緊急企画!!77のすき3
独特な幸福感
『77のすき』3日目です^^
これで半分。
それではいってみよう!!
21
枕になるお腹
22
変わらない
23
揺るがない
24
感情に上下がない
25
不機嫌を知らない
26
動揺を見せない
27
弱みを見せない
28
でも、わざと見せるときもある
29
ご機嫌な酔っ払いさん
30
わんこ
31
娘
32
女の子
33
他の人に向ける笑顔
34
鞭を振るっている最中に吸うタバコ
35
タバコを吸う角度
36
フェラチオをしているとき、わずかに見せる気持ちよさそうなリアクション
37
セックスのときの欲情のキス
38
痴人状態のわたしにする慈しみのキス
39
人前でキスしちゃうとき、ちょっぴり照れくさそうにする(けど、すぐ平気になっちゃうから、これは一瞬しか味わえない)
めちゃくちゃな人。
ほろ酔いのいい気分の夜。
帰り道。
ショッピングモールを横切って駅まで行こうとする。
あ〜、懐かしいな〜、昔きたことあるよ
たしかね、お好み焼き屋があったんだよな
もう20年かそこら前にここにあるお好み焼きを食べたのだそう。
それを食べたいと。
それをりん子に食べさせたいと。
いうことだ。
ホテルでけっこう飲んでつまんで、〆にハンバーガーまで食べたのに。
うう、那智さん、お腹空いてます?
フロアをウロウロ。
ないな〜、この辺だったと思うんだけどな〜
もうお腹いっぱいでしょ?那智さん
いーやーだー、りん子とたーべーたーい(笑)
わたしの手を引きずんずんと奥の方へ進む、わたしの発言なんて無視!!
むしろ、拒否の空気を出せば出すほど、探す方向になっている。
もう、これは空腹や食欲じゃない、意地(笑)
ふう、こうなっちゃうともう何を言ってもダメ。
那智さんは自分が酔っぱらいの理不尽をしていることを楽しんでいる。
昔の記憶をわたしに共有させたい気持ちもあるだろう。
万が一見つかったらきっと無理やり2人して食べることになるかもしれない。
とにかく那智さんが納得するまでお付き合いするしかない。
タイムリミットは伝えてある。
だからこうなっちゃったら、それを信じて楽しく従うしかないのだ。
探しまわることもたらふく食べることも、受け入れようと腹を括る(笑)
ホントに食べたいんじゃないんだよね。
それならフロアガイドを見ればいいわけで、探しまわることと共有させたいということを楽しんだのと、あとはただただ酔っぱらいさんの意地ってことだ。
ひと通りフロアを回って、ないな〜と納得して諦めた。
ふう、ひと安心^^;
ホームに降り、那智さんとわたしは反対方向の電車に乗る。
見ると一分違いで那智さんのほうが早い。
普段、こういう場合は、ほとんど必ず那智さんは一本遅らせてわたしを見送ってくれる。
もちろん普段は感謝しているのだけど、まあ、今日みたいな場合は先に電車が来たのだから那智さんが先に乗るのはぜんぜんかまわないと思っている。
でもご機嫌な酔っぱらいさんの理不尽モードは、ただ先に乗るだけでは済ましてくれなかったのだ!!
那智さんのほうが先に来ますよ、乗ってくださいね、わたしは一分後ですから
やーだー、りん子、送れよーー
はい、わたしのほうが遅いからお見送りできますよ
違うよー、○○まで送るのーー
そういってわたしの手を取り、さっさと那智さん側の列に並んでしまった。
はうう、はい、わかりました、従います。
タイムリミットは伝えてある。
もしそれを過ぎても、それは那智さんの責任だ。
だからわたしは委ね、従う。
那智さんは悪いようにはしない。
電車が滑り込む。
わたしが乗る反対側の電車が到着するアナウンスが流れる。
ドアが開き手を繋いだ那智さんはためらう様子もなく、わたしも一緒に電車に連れて入った。
黙って従う。
空いている席の前まで来て
じゃあね〜
と手を振り解放してくれた。
ご満足いただけた(笑)
小さく会釈して、急いで反対側に走り込んだ。
ぎりぎりセーフ^^
ほんと、めちゃくちゃな人だ。
わたしが信じて従うことを遊んでる。
自分の理不尽加減を楽しんでる。
本当の理不尽じゃない証拠にわたしが信じて従えば、本当に困るような事態にはしない。
ご機嫌な酔っぱらいさんの理不尽には、こちらも意地でも従い続けることが大事なのだ。
妙な意地の張り合いだ(笑)
わかっているけどさ〜、ほんと、めちゃくちゃな人。
わたしはそれにぶんぶん振り回されている。
まったくもう、やんなっちゃう。
まったくもう…楽しかったじゃないか^^
ヒヤヒヤしながらもそれを楽しいと思ってしまうわたしはずいぶん那智さんに洗脳されているのかもしれない^^
さあ、折り返し^^
もうちょっとだ、がんばろ〜!!
