触れる
独特な幸福感
ひとつまえのお話で「『100』の片鱗に触れるような感覚」という表現をした。「行為を数値で計ってしまうわたし」ってことを書いていたんだけど、その中のその表現がストンとわたしの心に落ちて、なんだか妙に納得してしまった。
SMがしたいと思って旅をしていたとき。
那智さんに出会う前に会った人たち。
その中でも3人目の人とは、ずいぶんコミュニケーションも取れてて「好きな人」だった。
だけど、その人の望んでいることとわたしの望んでいることが違うと、わたしが感じてしまってお別れした。
時間がかかったけど、その人はわたしの望む「S」じゃないと気が付いたのだ。
何が、わたしの望む「S」と違ったんだろう。
その人から感じられたのは「セックスのスパイスとしてのSM的行為」。
おもちゃを使ったり、ろうそくをしてみたり、縛ってみたり。
だけど、那智さんとだって、同じようなことをしてる。
いまでこそ、あとから思い出しても驚いてしまうようなことを那智さんとしてるけど、出会ったころしていたことは、その人と変わらない。
何が違うのだろう。
ずっと疑問だった。
もちろん、やってることがエスカレートしてくか、エスカレートの度合いが少ないかというわかりやすい違いはある。
だけど、その人だってやることが大胆になっていくところもあったし、逆に那智さんだって同じようなことが繰り返されたり、戻ったりはあるから、それだけでは納得できなかった。
ひとつ前のお話を書いていて、その「100の片鱗に触れる感覚」の有無が違うんだって思ったの。
「やることがすごい」からというほうがわかりやすいし、まったくの感覚的なことだから伝えづらいのだけど。
この感覚が腑に落ちてしまった。
「今度○○しようね」
そういう会話はSMのパートナーの間ではよく出ると思う。
それは、その人とも出た。
なのになぜか寂しいと思ってた。
それは「セックスの刺激」だったからだ。
きっと、わたしの望む「S」(那智さん)は、「100の片鱗」に触れさせてくれる人だ。
そして、自分も「100」を持っている。
わたしに「100」に触れさせているとき、自分の「100」にも同時に触れている。
その共感や一体感を感じることができるのだ。
わたしにとって「セックスの刺激」では、ずっと先にある妄想の「100の片鱗」に触れる満足感は得られなかったんだ。
だから、同じような行為をしてても寂しかった。
「ずっと先にある妄想」、それを持っているということは、あまり正しくないとずっと思ってた。
それを持つことに罪悪感を感じ、でも、消し去ることができずに持て余していた。
それに、ちょっとでも触れさせてくれる。
「S」も同じようなものを持っているから、理解し受け入れ手を取ってそっと触らせてくれるのだ。
そして、それが「わたしが望んでいるから」ではなくて、「S」も触りたいとわかるから、罪悪感を感じないでいい。
那智さんとわたしの「100」は一緒じゃないかもしれない。
でも、2人とも、ずっと先にぼんやりと光る「100」を抱えている。
同じ光を見てるとは限らないけど、持て余し抱えていたものに「いっせーの、せっ」で触れる。
わたしが怖くて手を引っ込めていると、那智さんが一歩先に行って、手を取ってそっと触らせてくれる、そんな感じだ。
この一体感を持つことができる「S」が、わたしのほしいものだったのだろう。
もちろん、そんなの最初からわかってるわけじゃないし、那智さんと付き合い出しても、まだわかってなかったかもしれない。
もっというと、那智さんの光はわたしが灯したとも思ってる(笑)
那智さんには、ろうそくかコンセントがあって、わたしが火かプラグを使って灯した。(これが相乗効果^^)
ただ、もとの「ろうそく」を那智さんが持っていたのだと思う。
那智さん自身も言ってるけど、そこ(ろうそく)は見ないようにしていたらしい。(わたしが見せちゃった^^)
見てみたら、悪くなかったでしょ?那智さん。
だって、最初から一緒に触れるわたしがいるんだもの。
よく「あなたのM性を引き出す」なんて誘い文句を聞くけど、わたしは那智さんの「S性を引き出した」の!?
それは驚き、そして、やっぱり嬉しい。
でも、一旦明かりが灯ったら、これがけっこうまぶしいやつだったのよね、那智さんの^^;…お外でわんこのあと、アスファルトで擦り剥けた膝小僧を眺めながら、ため息をつき、そう思う。
うーん、「ただの変態同士だから」の一言で片付けられるお話だったかな?
ひとつまえのお話で「『100』の片鱗に触れるような感覚」という表現をした。「行為を数値で計ってしまうわたし」ってことを書いていたんだけど、その中のその表現がストンとわたしの心に落ちて、なんだか妙に納得してしまった。
SMがしたいと思って旅をしていたとき。
那智さんに出会う前に会った人たち。
その中でも3人目の人とは、ずいぶんコミュニケーションも取れてて「好きな人」だった。
だけど、その人の望んでいることとわたしの望んでいることが違うと、わたしが感じてしまってお別れした。
時間がかかったけど、その人はわたしの望む「S」じゃないと気が付いたのだ。
何が、わたしの望む「S」と違ったんだろう。
その人から感じられたのは「セックスのスパイスとしてのSM的行為」。
おもちゃを使ったり、ろうそくをしてみたり、縛ってみたり。
だけど、那智さんとだって、同じようなことをしてる。
いまでこそ、あとから思い出しても驚いてしまうようなことを那智さんとしてるけど、出会ったころしていたことは、その人と変わらない。
何が違うのだろう。
ずっと疑問だった。
もちろん、やってることがエスカレートしてくか、エスカレートの度合いが少ないかというわかりやすい違いはある。
だけど、その人だってやることが大胆になっていくところもあったし、逆に那智さんだって同じようなことが繰り返されたり、戻ったりはあるから、それだけでは納得できなかった。
ひとつ前のお話を書いていて、その「100の片鱗に触れる感覚」の有無が違うんだって思ったの。
「やることがすごい」からというほうがわかりやすいし、まったくの感覚的なことだから伝えづらいのだけど。
この感覚が腑に落ちてしまった。
「今度○○しようね」
そういう会話はSMのパートナーの間ではよく出ると思う。
それは、その人とも出た。
なのになぜか寂しいと思ってた。
それは「セックスの刺激」だったからだ。
きっと、わたしの望む「S」(那智さん)は、「100の片鱗」に触れさせてくれる人だ。
そして、自分も「100」を持っている。
わたしに「100」に触れさせているとき、自分の「100」にも同時に触れている。
その共感や一体感を感じることができるのだ。
わたしにとって「セックスの刺激」では、ずっと先にある妄想の「100の片鱗」に触れる満足感は得られなかったんだ。
だから、同じような行為をしてても寂しかった。
「ずっと先にある妄想」、それを持っているということは、あまり正しくないとずっと思ってた。
それを持つことに罪悪感を感じ、でも、消し去ることができずに持て余していた。
それに、ちょっとでも触れさせてくれる。
「S」も同じようなものを持っているから、理解し受け入れ手を取ってそっと触らせてくれるのだ。
そして、それが「わたしが望んでいるから」ではなくて、「S」も触りたいとわかるから、罪悪感を感じないでいい。
那智さんとわたしの「100」は一緒じゃないかもしれない。
でも、2人とも、ずっと先にぼんやりと光る「100」を抱えている。
同じ光を見てるとは限らないけど、持て余し抱えていたものに「いっせーの、せっ」で触れる。
わたしが怖くて手を引っ込めていると、那智さんが一歩先に行って、手を取ってそっと触らせてくれる、そんな感じだ。
この一体感を持つことができる「S」が、わたしのほしいものだったのだろう。
もちろん、そんなの最初からわかってるわけじゃないし、那智さんと付き合い出しても、まだわかってなかったかもしれない。
もっというと、那智さんの光はわたしが灯したとも思ってる(笑)
那智さんには、ろうそくかコンセントがあって、わたしが火かプラグを使って灯した。(これが相乗効果^^)
ただ、もとの「ろうそく」を那智さんが持っていたのだと思う。
那智さん自身も言ってるけど、そこ(ろうそく)は見ないようにしていたらしい。(わたしが見せちゃった^^)
見てみたら、悪くなかったでしょ?那智さん。
だって、最初から一緒に触れるわたしがいるんだもの。
よく「あなたのM性を引き出す」なんて誘い文句を聞くけど、わたしは那智さんの「S性を引き出した」の!?
