ごっこ
りん子的独り言(生意気)
カテゴリ悩んだ^^
半年くらい前だっただろうか。
わたしの中で【主従への憧れ】がピークに達している時期があった。
那智さんをご主人様と呼びたい。
那智さんから命令されたい。
『お仕えする』に代表されるような滅私の心理状態への憧れ。
よそのブログの奴隷さんは〜、そのご主人様は〜と、ブログで見聞きする情報を那智さんに話し、暗に『那智さん、してして〜』という催促のようなことをしたりしていた。
実際、わたしの定義する奴隷になることは無理だとわかっているのだけど、ちょっと命令してほしいな〜とか、ちょっと強引に俺の物感を出していただきたいな〜とか、その程度なんだけど、この時期はピークだったのでけっこうしつこい女になっていたと思う(笑)
那智さんは、基本的に『ご主人様と奴隷』のような、元々実際あったものの名前を使うことは極端にいうとどれも『ごっこ』だと思っている。
もし、本当に『奴隷』という立場を作るなら、衣食住の全部を囲んで歴史上の奴隷制度に極めて近くしてはじめて『奴隷』と言えると思っている(はず)だし、ゆえに『奴隷』はあり得ないと思っている(はず、ですよね?)。
その中で『奴隷ごっこ』、いわゆるロールプレイと明示することが唯一成立させる方法だというのだ。
だから、わたしの主従憧れが高まるたびに「ごっこならしてあげるよ(笑)」とおっしゃる。
『ごっこ』とハッキリ言われるとなんだか興ざめするし、わたしは端々の命令や『俺の物』感があればいいくらいだし(わがまま^^;)、那智さん『ごっこ』だとしてもやるとしたら徹底的になる方なので、それもなんだか怖くて遠慮していたのですが(笑)
この時期はあまりにピークだったので、これはもう一度やってみたほうが精神衛生上いいだろうと思って、次回会うときに『ご主人様と奴隷ごっこ』をしていただくようにお願いしたのだった。
前の日の電話やホテルに入ってからもレクチャーされる。
「真剣なごっこ遊びだからりん子はりん子の憧れる奴隷像をやればいいし、それを楽しめばいい」
ホテルに入り一服すんだら
じゃあ、まずりん子が憧れることをしてみな
ひー、いまから始めるのですか?
恥ずかしいし、那智さん、怖くなってしまったら怖いです;;(変な日本語)
いざとなると真剣なごっこ遊びに照れたり怖じ気づいたり。
でも、憧れは叶えてみないといけない、たとえ良くない結果に終わったとしてもやってみたほうが『歪んだ憧れ』は解消できるはずだ。
那智さんの首に腕を回してぎゅーーっとしがみついて、思い切りをつける。
わたしの憧れる主従の奴隷さん…。
まず、那智さんのカバンから道具を出しベッドに並べる。
麻縄、鞭、バイブ、根性棒(あと何出したっけ?^^;)
きっと奴隷さんはご主人様が使いたいと思うものを自分で選んで並べるのかな。
この後、自分を痛めつける道具を自ら並べる被虐感♪(痛めつける=可愛がるなんだけど、ここでは無視 笑)
並べ終わったら次は自分で服を脱ぐ。
日頃は服を脱ぐタイミングやどこまで脱ぐか全部那智さんに委ねているわたしは自らの意思で自らの手で洋服を脱ぐことは皆無なのだ。
自分の意思で服を脱ぐ、不思議。
ソファに座る那智さんの前に全裸のわたし。
スーツと全裸はそれほどめずらしくない光景ではあるけれど、自らの意思と手でということが違うだけで、こんなにも違和感があるのだ。
首輪を手に持ち那智さんに差し出し
今日も厳しいご調教をお願いいたします
と三つ指をつき頭を床につける。(ホントは厳しいのイヤさんだけど、つけてみた)
きゃあ、これが憧れだったのだ!!
でも、ひたすらぎこちなく照れくさい^^;
首輪をつけリードを繋げ、その端を持ちながらソファから見下ろし真剣な顔で
じゃあ、いまからはじめるよ
これから先は理不尽なことも言うかもしれない
でも、俺はそれが理不尽だとわかってて言うんだからね、いいね?
はい
正座のまま恐る恐る、頷く。
首輪にリード、足下に正座、どれもいつもしていることだけどネーミングを変えただけでやっぱり落ち着かない、不思議だね。
那智さんの指がわたしの体に触れる。
それだけでぎゅっと快感になってしまうのは、どんな名前になっても同じだ。
はう、と腰が動く。
それを見逃すことなく指が股間に移動した。
那智さんが確かめたそこは恥ずかしいほど濡れている。
まだ何もしていないのに、こんなに濡らして
(おお、那智さん定番のセリフです!!)
