誠実な天の邪鬼
独特な幸福感
りん子にウソはつきたくない。
その質問にこう答えたら悲しむだろうな、もしかしたらヘソ曲げて面倒なことになるかもしれない、そうわかっていても自分の心に一番近い感情や湧いた気持ちを違うものにして言葉にしたくない。
たとえ、傷つけても面倒になっても、その場を取り繕うようなウソはふたりにとってマイナスになる。
普通は『相手を傷つけるようなことは言うのはやめましょう』というのが道徳かもしれないけど、那智さんにとってベストな人間関係は『ウソをつなかい』なのだそうだ。
(互いに『悪意はない』と思える前提が必要)
ときどき、那智さんの言葉でつまずいてしまうことはある。
『20%嫌悪』のときもそうだし、さんにんの頃の傷を癒す作業のときなどはけっこうこれで更に傷を広げてしまう事態に陥っていた。
そんなとき
俺は、りん子に『これを言ったら機嫌悪くなるから言うのやめとこ』ってしたくないんだよ
それで、いまりん子にそれができていることが、俺は嬉しいんだよ
那智さんはこんなふうにいう。
「そこ、もうちょっと甘く付き合って〜」と思ってしまうこともあるのだけど、おそらく、人に言葉を発するときに『いろいろ』考えるであろう那智さんがわたしにはそのハードルを下げて接しているということはわたし自身にとっても誇らしいものだったし、ウソをついたほうがラクなのにそうしない姿を長年見ているとたしかに『那智さんはウソは言わない』と信じられるもの。
ふたりにとって、『りん子には思ったことを言えること』と『那智さんはウソをつかないと信じられること』はとても大事なことなのだ。
この言葉は、ふたりの付き合いの象徴のよう。
俺に、その場しのぎのことを言ってほしい?
甘い言葉がほしくてなかなか引き下がれないとき、そんなふうに言われると、取り返しのつかないことをしてしまうようで、結局、ウソはつかないでいてほしいという結論になる。
でも、おおむね納得できるし、那智さんはウソをつなかいと信じられることは本当に幸せなことだけど、ごくたまに喉に骨が刺さっているような釈然としないこともあるのだ。
那智さんだって、頭に浮かんだすべてのことを口にしているわけではないだろう。
仮に『わたしからの質問』に限定しても、全部じゃないはずだ。
答えがひとつのこともあるかもしれないけど、いくつかぱぱぱっと脳裏に浮かんだとして、その中から選んでいることだってあるはず。
全部言葉にしていたら大変な会話量になってしまうし、常に答えがひとつしかないほど那智さんも単純な人でもないよね。
喉に骨が刺さっているように感じてしまうのは、そのぱぱぱっといくつか浮かんだ中から選んだとして、なぜ、わたしが悲しむと想像できるものを選ぶのだろうという気持ち。
一瞬考えればわかるはずなんだ、まして、那智さんはわたしを悲しませたいと思っていないことは痛いほどわかる、それなのになぜ『あえて』その答えを選ぶのだろうかという疑問が喉に刺さるのだ。
たとえば(もう、解決済みのことだけど、わかりやすい事例として登場させるよ〜)
さんにんの後。
那智さんがモカちゃんにわたしの領土をどんどんあげていくような錯覚の傷を癒したいがために、甘い言葉を誘うような質問をしてみる。
もう一回さんにんをしようということになったらどうします?
これは明らかにわたしの中で答えが用意されているものだ。
「もう、さんにんはやらないよ」これね^^;
そんなとき那智さんは
次するとしたら、モカちゃんの教育より俺の快感を優先させるかな〜
なんて答えてくれちゃうのだ。
たしかに、こう質問したら、あらためてそのシチュエーションを想像して、質問の答を見つけるのもわかる。
でも、諸々考えたら『もうしないよ』という答えだって間違いではないだろう。
なぜ、そこで、あえて、わたしが悲しくなる答えをいうのか、それがとても不思議だった。
でも、それがわたしたちにとって大事なことだから『那智さんはウソをつかない』ために、わずかに疑問は残りながらもその場しのぎのことを言わない方法を選んでいた。
先日もこんなことがあった。
はじめてのお店にわたしたちと知り合い2人ともう一人初対面の女性が同席することがあった。
知り合いの知り合いというだけでその女性に関してほとんど情報はなかったのだけど、那智さん、初対面の女性というだけで、ちょっぴり興味を持っていたようだ。
まあ、異性ではじめて会う人がいるとしたら『どんな人かな〜』くらいの興味は持つし、まして、こちらの世界の飲みの席なので保護者会で初対面とは興味の度合いも違うのもわかる。
だから、それだけなら「どんな人でしょうね〜」と笑って相づちも打てていた。
でも、それとは別件でつまずいてしまうことがあったので、チャットで会話を重ねていた。
そろそろおしまいにしないといけない時間だったし、翌日は週末でゆっくり連絡も取れなかったので、気持ちを上向きにしたくてちょっと甘えてみた。
このとき、わたしは一足先に失礼しなくてはいけなかったので
帰りは一緒に帰ってくれますか?
