モカじゃなくておまけ^^
独り言
『次は那智さんの気持ち』と書いたんだけど、それは、ちょっとごめん、今日は違うことを伝えさせてください。
モカの続きは、明日ね。
今回『モカ』のお話にいろんな反響をいただいて感じたことをいくつか。
いろんな反響をいただいたけど、どれも悪意のあるものはなくとても感謝しています。
わたしたちだけではなくモカさんのことも一緒に心配してくださってありがとうございます。
それと、かつて似たようなことで傷ついた人には、それを思い出させてしまったこと、ごめんなさい。
そんなことを謝っても仕方がないことなんだけど、『モカ』を書くにあたり読んだ人にどんな気持ちを起こさせてしまうかいろいろ想定していたんだけど『過去の気持ちを蘇らせてしまう』というのは想定外でした。
想定していたとしても書く内容は変えられないとは思うけど、わたしの中で『この話にはこの人』と想定するのとしないのでは違いがあるのです。
だから、想定していなくて、ごめんなさい、です。
これからは想定するからね。
(『覚悟を決めるとき』)
それと、これはパイパン大好きさんのコメントレスにも書いたけど、繰り返して書きますね。
ご自身の『感傷』に気付いてくれて感謝します。
ここはかなりいろいろなことを書いているので、それぞれの場面にご自分を当てはめやすいのだと思います。
だから、割りとたくさん感情移入してくれている人も少なくないはずです。
感情移入しているとつい感情移入先が思ってもみない方向に動いた時、その変化に『心が疼く』と思うのです。
それが小さな変化だったら楽しめるでしょうけれど、大きなものだとちょっと『チクリ』と疼くと思う。
これをね、ちゃんとそのまま伝えてくださったことに感謝しています。
パイパン大好きさんの『感傷』に代表されるように。
友達はメールで『やきもち焼いてる〜(笑)』と(笑)マーク付きでじたばたしてくれて。
また別の人は『寂しいという感情が湧いたということを伝えたい』とメールをくれました。
この『素直』に伝えてくれることが嬉しい。
人は『チクリ』と疼いたら、無意識に疼いた相手を攻撃したくなるものです。
そこに正論や一般常識を持ち出さず、わたしの気持ちを変えてやろうなんて悪意もない、『心の疼き』を素直に表してくれたことが嬉しかったです。
心配してくれた皆さんも、過去を思い出してしまったと伝えてくれた皆さんも、『感傷』を伝えてくれた皆さんも、みんなそうしてくれたことが、嬉しかったです。
ありがとう^^
でね。
前エントリーでわたしの『焦がれる』に関して
那智さんが女性にしているところを見て女性の気持ちになり、女性を口説く様子を見て自分を当てはめて、その那智さんの声や指に欲情して、でも『それはわたしじゃない』ということで感じるらしいのだ。
その女性とも那智さんとも同化しているような、でも同化できないもどかしいような気持ちに欲情する。
不思議な同化の快感なのだ。
ということを書きました。
これって、かなり理解不能?ですよね^^;
でね、もしかしたら、何人かの人が感じた『感傷』や『心の疼き』って、これに近いかもしれないと思ったのです。
同化しているような気持ちになり、でも同化できない、そのもどかしさ。
そのもどかしい対象の『女性(モカ)』と『男性(那智さん)』が満たされていたら…もどかしさに『焦がれ』そうじゃありませんか!?
これが快感になるかならないかは別にして^^;
わあ、全然違うかもしれない^^
でもちょっと読む方のヒントになれたらいいなと思いました〜。
ということで。
いちおう更新日は明日予定でしたので、今日はおまけの更新!!
明日は予定通り『モカ』の続きです!!
(予定は未定だと思っていてくださいね〜)
『次は那智さんの気持ち』と書いたんだけど、それは、ちょっとごめん、今日は違うことを伝えさせてください。
モカの続きは、明日ね。
今回『モカ』のお話にいろんな反響をいただいて感じたことをいくつか。
いろんな反響をいただいたけど、どれも悪意のあるものはなくとても感謝しています。
わたしたちだけではなくモカさんのことも一緒に心配してくださってありがとうございます。
それと、かつて似たようなことで傷ついた人には、それを思い出させてしまったこと、ごめんなさい。
そんなことを謝っても仕方がないことなんだけど、『モカ』を書くにあたり読んだ人にどんな気持ちを起こさせてしまうかいろいろ想定していたんだけど『過去の気持ちを蘇らせてしまう』というのは想定外でした。
想定していたとしても書く内容は変えられないとは思うけど、わたしの中で『この話にはこの人』と想定するのとしないのでは違いがあるのです。
だから、想定していなくて、ごめんなさい、です。
これからは想定するからね。
(『覚悟を決めるとき』)
それと、これはパイパン大好きさんのコメントレスにも書いたけど、繰り返して書きますね。
ご自身の『感傷』に気付いてくれて感謝します。
ここはかなりいろいろなことを書いているので、それぞれの場面にご自分を当てはめやすいのだと思います。
だから、割りとたくさん感情移入してくれている人も少なくないはずです。
感情移入しているとつい感情移入先が思ってもみない方向に動いた時、その変化に『心が疼く』と思うのです。
それが小さな変化だったら楽しめるでしょうけれど、大きなものだとちょっと『チクリ』と疼くと思う。
これをね、ちゃんとそのまま伝えてくださったことに感謝しています。
パイパン大好きさんの『感傷』に代表されるように。
友達はメールで『やきもち焼いてる〜(笑)』と(笑)マーク付きでじたばたしてくれて。
また別の人は『寂しいという感情が湧いたということを伝えたい』とメールをくれました。
この『素直』に伝えてくれることが嬉しい。
人は『チクリ』と疼いたら、無意識に疼いた相手を攻撃したくなるものです。
そこに正論や一般常識を持ち出さず、わたしの気持ちを変えてやろうなんて悪意もない、『心の疼き』を素直に表してくれたことが嬉しかったです。
心配してくれた皆さんも、過去を思い出してしまったと伝えてくれた皆さんも、『感傷』を伝えてくれた皆さんも、みんなそうしてくれたことが、嬉しかったです。
ありがとう^^
でね。
前エントリーでわたしの『焦がれる』に関して
那智さんが女性にしているところを見て女性の気持ちになり、女性を口説く様子を見て自分を当てはめて、その那智さんの声や指に欲情して、でも『それはわたしじゃない』ということで感じるらしいのだ。
その女性とも那智さんとも同化しているような、でも同化できないもどかしいような気持ちに欲情する。
不思議な同化の快感なのだ。
ということを書きました。
これって、かなり理解不能?ですよね^^;
でね、もしかしたら、何人かの人が感じた『感傷』や『心の疼き』って、これに近いかもしれないと思ったのです。
同化しているような気持ちになり、でも同化できない、そのもどかしさ。
そのもどかしい対象の『女性(モカ)』と『男性(那智さん)』が満たされていたら…もどかしさに『焦がれ』そうじゃありませんか!?
