自己憐憫
非日常的な日常
今日はめずらしくわたしが先にチェックイン。
ひとりラブホはいつまでたってもドギマギするけど、表面上取り繕うことはできるようになったので、できるだけしれっと行う。
ただし、パネルの前でもたついて焦ったり誰かに遭遇してしまうことを避けるために、事前にホテルのサイトでお部屋のタイプをチェックしておくという準備は怠らない。
(しかし、そんな簡単に憶えられるものではないので、あまり役には立たない^^;)
パネルに映し出された空室から必死に瞬時に選ぶ。
那智さんはバスルームが広いお部屋が好きなので、それっぽいところ(このホテルはバスルームの写真も載せてくれているのだ)。
だとしたら、このお部屋。
なんだけど、だかしかし!!
このお部屋には拘束器具が置いてあるのだ。
椅子の足元と背の上あたりに手枷と足枷がついていて両手足を広げた状態で拘束できるもの。
それがあることをわかって選ぶということは『やってほしいんだね~』ということに、絶対なる!!
するかしないかは那智さん次第なので、してほしいとかしてほしくないとかではなく、『選んだ』と思われることがイヤだ(笑)
だって、選んだ理由はバスルームなんだもん。
ホントに、ホントにバスルームなんだもん!!
と2秒くらいためらって、その部屋をポチッとした(笑)
遅れてきた那智さん。
そりゃあ、使うよね~。
違うんです、違うんです、お風呂が!!とジタバタしていると
今日、目隠ししようとしてたから
と、その代わりにしようということらしい。
後ろ向いて座って
ひーー、後向き!?
椅子にタオルを敷く。
裸にされて背もたれのほうを向いてまたがる。
なんて心もとない姿。
両手足を拘束する。
そして、鞭。
ああ、恐ろしい。
怖い、絶対痛い、これだといつもと違うところに当たる、とわーわー騒ぐ。
数発、打つ。
案の定、お尻のお肉が一番あるところには当たらず、腰や骨盤あたりの下腹部に当たる。
慣れない場所は痛い。
時折、巻き込むんでしまうとさらに痛い。
怖がって痛がって大騒ぎしていると
今日、目隠ししようとしたのはね、りん子が痛いと感じるのは『怖い』からだって理解できるようになんだよ
昔に比べたら全然強く打ってないのに、痛いと感じるのは怖いから
見えたら怖くない、怖くなければ我慢できるようになるからね
那智さんは、以前よりわたしが痛がって騒ぐのは『怖さ』が痛みを増幅させていると思っていて、それなら、目隠しをして一度『怖さ』を味わわせてから見える状態にして『怖くない』状態を実感させようとした。
純粋に、適正な痛みを感じるわたしに戻そうとしてくれたのだ。
那智さんの意図は理解できた。
それでも、ひさしぶりの鞭からまだ3回目で、自分でもどうしたらいいかわからず、理解できても即座に自分の脳と体に伝達できない感じで、ずっと怖がって痛がってしまう。
痛がって怖がると打つ手を止め後ろから抱きしめてくれる。
これ以上ないくらい優しい抱擁で怖くないと伝えようとしてくれる。
それなのに、慣れない状態やまだ慣れない鞭にどうしても気持ちを落ち着かせることができなくて、ずっと怖がって痛がっている。
たしかに、何回に一度は巻き込んで純粋に痛い。
何度目かの「痛いです!!」、手のひらにじっとりと汗をかく。
わたしが痛いって言っているのに、わかってくれない。
何度も訴えているのに那智さんやめてくれない。
痛いって言っているのに!!!
じわっ。
涙がこみ上げてきた。
ああ、自己憐憫の涙だ。
それを合図にしたように鞭の時間は終わった。
那智さんが怖さを払拭させようとしてくれたことは想定したほどの成果は得られなかったかもしれない。
(でも、たしかに後ろ向きは怖い=痛さ増してると実感したから多少の効果はあったはず^^)
でも、それとは別に、とてもひさしぶりに自己憐憫の涙が滲んだ。
わんわん泣くほどのものではなかったけど、『かわいそうなわたし』という久しく忘れていた感覚だった。
ひさしぶりの感覚、乾いた土に少しずつ水を垂らすようだ。
自己憐憫の涙。
またひとつ、回路がつながったみたいだった。
<関連エントリー>
このお部屋
怖がりは損か?2
自己憐憫で検索したらいっぱい出てきたから内容確認せずいっぱい貼っちゃう^^
徒然に『泣き叫ぶ』こと
曼珠沙華
徒然に『ドロップ』
パニック
自己憐憫の快感
ひさしぶりの鞭
諦念1
「等式」「憐憫」感想です。ブランクが開いても自転車に乗れるように、鞭も大丈夫かもしれないとは思っている。しかし、せっかく本人が慣れていないと思っているのだからそれを楽しまないと面白くない。(笑)
今日はめずらしくわたしが先にチェックイン。
ひとりラブホはいつまでたってもドギマギするけど、表面上取り繕うことはできるようになったので、できるだけしれっと行う。
ただし、パネルの前でもたついて焦ったり誰かに遭遇してしまうことを避けるために、事前にホテルのサイトでお部屋のタイプをチェックしておくという準備は怠らない。
(しかし、そんな簡単に憶えられるものではないので、あまり役には立たない^^;)
パネルに映し出された空室から必死に瞬時に選ぶ。
那智さんはバスルームが広いお部屋が好きなので、それっぽいところ(このホテルはバスルームの写真も載せてくれているのだ)。
だとしたら、このお部屋。
なんだけど、だかしかし!!
