片隅の『当事者』
独り言
3月11日金曜日から週明けした水曜日、地震後はじめて那智さんに会いに行った。
交通機関の混乱もいちおう落ち着き、普段より時間はかかるだろうけれどお仕事場までランチをするくらいなら問題ないだろうと判断したから。
直接の大きな被害に遭っていないけれどこの数日間、大きなうねりに飲み込まれそうで不安な精神状態だったことは確かで、わずかな時だとしても顔を見て安心したいと思った。
会おうと思えば会える距離と環境にあることに感謝しながら、万が一に備えてお仕事場から自宅までの道のりを把握しスニーカーをバッグに詰め込んで那智さんに会いに行った。
それから2回、ランチと夕飯。
ゆっくりとした時間ではないけれど隙間を埋めるように会いに行っている。
精神的に余裕が持ちにくい状況の中、実は小さないろいろなことがホントにたくさん重なって世間の空気とは別に、わたしたちの間の空気もすこし余裕のないものになっていた。
本来ならもっとゆっくり向き合えるようなことでも那智さんも仕事の懸案事項が山積みでなかなか余裕もなく、さらにカバンが盗難にあって携帯がないから普段よりすこしコミュニケーションが不足する。
悪循環な感じで、気がつけばわたし自身がわたしに蓋をしてしまっていた。
なんだか素直になれないな、『女の子』が頭から毛布を被ってうずくまっているようだった。
これは良くないから、またランチに行こう、そして一緒に『女の子』を抱きしめてくださいとお願いしようと夕飯を一緒に食べた翌日早々にランチに行くことを考えていた。
その矢先。
那智さんの東北行きが急遽決まった。
震災した仕事先を回ってお見舞いというかお手伝いというかに行くことになったのだ。
仕事が回っているようなところなので深刻な被害に見舞われていることはないだろうけれど、やはり人手が必要なことと、やはり渦中の人以外が行くことは被災された方の気持ちが明るくなるらしい。
少人数で数日間、何回かにわけて行くことになった。(ほら、入院してても大勢で一度より何回も来てくれたほうがうれしいもんね^^)
那智さんはその第一便。
昼に電話があって、いまから必要な買い物をしてその足で行くと聞かされた。
行くかもしれないとは聞いていたけど、とてもとても急な決定だったので驚いた。
そして、いきなり『当事者』というカテゴリに自分の身を置いてしまう気持ちにも驚いた。
厳密に言えば『当事者』とはほど遠い(ほど遠過ぎる^^;)から申し訳ないし、冷静に考えれば危険はほとんどないだろう。
まして数日のことだ。
だけど冷たい風が足元をすり抜けるような得体の知れない不安感が湧く。
大切な人が被災地にいる友人に『大丈夫だよ』とかけた言葉、もっと他に言いようがなかったのか恥じ入るほどだった。
危険はほとんどないだろうしたった数日間だけど、それでも何か明るい気持ちになってほしいなと思って、連日更新してみたのです^^
特に那智さんの好きそうなお話、とほほなのとお仕事話が好きなんだ。
もちろん感想もないし^^
昨日は『おはよう』と『おやすみ』のメールはくれたけど、今日はまだ何もなし。
今日の、恐らく夜遅くに帰ってくる予定だから、もしかしたら明日の朝まで音沙汰なしかもしれない。
それでもしかたないし、かまわない。
『女の子』は眠ったまま。
これが功を奏して大人のわたしはこうやって更新して比較的平穏に過ごしている。
非常事態には『女の子』は善し悪しだね(笑)
ということで連日更新をしていました^^
(こんな状況ですので那智さんの感想は期待しないでね^^わたしも期待しないでいますから、那智さん)
たぶん、これがアップされている早朝には那智さんは帰ってきているはず。
おかえりなさい、那智さん。
大人のわたしはいいこにしていましたよ(笑)
今度、一緒に『女の子』を起こしてあげてくださいな。
とここまで書いて見直し中に、那智さんから電話がありました。
いまどこ?の問いかけに『宮城県の○○町』というところにいてあと一ヶ所回ったら帰るとのことだった。
○○が聞き取れなかった。
かろうじて聞こえた音を頼りに検索してみたけど該当なし、ひと文字違えば何度もニュースで流れていた町名だ。
もしかしたらそこかもしれない。
相変わらず淡々とした口調。
15秒くらい。
涙が溢れてしかたがなかった。
那智さん、『女の子』目覚めちゃいましたよ。
大変です^^;
どうかご無事で、たくさん寝て元気になってこの子なんとかよろしくお願いします(笑)
ということで。
はからずも、ほんのわずかではあるけれど『当事者』の気持ちを味わったわたし。
ちょっぴり想像力に幅を持たせることができたような気がしています。
次回から通常通りになりますよ〜^^
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
3月11日金曜日から週明けした水曜日、地震後はじめて那智さんに会いに行った。
交通機関の混乱もいちおう落ち着き、普段より時間はかかるだろうけれどお仕事場までランチをするくらいなら問題ないだろうと判断したから。
直接の大きな被害に遭っていないけれどこの数日間、大きなうねりに飲み込まれそうで不安な精神状態だったことは確かで、わずかな時だとしても顔を見て安心したいと思った。
会おうと思えば会える距離と環境にあることに感謝しながら、万が一に備えてお仕事場から自宅までの道のりを把握しスニーカーをバッグに詰め込んで那智さんに会いに行った。
それから2回、ランチと夕飯。
ゆっくりとした時間ではないけれど隙間を埋めるように会いに行っている。
精神的に余裕が持ちにくい状況の中、実は小さないろいろなことがホントにたくさん重なって世間の空気とは別に、わたしたちの間の空気もすこし余裕のないものになっていた。
本来ならもっとゆっくり向き合えるようなことでも那智さんも仕事の懸案事項が山積みでなかなか余裕もなく、さらにカバンが盗難にあって携帯がないから普段よりすこしコミュニケーションが不足する。
悪循環な感じで、気がつけばわたし自身がわたしに蓋をしてしまっていた。
なんだか素直になれないな、『女の子』が頭から毛布を被ってうずくまっているようだった。
これは良くないから、またランチに行こう、そして一緒に『女の子』を抱きしめてくださいとお願いしようと夕飯を一緒に食べた翌日早々にランチに行くことを考えていた。
その矢先。
那智さんの東北行きが急遽決まった。