<関連エントりー>
酔っぱらいさん特集^^
『基本人格』
『朗読奴隷12』
『小学3年生』
『77のすき』3日目です^^
これで半分。
それではいってみよう!!
21
枕になるお腹
22
変わらない
23
揺るがない
24
感情に上下がない
25
不機嫌を知らない
26
動揺を見せない
27
弱みを見せない
28
でも、わざと見せるときもある
29
ご機嫌な酔っ払いさん
30
わんこ
31
娘
32
女の子
33
他の人に向ける笑顔
34
鞭を振るっている最中に吸うタバコ
35
タバコを吸う角度
36
フェラチオをしているとき、わずかに見せる気持ちよさそうなリアクション
37
セックスのときの欲情のキス
38
痴人状態のわたしにする慈しみのキス
39
人前でキスしちゃうとき、ちょっぴり照れくさそうにする(けど、すぐ平気になっちゃうから、これは一瞬しか味わえない)
めちゃくちゃな人。
ほろ酔いのいい気分の夜。
帰り道。
ショッピングモールを横切って駅まで行こうとする。
あ〜、懐かしいな〜、昔きたことあるよ
たしかね、お好み焼き屋があったんだよな
もう20年かそこら前にここにあるお好み焼きを食べたのだそう。
それを食べたいと。
それをりん子に食べさせたいと。
いうことだ。
ホテルでけっこう飲んでつまんで、〆にハンバーガーまで食べたのに。
うう、那智さん、お腹空いてます?
フロアをウロウロ。
ないな〜、この辺だったと思うんだけどな〜
もうお腹いっぱいでしょ?那智さん
いーやーだー、りん子とたーべーたーい(笑)
わたしの手を引きずんずんと奥の方へ進む、わたしの発言なんて無視!!
むしろ、拒否の空気を出せば出すほど、探す方向になっている。
もう、これは空腹や食欲じゃない、意地(笑)
ふう、こうなっちゃうともう何を言ってもダメ。
那智さんは自分が酔っぱらいの理不尽をしていることを楽しんでいる。
昔の記憶をわたしに共有させたい気持ちもあるだろう。
万が一見つかったらきっと無理やり2人して食べることになるかもしれない。
とにかく那智さんが納得するまでお付き合いするしかない。
タイムリミットは伝えてある。
だからこうなっちゃったら、それを信じて楽しく従うしかないのだ。
探しまわることもたらふく食べることも、受け入れようと腹を括る(笑)
ホントに食べたいんじゃないんだよね。
それならフロアガイドを見ればいいわけで、探しまわることと共有させたいということを楽しんだのと、あとはただただ酔っぱらいさんの意地ってことだ。
ひと通りフロアを回って、ないな〜と納得して諦めた。
ふう、ひと安心^^;
ホームに降り、那智さんとわたしは反対方向の電車に乗る。
見ると一分違いで那智さんのほうが早い。
普段、こういう場合は、ほとんど必ず那智さんは一本遅らせてわたしを見送ってくれる。
もちろん普段は感謝しているのだけど、まあ、今日みたいな場合は先に電車が来たのだから那智さんが先に乗るのはぜんぜんかまわないと思っている。
でもご機嫌な酔っぱらいさんの理不尽モードは、ただ先に乗るだけでは済ましてくれなかったのだ!!