それは驚き、そして、やっぱり嬉しい。
でも、一旦明かりが灯ったら、これがけっこうまぶしいやつだったのよね、那智さんの^^;…お外でわんこのあと、アスファルトで擦り剥けた膝小僧を眺めながら、ため息をつき、そう思う。
うーん、「ただの変態同士だから」の一言で片付けられるお話だったかな?
羞恥プレイだわ!
独り言
わたしの通うスポーツクラブが最近リニューアルをした。
ひさしぶりに行ってみると、マシンの配置が変わり、新しいものも増えている。
わあ、かわってる!!景色が違ってちょっと慌ててる。
いつもの自転車漕ぎの場所にそれがない、移動して、しかも新しいものになってる。
まず自転車などの有酸素運動を10分から15分、そのあと筋トレ…最後にまた有酸素運動。
決められたプログラムに従い、毎回まず最初に自転車に直行するのだ。
手順通りにはするけど、筋トレの本数はちょこちょこ減らしてる。
まじめにやってる風で実はサボってる、わたしらしいな、だって成果は「わたしはやってるという満足感」だけだもんね^^;
新しいので操作方法を教えてもらって、しばらく漕ぐ。
リズムに乗ってしゃかしゃかと良い気分で、リニューアルされたフロアを眺める。
すると、いままで血圧測定器などが置かれていた隅の方の壁際に見慣れないものを発見。
「えっ!?、え〜〜〜〜!!」世に言う「二度見」ってやつを思わず心の中でしてしまった(いや、ほんとにしたかも^^;)
通販番組などでお馴染みの「ロデオ○○」ってやつだ。
それが、壁際にお地蔵さんのようにずら〜っと10体、違う、10台ほど鎮座しているじゃないですか!!
フィットネスクラブで「ロデオ○○」!?
それって、いいの?
いや、いいんだよね、だって他のマシンだって効率良く鍛えるためにあるんだから、あれで鍛えてもいいんだよね…。
でも、眉唾の通販番組を見てるみたいで、なんだかとっても苦笑いな景色だったのだ。
まだリニューアルしたてで浸透してなかったのか、そのときは誰もそれには乗らずに、ほんと鎮座してた。
それから、何度か通うたび、なんだか気になってそのお地蔵さんたちをチェックしてしまう、わたし。
すると徐々に跨がる人が増えてきてる。
「あ〜あ、乗っちゃってるよ…」的な感じで観察してしまう。
隣り合わせたり、ふたつ空けたりしながら、みんなゆらゆらしてる。
バーを握る人、器用にバランスを取って雑誌を読む人。
チラッと見ては、わたしが照れ臭くなってしまってる。
「りん子さん、プログラム更新してますか!?」
最後の有酸素運動で自転車を漕いでると、インストラクターが声をかけてきた。
「はい〜、さぼりながら^^;」
そういって、来る度にハンコを押してもらってる紙を見せる。
「先週は忙しくって、一回も来られませんでした^^;」
ハンコの日付がまるまる一週間抜けてるから、ちょっと言い訳。
「りん子さん、時間がないときは『ロデオ○○』だけでもやっていかれたらいいですよ!!」
物凄く明るく言われる。
「ええ!?そうなの?」
「はい!!あれを15分だけ乗って帰るだけでも違いますよ!!!」
「ほんとに?あれって、効果あるんですか…?」(疑いの目)
「はい!!15分乗るだけで、ウォーキング一時間の効果がある!!、と言われています。^^;」
そこーっ!!最後のところ!!重要なとこでしょ!!
「と言われています」なんて、急に自信なさげに苦笑しながら言うな!!
あんな、恥ずかしいもの、「と言われています」なんて曖昧な信憑性でできるわけないでしょ!!
