意思表示可絶対服従
独特な幸福感
たまに書いているけれど、性的な場面においてわたしには『拒否権』がない。
那智さんが『やる』と言えば、それはもう『やる』なのだ。
「やりなさい」でも『やる』し、「やろうね〜」でも『やる』。
那智さんには『やらせる目』があって、そのときはどんなテンションや言葉で指示が出てもわたしには選択肢はない、『やる』のだ。
ちょっと極端にいうと『やらなきゃ』とか『やるの!?』なんていう逡巡さえも存在しないほど、選択肢なく『やる』。
もちろん、たくさんためらうけれど那智さんが『やらせる目』になったときは『やる』と決まっているので、強いていえば、ためらいはわたし自身の勢いつけ程度くらいの意味しかない。
まさに絶対服従(笑)
今日はその『拒否権なし』のお話。
それは知り合って会うまでの9日間か、もしくは会ってからすぐ、とにかくかなり初期の段階で提示された。
今後、性的な場面でりん子には拒否権はなしね
絶対服従を連想させるこの言葉に被虐嗜好と従属嗜好のあるわたしはずいぶんうっとりした記憶がある。
その宣言に続いて、こんなこともつけ加えられた。
ただし意思表明はしてもいいし、りん子の話しは聞く
でも、最終的に俺が決めたことに対しての拒否権はないことにするよ
そうなのだ。
那智さんはただ単に『拒否権なし』とは言わず、いくつかの条件も示してくれた。
性的な場面においてということとわたしは意思表明をしてもいいし、話しも聞くということ。
うっとりしていた最初はその条件をさほど注目していなかったけど、これはわたしたちにとってとても重要なことになる。
まず、性的な場面において。
これはハッキリした線引きはできないけど、外でも室内でもSM的なことでも一見性的なことに見えなくても、とにかくふたりにとって『性的』と認識する事柄という意味合い。
だから、普通エロなこととは結び付かない着衣のままお店で四つん這いになることも、咀嚼した食べ物を手のひらにのせて食べさせることも、わたしたちには性的な場面になる。
なぜ、性的な場面という限定をするのか。
それは那智さんがわたしと自然に付き合いたいという気持ちがあるから、絶対服従のような常識的には不自然な関係(それが悪いと言っていませんよ^^)にはしたくないということは当然あるけど
そのほうがりん子がラクだし、うれしいだろ?(笑)
という理由が一番大きいのではないかと思う。
那智さんはもともと忠誠心で愛情を計るようなことはしない人だったし、一般的には酷いとされる行為で感じ求めるようにさせたかったから、わたしに対して無理矢理我慢させるような命令は一切しなかった。
わたしは被虐や従属嗜好がある。
前エントリーの『A→B→C→D』を思い出してほしい。
わたしには被虐や従属嗜好があるのだから妄想の中ではDもXもZもあるんだけど、現実では最初のAでいっぱいいっぱいだったりする。
それを幸福のうちに叶えるには、すこしの『無理』が必要になるのだ。
そのすこしの『無理』を後押しするのが拒否権なし。
いきなりAからDでは我慢ばかりが先走って、その行為自体が苦手になってしまうかもしれない。
拒否権を使いたくなるほどのことをしていただけないとこちらも必死になれない、ゆえに物足りない^^;
だから、那智さんの判断で、すこし無理をすればできる、そして、快感に繋げられるようにしてくれるのだ。
その背中を押してくれるのが『拒否権なし』。
だから、「りん子がラク」でもって、コントロールされている感じや酷い行いをして被虐と従属嗜好を叶えるわけだから「うれしいだろ?」なのだ。
そして、条件付きの拒否権なしなので一見生温いと思われがちだけど、それがけっこう、ところがどっこいだったりする(笑)
最初に宣言されたように最終的には拒否はできないけど、意思表明もできるし話しも聞いてくれる。
だから、「無理です!!」「痛くてダメ!!」「できません;;」とわたしはたくさんたくさん意思表明してきた。
そして、なぜできないか、なぜ無理なのか、わたしの話しを聞いてくれて、不安を解消したりご自分の考えを教えてくれたりして、たくさんの安心をくれた。
あとは、わたしの気持ち次第という最後の1本道だけ残して、他の逃げ道は全部塞いで(笑)
(ついでにいうと、那智さんはこの逃げ道を塞ぐ攻防も楽しんでる)
たとえば、ホテル街で四つん這いで歩こうという話が出るとして(実際出たけど)
まず、そりゃあ、当然、それは無理!!ってなりますよね。
それはなぜ?と聞いてくれるから、不安材料を片っ端からいうわけですよ。
恥ずかしいです
パンツが見えない丈のスカート履いておいでね
りん子は下を向いていればいい
怖いです
何が怖い?
