苦戦
独り言
なかなか苦戦を強いられるお仕事だった。
20代前半、まだ若いからと年齢で括りたくはない。
さほど変わらない年齢でも気遣いができる人もいたじゃないか。
ただ、ついそう思いたくなるようなふたりだった。
まず、最初の顔合わせ。
この打ち合わせはまだ詳細を決めるものではないので、拘りや不安のあるカップルの場合は一時間くらいかかるけど、まあ30分もあればひとまず大丈夫なもの。
担当の打ち合わせの後に続けてわたしが顔合わせをするというスケジュールを挨拶の電話をしたときに決定していた。
担当が〜14:00までで、14:00〜わたしみたいな具合い。
ところが14:00過ぎても音沙汰ない。
多少前の打ち合わせが伸びることはあるから想定内と思っていると、14:10を回ったあたり担当が慌てて事務所に来て
りん子さん、ごめん!
レンタカー返さないといけないから14:20には出ないといけないんだって!!
えええ!?
レンタカー??
だいたい30分から一時間くらいと伝えてあったはずなんだけど。
たった10分^^;
まあ、詳しく決める段階ではないのでご挨拶だけでもできれば安心してもらえるからいいか。
と出だしからつまずく雰囲気。
次は本格的な打ち合わせもやってくれた。
進行やプロフィール紹介用にプロフィールの確認などを1時間半ほどかけて行うのだけど、まず、14:00からの打ち合わせに30分遅れてきた。
しかも、新婦は15:00からメイクリハを入れているから途中でいなくなるという。
1時間半はかかるって言っておいたよね^^;
この人たちは自分の披露宴だっていう自覚があるのだろうか!?
とりあえず、30分、新婦も同席のうちにおおまかな進行を決める。
あれこれ脱線するふたりを引き戻しながら、なんとか進行はメイクリハまでには終えた。
残るはプロフィールの確認。
後日メールでプロフィールの確認をしてもらう約束をして「あとはよろしく〜」と悪びれることなく席を立つ新婦を見送り、新郎とプロフィール紹介のため確認をした。
資料のプロフィールシートをもとに話しを進めるも、シートには新婦の現会社名しかかかれておらず、新郎は「新婦転勤したから、前の会社名がわからない」とのことだったので後日新婦にメールで確認することにして、ひとまず新郎に確認とインタビューを終えた。
で、後日原稿を作成しメールを送るのだけど、またこれが、ぜんぜん返信をくれないの!!
いちおう、『生年月日、出身地、学歴、職歴、趣味…』など紹介する項目はこれでいいですねと確認のメールをまず送った。
自分のスケジュールで切り上げるわりには、勝手に決められることには快く思わなさそうだったから原稿を送る前に項目だけ聞いておいたのだ。
で、それに返信がない。
職歴の部分「前勤務先も教えて」と書いているにも関わらず。
あまりしつこくするのもためらわれるから、しつこくならない程度に連絡をするけど、やっぱり返信をくれない。
しかたなく、原稿をメールするけど、それにも返信してくれない。
うう、なかなかモチベーション保てない^^;
祝福より『何事もなく終わる』に気持ちが傾きそう。
いまひとつ集中できない案件にだんだん低空飛行な気持ちになっていった。
それでも、しあわせな一日をお祝いする気持ちだけ、それだけでも『祝福の種』にできなくはない。
その一点に焦点を当て、プリントアウトしたプロフィール紹介の原稿を当日さっと読んでもらうことで事前確認できないフォローをすることにした。
当日。
顔なじみの介添えさんに事情を説明して挙式後の集合写真の後、新婦ベールアウトの前の短い時間写真室に入れてもらうようにお願いした。
集合写真が済んで急いで用紙を見せて確認をすれど、新婦は列席者に声をかけたりしてほとんど上の空。
あなた自分のプロフィールでしょ!!
頼む、ちょっとは『祝福の種』をくれ!!(笑)
で、とにかく職歴についてだけは指を指して、前会社を紹介するなら社名を教えてと念を押すと
あ、これ、前の会社、いまは『◯(株)』
と…。
えええ、資料の社名前の会社だったの!!!
ちゃんと直しておいてよ〜!!
でもって、新郎、新婦の勤め先くらい把握しててよ〜〜〜!!!
危なかった、やっぱりギリギリでも確認してよかった。
まったくもう、次から次へとテンション下げろと仕かけてくる。
いや、しかし、むしろギリギリで踏みとどまれるあたり、「わたしもまだいける」と若干の自画自賛もなきにしもあらずで、テンションどん底にはならずにすんだ。
もはや、最低限、プロとしてのテンション維持とわけわからない自画自賛でなんとか『祝福の種』を胸に披露宴はスタートした。
それでも、はじまってしまえば、良い雰囲気を作ろうとわたしなり気分を上げていかれるもの。
ぜんぜんコミュニケーション取れないふたりだったけど、自分が披露宴の一番のお客様状態なふたりだったけど、晴れの門出は、やっぱり祝福だ。
そんな気持ちになれるもの。
なれる、はず。
のつもり、だった。
だったのに〜〜〜〜。
敵の攻撃はまだ残っていた。
司会台の目の前の新郎友人席が、わたしの最後の一粒の『祝福の種』をもぎ取るのだ。
この友人席。
全員がそういうわけではないのだけど、ふたりほど『イヤな感じで人をからかう』人がいたの。
わかるかな。
ふたりがちょこちょこひとりの友人にちょっかい出したり、無理を言ったりして笑うの。
で、そういう人がふたりくらいいてしまうと、その場全体がそれに引っぱられる空気になるもので、わたし、そういうの苦手なのよ。
ひとりを笑いながらいじる様子を見れば見るほどテンション下がる。
昔からの友人たちで、それも許容の範囲なのかもしれないから、気にしてはいけないだけど、もう気になっちゃって、気になっちゃって、なんとか保っていたテンションも落ちまくり。
しまいには、サービススタッフにまでちょっとしたイタズラをして嘲笑しだしたのを見たら、もうダメ(笑)
ったく、ここは居酒屋じゃないんだよ!!