と、言いつつ。
「15分でウォーキング一時間」の甘い誘惑がわたしを誘う。
15分だよ、15分。たった15分羞恥に耐えるだけで、骨盤矯正、お腹周りの引き締め、ウォーキング一時間相当のカロリー消費!?(と言われている)
ああ、でも、だめ。
やっぱり恥ずかしいよ。あの姿、馬に乗ってるわけじゃないのに、馬に乗ってる風が恥ずかしいよ。
そりゃ、フィットネスクラブ自体、全体的に恥ずかしいけど。
自転車進んでないのに漕いでたり、エスカレーターを逆走して遊ぶ子供みたいにその場で延々と走ってたり。
なんか、みんな自分の世界で照れ臭いよね(わたしもそのひとりなんだけど)
だけど、やっぱり、あれは一番恥ずかしい。
なにが恥ずかしいかって、あの独特な動きに合わせて、しれっとしてなきゃいけないのよ。
フロアのほうを向いて、雑誌読んだりしながら、時々バランス崩して「おおお」みたいになったり、またしれっと戻ったり^^;
ダメ、バカみたいに自意識過剰のわたしには、恥ずかしくてできない。
そして、なにより、あのゆさゆさグラインドする腰の動きが照れ臭過ぎてできない!!……そんなこと恥ずかしくて口が裂けても言えないけど。
わたしの通うスポーツクラブが最近リニューアルをした。
ひさしぶりに行ってみると、マシンの配置が変わり、新しいものも増えている。
わあ、かわってる!!景色が違ってちょっと慌ててる。
いつもの自転車漕ぎの場所にそれがない、移動して、しかも新しいものになってる。
まず自転車などの有酸素運動を10分から15分、そのあと筋トレ…最後にまた有酸素運動。
決められたプログラムに従い、毎回まず最初に自転車に直行するのだ。
手順通りにはするけど、筋トレの本数はちょこちょこ減らしてる。
まじめにやってる風で実はサボってる、わたしらしいな、だって成果は「わたしはやってるという満足感」だけだもんね^^;
新しいので操作方法を教えてもらって、しばらく漕ぐ。
リズムに乗ってしゃかしゃかと良い気分で、リニューアルされたフロアを眺める。
すると、いままで血圧測定器などが置かれていた隅の方の壁際に見慣れないものを発見。
「えっ!?、え〜〜〜〜!!」世に言う「二度見」ってやつを思わず心の中でしてしまった(いや、ほんとにしたかも^^;)
通販番組などでお馴染みの「ロデオ○○」ってやつだ。
それが、壁際にお地蔵さんのようにずら〜っと10体、違う、10台ほど鎮座しているじゃないですか!!
フィットネスクラブで「ロデオ○○」!?
それって、いいの?
いや、いいんだよね、だって他のマシンだって効率良く鍛えるためにあるんだから、あれで鍛えてもいいんだよね…。
でも、眉唾の通販番組を見てるみたいで、なんだかとっても苦笑いな景色だったのだ。
まだリニューアルしたてで浸透してなかったのか、そのときは誰もそれには乗らずに、ほんと鎮座してた。
それから、何度か通うたび、なんだか気になってそのお地蔵さんたちをチェックしてしまう、わたし。
すると徐々に跨がる人が増えてきてる。
「あ〜あ、乗っちゃってるよ…」的な感じで観察してしまう。
隣り合わせたり、ふたつ空けたりしながら、みんなゆらゆらしてる。
バーを握る人、器用にバランスを取って雑誌を読む人。
チラッと見ては、わたしが照れ臭くなってしまってる。
「りん子さん、プログラム更新してますか!?」
最後の有酸素運動で自転車を漕いでると、インストラクターが声をかけてきた。
「はい〜、さぼりながら^^;」
そういって、来る度にハンコを押してもらってる紙を見せる。
「先週は忙しくって、一回も来られませんでした^^;」
ハンコの日付がまるまる一週間抜けてるから、ちょっと言い訳。
「りん子さん、時間がないときは『ロデオ○○』だけでもやっていかれたらいいですよ!!」
物凄く明るく言われる。
「ええ!?そうなの?」
「はい!!あれを15分だけ乗って帰るだけでも違いますよ!!!」
「ほんとに?あれって、効果あるんですか…?」(疑いの目)
「はい!!15分乗るだけで、ウォーキング一時間の効果がある!!、と言われています。^^;」
そこーっ!!最後のところ!!重要なとこでしょ!!
「と言われています」なんて、急に自信なさげに苦笑しながら言うな!!
あんな、恥ずかしいもの、「と言われています」なんて曖昧な信憑性でできるわけないでしょ!!
と、言いつつ。
「15分でウォーキング一時間」の甘い誘惑がわたしを誘う。
15分だよ、15分。たった15分羞恥に耐えるだけで、骨盤矯正、お腹周りの引き締め、ウォーキング一時間相当のカロリー消費!?(と言われている)
ああ、でも、だめ。
やっぱり恥ずかしいよ。あの姿、馬に乗ってるわけじゃないのに、馬に乗ってる風が恥ずかしいよ。
そりゃ、フィットネスクラブ自体、全体的に恥ずかしいけど。
自転車進んでないのに漕いでたり、エスカレーターを逆走して遊ぶ子供みたいにその場で延々と走ってたり。
なんか、みんな自分の世界で照れ臭いよね(わたしもそのひとりなんだけど)
だけど、やっぱり、あれは一番恥ずかしい。
なにが恥ずかしいかって、あの独特な動きに合わせて、しれっとしてなきゃいけないのよ。
フロアのほうを向いて、雑誌読んだりしながら、時々バランス崩して「おおお」みたいになったり、またしれっと戻ったり^^;
ダメ、バカみたいに自意識過剰のわたしには、恥ずかしくてできない。
そして、なにより、あのゆさゆさグラインドする腰の動きが照れ臭過ぎてできない!!……そんなこと恥ずかしくて口が裂けても言えないけど。
最良の選択1
非日常的な日常
前から、割と「二者択一」をさせてくれる那智さん。
最近は、特に頻度が高くなってる気がする。
「選ばせてあげるんだから、優しいだろ?」
確かに、人間同士の付き合いなんだもの「選択の自由」がないほうがおかしい。
でも、SMに関しては「選択の自由」がないほうが「優しい」と思うことも、ある。
だって、選ぶということで、わたしの「好み」を公表してしまうようで恥ずかしい。
「それ、したかったんだ〜」ってことになっちゃう。
こういう「Mの意志」を楽しんで選ばせるSの方には多く見られると思うのですが、那智さんもそう。
「二者択一」の二者が、「白と黒」とかじゃないの。
「黒と真っ黒」…もう一声!!「真っ黒とどす黒い」なんて感じの「二者択一」^^
どっちを選んでも結局黒じゃん!!とツッコミたくなるような選択肢を与えたくれる。
この日の二者択一は、わんこ。(久しぶり?またまたわんこ話です^^)
いつものホテル街に向かう途中のコンビニ。(わんこ話や制服話でお世話になってます)
『コンビニ前から角までをリードに引かれて四つん這いで歩く』
『坂の下からホテルまでを四つん這いで歩く、人通りが少ないからそこで餌を食べるか、電柱におしっこをする』
そのコンビニからホテル街へ入る角まで約15m、普通の歩道と並ぶように駐車スペースがある。
多分歩道ではなくて、駐車スペースを通ると思うけど、一般道路なので多少の差はあれ人通りは確実にあるから人からは丸見え!!
その角を曲がってから、ホテルまで30mゆるやかな上り坂になってる。
ホテル街なので人通りはまばらだけど、0じゃないし背後には一般道路が横切ってるから気付く人はいるはず。
そこで餌!!もしくはおしっこ!!!
まずは、このふたつを「選ばせてくれた」のだ。
もう!!どっちも厳しいじゃないですか!!
