秀逸なAV
独特な幸福感
最近使いはじめたラブホの中ではグレードの高い部屋だった。
マッサージチェアもあって、那智さんとふたり超おくつろぎ。
このところ睡眠の質があまりよくないので、那智さんのそばでうとうとする良質を堪能した。
いろいろ済んで(笑)
まだ飲み屋に出かけるには少し早い。
わたしはなーんにもしないで那智さんにくっついているだけで充分満足なんだけど、なにもしないがあまり得意じゃない那智さんはテレビをカチカチしはじめた。
どうやらエッチチャンネルを眺めていたらしく、まださっきのうとうとの余韻をかみしめながらくっついていると、「どれにする?」と。
外していたメガネ(おお、もしかしてメガネ記述初かな?コンタクトがしんどいときはメガネです^^)をかけて画面を見る。
SMだかフェチだかのカテゴリから探していたみたいなんだけど、これというのが見つからないらしい。
これ作った人、SM知らないんじゃない(笑)
たしかにタイトルやパッケージを見る限りではSMというより『少し過激なエッチ』くらいの印象のものばかりだった。
いくつも飛ばして、とりあえずのものを見つけたようでスタートボタンが押された。
チラッと見ると『弱味を握られた人妻が性奴隷に』みたいなサブタイトルがあった。
ふーーーん
と思いながらも、もうサブタイトルのベタさ加減に若干諦めな気持ちで(期待してるのか!!)那智さんの胸を枕にして話半分な感じで画面を見る。
はじまりは、キレイな若妻が旦那さんを送り出し、買い物に出かけた帰りに男に見つかり後をつけられる。
帰宅して掃除をしていると、その男が部屋に侵入してきて、レイプをするのだ。
無理やりは妄想のひとつではあるけれど、妄想と恐怖や嫌悪の両方があるから、じつは精神的疲労が大きくてあまり見ないでいたいのだ。
だから、このレイプシーンも怖さのほうが勝っていたようで
わたし、こういうの怖いです
なんて言いながら、那智さんの胸の枕から降りて壁側を向いたりする。
キレイだ
僕のものになって
などと言いながら逃げる女性を執拗に追いかける。
ちょっと思い込みの激しいストーカータイプで、それもちょっと怖いな~と耳だけ傾ける。
寝転がるにはメガネ邪魔なんだよね。
外す。
目を閉じ、まどろみを再開する。
やめてください!!
いいじゃないですか、美しいあなたを僕のものにしたい
いや!!
あ、そうだ、そうだ、さっき仕事のメールが来ていたんだ、確認しなきゃ。
メガネつけて、スマホを開く。
メールチェック。
スマホを置いて、また那智さんにくっつく。
ちらりとテレビ画面を見ると、まだずっと抵抗している。
なんとなく、すぐに『感じはじめて性奴隷』な流れかと思っていたので、ふうん、上映時間が長いとそれなりに引っぱるのかななんて思う。
しつこいですね
実際、こうなったら、相当怖いだろうな~
性的な興味より『レイプ』に対する抵抗感のほうが強くて、ついつい饒舌になってしまう。
那智さん、こういうの見ると興奮するんですか?
や~、そういうのはないね~(笑)
思春期のころならいざ知らず、この年のなって妄想で興奮することもないよね。
あ、だけど、さっきフェラしなかったのは、いい感じだったな
ほうほう。
たしかに、「僕のも舐めてもらいましょうか」なんて言いながら無理やり口にねじ込もうとしていたけど、最後まで抵抗しつづけてくわえるまではしていなかったみたいだった。
なんとなくのお約束で、そこでは結局くわえちゃう流れを想像しそうだけど、そうじゃなかったのは、那智さんのいう通りでおもしろい。
そして、レイプが終わったところで男が着衣の乱れた若妻の写真を撮り、それをもとに脅していくというストーリーになっていくようだった。
サブタイトルの通りだね~。
これもなんだかお約束っぽい。
でも、実際、こうだったら警察に被害届け出しますよね
那智さんにだって相談するだろうし
つい現実のことと比較して、文句つけちゃう^^;
まだ、見てますか?
ああ
まあ、わたし、こういう画面見続けるの抵抗あるから、まどろんでおこうっと、とまたメガネを外して那智さんの脇に収まる。
ぬくぬくしあわせ。
シーンが変わったみたい。
さあ、今日はあたなのもっといやらしい姿を見せてもらいます
鏡の前にたって、ここでオナニーをしてください
そう、とてもキレイだ
あ、そうだ、そうだ、ホテル出る時間のアラーム、念のためつけておいたほうがいいよね。
那智さん、出る時間のアラームつけますね?
