緊箍呪
非日常的な日常
左右の乳首にひとつずつ。
ラビアに多分6つ。
この洗濯バサミはとても強力だった。
まず、先に乳首。
いつもの洗濯バサミも決して緩くはないけれど、でも、あの力で『痛いこと=気持ちいいこと』になれた経験があるから、一瞬それを想像してしまっていたけど甘かった。
(『ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭3』)
洗濯バサミは挟んで少ししてから静かに痛さが忍びより、徐々に痺れるような痛さになっていくのだけど。
これは挟んだ瞬間から強烈に痛かった。
うわぁ、こんなに痛いの!?
無理、無理、すごく痛い!!!!
一瞬でもこんなに痛いのに、どれくらい続くかわからない。
これはとても怖い。
ぺしゃんこに潰れて、重みでひしゃげる乳首。
「あああ、那智さん、これすごく痛いです!!」
「うん」
淡々と、今度はラビアに。
怖い、怖い!!
乳首の痛さから想像して恐怖が走る。
皮膚を摘む痛さはしないつもりみたい。
だから割とザクッと挟んでいる。
肉を摘まれているようだ。
経験したことのない痛さ。
ラビアだけじゃない、あっという間に体中が痛くなっている。
全身が痛くなるという不思議な現象に、少し混乱する。
「痛すぎます、になるかも!!」
「ん?痛すぎる?」
セーフティワードを使ったと思った那智さんが私の顔を覗き込む。
「かも、です…」
「そう」
(「痛すぎます」は私たちの間のセーフティワード『鞭の抱擁』などでも登場してます^^)
多分まだ『痛すぎます』じゃない。
でも、未知の種類の痛さに弱気になる。
それを聞いてまた左右にひとつずつ増やす。
信じられないほど痛い。
こんな痛みがあるんだ。
頭がガンガンする。
息苦しいほどの苦痛。
呼吸困難になりそうだ。
ラビア自体の痛さより、この苦痛のほうがとんでもなく大きい。
どうしたらこの痛みが軽減するのだろう。
混乱しながら、僅かな理性で考えてる。
息苦しさに一度大きく息を吐いてみよう。
全然ダメ。
緩む体に痛みは容赦しない。
じゃあ、じっと息を潜めてみるのは?
静寂の中、鈍器で頭を殴られたような頭痛しか感じられない。
なにをどうやっても痛い。
そして、今後この痛みが増える一方だということもわかっている。
恐怖と絶望。
叫ばずにはいられない。
だけど、鞭のように瞬間の積み重ねとは違う継続する苦痛はどこで叫んでいいのかわからない、だってずっと痛いのだもの。
苦痛から気を逸らさないと頭がおかしくなってしまうんじゃないかというほど苦しい。
この辺から自分のことがよくわからなくなっている。
「痛い!!痛い!!!痛い!!!!」
足を床に叩き付け、地団駄を踏む。
手のひらで那智さんをバシバシ叩く。
でも、体が揺れると頭痛が増す。
緊箍呪を唱えられた孫悟空のようだ。
頭が締め付けられて、それ以外のことが考えられなくなってくる。
那智さんがクリトリスを刺激するけど、そんな刺激微々たるものだ、全然体に伝わってこない。
苦痛に支配されているんだ、苦痛以外は何も感じられない。
「那智さん、なにがなんだかわからない!!」
「痛すぎる?」
「わからない!!わからない!!信じられないよぉぉぉぉ!!」
未知の痛さと恐怖にパニックになる。
多分こんなことを言っていたと思う。
私が私じゃなくなっていくような苦痛。
頭が全身が痛い。
那智さんがキスしてきた。
頭が割れるように痛い中のキスは、別のところを痺れさせる。
ああ、でも、そんなんで軽減しないよーーー;;
直接痛みを与えられていないところが痛いといういままで経験したことのない苦痛だった。
息が苦しく、脳に直結するような痛さだった。
途中でギブアップ。
「痛すぎます」のセーフティワード。
でも、床がぐちゃぐちゃに濡れていた。
この日一番濡れた行為だったかもしれない。
そして、いりん子れを書きながら、恐ろしくて仕方がないのに、ほんの少し焦がれてしまっている。
乳首のじんじんする痛みは気が散ってしまって余計だったかもしれないな…なんて思ってしまっている。
ふぅ。
どうなっちゃってるんだろ、わたし。
はじめてSMをしたとき、SM用(?)の鈴のついたクリップみたいなので挟まれたけど、全然痛くなくて戸惑った。
いま思えば、あれは羞恥用とかだったのかな。
(『はじめての旅2』)
何用でもいいけど、実は、身の回りの物も充分道具になりますよね。
この輪っかが付いてる洗濯バサミは、輪っかを竿に通して衣類を吊るすのですよね。
だからね、勝手な想像だけど、普通の洗濯バサミより挟む力が強いんじゃないかと思うのです、どうかな?
それともたまたま痛いのだったのかな?