「黒と真っ黒」だよぉ。
でも、でも、どちらかと言えば、人目が少ないほうがいい。
ホテル街のあの道は人通り0の時もあるし、百歩譲って「ホテル街だから、ごめんなさい、変だけど許して!!」という気持ちになれるかもしれない。
そう思って、「坂のほうで」と申し出る。
「へぇ〜。」
那智さん、意外そう。
早く終わるほうを選ぶと思ったらしい。
だって、周りを驚かせることは避けたいもの。
「ほんとは見てほしいんだろ〜」とか「そんなに長くわんこでいたいんだ!?」という那智さんのいじわるが聞こえてきそうですが、そこは無視して^^:
「じゃあ、坂の途中で餌を食べるのと、電柱に足上げておしっこするのと、どっちがいい?好きなほうでいいよ。」
「おしっこする時、見えちゃいますよ!!それっていけないんでしょ!?」
「まあ、一瞬だから、許してもらお♪」(許されるか〜!!)
許されるどうこうじゃなくて、電柱におしっこ…、そんなこと人前でしちゃいけません(泣)
「出なかったら?」
「出るまで待つ(笑)」
「餌は、何ですか?」
「何がいい?お皿に入れて食べるんだよ。ハンバーガーかな、プリンかな。」
「え!?そんなしっかりお食事?」
「そう、当たり前じゃん。」
犬が飼い主の手から食べさせてもらってるおやつみたいな物ありますよね?
あんな感じで、一瞬手から食べるだけかと思ってたの。
ということは、けっこうな時間そこに四つん這いで食べつづけなきゃいけないじゃないですか。
ああ、「真っ黒とどす黒い」。
受話器を片手に答えに窮していると。
「そろそろ帰るよ、一晩考えてな^^」
「ま、待ってください、那智さん!!」
「じゃ、おやすみ〜」
「いや〜切らないで〜!!!(ぷちっ)」
ああ、どうしよう、そんな真っ黒い選択肢を与えられて、わたしは一晩どちらを選ぶか考えないといけないんだ。
困った…那智さんがしてくれることは嬉しい。
きっとこれも「片鱗に触れさせて」くれることだ。
「そんなことさせるなら、お別れします!!」なんて言わないのだから、わたしの中の何人かは喜んじゃってるんだよね、それもわかってる。
でも、拭い去れない常識や恐怖。
それに勝るほどの、喜び。
葛藤。
とっても怖くて、とっても嬉しくて、震えるような葛藤だ。
どちらも怖い。
どちらを選ぼう。
那智さんが決めてくれたほうが、楽なんだけどな…。
選ばせてくれて、考えさせてくれるために電話を切っちゃう、なんて優しい那智さんなんでしょ…。
前から、割と「二者択一」をさせてくれる那智さん。
最近は、特に頻度が高くなってる気がする。
「選ばせてあげるんだから、優しいだろ?」
確かに、人間同士の付き合いなんだもの「選択の自由」がないほうがおかしい。
でも、SMに関しては「選択の自由」がないほうが「優しい」と思うことも、ある。
だって、選ぶということで、わたしの「好み」を公表してしまうようで恥ずかしい。
「それ、したかったんだ〜」ってことになっちゃう。
こういう「Mの意志」を楽しんで選ばせるSの方には多く見られると思うのですが、那智さんもそう。
「二者択一」の二者が、「白と黒」とかじゃないの。
「黒と真っ黒」…もう一声!!「真っ黒とどす黒い」なんて感じの「二者択一」^^
どっちを選んでも結局黒じゃん!!とツッコミたくなるような選択肢を与えたくれる。
この日の二者択一は、わんこ。(久しぶり?またまたわんこ話です^^)
いつものホテル街に向かう途中のコンビニ。(わんこ話や制服話でお世話になってます)
『コンビニ前から角までをリードに引かれて四つん這いで歩く』
『坂の下からホテルまでを四つん這いで歩く、人通りが少ないからそこで餌を食べるか、電柱におしっこをする』
そのコンビニからホテル街へ入る角まで約15m、普通の歩道と並ぶように駐車スペースがある。
多分歩道ではなくて、駐車スペースを通ると思うけど、一般道路なので多少の差はあれ人通りは確実にあるから人からは丸見え!!
その角を曲がってから、ホテルまで30mゆるやかな上り坂になってる。
ホテル街なので人通りはまばらだけど、0じゃないし背後には一般道路が横切ってるから気付く人はいるはず。
そこで餌!!もしくはおしっこ!!!
まずは、このふたつを「選ばせてくれた」のだ。
もう!!どっちも厳しいじゃないですか!!
「黒と真っ黒」だよぉ。
でも、でも、どちらかと言えば、人目が少ないほうがいい。
ホテル街のあの道は人通り0の時もあるし、百歩譲って「ホテル街だから、ごめんなさい、変だけど許して!!」という気持ちになれるかもしれない。
そう思って、「坂のほうで」と申し出る。
「へぇ〜。」
那智さん、意外そう。
早く終わるほうを選ぶと思ったらしい。
だって、周りを驚かせることは避けたいもの。
「ほんとは見てほしいんだろ〜」とか「そんなに長くわんこでいたいんだ!?」という那智さんのいじわるが聞こえてきそうですが、そこは無視して^^:
「じゃあ、坂の途中で餌を食べるのと、電柱に足上げておしっこするのと、どっちがいい?好きなほうでいいよ。」
「おしっこする時、見えちゃいますよ!!それっていけないんでしょ!?」
「まあ、一瞬だから、許してもらお♪」(許されるか〜!!)
許されるどうこうじゃなくて、電柱におしっこ…、そんなこと人前でしちゃいけません(泣)
「出なかったら?」
「出るまで待つ(笑)」
「餌は、何ですか?」
「何がいい?お皿に入れて食べるんだよ。ハンバーガーかな、プリンかな。」
「え!?そんなしっかりお食事?」
「そう、当たり前じゃん。」
犬が飼い主の手から食べさせてもらってるおやつみたいな物ありますよね?