これが快感になるかならないかは別にして^^;
わあ、全然違うかもしれない^^
でもちょっと読む方のヒントになれたらいいなと思いました〜。
ということで。
いちおう更新日は明日予定でしたので、今日はおまけの更新!!
明日は予定通り『モカ』の続きです!!
(予定は未定だと思っていてくださいね〜)
モカ3(追記あり10:10)
モカ
那智さんはどう思っていただろう。
ここから先は那智さんとのコミュニケーションをもとに私の推測も含めて書きます。
しかもかなり高飛車でいやな女になってます^^;(でも、これもホントのわたし)
7割コミュニケーション、3割推測で!!(笑)
前エントリーのわたしの気持ちとダブるところもありますし、もう人称めちゃくちゃはご了承ください^^;
りん子が嫉妬して焦がれたい、女性を口説いたり抱いたりすることで『那智さん』と同化している気持ちになりたいということは理解できていた。
(那智さんから見たこの同化とは『りん子が俺の背後にいて「那智さん頑張って!!」っていう気持ちになる』ことだと理解されていた)
ただ那智さん自身、その気もないのにりん子を焦がれさせるためだけに誰かを抱くというのも本意じゃない。
それにそんな気持ちで抱いてもりん子は焦がれないこともわかっていた。
だから、出張先で誰か抱こうか〜なんて話題を出しても自分自身もりん子も、それでは叶わないだろうと何回かの話題提供と実行しないことを繰り返して、薄々気付いてきていた。
私が言ってしまうのも、とてもためらくけど。
那智さんは年齢を重ねて、私と肌を重ねるうちに射精するだけのセックスはいらないものになっていたのだ。
女として抱く相手として、たぶん今の那智さんには私がベストなのだ。
ベストを知ったいま、それ以外は基本的に『しなくていいもの』になってしまっている。
射精するだけのセックス以外の要素がないと、他の誰かを抱こうという気が起きなくなっていた。
それ以外の要素とは。
那智さんお得意の『父性』のようなものを発揮することだ。
那智さんの手によって育てられ、解放され、涙を流す。
手を差し伸べるような口説きとセックス。
たぶん、こういう要素がないと抱く気が起きないのだ。
これは、テレクラや金銭を介して出会う女性では無理。
すみれさんがうまくいったのは性的に未熟だった彼女を成長させる『先生と生徒』というような関係を作ることができたからだ。
同じようなシチュエーションを作ることも可能かもしれないが、やはり『ゲスト』ではすみれさんのとき以上にりん子が焦がれることはないだろう。
じゃあ、ゲストでもなく、那智さんが口説きたいと思い、那智さんの方法で口説く女性を見つけたとして。
それはかなり本気で取り組まないといけないことになり、果たしてりん子も女性も傷つけずにすることは難しいと思う。
りん子がベストだよというコンセンサスのもと本気で口説くなんて、その女性に失礼なことになるし、その女性を傷つけるようなことはりん子も傷つくとわかっていたからだ。
(私が割り切ってとことんイヤな女になれればいいのだけど)
そんなことを繰り返し、なかなか叶えずにいる那智さんにりん子がお門違いなクレームをつけてきた。
『叶わないなら、今後、この話題は口にしないでください。期待してダメを繰り返してもう疲れました。その度に那智さんにつっかかってしまうのもイヤです。』
何度目かの出張で、まあ抜くだけでもいいかなとホテルに女性を呼ぼうとして、でも全然その気にならずに結局なにもしないでいたら、そんなことを言い出したのだ。
『叶わないなら、期待するのいやだから。もう女性を呼ぶかもくらいのときには私に話さないで。いまから抱くよってときになったら教えてください』
とわけのわからない注文をつけてきたのだ。
射精だけのセックスはする気がしない。
それじゃあ、りん子は焦がれない。
那智さんに必要な『父性発揮』要素があれば本気で口説けるし楽しい、那智さんが楽しければりん子は焦がれる。
ただ、それをしようとすると本気で口説く相手に失礼なことになり、その女性もりん子も傷つく。
このわけのわからない注文をりん子がつけてきたとき。
どうしたもんかなぁと思いながら。
那智さんとしては私で充分満足しているのだから。
りん子の焦がれたいは、しばらくは我慢しててもうらうか。
このことはしばらく流れに任せることにしようと、そしてりん子のリクエストの通りその気になったときに『俺の裁量でスタートさせてあげよう』決めた。
(追記:『スタートさせるなら、俺の裁量でスタートするしかないな』くらいに思っていたそうです。『スタートさせてあげよう』よりももう少し消極的なニュアンス。要は、ほとんどその気はなかったという感じです^^)
そんなふうに、お互い話し合ったわけではないが恐らく同じように『叶てあげられないこと』『叶わないこと』として、それぞれの意識から遠くの場所に置いていた。
それでも充分満たされているのだから。
月日も過ぎ、わたしたちはモカに出会うのだ。
そして那智さんの『裁量でスタート』させることになったのだ。
那智さんはどう思っていただろう。
ここから先は那智さんとのコミュニケーションをもとに私の推測も含めて書きます。
しかもかなり高飛車でいやな女になってます^^;(でも、これもホントのわたし)
7割コミュニケーション、3割推測で!!(笑)
前エントリーのわたしの気持ちとダブるところもありますし、もう人称めちゃくちゃはご了承ください^^;
りん子が嫉妬して焦がれたい、女性を口説いたり抱いたりすることで『那智さん』と同化している気持ちになりたいということは理解できていた。
(那智さんから見たこの同化とは『りん子が俺の背後にいて「那智さん頑張って!!」っていう気持ちになる』ことだと理解されていた)
ただ那智さん自身、その気もないのにりん子を焦がれさせるためだけに誰かを抱くというのも本意じゃない。