変な人に絡まれたりしません?
その可能性は低いと思うけど、もしそうなったら俺が対処するからりん子は心配しないでいい
膝をケガしそうです
ニーハイソックスを履く?
俺がサポーター用意しようか^^
などなど、わたしの出来ない理由を聞き、それをひとつひとつ解決してくれるのだ。
ついでに、
俺がリード引いてあげるんだよ
途中で頭を撫でてあげよう
なんて、うっとりするような話までしてくれちゃうのだ。
結局あとは、わたしの気持ちだけになる。
ここまで来てしまうと、もうわたしには那智さんに従う道しか残っていないのだ。
そして、けして無理難題を押し付けるわけではなく、わたしがぐっと力を入れればできる程度のことを命令する。
拒否権なしという後押しと、それをしたら幸福になれるという経験が後押しをして最後の勇気をくれるのだ。
那智さんはいう。
りん子は俺が決めたことには、もう大概のことは従うんだよ
刺青も入れようと言えば入れるし、スクランブル交差点で裸になれと言えば、なるんだ
あとは、俺がタイミングを見計らって、どれをするか決めるだけ
従う意外の逃げ道を全部塞いでくれて、責任を取ってもらう『拒否権なし』。
実は、那智さんの『拒否権なし』は、こちら側の幸福なのだ。
でもってね、ここまで責任を取る覚悟と逃げ道を塞ぐ行程を踏んだ那智さんの『やらせる目』は、本当に逆らえない迫力があるのよ^^;
<関連エントリー>
拒否権なし、やらせる目のいろいろ
『リードを付けて1 2 3』
『拒否権なし』
『委ねられるということ』
『委ねきれないと?』
『リードを付けて3』
『キーパーソンは清掃員1 2 3 4 5』
『拒否権なしの幸福』
「等式」感想です。正確なコミュニケーションは相手と会ってお話しないと難しいなと改めて思う、かなり厳しい性的な行為を昨日りん子に提案したが同意を得ることが出来なかった。電話やチャットを介してであったが顔が見えないので真意が完全には把握出来たか自信がないのが残念。かなり珍しい出来事でした。今日、会ってたしかめます。チャットで会話していると「これ以上はチャットでは無理」なんて言うことがあるけれど会わないと難しいは少し残念かな。
たまに書いているけれど、性的な場面においてわたしには『拒否権』がない。
那智さんが『やる』と言えば、それはもう『やる』なのだ。
「やりなさい」でも『やる』し、「やろうね〜」でも『やる』。
那智さんには『やらせる目』があって、そのときはどんなテンションや言葉で指示が出てもわたしには選択肢はない、『やる』のだ。
ちょっと極端にいうと『やらなきゃ』とか『やるの!?』なんていう逡巡さえも存在しないほど、選択肢なく『やる』。
もちろん、たくさんためらうけれど那智さんが『やらせる目』になったときは『やる』と決まっているので、強いていえば、ためらいはわたし自身の勢いつけ程度くらいの意味しかない。
まさに絶対服従(笑)
今日はその『拒否権なし』のお話。
それは知り合って会うまでの9日間か、もしくは会ってからすぐ、とにかくかなり初期の段階で提示された。
今後、性的な場面でりん子には拒否権はなしね
絶対服従を連想させるこの言葉に被虐嗜好と従属嗜好のあるわたしはずいぶんうっとりした記憶がある。
その宣言に続いて、こんなこともつけ加えられた。
ただし意思表明はしてもいいし、りん子の話しは聞く
でも、最終的に俺が決めたことに対しての拒否権はないことにするよ
そうなのだ。
那智さんはただ単に『拒否権なし』とは言わず、いくつかの条件も示してくれた。
性的な場面においてということとわたしは意思表明をしてもいいし、話しも聞くということ。
うっとりしていた最初はその条件をさほど注目していなかったけど、これはわたしたちにとってとても重要なことになる。
まず、性的な場面において。
これはハッキリした線引きはできないけど、外でも室内でもSM的なことでも一見性的なことに見えなくても、とにかくふたりにとって『性的』と認識する事柄という意味合い。
だから、普通エロなこととは結び付かない着衣のままお店で四つん這いになることも、咀嚼した食べ物を手のひらにのせて食べさせることも、わたしたちには性的な場面になる。
なぜ、性的な場面という限定をするのか。
それは那智さんがわたしと自然に付き合いたいという気持ちがあるから、絶対服従のような常識的には不自然な関係(それが悪いと言っていませんよ^^)にはしたくないということは当然あるけど
そのほうがりん子がラクだし、うれしいだろ?(笑)
