。
それからすこしして事務所の事務の男性からメールが届いた。
今日の担当者さんと別件でメールをしていたのだけど、下記のメールをいただいたので転送します、と。
先程、本日挙式をされたご新婦様とお電話がつながりましてご満足いただけたご様子で大変喜んでいらっしゃいました。
ご新郎様は酔っぱらってしまっているそうで直接お話はできませんでしたが連絡があった旨はご新婦様からお伝えいただけるとのことでした。
いただいたメールへのご返信で申し訳ございませんが
社長さん、りん子さん、司会者さんへもよろしくお伝えくださいませ。
と。
これを読んだ瞬間、体から力が抜けて、大きなため息と共に涙が溢れてきた。
ああ、よかった。
新婦、喜んでくれたんだ。
最初に見た戸惑いの表情を思い、心の底から安堵できた。
社長からのお礼も同業者からの称賛も本当にありがたいとは思うけど、わたしが一番大事に思うのは新郎新婦が喜んでくれることなんだと改めて思った。
司会の仕事をはじめた頃『いかに担当者に気に入られるか』を重要視する社長の言葉を伝えると『大事なことは新郎新婦の満足だよ』と教えてくれた。
この指針は、その後のわたしの糧となっている。
(『担当者に気に入られる』行為があまり得意ではないし^^;)
あの時は業界の人でもないのに、よくそんな言い切れるなぁと思っていたけど、おかげさまで、これでもう15年。
ちょっとだけ自信になったかなと思う日のことでした。
コロナで披露宴の延期やキャンセルが相次いでいる。
祝福のない週末を過ごしていると、ああ、わたしは毎週ステキな仕事をしていたんだなと改めて思う。
また再開したら思いっきり祝福しよう。
今度は噛まないように、と言いたいところだけど、今度も普段通りの祝福で!!ですね、那智さん^^
<関連エントリー>
お仕事いくつか集めました。
普段通り
困った〜
祝福の種
ラスボス1 2 3
「等式」「代役」感想です。
この日の事はよく覚えています。
緊張感と高揚感、そしてテンションが高くなっているりん子が私にとって少し誇らしくカッコよかったね~
誰も傷つかず、仕事を納めたこと、おつかれさま、頑張りました。
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COMMENT
りん子さん、お疲れさまでした。
結婚披露宴っていいですよね
友達の披露宴に出席したとき、新郎新婦入場で毎回泣けてしまうので笑われてました。
年頃の娘がふたりいるけれど、留袖を着るのはいつのことやら。
まだ子離れ出来てないと思うので、わたし的には問題ないですが。
でも我が子の披露宴では、泣かないような気もするんです。
結婚披露宴っていいですよね
友達の披露宴に出席したとき、新郎新婦入場で毎回泣けてしまうので笑われてました。
年頃の娘がふたりいるけれど、留袖を着るのはいつのことやら。
まだ子離れ出来てないと思うので、わたし的には問題ないですが。
でも我が子の披露宴では、泣かないような気もするんです。
あこさん
新郎新婦入場で泣いてしまうあこさん、すきだなぁ^^
でも、その気持ちわかる気がします。
早く、またその瞬間に立ち会いたいな。
案外、自分の子のほうが泣かないかもね。
気を張ってるだろうし、感動よりも巣立ちにホッとする気持ちのほうが大きかも^^
もし結婚披露宴をするならアドバイスできることがあるかも!?遠慮なくご連絡くださいませ。
あこさん、このコロナウィルスの重い空気の中、コメントをくれる行為がわたしにはひとつの大切なメッセージとして受け取っています。
ありがとうね!
新郎新婦入場で泣いてしまうあこさん、すきだなぁ^^
でも、その気持ちわかる気がします。
早く、またその瞬間に立ち会いたいな。
案外、自分の子のほうが泣かないかもね。
気を張ってるだろうし、感動よりも巣立ちにホッとする気持ちのほうが大きかも^^
もし結婚披露宴をするならアドバイスできることがあるかも!?遠慮なくご連絡くださいませ。
あこさん、このコロナウィルスの重い空気の中、コメントをくれる行為がわたしにはひとつの大切なメッセージとして受け取っています。
ありがとうね!