震災した仕事先を回ってお見舞いというかお手伝いというかに行くことになったのだ。
仕事が回っているようなところなので深刻な被害に見舞われていることはないだろうけれど、やはり人手が必要なことと、やはり渦中の人以外が行くことは被災された方の気持ちが明るくなるらしい。
少人数で数日間、何回かにわけて行くことになった。(ほら、入院してても大勢で一度より何回も来てくれたほうがうれしいもんね^^)
那智さんはその第一便。
昼に電話があって、いまから必要な買い物をしてその足で行くと聞かされた。
行くかもしれないとは聞いていたけど、とてもとても急な決定だったので驚いた。
そして、いきなり『当事者』というカテゴリに自分の身を置いてしまう気持ちにも驚いた。
厳密に言えば『当事者』とはほど遠い(ほど遠過ぎる^^;)から申し訳ないし、冷静に考えれば危険はほとんどないだろう。
まして数日のことだ。
だけど冷たい風が足元をすり抜けるような得体の知れない不安感が湧く。
大切な人が被災地にいる友人に『大丈夫だよ』とかけた言葉、もっと他に言いようがなかったのか恥じ入るほどだった。
危険はほとんどないだろうしたった数日間だけど、それでも何か明るい気持ちになってほしいなと思って、連日更新してみたのです^^
特に那智さんの好きそうなお話、とほほなのとお仕事話が好きなんだ。
もちろん感想もないし^^
昨日は『おはよう』と『おやすみ』のメールはくれたけど、今日はまだ何もなし。
今日の、恐らく夜遅くに帰ってくる予定だから、もしかしたら明日の朝まで音沙汰なしかもしれない。
それでもしかたないし、かまわない。
『女の子』は眠ったまま。
これが功を奏して大人のわたしはこうやって更新して比較的平穏に過ごしている。
非常事態には『女の子』は善し悪しだね(笑)
ということで連日更新をしていました^^
(こんな状況ですので那智さんの感想は期待しないでね^^わたしも期待しないでいますから、那智さん)
たぶん、これがアップされている早朝には那智さんは帰ってきているはず。
おかえりなさい、那智さん。
大人のわたしはいいこにしていましたよ(笑)
今度、一緒に『女の子』を起こしてあげてくださいな。
とここまで書いて見直し中に、那智さんから電話がありました。
いまどこ?の問いかけに『宮城県の○○町』というところにいてあと一ヶ所回ったら帰るとのことだった。
○○が聞き取れなかった。
かろうじて聞こえた音を頼りに検索してみたけど該当なし、ひと文字違えば何度もニュースで流れていた町名だ。
もしかしたらそこかもしれない。
相変わらず淡々とした口調。
15秒くらい。
涙が溢れてしかたがなかった。
那智さん、『女の子』目覚めちゃいましたよ。
大変です^^;
どうかご無事で、たくさん寝て元気になってこの子なんとかよろしくお願いします(笑)
ということで。
はからずも、ほんのわずかではあるけれど『当事者』の気持ちを味わったわたし。
ちょっぴり想像力に幅を持たせることができたような気がしています。
次回から通常通りになりますよ〜^^
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
鎮静剤
独特な幸福感
年明けしてからお腹の調子があまりよくなかった。
激痛というほどではないのだけど常に違和感があってときどきそれが痛む具合だった。
どうもわたしは市販のお薬で治すという方法を取らない人間のようで、たまに頭痛薬くらいは飲む以外は自然治癒か病院という生き方をしてきたみたい。
ありがたいことに比較的健康体だったようで、だいたい自然治癒、たまに病院でこれまでなんとかなってきたので、このときも様子を見ていればそのうち治るだろうくらいに思って過ごしていた。
しかし、2月になろうとしてもずっと変わらない。
むしろ違和感が大きくなるときが増えているような感じさえする。
自然治癒できないなら病院に行くしかない。
市販の胃薬を飲んでみるということがすっかり頭から抜け落ちた状態で行きつけの病院に行くことにした。
結局胃カメラを飲むことに。
胃カメラははじめて。
先生にもそれを伝え、じゃあ喉の麻酔と一緒に鎮静剤も打ちましょうとうことになった。
鎮静剤というのは麻酔とは違うのだよね。
意識を眠らせるようなもののよう。
以前子宮の手術をしたのだけど、そのときも下半身だけ麻酔して鎮静剤を打って眠っていた。
不思議なくらいあっという間に意識がなくなった記憶があったので、今回もきっとそうなるだろう。
実は、そのときの一気に意識がなくなる経験をもう一回してみたかったから、胃カメラのときの鎮静剤を密かに楽しみにしていたの^^
当日。
喉の麻酔をして(麻酔液を口に含むのね、飲み込みそうできつかった。いや、ちょっと飲んだかもしれない^^;)、ベッドに横になる。
何やら筒のようなものを口にくわえた。
いよいよ鎮静剤。
(あれ?なんでこんなこと忘れてる?注射打ったよね?^^;)
眠くなりますよ〜
わくわく。
自分の意識の変化に神経を集中させる。
たぶん、打たれた。
くわーーーーっと急激に体が重くなる。
頭を枕に押し付けられるように意識が朦朧としてきた。
わああ、おもしろい。
自分の意志とは裏腹に強制的に意識に幕をおろされる感覚がとってもおもしろい!!
声出してみたい!!
わあ、おもしろいですね、意識がなくなる…
たぶんこんなことを口にしていたと思う、たぶん呂律が回ってなかったはず。
だけどこの急激な意識の落下を言葉にして記憶したかったんだね^^
病院側からしたら、いい迷惑な患者だ。
しゃべるな!!意識回復しちゃだろ!!ってツッコミたかったかもしれない^^;
気がつけば、すべて終了。
落ちていく瞬間をギリギリまで感じることができて大満足でした^^
ずっと昔。
セックスに夢中になれず、それでいて自分の中のモンスターに気づきはじめた頃。
そんな自分を持て余し、どうにかして冷静にセックスをする自分をどこかに吹っ飛ばし強制的にいやらしい自分に引きずり込まれたいと思っていた。
SMのパートナーを探すためにテレクラに電話しつづけていたときも、『誰か無我夢中にさせてくれないか』そんな気持ちがいつもあった。
あるときSM系の伝言ダイヤルでおもしろい伝言を聞いた。
自分は勉強をして催眠術ができる。
その催眠術を使って、あなたに強制的にあんなことやこんなことをさせたい。
あなたは自分の意志とは関係なく、いやらしくはしたなくなる。
こんな誘い文句。
うわあ、いいな、いいな、催眠術〜!!
