那智さん大暴走1
非日常的な日常
『おもらし』の次に会った日。
お昼に待ち合わせをしてホテルに向かう。
この日は尻尾をつけようかという話は出ていた。
それをどこで装着するかがポイントになっていた。
いつもは朝ご飯に入る和食屋さんや◯ックのトイレなんだけど、何度かそれはやっているから那智さんとしてはつまらないようで、駅のトイレからにしようか、それともどこか路地にしようかと前の日から話題に出して遊んでいた。
お昼からの待ち合わせだとどうしても人通りは多くなるから、恥ずかしさは倍増する。
できれば装着しない方向でいきたいし、もし装着するにしてもできるだけホテルに近い場所にしていただけないか、いろいろ画策する。
ホテルに近い場所だったら、そのまま四つん這いで歩かせるよ(笑)
なんて、究極の選択を迫られたりしていた。
結局、なかなかタイミングがなく、ランチに入った和食屋さんでも装着することはできなかった。
那智さんとしても、是が非でも尻尾のテンションではなかったのだろう。
別のことで楽しむ気持ちになったようで
今日もおもらしする?
ということになった。
前回はホテル街の建設現場の前。
シートの向こう側に作業員の男性はいたし数人は通り過ぎたはずだけど、それだけだった。
今回、選んだのはホテル街よりもっと駅によった歩道。
車道には常に車が行き交い、片側には銀行やショップが並び、人の往来もそれなりにある歩道。
車道には宅配業者のトラックが路上駐車してあって、そこに寄り添うように電柱が立っている。
その電柱に並んでわたしが立ち、すこしこちら側に体を向けて半分だけ扉を開けているような状態の位置に那智さんが立つ。
ちょっぴり守られているみたいだ。
歩道のわずかな傾きで、おしっこをしても歩道側に流れていくことはないと推測できるので、安堵する。
すこしでも人に迷惑かけたくないし、それを気にしていたくない。
那智さんの楽しみは、たくさん人がいる中でりん子がおもらしをすること、『あれ?』と気づく人はいないかもしれないけど、人がいる限り見られる可能性はゼロではない。
積極的に見せたいわけではないけど気づかれてもかまわないという感じだろう。
実際のところ、『あれ?』と思う人はいても人の往来がある程度ある歩道なので、そのままやり過ごしてもらえると思う。
背後にトラックの壁、斜め前の那智さん、その隙間から外界が広がる。
出せるだろ?
はい
ほら、よく検尿するとき、さほど尿意がなくてもトイレに座って『出そう』と思えば出るでしょ。
那智さんはそれと同じで、出そうと意識すればほとんどの場合出せると思っているのだ。
ようは、そう意識できるかということ。
人前でおもらしをするなんて本当は絶対『NO』なこと。
道徳や一般常識や羞恥心や、とにかくいろいろなことでできないし、しちゃいけないこと。
仮に無理矢理しようと思っても、そ思うのは表層の意識だけど、結局深層の意識は抵抗しているからできるものじゃない。
でも、那智さんのいうように、検尿のときのように『出さないといけない』と深層の意識から変えれば、出せるものだ。
那智さんは、その深層の意識を変えさせたのだ。
おしっこをする。
おしっこを出したい。
おもらしをする恥ずかしいわたしを那智さんに見てもらって愛でてもらいたい。
目を閉じ、周囲の雑踏と風を感じる。
液体が太ももをつたうのがわかった。
前回より人通りの多いところだったから、きっと足の開き方が小さかったのだろう。
それを見た那智さんが
もっと足を広げなきゃ
という。
恥ずかしいけど、そっと、すこしだけ開く。
そうはいってもおしっこをしたかったわけではないのでごく少量。
残りのすこしが開いた足の間を零れていった。
前回は不完全な『女の子』を強く感じたけど、このときは違う快感のほうが大きかった気がする。
それは那智さんにコントロールしてもらっている、那智さんの指示でわたしの深層の意識を変えられているという強烈な支配と被支配の快感。
本当なら『NO』なことを命令や服従ではなく『やりたい』と思うように訓練され、実際に排尿という形になった。
その『変えられている』快感。
やはり足の開き具合がよくなかったのか、思いのほかスカートを濡らしてしまったようで、歩きながら後ろを確認する那智さんもちょっと焦って、笑っている。
わたしは、もう、大慌て!!
早く、早く、ホテルに入りたくて早歩き。
途中、コンビニによって飲み物を購入する那智さんを外で待っている間も、そわそわ(この日はホテルで手料理プチ宴会の予定)
初夏の陽気だったのでホテル街に差しかかるころにはほとんど乾いていたようで、すこしホッとして、そのままホテルにチェックイン。
チェックイン時刻、12:48。
この時間が仇となり後の大暴走に繋がるとは、誰が想像できただろう!!
次回、那智さん大暴走の本編です!!(笑)
「等式」感想です。ついに、この時のことがエントリーになるのだね。性的なテンションの「大きさ」は酔っていても、いなくても,関係無いのではないかと最近思っている。
酔っているからと自ら自制する部分と、シラフで(意識はしていないけれど)欲求を満たすことは「質」が違うことが多い。酔っている時は、行為自体を楽しんでいて、シラフの時は欲求を叶えているのだと思う。最終的には酔った勢いよりも、シラフの時の方が狂気に満ちているのかもしれない。
『おもらし』の次に会った日。
お昼に待ち合わせをしてホテルに向かう。
この日は尻尾をつけようかという話は出ていた。
それをどこで装着するかがポイントになっていた。
いつもは朝ご飯に入る和食屋さんや◯ックのトイレなんだけど、何度かそれはやっているから那智さんとしてはつまらないようで、駅のトイレからにしようか、それともどこか路地にしようかと前の日から話題に出して遊んでいた。
お昼からの待ち合わせだとどうしても人通りは多くなるから、恥ずかしさは倍増する。
できれば装着しない方向でいきたいし、もし装着するにしてもできるだけホテルに近い場所にしていただけないか、いろいろ画策する。
ホテルに近い場所だったら、そのまま四つん這いで歩かせるよ(笑)
なんて、究極の選択を迫られたりしていた。
結局、なかなかタイミングがなく、ランチに入った和食屋さんでも装着することはできなかった。
那智さんとしても、是が非でも尻尾のテンションではなかったのだろう。
別のことで楽しむ気持ちになったようで
今日もおもらしする?