あまりに当たり前な質問。
もともとわたしが先に帰ることは他のみんなも知っていたことなので、那智さんも一緒に帰ることは当然だと思われているので、まったく当たり前な質問だった。
用意されている答えは『もちろん一緒に帰るよ』だ。
そうだね〜
でもな、その子が気になるんだよな〜(笑)
ああ、そのひと言、いまいります!?
初対面の異性が気になることもわかりますし、那智さんがわたしをひとりで帰らせることなんてないこともわかってます。
那智さんが心に浮かんだちょっとの感情も伝えたいこともわかります。
でも、気持ちを浮上させたいための質問で、それをいう必要性があるでしょうか!!
当然、りん子と一緒に帰るよ
でも、気になることも本当だし、それを隠したくないんだよ
その女性が好みだろうとなかろうと、わたしを送ることにかわりはないけど、心に浮かんだわずかな気持ちを口にすることのほうが誠実だと、那智さんはおっしゃる。
りん子、俺にウソをついてもらいたい?
場合によっては、わたしにわからないようにウソをついていただきたいことだってある。
優しいウソだって存在していいのではないか。
それをやると、俺はりん子を心の中でバカにしてしまうよ
かつて、わたしがいい子でいるとどんどん増長する男性に対して心の中で舌を出していたのと同じことだ。
互いにそれをしないでいられることが貴重なことも理解できる。
那智さんがウソをつくことは、この良好な関係のおしまいにさえ感じられてしまうので、わたしは甘いキャンディをもらうことを諦めるのだ。
すこしだけ、それを望む自分に非があるような感覚になりながら。
結局、この夜は同じやり取りを二度繰り返した。
おやすみなさい間際に『気持ちを上向きにしたいので、もう一度お聞きします』と前置きまでして!!
その返事も『もちろん一緒に帰る。けど、気になるんだよな〜(笑)』。
ホントに残念です!!
と、その日はおしまいになった。
その夜、布団の中で考える。
どうしてあのひと言を付け加えるのだろう。
たしかに、思ったことをいうのはわかる。
それがちょっとやましい気持ちから発しているから、なおさら口にしたほうがやましくなくなることもわかる。
でも、わたしが悲しくなるのは明白だし、那智さんはわたしを悲しませたくないはずなのに心に浮かんだ全部を口に出すなんて不可能な中、どうして、あえて付け加えるのだろう。
きっと、いままでの付き合いの中で無意識に選んで言わないことだってあったはずなのに。
あ!!
もしかし那智さん、これって天の邪鬼さん?(笑)
もちろんウソはつきたくないことも本当だけど、那智さんがこの手のことで『あえて言う』ときに、もしかしたらある法則があるのではないだろうか。
それはわたしが欲しい答えをチラつかせて、そちらに誘導しようとしているときに多く見られるような気がする。
目の前に『答え』を書いた紙を見せているのにその通りに読んでくれないのは、心の中で舌を出すような付き合いはしたくないという誠実さは当然だとしても、心のどこかに、見せられているものをそのまま口にすることに対する抵抗感、天の邪鬼な気持ちもあるのではないだろうか。
そうだとしたら、すごく納得できる。
なぜ、あんなに優しい那智さんがあえてそれらを口にするのか。
誠実さ、よい付き合いでいたい気持ち、それに加えて誘導されまいとする気持ちが作用しているとするならば、納得できる。
俺はりん子にウソをつきたくない。
思ったことを口にできるりん子との関係は理想だ。
俺にウソをついてほしい?