そんなつもりないのに、体や意識が勝手に!!ってなるんだ。
あ〜んなわたしも、こ〜んなわたしも、全部催眠術のせい。
なんてミラクルな催眠術。
と一瞬色めき立ったけど、さすがに怖くて伝言聞くだけで終りにした。
鎮静剤でワクワクしながら、そんなことも思い出した。
まあ、ちょっとこじつけだけど『抗えない』というものに心が振れるのかもしれないね^^
とてもイヤな夢を見た。
実生活でほんの些細な気がかりがあるからかもしれない。
些細な気がかりを些細なままにしていられないことがたまにある。
考えてもしかたないのに、ぐるぐる考える。
そうしているうちに眠りが浅い夜がちょっとはじまってしまったりする。
その夜もそうだった。
しばらく布団の中で息を潜めて眠りが来てくれることを待ってみるけど、寝返りの回数が増えるだけ眠りはどんどん遠くにいくようだった。
夢のイヤな気持ちもちょっと残っていて、困った。
夜お布団に入っている間は携帯をチェックしたらいけない約束をちょっと破らせてもらう。
那智さんのPCにメールをする。
『イヤな夢を見ました』
ひと言だけ。
PCメールだからそれを那智さんが見るのはずっと後だ、もし見てもリアルタイムじゃないしお返事もないだろう。
だけど些細な気がかりは解決できていないけど、いまひとまずそれをポンと預けてしまえて、安心したんだ。
携帯を枕元に置いたら、スーッと眠りに落ちていった。
こんな鎮静剤も大歓迎^^
まるでクラリスの布、ことっと眠りに落ちることができる。
『抗えず』眠らされるという憧れにちょっと近づけてうれしいわたしでした*^^*
胃カメラの結果は『軽い胃炎』…要は年末年始からの暴飲暴食がたたったようでして、しばらく控え気味に飲食してたらすぐ治りました(^_^;)
そうそう。
1月にステーキハウスに行ったのだけどお腹の調子が万全ではなかったので、ちょっぴり飲み食いに勢いが足りなかったなぁと残念な気持ちです。
次回リベンジしよ〜。
<関連エントリー>
憧れのクラリスの布
『続ライバルはクラリス』
年明けしてからお腹の調子があまりよくなかった。
激痛というほどではないのだけど常に違和感があってときどきそれが痛む具合だった。
どうもわたしは市販のお薬で治すという方法を取らない人間のようで、たまに頭痛薬くらいは飲む以外は自然治癒か病院という生き方をしてきたみたい。
ありがたいことに比較的健康体だったようで、だいたい自然治癒、たまに病院でこれまでなんとかなってきたので、このときも様子を見ていればそのうち治るだろうくらいに思って過ごしていた。
しかし、2月になろうとしてもずっと変わらない。
むしろ違和感が大きくなるときが増えているような感じさえする。
自然治癒できないなら病院に行くしかない。
市販の胃薬を飲んでみるということがすっかり頭から抜け落ちた状態で行きつけの病院に行くことにした。
結局胃カメラを飲むことに。
胃カメラははじめて。
先生にもそれを伝え、じゃあ喉の麻酔と一緒に鎮静剤も打ちましょうとうことになった。
鎮静剤というのは麻酔とは違うのだよね。
意識を眠らせるようなもののよう。
以前子宮の手術をしたのだけど、そのときも下半身だけ麻酔して鎮静剤を打って眠っていた。
不思議なくらいあっという間に意識がなくなった記憶があったので、今回もきっとそうなるだろう。
実は、そのときの一気に意識がなくなる経験をもう一回してみたかったから、胃カメラのときの鎮静剤を密かに楽しみにしていたの^^
当日。
喉の麻酔をして(麻酔液を口に含むのね、飲み込みそうできつかった。いや、ちょっと飲んだかもしれない^^;)、ベッドに横になる。
何やら筒のようなものを口にくわえた。
いよいよ鎮静剤。
(あれ?なんでこんなこと忘れてる?注射打ったよね?^^;)
眠くなりますよ〜
わくわく。
自分の意識の変化に神経を集中させる。
たぶん、打たれた。
くわーーーーっと急激に体が重くなる。
頭を枕に押し付けられるように意識が朦朧としてきた。
わああ、おもしろい。
自分の意志とは裏腹に強制的に意識に幕をおろされる感覚がとってもおもしろい!!
声出してみたい!!
わあ、おもしろいですね、意識がなくなる…
たぶんこんなことを口にしていたと思う、たぶん呂律が回ってなかったはず。
だけどこの急激な意識の落下を言葉にして記憶したかったんだね^^
病院側からしたら、いい迷惑な患者だ。
しゃべるな!!意識回復しちゃだろ!!ってツッコミたかったかもしれない^^;
気がつけば、すべて終了。
落ちていく瞬間をギリギリまで感じることができて大満足でした^^
ずっと昔。
セックスに夢中になれず、それでいて自分の中のモンスターに気づきはじめた頃。
そんな自分を持て余し、どうにかして冷静にセックスをする自分をどこかに吹っ飛ばし強制的にいやらしい自分に引きずり込まれたいと思っていた。
SMのパートナーを探すためにテレクラに電話しつづけていたときも、『誰か無我夢中にさせてくれないか』そんな気持ちがいつもあった。
あるときSM系の伝言ダイヤルでおもしろい伝言を聞いた。
自分は勉強をして催眠術ができる。
その催眠術を使って、あなたに強制的にあんなことやこんなことをさせたい。
あなたは自分の意志とは関係なく、いやらしくはしたなくなる。
こんな誘い文句。
うわあ、いいな、いいな、催眠術〜!!
そんなつもりないのに、体や意識が勝手に!!ってなるんだ。
あ〜んなわたしも、こ〜んなわたしも、全部催眠術のせい。
なんてミラクルな催眠術。
と一瞬色めき立ったけど、さすがに怖くて伝言聞くだけで終りにした。
鎮静剤でワクワクしながら、そんなことも思い出した。
まあ、ちょっとこじつけだけど『抗えない』というものに心が振れるのかもしれないね^^
とてもイヤな夢を見た。
実生活でほんの些細な気がかりがあるからかもしれない。
些細な気がかりを些細なままにしていられないことがたまにある。
考えてもしかたないのに、ぐるぐる考える。
そうしているうちに眠りが浅い夜がちょっとはじまってしまったりする。
その夜もそうだった。
しばらく布団の中で息を潜めて眠りが来てくれることを待ってみるけど、寝返りの回数が増えるだけ眠りはどんどん遠くにいくようだった。
夢のイヤな気持ちもちょっと残っていて、困った。
夜お布団に入っている間は携帯をチェックしたらいけない約束をちょっと破らせてもらう。
那智さんのPCにメールをする。
『イヤな夢を見ました』
ひと言だけ。
PCメールだからそれを那智さんが見るのはずっと後だ、もし見てもリアルタイムじゃないしお返事もないだろう。
だけど些細な気がかりは解決できていないけど、いまひとまずそれをポンと預けてしまえて、安心したんだ。
携帯を枕元に置いたら、スーッと眠りに落ちていった。
こんな鎮静剤も大歓迎^^
まるでクラリスの布、ことっと眠りに落ちることができる。
『抗えず』眠らされるという憧れにちょっと近づけてうれしいわたしでした*^^*
胃カメラの結果は『軽い胃炎』…要は年末年始からの暴飲暴食がたたったようでして、しばらく控え気味に飲食してたらすぐ治りました(^_^;)
そうそう。
1月にステーキハウスに行ったのだけどお腹の調子が万全ではなかったので、ちょっぴり飲み食いに勢いが足りなかったなぁと残念な気持ちです。
次回リベンジしよ〜。
<関連エントリー>
憧れのクラリスの布
『続ライバルはクラリス』
『名札』と『行為』
独り言
モカちゃんが面白い話をしてくれた。
ネットをうろうろしていたら、どこかの出版社が統計をとった『エロ小説のタイトルに使われている漢字ランキング』というのを見つけたらしい。
ふむふむ、ヒジョーに興味深い。
なんだろ。
『淫』とか『姦』とか『辱』とかなんとなくエロを想像させるもの?