君たちは友達をお祝いする気はないか!!
なんとか保とうと努めたテンションもあえなく、撃沈。
さすがのわたしも、これじゃあ、良好なテンションは保てない。
もちろんプロなので手は抜かないよ。
だけど、ひたすら笑顔で時間が過ぎるのを待ってしまうようなお仕事だった。
たぶん、ここまでははじめてだなぁ。
基本はいつでも全力投球。
お手紙でうる、お母さんの涙でうるうる、どんな小さな種でも祝福は見つけられると豪語していたわたしだけど、無理なこともあった。
司会者のスキルとしてはイマイチだけど、『祝福の種』を見つけることに関してはけっこうイケてると思っていたけど、わたしもまだまだってことが身にしみただけでもよしとするか〜。
なかなか苦戦の一戦でした^^;
追伸
ということは、わたしはいつもはお客様に恵まれているんだなと、ちょっとキレイにまとめて、おしまい^^
<関連エントリー>
祝福の種いろいろ
限りなく素人に近い…
覚悟を決めるとき
接客業
普段通り
鳥肌
心を動かす力
ヘビーローテーション
困った〜〜〜
祝福の種
共感
新人さん
本当の心
いい人
母の愛
なかなか苦戦を強いられるお仕事だった。
20代前半、まだ若いからと年齢で括りたくはない。
さほど変わらない年齢でも気遣いができる人もいたじゃないか。
ただ、ついそう思いたくなるようなふたりだった。
まず、最初の顔合わせ。
この打ち合わせはまだ詳細を決めるものではないので、拘りや不安のあるカップルの場合は一時間くらいかかるけど、まあ30分もあればひとまず大丈夫なもの。
担当の打ち合わせの後に続けてわたしが顔合わせをするというスケジュールを挨拶の電話をしたときに決定していた。
担当が〜14:00までで、14:00〜わたしみたいな具合い。
ところが14:00過ぎても音沙汰ない。
多少前の打ち合わせが伸びることはあるから想定内と思っていると、14:10を回ったあたり担当が慌てて事務所に来て
りん子さん、ごめん!
レンタカー返さないといけないから14:20には出ないといけないんだって!!
えええ!?
レンタカー??
だいたい30分から一時間くらいと伝えてあったはずなんだけど。
たった10分^^;
まあ、詳しく決める段階ではないのでご挨拶だけでもできれば安心してもらえるからいいか。
と出だしからつまずく雰囲気。
次は本格的な打ち合わせもやってくれた。
進行やプロフィール紹介用にプロフィールの確認などを1時間半ほどかけて行うのだけど、まず、14:00からの打ち合わせに30分遅れてきた。
しかも、新婦は15:00からメイクリハを入れているから途中でいなくなるという。
1時間半はかかるって言っておいたよね^^;
この人たちは自分の披露宴だっていう自覚があるのだろうか!?
とりあえず、30分、新婦も同席のうちにおおまかな進行を決める。
あれこれ脱線するふたりを引き戻しながら、なんとか進行はメイクリハまでには終えた。
残るはプロフィールの確認。
後日メールでプロフィールの確認をしてもらう約束をして「あとはよろしく〜」と悪びれることなく席を立つ新婦を見送り、新郎とプロフィール紹介のため確認をした。
資料のプロフィールシートをもとに話しを進めるも、シートには新婦の現会社名しかかかれておらず、新郎は「新婦転勤したから、前の会社名がわからない」とのことだったので後日新婦にメールで確認することにして、ひとまず新郎に確認とインタビューを終えた。
で、後日原稿を作成しメールを送るのだけど、またこれが、ぜんぜん返信をくれないの!!
いちおう、『生年月日、出身地、学歴、職歴、趣味…』など紹介する項目はこれでいいですねと確認のメールをまず送った。
自分のスケジュールで切り上げるわりには、勝手に決められることには快く思わなさそうだったから原稿を送る前に項目だけ聞いておいたのだ。
で、それに返信がない。
職歴の部分「前勤務先も教えて」と書いているにも関わらず。
あまりしつこくするのもためらわれるから、しつこくならない程度に連絡をするけど、やっぱり返信をくれない。
しかたなく、原稿をメールするけど、それにも返信してくれない。
うう、なかなかモチベーション保てない^^;
祝福より『何事もなく終わる』に気持ちが傾きそう。
いまひとつ集中できない案件にだんだん低空飛行な気持ちになっていった。
それでも、しあわせな一日をお祝いする気持ちだけ、それだけでも『祝福の種』にできなくはない。
その一点に焦点を当て、プリントアウトしたプロフィール紹介の原稿を当日さっと読んでもらうことで事前確認できないフォローをすることにした。
当日。
顔なじみの介添えさんに事情を説明して挙式後の集合写真の後、新婦ベールアウトの前の短い時間写真室に入れてもらうようにお願いした。
集合写真が済んで急いで用紙を見せて確認をすれど、新婦は列席者に声をかけたりしてほとんど上の空。
あなた自分のプロフィールでしょ!!
頼む、ちょっとは『祝福の種』をくれ!!(笑)
で、とにかく職歴についてだけは指を指して、前会社を紹介するなら社名を教えてと念を押すと
あ、これ、前の会社、いまは『◯(株)』
と…。
えええ、資料の社名前の会社だったの!!!
ちゃんと直しておいてよ〜!!
