等身大
独特な幸福感
ずいぶん前、こんなことを聞いた。
『友だち同士で謝ったら不利になるから、絶対謝らない』
これは直接私が言われたわけじゃないのだけど、私の友人が言われたの。
いわゆる『ママ友』(この名称自体変!!)って人にそう言われた友人は強気な彼女の言葉に『そういうもの?』と思ってしまったと話してくれた。
それは違う!!
そんな人と友情育めるわけないじゃない!!
有利か不利かで付き合うなんて不幸だよ〜と、そのママ友に翻弄されている友人を励ましたことがあった。
有利か不利かで付き合うなんて健全じゃない。
(この人から学ぶものはあるな〜ということで得させてもらうことはあっても、そこに優劣なんてないよね)
そんなふうに思いながら、『あ、私も有利不利にしちゃってたじゃん』と自分を省みてしまう。
まったく逆のパターンで。
不必要に謝ってしまっていたのだ。
本当に私が悪いのかどうかを判断する前に、まず謝ってしまう。
これは、不穏な空気がきらいな私の。
人の評価で自分の価値を判断してしまう私の。
無価値感ゆえの。
肯定女ゆえの。
(いっぱい文中リンク^^お読みいただいたほうが理解が深まって面白いかも。『私について(見下しと不安)』『わたしのこと1『棘と毒』』『肯定女』)
悪いクセ。
何か問題が起こったら、それは自分のせいと思ってしまうのだ。
責任を全部自分が背負ってしまう。
悪いことをしたら素直に謝罪をすることは当然だけど、責任の所在もわかっていないうちから、まず謝罪してしまう。
これは、余程相手が自分を律することができる人じゃないと、どんどん増長してしまうのだ。
私はなんでもすぐ『ごめんなさい』とばかり言って、自分が不利になるように追い込んでしまっていた。
それは苦しいし。
そうやって増長する相手を、いつの間にか心の中で見下してしまっていたのだから、まったく不幸なことだよね。
健全な関係を作りたいと思うなら。
公平な目が大事。
謝ったら不利になるなんて考え方、私としてはまったくあり得ないけど。
すぐ自分のせいにして『ごめんなさい』することも、よくないこと。
こんなことも、那智さんで訓練中の私。
ある日のこと。
お仕事中の那智さんからお電話。
ちょうど1人の時間のよう、何かカチカチとお仕事しながら電話をくれた。
ウキウキ喜ぶ私に片手間のお返事。
こんなことも嬉しい^^
(『片手間のわけ』)
那智さんと私の携帯は定額制の通話し放題。
だから、比較的気軽にお話しできるからとても良いのだけど、私の家の電波がいまひとつ悪いのがたまにキズ。
特定の場所じゃないと通じないし、その場所でも途切れ途切れになったり、いきなり『プチッ』と切れてしまったりする。
『プチッ』と切れた場合一応ルールが決まっていて、那智さんがお仕事場にいる場合は那智さんから、お仕事場から一歩でも出たら私からかけ直すことになっているの。
だけどそういうときは、かけ直してもらってもなかなか繋がらないことも多いようで、ちょっと困る。
ウキウキ喜ぶ私に、片手間な那智さん。
他愛もない話をしているたら『プチッ』。
あ〜ん、切れちゃった、電波のやつ〜;;
携帯を握り、待つ。
お仕事場だからこちらからかけるわけにはいかないものね。
し〜ん。
かかって来ない。
あれ?
この瞬間に来客?
それとも、お仕事の電話?
まあ、何かしらかけられないことが起きたのでしょう。
こちらも携帯を握るのをやめにして、読んでいた本を開く。
しばらくして、携帯が震えた。
あ、大丈夫になったのかな?