那智さんのほうが先に来ますよ、乗ってくださいね、わたしは一分後ですから
やーだー、りん子、送れよーー
はい、わたしのほうが遅いからお見送りできますよ
違うよー、○○まで送るのーー
そういってわたしの手を取り、さっさと那智さん側の列に並んでしまった。
はうう、はい、わかりました、従います。
タイムリミットは伝えてある。
もしそれを過ぎても、それは那智さんの責任だ。
だからわたしは委ね、従う。
那智さんは悪いようにはしない。
電車が滑り込む。
わたしが乗る反対側の電車が到着するアナウンスが流れる。
ドアが開き手を繋いだ那智さんはためらう様子もなく、わたしも一緒に電車に連れて入った。
黙って従う。
空いている席の前まで来て
じゃあね〜
と手を振り解放してくれた。
ご満足いただけた(笑)
小さく会釈して、急いで反対側に走り込んだ。
ぎりぎりセーフ^^
ほんと、めちゃくちゃな人だ。
わたしが信じて従うことを遊んでる。
自分の理不尽加減を楽しんでる。
本当の理不尽じゃない証拠にわたしが信じて従えば、本当に困るような事態にはしない。
ご機嫌な酔っぱらいさんの理不尽には、こちらも意地でも従い続けることが大事なのだ。
妙な意地の張り合いだ(笑)
わかっているけどさ〜、ほんと、めちゃくちゃな人。
わたしはそれにぶんぶん振り回されている。
まったくもう、やんなっちゃう。
まったくもう…楽しかったじゃないか^^
ヒヤヒヤしながらもそれを楽しいと思ってしまうわたしはずいぶん那智さんに洗脳されているのかもしれない^^
さあ、折り返し^^
もうちょっとだ、がんばろ〜!!
<関連エントりー>
酔っぱらいさん特集^^
『基本人格』
『朗読奴隷12』
『小学3年生』
緊急企画!!77のすき4
独特な幸福感
折り返して4日目^^
那智さんの出張先では『薬指の刺青』は見られないのですって。
旧のほうは大丈夫らしいのだけど。
そんなに有害?(笑)
ということで那智さんは帰国したたまとめ読み^^
もうちょっとお付き合いくださいーい!!
40
乳首を弾く指
41
首の後ろに回す手
42
胸に顔をくっつけて体勢を変えるときに顔が離れないように頭を押し付けてくれている
43
どんなときでも楽しもうとしてくれる姿勢
44
旅行
45
一緒に乗る電車
46
一緒に見る桜
47
一緒に見る海
48
一緒に見る雪
49
誤摩化さない
50
負けず嫌いさん
51
骨を取って魚を食べさせてくれる
52
アイスをすくって食べさせてくれようとして引っ込める
53
魚の唐揚げの小骨がちゃんと揚がっているか確かめてから食べさせてくれる
54
父性
55
先を見て悲しくならないように教えてくれる
56
ペットボトルで飲み物を飲む仕草とそこから口移しをしてくれる流れ
57
突拍子もないことを言ったときに『あのなぁ』の苦笑
58
ちょっと無理してくれるときの『しょーがねーなー』
痛くて泣いたり笑ったり。
気持ちよくて大騒ぎしたり。
ベッドに寝転んでぐた〜っとしている。
テーブルに置いてあるペットボトルを那智さんが手にした。
くいっと大きくひと口、口に流し入れた。
思わず腰に手を当ててるんじゃないかってほど、全裸でなかなか豪快です(笑)
自分の分と、わたしの分。
口移しで水分補給してくれた。
はじめて口移しで飲み物をもらったとき、ちょっと面食らった。
たしかはじめて会ったときかその次くらいのはずだ。(記憶の映像は二回目のホテルなんだよね)
いや、はじめて会った日におしっこ完飲しているのにお茶の口移しで面食らうのもなんだけど^^;
なんかね。
遠慮ないな〜って思ったの。
口移しって、ある程度付き合いもこなれて、お互いの愛情を確信できてからじゃないとちょっとためらう行為な気がしてね。
でも遠慮ない様子にすこし驚いた記憶があるんだ。
那智さんははじめて会ったときにおしっこを飲ませたときも『最初の9日間の電話で大丈夫だと思っていた』っていうんだ。
そりゃあ、わたしにとっては物凄い9日間だったけど、自分の骨格を総入れ替えするような時間だったので、ただただ必死で『大丈夫』なんて感じるヒマもなかったというのが正直なところ。
いつも、那智さんの後をついていっている。
ずっと那智さんの思考を追いかけている。
言われたことを実感するのは、いつもずっと後だ。
『大丈夫』だと実感したのもしばらく経ってから。
あれから、何度もペットボトルからお茶やポカリを飲む那智さんを見ている。
口移しだったり、そのままボトルを渡してくれたり。
そのときのちょっと特徴のある飲み方がわたしは好きだ。
きっと世界中でこの飲み方を知っている人間はわたしだけだろう。
ううん、目にしている人はたくさんいる。
じゃあ、こうだ。
きっと、あの飲み方に気づいて、それを心に留めることができているのは世界中でわたしだけだろう。
わたしは、こと那智さんに関して気づける目と留めておける心を持っていてラッキーだと思うのだ^^
さあ、あと一日。
那智さん、帰ってくる〜。
折り返して4日目^^
那智さんの出張先では『薬指の刺青』は見られないのですって。
旧のほうは大丈夫らしいのだけど。
そんなに有害?(笑)
ということで那智さんは帰国したたまとめ読み^^
もうちょっとお付き合いくださいーい!!