この那智さんの言葉を素直に受け取れず悲しくなってしまう自分に、ほんの少し非があるような気持ちになっていたけれど。
なーんだ、天の邪鬼さんなんじゃん(笑)
すべてにおいて万能な人間なんて、そう簡単には存在しない。
生身の人間同士の付き合いにどちらかが完璧なんてこともない。
那智さんの優しさも誠実さも全部本当だけど、それだけじゃない。
で、それだけじゃないほうが、全知全能の神じゃない那智さんのほうが『真実味』がある。
一方的に自分を責めてしまいがちなわたしだから、こんなふうに那智さんの思考回路を見極めることができると公平な判断ができて、心地よい。
翌日、この那智さんのカラクリをお話しして『たしかにそうかも(笑)』と理解してくれて、ほんのちょっぴり心が軽くなった。
これからも、答えをチラつかせてしまうことはあるだろうし、そこに誠実な天の邪鬼を発揮してくれて悲しくなることもあるだろう、でも、完璧じゃない那智さんがわたしに対して誠実でいたいと思ってくれるほうが、ずっと幸せだ。
一生懸命両目を見開いて耳をすませて相手を知りたいと願うと見えてくるものがあるんだね^^
<関連エントリー>
ちょっと関連していないのもあるけど、まとめて読んだらわかりやすかも?
『心と事実』
『心と事実2』
『事実さんとのお付き合い』
『心ちゃんと事実さん』
誘導して失敗^^;
『夢見る頃をすぎても4』
天の邪鬼さんいろいろ(笑)
『天の邪鬼でアブノーマルな那智さん』
『一番困ったこと2』
『対処方法』
『基本人格』
「等式」感想です。かなり、深く、濃いエントリーなので読んでいる方が理解できるか心配です。(笑)打ち合わせ無し、インタビュー無しで、この話を書くことが出来るりん子とのコミュニケーションの多さが嬉しいです。そして、この関係を何人の友人と出来ているのか思い返しています。
りん子にウソはつきたくない。
その質問にこう答えたら悲しむだろうな、もしかしたらヘソ曲げて面倒なことになるかもしれない、そうわかっていても自分の心に一番近い感情や湧いた気持ちを違うものにして言葉にしたくない。
たとえ、傷つけても面倒になっても、その場を取り繕うようなウソはふたりにとってマイナスになる。
普通は『相手を傷つけるようなことは言うのはやめましょう』というのが道徳かもしれないけど、那智さんにとってベストな人間関係は『ウソをつなかい』なのだそうだ。
(互いに『悪意はない』と思える前提が必要)
ときどき、那智さんの言葉でつまずいてしまうことはある。
『20%嫌悪』のときもそうだし、さんにんの頃の傷を癒す作業のときなどはけっこうこれで更に傷を広げてしまう事態に陥っていた。
そんなとき
俺は、りん子に『これを言ったら機嫌悪くなるから言うのやめとこ』ってしたくないんだよ
それで、いまりん子にそれができていることが、俺は嬉しいんだよ
那智さんはこんなふうにいう。
「そこ、もうちょっと甘く付き合って〜」と思ってしまうこともあるのだけど、おそらく、人に言葉を発するときに『いろいろ』考えるであろう那智さんがわたしにはそのハードルを下げて接しているということはわたし自身にとっても誇らしいものだったし、ウソをついたほうがラクなのにそうしない姿を長年見ているとたしかに『那智さんはウソは言わない』と信じられるもの。
ふたりにとって、『りん子には思ったことを言えること』と『那智さんはウソをつかないと信じられること』はとても大事なことなのだ。
この言葉は、ふたりの付き合いの象徴のよう。
俺に、その場しのぎのことを言ってほしい?
甘い言葉がほしくてなかなか引き下がれないとき、そんなふうに言われると、取り返しのつかないことをしてしまうようで、結局、ウソはつかないでいてほしいという結論になる。
でも、おおむね納得できるし、那智さんはウソをつなかいと信じられることは本当に幸せなことだけど、ごくたまに喉に骨が刺さっているような釈然としないこともあるのだ。
那智さんだって、頭に浮かんだすべてのことを口にしているわけではないだろう。
仮に『わたしからの質問』に限定しても、全部じゃないはずだ。
答えがひとつのこともあるかもしれないけど、いくつかぱぱぱっと脳裏に浮かんだとして、その中から選んでいることだってあるはず。
全部言葉にしていたら大変な会話量になってしまうし、常に答えがひとつしかないほど那智さんも単純な人でもないよね。
喉に骨が刺さっているように感じてしまうのは、そのぱぱぱっといくつか浮かんだ中から選んだとして、なぜ、わたしが悲しむと想像できるものを選ぶのだろうという気持ち。
一瞬考えればわかるはずなんだ、まして、那智さんはわたしを悲しませたいと思っていないことは痛いほどわかる、それなのになぜ『あえて』その答えを選ぶのだろうかという疑問が喉に刺さるのだ。
たとえば(もう、解決済みのことだけど、わかりやすい事例として登場させるよ〜)
さんにんの後。
那智さんがモカちゃんにわたしの領土をどんどんあげていくような錯覚の傷を癒したいがために、甘い言葉を誘うような質問をしてみる。
もう一回さんにんをしようということになったらどうします?