でもって、新郎、新婦の勤め先くらい把握しててよ〜〜〜!!!
危なかった、やっぱりギリギリでも確認してよかった。
まったくもう、次から次へとテンション下げろと仕かけてくる。
いや、しかし、むしろギリギリで踏みとどまれるあたり、「わたしもまだいける」と若干の自画自賛もなきにしもあらずで、テンションどん底にはならずにすんだ。
もはや、最低限、プロとしてのテンション維持とわけわからない自画自賛でなんとか『祝福の種』を胸に披露宴はスタートした。
それでも、はじまってしまえば、良い雰囲気を作ろうとわたしなり気分を上げていかれるもの。
ぜんぜんコミュニケーション取れないふたりだったけど、自分が披露宴の一番のお客様状態なふたりだったけど、晴れの門出は、やっぱり祝福だ。
そんな気持ちになれるもの。
なれる、はず。
のつもり、だった。
だったのに〜〜〜〜。
敵の攻撃はまだ残っていた。
司会台の目の前の新郎友人席が、わたしの最後の一粒の『祝福の種』をもぎ取るのだ。
この友人席。
全員がそういうわけではないのだけど、ふたりほど『イヤな感じで人をからかう』人がいたの。
わかるかな。
ふたりがちょこちょこひとりの友人にちょっかい出したり、無理を言ったりして笑うの。
で、そういう人がふたりくらいいてしまうと、その場全体がそれに引っぱられる空気になるもので、わたし、そういうの苦手なのよ。
ひとりを笑いながらいじる様子を見れば見るほどテンション下がる。
昔からの友人たちで、それも許容の範囲なのかもしれないから、気にしてはいけないだけど、もう気になっちゃって、気になっちゃって、なんとか保っていたテンションも落ちまくり。
しまいには、サービススタッフにまでちょっとしたイタズラをして嘲笑しだしたのを見たら、もうダメ(笑)
ったく、ここは居酒屋じゃないんだよ!!
君たちは友達をお祝いする気はないか!!
なんとか保とうと努めたテンションもあえなく、撃沈。
さすがのわたしも、これじゃあ、良好なテンションは保てない。
もちろんプロなので手は抜かないよ。
だけど、ひたすら笑顔で時間が過ぎるのを待ってしまうようなお仕事だった。
たぶん、ここまでははじめてだなぁ。
基本はいつでも全力投球。
お手紙でうる、お母さんの涙でうるうる、どんな小さな種でも祝福は見つけられると豪語していたわたしだけど、無理なこともあった。
司会者のスキルとしてはイマイチだけど、『祝福の種』を見つけることに関してはけっこうイケてると思っていたけど、わたしもまだまだってことが身にしみただけでもよしとするか〜。
なかなか苦戦の一戦でした^^;
追伸
ということは、わたしはいつもはお客様に恵まれているんだなと、ちょっとキレイにまとめて、おしまい^^
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祝福の種いろいろ
限りなく素人に近い…
覚悟を決めるとき
接客業
普段通り
鳥肌
心を動かす力
ヘビーローテーション
困った〜〜〜
祝福の種
共感
新人さん
本当の心
いい人
母の愛
いろいろな日1
独特な幸福感
桜の開花に合わせたように会えた日。
なんだかてんこ盛りの一日だったので、覚え書き的にエントリー。
なんの変哲もないいつも通りの待ち合わせ。
朝からだったから適度な時間にホテルを出て飲みに出るという通常モードの予定だったから、飲みに行くお店だけ那智さんが選んだほかは特になにも予定していなかった。
ただ、ホテルに入ってからふたつほど『ちょっと気がかり』を片付けないといけなくて、それは通常モードとは違っていたけど、大きく予定という括りにおいては特筆すべき日ではないはずだった。
桜の開花はニュースになったけど、ここ数日花冷えが続いている。
今日もそんな日。
厚手のコートを着ていきたいけれど、3月も後半になっていてイマイチためらい、それほど厚着をぜずに出てしまった。
約束した時間の10分前に待ち合わせの場所に到着して、さすがにあと10分、吹きさらしの外で待つのは寒いと思い、開店前のショッピングセンターと駅を繋ぐ通路で少しでも寒さを凌いでいようと移動する。
で、移動してみたら風の通り道になっていて、むしろ寒い!!(笑)
これは無理と、いつもの待ち合わせ場所の外に移動しなおす。
さっきいただいた「出たよ〜」の連絡から換算して、おそらく那智さんも早めに到着しそうなので10分も待たないでいられそうだから、そんなに大ごとでもないしね^^
いつものショッピングセンターの壁沿いに到着すると同時に「到着です。」と那智さんから!
きゃあきゃあ、なんてタイミング!!
キョロキョロと辺りを見回す。
改札方面?
それともいつも那智さんが待っている辺り?(わたしの立ち位置よりいつも少し奥が那智さんの待機位置なのだ)
休煙中だから、喫煙所じゃないよね。
思いつく方向を見回すけれど見つけられず。
もしかして、ホームに着いたという意味だったのかな。
わたしもです。
と送った後
那智さん、どこー?
と打ち、ふと顔を上げた正面、キュイーーーンとターミネーターロックオン!!
15mほど先のベンチに那智さんが腰かけているではありませんか!!
