朝ご飯
非日常的な日常
会う日の朝、ときどき和食のファストフードで朝食をいただく。
いつもだいたいふたりともうどんでかき揚げを半分こ^^
向かい合って、ブログの話題や今日の予定などあれこれおしゃべりしながら。
この日もそうだった。
でも、ひとつ違っていたのは犬のお皿を用意されていたことだった。
全部は厳しいから、半分くらいね〜
最初から宣言されていた。
わたしたちのテーブルのまわりは壁に向かってこちらに背を向けるようなカウンター席が囲んでいて、隣りはパーテーションで仕切って同じテーブル席がある。
いつも思うんだけど、すごいことをするときって、本当に直前になるまで、どことなくひと事のように感じられてあわあわしながらも実感がない。
目の前に突きつけられてはじめて、本当の『あわあわ』になるのだ。
この日もお皿を見せられ「半分ね」とお話ししてもらっている間は、なんとなくうっそーみたいな気分を引きずっていた。
かき揚げを全部食べたあたり、麺もちょうど半分というところか。
わたしの器をすっと取り、隣りに置いてあった犬のお皿にさささっと流し込んだ。
ここではじめた本当の『あわあわ』になる。
本当にやるんですね!!
ここで?
それとも床で?
当然のように指先が床を示す。
ああ、床ですね。
幸い、カウンターにも隣りのテーブルにも誰もいない。
隣りのテーブルの通路を挟んだテーブルに若い男女数人がおしゃべりしているだけだ。
なぜだろう。
大変なことや酷いことになればなるほど、那智さんのものだと思える。
そして、ものすごい抵抗感をその快感が上回る。
そーっと体をずらして床に膝をつく。
同時に床に触れた指先を徐々にてのひら全体に広げる。
一気に視界が狭くなり、一段薄暗く感じる。
膝と両手を床につけお尻をあげた四つん這いになった。
こわい。
この怖さは、那智さんの足に自分のおでこをすり寄せることでなんとか払拭させる。
それに応えてくれるように首筋を撫でる。
ああ、とてもうれしい。
そして
お皿が床に置かれた。
はい、どうぞ
合図とともに、ほとんどためらいなく頭を沈め、ほとんど床にキスをしそうな距離まで頭を下げてお皿に口を入れる。
両手と両膝をつき。
頭は下げ、お尻は上げたまま。
それが那智さんのいう『四つん這い』。
その体勢で、唇と舌で麺を探し当てて、すする。
思いのほか、難なく吸い込めた。
わ、これはたやすい。
床に置いたマフィンやお皿に入れたハンバーガーを食べるより、ずっと簡単!!
ずるずるすする。
唇と呼吸だけで麺を口の中に運ぶと、つゆが跳ねて口のまわりを濡らす。
どうして、そんなみっともない様子が愛おしいのだろう。
スーツのズボンが辛うじて視界の隅にある。
上のほうから那智さんのうどんをすする音が聞こえてくる。
ああ、うれしい、一緒にお食事。
普段向かい合っていただくときより鮮明に聞こえてくるのはなぜだろう。
この状況に、強烈に那智さんだけを求めているからかもしれない。
自分の両手が顔の近くにあることが、この異様な状況を実感させる中、急いで、でも、なんだか名残惜しむようにうどんをすすった。
なんていう姿。
人はどう思うだろう。
わたしは誇らしくてうれしくて、愛おしくて、那智さんの足下にいることが幸せなだけ。
ただ那智さんに守られて愛されて、犬のような姿の自分が愛おしい。
どうか、誰も来ないでください。
ただただ那智さんの足下の幸福を味わい続けさせてください。
もし、見つけたら(ごめんなさいと思うけど)、どうか飼っている犬を同伴させている程度の思っていただけると本当にうれしい。
口をすぼめておつゆも全部いただいた。
『わん』
とはさすがに言わないけど、そんな気分で顔をあげる。
きっと誇らしげだ。
ずるずるに濡れた口のまわりを紙ナフキンでぬぐってくれた。
ただただ、幸せな朝ご飯のワンシーン。
<関連エントリー>
いろんな食べ方しています^^
『一緒にご飯1 2』
『ふたりバーベキュー「いろんな露出2」』
『矛盾は嫌い』
『躾け』
今朝の「等式」感想です。
今日はかわいいとか愛おしいとかは置いときます。犬のりん子が見える約10席に他の人が座ったらの仮定の話です、直接的に声を掛ける人がいたら面白いだろうなと、それが善意や興味そして悪意でもそして、多種な感情の中に性的なものを感じてくれる人がいたらもっと嬉しい。
会う日の朝、ときどき和食のファストフードで朝食をいただく。
いつもだいたいふたりともうどんでかき揚げを半分こ^^
向かい合って、ブログの話題や今日の予定などあれこれおしゃべりしながら。
この日もそうだった。
でも、ひとつ違っていたのは犬のお皿を用意されていたことだった。
全部は厳しいから、半分くらいね〜
最初から宣言されていた。
わたしたちのテーブルのまわりは壁に向かってこちらに背を向けるようなカウンター席が囲んでいて、隣りはパーテーションで仕切って同じテーブル席がある。
いつも思うんだけど、すごいことをするときって、本当に直前になるまで、どことなくひと事のように感じられてあわあわしながらも実感がない。
目の前に突きつけられてはじめて、本当の『あわあわ』になるのだ。
この日もお皿を見せられ「半分ね」とお話ししてもらっている間は、なんとなくうっそーみたいな気分を引きずっていた。
かき揚げを全部食べたあたり、麺もちょうど半分というところか。
わたしの器をすっと取り、隣りに置いてあった犬のお皿にさささっと流し込んだ。
ここではじめた本当の『あわあわ』になる。
本当にやるんですね!!