それにそんな気持ちで抱いてもりん子は焦がれないこともわかっていた。
だから、出張先で誰か抱こうか〜なんて話題を出しても自分自身もりん子も、それでは叶わないだろうと何回かの話題提供と実行しないことを繰り返して、薄々気付いてきていた。
私が言ってしまうのも、とてもためらくけど。
那智さんは年齢を重ねて、私と肌を重ねるうちに射精するだけのセックスはいらないものになっていたのだ。
女として抱く相手として、たぶん今の那智さんには私がベストなのだ。
ベストを知ったいま、それ以外は基本的に『しなくていいもの』になってしまっている。
射精するだけのセックス以外の要素がないと、他の誰かを抱こうという気が起きなくなっていた。
それ以外の要素とは。
那智さんお得意の『父性』のようなものを発揮することだ。
那智さんの手によって育てられ、解放され、涙を流す。
手を差し伸べるような口説きとセックス。
たぶん、こういう要素がないと抱く気が起きないのだ。
これは、テレクラや金銭を介して出会う女性では無理。
すみれさんがうまくいったのは性的に未熟だった彼女を成長させる『先生と生徒』というような関係を作ることができたからだ。
同じようなシチュエーションを作ることも可能かもしれないが、やはり『ゲスト』ではすみれさんのとき以上にりん子が焦がれることはないだろう。
じゃあ、ゲストでもなく、那智さんが口説きたいと思い、那智さんの方法で口説く女性を見つけたとして。
それはかなり本気で取り組まないといけないことになり、果たしてりん子も女性も傷つけずにすることは難しいと思う。
りん子がベストだよというコンセンサスのもと本気で口説くなんて、その女性に失礼なことになるし、その女性を傷つけるようなことはりん子も傷つくとわかっていたからだ。
(私が割り切ってとことんイヤな女になれればいいのだけど)
そんなことを繰り返し、なかなか叶えずにいる那智さんにりん子がお門違いなクレームをつけてきた。
『叶わないなら、今後、この話題は口にしないでください。期待してダメを繰り返してもう疲れました。その度に那智さんにつっかかってしまうのもイヤです。』
何度目かの出張で、まあ抜くだけでもいいかなとホテルに女性を呼ぼうとして、でも全然その気にならずに結局なにもしないでいたら、そんなことを言い出したのだ。
『叶わないなら、期待するのいやだから。もう女性を呼ぶかもくらいのときには私に話さないで。いまから抱くよってときになったら教えてください』
とわけのわからない注文をつけてきたのだ。
射精だけのセックスはする気がしない。
それじゃあ、りん子は焦がれない。
那智さんに必要な『父性発揮』要素があれば本気で口説けるし楽しい、那智さんが楽しければりん子は焦がれる。
ただ、それをしようとすると本気で口説く相手に失礼なことになり、その女性もりん子も傷つく。
このわけのわからない注文をりん子がつけてきたとき。
どうしたもんかなぁと思いながら。
那智さんとしては私で充分満足しているのだから。
りん子の焦がれたいは、しばらくは我慢しててもうらうか。
このことはしばらく流れに任せることにしようと、そしてりん子のリクエストの通りその気になったときに『俺の裁量でスタートさせてあげよう』決めた。
(追記:『スタートさせるなら、俺の裁量でスタートするしかないな』くらいに思っていたそうです。『スタートさせてあげよう』よりももう少し消極的なニュアンス。要は、ほとんどその気はなかったという感じです^^)
そんなふうに、お互い話し合ったわけではないが恐らく同じように『叶てあげられないこと』『叶わないこと』として、それぞれの意識から遠くの場所に置いていた。
それでも充分満たされているのだから。
月日も過ぎ、わたしたちはモカに出会うのだ。
そして那智さんの『裁量でスタート』させることになったのだ。
モカ4
モカ
一月の寒い午後。
抱き合ったホテルを後に百貨店の正面玄関に向かう。
かつてわたしが四つん這いになったところ^^
今日は以前からやり取りをしていたモカさんとはじめて会うのだ。
モカさんはわたしたちをとても好きでいてくれてよく拍手コメントをくれた。
特にわたしの『6歳児』に共感してくれているひとりだった。
あることがきっかけでメールのやり取りをはじめることになる。
彼女はSMに興味はあるけどほとんど未経験、現在もちろんパートナーもいない。
しばらくパートナー探しをしていたけれど、良い相手が見つからない。
Sやご主人様を名乗る男性をどうしても冷めた目で見てしまう。
冷めた目で見て、心の中で舌を出すような自分にも嫌気がさし、パートナー探しに疲れていた。
なんだか10年前の自分を見ているようで、お節介にもいろいろお話しさせていただいていた。
那智さんも最初は『おお、パートナーなし!?』なんて興味を示していたけれど、だからどうということもなく、ただ悩んでいるみたいだし一度会ってお話ししませんかということになった。
この時点でモカは悩んでいるというよりも、わたしたちに会うことのほうを楽しみにしてくれているようで、わたしたちも純粋に『薬指を好きな人に会える』わくわく感だけだった。
誰ひとり、この数十分後に『妹』が増えるなんて想像もしていなかった。
待ち合わせの正面玄関。
指定の服装を着た女性の後ろ姿が見える。
うう、なんか若くていい雰囲気だぞ^^;
あまりに『良い雰囲気』の後ろ姿に声をかけるのをためらってしまい、ずんずん進もうとする那智さんの腕を思わず引いた。
「ホントにあの人ですか?」
「だって○○色のコートとミニスカートだよ」
慌てるわたしに不思議がる那智さん。
ちょっとまごついていると。
「こんにちは^^」
彼女のほうから声をかけてきた。
大きな瞳と同じよなはっきりとした口調で。
うわ、可愛い人!!