ぱああと世界が鮮やかになり那智さんだけを見て駆けよるわたしはキラキラらぶらぶオーラを放出しまくっていただろう。
なんだよ〜、早く見つかっちゃったよ
もうちょっと遊ぼうかと思ったのに
「ここだよ〜」とか打って(笑)
ああ、その翻弄はヒリヒリしながらも(わたし、こういうとき自嘲しちゃうほど必死になっちゃうから、けっこうヒリヒリなのだ)魅力ではあります。
が、那智さん専門ターミネーターりん子は吸い寄せられるように簡単に見つけてしまうのも致し方なし^^
ちょっと残念、でも誇らしく、まとわりついてデートのはじまり^^
「等式」「いろいろな日1」感想です。2を待っての感想です、覚え書きと言いつつてんこ盛りの出来事、楽しみです。文体も旅行を思わせるような雰囲気でテンション上がります❗(笑)
桜の開花に合わせたように会えた日。
なんだかてんこ盛りの一日だったので、覚え書き的にエントリー。
なんの変哲もないいつも通りの待ち合わせ。
朝からだったから適度な時間にホテルを出て飲みに出るという通常モードの予定だったから、飲みに行くお店だけ那智さんが選んだほかは特になにも予定していなかった。
ただ、ホテルに入ってからふたつほど『ちょっと気がかり』を片付けないといけなくて、それは通常モードとは違っていたけど、大きく予定という括りにおいては特筆すべき日ではないはずだった。
桜の開花はニュースになったけど、ここ数日花冷えが続いている。
今日もそんな日。
厚手のコートを着ていきたいけれど、3月も後半になっていてイマイチためらい、それほど厚着をぜずに出てしまった。
約束した時間の10分前に待ち合わせの場所に到着して、さすがにあと10分、吹きさらしの外で待つのは寒いと思い、開店前のショッピングセンターと駅を繋ぐ通路で少しでも寒さを凌いでいようと移動する。
で、移動してみたら風の通り道になっていて、むしろ寒い!!(笑)
これは無理と、いつもの待ち合わせ場所の外に移動しなおす。
さっきいただいた「出たよ〜」の連絡から換算して、おそらく那智さんも早めに到着しそうなので10分も待たないでいられそうだから、そんなに大ごとでもないしね^^
いつものショッピングセンターの壁沿いに到着すると同時に「到着です。」と那智さんから!
きゃあきゃあ、なんてタイミング!!
キョロキョロと辺りを見回す。
改札方面?
それともいつも那智さんが待っている辺り?(わたしの立ち位置よりいつも少し奥が那智さんの待機位置なのだ)
休煙中だから、喫煙所じゃないよね。
思いつく方向を見回すけれど見つけられず。
もしかして、ホームに着いたという意味だったのかな。
わたしもです。
と送った後
那智さん、どこー?
と打ち、ふと顔を上げた正面、キュイーーーンとターミネーターロックオン!!
15mほど先のベンチに那智さんが腰かけているではありませんか!!
ぱああと世界が鮮やかになり那智さんだけを見て駆けよるわたしはキラキラらぶらぶオーラを放出しまくっていただろう。
なんだよ〜、早く見つかっちゃったよ
もうちょっと遊ぼうかと思ったのに
「ここだよ〜」とか打って(笑)
ああ、その翻弄はヒリヒリしながらも(わたし、こういうとき自嘲しちゃうほど必死になっちゃうから、けっこうヒリヒリなのだ)魅力ではあります。
が、那智さん専門ターミネーターりん子は吸い寄せられるように簡単に見つけてしまうのも致し方なし^^
ちょっと残念、でも誇らしく、まとわりついてデートのはじまり^^
「等式」「いろいろな日1」感想です。2を待っての感想です、覚え書きと言いつつてんこ盛りの出来事、楽しみです。文体も旅行を思わせるような雰囲気でテンション上がります❗(笑)
いろいろな日2
独特な幸福感
まとわりつく勢いでスタートした一日。
いつもの通りに軽く朝ご飯を和食屋さんでいただきホテルへ向かうテンションで信号を渡ろうとすると
どうする?
◯◯で桜見てみる?
まだぜんぜんダメだろうけど(笑)
行きは面倒だからタクシーで行って帰りはプラプラ歩いて戻ってこようかと思ってさ
ここから一駅分ほどの場所に大きな公園があるのだ。
1メーターで行かれるから行きはタクシー帰りはお散歩計画。
ああ、いいですね!!
まだお花見には早いけど、お散歩たのしい^^
結局、タクシー乗り場に向かうより電車のほうが手軽だし、公園直行ではなく駅から公園までも楽しめるということで電車で移動することに。
いつも会うところから一駅のこの駅はそれほど頻繁に訪れることはないけれど、印象に残っている出来事がいくつかある思い出の場所だ。
『ぬいぐるみ』を買ってもらったのもここだし、『夢見るころをすぎても』で再訪した場所でもある。
たしか、出会ってまだ間もないころ、お仕事で来た那智さんにお付き合いして朝イチの数十分だけご一緒したこともあった。
お茶するには時間が半端だったから、まだショップが開店する前の目抜き通りをただ一緒に歩いていた。
出会った頃を思い出すと、いつも「どうしてこんなに安心できるのだろう」という幸福な疑問とその人と離れなければならないことに慣れずにいる切なさがセットになってついてくる。
いまでも安心するし、離れるのは寂しいけれど、ずいぶんいろいろ理解し安定してきたいまに比べると、胸がきゅっとなる。
ぐるぐると朝の街を一緒に歩いた思い出は、そんな切なさを伴うものだった。
別れ際に駅前にキスをしたな〜なんてことまで思い出しながら^^;
公園に向かう途中にある神社にもよることにする。
自然豊かな広々とした空間は都会のど真ん中にあることを忘れてしまうほど。
この神社も出会ってまだそれほど経たない頃に一度訪れている。
あのときは帰りだった。
いまより早く帰らないといけない時期でいつもはホテルを出たらそのまま別れるのだけど、当時から『ホテル以外の時間は記憶に残る』と少しずつ思い出を増やしてくれた那智さんの意思で少し早めにホテルを出て、お散歩をしたのだ。