それとも普段使わないような画数の多い漢字が並んでいる?
なんだと思います?
一位は意外にも『人』なんですって。
ほほー。
たしかに、ちょっと考えればわかるよね。
きっと『人妻』とか『美人女将』とか『愛人』とか、『人』はいろんなものに付いて使用頻度は高いのだよね、納得。
でね、モカちゃんはランキングは憶えていなかったんだけど上位にランキングされているものには、これまた意外?納得?の漢字があったらしい。
『妻』
なるほど、『人妻』や『団地妻』なんてアリだよね。(『団地妻』、世代感じる?)
『母』
おお、これも意外で納得!!
そうかぁ、男性の興奮をかき立てるワードに『母』はアリなんだね?(笑)
もしかしてこれに『義』をつけて使用されることもあってのランキング入りかもしれないね。
『姉』
これも実の姉と隣りのお姉さん的な『姉』の両方で得票数が多いのかな。
だって、そんなに実姉に興奮する人口多くないよね?^^;
う〜ん、なかなか多彩です。
モカちゃん曰く『淫』などの漢字よりも『妻』や『母』や『姉』といった漢字のほうがたくさんランキングしていたのだそうだ。
「母だよ〜、姉だよ〜」と苦笑するモカちゃん。
うんうん、たしかに^^;
でね、ここでふと思ったんだけど。
男女で分けることもナンセンスかもしれないし、小説のタイトルを全体で捉えて話を進める乱暴さもお許しいただいて。
この漢字に象徴されるものが一般男性の性的興奮をそそるものだとしたならば。
思ったんだけど。
男性って『名札』好きじゃありません?
語彙が乏しいので『名札』って言ってますが、役柄というか肩書きというか着ぐるみというか…。
『妻』『母』だけじゃなくて、ほら時々目にするでしょ?
『女教師』やら『女子高生』やら『看護師』やら。
何かしらの『名札』がついていることが性的興奮に繋がっているような気がする。
モカちゃんとわたしの極少数の女性の意見を取りまとめてみると、わたしたち(女性)が性的興奮をするとしたら、それは『名札』ではなく『行為』だよねということになった。
わたしたちが性的な妄想をするときに、実は相手の男性にほとんど『名札』は存在していない。
『名札』のない誰かが自分にあんなことしたり、『名札』のない誰かにこんな状況に追い込まれたり、その『行為』に興奮しているのだ。
もちろん、ストーリーとして『パイロット』や『外科医』という役割を与えるかもしれないけど、それが直接興奮には繋がらない。
女性が読むエロ小説タイトル漢字ランキングがわからないのでなんとも言えないのだけど、そのランキングを聞いて『名札』と『行為』、性的興奮にもポイントはいろいろなんだろうなと思った^^
しかし、わたしたちはそんな片側からの思考ばかりはしないふたりだ(笑)
いや、待て?
女は『行為』だと決めつけるのは危険な気がする。
だって、女サンプルモカちゃんとわたしだけだもん。(しかも、このサンプル、一般女性代表とは言い難い^^;)
この話の前に、モカちゃんが出会い系を利用して感じたことを話してくれたんだけど(っていうか、わたしが興味津々で^^;)
出会い系のプロフィールを見ると、『外科医です』『内科医です』『開業医です』…やたら医者率が高いのだそうだ!!
そういえば、わたしがテレクラにはまっていたときも医者多かったし、あと『小さな会社を経営している』率も異常に高かった!!
他にも『車はべ○ツに乗ってます』という車自慢や『アメリカで仕事してました』という海外自慢も多いのだそうだ。
これを聞いていたので、もしかしたら女性側からもそういう需要が高いのかもしれないとことに話は進む。
「わたしたちは『行為』がいいけど、女の人にも『名札』がいい人もいるかもしれないよ」
「ああ、そうかもね!!」
モカちゃんもわたしも学歴や職業にステイタスを感じないので、なんだかピンと来ないんだけど『お医者さんが好きな女』や『経営者に魅力を感じる女』いてもおかしくないよね。
だから、ここは公平に男は『名札』が好きで女は『行為』が好きと決めつけるのはやめよう。
でもさ、この話の場合『性的興奮』という土俵で話しているわけで、じゃあ、女性の中にも『外科医』や『経営者』や『べ○ツに乗っている』といことで濡れる人がいるのだろうか!!
「外科医ですって聞いて『あん♪』って?」
「そうそう、男の人じゃなくてその人の持ってる車で興奮するの。『べ○ツは濡れるけど国産じゃ濡れないわ』とか」
んん?いつの間にか、人ではなく車で濡れる女性像の話になっていってしまってる?
(ちょっぴり追記^^もちろんね、特定のものに性的興奮を憶える嗜好は否定しないですよ^^車フェチさんもいるはずだものね。それを前提に『一般的だったら』という感覚で楽しい話にさせてくださいね)
わたしはこういう妄想話をはじめると止まらなくなる。
やれ、ヤ○セに行ったら濡れちゃって大変とか、ト○タはお堅くてダメだとか。
モカちゃんは『それじゃあ道歩いてて大変だよ〜』と大笑い。
店を出てからも止まらない。
信号待ちの幹線道路、トラックを見れば「ガテン系が好きな人はこれ」
「制服好きはタクシー」
「バスはね〜、複数!!」
「○マト運輸は?」
「う〜ん、箱詰め?(笑)」(お友達から拝借^^)
もうめちゃくちゃ。
『名札』で性的興奮する性なんて話じゃなくなってる。
ただの連想ゲーム(笑)
通り過ぎる車を見ながら大笑い。
だけど、そういう目でみているわたしったら気がつけば、車を『性的対象』に見てある意味興奮している。(ある意味だよ!!)
これじゃあ『名札』と『行為』の仮説が成り立たなくなってしまう?