一瞬目を逸らしてしまいそうなほどまっすぐな印象の人だった。
テーブルについても、その印象は変わらない。
大きな瞳でまっすぐに人を見る。
芯のようなものを感じる。
だけど、指先に力が入る様子で緊張していることも、とてもよくわかる。
そうだよね。
こちらはふたり、モカはひとり。
わたしたちは緊張を解そうと会話を進める。
彼女自身もブログを持っていた。
そこには彼女の人柄を表すようなまっすぐな文章、跳ねっ返りの自己主張、他者を思うゆえのちょっと尖った言葉が並んでいた。
それなのに、見た目の印象はそのまっすぐなままなのに、どうも会話が噛み合ない^^;
わたしの書くことに共感してくれているなら吐き出したいことが山ほどありそうだし、ブログのような言葉を待っていても出て来ないのだ。
モカについてもいくつか質問するけれど、口調ははっきりしていても、なんていうかな『答え』が返ってこない。
例えば『どの映画が観たい?』と質問しているのに『一番好きなのはスターウォーズシリーズです』と答えられたような肩すかし感^^;
緊張しているのかとこのときは思ったのだけど、これには後々那智さんもわたしも手こずることになるのだ(笑)
それはまたの機会に^^(モカちゃん、ごめん)
なんだか噛み合ないな〜と思いながらも。
だけど、モカの相手探しの旅の話になると大きな目を潤ませるのだ。
それは見つからない残念さやいやな思いをしたからではなく、相手に対して『見下す』ような感情を持ってしまうことに疲れた様子だった。
ああ、その感覚、わかるな〜。
なんだか自分の『優しい部分』が悲しくなるんだよね。
たぶん、優しい人なんだろう。
大きな瞳が潤むのを見ながら、きっとキレイな心を持った人なんだろうな〜と思っていた。
なんとなく噛み合ない会話、でも大まかに分けたら同じ人種(適切な言葉が見つからない。似たアンテナを持っているという感じかな)なのだろうと推測できたころ。
那智さんが突然言い出した。
「私たちの仲間に入らない?相手が見つかるまでの帰る場所にすればいい」
え?
何を言い出すの、那智さん!?
何の前触れもなく、那智さんが突然妙な切り口から口説き出した。
まだ席について30分も経っていない頃だった。
うう、まだまだ続きます〜^^
一月の寒い午後。
抱き合ったホテルを後に百貨店の正面玄関に向かう。
かつてわたしが四つん這いになったところ^^
今日は以前からやり取りをしていたモカさんとはじめて会うのだ。
モカさんはわたしたちをとても好きでいてくれてよく拍手コメントをくれた。
特にわたしの『6歳児』に共感してくれているひとりだった。
あることがきっかけでメールのやり取りをはじめることになる。
彼女はSMに興味はあるけどほとんど未経験、現在もちろんパートナーもいない。
しばらくパートナー探しをしていたけれど、良い相手が見つからない。
Sやご主人様を名乗る男性をどうしても冷めた目で見てしまう。
冷めた目で見て、心の中で舌を出すような自分にも嫌気がさし、パートナー探しに疲れていた。
なんだか10年前の自分を見ているようで、お節介にもいろいろお話しさせていただいていた。
那智さんも最初は『おお、パートナーなし!?』なんて興味を示していたけれど、だからどうということもなく、ただ悩んでいるみたいだし一度会ってお話ししませんかということになった。
この時点でモカは悩んでいるというよりも、わたしたちに会うことのほうを楽しみにしてくれているようで、わたしたちも純粋に『薬指を好きな人に会える』わくわく感だけだった。
誰ひとり、この数十分後に『妹』が増えるなんて想像もしていなかった。
待ち合わせの正面玄関。
指定の服装を着た女性の後ろ姿が見える。
うう、なんか若くていい雰囲気だぞ^^;
あまりに『良い雰囲気』の後ろ姿に声をかけるのをためらってしまい、ずんずん進もうとする那智さんの腕を思わず引いた。
「ホントにあの人ですか?」
「だって○○色のコートとミニスカートだよ」
慌てるわたしに不思議がる那智さん。
ちょっとまごついていると。
「こんにちは^^」
彼女のほうから声をかけてきた。
大きな瞳と同じよなはっきりとした口調で。
うわ、可愛い人!!