メガネをかけてスマホを見る。
寝ながらスマホを目の前にかざすと自然と視界にテレビ画面が入ってくる。
画面には黒い下着に赤い口紅を差す若妻の姿。
洋服に着替え向かった先は男の家だった。
わたしはあなたにしてほしくて来てしまうようになってしまった
それはうれしいです
でも、そんないやらしいあなたにはお仕置きをしなければ
ここで裸になってください
と玄関先で裸にさせられ
あなたにはこれがお似合いだ
と首輪をつけられる。
スマホ越し。
スマホ、ちょっと邪魔。
アラームセットできちゃった。
そうだ、そうだ、スマホのゲーム、そろそろ攻撃に出たほうがいい時間だったから、やろう。
体勢を変えず、スマホをかかげゲームをはじめる。
そう、犬のように足をあげて
美しくていやらしい顔をこちらに向けて
男の指示で若妻はポーズを取っているみたい。
あ、ゲーム、ゲーム。
場面は室内に移った。
男の部屋だろう。
全裸で首輪の女性を足下に置きリードをつけている。
俺、トイレね、そのままでいいよ
那智さん、いなくなっちゃった。
ゲームおしまい。
スマホ置く。
わたしとテレビの間にスマホなし、視界良好。
さあ、これを拾ってくるんだ
そういって、ロープを束ねて作った骨もどきのものをぽいと投げて、よちよちと四つ足で女性が取りに行った。
よし、いいこだ
頭を撫でる。
わぁ、いい展開!!
でも、遅い
お尻をパチンと叩く。
もう一回
厳しいの苦手だけど、こんなふうにされたら、そりゃあ、うれしいよね!!
なかなかよいシーン。
那智さん、戻る。
あ、スマホチェックしよう。
わたし、スマホをいじる。
テレビでは、そこからセックスがはじまった。
あ~あ。
これじゃ、世の男性は勘違いしちゃいますよね~。
首輪してちょっと犬っぽく扱ってお尻パチンと叩いて、すぐセックスしたら、それで調教や奴隷やSMだと思っちゃう。
その流れは否定しないけど、これでSM充分と思われちゃったら、違うよね。
これはスパイスのひとつだってことだよね。
まったく、もう、アダルトビデオがお手軽セックスの片棒を担いでいると思われてもしかたないよ^^;
文句いいたくなってスマホ置く。
ね~、那智さん、これ見たら勘違いしちゃう人いますよね!?
これでいいんだって!!
そこからひたすらセックスをしている映像を横目に那智さんに向かって日本のAV業界への苦言を呈する。
まあね、でも、これ、かなりよく作ってるよ
最初はどうかと思ったけど
やったことある人が作ったんじゃない?
やったことない人だったら、すごい
たしかに、ときどき見るSMものとは似て非なる作りだった。
SMカテゴリにおいて、女性が快感を覚え、望んでその立場を選ぶこと。
そして、その女性の蔑むことをせず、淫乱さを賞賛すること。
これはかなりめずらしいことだと思う。
ほとんどが嫌がっているのも無理やり、で、いつのまにか快感って流れで、ほとんどが『この淫乱女!!』の蔑みばかりだものね。
最初こそストーカーのレイプものっぽくて苦手意識持ってしまったけど、たしかに、わたしたちが望むSM像に近い描き方だった。
ああ、そう、そうです
たしかに、導入部分は不自然でしたけど、さっきのお口そうだったし、全体を通して、女性を蔑まさず、むしろ『美しい』と賞賛していましたよね!!
だろ?
りん子、大喜びだったじゃん(笑)
え?
いえ、わたしは基本、ああいうの見ないし、那智さんにくっついていればいいし、スマホもチェックしなきゃいけなかったし
そんなに見てないです!!
なにいってんだよ
意識しまくっててさ、俺のほうが恥ずかしくなってたよ(笑)
ああああ、うううう。
いえ、ホントにレイプの描写苦手だし、SMからセックスの流れに勘違い男を増長させてしまいそうで苦言だったし、興味より羞恥や嫌悪やまどろみ欲やメールチェックのほうが勝っていたはずなんですけど!!
たしかに、スマホいじりながら、スマホちょっと傾けてテレビチラ見してたような。
那智さんがトイレのときだけがっつり見てたような。
…
ごめんなさい。
見たいような見たくないような、でしたけど、見たかったです…。
どうやら、無意識の葛藤が那智さんには手に取るように伝わってしまっていたようで情けない顛末になってしまった。
とにかく、ホテルにあったアダルトビデオは秀逸だったの!!
可愛がるSMとか蔑まないSM、いいよね。
ね!?
ってことがいいたいエントリーでした!!