面白さに負けてしまう程度の信憑性のない仮説だけど。
でも、やっぱり半ば強引に、男は『名札』に興奮して女は『行為』に興奮するって仮説成り立つと思うんだけど、どうだろう^^
モカちゃんが面白い話をしてくれた。
ネットをうろうろしていたら、どこかの出版社が統計をとった『エロ小説のタイトルに使われている漢字ランキング』というのを見つけたらしい。
ふむふむ、ヒジョーに興味深い。
なんだろ。
『淫』とか『姦』とか『辱』とかなんとなくエロを想像させるもの?
それとも普段使わないような画数の多い漢字が並んでいる?
なんだと思います?
一位は意外にも『人』なんですって。
ほほー。
たしかに、ちょっと考えればわかるよね。
きっと『人妻』とか『美人女将』とか『愛人』とか、『人』はいろんなものに付いて使用頻度は高いのだよね、納得。
でね、モカちゃんはランキングは憶えていなかったんだけど上位にランキングされているものには、これまた意外?納得?の漢字があったらしい。
『妻』
なるほど、『人妻』や『団地妻』なんてアリだよね。(『団地妻』、世代感じる?)
『母』
おお、これも意外で納得!!
そうかぁ、男性の興奮をかき立てるワードに『母』はアリなんだね?(笑)
もしかしてこれに『義』をつけて使用されることもあってのランキング入りかもしれないね。
『姉』
これも実の姉と隣りのお姉さん的な『姉』の両方で得票数が多いのかな。
だって、そんなに実姉に興奮する人口多くないよね?^^;
う〜ん、なかなか多彩です。
モカちゃん曰く『淫』などの漢字よりも『妻』や『母』や『姉』といった漢字のほうがたくさんランキングしていたのだそうだ。
「母だよ〜、姉だよ〜」と苦笑するモカちゃん。
うんうん、たしかに^^;
でね、ここでふと思ったんだけど。
男女で分けることもナンセンスかもしれないし、小説のタイトルを全体で捉えて話を進める乱暴さもお許しいただいて。
この漢字に象徴されるものが一般男性の性的興奮をそそるものだとしたならば。
思ったんだけど。
男性って『名札』好きじゃありません?
語彙が乏しいので『名札』って言ってますが、役柄というか肩書きというか着ぐるみというか…。
『妻』『母』だけじゃなくて、ほら時々目にするでしょ?
『女教師』やら『女子高生』やら『看護師』やら。
何かしらの『名札』がついていることが性的興奮に繋がっているような気がする。
モカちゃんとわたしの極少数の女性の意見を取りまとめてみると、わたしたち(女性)が性的興奮をするとしたら、それは『名札』ではなく『行為』だよねということになった。
わたしたちが性的な妄想をするときに、実は相手の男性にほとんど『名札』は存在していない。
『名札』のない誰かが自分にあんなことしたり、『名札』のない誰かにこんな状況に追い込まれたり、その『行為』に興奮しているのだ。
もちろん、ストーリーとして『パイロット』や『外科医』という役割を与えるかもしれないけど、それが直接興奮には繋がらない。
女性が読むエロ小説タイトル漢字ランキングがわからないのでなんとも言えないのだけど、そのランキングを聞いて『名札』と『行為』、性的興奮にもポイントはいろいろなんだろうなと思った^^
しかし、わたしたちはそんな片側からの思考ばかりはしないふたりだ(笑)
いや、待て?
女は『行為』だと決めつけるのは危険な気がする。
だって、女サンプルモカちゃんとわたしだけだもん。(しかも、このサンプル、一般女性代表とは言い難い^^;)
この話の前に、モカちゃんが出会い系を利用して感じたことを話してくれたんだけど(っていうか、わたしが興味津々で^^;)
出会い系のプロフィールを見ると、『外科医です』『内科医です』『開業医です』…やたら医者率が高いのだそうだ!!
そういえば、わたしがテレクラにはまっていたときも医者多かったし、あと『小さな会社を経営している』率も異常に高かった!!
他にも『車はべ○ツに乗ってます』という車自慢や『アメリカで仕事してました』という海外自慢も多いのだそうだ。
これを聞いていたので、もしかしたら女性側からもそういう需要が高いのかもしれないとことに話は進む。
「わたしたちは『行為』がいいけど、女の人にも『名札』がいい人もいるかもしれないよ」
「ああ、そうかもね!!」
モカちゃんもわたしも学歴や職業にステイタスを感じないので、なんだかピンと来ないんだけど『お医者さんが好きな女』や『経営者に魅力を感じる女』いてもおかしくないよね。
だから、ここは公平に男は『名札』が好きで女は『行為』が好きと決めつけるのはやめよう。
でもさ、この話の場合『性的興奮』という土俵で話しているわけで、じゃあ、女性の中にも『外科医』や『経営者』や『べ○ツに乗っている』といことで濡れる人がいるのだろうか!!
「外科医ですって聞いて『あん♪』って?」
「そうそう、男の人じゃなくてその人の持ってる車で興奮するの。『べ○ツは濡れるけど国産じゃ濡れないわ』とか」
んん?いつの間にか、人ではなく車で濡れる女性像の話になっていってしまってる?
(ちょっぴり追記^^もちろんね、特定のものに性的興奮を憶える嗜好は否定しないですよ^^車フェチさんもいるはずだものね。それを前提に『一般的だったら』という感覚で楽しい話にさせてくださいね)
わたしはこういう妄想話をはじめると止まらなくなる。
やれ、ヤ○セに行ったら濡れちゃって大変とか、ト○タはお堅くてダメだとか。
モカちゃんは『それじゃあ道歩いてて大変だよ〜』と大笑い。
店を出てからも止まらない。
信号待ちの幹線道路、トラックを見れば「ガテン系が好きな人はこれ」
「制服好きはタクシー」
「バスはね〜、複数!!」
「○マト運輸は?」
「う〜ん、箱詰め?(笑)」(お友達から拝借^^)
もうめちゃくちゃ。
『名札』で性的興奮する性なんて話じゃなくなってる。
ただの連想ゲーム(笑)
通り過ぎる車を見ながら大笑い。
だけど、そういう目でみているわたしったら気がつけば、車を『性的対象』に見てある意味興奮している。(ある意味だよ!!)
これじゃあ『名札』と『行為』の仮説が成り立たなくなってしまう?
面白さに負けてしまう程度の信憑性のない仮説だけど。
でも、やっぱり半ば強引に、男は『名札』に興奮して女は『行為』に興奮するって仮説成り立つと思うんだけど、どうだろう^^
女という性
独特な幸福感
突然、大きな穴に落ちていくような感覚に襲われる。
赤ずきんのオオカミのようにお腹に石ころを入れられてどんどん沈んでいくようだ。
まっ暗で、底なしで。
そう思ったら今度はその奈落の底から泥水が溢れ出し押し返されてる。
飲み込まれ上下左右がわからなくなる。
重く暗い泥水はわたし自身。
どんどん引きずり込まれ、きりもみされ、なす術なくもがく。
このままじゃ、わたし自身の泥水にわたしが飲み込まれる。
体中の穴から泥水が溢れ出しそうになる。
助けて!!