ということになった。
前回はホテル街の建設現場の前。
シートの向こう側に作業員の男性はいたし数人は通り過ぎたはずだけど、それだけだった。
今回、選んだのはホテル街よりもっと駅によった歩道。
車道には常に車が行き交い、片側には銀行やショップが並び、人の往来もそれなりにある歩道。
車道には宅配業者のトラックが路上駐車してあって、そこに寄り添うように電柱が立っている。
その電柱に並んでわたしが立ち、すこしこちら側に体を向けて半分だけ扉を開けているような状態の位置に那智さんが立つ。
ちょっぴり守られているみたいだ。
歩道のわずかな傾きで、おしっこをしても歩道側に流れていくことはないと推測できるので、安堵する。
すこしでも人に迷惑かけたくないし、それを気にしていたくない。
那智さんの楽しみは、たくさん人がいる中でりん子がおもらしをすること、『あれ?』と気づく人はいないかもしれないけど、人がいる限り見られる可能性はゼロではない。
積極的に見せたいわけではないけど気づかれてもかまわないという感じだろう。
実際のところ、『あれ?』と思う人はいても人の往来がある程度ある歩道なので、そのままやり過ごしてもらえると思う。
背後にトラックの壁、斜め前の那智さん、その隙間から外界が広がる。
出せるだろ?
はい
ほら、よく検尿するとき、さほど尿意がなくてもトイレに座って『出そう』と思えば出るでしょ。
那智さんはそれと同じで、出そうと意識すればほとんどの場合出せると思っているのだ。
ようは、そう意識できるかということ。
人前でおもらしをするなんて本当は絶対『NO』なこと。
道徳や一般常識や羞恥心や、とにかくいろいろなことでできないし、しちゃいけないこと。
仮に無理矢理しようと思っても、そ思うのは表層の意識だけど、結局深層の意識は抵抗しているからできるものじゃない。
でも、那智さんのいうように、検尿のときのように『出さないといけない』と深層の意識から変えれば、出せるものだ。
那智さんは、その深層の意識を変えさせたのだ。
おしっこをする。
おしっこを出したい。
おもらしをする恥ずかしいわたしを那智さんに見てもらって愛でてもらいたい。
目を閉じ、周囲の雑踏と風を感じる。
液体が太ももをつたうのがわかった。
前回より人通りの多いところだったから、きっと足の開き方が小さかったのだろう。
それを見た那智さんが
もっと足を広げなきゃ
という。
恥ずかしいけど、そっと、すこしだけ開く。
そうはいってもおしっこをしたかったわけではないのでごく少量。
残りのすこしが開いた足の間を零れていった。
前回は不完全な『女の子』を強く感じたけど、このときは違う快感のほうが大きかった気がする。
それは那智さんにコントロールしてもらっている、那智さんの指示でわたしの深層の意識を変えられているという強烈な支配と被支配の快感。
本当なら『NO』なことを命令や服従ではなく『やりたい』と思うように訓練され、実際に排尿という形になった。
その『変えられている』快感。
やはり足の開き具合がよくなかったのか、思いのほかスカートを濡らしてしまったようで、歩きながら後ろを確認する那智さんもちょっと焦って、笑っている。
わたしは、もう、大慌て!!
早く、早く、ホテルに入りたくて早歩き。
途中、コンビニによって飲み物を購入する那智さんを外で待っている間も、そわそわ(この日はホテルで手料理プチ宴会の予定)
初夏の陽気だったのでホテル街に差しかかるころにはほとんど乾いていたようで、すこしホッとして、そのままホテルにチェックイン。
チェックイン時刻、12:48。
この時間が仇となり後の大暴走に繋がるとは、誰が想像できただろう!!
次回、那智さん大暴走の本編です!!(笑)
「等式」感想です。ついに、この時のことがエントリーになるのだね。性的なテンションの「大きさ」は酔っていても、いなくても,関係無いのではないかと最近思っている。
酔っているからと自ら自制する部分と、シラフで(意識はしていないけれど)欲求を満たすことは「質」が違うことが多い。酔っている時は、行為自体を楽しんでいて、シラフの時は欲求を叶えているのだと思う。最終的には酔った勢いよりも、シラフの時の方が狂気に満ちているのかもしれない。
那智さん大暴走2
独特な幸福感
いろいろして15:30(ちょっとリアル^^;)
サービスタイムが20:00までだから、お風呂入ってマッサージして、お昼寝は睡魔と相談、その後、那智さんの気分で鞭か電マかお口を使っておしまいか、とにかく何かして、17:30くらいからプチ宴会。
ふたりとも漠然とそんなタイムスケジュールを思い描いていたはず。
ベッドからソファに移動して一服。
…
ほぼ同時に気づいた。
あれ?イヤな予感。
わたしたち、何時に入りましたっけ?
じつは、ここのホテルのサービスタイムは2部制になっていて1部が9:00〜17:00、2部が13:00〜20:00なのだ。
だから、いつもお昼待ち合わせのときはお昼を軽く食べて、13:00を待ってチェックインする。
場合によってはウィンドウショッピングなんかをしながら時間を潰したりするのだ。
でも、そういえば、今日、その時間を見ていない、というか、まったく時間のことが頭から消えていた。
那智さん、もしかして、ちょっと早く入っちゃいました?
がーん、そうかも
うう、さすがにおしっこもらしてスカート濡らしてあわあわな状態のときに冷静に時間を気にする余裕はありませんでした!!
おそらく、那智さんもめずらしく失念していたよう。(あんまり濡れていたから、ちょっと那智さんも慌てたのかも^^)
念のためフロントに確認してもらったら、12:48だったそうだ。
うわーー、12分!!
あと1時間30分しかない!!
お風呂、マッサージ、お昼寝、2ラウンド^^;、プチ宴会なんて全部は無理。
無理矢理詰め込んでも、駆け足で楽しいはずない。
延長してもいいけど、なんだか、それも悔しい(笑)
そうなると17:00までとその後の時間をどう使うかが問題。
ふたりの間に『あちゃ〜』な空気が一瞬流れそうになる。
でも、いまここでマイナスの空気を発しても何も楽しいことはない。
ハプニングを楽しいことに変換するのだ。
もちろん、那智さんはその変換の達人、わたしもそれに習う。
おしっこで慌てて、忘れてましたね〜(笑)
どうします?
お弁当、外で食べます?
う〜ん、それで3時間?(20時解散予定なのだ)
わたしは別に那智さんと一緒ならなんでもいいですよ
那智さんは、目的なくただ時間を潰すようなことはあまりしたくない人なのだ。
その時間をいかに有効に楽しく過ごすかを考える人。
たぶん、この流れで、外でまったり過ごすのは本意ではないと思ったのだろう。
しばらく沈黙。
たぶん、那智さん、この後の時間をどう過ごすか計画を立てているんだ。
よし、いまから、ここで飲んじゃおう
で、出てから、◯◯ズに買いに行こう
那智さん、キーホルダーが欲しかったから、ちょうどいい。
じゃあ、わたしも買いたいものがあるから、一緒に買えますね
その後は〇〇公園のほうまで散歩して、もし腹が減ったらどこかに入る
よし、じゃあ、支度〜!!
はい!!
