実験結果
独特な幸福感
「那智さん、きっと欲求不満です。悲しいから助けてください。」
半ばヤケッパチでお願いする。
『ファーストプライオリティ』で書いた通り、普段は基本的にご機嫌なわたしが落ち込み突っかかってしまうのは、欲情からだろうと二人の間で結論を出した。
悲しくなるのは、欲情を認めたくない故の自己嫌悪から、突っかかってしまうのは叶えてくれない八つ当たり。
こうやって書いていても、なんだか情けない女だと思ってしまう。
たとえ実感できていなくても、欲求不満ですなんて口にする女はどう?となかなか受け入れられないわたしに、こう言ってくれた。
『好きな人から助けてと言われたら、どうにかしてあげたいと思うものだろ?だから言ってみればいい。』
だから、思い切って口にしてみたのだ。
「わかった。じゃあ、今日ランチにおいで。」
なんとなく、二人の間で『実験』っぽい感じで、ランチタイムのカラオケへ。
基本的にいつも那智さんのしてほしいことをするといのが嬉しいことなんだけど、この日はわたしレスキューの意味合いが強いデートになった。
情けなくて恥ずかしくて、どんな顔をしていいかわからない。
ドリンクが運ばれてくるまでの時間、まともに顔を見ることができず、意味もなくメニューの話なんてしたりして。
欲求不満解消のカラオケデートだから短時間で盛りだくさんのフルコースかと思いきや、ドリンクが来てからも、ちょっと静かな空気。
うつむいてモジモジ。
那智さんが隅に移動したから、それに付いていくようにして胸に顔を埋まる。
右手でわたしの背中を抱きながら、なにやらゴソゴソ。
「ほらおっぱい、これが一番いいじゃない?」
自嘲気味のテレた声でいう。
見ると。
スーツとYシャツのボタンをいくつか外し、中のTシャツの首をビーンと引っぱり下ろしている。
那智さんがテレているから、わたしまで恥ずかしくなっちゃって「恥ずかしいです…」とうつむいてしまうと。
「いいから、ほら。」
また照れ臭そうにいう。
その声に促されて、おっぱいをちゅーちゅー吸う。(うう、恥ずかしい^^;)
背中をトントンと優しく叩かれて、睡魔に襲われてしまいそうだった。
それでずいぶん心が楽になった。
その後は、どどどーーーって感じ^^
那智さんの手が下着に入り、かき回す。
途中、隣の部屋に人が入っていくのが見えた。
「安心しな、やめないから。」
ガラス越しに見えるスラックスの足と那智さんのその言葉で、快感がぐわんと倍増する。
ニットのワンピースの上から触られるのがもどかしく。
「那智さん、直接触ってください。」
「気持ちよくなるようにして。」
床に座ってフェラチオをしながら、次から次へとリクエストしてしまう。
溢れてしまって止まらない。
「両方触ってほしいです。」
ワンピースを胸までめくり上げられた。
背中やお尻が露になって、それがまた快感を呼ぶ。
さっきのサラリーマンの二人組、これに気づいてくれないかしら、入ってきたりして。
実際あったら恐ろしいことなのに、妄想で感じる。
全部、わたしの言う通りにしてくれた。
ちょっと酷さを足しながら。
嫌悪する必要はないと肯定の意味でリクエストを聞いてくれたことも。
それより、少し酷くしてくれたことも。
『やめないから』と言ったときの、楽しそうで冷静な声も。
どれも嬉しかったけど。
この日、一番幸せだったのは。
おっぱいだった。
素直に甘えさせるにはこれは有効だと思う。
でも、行為も去ることながら、おっぱいを出してくれたその様子がわたしをとても幸せにしてくれたのだ。
那智さんとしては、いい年した大人の男がカラオケルームの隅っこで、ネクタイをずらしTシャツの首を伸ばし乳首を露出している姿は、自嘲するしかない姿だっただろう。
きっと、我ながら照れ臭いと思っていたはずだ。
だから、実際ちょっと苦笑いしながら『ほら』って言っていたもの。
それでも、自嘲しながらも、わたしの心を解すために人肌脱いでくれた、あの様子が嬉しく幸せだったのだ。
そんなふうに、助けを求めたら、ちょっと照れ臭くてもひょいっと垣根を越えて助けてくれる。
いつも、いつも。
そんなふうに、付き合ってくれるから、わたしは、いつまでも那智さんの可愛い女でいたいと思うのだ。
ご機嫌で尻尾を振っていたいと思うのだ。
普段は負けず嫌いさんで滅多に照れたりしない那智さんの照れ臭そうな様子が、暖かくわたしの心を両手で包んでくれているみたいだった。
これからは意地を張らずに、自分も嫌いにならずに自分の欲情を伝えていきたい、いけたらいいな〜。(要訓練^^)
案の定。
ランチタイムが終わる頃。
那智さんの足下で、ニッコニコのわたし。
もう、ギャグのよう。
「30分前の表情と全然違うよな〜。」
「そうですか〜?」
「ウソでもいいから、30分前の顔してみ。」
「ええ!?」
「作り笑いならぬ、作り不機嫌(笑)」
きゃーーー、そんなのできませ〜ん*^^*
それから数日経って、我が心を振り返る。
ということで、実験結果。
ああ、やっぱり欲求不満と認めるしかない。
だって、いつもの『那智さん大好き』でニコニコしていられるのだもの。
ちょっと情けないから『那智さん不足』ってことにして、美しくまとめよう^^;