これは明らかにわたしの中で答えが用意されているものだ。
「もう、さんにんはやらないよ」これね^^;
そんなとき那智さんは
次するとしたら、モカちゃんの教育より俺の快感を優先させるかな〜
なんて答えてくれちゃうのだ。
たしかに、こう質問したら、あらためてそのシチュエーションを想像して、質問の答を見つけるのもわかる。
でも、諸々考えたら『もうしないよ』という答えだって間違いではないだろう。
なぜ、そこで、あえて、わたしが悲しくなる答えをいうのか、それがとても不思議だった。
でも、それがわたしたちにとって大事なことだから『那智さんはウソをつかない』ために、わずかに疑問は残りながらもその場しのぎのことを言わない方法を選んでいた。
先日もこんなことがあった。
はじめてのお店にわたしたちと知り合い2人ともう一人初対面の女性が同席することがあった。
知り合いの知り合いというだけでその女性に関してほとんど情報はなかったのだけど、那智さん、初対面の女性というだけで、ちょっぴり興味を持っていたようだ。
まあ、異性ではじめて会う人がいるとしたら『どんな人かな〜』くらいの興味は持つし、まして、こちらの世界の飲みの席なので保護者会で初対面とは興味の度合いも違うのもわかる。
だから、それだけなら「どんな人でしょうね〜」と笑って相づちも打てていた。
でも、それとは別件でつまずいてしまうことがあったので、チャットで会話を重ねていた。
そろそろおしまいにしないといけない時間だったし、翌日は週末でゆっくり連絡も取れなかったので、気持ちを上向きにしたくてちょっと甘えてみた。
このとき、わたしは一足先に失礼しなくてはいけなかったので
帰りは一緒に帰ってくれますか?
あまりに当たり前な質問。
もともとわたしが先に帰ることは他のみんなも知っていたことなので、那智さんも一緒に帰ることは当然だと思われているので、まったく当たり前な質問だった。
用意されている答えは『もちろん一緒に帰るよ』だ。
そうだね〜
でもな、その子が気になるんだよな〜(笑)
ああ、そのひと言、いまいります!?
初対面の異性が気になることもわかりますし、那智さんがわたしをひとりで帰らせることなんてないこともわかってます。
那智さんが心に浮かんだちょっとの感情も伝えたいこともわかります。
でも、気持ちを浮上させたいための質問で、それをいう必要性があるでしょうか!!
当然、りん子と一緒に帰るよ
でも、気になることも本当だし、それを隠したくないんだよ
その女性が好みだろうとなかろうと、わたしを送ることにかわりはないけど、心に浮かんだわずかな気持ちを口にすることのほうが誠実だと、那智さんはおっしゃる。
りん子、俺にウソをついてもらいたい?
場合によっては、わたしにわからないようにウソをついていただきたいことだってある。
優しいウソだって存在していいのではないか。
それをやると、俺はりん子を心の中でバカにしてしまうよ
かつて、わたしがいい子でいるとどんどん増長する男性に対して心の中で舌を出していたのと同じことだ。
互いにそれをしないでいられることが貴重なことも理解できる。
那智さんがウソをつくことは、この良好な関係のおしまいにさえ感じられてしまうので、わたしは甘いキャンディをもらうことを諦めるのだ。
すこしだけ、それを望む自分に非があるような感覚になりながら。
結局、この夜は同じやり取りを二度繰り返した。
おやすみなさい間際に『気持ちを上向きにしたいので、もう一度お聞きします』と前置きまでして!!
その返事も『もちろん一緒に帰る。けど、気になるんだよな〜(笑)』。
ホントに残念です!!
と、その日はおしまいになった。
その夜、布団の中で考える。
どうしてあのひと言を付け加えるのだろう。
たしかに、思ったことをいうのはわかる。
それがちょっとやましい気持ちから発しているから、なおさら口にしたほうがやましくなくなることもわかる。
でも、わたしが悲しくなるのは明白だし、那智さんはわたしを悲しませたくないはずなのに心に浮かんだ全部を口に出すなんて不可能な中、どうして、あえて付け加えるのだろう。
きっと、いままでの付き合いの中で無意識に選んで言わないことだってあったはずなのに。
あ!!