サクッと汗を流して、宴会の用意をしてチェックアウトまで楽しく過ごす。
作ってきたものもお酒も無駄にすることなくいただきました^^
こういうイレギュラーなことが起こったときのわたしたちが、わたしは好きだ。
「ったく、なんで時間見なかったんだよ」と相手や自分を責めることなく(人前で自分を責めることって結局相手を責めていることになるものね)ほんのわずかでも『ちぇっ』という空気も出さない。
この事態をいかに楽しくするかと、さらにプラスに変換する間合いのようなものがあるのだ。
わたしはもともと『言っても仕方ないことを言う』ことや不機嫌を顔に出すのは好きじゃなかった。
何かトラブルが起きたときマイナスの感情を表に出す人を見ると、いつも残念な気持ちになっていた。
そんな中、那智さんは、わたしが『好きじゃなかった』ことは正解で、さらにマイナスをプラスに変換して楽しむことを教えてくれて、ふたりにとってとても大事なことだと自信を持って不機嫌にならずにいられるようになった。
相手も自分も責めない、プラスに変換する気持ちを持って付き合うと、本当に優しく居心地のよい関係が作れる。
那智さんと一緒だとトラブルも悪くないとよい気分でちょっと急ぎ気味にプチ宴会を楽しんだ。
さて、トラブルも楽しめて那智さんご機嫌になったのか、それとも上の立場としてトラブルがあってもわたしを楽しませようと張り切ってくれたのか、いや、ただ単にお酒が足りなかったのか、ホテルを出てから那智さんの大暴走がはじまったのだった!!
わ、那智さん大暴走に辿り着けなかった!!
引っ張って、次回です!!
「等式」感想です。りん子~こんなに引っ張って、大丈夫なの?確かにテンションが大暴走なことは間違いなかったけれどね、たのしいエントリー期待します。(笑)
いろいろして15:30(ちょっとリアル^^;)
サービスタイムが20:00までだから、お風呂入ってマッサージして、お昼寝は睡魔と相談、その後、那智さんの気分で鞭か電マかお口を使っておしまいか、とにかく何かして、17:30くらいからプチ宴会。
ふたりとも漠然とそんなタイムスケジュールを思い描いていたはず。
ベッドからソファに移動して一服。
…
ほぼ同時に気づいた。
あれ?イヤな予感。
わたしたち、何時に入りましたっけ?
じつは、ここのホテルのサービスタイムは2部制になっていて1部が9:00〜17:00、2部が13:00〜20:00なのだ。
だから、いつもお昼待ち合わせのときはお昼を軽く食べて、13:00を待ってチェックインする。
場合によってはウィンドウショッピングなんかをしながら時間を潰したりするのだ。
でも、そういえば、今日、その時間を見ていない、というか、まったく時間のことが頭から消えていた。
那智さん、もしかして、ちょっと早く入っちゃいました?
がーん、そうかも
うう、さすがにおしっこもらしてスカート濡らしてあわあわな状態のときに冷静に時間を気にする余裕はありませんでした!!
おそらく、那智さんもめずらしく失念していたよう。(あんまり濡れていたから、ちょっと那智さんも慌てたのかも^^)
念のためフロントに確認してもらったら、12:48だったそうだ。
うわーー、12分!!
あと1時間30分しかない!!
お風呂、マッサージ、お昼寝、2ラウンド^^;、プチ宴会なんて全部は無理。
無理矢理詰め込んでも、駆け足で楽しいはずない。
延長してもいいけど、なんだか、それも悔しい(笑)
そうなると17:00までとその後の時間をどう使うかが問題。
ふたりの間に『あちゃ〜』な空気が一瞬流れそうになる。
でも、いまここでマイナスの空気を発しても何も楽しいことはない。
ハプニングを楽しいことに変換するのだ。
もちろん、那智さんはその変換の達人、わたしもそれに習う。
おしっこで慌てて、忘れてましたね〜(笑)
どうします?
お弁当、外で食べます?
う〜ん、それで3時間?(20時解散予定なのだ)
わたしは別に那智さんと一緒ならなんでもいいですよ
那智さんは、目的なくただ時間を潰すようなことはあまりしたくない人なのだ。
その時間をいかに有効に楽しく過ごすかを考える人。
たぶん、この流れで、外でまったり過ごすのは本意ではないと思ったのだろう。
しばらく沈黙。
たぶん、那智さん、この後の時間をどう過ごすか計画を立てているんだ。
よし、いまから、ここで飲んじゃおう
で、出てから、◯◯ズに買いに行こう
那智さん、キーホルダーが欲しかったから、ちょうどいい。
じゃあ、わたしも買いたいものがあるから、一緒に買えますね
その後は〇〇公園のほうまで散歩して、もし腹が減ったらどこかに入る
よし、じゃあ、支度〜!!
はい!!
サクッと汗を流して、宴会の用意をしてチェックアウトまで楽しく過ごす。
作ってきたものもお酒も無駄にすることなくいただきました^^
こういうイレギュラーなことが起こったときのわたしたちが、わたしは好きだ。
「ったく、なんで時間見なかったんだよ」と相手や自分を責めることなく(人前で自分を責めることって結局相手を責めていることになるものね)ほんのわずかでも『ちぇっ』という空気も出さない。
この事態をいかに楽しくするかと、さらにプラスに変換する間合いのようなものがあるのだ。
わたしはもともと『言っても仕方ないことを言う』ことや不機嫌を顔に出すのは好きじゃなかった。
何かトラブルが起きたときマイナスの感情を表に出す人を見ると、いつも残念な気持ちになっていた。
そんな中、那智さんは、わたしが『好きじゃなかった』ことは正解で、さらにマイナスをプラスに変換して楽しむことを教えてくれて、ふたりにとってとても大事なことだと自信を持って不機嫌にならずにいられるようになった。
相手も自分も責めない、プラスに変換する気持ちを持って付き合うと、本当に優しく居心地のよい関係が作れる。
那智さんと一緒だとトラブルも悪くないとよい気分でちょっと急ぎ気味にプチ宴会を楽しんだ。
さて、トラブルも楽しめて那智さんご機嫌になったのか、それとも上の立場としてトラブルがあってもわたしを楽しませようと張り切ってくれたのか、いや、ただ単にお酒が足りなかったのか、ホテルを出てから那智さんの大暴走がはじまったのだった!!
わ、那智さん大暴走に辿り着けなかった!!
引っ張って、次回です!!
「等式」感想です。りん子~こんなに引っ張って、大丈夫なの?確かにテンションが大暴走なことは間違いなかったけれどね、たのしいエントリー期待します。(笑)
那智さん大暴走3
非日常的な日常
気持ちを切り替えて駆け足でプチ宴会をしてホテルを後にする。
ふたりとも漠然とホテルを出たときの今日の景色を思い描いていた景色とは明らかに違っていたはずだ。
明るい。
初夏の17:00はまだ明るい、本来なら日も暮れた20:00のはずだったのに。
この明るさを感じたとき、わたしはイヤな予感がした。
ゆっくりお風呂も入っていないしマッサージもしていない、せっかくつまみを作ってきてくれたのに思ったより味わえなかった、何より、鞭?洗濯バサミ?『女の子』的なにか?、とにかくもう1回りん子を可愛がろうと思っていたことも思い通りにならなかった。
那智さん、ぜったい『し足りていない』!!
