最低は最高?1
独特な幸福感
もう、サイテー!!!
なんでわたしは深夜1時にコピー機の前で刷り上がった資料を箱詰めしてるんだ!?
部屋着のワンピで、しかもノーブラで!!!
話は遡ること一ヶ月、12月初旬。
(遡りますよ〜^^長くなりますよ〜)
那智さんが夕方から出張に出る日だった。
ランチをしにお仕事場の近くまで行ったのだ。
そこで冗談半分で、出張先に向かう特急列車に一緒に乗る?という話題になった。
お仕事場から出張先の間にわたしの地元があるから、そこまで一緒にというわけ。
何回か一緒に旅行に行っているけど、新幹線や特急列車に乗るということはとても特別な気分になるものだ。
那智さんはイベントを楽しくしようとしてくれるから、わたしはそれに乗っかって列車の中からとてもとても楽しい。
在来線ではない列車はその楽しさを彷彿させてくれるから、じゃあ、それだけでも楽しむ?という話題になったのだ。
たしかに、すごーく魅力。
だけどランチ終了から3、4時間待って特急料金支払って15分間旅行気分を味わうことに、さすがのわたしも価値を見いだせなかった(笑)
ちょっと面白そうですね〜、でも、まあそれはないかな〜と楽しい話題のひとつとしてその話は終わった、はず、だった。
夕方近く。
お仕事場を出て駅に向かう那智さんが電話をくれた。
他愛もない話をしているうちに駅に着き、特急のホームに到着。
この辺りから那智さんのお遊びモードが発動しはじめた。
あ〜、ここにりん子がいればな〜。
一緒に乗って楽しかっただろうな〜。
一緒に○○に乗るんだよ〜。
旅行気分だよ〜。
わああ、そんなこと言ったら、そこにいたくなっちゃう。
こんなふうに帰ってしまったことを後悔してしまいそなことを言い出す。
那智さんはわたしが帰ったことを責めているのではもちろんない。
わたしがいなくて寂しいわけでも、当然ない。
だけど、たぶん、あっさり帰ってしまったわたしをちょっとだけ遊ぼうと思っているんだ。
あーん、一緒に乗りたかった〜;;って言わせたいんだ。
最初は、それもわかっているし互いに戯れ言だとわかっているのだけど、物事はエスカレートするものだ。
那智さんの煽りがどんどん増す。
さあ、出発するよ〜
一緒だったら楽しかっただろうね〜
あーん、那智さん、そんなこと言わないでくださいよぉ
りん子が隣りにいなくて寂しいな〜(笑)
不思議なもので那智さんの意思はわたしの意志のわたしは、那智さんが『楽しそうだよ』と言えば至上の悦楽が待っているように感じ、那智さんが『一緒にいたいね』と言えば地獄の底までご一緒したくなるのだ(笑)
そこにいないことが、だんだんこの上ない不幸に思えてきてしまう。
那智さん、それ以上言わないでください。
たぶん悲しくなるから…(すでに危うい)
そう〜?
あ、ほら、りん子、○○タワーが見える。
夕日でキレイだよ、一緒に見たかったね〜(笑)
わーーーーん、那智さんの意地悪!!わたしだって一緒に見たいのにーーー;;;
(はい、ごめんなさい、これで泣きました^^;)
『下の立場で幸せの共有』をしたいわたしにとって、那智さんが見たキレイな景色を一緒に見られなかったことは、やっぱりこの上ない不幸だ!!
まんまと思い通りに不幸のどん底に落ちた。
ホント、那智さんに関連するとわたしの涙腺はバカになる^^;
情けない。
那智さんは大笑い。
でもちょっぴりかわいそうに思ってくれたのか、ここから楽しい話題にシフトチェンジしてくれる。
じゃあ、来年の○日はあの旅館に行こうか?
那智さんは毎年1月に一泊で大きなイベントがある。
その準備で大忙しなんだけど、その一泊の前、前泊して準備することがほとんどなのだけど、今回はもしかしたら少し余裕ができたら、その前泊を小旅行に当てることができるかもしれないということだったんだ。
たまたま、今回はわたしも二泊できそうなので、まあ小旅行は無理にしても那智さんのイベントで宿泊するホテルに潜入することは可能かなと思っていたのだ。
で、もし小旅行ができるなら以前仕事で使ったことがある海沿いの旅館に泊まろうかって話題が出ていたので、その話を持ち出して、楽しい話題にシフトチェンジしてくれたのだ。
じゃあ、来年の○日はあの旅館に行こうか?
うう、はい;;;;
浴衣着てね、温泉入って
はい;;
一晩中波の音が聞こえるんだよ〜
はい〜;;那智さん、連れてってくださいね〜^^
『波の音』発言に、一気に涙は甘いものに。
いつの間にか、笑い泣き。
ふう、今泣いたカラスがもう笑うをこの年にして実践する情けなさと、幸福だ^^;
それにしても、自分で足を引っかけて転ばせておいて優しく手を差し伸べるのが那智さんの手法、なんかズルい(笑)
これにまんまと引っかかるわたしもわたしだけど。
その波の音を聞くはずだった○日の夜、いいや、いまは明けて×日だ。
深夜1時、波の音じゃなくて、わたしはコピー機の規則的な機械音を聞いているのだった!!!
<関連エントリー>
旅行のことを集めました^^
『ロマンチックなお話』
『旅行1 2 3』
『夏の旅行1 2 3 4 5 6 7』
ホテルの潜入したとき
『幸せな軟禁状態』
もう、サイテー!!!
なんでわたしは深夜1時にコピー機の前で刷り上がった資料を箱詰めしてるんだ!?
部屋着のワンピで、しかもノーブラで!!!