という理由が一番大きいのではないかと思う。
那智さんはもともと忠誠心で愛情を計るようなことはしない人だったし、一般的には酷いとされる行為で感じ求めるようにさせたかったから、わたしに対して無理矢理我慢させるような命令は一切しなかった。
わたしは被虐や従属嗜好がある。
前エントリーの『A→B→C→D』を思い出してほしい。
わたしには被虐や従属嗜好があるのだから妄想の中ではDもXもZもあるんだけど、現実では最初のAでいっぱいいっぱいだったりする。
それを幸福のうちに叶えるには、すこしの『無理』が必要になるのだ。
そのすこしの『無理』を後押しするのが拒否権なし。
いきなりAからDでは我慢ばかりが先走って、その行為自体が苦手になってしまうかもしれない。
拒否権を使いたくなるほどのことをしていただけないとこちらも必死になれない、ゆえに物足りない^^;
だから、那智さんの判断で、すこし無理をすればできる、そして、快感に繋げられるようにしてくれるのだ。
その背中を押してくれるのが『拒否権なし』。
だから、「りん子がラク」でもって、コントロールされている感じや酷い行いをして被虐と従属嗜好を叶えるわけだから「うれしいだろ?」なのだ。
そして、条件付きの拒否権なしなので一見生温いと思われがちだけど、それがけっこう、ところがどっこいだったりする(笑)
最初に宣言されたように最終的には拒否はできないけど、意思表明もできるし話しも聞いてくれる。
だから、「無理です!!」「痛くてダメ!!」「できません;;」とわたしはたくさんたくさん意思表明してきた。
そして、なぜできないか、なぜ無理なのか、わたしの話しを聞いてくれて、不安を解消したりご自分の考えを教えてくれたりして、たくさんの安心をくれた。
あとは、わたしの気持ち次第という最後の1本道だけ残して、他の逃げ道は全部塞いで(笑)
(ついでにいうと、那智さんはこの逃げ道を塞ぐ攻防も楽しんでる)
たとえば、ホテル街で四つん這いで歩こうという話が出るとして(実際出たけど)
まず、そりゃあ、当然、それは無理!!ってなりますよね。
それはなぜ?と聞いてくれるから、不安材料を片っ端からいうわけですよ。
恥ずかしいです
パンツが見えない丈のスカート履いておいでね
りん子は下を向いていればいい
怖いです
何が怖い?
変な人に絡まれたりしません?
その可能性は低いと思うけど、もしそうなったら俺が対処するからりん子は心配しないでいい
膝をケガしそうです
ニーハイソックスを履く?
俺がサポーター用意しようか^^
などなど、わたしの出来ない理由を聞き、それをひとつひとつ解決してくれるのだ。
ついでに、
俺がリード引いてあげるんだよ
途中で頭を撫でてあげよう
なんて、うっとりするような話までしてくれちゃうのだ。
結局あとは、わたしの気持ちだけになる。
ここまで来てしまうと、もうわたしには那智さんに従う道しか残っていないのだ。
そして、けして無理難題を押し付けるわけではなく、わたしがぐっと力を入れればできる程度のことを命令する。
拒否権なしという後押しと、それをしたら幸福になれるという経験が後押しをして最後の勇気をくれるのだ。
那智さんはいう。
りん子は俺が決めたことには、もう大概のことは従うんだよ
刺青も入れようと言えば入れるし、スクランブル交差点で裸になれと言えば、なるんだ
あとは、俺がタイミングを見計らって、どれをするか決めるだけ
従う意外の逃げ道を全部塞いでくれて、責任を取ってもらう『拒否権なし』。
実は、那智さんの『拒否権なし』は、こちら側の幸福なのだ。
でもってね、ここまで責任を取る覚悟と逃げ道を塞ぐ行程を踏んだ那智さんの『やらせる目』は、本当に逆らえない迫力があるのよ^^;
<関連エントリー>
拒否権なし、やらせる目のいろいろ
『リードを付けて1 2 3』
『拒否権なし』
『委ねられるということ』
『委ねきれないと?』
『リードを付けて3』
『キーパーソンは清掃員1 2 3 4 5』
『拒否権なしの幸福』
「等式」感想です。正確なコミュニケーションは相手と会ってお話しないと難しいなと改めて思う、かなり厳しい性的な行為を昨日りん子に提案したが同意を得ることが出来なかった。電話やチャットを介してであったが顔が見えないので真意が完全には把握出来たか自信がないのが残念。かなり珍しい出来事でした。今日、会ってたしかめます。チャットで会話していると「これ以上はチャットでは無理」なんて言うことがあるけれど会わないと難しいは少し残念かな。