そこに、予定とは違うこの明るさが『今日はし足りていません』と決定づけたかのようだ。
そんな那智さんと繁華街に繰り出す恐ろしさといったら!!
それでも、まだお買い物の最中は目的もあるからそれなりだった。
歩きながらチラッとスカートをめくったり、「重いから持てよ〜」と鞄を持たされたり(ね、それなりでしょ?)
買い物が済んで、じゃあ、公園のほうまで散歩しようかと歩きはじめたとき、那智さんが恐ろしいことを口にした。
なんか、酒が醒めてきちゃったよな〜
ガソリン補充しよ〜
え!?那智さん、さっき焼酎ワンカップ飲んだじゃありませんか!!
飲んだらすぐ帰る予定だったからあれくらいでちょうどいいかって思ってたんだけどさ、まだ時間あるからね〜
醒めちゃったらつまんないだろ?
いえ、醒めていいです、この勢いの那智さんにアルコールをプラスしたら恐ろしいことになります。
どっかコンビニあったら、そこで買おう
と、恐ろしい予告をされながら繁華街を上り公園のほうに向かう。
その先に、コンビニ。
ああ、神様。
ガソリン、ガソリン♪
うれしそうにコンビニにまっしぐらの那智さん。
本日2個目の焼酎を購入して、コンビニ外でコクコク。
エネルギーチャージ完了、チャーラン♪(なんかの音のマネをして拳を握る)
その後、しばらく『チャーラン♪』が流行ったようで、それを口ずさみご機嫌さん。
隣りで、わたしはヒヤヒヤ。
公園までの道は横にホールを眺める幅の広い並木道になっている。
ジョギングをする人やコンサート会場に向かう人、中に犬を連れている人もいる。
これが、まずい。
あ〜、散歩しているね〜、りん子もする?
いやぁ、しませんよ〜^^;
そう?首輪あるし〜
立ち止まり、鞄から首輪を探り出す。
ああ、でも、ゴツゴツしているから膝が…
石畳を理由にはぐらかす。
いや、本当は何も考えずにわんこになれてしまったらどんなに幸せなことか。
でも、さすがにそれはできない。
だから、拒否をするのだけど、こういうときは『わたしはやりたいのですけど、その他の不可抗力ができなくさせている』という姿勢が正解なのだ。
まあね〜、これじゃ、ケガするもんな〜
那智さん、ご納得。
那智さんを鎮火させるにはいくつか方法があって、『わたしはやりたいのですけど、その他の不可抗力ができなくさせている』というのはひとつの手。
まずは、その手を使って鎮火に成功^^
しかし、いまの那智さんはヒジョーに危険だ。
全体的に『し足りない』上に新たにガソリンを注入しているのだ、些細な何かをきっかけにどどどっと『すごいこと』になだれ込むはず。
そのきっかけを虎視眈々と待っている状態、いや、むしろ、きっかけを探しているくらいの積極性さえ感じられる。
いずれにしても、『し足りない』感と、それが沸点に達する勢い、そこでわたしが翻弄されながらも鎮火、また沸々、みたいな状態を楽しんでいるのは間違いない。
鞄から見える首輪の存在にヒヤヒヤしながら街路樹の先まで歩いた。
街路樹の先は広場になっている。
ベンチが点在して、自動販売機もある、小さな遠くの正面にはステージもあって、ここでイベントなどもするのだろう。
街路樹に近いほうのベンチには若い男女が座っていた。
それを通り越して10mくらい先にあるベンチに腰かけた。
わたしたちから左斜め、ステージの脇に道があるようで、そこからも人がポツポツと現れる。
右手には公園への道、そちらからもたまに人が来る。
まず焼酎をくいっとひと口。
横目に、わたしヒヤヒヤ。
とりあえず首輪はつけとくか〜
おとなしく従う。
首輪をつけてもらえることは本当に幸せ。
たとえ、外だとしても、幸せ。
だから、多少ためらいはあるけど、喜んで従う。
『おとなしく従う』。
これも鎮火させる方法のひとつ。
ただし、これは何かしら従うわけで、どちらかというと『被害を最小限に抑える』という方が正しいかもしれないので、微妙なところだ。
しかも、那智さんにとって満足な反面、きっとちょっとつまらないのだ。
だから、効くときはピタリとおしまいになるけど、その確率はあまり高くない。
特に今日のような『し足りない』ときは。
じゃあ、リードもつけよう
うう、最小限に抑えられたのは一瞬だった^^;
リードはすこしハードルが上がる。
上がるよね?^^;
はっきりとした拒否ではないけど、あうあうとためらいの空気を作ってしまう。
その空気を察知して、より確実にリードをつける方向に転がりだす。
ああ、どうしよう、人が来てる。
ためらいの空気が、どんどん拒否になっていっている。
カチリと首輪にリードを繋ぐ。
ためらいや拒否満載ではあるが、2%くらい、うれしい^^
そのうれしい気持ちを一般人のりん子が打ち消す、あうあうと首を振り、さらに拒否の空気を作ってしまう。
繋いだリードを那智さんが持ち。
ぱーーーん
と前方に放り投げた。
宙を舞う鮮やかな色をしたリード。
10m離れたカップルや左斜め前から現れる学生さんには、これが見えるだろうか。
な、なにするんですか!!
ひえ〜〜と慌ててたぐり寄せて、両手で包み込んで胸の前でひとまとめにする。
那智さん!!やめてくださいよ〜!!
ああ、拒否。
那智さんの無謀の火に、無策に拒否はただの油でしかない(笑)
だけど、次から次へと無謀の火が襲いかかっているのだ、目の前のそれから身を守ることで精一杯になってしまう。
人間、瞬時に冷静に対処できるわけない。
とにかく火の粉を振り払うことしかできなくなってしまう、そうなると、油を注ぐ結果になって、さらに無謀に拍車がかかるのだ。
胸の前の手を振り払い。
また、『ぱーーーん』。
ひゃーひゃーとたぐり寄せ。
を2往復(ほど)
もう、この循環になると那智さんの大暴走を止める術はない(笑)
じゃあ、りん子、ダッシュするよ〜(笑)
リードの先を持って立ち上がり、ベンチに腰かけるわたしに言う。
ああ、那智さん、カップルに見えるから〜、やめてください;;
3、2、1
ダダダッ
リードを持って数歩ダッシュ。
引っ張られる、否応なく、考える余裕もなくわたしもベンチから立ち上がり、ダッシュ。
いいね〜
ご満悦。
戻って焼酎をまたひと口。
ぜいぜいとわたしもベンチに。
もう恥ずかしくて恥ずかしくてしかたがない、うつむいて顔を覆い恥ずかしさをやり過ごす。
リードを引かれてダッシュ、これを羞恥プレイと言わずしてなんといおう。
りん子の恥ずかしいおまんこをご覧くださいと自ら股を広げるなんてこの羞恥に比べたら、屁でもない(ウソです、那智さん)
しかも、リードの先はご満悦の那智さんが握ったまま、地雷に爪先を乗せている気分だ。
じゃ、もう1回いくよ〜
ああ、終わらない。
またスタートの位置に。
ど、どうしよう…。
3、2、1
那智さん、やめてください!!