40
乳首を弾く指
41
首の後ろに回す手
42
胸に顔をくっつけて体勢を変えるときに顔が離れないように頭を押し付けてくれている
43
どんなときでも楽しもうとしてくれる姿勢
44
旅行
45
一緒に乗る電車
46
一緒に見る桜
47
一緒に見る海
48
一緒に見る雪
49
誤摩化さない
50
負けず嫌いさん
51
骨を取って魚を食べさせてくれる
52
アイスをすくって食べさせてくれようとして引っ込める
53
魚の唐揚げの小骨がちゃんと揚がっているか確かめてから食べさせてくれる
54
父性
55
先を見て悲しくならないように教えてくれる
56
ペットボトルで飲み物を飲む仕草とそこから口移しをしてくれる流れ
57
突拍子もないことを言ったときに『あのなぁ』の苦笑
58
ちょっと無理してくれるときの『しょーがねーなー』
痛くて泣いたり笑ったり。
気持ちよくて大騒ぎしたり。
ベッドに寝転んでぐた〜っとしている。
テーブルに置いてあるペットボトルを那智さんが手にした。
くいっと大きくひと口、口に流し入れた。
思わず腰に手を当ててるんじゃないかってほど、全裸でなかなか豪快です(笑)
自分の分と、わたしの分。
口移しで水分補給してくれた。
はじめて口移しで飲み物をもらったとき、ちょっと面食らった。
たしかはじめて会ったときかその次くらいのはずだ。(記憶の映像は二回目のホテルなんだよね)
いや、はじめて会った日におしっこ完飲しているのにお茶の口移しで面食らうのもなんだけど^^;
なんかね。
遠慮ないな〜って思ったの。
口移しって、ある程度付き合いもこなれて、お互いの愛情を確信できてからじゃないとちょっとためらう行為な気がしてね。
でも遠慮ない様子にすこし驚いた記憶があるんだ。
那智さんははじめて会ったときにおしっこを飲ませたときも『最初の9日間の電話で大丈夫だと思っていた』っていうんだ。
そりゃあ、わたしにとっては物凄い9日間だったけど、自分の骨格を総入れ替えするような時間だったので、ただただ必死で『大丈夫』なんて感じるヒマもなかったというのが正直なところ。
いつも、那智さんの後をついていっている。
ずっと那智さんの思考を追いかけている。
言われたことを実感するのは、いつもずっと後だ。
『大丈夫』だと実感したのもしばらく経ってから。
あれから、何度もペットボトルからお茶やポカリを飲む那智さんを見ている。
口移しだったり、そのままボトルを渡してくれたり。
そのときのちょっと特徴のある飲み方がわたしは好きだ。
きっと世界中でこの飲み方を知っている人間はわたしだけだろう。
ううん、目にしている人はたくさんいる。
じゃあ、こうだ。
きっと、あの飲み方に気づいて、それを心に留めることができているのは世界中でわたしだけだろう。
わたしは、こと那智さんに関して気づける目と留めておける心を持っていてラッキーだと思うのだ^^
さあ、あと一日。
那智さん、帰ってくる〜。
やっちゃった(笑)
独り言
わー。
わたし明日の分アップしちゃってた!!!