はじめて行くその神社は(わたし行ったことないところ多いのだ^^;)想像以上に美しかった。
特に本殿までの広々とした道のりが豊かで堂々としていた。
まだ夕方になる前の遅めの午後の傾きかけた光の中、砂利道のざりざりという音、木々の間から差し込むオレンジ色の日差しがすこし煙っているように見えて幻想的にさえ感じた。
むしろこちらのほうが思い出に残っている。
那智さんと一緒にいる安心と離れなければならないという切なさ、そして、『記憶に残そう』としてくれる優しい気持ちが厳かな空気に包まれていた記憶。
それをまた味わえる。
ひさしぶりに訪れたそこは朝イチだったこともあり、10年前よりさわやかな印象だった。
それと以前よりずっと外国人観光客が多くて、ちょっと不思議だった^^
それでも進めば進むほど、広さと高さを感じさせる木々に覆われた参道は以前と同じ荘厳さがある。
真っ青な空を背景にした緑豊かな木々は『うつくしい』のひと言に尽きる。
色、形、高さ、異なるものが乱立しているはずなのに自然の力によって見事な調和を保つ先に、今度は人間が作り出したシンメトリーの建造物が目の前に広がる。
どちらも『うつくしい』。
あり体に言ってしまえば、心が洗われるようだ。
うつくしいものを見るのって人の心を豊かにしてくれるね。
そんな気分でお参りをはじめるのでした^^
まだまだ続くよ〜。
<関連エントリー>
ぬいぐるみ
夢見る頃をすぎても5
「等式」「いろいろな日2」感想です。昔話が出てきますが、多分全てエントリーになっています。その一つ一つの出来事と今回も又、一つを重ねられていることを誇りに思うりん子の景色の描写は色まで思い出させてくれる。うれしいです。
まとわりつく勢いでスタートした一日。
いつもの通りに軽く朝ご飯を和食屋さんでいただきホテルへ向かうテンションで信号を渡ろうとすると
どうする?
◯◯で桜見てみる?
まだぜんぜんダメだろうけど(笑)
行きは面倒だからタクシーで行って帰りはプラプラ歩いて戻ってこようかと思ってさ
ここから一駅分ほどの場所に大きな公園があるのだ。
1メーターで行かれるから行きはタクシー帰りはお散歩計画。
ああ、いいですね!!
まだお花見には早いけど、お散歩たのしい^^
結局、タクシー乗り場に向かうより電車のほうが手軽だし、公園直行ではなく駅から公園までも楽しめるということで電車で移動することに。
いつも会うところから一駅のこの駅はそれほど頻繁に訪れることはないけれど、印象に残っている出来事がいくつかある思い出の場所だ。
『ぬいぐるみ』を買ってもらったのもここだし、『夢見るころをすぎても』で再訪した場所でもある。
たしか、出会ってまだ間もないころ、お仕事で来た那智さんにお付き合いして朝イチの数十分だけご一緒したこともあった。
お茶するには時間が半端だったから、まだショップが開店する前の目抜き通りをただ一緒に歩いていた。
出会った頃を思い出すと、いつも「どうしてこんなに安心できるのだろう」という幸福な疑問とその人と離れなければならないことに慣れずにいる切なさがセットになってついてくる。
いまでも安心するし、離れるのは寂しいけれど、ずいぶんいろいろ理解し安定してきたいまに比べると、胸がきゅっとなる。
ぐるぐると朝の街を一緒に歩いた思い出は、そんな切なさを伴うものだった。
別れ際に駅前にキスをしたな〜なんてことまで思い出しながら^^;
公園に向かう途中にある神社にもよることにする。
自然豊かな広々とした空間は都会のど真ん中にあることを忘れてしまうほど。
この神社も出会ってまだそれほど経たない頃に一度訪れている。
あのときは帰りだった。
いまより早く帰らないといけない時期でいつもはホテルを出たらそのまま別れるのだけど、当時から『ホテル以外の時間は記憶に残る』と少しずつ思い出を増やしてくれた那智さんの意思で少し早めにホテルを出て、お散歩をしたのだ。
はじめて行くその神社は(わたし行ったことないところ多いのだ^^;)想像以上に美しかった。
特に本殿までの広々とした道のりが豊かで堂々としていた。
まだ夕方になる前の遅めの午後の傾きかけた光の中、砂利道のざりざりという音、木々の間から差し込むオレンジ色の日差しがすこし煙っているように見えて幻想的にさえ感じた。
むしろこちらのほうが思い出に残っている。
那智さんと一緒にいる安心と離れなければならないという切なさ、そして、『記憶に残そう』としてくれる優しい気持ちが厳かな空気に包まれていた記憶。
それをまた味わえる。
ひさしぶりに訪れたそこは朝イチだったこともあり、10年前よりさわやかな印象だった。
それと以前よりずっと外国人観光客が多くて、ちょっと不思議だった^^
それでも進めば進むほど、広さと高さを感じさせる木々に覆われた参道は以前と同じ荘厳さがある。
真っ青な空を背景にした緑豊かな木々は『うつくしい』のひと言に尽きる。
色、形、高さ、異なるものが乱立しているはずなのに自然の力によって見事な調和を保つ先に、今度は人間が作り出したシンメトリーの建造物が目の前に広がる。
どちらも『うつくしい』。
あり体に言ってしまえば、心が洗われるようだ。
うつくしいものを見るのって人の心を豊かにしてくれるね。
そんな気分でお参りをはじめるのでした^^
まだまだ続くよ〜。
<関連エントリー>
ぬいぐるみ
夢見る頃をすぎても5
「等式」「いろいろな日2」感想です。昔話が出てきますが、多分全てエントリーになっています。その一つ一つの出来事と今回も又、一つを重ねられていることを誇りに思うりん子の景色の描写は色まで思い出させてくれる。うれしいです。
いろいろな日3
独特な幸福感
参道の自然から一転、規則正しい柱が立ち並ぶ景色に「うつくしいですね〜」とうっとり。
じゃあ、美しいところに縛ってあげようか!?(笑)
ああ、かつてのお城のときのよう。
調子に乗って
いいですね〜
と言った瞬間危険信号!!