話は遡ること一ヶ月、12月初旬。
(遡りますよ〜^^長くなりますよ〜)
那智さんが夕方から出張に出る日だった。
ランチをしにお仕事場の近くまで行ったのだ。
そこで冗談半分で、出張先に向かう特急列車に一緒に乗る?という話題になった。
お仕事場から出張先の間にわたしの地元があるから、そこまで一緒にというわけ。
何回か一緒に旅行に行っているけど、新幹線や特急列車に乗るということはとても特別な気分になるものだ。
那智さんはイベントを楽しくしようとしてくれるから、わたしはそれに乗っかって列車の中からとてもとても楽しい。
在来線ではない列車はその楽しさを彷彿させてくれるから、じゃあ、それだけでも楽しむ?という話題になったのだ。
たしかに、すごーく魅力。
だけどランチ終了から3、4時間待って特急料金支払って15分間旅行気分を味わうことに、さすがのわたしも価値を見いだせなかった(笑)
ちょっと面白そうですね〜、でも、まあそれはないかな〜と楽しい話題のひとつとしてその話は終わった、はず、だった。
夕方近く。
お仕事場を出て駅に向かう那智さんが電話をくれた。
他愛もない話をしているうちに駅に着き、特急のホームに到着。
この辺りから那智さんのお遊びモードが発動しはじめた。
あ〜、ここにりん子がいればな〜。
一緒に乗って楽しかっただろうな〜。
一緒に○○に乗るんだよ〜。
旅行気分だよ〜。
わああ、そんなこと言ったら、そこにいたくなっちゃう。
こんなふうに帰ってしまったことを後悔してしまいそなことを言い出す。
那智さんはわたしが帰ったことを責めているのではもちろんない。
わたしがいなくて寂しいわけでも、当然ない。
だけど、たぶん、あっさり帰ってしまったわたしをちょっとだけ遊ぼうと思っているんだ。
あーん、一緒に乗りたかった〜;;って言わせたいんだ。
最初は、それもわかっているし互いに戯れ言だとわかっているのだけど、物事はエスカレートするものだ。
那智さんの煽りがどんどん増す。
さあ、出発するよ〜
一緒だったら楽しかっただろうね〜
あーん、那智さん、そんなこと言わないでくださいよぉ
りん子が隣りにいなくて寂しいな〜(笑)
不思議なもので那智さんの意思はわたしの意志のわたしは、那智さんが『楽しそうだよ』と言えば至上の悦楽が待っているように感じ、那智さんが『一緒にいたいね』と言えば地獄の底までご一緒したくなるのだ(笑)
そこにいないことが、だんだんこの上ない不幸に思えてきてしまう。
那智さん、それ以上言わないでください。
たぶん悲しくなるから…(すでに危うい)
そう〜?
あ、ほら、りん子、○○タワーが見える。
夕日でキレイだよ、一緒に見たかったね〜(笑)
わーーーーん、那智さんの意地悪!!わたしだって一緒に見たいのにーーー;;;
(はい、ごめんなさい、これで泣きました^^;)
『下の立場で幸せの共有』をしたいわたしにとって、那智さんが見たキレイな景色を一緒に見られなかったことは、やっぱりこの上ない不幸だ!!
まんまと思い通りに不幸のどん底に落ちた。
ホント、那智さんに関連するとわたしの涙腺はバカになる^^;
情けない。
那智さんは大笑い。
でもちょっぴりかわいそうに思ってくれたのか、ここから楽しい話題にシフトチェンジしてくれる。
じゃあ、来年の○日はあの旅館に行こうか?
那智さんは毎年1月に一泊で大きなイベントがある。
その準備で大忙しなんだけど、その一泊の前、前泊して準備することがほとんどなのだけど、今回はもしかしたら少し余裕ができたら、その前泊を小旅行に当てることができるかもしれないということだったんだ。
たまたま、今回はわたしも二泊できそうなので、まあ小旅行は無理にしても那智さんのイベントで宿泊するホテルに潜入することは可能かなと思っていたのだ。
で、もし小旅行ができるなら以前仕事で使ったことがある海沿いの旅館に泊まろうかって話題が出ていたので、その話を持ち出して、楽しい話題にシフトチェンジしてくれたのだ。
じゃあ、来年の○日はあの旅館に行こうか?
うう、はい;;;;
浴衣着てね、温泉入って
はい;;
一晩中波の音が聞こえるんだよ〜
はい〜;;那智さん、連れてってくださいね〜^^
『波の音』発言に、一気に涙は甘いものに。
いつの間にか、笑い泣き。
ふう、今泣いたカラスがもう笑うをこの年にして実践する情けなさと、幸福だ^^;
それにしても、自分で足を引っかけて転ばせておいて優しく手を差し伸べるのが那智さんの手法、なんかズルい(笑)
これにまんまと引っかかるわたしもわたしだけど。
その波の音を聞くはずだった○日の夜、いいや、いまは明けて×日だ。
深夜1時、波の音じゃなくて、わたしはコピー機の規則的な機械音を聞いているのだった!!!
<関連エントリー>
旅行のことを集めました^^
『ロマンチックなお話』
『旅行1 2 3』
『夏の旅行1 2 3 4 5 6 7』
ホテルの潜入したとき
『幸せな軟禁状態』
最低は最高?2
独特な幸福感
まあ、そもそも、○日〜×日にかけて小旅行が実現できるとは思っていなかった。
たぶん那智さんもそうだろう。
元々できない約束は絶対といっていいくらいしない人なので、旅館のこともタラレバでの話だった。
『行こうね』と約束したのではなくて、『行かれたら行こうか?』というレベルなのは長い付き合いで承知している。
だから、それはほとんど期待していなかった。
ただ、このイベントももう何年か繰り返し行われていて始めた当初より年々慣れてきて準備にも余裕が出てきているのは感じていたから、旅館の小旅行は無理でも宿泊するホテルに一泊多く泊まって、夜遊びくらいはできるかな〜という感じではいたんだ。
○日が迫って、小旅行は無理と判断してホテルに前泊することが決まった。
わたしは翌日の×日は仕事が入っていたから、ホテルからお仕事またホテルに帰宅で二泊というなんだかホテル住まいみたいな面白いことになりそうだった。
目論みはこう。
○日午後に落ち合い、ホテルにチェックインをしていちゃいちゃ*^^*
夜ホテルのレストランで食事と飲み〜^^
翌朝、那智さんはイベント会場へ、わたしはお仕事へ、本番と打ち合せを終えてホテルに帰宅。
一泊目はこんな段取り。
那智さんはイベントと懇親会と3次会と…で恐らく二泊目はヘトヘトで深夜のご帰宅だろう。
一緒に眠れることはそれだけでも幸せだけど、まあ、どちらかというと一泊目のほうが楽しいデートってわけ。
しかし。
毎年繰り返して慣れてきているらしいのに、なんだか様子を見ていると例年より手間取っている感じ。
聞くと、どうやら新しい試みをしているそうで、それが思いのほか大変だったそうだ。
まあ、俺がやろうって言い出したから、しかたないんだけどね^^;
でも、どうもはじめてみたら大変だったということなのだ。
何年か前も、このイベント絡みでお泊まりできたことがあるんだけど、そのときも前泊してすこしお仕事を手伝ったんだ。
那智さん、終わらなければお手伝いしますよ^^
だからもし大変ならチェックイン遅らせてお手伝いするつもりではいた。
わたしは基本那智さんと一緒にいられることで充分満足なので、お手伝いをすることはかまわない。
まあ、夜のお食事くらいからは遊べるでしょう、いちゃいちゃはその後でもよし、だしね^^
ところが、徐々に包囲網が狭まってくる…。
○日の前々日に。
ごめん!!○日21時から打ち合わせになっちゃった!!