ベンチに座ったまま身を硬くして首に近い場所のリードを両手で握って、全身で拒否。
恥ずかしいとか、周囲に申し訳ないとかの気持ちはもちろんなんだけど、ヒールでダッシュするのが怖かったのだ。
こういうとき那智さんは本気でダッシュする。
さっきは大丈夫だったけど、何回かしているうちに1回くらいは転んでしまいそうで怖かったのだ。
ピンと張るリード、道行く人にはどんなふうに映るのだろう。
恥ずかしさと怖さで目眩があする。
それでもじっと体を固めて、まるで、本物の犬が踏ん張って拒否するような状態になっていた。
転びそうで怖いです::
それはダメだね
パターン1『わたしはやりたいのですけど、その他の不可抗力ができなくさせている』に近い方法だったので、とりあえず回避^^;
でも、だからといって完全に鎮火したわけではなく、その後も、リードを宙に放つは、くいくいと引いてわたしを揺らすは、好き放題。
もう、翻弄され疲れてきた、ともすれば「なんでこんなことばかりするの?」と悲しくなってしまいそうなとき、ああ、そうだ、パターン2(素直に従う)があったではないかと、今更ながら思い出す。
そこから、わたしの羞恥との戦い!!(笑)
首輪に指を入れてぐわんぐわんしようが、その通りに揺れておく。
カウボーイのように首から伸びるリードをぶんぶんと振り回されようが、遠くを見つめてじっとしておく。
ただただ『おとなしく従う』。
恥ずかしくてたまらないけど、じっと堪え、心を無にして、されるがままでいる。
そうなんだよな〜
そうすれば、俺、やらなくなるよな
拒否されればされるほど、やっちゃうんだよ、逆に従えば、やる気なくなるんだよ〜
じっとしているわたしを見て自分のテンションが鎮火していくのを感じながら、おそらく、那智さん自身もその感情の変化をおもしろがっているはずだ。
天の邪鬼さんなところもあるし、わたしたちは互いをそれぞれの方法で肯定されていたいという欲もはちゃめちゃな需要と供給で満たし合っているのをこういうときに感じる。
上手に鎮火させることができた。
と、思ったのが甘かった。
きっと、あまりに無抵抗な態度で鎮火させられたのがつまらなかったのかもしれない。
じゃあ、最後にもう一回ダッシュしておしましにする?(笑)
はぁ(ため息)、またですか…。
じゃあ、わかりました、パターン3でお受けしましょう。
那智さん、立ち上がりリードを張ってカウントダウン。
3、2、…1
がしっ!!
1と同時に腕を前後にかまえてベンチに座ったままダッシュのポーズ。
わはは、おもしろい!!
OK
これがパターン3、じつは最大の力を持っている。
『笑いを誘う』。
おそらく、那智さんの(特にお外遊び)テンションは、那智さん自身も多少気合いを入れている部分もあると思うのだ。
力を入れた拳を緩めるのは『笑い』なのですね。
かくして、那智さんの大暴走の火は最終的に笑いを誘って無事鎮火。
那智さん、満足気に公園を後にした。
しかし、大暴走はこれでおしまいではなかった。
最後、トドメの暴挙はいままでのような派手なものではないけれど、もしかしたら、那智さんの一番の満足になったかもしれない。
次回、最終回です^^
「等式」乾棗です。りん子面白いね、細かいディティールは忘れているので、思い出すとかなり、笑える。酔っ払いになり、テンションがアップすると私は擬音が多くなるのだろうか?「バーン」「チャリーン」などなど。全体を通して小学生が公園で遊んでいるような雰囲気だね、童心に帰るのは良いこと?笑
気持ちを切り替えて駆け足でプチ宴会をしてホテルを後にする。
ふたりとも漠然とホテルを出たときの今日の景色を思い描いていた景色とは明らかに違っていたはずだ。
明るい。
初夏の17:00はまだ明るい、本来なら日も暮れた20:00のはずだったのに。
この明るさを感じたとき、わたしはイヤな予感がした。
ゆっくりお風呂も入っていないしマッサージもしていない、せっかくつまみを作ってきてくれたのに思ったより味わえなかった、何より、鞭?洗濯バサミ?『女の子』的なにか?、とにかくもう1回りん子を可愛がろうと思っていたことも思い通りにならなかった。
那智さん、ぜったい『し足りていない』!!
そこに、予定とは違うこの明るさが『今日はし足りていません』と決定づけたかのようだ。
そんな那智さんと繁華街に繰り出す恐ろしさといったら!!
それでも、まだお買い物の最中は目的もあるからそれなりだった。
歩きながらチラッとスカートをめくったり、「重いから持てよ〜」と鞄を持たされたり(ね、それなりでしょ?)
買い物が済んで、じゃあ、公園のほうまで散歩しようかと歩きはじめたとき、那智さんが恐ろしいことを口にした。
なんか、酒が醒めてきちゃったよな〜
ガソリン補充しよ〜
え!?那智さん、さっき焼酎ワンカップ飲んだじゃありませんか!!
飲んだらすぐ帰る予定だったからあれくらいでちょうどいいかって思ってたんだけどさ、まだ時間あるからね〜
醒めちゃったらつまんないだろ?
いえ、醒めていいです、この勢いの那智さんにアルコールをプラスしたら恐ろしいことになります。
どっかコンビニあったら、そこで買おう
と、恐ろしい予告をされながら繁華街を上り公園のほうに向かう。
その先に、コンビニ。
ああ、神様。
ガソリン、ガソリン♪
うれしそうにコンビニにまっしぐらの那智さん。
本日2個目の焼酎を購入して、コンビニ外でコクコク。
エネルギーチャージ完了、チャーラン♪(なんかの音のマネをして拳を握る)
その後、しばらく『チャーラン♪』が流行ったようで、それを口ずさみご機嫌さん。
隣りで、わたしはヒヤヒヤ。
公園までの道は横にホールを眺める幅の広い並木道になっている。
ジョギングをする人やコンサート会場に向かう人、中に犬を連れている人もいる。
これが、まずい。
あ〜、散歩しているね〜、りん子もする?