ごめんなさい
あ、(違う!!)申し訳ございません(こっちが正解!!と言い直す 笑)
こんなに淫乱なりん子にはお仕置きが必要だな
(やった!!お仕置き!!)と心の中のわたしがやんややんや言っているのだけど、一方で(だって濡れてなきゃ、それはそれでダメでしょ?だから濡れていることは正解なはずなのに、なぜお仕置き?)とすでに『理不尽』に対して思考が働き出す。
那智さんが宣言してくれたにも関わらず、どうも無視できない^^;
そんなわたしの思考なんて無視して根性棒を持ち出し、「そこに膝立ちになりなさい」とソファを指差し命令する那智さん。
うわ、こんなしょっぱなから根性棒ですか!?
ものすごい抵抗感で動きはノロノロ。
本来なら理不尽なお仕置きに被虐の喜びなんだろうけど、根性棒痛いからね、その痛さを想像すると陶酔できないところもあるのだ。
でも命令通りにソファに上り膝立ちになってお尻を差し出す。
怖いよう。
お仕置きを待つ不安げなお尻に根性棒の一発。
バシン!!!
痛い、痛い!!
那智さん、かなりMAXの力ですよ!!!
わーーーん、痛い〜と嘆きたいけど、どう振る舞っていいかわからずあうあうしていると
何て言うの?
はい?
ありがとうございます、だろ?
はあああ、そうだああ、ご調教でお仕置きはどんな理不尽でも『ありがとうございます』だあああ。
ああ、なんて憐れなわたし。
なかなかの被虐感だ。
ありがとうございます…
殊勝な感じでお礼をいう。
2発、3発「ありがとうございます」、4発、5発「ありがとうございます」
…
うそ、全然ありがたくない!!
だって、那智さん、MAXで打つんだもん!!
MAXで打つのは『ごっこ』じゃない!!
こんなに痛いことを受け入れるためには、たくさんの邪魔な感情は排除しないと快感にはならないんだ。
快感にならない『痛いこと』なんて、ぜんぜんありがたくない!!
しかも、那智さん、濡れてて本当はいいことなのにお仕置きなんて辻褄合わないこと言って、『ごっこ』だっていったのにこんなに痛くして、それで「ありがとうございます」だなんて言えるわけない!!!
那智さんに対する不信感がぐるぐるしだして、混乱してくる。
その間も、すごく痛い根性棒は続き、痛がって体勢を崩すこともできず、ただお礼をいい続ける自分がだんだん悲しくなってきてしまった。
那智さん、痛くしてる;;
理不尽なこと言ってすごく痛くしてる;;
いつもの優しい那智さんじゃない;;
いつのも筋の通った那智さんじゃなーーーい!!!!
わーーーん、那智さん、ごめんなさい、無理です〜〜;;;;
涙腺決壊。
どうした?(笑)
ごめんなさい、なんだか悲しくなっちゃったです;;
バカだな、理不尽なこと言うって言っただろ?
だから『ごっこ』だって言ったんだよ、ごっこだからりん子は我慢しないでりん子の想像する『奴隷』を楽しまないといけないんだよ(笑)
なんか、真剣になっちゃったです;;
どうする?続ける?
ごめんなさい、もういいです、いつもの那智さんに戻ってください
こうして憧れの『ご主人様と奴隷』の時間は約5分でギブアップ。
真剣に主従や『ご主人様と奴隷』をされている方には『ごっこ』なんていうのは申し訳ないですが、わたしは那智さんの作る『ごっこ』遊びの世界をまったく楽しめませんでした。
(でも、『ごっこ(ロールプレイ)』にする以外に理不尽や矛盾を解消する方法をわたしは知らないのです)
それは恐らく最初に痛いことをされて、それが真剣に取り組まないと立ち向かえないほどの痛さだったからどんどん混乱してしまって理不尽を責めるような気持ちが生まれてしまったからというのが大きいと思います。
もともとわたしは性行為の最中我を手放すことが苦手だったので、できるだけ余計なことは考えず快感や那智さんに没頭したほうがいいわけで、それには頭を使う『ごっこ』は合わなかったのかなと思います。
それらしく振る舞う気遣い、理不尽に対する疑問、その疑問を無視する力、こういう余計な思考がないほうがいいのですね。
きっと想像力がたくましかったりしたら、その状況に上手に酔うこともできるのでしょうけど。
特に那智さんはわたしに『自然』でいるように、自然で感じられるように育てたので、よけい、かな^^;
主従というかSMというか、とにかく非日常な世界は、その世界に酔うことはとても必要なことだと思うし、それをご主人様が作り、奴隷さんも乗っかるとよりよい空間が楽しめるのだと思う。
そう考えたら、那智さんはその世界観作りに失敗したのかもしれない。
でも、泣くほど真剣に悲しくさせたのだから、ある意味成功か(笑)
とにかく、ぬくぬく甘えさせてもらっているわたしはまったくヘタレだったということで、ごめんなさい、です。