いま気づいて引っ込めました(#^.^#)
たぶん、もう何時間も経っているはず。
うう、もうそのままにしておいてもよかったのだけど、たぶん修さんは読んでいないから引っ込めます。
明朝何食わぬ顔で同じものが更新されますけどお許しくださーい。
ああ、もう、情けない( ; ; )
わー。
わたし明日の分アップしちゃってた!!!
いま気づいて引っ込めました(#^.^#)
たぶん、もう何時間も経っているはず。
うう、もうそのままにしておいてもよかったのだけど、たぶん修さんは読んでいないから引っ込めます。
明朝何食わぬ顔で同じものが更新されますけどお許しくださーい。
ああ、もう、情けない( ; ; )
緊急企画!!77のすき5
独特な幸福感
長いことお付き合いいただきました『77のすき』もいよいよラスト。
いってみよ〜^^
58
『いいこいいこ』の『いこいこ』くらいの発音
59
ぽんぽんと頭を撫でる
60
何かを教えてくれるときの口調
61
焼酎をドボドボってグラスに注ぐ勢い
62
痛いことするとき加減していてくれるけど遠慮しない
63
無遠慮にかき回す指
64
四つん這いの女を連れ歩く心臓
65
怯まない
66
責任感
67
優しい
68
とてもとても優しい
69
その分、他人に対して見限って後はきっと冷たい
70
オーダーメイドのワイシャツのしゅっとした感じ(うう、懐かしい^^)
71
いろいろな手招き
72
ぜんぜん世話が焼けないところととっても世話が焼けるとことの落差
73
相手に気を使わせない
74
ときどき感じる孤独
75
ハリネズミさん
76
上下の上でお父さんで那智さん
77
合うところ
楽しいものを見せるとき『見てご覧』と小さく手のひらをヒラヒラさせる。
(でもたいがいは、何もなかったりして遊ばれる^^;)
首筋を叩くようにしてわんこのわたしをもっと近くに呼び寄せる。
咀嚼して食べさせてくれるときは手のひらを上にして一度くいっと呼ぶ。
ベッドで右腕を広げるのは腕枕。
(これは手招きじゃなくて、腕招きだね^^)
深夜だった。
那智さんのお仕事場に潜入する。
ここは簡易ベッドやキッチンがついているので、今夜ここにお泊まり。
ただ可能性は限りなく低いけど誰かがいるかもしれなかった。
だから那智さんだけ先に入り口に行き、様子を伺うことにした。
道の角で待機。
こっそり覗く。
刑事ドラマみたいだ。
なんて呑気な感じじゃなかった。
わたしは、こういう誰かに見つかるかも!!みたいなドキドキは苦手なんだ。
けっこう真剣にドキドキしちゃう。
だから、このときも恐る恐る覗いていた。
角から15m先に那智さん。
ドアをチェックしている。
こちらを向いた。
大丈夫そうだ。
ホントに大丈夫?
いりん子の瞬間に誰か来るかも!?
小心者のわたしは最初の一歩がすぐに出せなかった。
大きく腕を振り下ろす。
下手投げみたいに。
体ごと、わたしを呼んだ。
『早く来い』だ。
ちょっとドキドキしてるけど、怖くない。
角から駆け出して急いで那智さんの元に走った。
もう何年前のことだろう。
いまでも、あの手招きを鮮明に憶えている。
もたついているわたしを急かしたつもりだったのでしょうけど。
その急かしている様子と那智さんのところに行く安心がうれしかった。
で、ただ単純に、あのめずらしい手招きがサマになってて『すき』だったから、よく憶えているんだ〜^^
さてさて、これで緊急企画『77のすき』もおしまいです。
今日の手招きの記憶をはじめ、エントリーにするには一瞬過ぎるな〜と心にストックしてあったワンシーンや思いを『77のすき』に絡めることで表に出すことができて、わたしは満足です^^
このほとんどどれにも同じような一瞬の思い出があるから、またいつか書きたくなったら引っぱり出してみよう。
那智さんは今日帰国。
帰ったら聞いてみよう、わたしのどこがすき?って。
答えはわかっている。
『合うところ』だ。
もう8年間、ずっと一貫してこれ^^
他にも聞きたい気もするけど、合うという感覚はこちらの努力ではどうにもならないことだとしたら、『本来のわたし』を指しているとも言えなくもないので、これはこれで満足なのだ。