いやぁ、しませんよ〜^^;
そう?首輪あるし〜
立ち止まり、鞄から首輪を探り出す。
ああ、でも、ゴツゴツしているから膝が…
石畳を理由にはぐらかす。
いや、本当は何も考えずにわんこになれてしまったらどんなに幸せなことか。
でも、さすがにそれはできない。
だから、拒否をするのだけど、こういうときは『わたしはやりたいのですけど、その他の不可抗力ができなくさせている』という姿勢が正解なのだ。
まあね〜、これじゃ、ケガするもんな〜
那智さん、ご納得。
那智さんを鎮火させるにはいくつか方法があって、『わたしはやりたいのですけど、その他の不可抗力ができなくさせている』というのはひとつの手。
まずは、その手を使って鎮火に成功^^
しかし、いまの那智さんはヒジョーに危険だ。
全体的に『し足りない』上に新たにガソリンを注入しているのだ、些細な何かをきっかけにどどどっと『すごいこと』になだれ込むはず。
そのきっかけを虎視眈々と待っている状態、いや、むしろ、きっかけを探しているくらいの積極性さえ感じられる。
いずれにしても、『し足りない』感と、それが沸点に達する勢い、そこでわたしが翻弄されながらも鎮火、また沸々、みたいな状態を楽しんでいるのは間違いない。
鞄から見える首輪の存在にヒヤヒヤしながら街路樹の先まで歩いた。
街路樹の先は広場になっている。
ベンチが点在して、自動販売機もある、小さな遠くの正面にはステージもあって、ここでイベントなどもするのだろう。
街路樹に近いほうのベンチには若い男女が座っていた。
それを通り越して10mくらい先にあるベンチに腰かけた。
わたしたちから左斜め、ステージの脇に道があるようで、そこからも人がポツポツと現れる。
右手には公園への道、そちらからもたまに人が来る。
まず焼酎をくいっとひと口。
横目に、わたしヒヤヒヤ。
とりあえず首輪はつけとくか〜
おとなしく従う。
首輪をつけてもらえることは本当に幸せ。
たとえ、外だとしても、幸せ。
だから、多少ためらいはあるけど、喜んで従う。
『おとなしく従う』。
これも鎮火させる方法のひとつ。
ただし、これは何かしら従うわけで、どちらかというと『被害を最小限に抑える』という方が正しいかもしれないので、微妙なところだ。
しかも、那智さんにとって満足な反面、きっとちょっとつまらないのだ。
だから、効くときはピタリとおしまいになるけど、その確率はあまり高くない。
特に今日のような『し足りない』ときは。
じゃあ、リードもつけよう
うう、最小限に抑えられたのは一瞬だった^^;
リードはすこしハードルが上がる。
上がるよね?^^;
はっきりとした拒否ではないけど、あうあうとためらいの空気を作ってしまう。
その空気を察知して、より確実にリードをつける方向に転がりだす。
ああ、どうしよう、人が来てる。
ためらいの空気が、どんどん拒否になっていっている。
カチリと首輪にリードを繋ぐ。
ためらいや拒否満載ではあるが、2%くらい、うれしい^^
そのうれしい気持ちを一般人のりん子が打ち消す、あうあうと首を振り、さらに拒否の空気を作ってしまう。
繋いだリードを那智さんが持ち。
ぱーーーん
と前方に放り投げた。
宙を舞う鮮やかな色をしたリード。
10m離れたカップルや左斜め前から現れる学生さんには、これが見えるだろうか。
な、なにするんですか!!
ひえ〜〜と慌ててたぐり寄せて、両手で包み込んで胸の前でひとまとめにする。
那智さん!!やめてくださいよ〜!!
ああ、拒否。
那智さんの無謀の火に、無策に拒否はただの油でしかない(笑)
だけど、次から次へと無謀の火が襲いかかっているのだ、目の前のそれから身を守ることで精一杯になってしまう。
人間、瞬時に冷静に対処できるわけない。
とにかく火の粉を振り払うことしかできなくなってしまう、そうなると、油を注ぐ結果になって、さらに無謀に拍車がかかるのだ。
胸の前の手を振り払い。
また、『ぱーーーん』。
ひゃーひゃーとたぐり寄せ。
を2往復(ほど)
もう、この循環になると那智さんの大暴走を止める術はない(笑)
じゃあ、りん子、ダッシュするよ〜(笑)
リードの先を持って立ち上がり、ベンチに腰かけるわたしに言う。
ああ、那智さん、カップルに見えるから〜、やめてください;;
3、2、1
ダダダッ
リードを持って数歩ダッシュ。
引っ張られる、否応なく、考える余裕もなくわたしもベンチから立ち上がり、ダッシュ。
いいね〜
ご満悦。
戻って焼酎をまたひと口。
ぜいぜいとわたしもベンチに。
もう恥ずかしくて恥ずかしくてしかたがない、うつむいて顔を覆い恥ずかしさをやり過ごす。
リードを引かれてダッシュ、これを羞恥プレイと言わずしてなんといおう。
りん子の恥ずかしいおまんこをご覧くださいと自ら股を広げるなんてこの羞恥に比べたら、屁でもない(ウソです、那智さん)
しかも、リードの先はご満悦の那智さんが握ったまま、地雷に爪先を乗せている気分だ。
じゃ、もう1回いくよ〜
ああ、終わらない。
またスタートの位置に。
ど、どうしよう…。
3、2、1
那智さん、やめてください!!
ベンチに座ったまま身を硬くして首に近い場所のリードを両手で握って、全身で拒否。
恥ずかしいとか、周囲に申し訳ないとかの気持ちはもちろんなんだけど、ヒールでダッシュするのが怖かったのだ。
こういうとき那智さんは本気でダッシュする。
さっきは大丈夫だったけど、何回かしているうちに1回くらいは転んでしまいそうで怖かったのだ。
ピンと張るリード、道行く人にはどんなふうに映るのだろう。
恥ずかしさと怖さで目眩があする。
それでもじっと体を固めて、まるで、本物の犬が踏ん張って拒否するような状態になっていた。
転びそうで怖いです::
それはダメだね
パターン1『わたしはやりたいのですけど、その他の不可抗力ができなくさせている』に近い方法だったので、とりあえず回避^^;
でも、だからといって完全に鎮火したわけではなく、その後も、リードを宙に放つは、くいくいと引いてわたしを揺らすは、好き放題。
もう、翻弄され疲れてきた、ともすれば「なんでこんなことばかりするの?」と悲しくなってしまいそうなとき、ああ、そうだ、パターン2(素直に従う)があったではないかと、今更ながら思い出す。
そこから、わたしの羞恥との戦い!!(笑)
首輪に指を入れてぐわんぐわんしようが、その通りに揺れておく。
カウボーイのように首から伸びるリードをぶんぶんと振り回されようが、遠くを見つめてじっとしておく。
ただただ『おとなしく従う』。
恥ずかしくてたまらないけど、じっと堪え、心を無にして、されるがままでいる。
そうなんだよな〜
そうすれば、俺、やらなくなるよな
拒否されればされるほど、やっちゃうんだよ、逆に従えば、やる気なくなるんだよ〜
じっとしているわたしを見て自分のテンションが鎮火していくのを感じながら、おそらく、那智さん自身もその感情の変化をおもしろがっているはずだ。
天の邪鬼さんなところもあるし、わたしたちは互いをそれぞれの方法で肯定されていたいという欲もはちゃめちゃな需要と供給で満たし合っているのをこういうときに感じる。
上手に鎮火させることができた。
と、思ったのが甘かった。
きっと、あまりに無抵抗な態度で鎮火させられたのがつまらなかったのかもしれない。
じゃあ、最後にもう一回ダッシュしておしましにする?(笑)
はぁ(ため息)、またですか…。
じゃあ、わかりました、パターン3でお受けしましょう。
那智さん、立ち上がりリードを張ってカウントダウン。
3、2、…1
がしっ!!