ええ?
聞くと、前泊するお偉いさんが何人かいて、イベントの最終打ち合せに急遽招集されてしまったのだ。
しかもホテルのレストランの個室を使って、飲食がてら。
ということは、ふたりでそのレストランでお食事&飲みは不可能になってしまった。
だっていちおう時間は決まっていても、その前に同じレストランで女とふたり食事して酒飲んでいるわけにはいかないだろう。
それじゃあ、那智さんだって楽しめない。
楽しめないことを無理やりしてもらう趣味はわたしにはないしね^^
ということは、午後お仕事場で落ち合って、終わらない分があればお手伝いして、終わり次第ホテルにチェックインして、21時に那智さんは打ち合せに出かけていく。
ということになる。
何やら雲行き怪しい?
ふむふむ、那智さんとふたりでいる時間はどれくらいだ?
手伝っている時間を含めたら5、6時間、レストランの営業時間が0時までなので遅くとも0時からも一緒にいられる。
えっと、わたしは一緒にいられることで充分幸せだ(ホントだよ)
お手伝いをして那智さんがラクになってくれたら、それはとても嬉しい(ここもホント、犬気質だもん)
21時からお食事に出かけちゃうから、わたしもそこから夕飯だ。
ひとりでご飯を食べることも、食べに出かけることもぜんぜんキライじゃない、だから、それも問題ない(21時まで待つのはちょっとお腹減っちゃうけど)
だから、それも不満はない。
だーけーどー(笑)
あれ?一晩中波の音は!?
ホテルでいちゃいちゃとレストランでコースとワインは!?
なんだか〜、話が違うんですけど〜(笑)
狭まる包囲網、わたしは否応なく不安を覚えはじめていた!!
まあ、そもそも、○日〜×日にかけて小旅行が実現できるとは思っていなかった。
たぶん那智さんもそうだろう。
元々できない約束は絶対といっていいくらいしない人なので、旅館のこともタラレバでの話だった。
『行こうね』と約束したのではなくて、『行かれたら行こうか?』というレベルなのは長い付き合いで承知している。
だから、それはほとんど期待していなかった。
ただ、このイベントももう何年か繰り返し行われていて始めた当初より年々慣れてきて準備にも余裕が出てきているのは感じていたから、旅館の小旅行は無理でも宿泊するホテルに一泊多く泊まって、夜遊びくらいはできるかな〜という感じではいたんだ。
○日が迫って、小旅行は無理と判断してホテルに前泊することが決まった。
わたしは翌日の×日は仕事が入っていたから、ホテルからお仕事またホテルに帰宅で二泊というなんだかホテル住まいみたいな面白いことになりそうだった。
目論みはこう。
○日午後に落ち合い、ホテルにチェックインをしていちゃいちゃ*^^*
夜ホテルのレストランで食事と飲み〜^^
翌朝、那智さんはイベント会場へ、わたしはお仕事へ、本番と打ち合せを終えてホテルに帰宅。
一泊目はこんな段取り。
那智さんはイベントと懇親会と3次会と…で恐らく二泊目はヘトヘトで深夜のご帰宅だろう。
一緒に眠れることはそれだけでも幸せだけど、まあ、どちらかというと一泊目のほうが楽しいデートってわけ。
しかし。
毎年繰り返して慣れてきているらしいのに、なんだか様子を見ていると例年より手間取っている感じ。
聞くと、どうやら新しい試みをしているそうで、それが思いのほか大変だったそうだ。
まあ、俺がやろうって言い出したから、しかたないんだけどね^^;
でも、どうもはじめてみたら大変だったということなのだ。
何年か前も、このイベント絡みでお泊まりできたことがあるんだけど、そのときも前泊してすこしお仕事を手伝ったんだ。
那智さん、終わらなければお手伝いしますよ^^
だからもし大変ならチェックイン遅らせてお手伝いするつもりではいた。
わたしは基本那智さんと一緒にいられることで充分満足なので、お手伝いをすることはかまわない。
まあ、夜のお食事くらいからは遊べるでしょう、いちゃいちゃはその後でもよし、だしね^^
ところが、徐々に包囲網が狭まってくる…。
○日の前々日に。
ごめん!!○日21時から打ち合わせになっちゃった!!
ええ?
聞くと、前泊するお偉いさんが何人かいて、イベントの最終打ち合せに急遽招集されてしまったのだ。
しかもホテルのレストランの個室を使って、飲食がてら。
ということは、ふたりでそのレストランでお食事&飲みは不可能になってしまった。
だっていちおう時間は決まっていても、その前に同じレストランで女とふたり食事して酒飲んでいるわけにはいかないだろう。
それじゃあ、那智さんだって楽しめない。
楽しめないことを無理やりしてもらう趣味はわたしにはないしね^^
ということは、午後お仕事場で落ち合って、終わらない分があればお手伝いして、終わり次第ホテルにチェックインして、21時に那智さんは打ち合せに出かけていく。
ということになる。
何やら雲行き怪しい?
ふむふむ、那智さんとふたりでいる時間はどれくらいだ?
手伝っている時間を含めたら5、6時間、レストランの営業時間が0時までなので遅くとも0時からも一緒にいられる。
えっと、わたしは一緒にいられることで充分幸せだ(ホントだよ)
お手伝いをして那智さんがラクになってくれたら、それはとても嬉しい(ここもホント、犬気質だもん)
21時からお食事に出かけちゃうから、わたしもそこから夕飯だ。
ひとりでご飯を食べることも、食べに出かけることもぜんぜんキライじゃない、だから、それも問題ない(21時まで待つのはちょっとお腹減っちゃうけど)
だから、それも不満はない。
だーけーどー(笑)
あれ?一晩中波の音は!?
ホテルでいちゃいちゃとレストランでコースとワインは!?
