ティアラ
独特な幸福感
某ねずみの国に那智さんと行った。
那智さんとお出かけはいつも楽しい。
楽しいのはもちろんなんだけど、『安心』するんだ。
お互いに悪意なく『いい時間にしたい』と思い合えているし、那智さん、いつもいつも良好な機嫌を保ってくれているからヒヤヒヤしないんだ。
だから、『安心』。
安心できると、楽しさも倍増する。
前は割りとアトラクションにガンガン乗る派だったらしいけど、今回はわたしのペースに合わせてくれて、比較的ゆったりと回った。
わたしはアトラクションに乗るのはもちろん好きだけど、じつは、『ただウロウロする』のも大好きなの。
西部の町やジャングルや時代と世界を旅しているような気分を味わえる、あの凝った空気の中にいるだけですごく楽しかったりするのだ。
だから、買い食いしたりお店を覗いたりしている時間も大事。
今回はそれに付き合ってくれることも多く、わたしっぽく楽しませてもらった。
某ねずみの国には何回か連れて行ってもらっている。
その度になにかお土産を買ってくれるの。
ただ、わたしは『買ってもらう』ことがあまり得意ではないので、毎回、ちょっと手こずる。
予算とか時間とかいろいろ気にして、これというものを見つけることがプレッシャーになってしまうのだ。
それでも、おもちゃみたいな指輪はいまでもお仕事のときのお守りだし、ピンクのシュシュは照れながらたまーにしている。
あらためて、思うけど、ここで買ってもらうものはどれも『女の子』 なものばかり。
キラキラ、ふわふわ。
シンデレラやティンカーベルやアリス。
小さい小さいころに胸をときめかせたキラキラなものたち。
きっとお出かけすると那智さんと一緒にいる『安心』を再確認できるから、心が『女の子』的なキレイなものを肯定したくなるかな。
でも、そこに辿りつくまでがちょっと大変。
かわいいものほしい、でも、似合わないしいい年だし。
買ってもらうプレッシャーもあわさって、ひとりで右往左往してしまう。
そんな中、これは絶対ないよね~と思いつつもいつもいつも手にとって右往左往してしまうものがあるの。
それはね、『ティアラ』。
ガラス細工ショップにあるんだ。
いろいろな形のもの。
ゴージャスなものからシンプルなもの。
たまらなくキレイでかわいい。
これがほしくてしかたないの。
わかってます(笑)
そんな年齢じゃないし、そもそもいつ付けるの!?ってことくらいわかってます。
でも、いつもいつも手に取って、ステキだな~~~と眺めてるの。
那智さん、ティアラ、キレイですね~
ほしいな~
どれがいいと思いますか??
でもな~、さすがに買わないですよね~
買うわけない!!
買えばいいだろ(笑)
ホントですか?!
その代わり、つけて歩けよ、いつものデートの街でも(笑)
いや~、それは厳しいでしょう!!
この会話を毎回。
じつはそんなに高価なものじゃないんだ。
だから、買ってもらうのに遠慮することもない。
そうはいっても、街中でつけなくたってきっと許してくれる。
でも、わたしは毎回那智さんに『つけて歩く』条件を提示され、諦めるときに、不思議な幸福を感じているんだ。
とてもほしいのに、諦めるとき、すこしホッとしているの。
叶えたいものは叶ってしまうと色褪せてしまうことを無意識に知っているからなのだろうか。
でも、それだけじゃない。
ティアラを一層キラキラに見せているのは、「どうしよう、どうしよう」とねだって、肯定されたり条件つけられたりしている那智さんとの空気なんだ。
ほしいものを目の前にしながら、うずうずすること、それを諦めさせてもらう甘い感情。
これを全部ひっくるめて、わたしの『キラキラ』したものなんだ。
永遠になくならないあめ玉のようにずっとコロコロしていたいから、いつもほしがって、いつも諦めている。
それを知ってか知らずか、那智さんは毎回付き合ってくれて、毎回条件をつけて諦めさせてくれる。
優しいはからい。
どうする?
デートの街でつける~?(笑)
今日も安心できて楽しかった。
きっといま買ってといえば買ってくれるだろう。
条件を楽しみのネタにして。
でも、まだ買うのは惜しい。
もうすこし、那智さんの手のひらで甘い感情をコロコロしていたい。
今日はやめます
わたしが60才になったら買ってください
60になったら買ってくれます?