1と同時に腕を前後にかまえてベンチに座ったままダッシュのポーズ。
わはは、おもしろい!!
OK
これがパターン3、じつは最大の力を持っている。
『笑いを誘う』。
おそらく、那智さんの(特にお外遊び)テンションは、那智さん自身も多少気合いを入れている部分もあると思うのだ。
力を入れた拳を緩めるのは『笑い』なのですね。
かくして、那智さんの大暴走の火は最終的に笑いを誘って無事鎮火。
那智さん、満足気に公園を後にした。
しかし、大暴走はこれでおしまいではなかった。
最後、トドメの暴挙はいままでのような派手なものではないけれど、もしかしたら、那智さんの一番の満足になったかもしれない。
次回、最終回です^^
「等式」乾棗です。りん子面白いね、細かいディティールは忘れているので、思い出すとかなり、笑える。酔っ払いになり、テンションがアップすると私は擬音が多くなるのだろうか?「バーン」「チャリーン」などなど。全体を通して小学生が公園で遊んでいるような雰囲気だね、童心に帰るのは良いこと?笑
那智さん大暴走4
非日常的な日常
追加の買い物を思い出したから、ふたたび◯◯へ。
買い物を終え再び外に出る頃にはもう辺りはすっかり暗くなっていた。
もともとホテルから出るのは、これくらいの時間帯だったはずだ。
なかなか濃い時間の使い方をしたものです^^
帰る予定の時間が近づいていたので、◯◯を出て、そのまま駅に向かうのだろうなと漠然と思っていた。
あ〜、おしっこしたい
りん子飲んで
いや、ここでは無理でしょう!?
瞬時に否定の仕草。
ああ、やっちゃった^^;
りん子、ダメだな〜、さっき学んだじゃん
素直に「はい」って言ってたら「さすがに、それは無理だよな」ってやらせないのに(笑)
はうう、やっぱり。
大きな通りではなかった、◯◯ズの脇の大通りからひとつ入った道。
ちょうど搬入口があった。
大きな搬入口は一段奥まってシャッターが降りている。
その奥まっている柱のところに那智さんがもたれかかった。
搬入口や道路に横を向いている、ちょうど道行く人と平行するような形だ。
背後から来る人は柱の影になっているから追い越して振り返らないとわたしたちの姿は見えないけど、正面から来る人と那智さんは向かい合う状態、丸見え。
はい
そう言って、わたしの目を見る。
人が見たらどう思うか、ためらう気持ちはあるけれど、もうほとんどためらうことなく那智さんの足下にひざまずく。
わたしは那智さんが正面を向いている方向から来る人にしゃがんだ背中を見せている。
ファスナーをおろし、おちんちんを露出させると同時にくわえる。
くわえるのもどうかと思うけど、公の場に性器は露出させないほうがいいからね。
柱にもたれかかる男性の足下にしゃがみ込み股間のあたりに顔をうずめる女性。
不自然な姿に違和感を与えることへの申し訳なさを追い払い、目をつぶり那智さんの足下にいることだけに集中して放出されるおしっこをコクコクと飲む。
遠くで人の気配はする。
量が多い。
今日は那智さん大暴走だった。
どうしたら、飽きることなくあんなにひとりの女性をかまい続けることができるのだろうかと思うほど。
いつも、那智さんのわたしをかまうパワーに触れるたびに、その情熱に潜む支配欲や父性や『肯定されたい欲』のようなものを感じて、那智さんにもモンスターはいるのだろうなと思いを馳せる。
きっとサディストというものとは違う別のモンスター。
那智さんがわたしを振り回しぐちゃぐちゃになっている中、わたしたちのモンスターはきっとふたりして楽しそうにはしゃいで遊んでいるのかもしれないな。
那智さんの暴走に振り回され引きずり回され、それのどれも全部が大歓迎というわけではもちろんない。
すごく恥ずかしかったり困ったり、バランスを崩したら悲しくなってしまいそうなことだってある。
でも、那智さんのその行為のスタートはどれも全部『りん子を可愛がりたい』だと知っているから、喜んで、ときにはじゃっかんの諦めと共にそれらを受け入れる。
きっとわたしのモンスターも、わたしの意思とは関係なく男に食い尽されるようなことを求めているのかもしれない。
大好きな那智さんに幸福のもとに食い尽されるならば、それはわたしも本望だ。
そう思いながら、おしっこを飲み干した。
<関連エントリー>
『霧雨』
モンスター
『いろんな涙4』
『傷つく性癖』
『モンスターを抱きしめて』
『独占欲』
『徒然に「独占欲」のこと』
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帰る予定の時間が近づいていたので、◯◯を出て、そのまま駅に向かうのだろうなと漠然と思っていた。
あ〜、おしっこしたい
りん子飲んで
いや、ここでは無理でしょう!?