ここで?
それとも床で?
当然のように指先が床を示す。
ああ、床ですね。
幸い、カウンターにも隣りのテーブルにも誰もいない。
隣りのテーブルの通路を挟んだテーブルに若い男女数人がおしゃべりしているだけだ。
なぜだろう。
大変なことや酷いことになればなるほど、那智さんのものだと思える。
そして、ものすごい抵抗感をその快感が上回る。
そーっと体をずらして床に膝をつく。
同時に床に触れた指先を徐々にてのひら全体に広げる。
一気に視界が狭くなり、一段薄暗く感じる。
膝と両手を床につけお尻をあげた四つん這いになった。
こわい。
この怖さは、那智さんの足に自分のおでこをすり寄せることでなんとか払拭させる。
それに応えてくれるように首筋を撫でる。
ああ、とてもうれしい。
そして
お皿が床に置かれた。
はい、どうぞ
合図とともに、ほとんどためらいなく頭を沈め、ほとんど床にキスをしそうな距離まで頭を下げてお皿に口を入れる。
両手と両膝をつき。
頭は下げ、お尻は上げたまま。
それが那智さんのいう『四つん這い』。
その体勢で、唇と舌で麺を探し当てて、すする。
思いのほか、難なく吸い込めた。
わ、これはたやすい。
床に置いたマフィンやお皿に入れたハンバーガーを食べるより、ずっと簡単!!
ずるずるすする。
唇と呼吸だけで麺を口の中に運ぶと、つゆが跳ねて口のまわりを濡らす。
どうして、そんなみっともない様子が愛おしいのだろう。
スーツのズボンが辛うじて視界の隅にある。
上のほうから那智さんのうどんをすする音が聞こえてくる。
ああ、うれしい、一緒にお食事。
普段向かい合っていただくときより鮮明に聞こえてくるのはなぜだろう。
この状況に、強烈に那智さんだけを求めているからかもしれない。
自分の両手が顔の近くにあることが、この異様な状況を実感させる中、急いで、でも、なんだか名残惜しむようにうどんをすすった。
なんていう姿。
人はどう思うだろう。
わたしは誇らしくてうれしくて、愛おしくて、那智さんの足下にいることが幸せなだけ。
ただ那智さんに守られて愛されて、犬のような姿の自分が愛おしい。
どうか、誰も来ないでください。
ただただ那智さんの足下の幸福を味わい続けさせてください。
もし、見つけたら(ごめんなさいと思うけど)、どうか飼っている犬を同伴させている程度の思っていただけると本当にうれしい。
口をすぼめておつゆも全部いただいた。
『わん』
とはさすがに言わないけど、そんな気分で顔をあげる。
きっと誇らしげだ。
ずるずるに濡れた口のまわりを紙ナフキンでぬぐってくれた。
ただただ、幸せな朝ご飯のワンシーン。
<関連エントリー>
いろんな食べ方しています^^
『一緒にご飯1 2』
『ふたりバーベキュー「いろんな露出2」』
『矛盾は嫌い』
『躾け』
今朝の「等式」感想です。
今日はかわいいとか愛おしいとかは置いときます。犬のりん子が見える約10席に他の人が座ったらの仮定の話です、直接的に声を掛ける人がいたら面白いだろうなと、それが善意や興味そして悪意でもそして、多種な感情の中に性的なものを感じてくれる人がいたらもっと嬉しい。
- 関連記事
-
- お外で四つん這い1 2007/03/12
- ランチデート 2008/01/15
- ショウウィンドウと洗濯バサミと鞭1 2008/10/20
COMMENT
あわあわのパターンが、わたしも同じです(笑)
凄く幸せなのが伝わってきて、読んでるこちらもにこにこになっちゃいました。
凄く幸せなのが伝わってきて、読んでるこちらもにこにこになっちゃいました。
ああ、『あわあわ』、わかっていただけます!?
こういうピンポイントの共感もすごーくうれしい!!
そうなんですよね、人の脳って危機が迫るまで直視しないようにできているのかも?
ということは、わたしたちは『危機』を味わっているのですね、それはそれでうれしかったりして(笑)
こういうピンポイントの共感もすごーくうれしい!!
そうなんですよね、人の脳って危機が迫るまで直視しないようにできているのかも?
ということは、わたしたちは『危機』を味わっているのですね、それはそれでうれしかったりして(笑)
直前まであわあわするのに、いざとなると肝が座るという、対照的な友人がいました。
今でも羨ましいです。
『危機』って、視点を変えるとドキドキとゾクゾクですよね^^
うん、嬉しいかも(笑)
今でも羨ましいです。
『危機』って、視点を変えるとドキドキとゾクゾクですよね^^
うん、嬉しいかも(笑)
ね、『危機』、いいでしょ!?
それをゾクゾク感じられるめいさん、わかってらっしゃる^^
ああ、わたしは、直前にあわあわして、さらに直前になるとギリギリで肝が据わるかも^^;
めまぐるしいタイプのようです(笑)
自分と違うタイプのお友達がいるのも、楽しくて好きだな〜。
それをゾクゾク感じられるめいさん、わかってらっしゃる^^
ああ、わたしは、直前にあわあわして、さらに直前になるとギリギリで肝が据わるかも^^;
めまぐるしいタイプのようです(笑)
自分と違うタイプのお友達がいるのも、楽しくて好きだな〜。