ただ経験してみて思うのは、可愛がるとか快感になるようにというモチベーションがない痛いことを受けるのは、かなりキツい、たとえ好きな男がしてくれていたとしてもぜんぜん良くない、悲しくなってしまうほどだった。
やっぱり理不尽を受け入れる『奴隷さん』は、【理不尽を喜べる性癖】の人以外はやめたほうがいいというもの実感です。
<関連エントリー>
主従への憧れ
『あなたのもの』
『空は飛べない』
『そうありたい』
『ご主人様』
根性棒ってこういうの^^
『根性棒!!』
『徒然に『根性棒』』
『哀願』
理不尽を喜べる性癖とかSMの矛盾とか
『奴隷の定義』
『那智さんのSM』
『徒然に『M女の快感』』
『M女の種類』
『奴隷『が』いいの?』
『奴隷願望の矛盾』
「等式」感想です。楽しいエントリーでした。りん子があの場を楽しめるようには行動しなかった。形式美と本気を目標にした。加虐をするなら遠慮はいらないはず。バンバンやってその中から何が生まれるのか見たかった。私の考えるs男性は苦しめてなんぼなのだから。
りん子(^-^)那智さん感想の修正です。「加虐するなら遠慮はいらないはず」の「遠慮」を「思慮」や「加減」などに置き換えてください。普段も遠慮はしていないから。
カテゴリ悩んだ^^
半年くらい前だっただろうか。
わたしの中で【主従への憧れ】がピークに達している時期があった。
那智さんをご主人様と呼びたい。
那智さんから命令されたい。
『お仕えする』に代表されるような滅私の心理状態への憧れ。
よそのブログの奴隷さんは〜、そのご主人様は〜と、ブログで見聞きする情報を那智さんに話し、暗に『那智さん、してして〜』という催促のようなことをしたりしていた。
実際、わたしの定義する奴隷になることは無理だとわかっているのだけど、ちょっと命令してほしいな〜とか、ちょっと強引に俺の物感を出していただきたいな〜とか、その程度なんだけど、この時期はピークだったのでけっこうしつこい女になっていたと思う(笑)
那智さんは、基本的に『ご主人様と奴隷』のような、元々実際あったものの名前を使うことは極端にいうとどれも『ごっこ』だと思っている。
もし、本当に『奴隷』という立場を作るなら、衣食住の全部を囲んで歴史上の奴隷制度に極めて近くしてはじめて『奴隷』と言えると思っている(はず)だし、ゆえに『奴隷』はあり得ないと思っている(はず、ですよね?)。
その中で『奴隷ごっこ』、いわゆるロールプレイと明示することが唯一成立させる方法だというのだ。
だから、わたしの主従憧れが高まるたびに「ごっこならしてあげるよ(笑)」とおっしゃる。
『ごっこ』とハッキリ言われるとなんだか興ざめするし、わたしは端々の命令や『俺の物』感があればいいくらいだし(わがまま^^;)、那智さん『ごっこ』だとしてもやるとしたら徹底的になる方なので、それもなんだか怖くて遠慮していたのですが(笑)
この時期はあまりにピークだったので、これはもう一度やってみたほうが精神衛生上いいだろうと思って、次回会うときに『ご主人様と奴隷ごっこ』をしていただくようにお願いしたのだった。
前の日の電話やホテルに入ってからもレクチャーされる。
「真剣なごっこ遊びだからりん子はりん子の憧れる奴隷像をやればいいし、それを楽しめばいい」
ホテルに入り一服すんだら
じゃあ、まずりん子が憧れることをしてみな
ひー、いまから始めるのですか?
恥ずかしいし、那智さん、怖くなってしまったら怖いです;;(変な日本語)
いざとなると真剣なごっこ遊びに照れたり怖じ気づいたり。
でも、憧れは叶えてみないといけない、たとえ良くない結果に終わったとしてもやってみたほうが『歪んだ憧れ』は解消できるはずだ。
那智さんの首に腕を回してぎゅーーっとしがみついて、思い切りをつける。
わたしの憧れる主従の奴隷さん…。
まず、那智さんのカバンから道具を出しベッドに並べる。
麻縄、鞭、バイブ、根性棒(あと何出したっけ?^^;)
きっと奴隷さんはご主人様が使いたいと思うものを自分で選んで並べるのかな。
この後、自分を痛めつける道具を自ら並べる被虐感♪(痛めつける=可愛がるなんだけど、ここでは無視 笑)
並べ終わったら次は自分で服を脱ぐ。
日頃は服を脱ぐタイミングやどこまで脱ぐか全部那智さんに委ねているわたしは自らの意思で自らの手で洋服を脱ぐことは皆無なのだ。
自分の意思で服を脱ぐ、不思議。
ソファに座る那智さんの前に全裸のわたし。
スーツと全裸はそれほどめずらしくない光景ではあるけれど、自らの意思と手でということが違うだけで、こんなにも違和感があるのだ。
首輪を手に持ち那智さんに差し出し
今日も厳しいご調教をお願いいたします
と三つ指をつき頭を床につける。(ホントは厳しいのイヤさんだけど、つけてみた)
きゃあ、これが憧れだったのだ!!