あんな感じで、一瞬手から食べるだけかと思ってたの。
ということは、けっこうな時間そこに四つん這いで食べつづけなきゃいけないじゃないですか。
ああ、「真っ黒とどす黒い」。
受話器を片手に答えに窮していると。
「そろそろ帰るよ、一晩考えてな^^」
「ま、待ってください、那智さん!!」
「じゃ、おやすみ〜」
「いや〜切らないで〜!!!(ぷちっ)」
ああ、どうしよう、そんな真っ黒い選択肢を与えられて、わたしは一晩どちらを選ぶか考えないといけないんだ。
困った…那智さんがしてくれることは嬉しい。
きっとこれも「片鱗に触れさせて」くれることだ。
「そんなことさせるなら、お別れします!!」なんて言わないのだから、わたしの中の何人かは喜んじゃってるんだよね、それもわかってる。
でも、拭い去れない常識や恐怖。
それに勝るほどの、喜び。
葛藤。
とっても怖くて、とっても嬉しくて、震えるような葛藤だ。
どちらも怖い。
どちらを選ぼう。
那智さんが決めてくれたほうが、楽なんだけどな…。
選ばせてくれて、考えさせてくれるために電話を切っちゃう、なんて優しい那智さんなんでしょ…。
最良の選択2
非日常的な日常
翌朝。
朝の電話で、今日の待ち合わせの確認など。
おしっこを選んだことを伝える。
だって…、昨日の電話のシミュレーションでは、お皿に盛った何かを食べるときは「犬は四つん這いのままだろ〜。むしろちょっとお尻を上げて食べるよね。だから、正座して伏せて食べるなんてことは、ないな。」と言われていた。
確かに、ほんとの犬はお尻を上げたまま食べるけど、わたしは人間なんだもん、アスファルトの上でそんな体勢で手を使わずにお皿に顔を埋めて、ハンバーガーを食べ続ける勇気はないですよ。
ほんというと、那智さんの手から「かりかりおやつ」みたいなのを食べるっていうことには、ちょっと「うっとり」したけど。
おしっこなら、食べるよりも時間は短いはず。
足も、尻尾も、洋服も全部濡れてしまうかもしれないけど、それは那智さんに洗ってもらってきれいにしてもらう。
そこは、思いっきり委ねてしまって、「責任放棄」!!(この責任放棄は、放棄すまでは大変だけど、してからは幸せ^^)
こうやって、文章にしてると冷静そうだけど、実際にこの段階では困ってはいるものの、どこかで他人事のように感じているんだ。
「無理です!!」なんてぎゃーぎゃー言ってるけど、「ほんとにするの?まさかね」と半信半疑で現実逃避してるみたい。
すごいことを目の前に突きつけられるまで、自分の心を疑って「妄想」の域から抜け出さないで逃げてる。
どちらかというと、その「妄想」が心を捉えて離さないといった感じで酔ってる部分が多い。
その朝の電話では、数時間後に訪れる「すごいこと」の前に、別なことを突きつけられた。
また、選ばせる。
「パンツ脱いでおいで、今日は短いスカートじゃない?それなら、家から、途中で脱ぐのはなし。それとも会ってから脱ぐ?自分ででもいいし、俺に脱がしてほしい?好きなのを選んでおいで。」
前回、下着を着けないことを指示されたときは短いスカートの予定だったので、危険を考えて待ち合わせた駅で脱ぐという指示だった。
だけど、今日は短くないから、家から。
もしくは、那智さんと待ち合わせて、時々遊ぶ「開店前のテナントビルの入り口」の奥まった場所で。
自分で脱ぐか、那智さんに脱がしてもらうか。
ああ、また、選択。
スカートの丈に問題がないから家から脱いでいくほうが、外で脱ぐより安全だ。
でも、ここでも「那智さんにしてもらう」という、わたしをうっとりとさせることが、一瞬判断を誤らせる。
電話を切ってから支度をする。
怖いけど、人に見られてしまうかもしれないけど、那智さんに脱がしてもらいたい。
ほんとに、わたしは「那智さんにしてもらう」ことが大好き。(これね、絶対「女の子」の部分)
だから、履いたままでいこう。
まだ「妄想」に酔ってる^^;
支度が整ってきて、そろそろ出かける時間。
手間取ってしまったから、急いで行かなきゃ!!
バタバタして、玄関でパンプスを履き、ここではじめて「目の前に突きつけられた」状態に。(遅いって!!)
「ああああ、やっぱり脱いでいこう。外で脱ぐのは、怖すぎる。」
時計を見る。
だめ、全然時間ない!!
ストッキングを脱いで下着を脱ぎ、また丁寧にストッキングを履く、時間さえない!!
慌てて、家を飛び出す。
「脱ぐなら家から」という指示を思い出して、家出ちゃった…諦める。
早足で駅に向いながら、この選択は自分の意志というより、不可抗力だよねなんて思う。
でも、自分で脱ぐのではなく、那智さんに脱がしてもらうことを選んでる。
これは不可抗力でもなんでもない。
自分で脱ぐほうが、那智さんが壁になってくれるかもしれないし早く脱げるし、安全なはず。
現実的な恐怖より妄想の喜びのほうが勝っちゃった。
まったくわたしったら…と思いながら電車に乗る。
細切れですね〜、すみません。
わんこまでは、まだかかります^^
翌朝。
朝の電話で、今日の待ち合わせの確認など。
おしっこを選んだことを伝える。
だって…、昨日の電話のシミュレーションでは、お皿に盛った何かを食べるときは「犬は四つん這いのままだろ〜。むしろちょっとお尻を上げて食べるよね。だから、正座して伏せて食べるなんてことは、ないな。」と言われていた。
確かに、ほんとの犬はお尻を上げたまま食べるけど、わたしは人間なんだもん、アスファルトの上でそんな体勢で手を使わずにお皿に顔を埋めて、ハンバーガーを食べ続ける勇気はないですよ。
ほんというと、那智さんの手から「かりかりおやつ」みたいなのを食べるっていうことには、ちょっと「うっとり」したけど。
おしっこなら、食べるよりも時間は短いはず。
足も、尻尾も、洋服も全部濡れてしまうかもしれないけど、それは那智さんに洗ってもらってきれいにしてもらう。
そこは、思いっきり委ねてしまって、「責任放棄」!!(この責任放棄は、放棄すまでは大変だけど、してからは幸せ^^)
こうやって、文章にしてると冷静そうだけど、実際にこの段階では困ってはいるものの、どこかで他人事のように感じているんだ。
「無理です!!」なんてぎゃーぎゃー言ってるけど、「ほんとにするの?まさかね」と半信半疑で現実逃避してるみたい。
すごいことを目の前に突きつけられるまで、自分の心を疑って「妄想」の域から抜け出さないで逃げてる。
どちらかというと、その「妄想」が心を捉えて離さないといった感じで酔ってる部分が多い。
その朝の電話では、数時間後に訪れる「すごいこと」の前に、別なことを突きつけられた。
また、選ばせる。
「パンツ脱いでおいで、今日は短いスカートじゃない?それなら、家から、途中で脱ぐのはなし。それとも会ってから脱ぐ?自分ででもいいし、俺に脱がしてほしい?好きなのを選んでおいで。」
前回、下着を着けないことを指示されたときは短いスカートの予定だったので、危険を考えて待ち合わせた駅で脱ぐという指示だった。
だけど、今日は短くないから、家から。
もしくは、那智さんと待ち合わせて、時々遊ぶ「開店前のテナントビルの入り口」の奥まった場所で。
自分で脱ぐか、那智さんに脱がしてもらうか。
ああ、また、選択。
スカートの丈に問題がないから家から脱いでいくほうが、外で脱ぐより安全だ。
でも、ここでも「那智さんにしてもらう」という、わたしをうっとりとさせることが、一瞬判断を誤らせる。
電話を切ってから支度をする。
怖いけど、人に見られてしまうかもしれないけど、那智さんに脱がしてもらいたい。
ほんとに、わたしは「那智さんにしてもらう」ことが大好き。(これね、絶対「女の子」の部分)
だから、履いたままでいこう。
まだ「妄想」に酔ってる^^;
支度が整ってきて、そろそろ出かける時間。
手間取ってしまったから、急いで行かなきゃ!!