なんだか〜、話が違うんですけど〜(笑)
狭まる包囲網、わたしは否応なく不安を覚えはじめていた!!
最低は最高?3
独特な幸福感
○日、当日。
前日からの様子でなかなか那智さん大変そうだ。
まあ、一緒にいられるだけでも充分幸せだし、役に立っているってこともけっこう好きなので、予定が二転三転して当日を迎えたけどさほど気持ちに影響はなかった。
わたしが一番イヤなのは『那智さんが大変』なことなんだ。
この感覚は『犬気質』のひとつだと思っているのだけど、那智さんと同化していたいわたしは『那智さんが大変』だと『わたしも大変』という心理状態になってしまう。
大変そうで心配とか、大変だとかまってくれなくてイヤとか、そういう個対個の感情じゃなくて、那智さん=わたしという状態。
飼い主が具合が悪いと心配そうにうろつく犬(犬の気持ちわからないから、ホントは単にエサほしいだけかもしれないけども^^;)
もっと極端にいうとへその緒で繋がっている胎児(うわ!!大人としてこの発言、いいのか!?)
那智さんの栄養や精神状態がそのままわたしに影響するみたいな感じなんだ。
那智さんがうれしいとわたしは幸せだし、那智さんが大変そうだと一緒に大変になっちゃう。
だからあんまり那智さんが大変そうなのはイヤだなぁと思っていた。
わたし自身辛くならないためにもお手伝いすることはぜんぜん苦には思っていなかった。
さて、さて、わたしの『外側』さんの大変さを軽減して、わたしもラクになろう^^
小旅行もディナーもなくなってしまったけど、お仕事さっさと終わらせてちょっと抱きしめてもらおう、日付が変わる頃に戻ってきたらちょっと飲み直して眠りにつくまでまた抱いてもらおう。
ホテルのディナーで着ようと思っていた赤のワンピとショートブーツを荷物のリストから早々に外し、翌日の仕事の道具と必要最小限の支度をしてお仕事場へ向かった。
午後3時。
お仕事場に到着。
案の定大変そう、ハグもちゅうもなし(笑)
とりあえずコーヒーだけは煎れてくれて、那智さんも一服。
すぐ手伝いの説明に取りかかる。
わたしの仕事は単純作業、段取りだけ聞けば問題ない。
ひと通り説明したら、わたしは大きなテーブルのある作業場、那智さんはデスクと別れる。
不思議なもので、そこにいるとわかっているのは見えなくても幸せだ。
小さなボリュームで音楽を流し、黙々と単純作業を開始した。
2、3年前同じようにお手伝いしたことあるんだけど、この単純作業が最後の仕事、終われば那智さんの最終チェックで全部終了だったから、今回もそんな感じだろうと思っていた。
だからわたしの作業のスピード如何で那智さんのお仕事終了が決まるはずだった。
作業終了まで2時間かな。
まあ、余裕を見て17時30分くらいには作業も終わるだろう。
21時から打ち合せだから、なんだかんだで3時間くらいは那智さんもホッとできるだろう。
そう思ってせっせと単純作業。
順調に進める。
けっこうわたしは単純作業をいかに効率良くやるか、が好きなのだ。
こちらの仕事は予定より早く17時には終了。
終わりましたよ〜
デスクの隣りに椅子を引き座る。
ありがと〜
パソコン見たまま、心ここにあらず。
…
…
ああ、ごめん、ありがとうね〜
あ、我に返った(笑)
撫で撫で、胸さわさわ。
またパソコン。
な、な、なんなのちょーおざなり感。
なにやらイヤな予感。
どうも様子がおかしい。
2、3年前、わたしが作業が終わるまで最終チェックをしていたときの余裕?なんていうかな『ゴールが見えている余裕』みたいなものが感じられない。
…
刻々と過ぎる時間。
雑誌をめくり携帯からネットを覗き、時々足元にすり寄り、黙々とパソコンに向かう那智さんの隣りで静かに待つ。
しかし、待てど暮らせど那智さんから『ゴールが見える余裕』が感じられない。
決して余裕がないからとイラついたりこちらに当たったりしないし、わたしがすり寄れば頭に手を乗せるようなことはしてくれる。
途中「ごめんな〜」などと気づかってくれるけど、それ以外は話しかけても上の空。
だから余裕がないというより、とてもとても真剣!!という感じ。(たぶん、心の中では焦ってるはず^^)
あまりの真剣な様子にだんだん話しかけることも憚られてくる。
時計は19:30。
うう、2時間以上もそんな状態。
もう打ち合せの21時まで1時間というところまできてしまった。
つーまーんーなーいー。
たーいーくーつー。
あ〜あ、ここまできたら、ホテルでいちゃいちゃもないな〜。
いや、別にセックスだけが目的じゃないし、那智さんと一緒にいられれば何でも幸せだし、お役に立てることはうれしいけどね。
それは間違いないけどさー、それにしてもこのゴールの見えない放置、どうしたもんでしょ?
あまりのゴールの見えない度合いに、さすがにこちらの気持ちも落ちそうになる。
ちょっとホッとした表情をこちらに向けてもらって安心したいよなぁ。
ああ、表情が『無』になってきている、きっと(笑)
那智さん、わたしがここにいる意義あります?
うう、若干クレーム^^;
ごめんな〜、すこしくらい文句言ってくれたほうが気持ちがラクになるよ(笑)
もう、そんなこと言ってくれちゃったら、それ以上『無』になれないじゃん。
じゃあしょうがない、わたしなりに心構えをしようと作業している那智さんに問いかけてみる。
那智さん、いまの段階でそのお仕事の何割り終わりました?
ああ、りん子、ごめんな〜
ここの1から13までやってるんだけど…いま、4…
ええええ!?
まだ半分終わってないのですか!?
だって、もうさっきから2時間はそれにかかってますよ!!
あと1時間しかないのに!!!