COMMENT
読んで『すごい!』って思っちゃいました。
>性的な場面でりん子には拒否権はなしね
>ただし意思表明はしてもいいし、りん子の話しは聞く
でも、最終的に俺が決めたことに対しての拒否権はないことにするよ
これ、私のご主人様も全く同じことをおっしゃってましたから。
「お前の意見や話は聞くし、それが参考になることもあるが、最終的にどうするかは俺が決める。
お前は俺が決めたことに従いなさい」と。
なるほど、私たちも「意思表示可絶対服従」なんですね。
こちらの意見が通るか通らないかはともかく(笑)気持ちを知っておいてもらうというのは重要ですよね。
(もちろん私たちにとっては、という意味で、そうじゃない方々を否定するつもりはありません)
躊躇する気持ちや嫌だと思う気持ちなど、それに対して前向きでない気持ちを正直に伝えることで、それに対するご主人様の考えを聞かせてもらえて話し合いをすることによって私も納得できたり安心したり、より信頼や理解や関係が深まったと思います。
だからこのエントリー丸々りん子さんのおっしゃることがよ~くわかります。
「拒否権なし」は一般的には酷いように見えるかもしれないけど、ドMの私たちには甘美な響きでしかないですよね(^-^)
私たちの業界では寧ろご褒美です、みたいな(笑)
>性的な場面でりん子には拒否権はなしね
>ただし意思表明はしてもいいし、りん子の話しは聞く
でも、最終的に俺が決めたことに対しての拒否権はないことにするよ
これ、私のご主人様も全く同じことをおっしゃってましたから。
「お前の意見や話は聞くし、それが参考になることもあるが、最終的にどうするかは俺が決める。
お前は俺が決めたことに従いなさい」と。
なるほど、私たちも「意思表示可絶対服従」なんですね。
こちらの意見が通るか通らないかはともかく(笑)気持ちを知っておいてもらうというのは重要ですよね。
(もちろん私たちにとっては、という意味で、そうじゃない方々を否定するつもりはありません)
躊躇する気持ちや嫌だと思う気持ちなど、それに対して前向きでない気持ちを正直に伝えることで、それに対するご主人様の考えを聞かせてもらえて話し合いをすることによって私も納得できたり安心したり、より信頼や理解や関係が深まったと思います。
だからこのエントリー丸々りん子さんのおっしゃることがよ~くわかります。
「拒否権なし」は一般的には酷いように見えるかもしれないけど、ドMの私たちには甘美な響きでしかないですよね(^-^)
私たちの業界では寧ろご褒美です、みたいな(笑)
さやかさんのご主人様も『意思表示可絶対服従』なのですね。
絶対服従は『ご主人様と奴隷』的な関係においては定番というか、それが優秀(?)なイメージがありますけど、人はどうしても慣れるもの、いつもいつも同じ答えしか返ってこないような関係は結局いつか飽きてしまうんじゃないかなって思います。
こちらは意思のある人として、気持ちを表し、そこから話し合ったり考えてもらったりするほうが長く飽きない道なんじゃないかな。
こちらの厄介なところは、まったく無理なことは当然困るけど、なんでもこちらの意図を汲んでくれてばかりでもちょっと物足りないって思ってしまったりするので、そのさじ加減も『する側』の力量になりますね^^
だから、『意思表示可絶対服従』を選んでくれているご主人様はさやかさんとの関係をより良いものにしようと思ってくれているのでしょうし、きっといろいろさやかさんのことを考えてくださっているのでしょうね^^
そのスタンスに感謝ですね♪
絶対服従は『ご主人様と奴隷』的な関係においては定番というか、それが優秀(?)なイメージがありますけど、人はどうしても慣れるもの、いつもいつも同じ答えしか返ってこないような関係は結局いつか飽きてしまうんじゃないかなって思います。
こちらは意思のある人として、気持ちを表し、そこから話し合ったり考えてもらったりするほうが長く飽きない道なんじゃないかな。
こちらの厄介なところは、まったく無理なことは当然困るけど、なんでもこちらの意図を汲んでくれてばかりでもちょっと物足りないって思ってしまったりするので、そのさじ加減も『する側』の力量になりますね^^
だから、『意思表示可絶対服従』を選んでくれているご主人様はさやかさんとの関係をより良いものにしようと思ってくれているのでしょうし、きっといろいろさやかさんのことを考えてくださっているのでしょうね^^
そのスタンスに感謝ですね♪