でも、ひたすらぎこちなく照れくさい^^;
首輪をつけリードを繋げ、その端を持ちながらソファから見下ろし真剣な顔で
じゃあ、いまからはじめるよ
これから先は理不尽なことも言うかもしれない
でも、俺はそれが理不尽だとわかってて言うんだからね、いいね?
はい
正座のまま恐る恐る、頷く。
首輪にリード、足下に正座、どれもいつもしていることだけどネーミングを変えただけでやっぱり落ち着かない、不思議だね。
那智さんの指がわたしの体に触れる。
それだけでぎゅっと快感になってしまうのは、どんな名前になっても同じだ。
はう、と腰が動く。
それを見逃すことなく指が股間に移動した。
那智さんが確かめたそこは恥ずかしいほど濡れている。
まだ何もしていないのに、こんなに濡らして
(おお、那智さん定番のセリフです!!)
ごめんなさい
あ、(違う!!)申し訳ございません(こっちが正解!!と言い直す 笑)
こんなに淫乱なりん子にはお仕置きが必要だな
(やった!!お仕置き!!)と心の中のわたしがやんややんや言っているのだけど、一方で(だって濡れてなきゃ、それはそれでダメでしょ?だから濡れていることは正解なはずなのに、なぜお仕置き?)とすでに『理不尽』に対して思考が働き出す。
那智さんが宣言してくれたにも関わらず、どうも無視できない^^;
そんなわたしの思考なんて無視して根性棒を持ち出し、「そこに膝立ちになりなさい」とソファを指差し命令する那智さん。
うわ、こんなしょっぱなから根性棒ですか!?
ものすごい抵抗感で動きはノロノロ。
本来なら理不尽なお仕置きに被虐の喜びなんだろうけど、根性棒痛いからね、その痛さを想像すると陶酔できないところもあるのだ。
でも命令通りにソファに上り膝立ちになってお尻を差し出す。
怖いよう。
お仕置きを待つ不安げなお尻に根性棒の一発。
バシン!!!
痛い、痛い!!
那智さん、かなりMAXの力ですよ!!!
わーーーん、痛い〜と嘆きたいけど、どう振る舞っていいかわからずあうあうしていると
何て言うの?
はい?
ありがとうございます、だろ?
はあああ、そうだああ、ご調教でお仕置きはどんな理不尽でも『ありがとうございます』だあああ。
ああ、なんて憐れなわたし。
なかなかの被虐感だ。
ありがとうございます…
殊勝な感じでお礼をいう。
2発、3発「ありがとうございます」、4発、5発「ありがとうございます」
…
うそ、全然ありがたくない!!
だって、那智さん、MAXで打つんだもん!!
MAXで打つのは『ごっこ』じゃない!!
こんなに痛いことを受け入れるためには、たくさんの邪魔な感情は排除しないと快感にはならないんだ。
快感にならない『痛いこと』なんて、ぜんぜんありがたくない!!
しかも、那智さん、濡れてて本当はいいことなのにお仕置きなんて辻褄合わないこと言って、『ごっこ』だっていったのにこんなに痛くして、それで「ありがとうございます」だなんて言えるわけない!!!
那智さんに対する不信感がぐるぐるしだして、混乱してくる。
その間も、すごく痛い根性棒は続き、痛がって体勢を崩すこともできず、ただお礼をいい続ける自分がだんだん悲しくなってきてしまった。
那智さん、痛くしてる;;
理不尽なこと言ってすごく痛くしてる;;
いつもの優しい那智さんじゃない;;
いつのも筋の通った那智さんじゃなーーーい!!!!
わーーーん、那智さん、ごめんなさい、無理です〜〜;;;;
涙腺決壊。
どうした?(笑)
ごめんなさい、なんだか悲しくなっちゃったです;;
バカだな、理不尽なこと言うって言っただろ?
だから『ごっこ』だって言ったんだよ、ごっこだからりん子は我慢しないでりん子の想像する『奴隷』を楽しまないといけないんだよ(笑)
なんか、真剣になっちゃったです;;
どうする?続ける?