作業していないわたしが『きーーーー』、悶絶(笑)
どうやら急遽追加で仕事を頼まれたらしいのだ。
それが那智さんはやったことがない作業で確認しながらなのでよけいに時間がかかってるらしい。
そりゃあ、余裕ないはずだ。
でも聞けば、段取りはわかってきたし、それぞれの量も後半になればなるほど少ないらしいので、たぶん21時の打ち合せには間に合うそうだ。
(まあ、仲のよいお偉いさんだから、遅れても大丈夫みたいだけど)
…、21時には間に合う…。
ふう。
ということは、21時までは時間がない、ということだ。
ホテルでいちゃいちゃどころか、安心の空気の那智さんに一瞬ハグも危うくなってきた。
さすがに波の音は期待してなかったけど…、一瞬のハグもなしとなると今日のわたしは作業員か(笑)
まあ、ここでヘソを曲げてもなんの利益もない。
無事作業を終えて安心して打ち合せに行ってもらおう。
那智さんが戻ってくるまでの約3時間、わたしはわたしで楽しもう。
打ち合せが終わってホテルの部屋で飲み直して、ちょっとホッとした那智さんとゆっくりできれば、それで充分だ。
20:50。
なんだか当初の予定とは随分変わっちゃったけど^^;
そう思い直して、最後の箱詰めを手伝い、大きな箱に詰め込んだ資料を一緒にタクシーに乗ってイベント会場のあるホテルに向かった。
<関連エントリー>
『犬気質』
『外側』
○日、当日。
前日からの様子でなかなか那智さん大変そうだ。
まあ、一緒にいられるだけでも充分幸せだし、役に立っているってこともけっこう好きなので、予定が二転三転して当日を迎えたけどさほど気持ちに影響はなかった。
わたしが一番イヤなのは『那智さんが大変』なことなんだ。
この感覚は『犬気質』のひとつだと思っているのだけど、那智さんと同化していたいわたしは『那智さんが大変』だと『わたしも大変』という心理状態になってしまう。
大変そうで心配とか、大変だとかまってくれなくてイヤとか、そういう個対個の感情じゃなくて、那智さん=わたしという状態。
飼い主が具合が悪いと心配そうにうろつく犬(犬の気持ちわからないから、ホントは単にエサほしいだけかもしれないけども^^;)
もっと極端にいうとへその緒で繋がっている胎児(うわ!!大人としてこの発言、いいのか!?)
那智さんの栄養や精神状態がそのままわたしに影響するみたいな感じなんだ。
那智さんがうれしいとわたしは幸せだし、那智さんが大変そうだと一緒に大変になっちゃう。
だからあんまり那智さんが大変そうなのはイヤだなぁと思っていた。
わたし自身辛くならないためにもお手伝いすることはぜんぜん苦には思っていなかった。
さて、さて、わたしの『外側』さんの大変さを軽減して、わたしもラクになろう^^
小旅行もディナーもなくなってしまったけど、お仕事さっさと終わらせてちょっと抱きしめてもらおう、日付が変わる頃に戻ってきたらちょっと飲み直して眠りにつくまでまた抱いてもらおう。
ホテルのディナーで着ようと思っていた赤のワンピとショートブーツを荷物のリストから早々に外し、翌日の仕事の道具と必要最小限の支度をしてお仕事場へ向かった。
午後3時。
お仕事場に到着。
案の定大変そう、ハグもちゅうもなし(笑)
とりあえずコーヒーだけは煎れてくれて、那智さんも一服。
すぐ手伝いの説明に取りかかる。
わたしの仕事は単純作業、段取りだけ聞けば問題ない。
ひと通り説明したら、わたしは大きなテーブルのある作業場、那智さんはデスクと別れる。
不思議なもので、そこにいるとわかっているのは見えなくても幸せだ。
小さなボリュームで音楽を流し、黙々と単純作業を開始した。
2、3年前同じようにお手伝いしたことあるんだけど、この単純作業が最後の仕事、終われば那智さんの最終チェックで全部終了だったから、今回もそんな感じだろうと思っていた。
だからわたしの作業のスピード如何で那智さんのお仕事終了が決まるはずだった。
作業終了まで2時間かな。
まあ、余裕を見て17時30分くらいには作業も終わるだろう。
21時から打ち合せだから、なんだかんだで3時間くらいは那智さんもホッとできるだろう。
そう思ってせっせと単純作業。
順調に進める。
けっこうわたしは単純作業をいかに効率良くやるか、が好きなのだ。
こちらの仕事は予定より早く17時には終了。
終わりましたよ〜
デスクの隣りに椅子を引き座る。
ありがと〜
パソコン見たまま、心ここにあらず。
…
…
ああ、ごめん、ありがとうね〜
あ、我に返った(笑)
撫で撫で、胸さわさわ。
またパソコン。
な、な、なんなのちょーおざなり感。
なにやらイヤな予感。
どうも様子がおかしい。
2、3年前、わたしが作業が終わるまで最終チェックをしていたときの余裕?なんていうかな『ゴールが見えている余裕』みたいなものが感じられない。
…
刻々と過ぎる時間。
雑誌をめくり携帯からネットを覗き、時々足元にすり寄り、黙々とパソコンに向かう那智さんの隣りで静かに待つ。
しかし、待てど暮らせど那智さんから『ゴールが見える余裕』が感じられない。
決して余裕がないからとイラついたりこちらに当たったりしないし、わたしがすり寄れば頭に手を乗せるようなことはしてくれる。
途中「ごめんな〜」などと気づかってくれるけど、それ以外は話しかけても上の空。
だから余裕がないというより、とてもとても真剣!!という感じ。(たぶん、心の中では焦ってるはず^^)
あまりの真剣な様子にだんだん話しかけることも憚られてくる。
時計は19:30。
うう、2時間以上もそんな状態。
もう打ち合せの21時まで1時間というところまできてしまった。
つーまーんーなーいー。
たーいーくーつー。
あ〜あ、ここまできたら、ホテルでいちゃいちゃもないな〜。
いや、別にセックスだけが目的じゃないし、那智さんと一緒にいられれば何でも幸せだし、お役に立てることはうれしいけどね。
それは間違いないけどさー、それにしてもこのゴールの見えない放置、どうしたもんでしょ?
あまりのゴールの見えない度合いに、さすがにこちらの気持ちも落ちそうになる。
ちょっとホッとした表情をこちらに向けてもらって安心したいよなぁ。
ああ、表情が『無』になってきている、きっと(笑)
那智さん、わたしがここにいる意義あります?
うう、若干クレーム^^;
ごめんな〜、すこしくらい文句言ってくれたほうが気持ちがラクになるよ(笑)
もう、そんなこと言ってくれちゃったら、それ以上『無』になれないじゃん。
じゃあしょうがない、わたしなりに心構えをしようと作業している那智さんに問いかけてみる。
那智さん、いまの段階でそのお仕事の何割り終わりました?
ああ、りん子、ごめんな〜
ここの1から13までやってるんだけど…いま、4…
ええええ!?