いいですね〜…って言い過ぎって理解してますよ〜〜〜(笑)
ここでストップかけないと危険^^;
そうだね〜、危ないところだね〜
で、前がいい?後ろで縛るのがいい?
まだ引っぱる那智さん
妄想では、後ろが萌えですかね〜〜
まだ乗っかるわたし^^;
その後すぐ隣りに観光客の団体が来たので、柱に拘束お姫様妄想は中止。
ああ、俺、けっこうやる気だったんだけどな〜
さすがにできず、那智さん、すこしガッカリですが、わたしはひと安心だった。
そして、うつくしい世界から日常の雑踏に戻り、いざプレお花見に^^
公園は簡易トイレや臨時ゴミ収集所が設置されお花見体勢ではあったけれど、開花宣言が出された翌日の桜はまだまだツボミばかり。
遠くに見える桜の木々は濃い茶色がかったピンク色で覆われている。
そんな中、すぐ右手に一本の桜があり、ひと枝だけいくつも花が開いていて、ささやかなピンポイント花見スポットでできあがっていた。
わっとそこだけ明るい。
右に逸れるかまっすぐ行ってたくさんの桜のほうまで行ってみるか。
公園の出口はその中間にある。
長居をする花見ではないからあちこち行くほどでもない。
遠目にはほとんどツボミしか見えないけど近寄ってみたら、もう少しましかもしれないけど、ちょっとだけギャンブル。
どうする?
向こうにいってダメだったら残念ですから、ひとまずこれを見ておきますか?(笑)
右に逸れて一本のひと枝の数個の桜の花見を提案する。
『残念な思いにならないように』、この思考も那智さんから得たものだ。
もともと一緒にいる人と快適に過ごしたいという思いはあるほうだと思っているけど、那智さんも同じで、わたしより確実にそうなるように実行してくれる。
『悲しくならないように、残念な思いをさせないように』一歩踏み込む行動力はわたしの学んだことのひとつだ。
このときも、きっと同じ思考回路でいられたと思う。
ピンポイントで開いた桜を眺め、先のたくさんのほうに近寄ってみたら案の定ほとんどツボミだったから、作戦成功^^
同じような思考回路、阿吽の呼吸が心地よい^^
それからお散歩しながらホテルに向かうのでした。
「等式」感想です。いつも、同じような言動で動いているのが改めてわかる。同じような時を感じて共感できることは安心する。成長はないのかな、安定し、容易に維持出来ていることに価値を感じないと罰当たりなのか?(笑)
参道の自然から一転、規則正しい柱が立ち並ぶ景色に「うつくしいですね〜」とうっとり。
じゃあ、美しいところに縛ってあげようか!?(笑)
ああ、かつてのお城のときのよう。
調子に乗って
いいですね〜
と言った瞬間危険信号!!
いいですね〜…って言い過ぎって理解してますよ〜〜〜(笑)
ここでストップかけないと危険^^;
そうだね〜、危ないところだね〜
で、前がいい?後ろで縛るのがいい?
まだ引っぱる那智さん
妄想では、後ろが萌えですかね〜〜
まだ乗っかるわたし^^;
その後すぐ隣りに観光客の団体が来たので、柱に拘束お姫様妄想は中止。
ああ、俺、けっこうやる気だったんだけどな〜
さすがにできず、那智さん、すこしガッカリですが、わたしはひと安心だった。
そして、うつくしい世界から日常の雑踏に戻り、いざプレお花見に^^
公園は簡易トイレや臨時ゴミ収集所が設置されお花見体勢ではあったけれど、開花宣言が出された翌日の桜はまだまだツボミばかり。
遠くに見える桜の木々は濃い茶色がかったピンク色で覆われている。
そんな中、すぐ右手に一本の桜があり、ひと枝だけいくつも花が開いていて、ささやかなピンポイント花見スポットでできあがっていた。
わっとそこだけ明るい。
右に逸れるかまっすぐ行ってたくさんの桜のほうまで行ってみるか。
公園の出口はその中間にある。
長居をする花見ではないからあちこち行くほどでもない。
遠目にはほとんどツボミしか見えないけど近寄ってみたら、もう少しましかもしれないけど、ちょっとだけギャンブル。
どうする?
向こうにいってダメだったら残念ですから、ひとまずこれを見ておきますか?(笑)
右に逸れて一本のひと枝の数個の桜の花見を提案する。
『残念な思いにならないように』、この思考も那智さんから得たものだ。
もともと一緒にいる人と快適に過ごしたいという思いはあるほうだと思っているけど、那智さんも同じで、わたしより確実にそうなるように実行してくれる。
『悲しくならないように、残念な思いをさせないように』一歩踏み込む行動力はわたしの学んだことのひとつだ。
このときも、きっと同じ思考回路でいられたと思う。
ピンポイントで開いた桜を眺め、先のたくさんのほうに近寄ってみたら案の定ほとんどツボミだったから、作戦成功^^
同じような思考回路、阿吽の呼吸が心地よい^^
それからお散歩しながらホテルに向かうのでした。
「等式」感想です。いつも、同じような言動で動いているのが改めてわかる。同じような時を感じて共感できることは安心する。成長はないのかな、安定し、容易に維持出来ていることに価値を感じないと罰当たりなのか?(笑)
いろいろな日4
独特な幸福感
この日のホテルに入ってからちょっと気がかりのうちのひとつピアスだった。
じつはピアスを開けてからずっと病院で入れてもらったファーストピアスのままだった。
動かしやすいようにと長めのものを入れたから、じつはぜんぜん可愛くない^^;
ニョキってカタツムリの角みたい^^;
いつか那智さんのお気に入りをつけてもらって、はじめて『可愛い!!』になれると思っているのですが、那智さんに可愛がってもらうためには待つのみ(リクエストしたり、すねたりするより待つほうがいいのだ 笑)
でも、そろそろ健診も受けたほうがいいので一度外してみたいなとリクエストをしたのだ。
で、少し前に確認してもらったのだけど、ネジが回らない!!!