「那智さん、きっと欲求不満です。悲しいから助けてください。」
半ばヤケッパチでお願いする。
『ファーストプライオリティ』で書いた通り、普段は基本的にご機嫌なわたしが落ち込み突っかかってしまうのは、欲情からだろうと二人の間で結論を出した。
悲しくなるのは、欲情を認めたくない故の自己嫌悪から、突っかかってしまうのは叶えてくれない八つ当たり。
こうやって書いていても、なんだか情けない女だと思ってしまう。
たとえ実感できていなくても、欲求不満ですなんて口にする女はどう?となかなか受け入れられないわたしに、こう言ってくれた。
『好きな人から助けてと言われたら、どうにかしてあげたいと思うものだろ?だから言ってみればいい。』
だから、思い切って口にしてみたのだ。
「わかった。じゃあ、今日ランチにおいで。」
なんとなく、二人の間で『実験』っぽい感じで、ランチタイムのカラオケへ。
基本的にいつも那智さんのしてほしいことをするといのが嬉しいことなんだけど、この日はわたしレスキューの意味合いが強いデートになった。
情けなくて恥ずかしくて、どんな顔をしていいかわからない。
ドリンクが運ばれてくるまでの時間、まともに顔を見ることができず、意味もなくメニューの話なんてしたりして。
欲求不満解消のカラオケデートだから短時間で盛りだくさんのフルコースかと思いきや、ドリンクが来てからも、ちょっと静かな空気。
うつむいてモジモジ。
那智さんが隅に移動したから、それに付いていくようにして胸に顔を埋まる。
右手でわたしの背中を抱きながら、なにやらゴソゴソ。
「ほらおっぱい、これが一番いいじゃない?」
自嘲気味のテレた声でいう。
見ると。
スーツとYシャツのボタンをいくつか外し、中のTシャツの首をビーンと引っぱり下ろしている。
那智さんがテレているから、わたしまで恥ずかしくなっちゃって「恥ずかしいです…」とうつむいてしまうと。
「いいから、ほら。」
また照れ臭そうにいう。
その声に促されて、おっぱいをちゅーちゅー吸う。(うう、恥ずかしい^^;)
背中をトントンと優しく叩かれて、睡魔に襲われてしまいそうだった。
それでずいぶん心が楽になった。
その後は、どどどーーーって感じ^^
那智さんの手が下着に入り、かき回す。
途中、隣の部屋に人が入っていくのが見えた。
「安心しな、やめないから。」
ガラス越しに見えるスラックスの足と那智さんのその言葉で、快感がぐわんと倍増する。
ニットのワンピースの上から触られるのがもどかしく。
「那智さん、直接触ってください。」
「気持ちよくなるようにして。」
床に座ってフェラチオをしながら、次から次へとリクエストしてしまう。
溢れてしまって止まらない。
「両方触ってほしいです。」
ワンピースを胸までめくり上げられた。
背中やお尻が露になって、それがまた快感を呼ぶ。
さっきのサラリーマンの二人組、これに気づいてくれないかしら、入ってきたりして。
実際あったら恐ろしいことなのに、妄想で感じる。
全部、わたしの言う通りにしてくれた。
ちょっと酷さを足しながら。
嫌悪する必要はないと肯定の意味でリクエストを聞いてくれたことも。
それより、少し酷くしてくれたことも。
『やめないから』と言ったときの、楽しそうで冷静な声も。
どれも嬉しかったけど。
この日、一番幸せだったのは。
おっぱいだった。
素直に甘えさせるにはこれは有効だと思う。
でも、行為も去ることながら、おっぱいを出してくれたその様子がわたしをとても幸せにしてくれたのだ。
那智さんとしては、いい年した大人の男がカラオケルームの隅っこで、ネクタイをずらしTシャツの首を伸ばし乳首を露出している姿は、自嘲するしかない姿だっただろう。
きっと、我ながら照れ臭いと思っていたはずだ。
だから、実際ちょっと苦笑いしながら『ほら』って言っていたもの。
それでも、自嘲しながらも、わたしの心を解すために人肌脱いでくれた、あの様子が嬉しく幸せだったのだ。
そんなふうに、助けを求めたら、ちょっと照れ臭くてもひょいっと垣根を越えて助けてくれる。
いつも、いつも。
そんなふうに、付き合ってくれるから、わたしは、いつまでも那智さんの可愛い女でいたいと思うのだ。
ご機嫌で尻尾を振っていたいと思うのだ。
普段は負けず嫌いさんで滅多に照れたりしない那智さんの照れ臭そうな様子が、暖かくわたしの心を両手で包んでくれているみたいだった。
これからは意地を張らずに、自分も嫌いにならずに自分の欲情を伝えていきたい、いけたらいいな〜。(要訓練^^)
案の定。
ランチタイムが終わる頃。
那智さんの足下で、ニッコニコのわたし。
もう、ギャグのよう。
「30分前の表情と全然違うよな〜。」
「そうですか〜?」
「ウソでもいいから、30分前の顔してみ。」
「ええ!?」
「作り笑いならぬ、作り不機嫌(笑)」
きゃーーー、そんなのできませ〜ん*^^*
それから数日経って、我が心を振り返る。
ということで、実験結果。
ああ、やっぱり欲求不満と認めるしかない。
だって、いつもの『那智さん大好き』でニコニコしていられるのだもの。
ちょっと情けないから『那智さん不足』ってことにして、美しくまとめよう^^;