まだ半分終わってないのですか!?
だって、もうさっきから2時間はそれにかかってますよ!!
あと1時間しかないのに!!!
作業していないわたしが『きーーーー』、悶絶(笑)
どうやら急遽追加で仕事を頼まれたらしいのだ。
それが那智さんはやったことがない作業で確認しながらなのでよけいに時間がかかってるらしい。
そりゃあ、余裕ないはずだ。
でも聞けば、段取りはわかってきたし、それぞれの量も後半になればなるほど少ないらしいので、たぶん21時の打ち合せには間に合うそうだ。
(まあ、仲のよいお偉いさんだから、遅れても大丈夫みたいだけど)
…、21時には間に合う…。
ふう。
ということは、21時までは時間がない、ということだ。
ホテルでいちゃいちゃどころか、安心の空気の那智さんに一瞬ハグも危うくなってきた。
さすがに波の音は期待してなかったけど…、一瞬のハグもなしとなると今日のわたしは作業員か(笑)
まあ、ここでヘソを曲げてもなんの利益もない。
無事作業を終えて安心して打ち合せに行ってもらおう。
那智さんが戻ってくるまでの約3時間、わたしはわたしで楽しもう。
打ち合せが終わってホテルの部屋で飲み直して、ちょっとホッとした那智さんとゆっくりできれば、それで充分だ。
20:50。
なんだか当初の予定とは随分変わっちゃったけど^^;
そう思い直して、最後の箱詰めを手伝い、大きな箱に詰め込んだ資料を一緒にタクシーに乗ってイベント会場のあるホテルに向かった。
<関連エントリー>
『犬気質』
『外側』
最低は最高?4
独特な幸福感
ホテルにチェックインして一旦お部屋へ。
この後の段取りだけ決めて那智さんは打ち合せに出かけていった、ハグもちゅうもナシで(笑)
さあ、これから約3時間、何をして楽しもうか。
とにかくお腹空いたからご飯。
打ち合せが何時に終わるかわからないから部屋の鍵を預かっているわたしは、那智さんから『連絡したら5分以内で戻れる』ことを条件に外出は許されていた。
すぐ戻ることを考えたら目の前のコンビニで買い出しをして部屋でひとり宴会が妥当だと思うのだけど、それじゃイヤだった。
わたしはとてもビールが飲みたかったのだ、しかも生ビール、缶ビールじゃイヤだった。
ということで、生ビールを飲みに出かけよう。
21:30寒空の中生ビールを探しに階下に降りた。
ホテルの周りをぐるっと探索。
ターミナル駅まで徒歩5分、それじゃあ条件から外れちゃうので、せいぜいホテルの周囲2ブロック。
駅周辺はいろいろあるのに、ここの何ブロックかだけやけに閑散としている。
オフィスビルや立体駐車場の中、チェーン店の居酒屋がポツンとあった。
よーし、ひとり居酒屋^^
3人前くらいありそうな大量のポテトサラダを生ビールで流し込む。
おいしい、おいしい。
大満足で居酒屋を後にして、コンビニでひとり二次会用缶ビールと安物ワインとおつまみを何品か買ってホテルの部屋に戻った。
夜景を眺めるのが好きだ。
照明を落とした部屋。
流れるライト。
ひとつひとつ、窓の明かり。
小さく絞ったFMから聴いたことのない音。
熱いシャワーで温めた体にゆったりした部屋着を纏い、何かを考えているようで、空っぽな時間。
ただ那智さんを待つ。
夜景を眺めながら。
こんな時間が大好きだ。
きっと、これが大好きと思えるのは、この後必ず那智さんが来てくれて、必ず抱きしめてくれることがわかっているから。
甘い待ち時間。
コンコン
ドアがノックされた。
23:30。
あ、那智さんだ!!
予定よりも早い!!!
たたたっとドアに駆けよる。
軽やかな足どりはわんこ。
わいわい、那智さーん、待ってましたよ〜。
飛びつかん勢いでドアを開ける。
お疲れさまでしたぁ
早かったですね。
ごめん、りん子、やり直しだ。
は?
数時間前にわたしが作業した物の資料に間違いが見つかったらしい。
お偉いさんたちは後日差し替えでもかまわないと言ってくれているのだけど、そこは那智さんも意地か(笑)
今夜中にやり直すつもりだ。
ひえ〜、これから戻って!?
いったい、わたしはいつ安心して那智さんにハグやちゅうをしてもらえるんだ!?
100ほどの印刷物。
すべて刷り上がるのに90分。
その間、もうひとつ別の那智正をパソコンでする。
それは30分ほどで終わる。
往復のタクシー、その他諸々で正味二時間。
どうする?りん子も来る?
えっと、わたし、飲んでるし、もうシャワー浴びてるし…部屋着だし…、もうすぐ日付変わるころだし…。
…
二時間、ここでのんびり待つ?
…、ないな^^;
えええい、ここまで来たら、とこんとんお付き合いしようじゃあないか!!!
はい^^一緒に行きます。
印刷している間、パソコンの作業が終われば1時間くらいは時間ができるから遊んであげるよ。
はう。
その1時間、安心のハグやちゅうはいただけるかしら^^;
ここまで予定が変わっていても、ついつい淡い期待を抱いてしまう。
那智さん、じゃあ、ちょっと着替えていいですか?
コートだけ着てそのままでいいじゃん。
ブラジャーも?
うん、そのほうが面白い、遊べる(笑)
かくして、わたしはノーブラ部屋着ワンピにコートを羽織って、0時、那智さんと一緒にタクシーに乗り、3時間前までいたお仕事場に舞い戻るのだった。
そして、いま、深夜1時30分。
静かなお仕事場で繰り返される機械音。
時間をかけて刷り上がる資料の束を少しずつ箱詰めしている。
部屋着ワンプにノーブラで、パンプスという超ミスマッチないで立ちで。
黙々と。
那智さん?
那智さんはパソコンの作業が予想より長引いて、まだずっとパソコンと格闘中。
ハグ?ちゅう?
遊んでくれる?
ノーブラで遊んでくれる?