ちょっとその危険性感じてたんだけど…(笑)
わわわわ、ど、ど、どうするんですか!!!
指でつまんで力を込めるけど、限界があって、回らない。
ピアスをつまむときに小さく肉もつまんで痛い!!
痛さと怖さと、外れないの!!の恐怖で大股広げながら大騒ぎしていた。
で、次はペンチを持ってきて取ろうということになっていたのだ。
で、今日がその日。
ペンチ、ああ、ペンチ。
なんて恐ろしいこと!!
細かい作業、計らずも肉をつまんでしまったらどうしよう。
指なんからよりずっと恐怖。
怖すぎる。
どうする、びゃーーって血が出たら(笑)
なんて脅されて、この日を迎えたのだった。
ホテルに入り、上着をかけまず確認するのは「お風呂入れますか?」。
(これにはいろいろな思惑がある 笑)
今日の答えは「まだ」だった。
そして
今日の順番ね(笑)
NOのお返事の後、段取りを発表してくれた。
まずピアス
次◯◯(もうひとつの気がかり)
で、おまんこ
ああ、その順番ですね。
最近のわたしは大げさに言ってしまうと那智さんのそばにいるだけど抱いてほしくてふにゃふにゃ状態でして、とくに、朝からのような幸せな気分であればあるほど抱いて抱いてモードになってしまう。
そこにきて『お風呂まだ』の指示は、即、抱いてくれる!?と淡い期待を抱いてしまうようで、瞬時に欲情の針が跳ね上がってしまっていた。
だから、その順番発表にはうはうとなってしまう^^;(情けない)
でも、もちろん気がかりはないほうが楽しめるものね。
と跳ね上がって欲情をひとまず落ち着かせる。
ということでピアス外し大作戦、開始!!
那智さんが持参してくれた道具はペンチらしき3つ。
ああ、怖い。
怖い、本当に怖い。
だけど、落ち着かせた欲情とは違う色の何かがわたしの頭を占領していくのも知っている。
ううん、占領しているのは恐怖だ。
極度の恐がりなので、それは紛れもない。
でも、その恐怖の下地は違う加工施されているようだ。
純粋な恐怖。
器具を使われる『物扱い』。
大きく足を広げ性的なことでないことをする羞恥。
那智さんにしてもらう『女の子』。
少なくともこの4つの要素が施され、複雑な色にしている。
でも、たぶん、どれもぜんぶ性的興奮に繋がってしまっているのは間違いない。
と、丁寧に解説している場合ではない!!
これから恐怖と羞恥と(欲情と?)の戦いが待っているのだから!!!
真剣な那智さん。
ん?角度はどうなってる?
独り言をつぶやきながらひとつめのペンチでピアスの端を挟む(たぶん)
金属のひやっとした感触。
角度を調整するためにわずかに引っぱられる感覚もある。
ひーーー。
痛みはない。
でも、一寸先はわからない。
あううう、怖いよ〜〜〜。
りん子、俺が言ったらこれを持ってて
ひとつめのペンチがピアスのボールを捉えたところでわたしにそれを握らせ、もう片方に着手するのだろう。
言われた通りにペンチのグリップを握る。
角度は、もっと、こうして
微調整される。
怖い、すごく、怖い。
でも、でも、自分のこの姿といったら!!
想像してみて、足を広げて真ん中にペンチ、それを握っているのよ!!
しかも性器の間の細かい作業なわけだから、足を開くだなんてかわいく言えたもんじゃない。
ガニ股状態で『おっぴろげ』ないといけないのだよ!!
そこに両手でペンチだよ、恐怖も吹き飛ぶほどのみっともなさだ。
そのあられもない姿に恥ずかしさと圧倒的な羞恥と、わずかな自己愛。
めちゃくちゃ(笑)
ああ、でも、最後には怖さがくる。
恐怖に羞恥に自己愛に、これはSMプレイか(笑)
もう一方を挟む。
ほんのすこし肉をつまんだようにキンとした痛みが走るけど、すぐずれたみたいで大丈夫になった。
いくよ
の合図でわたしの指先も真剣に力をこめる。
…
沈黙…
怖い!!!!
肉を挟まないか。
いや、回らなかったら、どうしよう。
長い沈黙の間、恐怖と不安と、ヒタヒタと浸食する欲情を抱えながら、邪魔をしてはいけないとグッと息をひそめる。
くっと那智さんの体が動いた。
どっち?
外れたの?
諦めたの!?