バタバタして、玄関でパンプスを履き、ここではじめて「目の前に突きつけられた」状態に。(遅いって!!)
「ああああ、やっぱり脱いでいこう。外で脱ぐのは、怖すぎる。」
時計を見る。
だめ、全然時間ない!!
ストッキングを脱いで下着を脱ぎ、また丁寧にストッキングを履く、時間さえない!!
慌てて、家を飛び出す。
「脱ぐなら家から」という指示を思い出して、家出ちゃった…諦める。
早足で駅に向いながら、この選択は自分の意志というより、不可抗力だよねなんて思う。
でも、自分で脱ぐのではなく、那智さんに脱がしてもらうことを選んでる。
これは不可抗力でもなんでもない。
自分で脱ぐほうが、那智さんが壁になってくれるかもしれないし早く脱げるし、安全なはず。
現実的な恐怖より妄想の喜びのほうが勝っちゃった。
まったくわたしったら…と思いながら電車に乗る。
細切れですね〜、すみません。
わんこまでは、まだかかります^^
最良の選択3
非日常的な日常
混雑した電車の中で、人に見られないようにこそこそとメールを打つ。
だって、「那智さんに脱がしてほしいから履いてます。ほんとは脱ぐ時間がなかったのです。家を出たら脱いじゃだめだったから履いてます。脱がしてほしいのは本当だけど。」なんて打ってるんだもの、怪しい。
待ち合わせ場所について、いつもの「コの字」に奥まったところに移動する。
なんだか今日はいつもに増して人通りが多いような気がするよ〜。
道路にわたしが背を向けて立ち、その奥に那智さんが向かい合うように立つ。
わたし越しに、人の往来や視線を確認していてくれるのだ。
背を向けているから見えないけど、雑踏から感じる朝の人の往来の激しさに今更ながら怖くなってる。
「あの男がこっち見てるんだよな〜」
そんなこと言わないでください。怖いです。
「まあ、大丈夫か。」
そういってスカートの中に手を入れて、下着をお尻の下くらいまで下ろす。
だめ、今日は怖い。
那智さん忙しくて、こういうデート久しぶりだからかな、怖いながらもうっとりする感じにならない。
途中まで下ろして、那智さんがすっと道路側に移動した。
わたしを隠すように。
壁になっている。
誰かが、こちらを見たのかもしれない。
もう、怖くて怖くて、背を向けてうつむいているしかできない。
中途半端な状態で留まってる下着。
これじゃあ、歩いてその場を立ち去ることもできない。
脱ぐか、上げるか。
「那智さん、怖い。」
消え入るような声で訴える。
でも、この盾になってくれている状態のなんて幸せなことだろう。
わたしのほうが背が高いから、ちゃんと隠せているはずないのだけど、この背中がとっても頼もしい。
「大丈夫だな…。」
もう一度スカートに手を入れて、一気に下ろす。
大慌てで足首から下着を抜き取り、丸めてバッグに押し込む。
ああ、もう、とっても恥ずかしい!!!
一秒でも早く、この場からいなくなりたい。
恐怖と羞恥心と安堵で高揚して、足早にマ○○に向かう。
マ○○の3階。
男性の先客が一人。
でも、わたしたちと入れ違うようにいなくなった。
ああ、よかった、誰もいない。
今日は、外でわんこになるから、ここではすごいことにはならないだろう。
ほっと一息入れられるわ。
いや、もしかしたら、むしろ誰もいないここで「すごいこと」になったほうがいいかもしれない。
外で四つん這い、もしかしたら電柱におしっこ、そんなことが控えているんだもの、誰もいないここでならちょっと酷くても、そのほうがいいかもしれない。
ファンタジーとしては、人に見られたいという気持ちがないことはないと認めるけど、現実としてすることとは大きな差があるもの。
ここで、何かあれば、それで終わるかもしれないと、複雑な淡い期待が湧く。
尻尾を取り出して。
「ここで入れる?2階のトイレで入れる?どっちでもいいよ。」
また選ぶ。
「ここで入れます。」
1人で尻尾生やしたまま2階のフロアを横切って戻ってくる勇気はないからね、ここで入れる。
ローションを出してもらって、アナルパールの付いた尻尾をお尻に押し込んでいく。
急いで、でも、慌てないで。
誰も上がって来ないうちに、終わらせるんだ。
緊張して上手に入らない。
ひとつ、ふたつ、自分の手で押し込む。
那智さんがこちらを見てるのか、どうしてるのかもわからない。
自分のことで精一杯。
なんとか、全部入った。
ほっとする。
太腿の下に敷くようにして、上手い具合に座り直す。
嬉しい、尻尾。
いまやったこと、これから起こること、考えると足がすくむことばかりだけど、この尻尾が生えた瞬間は嬉しくて、ちょっと誇らしい^^
でも、我に返ってこれから起こるであろうことを思い出し、嬉しいなんて言ってられない!!
この日わたしは黒いワンピースを着ていた。
ミニではないけど膝より上の丈。
四つん這いで歩くことを考えたら長いスカートは履けないものね。
でも、タイトスカートなんだ。
ストレッチ素材だから、犬がおしっこをするみたいに片足を上げることは可能だけど、多分見えちゃう。
フレアスカートだと少しは隠れるかもしれないけど、このところ同じフレアスカートを何回か履いていたから、違う服にしてしまったのだ。
う〜ん、この短めの丈のタイトなシルエットのワンピースは、外でわんこ+おしっこにはまったく不向きだった!!
「立ってみて」
促されて立つ。
「わはは。かわいい、かわいい。」
那智さん、笑ってる。
いままで尻尾を付けた中で今日のワンピが一番短かったかもしれない。
ピョコンと出てる尻尾が丸見え状態だったのだ!!