それに、那智さんはわたしの『77のすき』を聞いてもきっと『ふ〜ん』で済んじゃうと思うけど、わたしはいちいち意識してしまいそう?とも思うので、やっぱり『合うところ』がいいのかもしれない、とも思う。
例え、何十回と同じ答えが返ってきても(笑)
もしかしたら那智さんの『合う』は77個なんかを軽く凌駕する『合う』なのかもしれない。
あ〜、でもやっぱり聞いてみたい^^
次回からはまた通常営業に戻ります^^
長いことお付き合いいただきました『77のすき』もいよいよラスト。
いってみよ〜^^
58
『いいこいいこ』の『いこいこ』くらいの発音
59
ぽんぽんと頭を撫でる
60
何かを教えてくれるときの口調
61
焼酎をドボドボってグラスに注ぐ勢い
62
痛いことするとき加減していてくれるけど遠慮しない
63
無遠慮にかき回す指
64
四つん這いの女を連れ歩く心臓
65
怯まない
66
責任感
67
優しい
68
とてもとても優しい
69
その分、他人に対して見限って後はきっと冷たい
70
オーダーメイドのワイシャツのしゅっとした感じ(うう、懐かしい^^)
71
いろいろな手招き
72
ぜんぜん世話が焼けないところととっても世話が焼けるとことの落差
73
相手に気を使わせない
74
ときどき感じる孤独
75
ハリネズミさん
76
上下の上でお父さんで那智さん
77
合うところ
楽しいものを見せるとき『見てご覧』と小さく手のひらをヒラヒラさせる。
(でもたいがいは、何もなかったりして遊ばれる^^;)
首筋を叩くようにしてわんこのわたしをもっと近くに呼び寄せる。
咀嚼して食べさせてくれるときは手のひらを上にして一度くいっと呼ぶ。
ベッドで右腕を広げるのは腕枕。
(これは手招きじゃなくて、腕招きだね^^)
深夜だった。
那智さんのお仕事場に潜入する。
ここは簡易ベッドやキッチンがついているので、今夜ここにお泊まり。
ただ可能性は限りなく低いけど誰かがいるかもしれなかった。
だから那智さんだけ先に入り口に行き、様子を伺うことにした。
道の角で待機。
こっそり覗く。
刑事ドラマみたいだ。
なんて呑気な感じじゃなかった。
わたしは、こういう誰かに見つかるかも!!みたいなドキドキは苦手なんだ。
けっこう真剣にドキドキしちゃう。
だから、このときも恐る恐る覗いていた。
角から15m先に那智さん。
ドアをチェックしている。
こちらを向いた。
大丈夫そうだ。
ホントに大丈夫?
いりん子の瞬間に誰か来るかも!?
小心者のわたしは最初の一歩がすぐに出せなかった。
大きく腕を振り下ろす。
下手投げみたいに。
体ごと、わたしを呼んだ。
『早く来い』だ。
ちょっとドキドキしてるけど、怖くない。
角から駆け出して急いで那智さんの元に走った。
もう何年前のことだろう。
いまでも、あの手招きを鮮明に憶えている。
もたついているわたしを急かしたつもりだったのでしょうけど。
その急かしている様子と那智さんのところに行く安心がうれしかった。
で、ただ単純に、あのめずらしい手招きがサマになってて『すき』だったから、よく憶えているんだ〜^^
さてさて、これで緊急企画『77のすき』もおしまいです。
今日の手招きの記憶をはじめ、エントリーにするには一瞬過ぎるな〜と心にストックしてあったワンシーンや思いを『77のすき』に絡めることで表に出すことができて、わたしは満足です^^
このほとんどどれにも同じような一瞬の思い出があるから、またいつか書きたくなったら引っぱり出してみよう。
那智さんは今日帰国。
帰ったら聞いてみよう、わたしのどこがすき?って。
答えはわかっている。
『合うところ』だ。
もう8年間、ずっと一貫してこれ^^
他にも聞きたい気もするけど、合うという感覚はこちらの努力ではどうにもならないことだとしたら、『本来のわたし』を指しているとも言えなくもないので、これはこれで満足なのだ。
それに、那智さんはわたしの『77のすき』を聞いてもきっと『ふ〜ん』で済んじゃうと思うけど、わたしはいちいち意識してしまいそう?とも思うので、やっぱり『合うところ』がいいのかもしれない、とも思う。