できたよ〜(笑)
ああ、よかった。
ホッと胸をなで下ろす。
ちょっと苦戦したみたいだけど、ひとまず無事に回ってくれたよう。
あ〜、すぐ「できた」って言わなかったほうが面白かったね
なんて、相変わらずのかまいっぷりで、ひとつめの気がかりは終了したのでした^^
次の気がかり、まだ引っぱりますよ〜〜
「等式」感想です。そう、心配事だったのです。良かった~(笑)りん子が着けた当初から機能として具合が良いと言うのでそのままになっています。
いつ、入れ替えようかな?(笑)
この日のホテルに入ってからちょっと気がかりのうちのひとつピアスだった。
じつはピアスを開けてからずっと病院で入れてもらったファーストピアスのままだった。
動かしやすいようにと長めのものを入れたから、じつはぜんぜん可愛くない^^;
ニョキってカタツムリの角みたい^^;
いつか那智さんのお気に入りをつけてもらって、はじめて『可愛い!!』になれると思っているのですが、那智さんに可愛がってもらうためには待つのみ(リクエストしたり、すねたりするより待つほうがいいのだ 笑)
でも、そろそろ健診も受けたほうがいいので一度外してみたいなとリクエストをしたのだ。
で、少し前に確認してもらったのだけど、ネジが回らない!!!
ちょっとその危険性感じてたんだけど…(笑)
わわわわ、ど、ど、どうするんですか!!!
指でつまんで力を込めるけど、限界があって、回らない。
ピアスをつまむときに小さく肉もつまんで痛い!!
痛さと怖さと、外れないの!!の恐怖で大股広げながら大騒ぎしていた。
で、次はペンチを持ってきて取ろうということになっていたのだ。
で、今日がその日。
ペンチ、ああ、ペンチ。
なんて恐ろしいこと!!
細かい作業、計らずも肉をつまんでしまったらどうしよう。
指なんからよりずっと恐怖。
怖すぎる。
どうする、びゃーーって血が出たら(笑)
なんて脅されて、この日を迎えたのだった。
ホテルに入り、上着をかけまず確認するのは「お風呂入れますか?」。
(これにはいろいろな思惑がある 笑)
今日の答えは「まだ」だった。
そして
今日の順番ね(笑)
NOのお返事の後、段取りを発表してくれた。
まずピアス
次◯◯(もうひとつの気がかり)
で、おまんこ
ああ、その順番ですね。
最近のわたしは大げさに言ってしまうと那智さんのそばにいるだけど抱いてほしくてふにゃふにゃ状態でして、とくに、朝からのような幸せな気分であればあるほど抱いて抱いてモードになってしまう。
そこにきて『お風呂まだ』の指示は、即、抱いてくれる!?と淡い期待を抱いてしまうようで、瞬時に欲情の針が跳ね上がってしまっていた。
だから、その順番発表にはうはうとなってしまう^^;(情けない)
でも、もちろん気がかりはないほうが楽しめるものね。
と跳ね上がって欲情をひとまず落ち着かせる。
ということでピアス外し大作戦、開始!!
那智さんが持参してくれた道具はペンチらしき3つ。
ああ、怖い。
怖い、本当に怖い。
だけど、落ち着かせた欲情とは違う色の何かがわたしの頭を占領していくのも知っている。
ううん、占領しているのは恐怖だ。
極度の恐がりなので、それは紛れもない。
でも、その恐怖の下地は違う加工施されているようだ。
純粋な恐怖。
器具を使われる『物扱い』。
大きく足を広げ性的なことでないことをする羞恥。
那智さんにしてもらう『女の子』。
少なくともこの4つの要素が施され、複雑な色にしている。
でも、たぶん、どれもぜんぶ性的興奮に繋がってしまっているのは間違いない。
と、丁寧に解説している場合ではない!!
これから恐怖と羞恥と(欲情と?)の戦いが待っているのだから!!!
真剣な那智さん。
ん?角度はどうなってる?
独り言をつぶやきながらひとつめのペンチでピアスの端を挟む(たぶん)
金属のひやっとした感触。
角度を調整するためにわずかに引っぱられる感覚もある。
ひーーー。
痛みはない。
でも、一寸先はわからない。
あううう、怖いよ〜〜〜。
りん子、俺が言ったらこれを持ってて
ひとつめのペンチがピアスのボールを捉えたところでわたしにそれを握らせ、もう片方に着手するのだろう。
言われた通りにペンチのグリップを握る。
角度は、もっと、こうして
微調整される。
怖い、すごく、怖い。
でも、でも、自分のこの姿といったら!!
想像してみて、足を広げて真ん中にペンチ、それを握っているのよ!!
しかも性器の間の細かい作業なわけだから、足を開くだなんてかわいく言えたもんじゃない。
ガニ股状態で『おっぴろげ』ないといけないのだよ!!
そこに両手でペンチだよ、恐怖も吹き飛ぶほどのみっともなさだ。
そのあられもない姿に恥ずかしさと圧倒的な羞恥と、わずかな自己愛。
めちゃくちゃ(笑)
ああ、でも、最後には怖さがくる。
恐怖に羞恥に自己愛に、これはSMプレイか(笑)
もう一方を挟む。
ほんのすこし肉をつまんだようにキンとした痛みが走るけど、すぐずれたみたいで大丈夫になった。
いくよ
の合図でわたしの指先も真剣に力をこめる。
…
沈黙…
怖い!!!!
肉を挟まないか。
いや、回らなかったら、どうしよう。
長い沈黙の間、恐怖と不安と、ヒタヒタと浸食する欲情を抱えながら、邪魔をしてはいけないとグッと息をひそめる。
くっと那智さんの体が動いた。
どっち?
外れたの?
諦めたの!?
できたよ〜(笑)
ああ、よかった。
ホッと胸をなで下ろす。
ちょっと苦戦したみたいだけど、ひとまず無事に回ってくれたよう。
あ〜、すぐ「できた」って言わなかったほうが面白かったね
なんて、相変わらずのかまいっぷりで、ひとつめの気がかりは終了したのでした^^
次の気がかり、まだ引っぱりますよ〜〜
「等式」感想です。そう、心配事だったのです。良かった~(笑)りん子が着けた当初から機能として具合が良いと言うのでそのままになっています。
いつ、入れ替えようかな?(笑)