ふう、もうそんな希望は忘却の彼方。
遊んでもらえないノーブラほど虚しいものはない(笑)
サイテーだ。
真剣にパソコンに向かっている那智さんにひと言。
那智さん、おかしいなぁ、波の音は〜?(笑)
ふたりして大笑い。
2時を過ぎたころ。
やっとすべての作業を終えて部屋に戻った。
ごめんな〜、俺、ウソついちゃったね。
残りのワインを軽く飲んでいる間、那智さんは予定が変わり続けたことを気にしていた。
『変わる』ことをしたくない人だからね、とっても気にしていた。
いいえ、那智さん、気になさらないで。
わたしはあなたと一緒にいられたら、それが一番うれしいのですもの。
波の音はもちろん、ディナーもホテルでいちゃいちゃも、ハグもちゅうもなくても、あなたの気持ちがホッとしてくれれば、それがいいのですもの。
ウソだなんてご自分を責めないで。
でも、敢えて、強いて、言わせていただければ。
ウソはついていませんよ
『ミス』です、那智さん、ミスしただけです(笑)
あはは、そうだね
りん子、今日は最低だったな〜
あはは、そうですね〜(笑)
でも、最低は最高なんだよ
だって最低なことは記憶に残るだろ?
だから、最高なの
薄明かりのベッド、今日はじめての余裕の抱擁。
腕の中で『最低は最高』の持論展開を聞く。
ホッとしてうつらうつらしながら話をする那智さんの顔を見ていられるのは、幸せだ。
波の音もディナーもいちゃいちゃもなかったけど、うん、最低も最高^^
こんなふうに記憶に残ってブログに書きたいと思うのだものね。
最低は最高になることもある^^
老後の楽しみエントリーにお付き合いくださってありがとうございました〜♪
ホテルにチェックインして一旦お部屋へ。
この後の段取りだけ決めて那智さんは打ち合せに出かけていった、ハグもちゅうもナシで(笑)
さあ、これから約3時間、何をして楽しもうか。
とにかくお腹空いたからご飯。
打ち合せが何時に終わるかわからないから部屋の鍵を預かっているわたしは、那智さんから『連絡したら5分以内で戻れる』ことを条件に外出は許されていた。
すぐ戻ることを考えたら目の前のコンビニで買い出しをして部屋でひとり宴会が妥当だと思うのだけど、それじゃイヤだった。
わたしはとてもビールが飲みたかったのだ、しかも生ビール、缶ビールじゃイヤだった。
ということで、生ビールを飲みに出かけよう。
21:30寒空の中生ビールを探しに階下に降りた。
ホテルの周りをぐるっと探索。
ターミナル駅まで徒歩5分、それじゃあ条件から外れちゃうので、せいぜいホテルの周囲2ブロック。
駅周辺はいろいろあるのに、ここの何ブロックかだけやけに閑散としている。
オフィスビルや立体駐車場の中、チェーン店の居酒屋がポツンとあった。
よーし、ひとり居酒屋^^
3人前くらいありそうな大量のポテトサラダを生ビールで流し込む。
おいしい、おいしい。
大満足で居酒屋を後にして、コンビニでひとり二次会用缶ビールと安物ワインとおつまみを何品か買ってホテルの部屋に戻った。
夜景を眺めるのが好きだ。
照明を落とした部屋。
流れるライト。
ひとつひとつ、窓の明かり。
小さく絞ったFMから聴いたことのない音。
熱いシャワーで温めた体にゆったりした部屋着を纏い、何かを考えているようで、空っぽな時間。
ただ那智さんを待つ。
夜景を眺めながら。
こんな時間が大好きだ。
きっと、これが大好きと思えるのは、この後必ず那智さんが来てくれて、必ず抱きしめてくれることがわかっているから。
甘い待ち時間。
コンコン
ドアがノックされた。
23:30。
あ、那智さんだ!!
予定よりも早い!!!
たたたっとドアに駆けよる。
軽やかな足どりはわんこ。
わいわい、那智さーん、待ってましたよ〜。
飛びつかん勢いでドアを開ける。
お疲れさまでしたぁ
早かったですね。
ごめん、りん子、やり直しだ。
は?
数時間前にわたしが作業した物の資料に間違いが見つかったらしい。
お偉いさんたちは後日差し替えでもかまわないと言ってくれているのだけど、そこは那智さんも意地か(笑)
今夜中にやり直すつもりだ。
ひえ〜、これから戻って!?
いったい、わたしはいつ安心して那智さんにハグやちゅうをしてもらえるんだ!?
100ほどの印刷物。
すべて刷り上がるのに90分。
その間、もうひとつ別の那智正をパソコンでする。
それは30分ほどで終わる。
往復のタクシー、その他諸々で正味二時間。
どうする?りん子も来る?
えっと、わたし、飲んでるし、もうシャワー浴びてるし…部屋着だし…、もうすぐ日付変わるころだし…。
…
二時間、ここでのんびり待つ?
…、ないな^^;
えええい、ここまで来たら、とこんとんお付き合いしようじゃあないか!!!
はい^^一緒に行きます。
印刷している間、パソコンの作業が終われば1時間くらいは時間ができるから遊んであげるよ。
はう。
その1時間、安心のハグやちゅうはいただけるかしら^^;
ここまで予定が変わっていても、ついつい淡い期待を抱いてしまう。
那智さん、じゃあ、ちょっと着替えていいですか?
コートだけ着てそのままでいいじゃん。
ブラジャーも?
うん、そのほうが面白い、遊べる(笑)
かくして、わたしはノーブラ部屋着ワンピにコートを羽織って、0時、那智さんと一緒にタクシーに乗り、3時間前までいたお仕事場に舞い戻るのだった。
そして、いま、深夜1時30分。
静かなお仕事場で繰り返される機械音。
時間をかけて刷り上がる資料の束を少しずつ箱詰めしている。
部屋着ワンプにノーブラで、パンプスという超ミスマッチないで立ちで。
黙々と。
那智さん?
那智さんはパソコンの作業が予想より長引いて、まだずっとパソコンと格闘中。
ハグ?ちゅう?
遊んでくれる?
ノーブラで遊んでくれる?
ふう、もうそんな希望は忘却の彼方。
遊んでもらえないノーブラほど虚しいものはない(笑)
サイテーだ。
真剣にパソコンに向かっている那智さんにひと言。
那智さん、おかしいなぁ、波の音は〜?(笑)
ふたりして大笑い。
2時を過ぎたころ。
やっとすべての作業を終えて部屋に戻った。
ごめんな〜、俺、ウソついちゃったね。
残りのワインを軽く飲んでいる間、那智さんは予定が変わり続けたことを気にしていた。
『変わる』ことをしたくない人だからね、とっても気にしていた。
いいえ、那智さん、気になさらないで。
わたしはあなたと一緒にいられたら、それが一番うれしいのですもの。
波の音はもちろん、ディナーもホテルでいちゃいちゃも、ハグもちゅうもなくても、あなたの気持ちがホッとしてくれれば、それがいいのですもの。
ウソだなんてご自分を責めないで。
でも、敢えて、強いて、言わせていただければ。
ウソはついていませんよ
『ミス』です、那智さん、ミスしただけです(笑)
あはは、そうだね
りん子、今日は最低だったな〜
あはは、そうですね〜(笑)
でも、最低は最高なんだよ
だって最低なことは記憶に残るだろ?