もしかし那智さん、これって天の邪鬼さん?(笑)
もちろんウソはつきたくないことも本当だけど、那智さんがこの手のことで『あえて言う』ときに、もしかしたらある法則があるのではないだろうか。
それはわたしが欲しい答えをチラつかせて、そちらに誘導しようとしているときに多く見られるような気がする。
目の前に『答え』を書いた紙を見せているのにその通りに読んでくれないのは、心の中で舌を出すような付き合いはしたくないという誠実さは当然だとしても、心のどこかに、見せられているものをそのまま口にすることに対する抵抗感、天の邪鬼な気持ちもあるのではないだろうか。
そうだとしたら、すごく納得できる。
なぜ、あんなに優しい那智さんがあえてそれらを口にするのか。
誠実さ、よい付き合いでいたい気持ち、それに加えて誘導されまいとする気持ちが作用しているとするならば、納得できる。
俺はりん子にウソをつきたくない。
思ったことを口にできるりん子との関係は理想だ。
俺にウソをついてほしい?
この那智さんの言葉を素直に受け取れず悲しくなってしまう自分に、ほんの少し非があるような気持ちになっていたけれど。
なーんだ、天の邪鬼さんなんじゃん(笑)
すべてにおいて万能な人間なんて、そう簡単には存在しない。
生身の人間同士の付き合いにどちらかが完璧なんてこともない。
那智さんの優しさも誠実さも全部本当だけど、それだけじゃない。
で、それだけじゃないほうが、全知全能の神じゃない那智さんのほうが『真実味』がある。
一方的に自分を責めてしまいがちなわたしだから、こんなふうに那智さんの思考回路を見極めることができると公平な判断ができて、心地よい。
翌日、この那智さんのカラクリをお話しして『たしかにそうかも(笑)』と理解してくれて、ほんのちょっぴり心が軽くなった。
これからも、答えをチラつかせてしまうことはあるだろうし、そこに誠実な天の邪鬼を発揮してくれて悲しくなることもあるだろう、でも、完璧じゃない那智さんがわたしに対して誠実でいたいと思ってくれるほうが、ずっと幸せだ。
一生懸命両目を見開いて耳をすませて相手を知りたいと願うと見えてくるものがあるんだね^^
<関連エントリー>
ちょっと関連していないのもあるけど、まとめて読んだらわかりやすかも?
『心と事実』
『心と事実2』
『事実さんとのお付き合い』
『心ちゃんと事実さん』
誘導して失敗^^;
『夢見る頃をすぎても4』
天の邪鬼さんいろいろ(笑)
『天の邪鬼でアブノーマルな那智さん』
『一番困ったこと2』
『対処方法』
『基本人格』
「等式」感想です。かなり、深く、濃いエントリーなので読んでいる方が理解できるか心配です。(笑)打ち合わせ無し、インタビュー無しで、この話を書くことが出来るりん子とのコミュニケーションの多さが嬉しいです。そして、この関係を何人の友人と出来ているのか思い返しています。
COMMENT
誠実な天邪鬼さん、というより、誠実だからこそ天邪鬼さん、という印象を受けました。
その誠実であろうとする姿勢とそれを幸せだと思う関係性に、脱帽です。
素敵です^^
その誠実であろうとする姿勢とそれを幸せだと思う関係性に、脱帽です。
素敵です^^
那智さん自身は、その言動が天の邪鬼からきているという自覚はあまりないそうです。
だから、めいさんのおっしゃる『誠実だからこそ』というのは的を射ているかな^^
わたしもずいぶんつまずいたりタックルしたりしてみたけど、どうやらこれが答えのようです。
言わないでいてくれたらと思う気持ちはたしかにあるけど、『ウソはつかない』と思えるほうを選んでいるという感じです^^
でもね〜、たまには、大事な局面で予定調和な回答にも憧れますけどね〜(笑)
だから、めいさんのおっしゃる『誠実だからこそ』というのは的を射ているかな^^
わたしもずいぶんつまずいたりタックルしたりしてみたけど、どうやらこれが答えのようです。
言わないでいてくれたらと思う気持ちはたしかにあるけど、『ウソはつかない』と思えるほうを選んでいるという感じです^^
でもね〜、たまには、大事な局面で予定調和な回答にも憧れますけどね〜(笑)
そうですよね、たまにはコテコテベタベタなのが欲しい時もありますよね!^^
えへへ、そうですよね^^
たまには、ほしいものです♪
たまには、ほしいものです♪