独占欲
独り言
ある夜、少しお酒の入った那智さんからメールが届いた。
さっき『おやすみなさい』と電話を切ったばかりだったのに。
メールには『今、想像する事』というタイトルで、私にしたいと想像することが書かれてあった。
24個。
書かれていることは、すでに一度経験していることもあるし、SMやアブノーマルな世界では比較的定番(?)なこともあったのだけど、電話を切ってからメー ルを送信するまでの時間から考えると、ほとんど迷うことなくそれらを想像したのだなと、想像できる^^(書き貯めておく人じゃないですからね)
その想像のパワーに、ちょっと痺れてしまいながら。
いくつかの、ちょっと引いてしまいそうな想像もあって、『人としてどうか』と思いながらも、どこかで痺れている私もいた。
で、その並んだ『想像する事』を見て、那智さんを駆り立てているのはサディスティックな性癖ではないような気がするのだ。
広い意味で『S』的嗜好だと言えると思うのだけど。
那智さんのそれらを想像させている一番大きなモチベーションは『独占欲』なのではないかと。
ピアスや貸し出しや浣腸や出てくるものは『SM』的なんだけど、根底にあるものは『加虐嗜好』ではなく『独占欲』なんだと、強く感じ取れるのだ。
その強力な『独占欲』を、日頃から感じる。
犬気質の私は独占されることを喜んでいるので、嬉しいことなんだけど。(『犬気質』)
ときどきあまりの強さに、たじろいでしまいそうになることもある。
那智さんに喰い尽くされてしまうんじゃないかと、言葉は不適切だけど恐ろしいと感じることもあるくらい。
『独占欲』というのは、幸せな結末を迎えないような気もするけど。
那智さんは、私の幸せのためにという観点から『父性』(これも定義はあやふやだけど)を使って、独占欲による歪みを矯正して、不幸な道まっしぐらにならずにいると思ってる。
だけど、まあ、強い独占欲と被独占欲の組み合わせは、どうしても歪んでいることは否めないね。
それでも、お互いの求めてやまないもののようなので、互いの幸福を願いながらもこの道を行くのでしょう。
いつか、何かを食べられちゃったとしても、そのぶん物凄く幸せだったからいいですよって。
食べられることもなくこの幸せを知らない人生よりも、こちらを選んでよかったですよって。
たぶん、食べられながら思うと、思う。
那智さんのこの『独占欲』がいつどこで生まれたのか、それはまだわからないのだけど。
歪みを父性で矯正しながら私を幸せにしてくれている那智さんの『独占欲』に、喜んでとことんお付き合いしていこうと思うのだ。
先日、デートのとき、あまりに心が安心して、幸せで、思わずこんなことを言ってしまった。
「那智さん、私幸せ過ぎて、人としてダメになるかもしれない」
こんなことを言えるのだもの、ね。
お付き合いすることが私の本望だと思うのでした。
ある夜、少しお酒の入った那智さんからメールが届いた。
さっき『おやすみなさい』と電話を切ったばかりだったのに。
メールには『今、想像する事』というタイトルで、私にしたいと想像することが書かれてあった。
24個。
書かれていることは、すでに一度経験していることもあるし、SMやアブノーマルな世界では比較的定番(?)なこともあったのだけど、電話を切ってからメー ルを送信するまでの時間から考えると、ほとんど迷うことなくそれらを想像したのだなと、想像できる^^(書き貯めておく人じゃないですからね)
その想像のパワーに、ちょっと痺れてしまいながら。
いくつかの、ちょっと引いてしまいそうな想像もあって、『人としてどうか』と思いながらも、どこかで痺れている私もいた。
で、その並んだ『想像する事』を見て、那智さんを駆り立てているのはサディスティックな性癖ではないような気がするのだ。
広い意味で『S』的嗜好だと言えると思うのだけど。
那智さんのそれらを想像させている一番大きなモチベーションは『独占欲』なのではないかと。
ピアスや貸し出しや浣腸や出てくるものは『SM』的なんだけど、根底にあるものは『加虐嗜好』ではなく『独占欲』なんだと、強く感じ取れるのだ。
その強力な『独占欲』を、日頃から感じる。
犬気質の私は独占されることを喜んでいるので、嬉しいことなんだけど。(『犬気質』)
ときどきあまりの強さに、たじろいでしまいそうになることもある。
那智さんに喰い尽くされてしまうんじゃないかと、言葉は不適切だけど恐ろしいと感じることもあるくらい。
『独占欲』というのは、幸せな結末を迎えないような気もするけど。
那智さんは、私の幸せのためにという観点から『父性』(これも定義はあやふやだけど)を使って、独占欲による歪みを矯正して、不幸な道まっしぐらにならずにいると思ってる。
だけど、まあ、強い独占欲と被独占欲の組み合わせは、どうしても歪んでいることは否めないね。
それでも、お互いの求めてやまないもののようなので、互いの幸福を願いながらもこの道を行くのでしょう。
いつか、何かを食べられちゃったとしても、そのぶん物凄く幸せだったからいいですよって。
食べられることもなくこの幸せを知らない人生よりも、こちらを選んでよかったですよって。
たぶん、食べられながら思うと、思う。
那智さんのこの『独占欲』がいつどこで生まれたのか、それはまだわからないのだけど。
歪みを父性で矯正しながら私を幸せにしてくれている那智さんの『独占欲』に、喜んでとことんお付き合いしていこうと思うのだ。
先日、デートのとき、あまりに心が安心して、幸せで、思わずこんなことを言ってしまった。
「那智さん、私幸せ過ぎて、人としてダメになるかもしれない」
こんなことを言えるのだもの、ね。
お付き合いすることが私の本望だと思うのでした。