「なんで、そんな短めの履いて来たの!?(笑)」
「だって、四つん這いになるから、長いのはダメじゃないですか。」
「そんなの少しまくり上げればいいじゃん。」
「…ああ、そうですね…。」
「いままでで一番目立つよ!!」
「…那智さん、尻尾なしにしたら、ダメですか!?」
「ダメだよ。だってね〜、犬だもんね〜。それにおしっこするなら、丸見えだよ(笑)」
「最近フレアスカート履いてたから…。同じような服装、那智さん嫌かなと思って…。那智さんのためにこのワンピにしたんです!!それに免じて尻尾なしにしてくださいませんか?」
あまりに目立ち、四つん這い以前にそこに行くまでの徒歩さえもとんでもなく恥ずかしい。
祈るようにお願いする。
「でも、秤にかけて、俺のためを選んでくれたんだよね?こうなることわかってて選んだよね?しょうがないね」
「ああ、でも、こんなに目立つなんて思ってませんでした(泣)」
さっきの下着を下ろす時もそうだったけど、なんだか今日はとても抵抗感がある。
いつも恐がっていてでも、「えい」ってなれる感覚がしないの。
困ったな〜、なんだか「素」のまんまだよ。
かなり、四の五の言って訴えるけど、却下。
立ち上がって那智さんがわたしのそばにくる。
手を入れて、確認する。
「濡れてるよ(笑)」
触られて気持ち良くされる。
ホテルの部屋じゃないところ、でも、人がいないところ。
階下からは人がいる気配がしてる。
そんな場所での愛撫は、一気に我を忘れてしまう。
気持ちいい、没頭する。
元の席に戻る。
向かい合わせに座ってる那智さんのことが、ほとんど気にならないくらいに、没頭したままだ。
ふわふわしてる。
ああ、よかった、これで「抵抗感」が少なくなる。
尻尾を出して歩いて、そのあとアスファルトの上で四つん這いになるのだから、ちょっとくらい「いっちゃってる」ほうが気が楽だ。
このふわふわが持続しますように。
「そういえば、○○日の予定だけどね。」
保留になっていた大事なことを、那智さんが話し出した。
ああ、それ、ちゃんと決めないといけなかったですよね。
予定を聞いて、簡単にスケジュールを組んだり、ちょっと事務的な会話。
ふう、と一息、ジュースを飲む。
「こんな話したから、素に戻っただろ?」
「…、あっ、はい。そうですね。(ほんとだ、残念)」
「わざとだよ。スイッチ入ったままだと面白くないからね。素に戻ったほうが、いっぱいいっぱいで面白いだろ!?」
信じられない!!
那智さんのいじわる!!
落としといて、引き上げる。
なんで落としたままにしておいてくれないの〜。
結局、また素に戻され、抵抗感は消えないままに、マ○○を出ることになる。
このまま、四つん這いになるのだろうか。
なんだか、今日は不安だ。
おまけ。
本編とは関係ないけど、わたしのブログを読んでるかたはもうお気付きだと思いますが、わたしはキーボードを叩くのがとっても下手で、よく打ち間違えをしてます。
気が付けば直してるけど、けっこう気付かずに出しちゃってるのもある(みたい)。
那智さんには「2回に1回はある」とまで言われているくらい。
だいたい変換キーを押して「変な漢字」になったら気付く(だから、ひらがなの間違い放置が多いかも?)。
すぐ直すけど、時々「おみごと!!」な打ち間違えをしていて、思わず残してしまいたくなっちゃうくらい^^;
ということで、今日はおまけで残します。
特別に色づけして^^
最後から3行目。
「抵抗感は消えないままに」と打とうとして「低股間は消えないままに」
低股間って…、どんな股間だろう…。
股間って文字、見るのも打つのも気恥ずかしいけど、「低」が付くことでなんだかちょっと真面目な印象になる?
「低体温」とか「低血圧」とか…「低股間」体の状態を表す言葉みたい、なんて打ち間違えてできた言葉で想像を膨らます。
「急性低股間症」なんてありそうじゃない、「家庭の医学」とかに載ってたりして…。
それとも、「低能」とか「低レベル」とか、文字通り低いものを蔑む言葉に使ったりして。
女王様に「おまえは低股間な男だね!!」なんて言われて萌えるなんてこと…ないか^^;
ああ、こういうくだらないことを考えてるのが、大好き^^
つい、だらだらと追記を繰り返してしまったわ。
こんな話じゃなくて、わんこの続きを書かなきゃだよね!?
混雑した電車の中で、人に見られないようにこそこそとメールを打つ。
だって、「那智さんに脱がしてほしいから履いてます。ほんとは脱ぐ時間がなかったのです。家を出たら脱いじゃだめだったから履いてます。脱がしてほしいのは本当だけど。」なんて打ってるんだもの、怪しい。
待ち合わせ場所について、いつもの「コの字」に奥まったところに移動する。
なんだか今日はいつもに増して人通りが多いような気がするよ〜。
道路にわたしが背を向けて立ち、その奥に那智さんが向かい合うように立つ。
わたし越しに、人の往来や視線を確認していてくれるのだ。
背を向けているから見えないけど、雑踏から感じる朝の人の往来の激しさに今更ながら怖くなってる。
「あの男がこっち見てるんだよな〜」
そんなこと言わないでください。怖いです。
「まあ、大丈夫か。」
そういってスカートの中に手を入れて、下着をお尻の下くらいまで下ろす。
だめ、今日は怖い。
那智さん忙しくて、こういうデート久しぶりだからかな、怖いながらもうっとりする感じにならない。
途中まで下ろして、那智さんがすっと道路側に移動した。
わたしを隠すように。
壁になっている。
誰かが、こちらを見たのかもしれない。
もう、怖くて怖くて、背を向けてうつむいているしかできない。
中途半端な状態で留まってる下着。
これじゃあ、歩いてその場を立ち去ることもできない。
脱ぐか、上げるか。
「那智さん、怖い。」
消え入るような声で訴える。
でも、この盾になってくれている状態のなんて幸せなことだろう。
わたしのほうが背が高いから、ちゃんと隠せているはずないのだけど、この背中がとっても頼もしい。
「大丈夫だな…。」
もう一度スカートに手を入れて、一気に下ろす。
大慌てで足首から下着を抜き取り、丸めてバッグに押し込む。
ああ、もう、とっても恥ずかしい!!!