このお部屋には拘束器具が置いてあるのだ。
椅子の足元と背の上あたりに手枷と足枷がついていて両手足を広げた状態で拘束できるもの。
それがあることをわかって選ぶということは『やってほしいんだね~』ということに、絶対なる!!
するかしないかは那智さん次第なので、してほしいとかしてほしくないとかではなく、『選んだ』と思われることがイヤだ(笑)
だって、選んだ理由はバスルームなんだもん。
ホントに、ホントにバスルームなんだもん!!
と2秒くらいためらって、その部屋をポチッとした(笑)
遅れてきた那智さん。
そりゃあ、使うよね~。
違うんです、違うんです、お風呂が!!とジタバタしていると
今日、目隠ししようとしてたから
と、その代わりにしようということらしい。
後ろ向いて座って
ひーー、後向き!?
椅子にタオルを敷く。
裸にされて背もたれのほうを向いてまたがる。
なんて心もとない姿。
両手足を拘束する。
そして、鞭。
ああ、恐ろしい。
怖い、絶対痛い、これだといつもと違うところに当たる、とわーわー騒ぐ。
数発、打つ。
案の定、お尻のお肉が一番あるところには当たらず、腰や骨盤あたりの下腹部に当たる。
慣れない場所は痛い。
時折、巻き込むんでしまうとさらに痛い。
怖がって痛がって大騒ぎしていると
今日、目隠ししようとしたのはね、りん子が痛いと感じるのは『怖い』からだって理解できるようになんだよ
昔に比べたら全然強く打ってないのに、痛いと感じるのは怖いから
見えたら怖くない、怖くなければ我慢できるようになるからね
那智さんは、以前よりわたしが痛がって騒ぐのは『怖さ』が痛みを増幅させていると思っていて、それなら、目隠しをして一度『怖さ』を味わわせてから見える状態にして『怖くない』状態を実感させようとした。
純粋に、適正な痛みを感じるわたしに戻そうとしてくれたのだ。
那智さんの意図は理解できた。
それでも、ひさしぶりの鞭からまだ3回目で、自分でもどうしたらいいかわからず、理解できても即座に自分の脳と体に伝達できない感じで、ずっと怖がって痛がってしまう。
痛がって怖がると打つ手を止め後ろから抱きしめてくれる。
これ以上ないくらい優しい抱擁で怖くないと伝えようとしてくれる。
それなのに、慣れない状態やまだ慣れない鞭にどうしても気持ちを落ち着かせることができなくて、ずっと怖がって痛がっている。
たしかに、何回に一度は巻き込んで純粋に痛い。
何度目かの「痛いです!!」、手のひらにじっとりと汗をかく。
わたしが痛いって言っているのに、わかってくれない。
何度も訴えているのに那智さんやめてくれない。
痛いって言っているのに!!!
じわっ。
涙がこみ上げてきた。
ああ、自己憐憫の涙だ。
それを合図にしたように鞭の時間は終わった。
那智さんが怖さを払拭させようとしてくれたことは想定したほどの成果は得られなかったかもしれない。
(でも、たしかに後ろ向きは怖い=痛さ増してると実感したから多少の効果はあったはず^^)
でも、それとは別に、とてもひさしぶりに自己憐憫の涙が滲んだ。
わんわん泣くほどのものではなかったけど、『かわいそうなわたし』という久しく忘れていた感覚だった。
ひさしぶりの感覚、乾いた土に少しずつ水を垂らすようだ。
自己憐憫の涙。
またひとつ、回路がつながったみたいだった。
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怖がりは損か?2
自己憐憫で検索したらいっぱい出てきたから内容確認せずいっぱい貼っちゃう^^
徒然に『泣き叫ぶ』こと
曼珠沙華
徒然に『ドロップ』
パニック
自己憐憫の快感
ひさしぶりの鞭
諦念1
「等式」「憐憫」感想です。ブランクが開いても自転車に乗れるように、鞭も大丈夫かもしれないとは思っている。しかし、せっかく本人が慣れていないと思っているのだからそれを楽しまないと面白くない。(笑)
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