例え、何十回と同じ答えが返ってきても(笑)
もしかしたら那智さんの『合う』は77個なんかを軽く凌駕する『合う』なのかもしれない。
あ〜、でもやっぱり聞いてみたい^^
次回からはまた通常営業に戻ります^^
思考のお散歩
独り言
これから書くこと『どちらがいい』とか『どちらが大変』などというのではなく、思考の散歩を楽しんだだけという視点で読んでください^^
ある事情があってほぼ初対面の女性のお宅にあがらせてもらう機会があった。
わたし以外にも数人。
すこし髪に白いものが混じっていて恐らく50代半ばくらいだろう。
セルフレームのメガネにショートボブ、小さな身長からバイタリティが滲み出ているような人だった。
この女性、結婚歴は知らないのだけど現在は分譲マンションに一人暮らし。
招かれたマンションは彼女の財産というわけだ。
通されたリビングはダイニングテーブルと小さな円卓、テレビとサイドボードで手一杯、キッチンとあと何部屋あるかわからないが決して贅沢なマンションとは言い難いが、女性がひとりで暮らすには充分、彼女の城なんだろうなと感じられた。
あまりジロジロ見回すことは失礼だと思ったけど、つい興味を持って自分の視野に入るものだけチラッと観察させてもらった。
壁には何か可愛らしい飾り物があり、テレビ台には書類が並んでいた。
テレビの横にノートパソコン、小さなバスケットにキャンディが盛りつけて円卓に置かれていた。
とても不思議な感覚になった。
この女性を通して、この女性に自分を重ねて思いを馳せる。
それはわたしのまったく勝手な妄想、思考の散歩。
お邪魔した時間は夜だった。
小一時間で用事は済んで客人は帰っていく。
そのあとの夜の時間この女性(わたし)はどんなふうに過ごすのだろう。
きっと。
とても自由だ。
この女性(わたし)は自分で生計を立てている。
仕事が終わって自分の城に帰宅してから家事その他をこなす雑務はあれど、基本的に自由だ。
遅い夫の帰りを待って晩ご飯を作らなくてもいい、子供に明日の支度をさせそろそろ教えることが限界になってきている数学を見てやる必要もない(笑)
気が乗らなければビールと生野菜だけで済ませてしまえる。
眠ければ、いつ寝てしまってもいい。
あのノートパソコンは自由な夜の遊び相手だろうか。
広い草原で両手を広げて深呼吸するような解放感。
自由。
でも、それと同時に、同じくらいの孤独にも目を逸らすわけにはいくまい。
(孤独をどうか負の意味に取らないでね。孤高のほうが近い感覚です)
もちろん友達もいる、彼氏だっているかもしれない。
だけどこの夜も次の夜も、圧倒的な孤独が常にポケットの中にある。
わたしの知らない自由を手に入れることは同時にその孤独もポケットに入れて生きる覚悟が必要なんだろう。
生き方が多様化しているとはいえ、まだまだ保守的な日本社会では女性がひとりで生きることは、きっとほんのすこし大変かもしれない。
だけど、きっと、男性のひとりの自由よりも女性のそれのほうが解放感が大きい気がする。
そして孤独も同様に、しっかり立つパワーがより一層いると想像する。
大きな自由と大きな孤独を両手に抱えた日々。
それはわたしには想像でしか体験できないけれど、やけにリアルに感じた。
女性のお宅にお邪魔して不思議な感覚、そのなんて自由でなんて孤独な夜を妄想していた。
以前、独身の友達が『他人と一緒に暮らす苦労よりひとりで生きる苦労のほうが自分には合っている』と言っていた。
人生は選択の連続。
もちろん生まれ落ちたときから決まっていて選択できないこともあるけど、それでも選択する場面はたくさんある。
他人と暮らすこともひとりで選ぶことも、子供も仕事も、進むことも後戻りすることも、頑張ることも頑張らないことも、いろんなことを選択していまがある。
選んだ結果によっては、自分に文句つけたくなったり誰かを責めてしまいたくなったりしてしまいそうだけど、でも選択したのは自分だもんね。