一瞬目を逸らしてしまいそうなほどまっすぐな印象の人だった。
テーブルについても、その印象は変わらない。
大きな瞳でまっすぐに人を見る。
芯のようなものを感じる。
だけど、指先に力が入る様子で緊張していることも、とてもよくわかる。
そうだよね。
こちらはふたり、モカはひとり。
わたしたちは緊張を解そうと会話を進める。
彼女自身もブログを持っていた。
そこには彼女の人柄を表すようなまっすぐな文章、跳ねっ返りの自己主張、他者を思うゆえのちょっと尖った言葉が並んでいた。
それなのに、見た目の印象はそのまっすぐなままなのに、どうも会話が噛み合ない^^;
わたしの書くことに共感してくれているなら吐き出したいことが山ほどありそうだし、ブログのような言葉を待っていても出て来ないのだ。
モカについてもいくつか質問するけれど、口調ははっきりしていても、なんていうかな『答え』が返ってこない。
例えば『どの映画が観たい?』と質問しているのに『一番好きなのはスターウォーズシリーズです』と答えられたような肩すかし感^^;
緊張しているのかとこのときは思ったのだけど、これには後々那智さんもわたしも手こずることになるのだ(笑)
それはまたの機会に^^(モカちゃん、ごめん)
なんだか噛み合ないな〜と思いながらも。
だけど、モカの相手探しの旅の話になると大きな目を潤ませるのだ。
それは見つからない残念さやいやな思いをしたからではなく、相手に対して『見下す』ような感情を持ってしまうことに疲れた様子だった。
ああ、その感覚、わかるな〜。
なんだか自分の『優しい部分』が悲しくなるんだよね。
たぶん、優しい人なんだろう。
大きな瞳が潤むのを見ながら、きっとキレイな心を持った人なんだろうな〜と思っていた。
なんとなく噛み合ない会話、でも大まかに分けたら同じ人種(適切な言葉が見つからない。似たアンテナを持っているという感じかな)なのだろうと推測できたころ。
那智さんが突然言い出した。
「私たちの仲間に入らない?相手が見つかるまでの帰る場所にすればいい」
え?
何を言い出すの、那智さん!?
何の前触れもなく、那智さんが突然妙な切り口から口説き出した。
まだ席について30分も経っていない頃だった。
うう、まだまだ続きます〜^^
モカ5
モカ
『仲間に入らない?帰る場所にする?』妙な切り口で口説きはじめた那智さん。
そのときの気持ちを那智さん自身に書いてもらいました。
以下(赤)はりん子の補足?ツッコミ?です。
挨拶を除くとエントリーは初めてです。
私がこれを記することになったのは、りん子一人の力ではどうしても表現しきれないと泣きが入った、これは少しオーバーですが私の文章があった方がより理解されると私自身も思ったからです。
イタリアンレストランの四角のテーブル私の左がりん子正面左がモカ。
少し緊張しながら会話が弾みません。
モカは「薬指」の読者でパートナーを捜していました。
探す過程でS男性の話を聞きたいとのことで私が参加する事になりました。
私がS男性であるかという大きな疑問はこの際おいといて。
何も考えていない私の目の前に「パートナーがいない女性がひとり」。
そして若くて、かわいい、さらに、好み、これなら私の狩猟本能が珍しく働いた。
1ミリの打ち合わせも、ミクロンのその気もなかったのに、突然口説く。
彼女ならりん子を焦がれさせることが出来る。
事前準備で彼女のブログを読んでいて、彼女の人柄はある程度想像できた、そして本人を目の前にして、その想像はそれほど外れていないと感じた、これなら私が本気で向き合える。
個性的で、少し跳ねっ返り、生意気そうでいて謙虚、かなりの年の差を考えて娘の方が近いのではと思ったぐらい。
彼女はSMに興味はあるが経験はない、そして後からわかることだかまったくと言って良いほど性的に成熟していない。
育て好きな私としてはこれ以上の素材はない。
そして何しろ気合いを入れて向き合える、気合いを入れて向き合わないと振り向かない頑固さも持っている相手。
親子に近いほどの年齢差を楽しみたいと言う期待感もあった。
(親子は言い過ぎです、那智さん^^;)
思った瞬間、妹にしよう、りん子の妹の位置、そして私は父親「お父さん」、私が楽しみりん子が焦がれるには「妹」がいいと直感した。
二人を同列にそして距たりなく接することが出来る。
直感した後、時間を空けず口説いた。
そして、3人にとって都合の良いこの関係を考えた瞬間、親子姉妹のアイデアを二人にぶつけた。
私の娘、りん子の妹にならない?
モカには妹がいる、りん子にはお姉さん、姉妹になることで逆の立場になる、それぞれ憧れていた立場だ。
モカが興味を示す。
もともと薬指のファンだったモカをクドクドと口説くのは避けたかった。
それは、彼女がファンであるという後ろめたさとりん子のプライドを考えての事。
(この辺の那智さんの感覚は理解されにくいと思います。わたしも上手に説明できない。とにかく策略ではない次元で口説きたかったのでしょう)
私は、彼女に即決を求めた。
口説き始めてモカの「うん」の言葉は10分もかからなかったと思う、
それからの状況説明やビジョンは30分ぐらい話しただろうか。
とにかく、3人でつき合うことがお互いの足りない所を埋めることができる、そして、精神的にも性的にもある程度完成したら最後はお嫁に出すとの話し合いがまとまり。
モカの「仲間に入れてください。」のきちんとしたお願いを「正直」に「素直」な気持ちで話が出来るまでにこの時はなった。
りん子のリクエストによりあの日の私の気持ちだけを披露しました。
これから先の事はまたりん子にバトンタッチします。
とにかく今は、ぶっ飛んでいて、明るい、モカが入ることにより、薬指に変化が起こりました。
今に至るまでりん子が私に焦がれて何回泣いたでしょう。(喜びの涙も、結果的に喜びになる涙も^^)
怒らないりん子が怒るぐらい憧れた「焦がれ」それが誰も傷つかず、被害者がない、そして、笑顔でいられる関係を作ることが出来た事を大変嬉しく思います。
これからもりん子とモカが傷つかないように関係を維持できるようにしたいと思います。
(不倫をしている時点で誰も傷つかない関係と言えた義理ではないことは充分承知しております。ただここは他者じから見たら元々不倫SMブログなのですから、そのご指摘はご容赦ください)
