朗読奴隷1
独特な幸福感
普段感情に上下がない那智さん。
感情に上下がないというか、感情表現に上下がないというか。
とにかく、だいたいいつも変わらない。
かなり頻繁にコミュニケーションを取っているわたしでもそう感じるのだから、まあ『上下がない』というのは、それほど外れていないと思う。
その那智さんにも例外はある。
それは、お酒が入ったとき。
いきなり饒舌。
ちょっとハイテンションで。
『りんっ子ちゃ〜ん♪』
普段、話題提供の9割はわたしがして、会話の8割がわたしがするのに、その割合が一気に崩れて、わたしが相づち担当に変わるのです。(あ、それでも、自分のことを話しまくるという感じでもないな、相変わらず自分のことはあまり話さない人)
はじめのうちは、ちょっと戸惑いましたけど、最近は慣れたもので。
『那智さん、お酒飲んでます?』
『あったり〜♪』
『はいはい、酔っぱらいさんですね』
と、上手にあしらえるようになってきた。
ハイテンションと同時に、あまあまモードにもなる。
普段、わたしを褒めるときでも、『ここが、こう良かったから、偉かったね』みたいに冷静な解説のもとに褒めてくれるのだけど。
酔っぱらいさんのときは、違う。
例えば、何か那智さんを気遣う行為をしたとして。
しらふのときだったら。
『ありがとう』のひと言なのに。
お酒が入っていると。
『ありがとう。りん子は偉いね〜。気が利くし、優しいし、素直だし。俺が喜べば一緒に喜んでくれるし、俺のことをよく考えてくれるよね。その共感ということでは、俺のほうがりん子に負けているね。』
なんて、いっぱいおまけを付けてくれるのだ。
こんなとき『お酒飲んでます?』と聞く。
そうすると『あったり〜♪』と必ず返ってくるのです。
那智さん自身も、この自分の変化が面白いらしく、最近では開き直っているところもあるみたい^^;
ハイテンションもあまあまモードも、楽しいにおまけ付きなのでたまには嬉しい。
ところが困ってしまうことがふたつあって。
ひとつは、突然無理なことを言い出すのだ。
『いまから、来いよ〜』とか『早く来てマッサージしろよ〜』などなど。
無理を承知で、それを口にしてしまうこと自体を楽しんでいる感じだ。
だから、わたしも笑って『無理ですよ』と返す。
まあ、そこから『なぜ無理か』とか、話は枝葉が分かれ、そのやり取りを楽しんでいるところもあるので、苦笑しながら困ったな〜という感じ。
もうひとつ、困ることは。
電車で寝ちゃうの。
で、ほぼ寝過ごすの。
すごいときなどは、行ったり来たり^^;
だから、わたしは頼まれもしないのに、那智さんが電車を降りる時間を見計らって、電話やメールで『起きてコール』を入れるのだ。
もう一度言うけど、頼まれていない、那智さん自身は寝過ごしても『まあ、しょうがないな〜』程度にしか思っていないので、わたしが勝手にヤキモキしているだけなんだけど。
那智さんと同化願望があるわたしは『いつでも那智さん快適』でいてほしいと、ヤキモキしてしまうのだ。
頼まれもしないのに、ひとりで困ってるわけです。
ちなみに、『起きてコール』の効果はほとんどなく、ただ山のような着信履歴と受信履歴が残るだけ^^;
ある日のこと。
このふたつの困ることが同時に起きたことがあった。
ああ、くだらないお話なんだけど、なんだか長くなっちゃった。
ふたつの困ることのお話は続きにさせてくださいませ!!
普段感情に上下がない那智さん。
感情に上下がないというか、感情表現に上下がないというか。
とにかく、だいたいいつも変わらない。
かなり頻繁にコミュニケーションを取っているわたしでもそう感じるのだから、まあ『上下がない』というのは、それほど外れていないと思う。
その那智さんにも例外はある。
それは、お酒が入ったとき。
いきなり饒舌。
ちょっとハイテンションで。
『りんっ子ちゃ〜ん♪』
普段、話題提供の9割はわたしがして、会話の8割がわたしがするのに、その割合が一気に崩れて、わたしが相づち担当に変わるのです。(あ、それでも、自分のことを話しまくるという感じでもないな、相変わらず自分のことはあまり話さない人)
はじめのうちは、ちょっと戸惑いましたけど、最近は慣れたもので。
『那智さん、お酒飲んでます?』
『あったり〜♪』
『はいはい、酔っぱらいさんですね』
と、上手にあしらえるようになってきた。
ハイテンションと同時に、あまあまモードにもなる。
普段、わたしを褒めるときでも、『ここが、こう良かったから、偉かったね』みたいに冷静な解説のもとに褒めてくれるのだけど。
酔っぱらいさんのときは、違う。
例えば、何か那智さんを気遣う行為をしたとして。
しらふのときだったら。
『ありがとう』のひと言なのに。
お酒が入っていると。
『ありがとう。りん子は偉いね〜。気が利くし、優しいし、素直だし。俺が喜べば一緒に喜んでくれるし、俺のことをよく考えてくれるよね。その共感ということでは、俺のほうがりん子に負けているね。』
なんて、いっぱいおまけを付けてくれるのだ。
こんなとき『お酒飲んでます?』と聞く。
そうすると『あったり〜♪』と必ず返ってくるのです。
那智さん自身も、この自分の変化が面白いらしく、最近では開き直っているところもあるみたい^^;
ハイテンションもあまあまモードも、楽しいにおまけ付きなのでたまには嬉しい。
ところが困ってしまうことがふたつあって。
ひとつは、突然無理なことを言い出すのだ。
『いまから、来いよ〜』とか『早く来てマッサージしろよ〜』などなど。
無理を承知で、それを口にしてしまうこと自体を楽しんでいる感じだ。
だから、わたしも笑って『無理ですよ』と返す。
まあ、そこから『なぜ無理か』とか、話は枝葉が分かれ、そのやり取りを楽しんでいるところもあるので、苦笑しながら困ったな〜という感じ。
もうひとつ、困ることは。
電車で寝ちゃうの。
で、ほぼ寝過ごすの。
すごいときなどは、行ったり来たり^^;
だから、わたしは頼まれもしないのに、那智さんが電車を降りる時間を見計らって、電話やメールで『起きてコール』を入れるのだ。
もう一度言うけど、頼まれていない、那智さん自身は寝過ごしても『まあ、しょうがないな〜』程度にしか思っていないので、わたしが勝手にヤキモキしているだけなんだけど。
那智さんと同化願望があるわたしは『いつでも那智さん快適』でいてほしいと、ヤキモキしてしまうのだ。
頼まれもしないのに、ひとりで困ってるわけです。
ちなみに、『起きてコール』の効果はほとんどなく、ただ山のような着信履歴と受信履歴が残るだけ^^;
ある日のこと。
このふたつの困ることが同時に起きたことがあった。
ああ、くだらないお話なんだけど、なんだか長くなっちゃった。
ふたつの困ることのお話は続きにさせてくださいませ!!