いいよ
60だったら条件なしにしてあげよう
わたしはあとしばらく叶えたくて、諦める幸福を味わえる。
そして、何才になっても那智さんのそばでキラキラの心地よさを感じられる『女の子』でいさせてもらえる。
これはわたしの決意表明。
いつのまにか『キラキラ』したものを遠ざけるようになっていたわたしに『女の子』の心地よさを思い出させてくれた那智さん。
それからずっと『女の子』を肯定しつづけてくれている。
だから、わたしはいつまでもあなたのそばで『キラキラ』をよろこべる女でいる。
年齢なんて関係ない。
那智さんにとっていつまでもティアラを買ってあげたいと思える女でいる。
そんなちょっぴりの気概をこめて、今回も幸福に諦めた。
ってことで、60才になったらおもちゃのティアラ買ってもらうんだ^^
60、いうほど遠くないんだけどね(笑)
<関連エントリー>
ピンク 2 3
わたしの『女の子』
『女の子』
答えの出ていない仮説
某ねずみの国に那智さんと行った。
那智さんとお出かけはいつも楽しい。
楽しいのはもちろんなんだけど、『安心』するんだ。
お互いに悪意なく『いい時間にしたい』と思い合えているし、那智さん、いつもいつも良好な機嫌を保ってくれているからヒヤヒヤしないんだ。
だから、『安心』。
安心できると、楽しさも倍増する。
前は割りとアトラクションにガンガン乗る派だったらしいけど、今回はわたしのペースに合わせてくれて、比較的ゆったりと回った。
わたしはアトラクションに乗るのはもちろん好きだけど、じつは、『ただウロウロする』のも大好きなの。
西部の町やジャングルや時代と世界を旅しているような気分を味わえる、あの凝った空気の中にいるだけですごく楽しかったりするのだ。
だから、買い食いしたりお店を覗いたりしている時間も大事。
今回はそれに付き合ってくれることも多く、わたしっぽく楽しませてもらった。
某ねずみの国には何回か連れて行ってもらっている。
その度になにかお土産を買ってくれるの。
ただ、わたしは『買ってもらう』ことがあまり得意ではないので、毎回、ちょっと手こずる。
予算とか時間とかいろいろ気にして、これというものを見つけることがプレッシャーになってしまうのだ。
それでも、おもちゃみたいな指輪はいまでもお仕事のときのお守りだし、ピンクのシュシュは照れながらたまーにしている。
あらためて、思うけど、ここで買ってもらうものはどれも『女の子』 なものばかり。
キラキラ、ふわふわ。
シンデレラやティンカーベルやアリス。
小さい小さいころに胸をときめかせたキラキラなものたち。
きっとお出かけすると那智さんと一緒にいる『安心』を再確認できるから、心が『女の子』的なキレイなものを肯定したくなるかな。
でも、そこに辿りつくまでがちょっと大変。
かわいいものほしい、でも、似合わないしいい年だし。
買ってもらうプレッシャーもあわさって、ひとりで右往左往してしまう。
そんな中、これは絶対ないよね~と思いつつもいつもいつも手にとって右往左往してしまうものがあるの。
それはね、『ティアラ』。
ガラス細工ショップにあるんだ。
いろいろな形のもの。
ゴージャスなものからシンプルなもの。
たまらなくキレイでかわいい。
これがほしくてしかたないの。
わかってます(笑)
そんな年齢じゃないし、そもそもいつ付けるの!?ってことくらいわかってます。
でも、いつもいつも手に取って、ステキだな~~~と眺めてるの。
那智さん、ティアラ、キレイですね~
ほしいな~
どれがいいと思いますか??
でもな~、さすがに買わないですよね~
買うわけない!!
買えばいいだろ(笑)
ホントですか?!
その代わり、つけて歩けよ、いつものデートの街でも(笑)
いや~、それは厳しいでしょう!!
この会話を毎回。
じつはそんなに高価なものじゃないんだ。
だから、買ってもらうのに遠慮することもない。
そうはいっても、街中でつけなくたってきっと許してくれる。
でも、わたしは毎回那智さんに『つけて歩く』条件を提示され、諦めるときに、不思議な幸福を感じているんだ。
とてもほしいのに、諦めるとき、すこしホッとしているの。
叶えたいものは叶ってしまうと色褪せてしまうことを無意識に知っているからなのだろうか。
でも、それだけじゃない。
ティアラを一層キラキラに見せているのは、「どうしよう、どうしよう」とねだって、肯定されたり条件つけられたりしている那智さんとの空気なんだ。
ほしいものを目の前にしながら、うずうずすること、それを諦めさせてもらう甘い感情。
これを全部ひっくるめて、わたしの『キラキラ』したものなんだ。
永遠になくならないあめ玉のようにずっとコロコロしていたいから、いつもほしがって、いつも諦めている。
それを知ってか知らずか、那智さんは毎回付き合ってくれて、毎回条件をつけて諦めさせてくれる。
優しいはからい。
どうする?
デートの街でつける~?(笑)
今日も安心できて楽しかった。
きっといま買ってといえば買ってくれるだろう。
条件を楽しみのネタにして。
でも、まだ買うのは惜しい。
もうすこし、那智さんの手のひらで甘い感情をコロコロしていたい。
今日はやめます
わたしが60才になったら買ってください
60になったら買ってくれます?
いいよ
60だったら条件なしにしてあげよう
わたしはあとしばらく叶えたくて、諦める幸福を味わえる。
そして、何才になっても那智さんのそばでキラキラの心地よさを感じられる『女の子』でいさせてもらえる。
これはわたしの決意表明。
いつのまにか『キラキラ』したものを遠ざけるようになっていたわたしに『女の子』の心地よさを思い出させてくれた那智さん。
それからずっと『女の子』を肯定しつづけてくれている。
だから、わたしはいつまでもあなたのそばで『キラキラ』をよろこべる女でいる。
年齢なんて関係ない。
那智さんにとっていつまでもティアラを買ってあげたいと思える女でいる。
そんなちょっぴりの気概をこめて、今回も幸福に諦めた。
ってことで、60才になったらおもちゃのティアラ買ってもらうんだ^^
60、いうほど遠くないんだけどね(笑)
<関連エントリー>
ピンク 2 3
わたしの『女の子』
『女の子』
答えの出ていない仮説
COMMENT
いくつになっても女でいたいです。
特に好きな男の前では
かわいい女でいたいです。
も~ホントに!
特に好きな男の前では
かわいい女でいたいです。
も~ホントに!
あこさん
だよね、だよね!
万人になんて思わないけど、好きな男にとってはいつまでもかわいくありたいよねぇ。
どんなにまわりから『イタイ』と思われても!!という気概でした(^-^)
だよね、だよね!
万人になんて思わないけど、好きな男にとってはいつまでもかわいくありたいよねぇ。
どんなにまわりから『イタイ』と思われても!!という気概でした(^-^)