ごめんなさい、もういいです、いつもの那智さんに戻ってください
こうして憧れの『ご主人様と奴隷』の時間は約5分でギブアップ。
真剣に主従や『ご主人様と奴隷』をされている方には『ごっこ』なんていうのは申し訳ないですが、わたしは那智さんの作る『ごっこ』遊びの世界をまったく楽しめませんでした。
(でも、『ごっこ(ロールプレイ)』にする以外に理不尽や矛盾を解消する方法をわたしは知らないのです)
それは恐らく最初に痛いことをされて、それが真剣に取り組まないと立ち向かえないほどの痛さだったからどんどん混乱してしまって理不尽を責めるような気持ちが生まれてしまったからというのが大きいと思います。
もともとわたしは性行為の最中我を手放すことが苦手だったので、できるだけ余計なことは考えず快感や那智さんに没頭したほうがいいわけで、それには頭を使う『ごっこ』は合わなかったのかなと思います。
それらしく振る舞う気遣い、理不尽に対する疑問、その疑問を無視する力、こういう余計な思考がないほうがいいのですね。
きっと想像力がたくましかったりしたら、その状況に上手に酔うこともできるのでしょうけど。
特に那智さんはわたしに『自然』でいるように、自然で感じられるように育てたので、よけい、かな^^;
主従というかSMというか、とにかく非日常な世界は、その世界に酔うことはとても必要なことだと思うし、それをご主人様が作り、奴隷さんも乗っかるとよりよい空間が楽しめるのだと思う。
そう考えたら、那智さんはその世界観作りに失敗したのかもしれない。
でも、泣くほど真剣に悲しくさせたのだから、ある意味成功か(笑)
とにかく、ぬくぬく甘えさせてもらっているわたしはまったくヘタレだったということで、ごめんなさい、です。
ただ経験してみて思うのは、可愛がるとか快感になるようにというモチベーションがない痛いことを受けるのは、かなりキツい、たとえ好きな男がしてくれていたとしてもぜんぜん良くない、悲しくなってしまうほどだった。
やっぱり理不尽を受け入れる『奴隷さん』は、【理不尽を喜べる性癖】の人以外はやめたほうがいいというもの実感です。
<関連エントリー>
主従への憧れ
『あなたのもの』
『空は飛べない』
『そうありたい』
『ご主人様』
根性棒ってこういうの^^
『根性棒!!』
『徒然に『根性棒』』
『哀願』
理不尽を喜べる性癖とかSMの矛盾とか
『奴隷の定義』
『那智さんのSM』
『徒然に『M女の快感』』
『M女の種類』
『奴隷『が』いいの?』
『奴隷願望の矛盾』
「等式」感想です。楽しいエントリーでした。りん子があの場を楽しめるようには行動しなかった。形式美と本気を目標にした。加虐をするなら遠慮はいらないはず。バンバンやってその中から何が生まれるのか見たかった。私の考えるs男性は苦しめてなんぼなのだから。
りん子(^-^)那智さん感想の修正です。「加虐するなら遠慮はいらないはず」の「遠慮」を「思慮」や「加減」などに置き換えてください。普段も遠慮はしていないから。
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- エゴマゾでいこう 2009/06/06
- 空は飛べない 追記アリ 2012/03/16
- ひとり加えること 2011/09/21
COMMENT
このお話だったのですね!