これからの薬指は「りん子と那智」「りん子・モカ姉妹と那智お父さん」の2つの関係で話が進みますことをご承知下さい。
そして、大分倒錯の世界になっておりますことお知らせします。(笑)
以上が那智さんの気持ちでした。
那智さんはいま父性発揮で奮闘しています。
とても大変なことを引き受けてくれているなぁと思いながら、でも我慢しないし、諦めないぞ〜とわたしも奮闘しています^^
『モカ』もう少し続きます^^
『仲間に入らない?帰る場所にする?』妙な切り口で口説きはじめた那智さん。
そのときの気持ちを那智さん自身に書いてもらいました。
以下(赤)はりん子の補足?ツッコミ?です。
挨拶を除くとエントリーは初めてです。
私がこれを記することになったのは、りん子一人の力ではどうしても表現しきれないと泣きが入った、これは少しオーバーですが私の文章があった方がより理解されると私自身も思ったからです。
イタリアンレストランの四角のテーブル私の左がりん子正面左がモカ。
少し緊張しながら会話が弾みません。
モカは「薬指」の読者でパートナーを捜していました。
探す過程でS男性の話を聞きたいとのことで私が参加する事になりました。
私がS男性であるかという大きな疑問はこの際おいといて。
何も考えていない私の目の前に「パートナーがいない女性がひとり」。
そして若くて、かわいい、さらに、好み、これなら私の狩猟本能が珍しく働いた。
1ミリの打ち合わせも、ミクロンのその気もなかったのに、突然口説く。
彼女ならりん子を焦がれさせることが出来る。
事前準備で彼女のブログを読んでいて、彼女の人柄はある程度想像できた、そして本人を目の前にして、その想像はそれほど外れていないと感じた、これなら私が本気で向き合える。
個性的で、少し跳ねっ返り、生意気そうでいて謙虚、かなりの年の差を考えて娘の方が近いのではと思ったぐらい。
彼女はSMに興味はあるが経験はない、そして後からわかることだかまったくと言って良いほど性的に成熟していない。
育て好きな私としてはこれ以上の素材はない。
そして何しろ気合いを入れて向き合える、気合いを入れて向き合わないと振り向かない頑固さも持っている相手。
親子に近いほどの年齢差を楽しみたいと言う期待感もあった。
(親子は言い過ぎです、那智さん^^;)
思った瞬間、妹にしよう、りん子の妹の位置、そして私は父親「お父さん」、私が楽しみりん子が焦がれるには「妹」がいいと直感した。
二人を同列にそして距たりなく接することが出来る。
直感した後、時間を空けず口説いた。
そして、3人にとって都合の良いこの関係を考えた瞬間、親子姉妹のアイデアを二人にぶつけた。
私の娘、りん子の妹にならない?
モカには妹がいる、りん子にはお姉さん、姉妹になることで逆の立場になる、それぞれ憧れていた立場だ。
モカが興味を示す。
もともと薬指のファンだったモカをクドクドと口説くのは避けたかった。
それは、彼女がファンであるという後ろめたさとりん子のプライドを考えての事。
(この辺の那智さんの感覚は理解されにくいと思います。わたしも上手に説明できない。とにかく策略ではない次元で口説きたかったのでしょう)
私は、彼女に即決を求めた。
口説き始めてモカの「うん」の言葉は10分もかからなかったと思う、
それからの状況説明やビジョンは30分ぐらい話しただろうか。
とにかく、3人でつき合うことがお互いの足りない所を埋めることができる、そして、精神的にも性的にもある程度完成したら最後はお嫁に出すとの話し合いがまとまり。
モカの「仲間に入れてください。」のきちんとしたお願いを「正直」に「素直」な気持ちで話が出来るまでにこの時はなった。
りん子のリクエストによりあの日の私の気持ちだけを披露しました。
これから先の事はまたりん子にバトンタッチします。
とにかく今は、ぶっ飛んでいて、明るい、モカが入ることにより、薬指に変化が起こりました。
今に至るまでりん子が私に焦がれて何回泣いたでしょう。(喜びの涙も、結果的に喜びになる涙も^^)
怒らないりん子が怒るぐらい憧れた「焦がれ」それが誰も傷つかず、被害者がない、そして、笑顔でいられる関係を作ることが出来た事を大変嬉しく思います。
これからもりん子とモカが傷つかないように関係を維持できるようにしたいと思います。
(不倫をしている時点で誰も傷つかない関係と言えた義理ではないことは充分承知しております。ただここは他者じから見たら元々不倫SMブログなのですから、そのご指摘はご容赦ください)
これからの薬指は「りん子と那智」「りん子・モカ姉妹と那智お父さん」の2つの関係で話が進みますことをご承知下さい。
そして、大分倒錯の世界になっておりますことお知らせします。(笑)
以上が那智さんの気持ちでした。
那智さんはいま父性発揮で奮闘しています。
とても大変なことを引き受けてくれているなぁと思いながら、でも我慢しないし、諦めないぞ〜とわたしも奮闘しています^^
『モカ』もう少し続きます^^
モカ6
モカ
確かに。
わたしは『焦がれたい』とずっとお願いしていた。
叶えてくれないと感情的になってしまうほど、お願いしていた。
そして期待したくないあまり『しようと思う』ではなくて『する』と決めたときに言ってくださいとお願いしていた。
本人はそこまで意識していたのはどうかわからないけど、那智さんはその通りにしてくれたのだ。
晴天の霹靂な提案に驚き、那智さんの意図を読み取ろうとする。
ひとり加える。
でも、それは女性としてではなく『妹』として。
那智さんがお父さんになり、わたしがお姉さん。
那智さんの話すビジョンを聞きながら、わたしは一生懸命いろんな回路を繋げて、那智さんの思う3人のメリットを組み立てようとしていた。
もともと、わたしは那智さんに対して『娘』の部分も持っている。
だから、それに対してかなりほとんど違和感なくいられる。
モカもわたしの『6歳児』にとても共感や憧れを抱いていてくれたから、普通の人よりハードルは低いかもしれない。
何より、モカは相手探しや自分探しにとても疲れているようだった。
もしかしたら『女』でいることを一旦お休みすることは悪いことではないのではないか。(性的なことする矛盾は置いといてください!!)