助けて!!
焦りと困惑と恐怖と悲しさ。
ずぶずぶとわたしがわたしに飲み込まれていく。
自分の中の泥水が暴れ出して何も手に付かなくなってしまう。
膝を抱え耳を塞ぎ洗濯機の中に込まれたような時間を過ごす。
那智さんに自分の状況を伝え、いま那智さんにはどうすることもできないでしょうけどどうかこの大きな塊を受け止めて、『悲しい』『怖い』とわたしに言わさせてとお願いする。
返事はほとんどない。
当たり前だ、仕事中だもの。
ときどき『はーい』とか『大丈夫だよ〜』とか送ってくれるけど、このどうしたいいかわからない暴れるわたしをどうすることもできない。
このままでは、那智さんに酷い言葉を吐いてしまいそうだ。
自分も那智さんもズタズタに傷つけたくなってしまいそうだ。
何でもないのに涙が溢れる。
そうだ。
クマのぬいぐるみ。
それを抱いて布団にもぐり込む。
クマを抱きしめ『落ち着いて、落ち着いて』と親指の腹でやさしく撫でる。
涙は止まらない。
でも、すこし心が平らになる。
そのまま泥のように眠った。
那智さんも自分も傷つけないでいられた。
この正体はなんだ。
以前『わたしのこと』という続き物を書いたことがある。
わたしは何かが原因で(このエントリーのときには『生理』だと結論付けている)、自分自身も手に負えない大きな感情に振り回されてしまうことがあって、その苛立ちを自分に向けている。
それは『性的に自分を大切にしない』という自傷行為をすることでやり過ごしているじゃないかと自分を理解した。
この日も、それと多分同じだった。
涙を流し那智さんに伝えぬいぐるみを抱くことで那智さんも自分も傷つけることなく済んだけど、この手に負えない大きな感情の正体はなんのだろう。
わたしの落ち込みの原因は『生理』と連動していることも素直になれないのは『欲求不満』だということも、最近は理解できている。
『ハツカネズミさん』がいるとも書いた。
『モンスター』もいる。
どうやら『女の子』を可愛がってもらえないと幸福になれないこともわかった。
『ハリネズミ』とか『モンスター』とか『女の子』とか、いろいろな名前をつけて、どうにかして理解しようと那智さんに手伝ってもらいながら向き合ってきた。
たぶん、どれも全部で、どれでもないのかもしれない。
全部ひっくるめて、ずっとずっとわたしを困らせ怒らせ泣かせてきた泥水のようなものは『女という性』なのかもしれない。
『女という性』なんてカッコいいこと言ってるけど。
認めるのイヤなんだけど。
恥ずかしいのだけど。
情けないけど。
きっとわたしを振り回していたものは、性欲、セックスをしたいという欲。
わたしは、暴れる性欲を落ち着かせるために『性的に自分を大切にしない』自傷行為をしてきた。
性欲のために性的なことで自分を傷つける。
この矛盾から救い出してくれたのは那智さんだ。
わたしは自分を大切にしながら性欲を落ち着かせることを那智さんで知り、叶えてもらっている。
これはとても幸せなことだ。
だけど。
どうしよう、わたしは、那智さんにセックスをしてもらわないと情緒を安定させることができない女になってしまった。
快感に溺れるなんていやらしくもステキな話じゃない、那智さんがいるから頑張れるという立派な感情でもない。
那智さんがいないとわたしの情緒が安定しないんだ。
『女という性』に振り回されて自傷していたわたしがそこから抜け出せたのは那智さんのおかげだ。
その代わり、那智さんがいないと物凄く困る人生がスタートしていたんだ。
快感や愛情だけではなく情緒を安定させるために抱いてもらう、そんな関係ができているといますこし怖くなりながら、これを書いている。
これに至る話を書こうと思うのだけど、書ききれるかわからないから今はこれでおしまい^^
まとまってないけど、今日は吐露でした^^
『わたしのこと1(棘と毒』
『わたしのこと2(自傷行為)』
『わたしのこと3(パズル)』
ハツカネズミさん
『破滅願望』
欲求不満が原因で素直になれない!?
『ファーストプライオリティ123』
『実験結果』
突然、大きな穴に落ちていくような感覚に襲われる。
赤ずきんのオオカミのようにお腹に石ころを入れられてどんどん沈んでいくようだ。
まっ暗で、底なしで。
そう思ったら今度はその奈落の底から泥水が溢れ出し押し返されてる。
飲み込まれ上下左右がわからなくなる。
重く暗い泥水はわたし自身。
どんどん引きずり込まれ、きりもみされ、なす術なくもがく。
このままじゃ、わたし自身の泥水にわたしが飲み込まれる。
体中の穴から泥水が溢れ出しそうになる。
助けて!!
助けて!!