那智さんのお考えに至極共感します。
「ご主人様と奴隷」って構図がSM…って概念が勝手に出来上がってる昨今の流れにはひどく反発を感じます。先日SMショーを見る機会がありましたが、緊縛して吊り上げて鞭打って蝋燭垂らして…どれもこれも同じ責めで、あぁ一般的にはSMってこういうイメージなんだな~と思ってがっかりした次第です。
先日の話のように「ご主人様と奴隷」って言葉が一般化してしまって、それを利用しないと関係を作れない人達の安易な小道具になってしまっているような気さえしています。本当は最初からそんな役割にとらわれないほうが際限なく深いとこまでいけるんじゃないかなとも思います。
私のそう多くない経験ではありますが、ホンモノほど自分をご主人様なんて呼ばせたりしないですね。そんなホンモノはかなり希少価値ですけど(^_^;)
決まりきった関係のカタチではなく、お二人だけのカタチを作ってこられたことに年月の重みを感じます。
那智さんのお考えに至極共感します。
「ご主人様と奴隷」って構図がSM…って概念が勝手に出来上がってる昨今の流れにはひどく反発を感じます。先日SMショーを見る機会がありましたが、緊縛して吊り上げて鞭打って蝋燭垂らして…どれもこれも同じ責めで、あぁ一般的にはSMってこういうイメージなんだな~と思ってがっかりした次第です。
先日の話のように「ご主人様と奴隷」って言葉が一般化してしまって、それを利用しないと関係を作れない人達の安易な小道具になってしまっているような気さえしています。本当は最初からそんな役割にとらわれないほうが際限なく深いとこまでいけるんじゃないかなとも思います。
私のそう多くない経験ではありますが、ホンモノほど自分をご主人様なんて呼ばせたりしないですね。そんなホンモノはかなり希少価値ですけど(^_^;)
決まりきった関係のカタチではなく、お二人だけのカタチを作ってこられたことに年月の重みを感じます。
1行1行、どれも『おっしゃる通り』とハンコ押して回りたいです(笑)
いつか一度ちゃんとエントリーしたいと思うんですが、行為と関係性って別物だと思うんです。
所詮はSとMという性的嗜好の組み合わせなだけなのに、なぜかどこに関係性の優劣みたいなものが出来上がってしまう感じありますよね。
Hさんの言葉を借りれば、安易な小道具になっている名称を使っても最終的には人と人の関係、そこからどれだけ深く長く続けていくかは小道具に頼っていては難しいのかなって思いました。
ただ、今回のように『ごっこ』として真剣に遊ぶなら成立するかと思うけど、それは当人同士のことなのに、わりと周囲がそれをもてはやす風潮も、ちょっと苦手です^^;
で、役割に捉われないほうが深いところまでいかれるというのも納得です。
でも、安易な小道具に頼る人は意外と深いものを持っていないのかもしれないなって想像しました。
いろいろエントリーのヒントになりそうなお話に感謝ですし、那智さんも自分の感じていることにピッタリはまるご意見をいただけて、もう指しで飲みたい!!勢いです(笑)
じつは、先日言っていたのは別のエントリーでして『那智さんのSM』の続編が後日控えていますので、また読んでくださいね^^
いつか一度ちゃんとエントリーしたいと思うんですが、行為と関係性って別物だと思うんです。
所詮はSとMという性的嗜好の組み合わせなだけなのに、なぜかどこに関係性の優劣みたいなものが出来上がってしまう感じありますよね。
Hさんの言葉を借りれば、安易な小道具になっている名称を使っても最終的には人と人の関係、そこからどれだけ深く長く続けていくかは小道具に頼っていては難しいのかなって思いました。
ただ、今回のように『ごっこ』として真剣に遊ぶなら成立するかと思うけど、それは当人同士のことなのに、わりと周囲がそれをもてはやす風潮も、ちょっと苦手です^^;
で、役割に捉われないほうが深いところまでいかれるというのも納得です。
でも、安易な小道具に頼る人は意外と深いものを持っていないのかもしれないなって想像しました。
いろいろエントリーのヒントになりそうなお話に感謝ですし、那智さんも自分の感じていることにピッタリはまるご意見をいただけて、もう指しで飲みたい!!勢いです(笑)
じつは、先日言っていたのは別のエントリーでして『那智さんのSM』の続編が後日控えていますので、また読んでくださいね^^
『お仕置き』の理不尽、思いっきり共感しちゃいました(笑)
そうなんですよ。
あれって頭の中で「そうなるようにしたんやん」とか「本当は濡れてて『よっしゃ〜』って思ってるんちゃうん?」とかって、私はあっかんべーになったりするんですよ^_^;
うまく(ごっこ遊びに)入れるときもあるんですけどね(;^_^A
そうなんですよ。
あれって頭の中で「そうなるようにしたんやん」とか「本当は濡れてて『よっしゃ〜』って思ってるんちゃうん?」とかって、私はあっかんべーになったりするんですよ^_^;
うまく(ごっこ遊びに)入れるときもあるんですけどね(;^_^A