瞬時に否定の仕草。
ああ、やっちゃった^^;
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素直に「はい」って言ってたら「さすがに、それは無理だよな」ってやらせないのに(笑)
はうう、やっぱり。
大きな通りではなかった、◯◯ズの脇の大通りからひとつ入った道。
ちょうど搬入口があった。
大きな搬入口は一段奥まってシャッターが降りている。
その奥まっている柱のところに那智さんがもたれかかった。
搬入口や道路に横を向いている、ちょうど道行く人と平行するような形だ。
背後から来る人は柱の影になっているから追い越して振り返らないとわたしたちの姿は見えないけど、正面から来る人と那智さんは向かい合う状態、丸見え。
はい
そう言って、わたしの目を見る。
人が見たらどう思うか、ためらう気持ちはあるけれど、もうほとんどためらうことなく那智さんの足下にひざまずく。
わたしは那智さんが正面を向いている方向から来る人にしゃがんだ背中を見せている。
ファスナーをおろし、おちんちんを露出させると同時にくわえる。
くわえるのもどうかと思うけど、公の場に性器は露出させないほうがいいからね。
柱にもたれかかる男性の足下にしゃがみ込み股間のあたりに顔をうずめる女性。
不自然な姿に違和感を与えることへの申し訳なさを追い払い、目をつぶり那智さんの足下にいることだけに集中して放出されるおしっこをコクコクと飲む。
遠くで人の気配はする。
量が多い。
今日は那智さん大暴走だった。
どうしたら、飽きることなくあんなにひとりの女性をかまい続けることができるのだろうかと思うほど。
いつも、那智さんのわたしをかまうパワーに触れるたびに、その情熱に潜む支配欲や父性や『肯定されたい欲』のようなものを感じて、那智さんにもモンスターはいるのだろうなと思いを馳せる。
きっとサディストというものとは違う別のモンスター。
那智さんがわたしを振り回しぐちゃぐちゃになっている中、わたしたちのモンスターはきっとふたりして楽しそうにはしゃいで遊んでいるのかもしれないな。
那智さんの暴走に振り回され引きずり回され、それのどれも全部が大歓迎というわけではもちろんない。
すごく恥ずかしかったり困ったり、バランスを崩したら悲しくなってしまいそうなことだってある。
でも、那智さんのその行為のスタートはどれも全部『りん子を可愛がりたい』だと知っているから、喜んで、ときにはじゃっかんの諦めと共にそれらを受け入れる。
きっとわたしのモンスターも、わたしの意思とは関係なく男に食い尽されるようなことを求めているのかもしれない。
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『独占欲』
『徒然に「独占欲」のこと』
祈るような気持ちで
独り言
このブログにどれほどの影響力があるかわからないし、カテゴライズしていない分、じつは蚊帳の外だったりするかもしれないけど。
もしかしたら一人くらいわたしの書いていることに共感して参考にしてくれて、SMや主従の関係で起こる矛盾や疑問を解消するために役立ててくれているかもしれない。
でも。
自分の心にウソをつかないで。
あなたの求めるものをちゃんと見極めて。
あなたが選んで。
そんなメッセージが、もしかしたら誰かを悲しませる結果になっていないだろうか。
自分の心にウソをつくのは悲しいことだ。
だけど、もしかしたら、自分の心にウソをつくことで、ほんの少し目をつぶることで、ご主人様との関係を『いま』は続けられた人もいるかもしれない。
心にウソをつくことは基本的には長くは続かないと思っている、でも、人はそれはわかっていても『いま』は見ないでいたいと無意識に見ないようにすることもあると思うんだ。
『いま』は見ないほうがいいということもあるかもしれないと思うんだ。
わたしの書いていることが、その人に否応なくまぶたをこじ開けていることになってやしないか。
何がその人の幸せかわからない。
もしかしたら、ほんのすこし目をつぶり我慢をしていたら、ご主人様をご主人様のままにしておけたかもしれない。
矛盾や疑問を直視したがゆえに、ご主人様をご主人様にしておかれなくなってしまうことだってあるかもしれない。
長い目でみたらそのほうがよかったとしても、でも、『いま』その人に悲しい思いをさせることを、わたしのブログがしてやしないか。
かつて旅をしていた頃のわたしが読んでも、単に『いま那智さんがいるから言えるんだ』というふうに思わずにいられるだろうか。
かつてのわたしと同じ景色を見て書けているだろうか。
日々、数十人が来てくれるブログにそれほどの影響力があるとは言えないけど、わたしが好ましいと思う方法が必ずしも、万人が求めるものではないことはわかっているので、ときどき、すこし揺らぐ。
伝えたい気持ちが、ほんのすこしたじろぐ。
わたしはあなたではない。
あなたはわたしではない。
でも、幸せになる権利は誰にでもある。
どうか、どんな道筋を通っても最後には幸せを感じることができますように。
矛盾してても我慢していても、いまのあなたにご主人様が必要なら、それでもかまわない。
でも、いつか『もう大丈夫かも』と思えたら、矛盾や我慢にしっかりと目を向けて、そこからすっと離れていかれますように。
そんなときに、また『等式』を思い出してくれたら、とてもうれしいです。
今日はそんなエントリー。
<関連エントリー>
こんな気持ち書いてます特集^^
『心のまま』
『りん子的独り言って』
『かつてのわたしに』
『那智さんのアドバイスに背いて(笑)』
「等式」感想です。とても濃いエントリーだね、りん子のメッセージがよく伝わるね。ここまで深く言いたいことを言えるのは、具体的に言及していないからかな。とても、根性と気合のエントリーお疲れ様。りん子がこのエントリーを対象としている方に読んで頂けることを切に望みます。
このブログにどれほどの影響力があるかわからないし、カテゴライズしていない分、じつは蚊帳の外だったりするかもしれないけど。
もしかしたら一人くらいわたしの書いていることに共感して参考にしてくれて、SMや主従の関係で起こる矛盾や疑問を解消するために役立ててくれているかもしれない。
でも。
自分の心にウソをつかないで。
あなたの求めるものをちゃんと見極めて。
あなたが選んで。
そんなメッセージが、もしかしたら誰かを悲しませる結果になっていないだろうか。
自分の心にウソをつくのは悲しいことだ。
だけど、もしかしたら、自分の心にウソをつくことで、ほんの少し目をつぶることで、ご主人様との関係を『いま』は続けられた人もいるかもしれない。
心にウソをつくことは基本的には長くは続かないと思っている、でも、人はそれはわかっていても『いま』は見ないでいたいと無意識に見ないようにすることもあると思うんだ。
『いま』は見ないほうがいいということもあるかもしれないと思うんだ。
わたしの書いていることが、その人に否応なくまぶたをこじ開けていることになってやしないか。
何がその人の幸せかわからない。
もしかしたら、ほんのすこし目をつぶり我慢をしていたら、ご主人様をご主人様のままにしておけたかもしれない。
矛盾や疑問を直視したがゆえに、ご主人様をご主人様にしておかれなくなってしまうことだってあるかもしれない。
長い目でみたらそのほうがよかったとしても、でも、『いま』その人に悲しい思いをさせることを、わたしのブログがしてやしないか。
かつて旅をしていた頃のわたしが読んでも、単に『いま那智さんがいるから言えるんだ』というふうに思わずにいられるだろうか。
かつてのわたしと同じ景色を見て書けているだろうか。
日々、数十人が来てくれるブログにそれほどの影響力があるとは言えないけど、わたしが好ましいと思う方法が必ずしも、万人が求めるものではないことはわかっているので、ときどき、すこし揺らぐ。
伝えたい気持ちが、ほんのすこしたじろぐ。
わたしはあなたではない。
あなたはわたしではない。
でも、幸せになる権利は誰にでもある。
どうか、どんな道筋を通っても最後には幸せを感じることができますように。
矛盾してても我慢していても、いまのあなたにご主人様が必要なら、それでもかまわない。
でも、いつか『もう大丈夫かも』と思えたら、矛盾や我慢にしっかりと目を向けて、そこからすっと離れていかれますように。
そんなときに、また『等式』を思い出してくれたら、とてもうれしいです。
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『那智さんのアドバイスに背いて(笑)』
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