焦りと困惑と恐怖と悲しさ。
ずぶずぶとわたしがわたしに飲み込まれていく。
自分の中の泥水が暴れ出して何も手に付かなくなってしまう。
膝を抱え耳を塞ぎ洗濯機の中に込まれたような時間を過ごす。
那智さんに自分の状況を伝え、いま那智さんにはどうすることもできないでしょうけどどうかこの大きな塊を受け止めて、『悲しい』『怖い』とわたしに言わさせてとお願いする。
返事はほとんどない。
当たり前だ、仕事中だもの。
ときどき『はーい』とか『大丈夫だよ〜』とか送ってくれるけど、このどうしたいいかわからない暴れるわたしをどうすることもできない。
このままでは、那智さんに酷い言葉を吐いてしまいそうだ。
自分も那智さんもズタズタに傷つけたくなってしまいそうだ。
何でもないのに涙が溢れる。
そうだ。
クマのぬいぐるみ。
それを抱いて布団にもぐり込む。
クマを抱きしめ『落ち着いて、落ち着いて』と親指の腹でやさしく撫でる。
涙は止まらない。
でも、すこし心が平らになる。
そのまま泥のように眠った。
那智さんも自分も傷つけないでいられた。
この正体はなんだ。
以前『わたしのこと』という続き物を書いたことがある。
わたしは何かが原因で(このエントリーのときには『生理』だと結論付けている)、自分自身も手に負えない大きな感情に振り回されてしまうことがあって、その苛立ちを自分に向けている。
それは『性的に自分を大切にしない』という自傷行為をすることでやり過ごしているじゃないかと自分を理解した。
この日も、それと多分同じだった。
涙を流し那智さんに伝えぬいぐるみを抱くことで那智さんも自分も傷つけることなく済んだけど、この手に負えない大きな感情の正体はなんのだろう。
わたしの落ち込みの原因は『生理』と連動していることも素直になれないのは『欲求不満』だということも、最近は理解できている。
『ハツカネズミさん』がいるとも書いた。
『モンスター』もいる。
どうやら『女の子』を可愛がってもらえないと幸福になれないこともわかった。
『ハリネズミ』とか『モンスター』とか『女の子』とか、いろいろな名前をつけて、どうにかして理解しようと那智さんに手伝ってもらいながら向き合ってきた。
たぶん、どれも全部で、どれでもないのかもしれない。
全部ひっくるめて、ずっとずっとわたしを困らせ怒らせ泣かせてきた泥水のようなものは『女という性』なのかもしれない。
『女という性』なんてカッコいいこと言ってるけど。
認めるのイヤなんだけど。
恥ずかしいのだけど。
情けないけど。
きっとわたしを振り回していたものは、性欲、セックスをしたいという欲。
わたしは、暴れる性欲を落ち着かせるために『性的に自分を大切にしない』自傷行為をしてきた。
性欲のために性的なことで自分を傷つける。
この矛盾から救い出してくれたのは那智さんだ。
わたしは自分を大切にしながら性欲を落ち着かせることを那智さんで知り、叶えてもらっている。
これはとても幸せなことだ。
だけど。
どうしよう、わたしは、那智さんにセックスをしてもらわないと情緒を安定させることができない女になってしまった。
快感に溺れるなんていやらしくもステキな話じゃない、那智さんがいるから頑張れるという立派な感情でもない。
那智さんがいないとわたしの情緒が安定しないんだ。
『女という性』に振り回されて自傷していたわたしがそこから抜け出せたのは那智さんのおかげだ。
その代わり、那智さんがいないと物凄く困る人生がスタートしていたんだ。
快感や愛情だけではなく情緒を安定させるために抱いてもらう、そんな関係ができているといますこし怖くなりながら、これを書いている。
これに至る話を書こうと思うのだけど、書ききれるかわからないから今はこれでおしまい^^
まとまってないけど、今日は吐露でした^^
『わたしのこと1(棘と毒』
『わたしのこと2(自傷行為)』
『わたしのこと3(パズル)』
ハツカネズミさん
『破滅願望』
欲求不満が原因で素直になれない!?
『ファーストプライオリティ123』
『実験結果』
女という性2
独特な幸福感
個人的な記録。
専門知識はないから根拠はないし、その時々に出会った感情で書いているので整合性もないかもしれない。
普通の大人ならこんなふうにピースを並べなくても解決できることかもしれない。
だけどわたしはいちいちつまずく、考える。
わたしの抱えきれないもののために那智さんに負担をかけたり悲しませたりさせたくないから。
わたしったらイヤな女だなぁと思いながら、でもいっしょに抱えてもらうために一生懸命考えた個人的な記録です。
なかなか上手に伝えられないと思うけど、こんな人もいるんだなと思っていただけたらありがとうです。
那智さんと出会う前、どうも恋愛に於いて不幸になるような相手を選び続け、自分は男性から愛される価値がないという無価値感に囚われていたのは父親の影響だということはわかっていた。
那智さんに出会い、父性の愛情とごく普通の男性としての愛情を注いでもらって無価値感はほとんどなくなり、いまは那智さんにとっては価値ある女だと思えるようになれている(う〜ん、それでも、まだ那智さんにとってという枕詞がつくなぁ)
それでもなお、『女の子』の部分を愛してほしいと強く強く願うので、どうやらわたしが埋めてほしいと思っていたものは父がすべての元凶だったわけではない、わたしは元々『女の子』がいて、ただそれをひっくるめて愛してほしい人間だっただけなんじゃないかと思うようになった。
自分の問題を誰かのせい(この場合父ね)だと思うことは決して幸せなことじゃない。
誰も責めることなく『ただわたしはそういう人間だ』と思えたほうがずっといいから、この結果は喜ばしいものだった。
岩月謙司さんの本では、父親から適正な愛情をもらえず愛される価値がないと思うゆえに不幸な恋愛を繰り返す女性がそこから抜け出すには『父親的存在からの愛情』が必要だと書かれていた。
重軽で表すことは適切ではないかもしれないけど、この無価値感が軽い場合は『父性の豊かな恋人』で事足りて、重い場合は本当の父親と同じようにその女性を『女』と見ないで愛することで克服できると。
わたしが重軽どちらでもいいし、いま父が原因ではないと言えるので克服するために父性からの愛情が必要というわけではないのだけど、おそらくわたしの『女の子』が求めている愛され方は、わたしを『女』として見ないことなんじゃないかと思う。
勃起しないで可愛がって世話を焼いて、愛して、ということだ。
那智さんはクラリスを見ても勃起しないだろう(当たり前だよね、文鳥だもん^^;)、だけど可愛がるし世話を焼く、クラリスを見て微笑むし死んでしまったらとても悲しむだろう。
勃起しないのに愛される。
これはわたしのひとつの憧れだ。
独身のころ。
相手が既婚未婚年上年下関係なくたくさん男友達がいる友人がいた。
ときどき会ってご飯を食べて、相手によっては奢ってもらって送ってもらって、ときには休みの日に遊びに行ったりしている。
その友人の話を聞くといつもうらやましいなと思っていた。
なんでかっていうと『食事だけ』だからだ。
その子はホテルにも行かず、キスもさせず、そんな気ぜんぜんないと宣言してても男性から誘われて表向き友人関係を築いている。(裏側はわからないけどね)
誘われれば必ず太ももに手を置かれほとんどホテルに誘われて、応じれば次回からは最初からホテルになり、断ればもう食事に誘われることはなくなるという経験を何度かしていたわたしには、ホテルもキスもしなくても抱けるかもよという匂いを発しなくても、誘われて食事だけを楽しんだりする関係があることがうらやましかった。
こんなこと書くと、わたしがとんでもなくいい女っぽく感じられるかもしれないけど、実は、その友人のほうがたくさんたくさん告白されるようなモテる人。
性を売り物にしなくても『好かれる』ことがうらやましかった。
いまならこうなる理由がわかる。
わたしも100%ホテルに誘われるわけではなくて稀に『食事だけ』の人もいた。
だけどそれきり、男友達と呼べるような仲良しにはならなかった。
きっとわたしは話題が豊富だったり頭の回転が早くてやり取りに長けていたりという人間的魅力に乏しい、『性』以外で魅力のある人間ではないのだろう。
さらに、たぶん無意識に常に『女』でいるのだと思う。(イヤなヤツだなぁ)
ほら、わたし女だよ、抱いてみる?抱きたくなるでしょ?