またかけてくれて、嬉しい^^
「もしもし〜、なんだかプチッと切れちゃいましたね〜」
「ほんとだよ、かけ直しても全然繋がらないし〜」
「え、かけてくれていたのですか?」
「そうだよ、何回も〜」
そうだったんだ、申し訳ないことしたな。
『ごめんなさい』
言おうとして、ぐっと我慢する。
だって、電波が悪いのは私のせいじゃない。
ここは『ごめんなさい』じゃないはず。
その代わり、その気持ちを伝える。
「那智さん、わたしいま『ごめんなさい』しそうなの我慢してます。」
なんでもすぐ自分のせいにしてしまって、責任を背負ってしまっていた私。
無価値感に苛まれていた私は、責任の所在を明らかにする前にすぐ謝ってしまっていた。
これは、相手を増長させ、自分はどんどん苦しくなる。
自分ばかりが責任を背負わず、不必要に責任転嫁もしない。
そのためには、まず『私が悪い』という癖を直さないといけない。
ここは『ごめんなさい』。
でも、ここは那智さんも良くないですよね。
今回はどちらも悪くない、勘違いでしたね。
那智さんと付き合って7年。
ずっと、この訓練。
すぐ謝っっちゃう私には必要な訓練だった。
公平に物事を判断する。
ずいぶんできるようになってきているけど、それでもたまに出てしまう不必要な自責。
だから、我慢。
「那智さん、わたしいま『ごめんなさい』と謝りそうなの我慢してます。」
「そうだね、りん子が謝るところじゃないね〜」
言葉に詰まってしまった。
「那智さん、こういう時は、なんて言えばいいのでしょう」
「そうだな〜、『電波のばか』でいいんじゃない?笑」
「はい、じゃあ、『電波のばか〜』^^」
無価値感ゆえに自分を低くしてしまっていた私。
自分を低くすることなく背筋を伸ばして等身大でいても、価値がないなんて思われないと最近思えるようになっている。
むしろ等身大でいるほうが価値があるのかもしれない。
その私を好ましいと思ってくれる人と、私は関係を作りたい。
ただいま、りん子訓練中。
いま思えば。
『電波のばか』は間違いじゃないけれど。
また声を聞かせてもらえて、とっても嬉しい。
かけ直してくださって、ありがとうございます。
この気持ちを素直に表現することが、一番大事だな。
ということで、まだまだ訓練は続くのでした^^
おまけ^^
通話無料の電話のお話をおまけにいくつか。
いや、すでにかなり文中リンクしているので、お腹いっぱいでしょうけど、通話無料では軽いお話が多いので、暇つぶしにいかがでしょ〜♪
『電波』
『朗読奴隷1 2』
『ライバルはクラリス』
ついでに、お知らせ。
ご存知の方も多いと思いますが。
コメントするほどではないけどというものやちょっと内緒でひと言を思うものには『拍手コメント』をお使いください。
『拍手』をクリックするとコメントが書けるようになっています。
これは私しか見ることができませんのでお気軽に。
ただ、それにお返事は返せないのでご了承くださいね。
過去エントリーにも歓迎です^^
前エントリーでもたくさん拍手もいただけたので、嬉しくて、さらにお知らせしてしまいました〜。
ずいぶん前、こんなことを聞いた。
『友だち同士で謝ったら不利になるから、絶対謝らない』
これは直接私が言われたわけじゃないのだけど、私の友人が言われたの。
いわゆる『ママ友』(この名称自体変!!)って人にそう言われた友人は強気な彼女の言葉に『そういうもの?』と思ってしまったと話してくれた。
それは違う!!
そんな人と友情育めるわけないじゃない!!
有利か不利かで付き合うなんて不幸だよ〜と、そのママ友に翻弄されている友人を励ましたことがあった。
有利か不利かで付き合うなんて健全じゃない。
(この人から学ぶものはあるな〜ということで得させてもらうことはあっても、そこに優劣なんてないよね)
そんなふうに思いながら、『あ、私も有利不利にしちゃってたじゃん』と自分を省みてしまう。
まったく逆のパターンで。
不必要に謝ってしまっていたのだ。
本当に私が悪いのかどうかを判断する前に、まず謝ってしまう。
これは、不穏な空気がきらいな私の。
人の評価で自分の価値を判断してしまう私の。
無価値感ゆえの。
肯定女ゆえの。
(いっぱい文中リンク^^お読みいただいたほうが理解が深まって面白いかも。『私について(見下しと不安)』『わたしのこと1『棘と毒』』『肯定女』)
悪いクセ。
何か問題が起こったら、それは自分のせいと思ってしまうのだ。
責任を全部自分が背負ってしまう。
悪いことをしたら素直に謝罪をすることは当然だけど、責任の所在もわかっていないうちから、まず謝罪してしまう。
これは、余程相手が自分を律することができる人じゃないと、どんどん増長してしまうのだ。
私はなんでもすぐ『ごめんなさい』とばかり言って、自分が不利になるように追い込んでしまっていた。
それは苦しいし。
そうやって増長する相手を、いつの間にか心の中で見下してしまっていたのだから、まったく不幸なことだよね。
健全な関係を作りたいと思うなら。
公平な目が大事。
謝ったら不利になるなんて考え方、私としてはまったくあり得ないけど。
すぐ自分のせいにして『ごめんなさい』することも、よくないこと。
こんなことも、那智さんで訓練中の私。
ある日のこと。
お仕事中の那智さんからお電話。
ちょうど1人の時間のよう、何かカチカチとお仕事しながら電話をくれた。
ウキウキ喜ぶ私に片手間のお返事。
こんなことも嬉しい^^
(『片手間のわけ』)
那智さんと私の携帯は定額制の通話し放題。
だから、比較的気軽にお話しできるからとても良いのだけど、私の家の電波がいまひとつ悪いのがたまにキズ。
特定の場所じゃないと通じないし、その場所でも途切れ途切れになったり、いきなり『プチッ』と切れてしまったりする。
『プチッ』と切れた場合一応ルールが決まっていて、那智さんがお仕事場にいる場合は那智さんから、お仕事場から一歩でも出たら私からかけ直すことになっているの。
だけどそういうときは、かけ直してもらってもなかなか繋がらないことも多いようで、ちょっと困る。
ウキウキ喜ぶ私に、片手間な那智さん。
他愛もない話をしているたら『プチッ』。
あ〜ん、切れちゃった、電波のやつ〜;;
携帯を握り、待つ。
お仕事場だからこちらからかけるわけにはいかないものね。
し〜ん。
かかって来ない。
あれ?