あと、性に目覚めたばかりの男子みたいなわたしの態度は那智さんを恥ずかしがらせてしまうってことも、ちょっとだけ織り込んでおきますけど(笑)
最近使いはじめたラブホの中ではグレードの高い部屋だった。
マッサージチェアもあって、那智さんとふたり超おくつろぎ。
このところ睡眠の質があまりよくないので、那智さんのそばでうとうとする良質を堪能した。
いろいろ済んで(笑)
まだ飲み屋に出かけるには少し早い。
わたしはなーんにもしないで那智さんにくっついているだけで充分満足なんだけど、なにもしないがあまり得意じゃない那智さんはテレビをカチカチしはじめた。
どうやらエッチチャンネルを眺めていたらしく、まださっきのうとうとの余韻をかみしめながらくっついていると、「どれにする?」と。
外していたメガネ(おお、もしかしてメガネ記述初かな?コンタクトがしんどいときはメガネです^^)をかけて画面を見る。
SMだかフェチだかのカテゴリから探していたみたいなんだけど、これというのが見つからないらしい。
これ作った人、SM知らないんじゃない(笑)
たしかにタイトルやパッケージを見る限りではSMというより『少し過激なエッチ』くらいの印象のものばかりだった。
いくつも飛ばして、とりあえずのものを見つけたようでスタートボタンが押された。
チラッと見ると『弱味を握られた人妻が性奴隷に』みたいなサブタイトルがあった。
ふーーーん
と思いながらも、もうサブタイトルのベタさ加減に若干諦めな気持ちで(期待してるのか!!)那智さんの胸を枕にして話半分な感じで画面を見る。
はじまりは、キレイな若妻が旦那さんを送り出し、買い物に出かけた帰りに男に見つかり後をつけられる。
帰宅して掃除をしていると、その男が部屋に侵入してきて、レイプをするのだ。
無理やりは妄想のひとつではあるけれど、妄想と恐怖や嫌悪の両方があるから、じつは精神的疲労が大きくてあまり見ないでいたいのだ。
だから、このレイプシーンも怖さのほうが勝っていたようで
わたし、こういうの怖いです
なんて言いながら、那智さんの胸の枕から降りて壁側を向いたりする。
キレイだ
僕のものになって
などと言いながら逃げる女性を執拗に追いかける。
ちょっと思い込みの激しいストーカータイプで、それもちょっと怖いな~と耳だけ傾ける。
寝転がるにはメガネ邪魔なんだよね。
外す。
目を閉じ、まどろみを再開する。
やめてください!!
いいじゃないですか、美しいあなたを僕のものにしたい
いや!!
あ、そうだ、そうだ、さっき仕事のメールが来ていたんだ、確認しなきゃ。
メガネつけて、スマホを開く。
メールチェック。
スマホを置いて、また那智さんにくっつく。
ちらりとテレビ画面を見ると、まだずっと抵抗している。
なんとなく、すぐに『感じはじめて性奴隷』な流れかと思っていたので、ふうん、上映時間が長いとそれなりに引っぱるのかななんて思う。
しつこいですね
実際、こうなったら、相当怖いだろうな~
性的な興味より『レイプ』に対する抵抗感のほうが強くて、ついつい饒舌になってしまう。
那智さん、こういうの見ると興奮するんですか?
や~、そういうのはないね~(笑)
思春期のころならいざ知らず、この年のなって妄想で興奮することもないよね。
あ、だけど、さっきフェラしなかったのは、いい感じだったな
ほうほう。
たしかに、「僕のも舐めてもらいましょうか」なんて言いながら無理やり口にねじ込もうとしていたけど、最後まで抵抗しつづけてくわえるまではしていなかったみたいだった。
なんとなくのお約束で、そこでは結局くわえちゃう流れを想像しそうだけど、そうじゃなかったのは、那智さんのいう通りでおもしろい。
そして、レイプが終わったところで男が着衣の乱れた若妻の写真を撮り、それをもとに脅していくというストーリーになっていくようだった。
サブタイトルの通りだね~。
これもなんだかお約束っぽい。
でも、実際、こうだったら警察に被害届け出しますよね
那智さんにだって相談するだろうし
つい現実のことと比較して、文句つけちゃう^^;
まだ、見てますか?
ああ
まあ、わたし、こういう画面見続けるの抵抗あるから、まどろんでおこうっと、とまたメガネを外して那智さんの脇に収まる。
ぬくぬくしあわせ。
シーンが変わったみたい。
さあ、今日はあたなのもっといやらしい姿を見せてもらいます
鏡の前にたって、ここでオナニーをしてください
そう、とてもキレイだ
あ、そうだ、そうだ、ホテル出る時間のアラーム、念のためつけておいたほうがいいよね。
那智さん、出る時間のアラームつけますね?
