靴べら破壊
非日常的な日常]
わんこの尻尾を付けたまま、枕を抱えて畳の上にうつ伏せになる。
壁と那智さんと寝転ぶ私、その近くにテーブルがあるから、なんだかちょっと狭い。
痛くても、あまり暴れられないと思うだけで、それでけで恐い。
ワンピースをめくられて、露になったお尻に靴べらが振り下ろされた。
鞭ほどの衝撃はないけど、しならない固いプラスチックは皮膚を刺す痛さだ。
靴べらの細さが力を集中させて倍増する。
左右のお尻に固い痛さを浴びせ、それが今度は太腿に移動していく。
痛い、とても痛い。
皮膚にひびが入りそう、那智さん。
体に力を入れて、つま先でドンドンと床を叩いて、堪える。
さっきお外で四つん這いになってできた膝の擦り傷が、力を入れ床を踏み鳴らす度に、畳にこすれる。
そのおまけの痛さに気が散って、靴べらの痛さを堪えることが、余計に困難になってる。
「ああああ」
枕に顔を埋めて、声を上げる。
一定のリズムを刻むように、靴べらが振り下ろされた。
休む間もなく繰り返される痛みから逃れようと体を捻っても、リズムを刻むのは変わらない。
捻って表れた、腰骨や下腹部膝の裏側、お尻よりももっと痛い所を容赦なく同じリズムで刻む。
結局まだましな体勢に留まるしかなく、私はお尻を差し出す。
体を元に戻す時、那智さんを見る。
あまりに落ち着いたともすれば冷たいと思えるような表情に、とにかく甘えたくなって、上半身を折り曲げて那智さんにすがりつく。
靴べらを持っていないほうの腕で私を抱き寄せ、よしよしとしてくれる。
それは、もっと強く叩く合図。
甘く包んで、そして、強く叩く。
抱きしめられながら、一層の力を込めて叩かれる。
「うわあああああ」
膝の擦り傷が気にならなくなっている。
無意識に回避するようにしているかもしれないけど、もうわからない。
痛い、頭が変になりそう。
腰が振れる。
靴べらのリズムより少し早く、振れる。
もしかしたら擦り傷を畳に押し付けているかもしれない。
痛い、痛い、でも、もうなんだかわからない。
何かを手放してしまった瞬間。
「バキッ」と音がしたように感じた。
「ああ、折れちゃった。」
那智さんの言葉で我に返ると、そこには真ん中から2つに折れた靴べらがあった。
痛いはず。
折れるんだもの。
それとも分厚いと思っていたけど、所詮は100円ショップの品物ということなのかしら。
靴べらがなくなってしまったから、私を叩く道具が鞭か警棒か、那智さんの掌だけになってしまった。
どれがいいのかな〜。
あっ、そうそう蹴るで足もあった^^;
おかげさまで、書き溜めた分も3個目アップです。
明日で最後、ということは世のお仕事をされている人には申し訳ないけれどGWもおしまいで、那智さんが帰って来る〜♪
思い返せば「書き溜めてアップする」は、私用のカウントダウンだったみたい。
始まりは「更新できないから那智さんへのメールをアップ」回避で、「そうだ、那智さんをびっくりさせちゃえ」だったけど、結果的に「やっぱり私のおもちゃ」だったなぁ。
「うふふ、驚かしちゃえ!」と「ふぅ〜、私って頑張り屋さん♪」の自己満足!?
なにはともあれ、あと少し。
ホント、皆様のおかげです^^
わんこの尻尾を付けたまま、枕を抱えて畳の上にうつ伏せになる。
壁と那智さんと寝転ぶ私、その近くにテーブルがあるから、なんだかちょっと狭い。
痛くても、あまり暴れられないと思うだけで、それでけで恐い。
ワンピースをめくられて、露になったお尻に靴べらが振り下ろされた。
鞭ほどの衝撃はないけど、しならない固いプラスチックは皮膚を刺す痛さだ。
靴べらの細さが力を集中させて倍増する。
左右のお尻に固い痛さを浴びせ、それが今度は太腿に移動していく。
痛い、とても痛い。
皮膚にひびが入りそう、那智さん。
体に力を入れて、つま先でドンドンと床を叩いて、堪える。
さっきお外で四つん這いになってできた膝の擦り傷が、力を入れ床を踏み鳴らす度に、畳にこすれる。
そのおまけの痛さに気が散って、靴べらの痛さを堪えることが、余計に困難になってる。
「ああああ」
枕に顔を埋めて、声を上げる。
一定のリズムを刻むように、靴べらが振り下ろされた。
休む間もなく繰り返される痛みから逃れようと体を捻っても、リズムを刻むのは変わらない。
捻って表れた、腰骨や下腹部膝の裏側、お尻よりももっと痛い所を容赦なく同じリズムで刻む。
結局まだましな体勢に留まるしかなく、私はお尻を差し出す。
体を元に戻す時、那智さんを見る。
あまりに落ち着いたともすれば冷たいと思えるような表情に、とにかく甘えたくなって、上半身を折り曲げて那智さんにすがりつく。
靴べらを持っていないほうの腕で私を抱き寄せ、よしよしとしてくれる。
それは、もっと強く叩く合図。
甘く包んで、そして、強く叩く。
抱きしめられながら、一層の力を込めて叩かれる。
「うわあああああ」
膝の擦り傷が気にならなくなっている。
無意識に回避するようにしているかもしれないけど、もうわからない。
痛い、頭が変になりそう。
腰が振れる。
靴べらのリズムより少し早く、振れる。
もしかしたら擦り傷を畳に押し付けているかもしれない。
痛い、痛い、でも、もうなんだかわからない。
何かを手放してしまった瞬間。
「バキッ」と音がしたように感じた。
「ああ、折れちゃった。」
那智さんの言葉で我に返ると、そこには真ん中から2つに折れた靴べらがあった。
痛いはず。
折れるんだもの。
それとも分厚いと思っていたけど、所詮は100円ショップの品物ということなのかしら。
靴べらがなくなってしまったから、私を叩く道具が鞭か警棒か、那智さんの掌だけになってしまった。
どれがいいのかな〜。
あっ、そうそう蹴るで足もあった^^;
おかげさまで、書き溜めた分も3個目アップです。
明日で最後、ということは世のお仕事をされている人には申し訳ないけれどGWもおしまいで、那智さんが帰って来る〜♪
思い返せば「書き溜めてアップする」は、私用のカウントダウンだったみたい。
始まりは「更新できないから那智さんへのメールをアップ」回避で、「そうだ、那智さんをびっくりさせちゃえ」だったけど、結果的に「やっぱり私のおもちゃ」だったなぁ。
「うふふ、驚かしちゃえ!」と「ふぅ〜、私って頑張り屋さん♪」の自己満足!?
なにはともあれ、あと少し。
ホント、皆様のおかげです^^