この瞬間に来客?
それとも、お仕事の電話?
まあ、何かしらかけられないことが起きたのでしょう。
こちらも携帯を握るのをやめにして、読んでいた本を開く。
しばらくして、携帯が震えた。
あ、大丈夫になったのかな?
またかけてくれて、嬉しい^^
「もしもし〜、なんだかプチッと切れちゃいましたね〜」
「ほんとだよ、かけ直しても全然繋がらないし〜」
「え、かけてくれていたのですか?」
「そうだよ、何回も〜」
そうだったんだ、申し訳ないことしたな。
『ごめんなさい』
言おうとして、ぐっと我慢する。
だって、電波が悪いのは私のせいじゃない。
ここは『ごめんなさい』じゃないはず。
その代わり、その気持ちを伝える。
「那智さん、わたしいま『ごめんなさい』しそうなの我慢してます。」
なんでもすぐ自分のせいにしてしまって、責任を背負ってしまっていた私。
無価値感に苛まれていた私は、責任の所在を明らかにする前にすぐ謝ってしまっていた。
これは、相手を増長させ、自分はどんどん苦しくなる。
自分ばかりが責任を背負わず、不必要に責任転嫁もしない。
そのためには、まず『私が悪い』という癖を直さないといけない。
ここは『ごめんなさい』。
でも、ここは那智さんも良くないですよね。
今回はどちらも悪くない、勘違いでしたね。
那智さんと付き合って7年。
ずっと、この訓練。
すぐ謝っっちゃう私には必要な訓練だった。
公平に物事を判断する。
ずいぶんできるようになってきているけど、それでもたまに出てしまう不必要な自責。
だから、我慢。
「那智さん、わたしいま『ごめんなさい』と謝りそうなの我慢してます。」
「そうだね、りん子が謝るところじゃないね〜」
言葉に詰まってしまった。
「那智さん、こういう時は、なんて言えばいいのでしょう」
「そうだな〜、『電波のばか』でいいんじゃない?笑」
「はい、じゃあ、『電波のばか〜』^^」
無価値感ゆえに自分を低くしてしまっていた私。
自分を低くすることなく背筋を伸ばして等身大でいても、価値がないなんて思われないと最近思えるようになっている。
むしろ等身大でいるほうが価値があるのかもしれない。
その私を好ましいと思ってくれる人と、私は関係を作りたい。
ただいま、りん子訓練中。
いま思えば。
『電波のばか』は間違いじゃないけれど。
また声を聞かせてもらえて、とっても嬉しい。
かけ直してくださって、ありがとうございます。
この気持ちを素直に表現することが、一番大事だな。
ということで、まだまだ訓練は続くのでした^^
おまけ^^
通話無料の電話のお話をおまけにいくつか。
いや、すでにかなり文中リンクしているので、お腹いっぱいでしょうけど、通話無料では軽いお話が多いので、暇つぶしにいかがでしょ〜♪
『電波』
『朗読奴隷1 2』
『ライバルはクラリス』
ついでに、お知らせ。
ご存知の方も多いと思いますが。
コメントするほどではないけどというものやちょっと内緒でひと言を思うものには『拍手コメント』をお使いください。
『拍手』をクリックするとコメントが書けるようになっています。
これは私しか見ることができませんのでお気軽に。
ただ、それにお返事は返せないのでご了承くださいね。
過去エントリーにも歓迎です^^
前エントリーでもたくさん拍手もいただけたので、嬉しくて、さらにお知らせしてしまいました〜。
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