メガネをかけてスマホを見る。
寝ながらスマホを目の前にかざすと自然と視界にテレビ画面が入ってくる。
画面には黒い下着に赤い口紅を差す若妻の姿。
洋服に着替え向かった先は男の家だった。
わたしはあなたにしてほしくて来てしまうようになってしまった
それはうれしいです
でも、そんないやらしいあなたにはお仕置きをしなければ
ここで裸になってください
と玄関先で裸にさせられ
あなたにはこれがお似合いだ
と首輪をつけられる。
スマホ越し。
スマホ、ちょっと邪魔。
アラームセットできちゃった。
そうだ、そうだ、スマホのゲーム、そろそろ攻撃に出たほうがいい時間だったから、やろう。
体勢を変えず、スマホをかかげゲームをはじめる。
そう、犬のように足をあげて
美しくていやらしい顔をこちらに向けて
男の指示で若妻はポーズを取っているみたい。
あ、ゲーム、ゲーム。
場面は室内に移った。
男の部屋だろう。
全裸で首輪の女性を足下に置きリードをつけている。
俺、トイレね、そのままでいいよ
那智さん、いなくなっちゃった。
ゲームおしまい。
スマホ置く。
わたしとテレビの間にスマホなし、視界良好。
さあ、これを拾ってくるんだ
そういって、ロープを束ねて作った骨もどきのものをぽいと投げて、よちよちと四つ足で女性が取りに行った。
よし、いいこだ
頭を撫でる。
わぁ、いい展開!!
でも、遅い
お尻をパチンと叩く。
もう一回
厳しいの苦手だけど、こんなふうにされたら、そりゃあ、うれしいよね!!
なかなかよいシーン。
那智さん、戻る。
あ、スマホチェックしよう。
わたし、スマホをいじる。
テレビでは、そこからセックスがはじまった。
あ~あ。
これじゃ、世の男性は勘違いしちゃいますよね~。
首輪してちょっと犬っぽく扱ってお尻パチンと叩いて、すぐセックスしたら、それで調教や奴隷やSMだと思っちゃう。
その流れは否定しないけど、これでSM充分と思われちゃったら、違うよね。
これはスパイスのひとつだってことだよね。
まったく、もう、アダルトビデオがお手軽セックスの片棒を担いでいると思われてもしかたないよ^^;
文句いいたくなってスマホ置く。
ね~、那智さん、これ見たら勘違いしちゃう人いますよね!?
これでいいんだって!!
そこからひたすらセックスをしている映像を横目に那智さんに向かって日本のAV業界への苦言を呈する。
まあね、でも、これ、かなりよく作ってるよ
最初はどうかと思ったけど
やったことある人が作ったんじゃない?
やったことない人だったら、すごい
たしかに、ときどき見るSMものとは似て非なる作りだった。
SMカテゴリにおいて、女性が快感を覚え、望んでその立場を選ぶこと。
そして、その女性の蔑むことをせず、淫乱さを賞賛すること。
これはかなりめずらしいことだと思う。
ほとんどが嫌がっているのも無理やり、で、いつのまにか快感って流れで、ほとんどが『この淫乱女!!』の蔑みばかりだものね。
最初こそストーカーのレイプものっぽくて苦手意識持ってしまったけど、たしかに、わたしたちが望むSM像に近い描き方だった。
ああ、そう、そうです
たしかに、導入部分は不自然でしたけど、さっきのお口そうだったし、全体を通して、女性を蔑まさず、むしろ『美しい』と賞賛していましたよね!!
だろ?
りん子、大喜びだったじゃん(笑)
え?
いえ、わたしは基本、ああいうの見ないし、那智さんにくっついていればいいし、スマホもチェックしなきゃいけなかったし
そんなに見てないです!!
なにいってんだよ
意識しまくっててさ、俺のほうが恥ずかしくなってたよ(笑)
ああああ、うううう。
いえ、ホントにレイプの描写苦手だし、SMからセックスの流れに勘違い男を増長させてしまいそうで苦言だったし、興味より羞恥や嫌悪やまどろみ欲やメールチェックのほうが勝っていたはずなんですけど!!
たしかに、スマホいじりながら、スマホちょっと傾けてテレビチラ見してたような。
那智さんがトイレのときだけがっつり見てたような。
…
ごめんなさい。
見たいような見たくないような、でしたけど、見たかったです…。
どうやら、無意識の葛藤が那智さんには手に取るように伝わってしまっていたようで情けない顛末になってしまった。
とにかく、ホテルにあったアダルトビデオは秀逸だったの!!
可愛がるSMとか蔑まないSM、いいよね。
ね!?
ってことがいいたいエントリーでした!!
あと、性に目覚めたばかりの男子みたいなわたしの態度は那智さんを恥ずかしがらせてしまうってことも、ちょっとだけ織り込んでおきますけど(笑)