SMグッズでも痛い用はあるのでしょうけど。
日用品、侮るなかれです^^;
孫悟空の輪っかを思い出して複雑なため息の夜なのでした。
左右の乳首にひとつずつ。
ラビアに多分6つ。
この洗濯バサミはとても強力だった。
まず、先に乳首。
いつもの洗濯バサミも決して緩くはないけれど、でも、あの力で『痛いこと=気持ちいいこと』になれた経験があるから、一瞬それを想像してしまっていたけど甘かった。
(『ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭3』)
洗濯バサミは挟んで少ししてから静かに痛さが忍びより、徐々に痺れるような痛さになっていくのだけど。
これは挟んだ瞬間から強烈に痛かった。
うわぁ、こんなに痛いの!?
無理、無理、すごく痛い!!!!
一瞬でもこんなに痛いのに、どれくらい続くかわからない。
これはとても怖い。
ぺしゃんこに潰れて、重みでひしゃげる乳首。
「あああ、那智さん、これすごく痛いです!!」
「うん」
淡々と、今度はラビアに。
怖い、怖い!!
乳首の痛さから想像して恐怖が走る。
皮膚を摘む痛さはしないつもりみたい。
だから割とザクッと挟んでいる。
肉を摘まれているようだ。
経験したことのない痛さ。
ラビアだけじゃない、あっという間に体中が痛くなっている。
全身が痛くなるという不思議な現象に、少し混乱する。
「痛すぎます、になるかも!!」
「ん?痛すぎる?」
セーフティワードを使ったと思った那智さんが私の顔を覗き込む。
「かも、です…」
「そう」
(「痛すぎます」は私たちの間のセーフティワード『鞭の抱擁』などでも登場してます^^)
多分まだ『痛すぎます』じゃない。
でも、未知の種類の痛さに弱気になる。
それを聞いてまた左右にひとつずつ増やす。
信じられないほど痛い。
こんな痛みがあるんだ。
頭がガンガンする。
息苦しいほどの苦痛。
呼吸困難になりそうだ。
ラビア自体の痛さより、この苦痛のほうがとんでもなく大きい。
どうしたらこの痛みが軽減するのだろう。
混乱しながら、僅かな理性で考えてる。
息苦しさに一度大きく息を吐いてみよう。
全然ダメ。
緩む体に痛みは容赦しない。
じゃあ、じっと息を潜めてみるのは?
静寂の中、鈍器で頭を殴られたような頭痛しか感じられない。
なにをどうやっても痛い。
そして、今後この痛みが増える一方だということもわかっている。
恐怖と絶望。
叫ばずにはいられない。
だけど、鞭のように瞬間の積み重ねとは違う継続する苦痛はどこで叫んでいいのかわからない、だってずっと痛いのだもの。
苦痛から気を逸らさないと頭がおかしくなってしまうんじゃないかというほど苦しい。
この辺から自分のことがよくわからなくなっている。
「痛い!!痛い!!!痛い!!!!」
足を床に叩き付け、地団駄を踏む。
手のひらで那智さんをバシバシ叩く。
でも、体が揺れると頭痛が増す。
緊箍呪を唱えられた孫悟空のようだ。
頭が締め付けられて、それ以外のことが考えられなくなってくる。
那智さんがクリトリスを刺激するけど、そんな刺激微々たるものだ、全然体に伝わってこない。
苦痛に支配されているんだ、苦痛以外は何も感じられない。
「那智さん、なにがなんだかわからない!!」
「痛すぎる?」
「わからない!!わからない!!信じられないよぉぉぉぉ!!」
未知の痛さと恐怖にパニックになる。
多分こんなことを言っていたと思う。
私が私じゃなくなっていくような苦痛。
頭が全身が痛い。
那智さんがキスしてきた。
頭が割れるように痛い中のキスは、別のところを痺れさせる。
ああ、でも、そんなんで軽減しないよーーー;;
直接痛みを与えられていないところが痛いといういままで経験したことのない苦痛だった。
息が苦しく、脳に直結するような痛さだった。
途中でギブアップ。
「痛すぎます」のセーフティワード。
でも、床がぐちゃぐちゃに濡れていた。
この日一番濡れた行為だったかもしれない。
そして、いりん子れを書きながら、恐ろしくて仕方がないのに、ほんの少し焦がれてしまっている。
乳首のじんじんする痛みは気が散ってしまって余計だったかもしれないな…なんて思ってしまっている。
ふぅ。
どうなっちゃってるんだろ、わたし。
はじめてSMをしたとき、SM用(?)の鈴のついたクリップみたいなので挟まれたけど、全然痛くなくて戸惑った。
いま思えば、あれは羞恥用とかだったのかな。
(『はじめての旅2』)
何用でもいいけど、実は、身の回りの物も充分道具になりますよね。
この輪っかが付いてる洗濯バサミは、輪っかを竿に通して衣類を吊るすのですよね。
だからね、勝手な想像だけど、普通の洗濯バサミより挟む力が強いんじゃないかと思うのです、どうかな?
それともたまたま痛いのだったのかな?
SMグッズでも痛い用はあるのでしょうけど。
日用品、侮るなかれです^^;
孫悟空の輪っかを思い出して複雑なため息の夜なのでした。
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