だから、最高なの
薄明かりのベッド、今日はじめての余裕の抱擁。
腕の中で『最低は最高』の持論展開を聞く。
ホッとしてうつらうつらしながら話をする那智さんの顔を見ていられるのは、幸せだ。
波の音もディナーもいちゃいちゃもなかったけど、うん、最低も最高^^
こんなふうに記憶に残ってブログに書きたいと思うのだものね。
最低は最高になることもある^^
老後の楽しみエントリーにお付き合いくださってありがとうございました〜♪
躾け
独特な幸福感
向かい合うバーガーショップ。
アルコールがすこし入っていい気分。
ハンバーガーのセットをひとつ、ふたりで半分。
ちょっぴり小腹を満たしたい気持ちと、このまま駅に向かうことを引き延ばすように。
那智さんが、包みを開けてひと口頬張る。
モグモグ。
あ、その目の色、その咀嚼の仕方。
小さくくいっと手招き。
食べさせてくれるんだ。
腰を浮かし顔を近づける。
那智さんもすこし乗り出して伸ばした手をうなじに回し、もうすこしわたしを近づけた。
口移し。
ああ、おいしい、うれしい。
もうひと口。
じっと見つめる。
その目と咀嚼。
次も、同じだ。
きっと食べさせてくれる。
今度はアゴをくっとさせて呼ぶ。
さっきよりもうすこし前屈みになって那智さんに近づく。
うなじに手、もっと近づくように小さく力が入る。
口移しで、もうひと口。
おいしくて、しあわせ。
次のひと口。
違う目の色、違う咀嚼の様子。
たぶん那智さんご自分のだ。
飲み込んだ。
やっぱりね^^
ポテト。
わくわくしてじっと見つめる。
きっと食べさせてくれる。
眼球がふるっと揺れた。
呼んでる。
腰を浮かせ体を大きく前に傾ける。
那智さんは手を伸ばすことも、前屈みになることもない。
すこし顔を傾けるだけ。
さっきから2回、どこまでわたしが近づけばいいか引き寄せて教えられたから。
食べさせてもらいに、わたしが行く。
見つめる、視線、咀嚼、もらう。
また見つめる、視線、咀嚼、待つ。
数回の繰り返しで、このときのわたしの食事は那智さんからもらうものになった。
喉が渇いた。
那智さん、飲んでいいですか?
なんの制約もないはずなのになんのためないもなく、許可をもらってしまった。
自らの意思で自らの手で口に運ぶことが不幸の象徴のように。
那智さんはガチガチに管理することなんて望んでいない。
このときは、ただそんな気分だっただけだろう。
だけど幸福のもとに繰り返し慣らすことは正常な思考をあっという間に変形させる。
じっと見つめ様子を伺い、教えられたもらえる距離まで近づく。
バーガーショップで咀嚼したハンバーガーを喜んで口移ししてもらう女ができあがる。
このときは自分で食べるよりも那智さんの意思で那智さんに食べさせてもらうことが、わたしの基本になっていた。
幸福のもとに繰り返されると、人の基本なんてけっこう簡単に変わる。
あ、それにこれって一石二鳥^^
だってわたしは幸せだし、那智さんは食べ過ぎないですむ(笑)
向かい合うバーガーショップ。
アルコールがすこし入っていい気分。
ハンバーガーのセットをひとつ、ふたりで半分。
ちょっぴり小腹を満たしたい気持ちと、このまま駅に向かうことを引き延ばすように。
那智さんが、包みを開けてひと口頬張る。
モグモグ。
あ、その目の色、その咀嚼の仕方。
小さくくいっと手招き。
食べさせてくれるんだ。
腰を浮かし顔を近づける。
那智さんもすこし乗り出して伸ばした手をうなじに回し、もうすこしわたしを近づけた。
口移し。
ああ、おいしい、うれしい。
もうひと口。
じっと見つめる。
その目と咀嚼。
次も、同じだ。
きっと食べさせてくれる。
今度はアゴをくっとさせて呼ぶ。
さっきよりもうすこし前屈みになって那智さんに近づく。
うなじに手、もっと近づくように小さく力が入る。
口移しで、もうひと口。
おいしくて、しあわせ。
次のひと口。
違う目の色、違う咀嚼の様子。
たぶん那智さんご自分のだ。
飲み込んだ。
やっぱりね^^
ポテト。
わくわくしてじっと見つめる。
きっと食べさせてくれる。
眼球がふるっと揺れた。
呼んでる。
腰を浮かせ体を大きく前に傾ける。
那智さんは手を伸ばすことも、前屈みになることもない。
すこし顔を傾けるだけ。
さっきから2回、どこまでわたしが近づけばいいか引き寄せて教えられたから。
食べさせてもらいに、わたしが行く。
見つめる、視線、咀嚼、もらう。
また見つめる、視線、咀嚼、待つ。
数回の繰り返しで、このときのわたしの食事は那智さんからもらうものになった。
喉が渇いた。
那智さん、飲んでいいですか?
なんの制約もないはずなのになんのためないもなく、許可をもらってしまった。
自らの意思で自らの手で口に運ぶことが不幸の象徴のように。
那智さんはガチガチに管理することなんて望んでいない。
このときは、ただそんな気分だっただけだろう。
だけど幸福のもとに繰り返し慣らすことは正常な思考をあっという間に変形させる。
じっと見つめ様子を伺い、教えられたもらえる距離まで近づく。
バーガーショップで咀嚼したハンバーガーを喜んで口移ししてもらう女ができあがる。
このときは自分で食べるよりも那智さんの意思で那智さんに食べさせてもらうことが、わたしの基本になっていた。
幸福のもとに繰り返されると、人の基本なんてけっこう簡単に変わる。
あ、それにこれって一石二鳥^^
だってわたしは幸せだし、那智さんは食べ過ぎないですむ(笑)