そして心地よい関係を知ってもらって、次パートナーを見つける下地を作るのだ。
異国の珍味をおいしいと思うには、まずその味を知り堪能しないといけない。
彼女に『知らない心地よさ』を味わってもらうのだ。
かつて、つい自分を低くして相手を見下す恋愛ばかりしていたわたしは、尊重し合い対等でいられる心地よさを教えてもらい、その経験が、いま『自分の好き』を選べるようになっている。
こんなふうに、モカにも前に進むための『帰る場所』ができてもいいよね。
那智さんは?
そりゃあ、この可愛らしい子を父性で包み成長させるなんて、那智さん的嗜好の人にはメリットしかないだろう(笑)
というのは、半分冗談で(もちろん半分本当^^)。
とにかく那智さんはここを好きでいてくれる人、関わってくれる人に幸せでいてほしいという気持ちがとても強い。
これも那智さんのいうところの『社会性』だろう。
そしてなにより、『りん子の願いを叶える』ことは大きな満足のひとつだ。
きっと、那智さんとわたしの幸福のために、この子も巻き込んで尚かつ幸せにするための設定が『姉妹』だったのだ。
わたしはどうだろう。
長年望んでいた『焦がれ』をこの子で叶えることができるのだろうか。
漠然と『女』ではなく『妹』ということに、これは嫉妬の種類が違うかもしれないと思うくらいで、あとはなんだか必死だった。
なにが必死だったかというと。
那智さんの意図を読み取り、それを遂行しようという同化。
(これはね、長年で培ってしまった『那智さんの意志はわたしの意志』という『下』の任務遂行忠誠の心理)
それと、モカにぜーーーったい無理をさせてはいけないという心配。
断ったらいけないかなとか、断ったらこの先気まずくなっちゃうかなとか、そんなことはぜったい思ってほしくなかった。
いま、この状態で一番立場が弱いのは彼女だ。
彼女の気持ちを尊重することに、とにかく必死だった。
那智さんはモカが『お付き合い』してくれるんじゃ満足しない。
モカは我慢せず、この関係を楽しんでもらわないといけない。
だから、那智さんの意図を読み取り補足の言葉を挟み。
ぜったいに無理しないで、いやなことはいやと言わないといけない、そして、いりん子れを断ったとしてもこの出会いになんら支障はないと、何度もモカにフォローしていた。
そして、これらの必死は那智さんとモカのためだけではなく、実は回り回ってわたしのためでもあったのだ。
この関係は、自分以外の人の幸せが自分の幸せに繋がる。
那智さんが満足して、モカが心地よさを味わえば、わたしは焦がれ満たされる。
そして那智さんのいう『社会性』、わたしたちが『ここにいる』という実感にも繋がる。
そんな気持ちで、必死だった。
またいつか改めて書くけど。
後に、何度も再確認するのだが、『妹』というポジションはこの3人に於いて、かなりベストではないかというほど当てはまっている。
那智さんとわたしの間の『できあがった』もの。
それを持っている自分が、新しいモカに申し訳ないような気持ちになったりして、それがブレーキになって『焦がれる』ことを難しくしてしまいそうな場面もあったのだけど。
『妹』なのだから、『おねえちゃんは持っていて当然、妹はいまからね』というふうに思考を那智正させてくれる。
これは、わたしの自尊心と、那智さんがモカに手をかけることに対して『イヤな嫉妬』にならずに済むのだ。(一進一退は繰り返してますけどね^^;)
そして、これもとっても重要なことなんだけど。
モカは、その『できるおねえちゃん、まだいまはできない妹』ポジションを楽しんでくれている。
できないことでいじけたり拗ねたりしないで、わたしと張り合おうともしないでいてくれるいるのだ(もしくは、しないようにカンペキに見せてくれている)
これは、後々那智さんと話し合い、モカ自身のエントリーなどを読んで、再確認させてもらったこと。
父性たっぷりのお父さん、お姉さんのわたし、ふたりを尊重してふたりに可愛がられる妹
とんでもなく倒錯した世界ではあるけれど、那智さんの直感した『これしかない関係』。
恐らく、那智さんは『親子、姉妹』の関係を打ち出したときに、この青写真が描けていたのだ。
だからこそ、那智さんの裁量でスタートさせた。
わたしはただただそれに従い、その場では必死なだけだった。
モカはとても驚いただろう。
でも、その場で決断してくれた。
「仲間に入れてください」と表明してくれた。
不思議な高揚感。
お酒の勢いも手伝って、夜の街を那智さんを真ん中に両方から腕を組む。
さてさて、この関係、どうなっていくのだろう。
とにかく、この時、わたしは絶対に我慢しないと決めた。
これから先ずっと続く那智さんとの間に一点の『シミ』も残したくない。
そして、このちょっと傷ついていたモカにも幸せになってもらいたい。
だから、ほろ酔いになりながら、期待と不安の半分半分な気持ちで。
ああ、明日から、まずは那智さんととことん話し合い、ふたりの共通意識作りをしなくちゃな〜と、目の前の大きな山を見上げて大きなため息の気分。
ため息をつきながらも、わたしは我慢をしちゃぁいけないんだともう一度自分に言い聞かせるのだ。
そして翌日から、この関係の骨組み作りがはじまるのだった。
とりあえず『モカ』の連続は、この骨組み作りまで続けます。
もう少しお付き合いくださいね〜^^
確かに。
わたしは『焦がれたい』とずっとお願いしていた。
叶えてくれないと感情的になってしまうほど、お願いしていた。
そして期待したくないあまり『しようと思う』ではなくて『する』と決めたときに言ってくださいとお願いしていた。
本人はそこまで意識していたのはどうかわからないけど、那智さんはその通りにしてくれたのだ。
晴天の霹靂な提案に驚き、那智さんの意図を読み取ろうとする。
ひとり加える。
でも、それは女性としてではなく『妹』として。
那智さんがお父さんになり、わたしがお姉さん。
那智さんの話すビジョンを聞きながら、わたしは一生懸命いろんな回路を繋げて、那智さんの思う3人のメリットを組み立てようとしていた。
もともと、わたしは那智さんに対して『娘』の部分も持っている。
だから、それに対してかなりほとんど違和感なくいられる。
モカもわたしの『6歳児』にとても共感や憧れを抱いていてくれたから、普通の人よりハードルは低いかもしれない。
何より、モカは相手探しや自分探しにとても疲れているようだった。
もしかしたら『女』でいることを一旦お休みすることは悪いことではないのではないか。(性的なことする矛盾は置いといてください!!)