わたしはわりと簡単に幸せを感じてしまうお手軽人間なので、自分の選択を悔やむことはあまりないのだけど、自分の選択では味わえない種類の自由と孤独を思考の散歩で味わわせてもらったちょっと面白い夜だった。
これから書くこと『どちらがいい』とか『どちらが大変』などというのではなく、思考の散歩を楽しんだだけという視点で読んでください^^
ある事情があってほぼ初対面の女性のお宅にあがらせてもらう機会があった。
わたし以外にも数人。
すこし髪に白いものが混じっていて恐らく50代半ばくらいだろう。
セルフレームのメガネにショートボブ、小さな身長からバイタリティが滲み出ているような人だった。
この女性、結婚歴は知らないのだけど現在は分譲マンションに一人暮らし。
招かれたマンションは彼女の財産というわけだ。
通されたリビングはダイニングテーブルと小さな円卓、テレビとサイドボードで手一杯、キッチンとあと何部屋あるかわからないが決して贅沢なマンションとは言い難いが、女性がひとりで暮らすには充分、彼女の城なんだろうなと感じられた。
あまりジロジロ見回すことは失礼だと思ったけど、つい興味を持って自分の視野に入るものだけチラッと観察させてもらった。
壁には何か可愛らしい飾り物があり、テレビ台には書類が並んでいた。
テレビの横にノートパソコン、小さなバスケットにキャンディが盛りつけて円卓に置かれていた。
とても不思議な感覚になった。
この女性を通して、この女性に自分を重ねて思いを馳せる。
それはわたしのまったく勝手な妄想、思考の散歩。
お邪魔した時間は夜だった。
小一時間で用事は済んで客人は帰っていく。
そのあとの夜の時間この女性(わたし)はどんなふうに過ごすのだろう。
きっと。
とても自由だ。
この女性(わたし)は自分で生計を立てている。
仕事が終わって自分の城に帰宅してから家事その他をこなす雑務はあれど、基本的に自由だ。
遅い夫の帰りを待って晩ご飯を作らなくてもいい、子供に明日の支度をさせそろそろ教えることが限界になってきている数学を見てやる必要もない(笑)
気が乗らなければビールと生野菜だけで済ませてしまえる。
眠ければ、いつ寝てしまってもいい。
あのノートパソコンは自由な夜の遊び相手だろうか。
広い草原で両手を広げて深呼吸するような解放感。
自由。
でも、それと同時に、同じくらいの孤独にも目を逸らすわけにはいくまい。
(孤独をどうか負の意味に取らないでね。孤高のほうが近い感覚です)
もちろん友達もいる、彼氏だっているかもしれない。
だけどこの夜も次の夜も、圧倒的な孤独が常にポケットの中にある。
わたしの知らない自由を手に入れることは同時にその孤独もポケットに入れて生きる覚悟が必要なんだろう。
生き方が多様化しているとはいえ、まだまだ保守的な日本社会では女性がひとりで生きることは、きっとほんのすこし大変かもしれない。
だけど、きっと、男性のひとりの自由よりも女性のそれのほうが解放感が大きい気がする。
そして孤独も同様に、しっかり立つパワーがより一層いると想像する。
大きな自由と大きな孤独を両手に抱えた日々。
それはわたしには想像でしか体験できないけれど、やけにリアルに感じた。
女性のお宅にお邪魔して不思議な感覚、そのなんて自由でなんて孤独な夜を妄想していた。
以前、独身の友達が『他人と一緒に暮らす苦労よりひとりで生きる苦労のほうが自分には合っている』と言っていた。
人生は選択の連続。
もちろん生まれ落ちたときから決まっていて選択できないこともあるけど、それでも選択する場面はたくさんある。
他人と暮らすこともひとりで選ぶことも、子供も仕事も、進むことも後戻りすることも、頑張ることも頑張らないことも、いろんなことを選択していまがある。
選んだ結果によっては、自分に文句つけたくなったり誰かを責めてしまいたくなったりしてしまいそうだけど、でも選択したのは自分だもんね。
わたしはわりと簡単に幸せを感じてしまうお手軽人間なので、自分の選択を悔やむことはあまりないのだけど、自分の選択では味わえない種類の自由と孤独を思考の散歩で味わわせてもらったちょっと面白い夜だった。