難しいところですよね。社会的にそういう制度があって、奴隷が存在する…という物語を読んでいるんですが(すんごい長編)一度も、罰をうけて「ありがとうございます」なんていう場面は描写されていないです。あれはやっぱり、その…そういうビデオとかで流出して、「こうやるのねえ」と決められたSM界のお約束と見ていいんじゃないでしょうか。
ライトノベルには「鞭を与えられることをすら甘美と感じられないようではつとまらない」という描写が出たのがあった気がしますが、「たとえ」でした。(「種の違いがある世界で)
理不尽さは耐えるべき…というのは立場が下だから、というのはまあ、そういう社会なら「そういうもの」としてありでしょう。理不尽だけれど、そんなものに文句を言ったら余計ひどい目に…というのがはっきりしていれば、習慣として言わなくなるものです。(<経験者)
今パートナーとするなら、ロールプレイとしてはそっちが好きかな…と。好みの問題でしょうけどね。
時々SM界のお約束みたいなのを目にして、ちょっと違和感を感じていたので、このエントリー、興味深かったです。
ライトノベルには「鞭を与えられることをすら甘美と感じられないようではつとまらない」という描写が出たのがあった気がしますが、「たとえ」でした。(「種の違いがある世界で)
理不尽さは耐えるべき…というのは立場が下だから、というのはまあ、そういう社会なら「そういうもの」としてありでしょう。理不尽だけれど、そんなものに文句を言ったら余計ひどい目に…というのがはっきりしていれば、習慣として言わなくなるものです。(<経験者)
今パートナーとするなら、ロールプレイとしてはそっちが好きかな…と。好みの問題でしょうけどね。
時々SM界のお約束みたいなのを目にして、ちょっと違和感を感じていたので、このエントリー、興味深かったです。
わたしも浴衣を着たとき「おしとやかにするのね」のごっこには感じてしまったこともあるので^^;
ロールプレイが全部醒めちゃうわけでもないのだけど、この差はなんなのだろうね。
いま、思ったのは『する側』の態度に変化があるかどうかの違いかなぁ。
『する側』がいつものままでいう理不尽には萌えだけど、たとえば、急に口調や目つきが変わったりされると、わたしの場合はダメなのかなって思いました。
那智さんとの関係に於いてだったら、楽しそうに「お仕置き〜」なんてされるほうがよっぽどいいかも^^
ロールプレイが全部醒めちゃうわけでもないのだけど、この差はなんなのだろうね。
いま、思ったのは『する側』の態度に変化があるかどうかの違いかなぁ。
『する側』がいつものままでいう理不尽には萌えだけど、たとえば、急に口調や目つきが変わったりされると、わたしの場合はダメなのかなって思いました。
那智さんとの関係に於いてだったら、楽しそうに「お仕置き〜」なんてされるほうがよっぽどいいかも^^
こんにちは^^
momoさん、いろいろ本を知っていていいなぁ、興味アリです^^
文句を言ったら余計ひどい目に!!
わたしたちの間でも拒否を示すともっと大変な事態に陥るから従うというのはあります^^
これは性的な場面に主に発動しますし、最終的にはそれで快感が増したり幸福になったりするのでいわいる『お仕置き』ではないですね〜(だから、むしろ「ありがとうございます」かもしれません^^;)
本や映像や、個人で発信しているブログなどなど、どこかで見たようなことを疑問も持たずいいとこ取りしている様子を見ると、わたしはmomoさんが感じるような違和感を感じますね。
矛盾や理不尽をお互い承知でやってますと言ってもらえるほうが心地よいです^^
結局、何から影響を受けるか、自分の内なるものなのか、どれを選ぶかは『それが好き』ってことしかないのですよね〜。
momoさん、いろいろ本を知っていていいなぁ、興味アリです^^
文句を言ったら余計ひどい目に!!
わたしたちの間でも拒否を示すともっと大変な事態に陥るから従うというのはあります^^
これは性的な場面に主に発動しますし、最終的にはそれで快感が増したり幸福になったりするのでいわいる『お仕置き』ではないですね〜(だから、むしろ「ありがとうございます」かもしれません^^;)
本や映像や、個人で発信しているブログなどなど、どこかで見たようなことを疑問も持たずいいとこ取りしている様子を見ると、わたしはmomoさんが感じるような違和感を感じますね。
矛盾や理不尽をお互い承知でやってますと言ってもらえるほうが心地よいです^^
結局、何から影響を受けるか、自分の内なるものなのか、どれを選ぶかは『それが好き』ってことしかないのですよね〜。
本の題名をお知らせしましょう。長編の方は、ジョン・ノーマン作、「ゴル」で検索をかけると出ます。創元推理文庫。ただし最初の方はただの冒険ものです。過激になってくるのはいいんですが、最初の方をよんでいないと訳がわからないので、長編を読む覚悟で。英語版は30冊ぐらいあって、検索語は「Gorean saga」で。
ライトノベルの方は、「星界の紋章」。アニメにもなりましたが、そっちは全然で、小説の方を。ハヤカワ文庫。ただ、一人の脇役の性癖としてしか出てこないのでちょびーっっとです。二行ぐらい?そういうのを楽しむのに読む本ではないです。スペースオペラとしては、うんといい出来ですが。