そして心地よい関係を知ってもらって、次パートナーを見つける下地を作るのだ。
異国の珍味をおいしいと思うには、まずその味を知り堪能しないといけない。
彼女に『知らない心地よさ』を味わってもらうのだ。
かつて、つい自分を低くして相手を見下す恋愛ばかりしていたわたしは、尊重し合い対等でいられる心地よさを教えてもらい、その経験が、いま『自分の好き』を選べるようになっている。
こんなふうに、モカにも前に進むための『帰る場所』ができてもいいよね。
那智さんは?
そりゃあ、この可愛らしい子を父性で包み成長させるなんて、那智さん的嗜好の人にはメリットしかないだろう(笑)
というのは、半分冗談で(もちろん半分本当^^)。
とにかく那智さんはここを好きでいてくれる人、関わってくれる人に幸せでいてほしいという気持ちがとても強い。
これも那智さんのいうところの『社会性』だろう。
そしてなにより、『りん子の願いを叶える』ことは大きな満足のひとつだ。
きっと、那智さんとわたしの幸福のために、この子も巻き込んで尚かつ幸せにするための設定が『姉妹』だったのだ。
わたしはどうだろう。
長年望んでいた『焦がれ』をこの子で叶えることができるのだろうか。
漠然と『女』ではなく『妹』ということに、これは嫉妬の種類が違うかもしれないと思うくらいで、あとはなんだか必死だった。
なにが必死だったかというと。
那智さんの意図を読み取り、それを遂行しようという同化。
(これはね、長年で培ってしまった『那智さんの意志はわたしの意志』という『下』の任務遂行忠誠の心理)
それと、モカにぜーーーったい無理をさせてはいけないという心配。
断ったらいけないかなとか、断ったらこの先気まずくなっちゃうかなとか、そんなことはぜったい思ってほしくなかった。
いま、この状態で一番立場が弱いのは彼女だ。
彼女の気持ちを尊重することに、とにかく必死だった。
那智さんはモカが『お付き合い』してくれるんじゃ満足しない。
モカは我慢せず、この関係を楽しんでもらわないといけない。
だから、那智さんの意図を読み取り補足の言葉を挟み。
ぜったいに無理しないで、いやなことはいやと言わないといけない、そして、いりん子れを断ったとしてもこの出会いになんら支障はないと、何度もモカにフォローしていた。
そして、これらの必死は那智さんとモカのためだけではなく、実は回り回ってわたしのためでもあったのだ。
この関係は、自分以外の人の幸せが自分の幸せに繋がる。
那智さんが満足して、モカが心地よさを味わえば、わたしは焦がれ満たされる。
そして那智さんのいう『社会性』、わたしたちが『ここにいる』という実感にも繋がる。
そんな気持ちで、必死だった。
またいつか改めて書くけど。
後に、何度も再確認するのだが、『妹』というポジションはこの3人に於いて、かなりベストではないかというほど当てはまっている。
那智さんとわたしの間の『できあがった』もの。
それを持っている自分が、新しいモカに申し訳ないような気持ちになったりして、それがブレーキになって『焦がれる』ことを難しくしてしまいそうな場面もあったのだけど。
『妹』なのだから、『おねえちゃんは持っていて当然、妹はいまからね』というふうに思考を那智正させてくれる。
これは、わたしの自尊心と、那智さんがモカに手をかけることに対して『イヤな嫉妬』にならずに済むのだ。(一進一退は繰り返してますけどね^^;)
そして、これもとっても重要なことなんだけど。
モカは、その『できるおねえちゃん、まだいまはできない妹』ポジションを楽しんでくれている。
できないことでいじけたり拗ねたりしないで、わたしと張り合おうともしないでいてくれるいるのだ(もしくは、しないようにカンペキに見せてくれている)
これは、後々那智さんと話し合い、モカ自身のエントリーなどを読んで、再確認させてもらったこと。
父性たっぷりのお父さん、お姉さんのわたし、ふたりを尊重してふたりに可愛がられる妹
とんでもなく倒錯した世界ではあるけれど、那智さんの直感した『これしかない関係』。
恐らく、那智さんは『親子、姉妹』の関係を打ち出したときに、この青写真が描けていたのだ。
だからこそ、那智さんの裁量でスタートさせた。
わたしはただただそれに従い、その場では必死なだけだった。
モカはとても驚いただろう。
でも、その場で決断してくれた。
「仲間に入れてください」と表明してくれた。
不思議な高揚感。
お酒の勢いも手伝って、夜の街を那智さんを真ん中に両方から腕を組む。
さてさて、この関係、どうなっていくのだろう。
とにかく、この時、わたしは絶対に我慢しないと決めた。
これから先ずっと続く那智さんとの間に一点の『シミ』も残したくない。
そして、このちょっと傷ついていたモカにも幸せになってもらいたい。
だから、ほろ酔いになりながら、期待と不安の半分半分な気持ちで。
ああ、明日から、まずは那智さんととことん話し合い、ふたりの共通意識作りをしなくちゃな〜と、目の前の大きな山を見上げて大きなため息の気分。
ため息をつきながらも、わたしは我慢をしちゃぁいけないんだともう一度自分に言い聞かせるのだ。
そして翌日から、この関係の骨組み作りがはじまるのだった。
とりあえず『モカ』の連続は、この骨組み作りまで続けます。
もう少しお付き合いくださいね〜^^