一秒でも早く、この場からいなくなりたい。
恐怖と羞恥心と安堵で高揚して、足早にマ○○に向かう。
マ○○の3階。
男性の先客が一人。
でも、わたしたちと入れ違うようにいなくなった。
ああ、よかった、誰もいない。
今日は、外でわんこになるから、ここではすごいことにはならないだろう。
ほっと一息入れられるわ。
いや、もしかしたら、むしろ誰もいないここで「すごいこと」になったほうがいいかもしれない。
外で四つん這い、もしかしたら電柱におしっこ、そんなことが控えているんだもの、誰もいないここでならちょっと酷くても、そのほうがいいかもしれない。
ファンタジーとしては、人に見られたいという気持ちがないことはないと認めるけど、現実としてすることとは大きな差があるもの。
ここで、何かあれば、それで終わるかもしれないと、複雑な淡い期待が湧く。
尻尾を取り出して。
「ここで入れる?2階のトイレで入れる?どっちでもいいよ。」
また選ぶ。
「ここで入れます。」
1人で尻尾生やしたまま2階のフロアを横切って戻ってくる勇気はないからね、ここで入れる。
ローションを出してもらって、アナルパールの付いた尻尾をお尻に押し込んでいく。
急いで、でも、慌てないで。
誰も上がって来ないうちに、終わらせるんだ。
緊張して上手に入らない。
ひとつ、ふたつ、自分の手で押し込む。
那智さんがこちらを見てるのか、どうしてるのかもわからない。
自分のことで精一杯。
なんとか、全部入った。
ほっとする。
太腿の下に敷くようにして、上手い具合に座り直す。
嬉しい、尻尾。
いまやったこと、これから起こること、考えると足がすくむことばかりだけど、この尻尾が生えた瞬間は嬉しくて、ちょっと誇らしい^^
でも、我に返ってこれから起こるであろうことを思い出し、嬉しいなんて言ってられない!!
この日わたしは黒いワンピースを着ていた。
ミニではないけど膝より上の丈。
四つん這いで歩くことを考えたら長いスカートは履けないものね。
でも、タイトスカートなんだ。
ストレッチ素材だから、犬がおしっこをするみたいに片足を上げることは可能だけど、多分見えちゃう。
フレアスカートだと少しは隠れるかもしれないけど、このところ同じフレアスカートを何回か履いていたから、違う服にしてしまったのだ。
う〜ん、この短めの丈のタイトなシルエットのワンピースは、外でわんこ+おしっこにはまったく不向きだった!!
「立ってみて」
促されて立つ。
「わはは。かわいい、かわいい。」
那智さん、笑ってる。
いままで尻尾を付けた中で今日のワンピが一番短かったかもしれない。
ピョコンと出てる尻尾が丸見え状態だったのだ!!
「なんで、そんな短めの履いて来たの!?(笑)」
「だって、四つん這いになるから、長いのはダメじゃないですか。」
「そんなの少しまくり上げればいいじゃん。」
「…ああ、そうですね…。」
「いままでで一番目立つよ!!」
「…那智さん、尻尾なしにしたら、ダメですか!?」
「ダメだよ。だってね〜、犬だもんね〜。それにおしっこするなら、丸見えだよ(笑)」
「最近フレアスカート履いてたから…。同じような服装、那智さん嫌かなと思って…。那智さんのためにこのワンピにしたんです!!それに免じて尻尾なしにしてくださいませんか?」
あまりに目立ち、四つん這い以前にそこに行くまでの徒歩さえもとんでもなく恥ずかしい。
祈るようにお願いする。
「でも、秤にかけて、俺のためを選んでくれたんだよね?こうなることわかってて選んだよね?しょうがないね」
「ああ、でも、こんなに目立つなんて思ってませんでした(泣)」
さっきの下着を下ろす時もそうだったけど、なんだか今日はとても抵抗感がある。
いつも恐がっていてでも、「えい」ってなれる感覚がしないの。
困ったな〜、なんだか「素」のまんまだよ。
かなり、四の五の言って訴えるけど、却下。
立ち上がって那智さんがわたしのそばにくる。
手を入れて、確認する。
「濡れてるよ(笑)」
触られて気持ち良くされる。
ホテルの部屋じゃないところ、でも、人がいないところ。
階下からは人がいる気配がしてる。
そんな場所での愛撫は、一気に我を忘れてしまう。
気持ちいい、没頭する。
元の席に戻る。
向かい合わせに座ってる那智さんのことが、ほとんど気にならないくらいに、没頭したままだ。
ふわふわしてる。
ああ、よかった、これで「抵抗感」が少なくなる。
尻尾を出して歩いて、そのあとアスファルトの上で四つん這いになるのだから、ちょっとくらい「いっちゃってる」ほうが気が楽だ。
このふわふわが持続しますように。
「そういえば、○○日の予定だけどね。」
保留になっていた大事なことを、那智さんが話し出した。
ああ、それ、ちゃんと決めないといけなかったですよね。
予定を聞いて、簡単にスケジュールを組んだり、ちょっと事務的な会話。
ふう、と一息、ジュースを飲む。
「こんな話したから、素に戻っただろ?」
「…、あっ、はい。そうですね。(ほんとだ、残念)」
「わざとだよ。スイッチ入ったままだと面白くないからね。素に戻ったほうが、いっぱいいっぱいで面白いだろ!?」
信じられない!!
那智さんのいじわる!!
落としといて、引き上げる。
なんで落としたままにしておいてくれないの〜。
結局、また素に戻され、抵抗感は消えないままに、マ○○を出ることになる。
このまま、四つん這いになるのだろうか。
なんだか、今日は不安だ。
おまけ。
本編とは関係ないけど、わたしのブログを読んでるかたはもうお気付きだと思いますが、わたしはキーボードを叩くのがとっても下手で、よく打ち間違えをしてます。
気が付けば直してるけど、けっこう気付かずに出しちゃってるのもある(みたい)。
那智さんには「2回に1回はある」とまで言われているくらい。
だいたい変換キーを押して「変な漢字」になったら気付く(だから、ひらがなの間違い放置が多いかも?)。
すぐ直すけど、時々「おみごと!!」な打ち間違えをしていて、思わず残してしまいたくなっちゃうくらい^^;
ということで、今日はおまけで残します。
特別に色づけして^^
最後から3行目。
「抵抗感は消えないままに」と打とうとして「低股間は消えないままに」
低股間って…、どんな股間だろう…。
股間って文字、見るのも打つのも気恥ずかしいけど、「低」が付くことでなんだかちょっと真面目な印象になる?
「低体温」とか「低血圧」とか…「低股間」体の状態を表す言葉みたい、なんて打ち間違えてできた言葉で想像を膨らます。
「急性低股間症」なんてありそうじゃない、「家庭の医学」とかに載ってたりして…。
それとも、「低能」とか「低レベル」とか、文字通り低いものを蔑む言葉に使ったりして。
女王様に「おまえは低股間な男だね!!」なんて言われて萌えるなんてこと…ないか^^;
ああ、こういうくだらないことを考えてるのが、大好き^^
つい、だらだらと追記を繰り返してしまったわ。
こんな話じゃなくて、わんこの続きを書かなきゃだよね!?