あとは、吸血鬼ものを書いていた、アン・ライスの「眠り姫シリーズ」はいかがでしょう。三部作で、少女漫画みたいな表紙がついています。ポピュラーだからご存知かもしれませんね。確か扶桑社の文庫でした。
中学生の時にくらった体罰は、反抗なんてそぶりでも見せようものなら倍になりましたからね。自分がかわいければあっというまに学習せざるを得ませんでした。一種、あれは洗脳でしたね。
今なら、ばれたら新聞沙汰だったかもしれません。
ライトノベルの方は、「星界の紋章」。アニメにもなりましたが、そっちは全然で、小説の方を。ハヤカワ文庫。ただ、一人の脇役の性癖としてしか出てこないのでちょびーっっとです。二行ぐらい?そういうのを楽しむのに読む本ではないです。スペースオペラとしては、うんといい出来ですが。
あとは、吸血鬼ものを書いていた、アン・ライスの「眠り姫シリーズ」はいかがでしょう。三部作で、少女漫画みたいな表紙がついています。ポピュラーだからご存知かもしれませんね。確か扶桑社の文庫でした。
中学生の時にくらった体罰は、反抗なんてそぶりでも見せようものなら倍になりましたからね。自分がかわいければあっというまに学習せざるを得ませんでした。一種、あれは洗脳でしたね。
今なら、ばれたら新聞沙汰だったかもしれません。
わあ、ありがとうございます^^
『ゴル』シリーズはmomoさんのところで書かれていましたよね。
すこし気になったけど、たくさんっぽかったので若干及び腰^^;
その他のものはもう少し手軽に読めそうですね。
図書館で探してみよう^^
momoさんの体罰のお話も拝見していました。
いまmomoさんと旦那様の間で交わされている『お仕置き』的なものとはまったく違う質のものですよね。
先輩と後輩という関係でもあっという間に恐怖に支配されて一種洗脳のような状態になるのだから、大人と子供の間で同じようなことがあると、なかなか厳しいものがあるだろうなと、いろいろ思い巡らします。
まあ、何より好きな男にされるからいいのであって、ね^^
『ゴル』シリーズはmomoさんのところで書かれていましたよね。
すこし気になったけど、たくさんっぽかったので若干及び腰^^;
その他のものはもう少し手軽に読めそうですね。
図書館で探してみよう^^
momoさんの体罰のお話も拝見していました。
いまmomoさんと旦那様の間で交わされている『お仕置き』的なものとはまったく違う質のものですよね。
先輩と後輩という関係でもあっという間に恐怖に支配されて一種洗脳のような状態になるのだから、大人と子供の間で同じようなことがあると、なかなか厳しいものがあるだろうなと、いろいろ思い巡らします。
まあ、何より好きな男にされるからいいのであって、ね^^
こんばんは。
コメントは久しぶりですけれど、いつも楽しみに読んでいます。
わたしなんかが
きっと年下ですし、経験も文章力もないのに失礼ですけれど、りん子さんすごく可愛らしいなって思って、にこにこ読んじゃいました。
わーーーんって泣いちゃったところです。
ますますファンになりました。
でも、泣いちゃったけど、ピークまで来ちゃったらやってみないと精神衛生上よくないですよね。いつまでも、もやもやして気持ち悪いですし。
わたしも、どんなことに対してもそういうタイプです。
コメントは久しぶりですけれど、いつも楽しみに読んでいます。
わたしなんかが
きっと年下ですし、経験も文章力もないのに失礼ですけれど、りん子さんすごく可愛らしいなって思って、にこにこ読んじゃいました。
わーーーんって泣いちゃったところです。
ますますファンになりました。
でも、泣いちゃったけど、ピークまで来ちゃったらやってみないと精神衛生上よくないですよね。いつまでも、もやもやして気持ち悪いですし。
わたしも、どんなことに対してもそういうタイプです。
こんにちは^^
楽しんでくださってありがとうございます^^
こうやっておひさしぶりの方がコメントくださることもうれしいです。
あはは、可愛いってすごく照れくさいけどうれしいです♪
あのときはホントにイヤで泣いてしまったけど、いま思えば泣けたことは幸せだったかもしれないなぁ。
とにかく、これだけ思いが募ってしまったのだから、やっぱりやって正解で、あれ以降いろいろな意味で肩の力が抜けたって感じです。
ぐーす。さんももやもやすることは『やってみる』タイプなのですね^^
きっと、そうやって踏み出した一歩は、結果はどうあれ後悔しないんだろうな〜。
そういうぐーす。さん、気持ちいいです♪
楽しんでくださってありがとうございます^^
こうやっておひさしぶりの方がコメントくださることもうれしいです。
あはは、可愛いってすごく照れくさいけどうれしいです♪
あのときはホントにイヤで泣いてしまったけど、いま思えば泣けたことは幸せだったかもしれないなぁ。
とにかく、これだけ思いが募ってしまったのだから、やっぱりやって正解で、あれ以降いろいろな意味で肩の力が抜けたって感じです。
ぐーす。さんももやもやすることは『やってみる』タイプなのですね^^
きっと、そうやって踏み出した一歩は、結果はどうあれ後悔しないんだろうな〜。
そういうぐーす。さん、気持ちいいです♪