こんなふうにいつも瞳を潤ませ口を半開きにして物欲しそうな『女』でいたんだ。
だからちょっとでも下心があれば抱こうとするし、稀に友情を育もうとする男性からしたらはた迷惑は色気だったはずだ。
『性を売り物』にしないことに憧れていたわたし自身が『性を売り物』にしていたんだよね。
矛盾。
わたしはきっとどんなに性をひけらかしても勃起しないで、性的なわたし以外のわたしを可愛いと思い、魅力だと感じまた会いたいと思ってほしかったんだ。
那智さんがクラリスを可愛がるように。
勃起しないで愛してほしい、これが『女の子』。
性から切り離して愛されたい『女の子』と物凄い自己主張の強い『女という性』、両方いる。
で、実はこの『女という性』が厄介なヤツだった。
泣きながらクマを抱いてなんとかやり過ごしたあの日からこんがらがった『女という性』と『女の子』を那智さんが解きほぐしてくれた。
お知らせ^^
ここまで引っ張っておいて続きを書く時間とテンションにならず『3』にはまだ着手しておりません^^;
なので、次エントリーは全然違うものをアップする予定です。
いちおう続き物にしてあるから、お知らせでした〜^^
<関連エントリー>
もう、どれ関連したらいいかわからない!!(笑)
とりあえず『惹かれ合う理由』全部!!
個人的な記録。
専門知識はないから根拠はないし、その時々に出会った感情で書いているので整合性もないかもしれない。
普通の大人ならこんなふうにピースを並べなくても解決できることかもしれない。
だけどわたしはいちいちつまずく、考える。
わたしの抱えきれないもののために那智さんに負担をかけたり悲しませたりさせたくないから。
わたしったらイヤな女だなぁと思いながら、でもいっしょに抱えてもらうために一生懸命考えた個人的な記録です。
なかなか上手に伝えられないと思うけど、こんな人もいるんだなと思っていただけたらありがとうです。
那智さんと出会う前、どうも恋愛に於いて不幸になるような相手を選び続け、自分は男性から愛される価値がないという無価値感に囚われていたのは父親の影響だということはわかっていた。
那智さんに出会い、父性の愛情とごく普通の男性としての愛情を注いでもらって無価値感はほとんどなくなり、いまは那智さんにとっては価値ある女だと思えるようになれている(う〜ん、それでも、まだ那智さんにとってという枕詞がつくなぁ)
それでもなお、『女の子』の部分を愛してほしいと強く強く願うので、どうやらわたしが埋めてほしいと思っていたものは父がすべての元凶だったわけではない、わたしは元々『女の子』がいて、ただそれをひっくるめて愛してほしい人間だっただけなんじゃないかと思うようになった。
自分の問題を誰かのせい(この場合父ね)だと思うことは決して幸せなことじゃない。
誰も責めることなく『ただわたしはそういう人間だ』と思えたほうがずっといいから、この結果は喜ばしいものだった。
岩月謙司さんの本では、父親から適正な愛情をもらえず愛される価値がないと思うゆえに不幸な恋愛を繰り返す女性がそこから抜け出すには『父親的存在からの愛情』が必要だと書かれていた。
重軽で表すことは適切ではないかもしれないけど、この無価値感が軽い場合は『父性の豊かな恋人』で事足りて、重い場合は本当の父親と同じようにその女性を『女』と見ないで愛することで克服できると。
わたしが重軽どちらでもいいし、いま父が原因ではないと言えるので克服するために父性からの愛情が必要というわけではないのだけど、おそらくわたしの『女の子』が求めている愛され方は、わたしを『女』として見ないことなんじゃないかと思う。
勃起しないで可愛がって世話を焼いて、愛して、ということだ。
那智さんはクラリスを見ても勃起しないだろう(当たり前だよね、文鳥だもん^^;)、だけど可愛がるし世話を焼く、クラリスを見て微笑むし死んでしまったらとても悲しむだろう。
勃起しないのに愛される。
これはわたしのひとつの憧れだ。
独身のころ。
相手が既婚未婚年上年下関係なくたくさん男友達がいる友人がいた。
ときどき会ってご飯を食べて、相手によっては奢ってもらって送ってもらって、ときには休みの日に遊びに行ったりしている。
その友人の話を聞くといつもうらやましいなと思っていた。
なんでかっていうと『食事だけ』だからだ。
その子はホテルにも行かず、キスもさせず、そんな気ぜんぜんないと宣言してても男性から誘われて表向き友人関係を築いている。(裏側はわからないけどね)
誘われれば必ず太ももに手を置かれほとんどホテルに誘われて、応じれば次回からは最初からホテルになり、断ればもう食事に誘われることはなくなるという経験を何度かしていたわたしには、ホテルもキスもしなくても抱けるかもよという匂いを発しなくても、誘われて食事だけを楽しんだりする関係があることがうらやましかった。
こんなこと書くと、わたしがとんでもなくいい女っぽく感じられるかもしれないけど、実は、その友人のほうがたくさんたくさん告白されるようなモテる人。
性を売り物にしなくても『好かれる』ことがうらやましかった。
いまならこうなる理由がわかる。
わたしも100%ホテルに誘われるわけではなくて稀に『食事だけ』の人もいた。
だけどそれきり、男友達と呼べるような仲良しにはならなかった。
きっとわたしは話題が豊富だったり頭の回転が早くてやり取りに長けていたりという人間的魅力に乏しい、『性』以外で魅力のある人間ではないのだろう。
さらに、たぶん無意識に常に『女』でいるのだと思う。(イヤなヤツだなぁ)
ほら、わたし女だよ、抱いてみる?抱きたくなるでしょ?
こんなふうにいつも瞳を潤ませ口を半開きにして物欲しそうな『女』でいたんだ。
だからちょっとでも下心があれば抱こうとするし、稀に友情を育もうとする男性からしたらはた迷惑は色気だったはずだ。
『性を売り物』にしないことに憧れていたわたし自身が『性を売り物』にしていたんだよね。
矛盾。
わたしはきっとどんなに性をひけらかしても勃起しないで、性的なわたし以外のわたしを可愛いと思い、魅力だと感じまた会いたいと思ってほしかったんだ。
那智さんがクラリスを可愛がるように。
勃起しないで愛してほしい、これが『女の子』。
性から切り離して愛されたい『女の子』と物凄い自己主張の強い『女という性』、両方いる。
で、実はこの『女という性』が厄介なヤツだった。
泣きながらクマを抱いてなんとかやり過ごしたあの日からこんがらがった『女という性』と『女の子』を那智さんが解きほぐしてくれた。
お知らせ^^
ここまで引っ張っておいて続きを書く時間とテンションにならず『3』にはまだ着手しておりません^^;
なので、次エントリーは全然違うものをアップする予定です。
いちおう続き物にしてあるから、お知らせでした〜^^
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とりあえず『惹かれ合う理由』全部!!