奴隷の起源(8/23追記あり)
りん子的独り言(生意気)
今日は『那智的独り言』かも?(笑)
これから書くことは那智さんが聞かせてくれた話をわたしなりに解釈してわたしの考えを織り交ぜたものですので、ふたりの総意とご理解ください。
またふたりの拙い知識と経験から書きますので事実と異なることもあるかもしれません。
あるとき那智さんがこんなことを言い出した。
『奴隷』という概念はいつからあると思う?
歴史上の奴隷制度のことではなくて現代のSMというカテゴリに於いてのそれを聞いているのだ。
SMは遡ればきっと中世のヨーロッパあたり、春画などにもそれらしいものは見られる(と思う)ので、性的な行為や文化、思想としてのSMはずいぶん古くから存在していたと思うのだけど、『ご主人様と奴隷』という概念や関係値を文化として目にするようになったのは、実は極最近なのではないかというのだ。
たしかに谷崎潤一郎あたりもSMなどは描いているけど『ご主人様と奴隷』とは違う(よね?)。
『O嬢の物語』くらいからはそれらしいものになっているから、せいぜい数十年の歴史ということになる。
(繰り返しますが、拙い知識です^^;間違っていたらごめんなさい)
さらに、『性の奴隷』なんていうセリフはありそうだけど、いわゆる現代日本の忠誠や献身、支配や服従という言葉を連想させる『ご主人様と奴隷』や『主従関係』なんていう概念はごくごく最近、たかだか20年くらいの浅い歴史しかないのではないだろうか。
その歴史の浅い『ご主人様と奴隷』という概念を、那智さんは『男(S)が簡単にSM行為をするために都合よく作り上げたもの』なんじゃないかというのだ。
那智さんは幼いころから『好きな女の子に自分のうんこを食べさせたい』という願望があった(この願望を持っている那智さんのこと、わたし好きなの^^)
思春期になりSM行為をしたいと思いだす。
だけど、その妄想を現実のものにするには当時はとてもとてもハードルは高かった。
3、40年前、日本でSMなんていうとそんなこと変態のすることで、変質者か犯罪者扱いされかねない時代だった。
クラブやサークルなんかは存在していたと思うけど、それ以外で実現させるにはたくさんの苦労があったわけだ。
変態扱いされるような時代にいきなり恋人を縛ったら恐がられるだろうし『浣腸したい』なんて申し出たらどん引きされるはず。
もしかしたら関係が破綻してしまう可能性だってある。
だからそういう話ができる関係を構築したり、性的にそういう方向に興味を持つように仕込んでいくしかなかったのだよね。
きっと数十年前にSM行為をしようと思ったら、手間はかかるし、それはそれは大変な道のりだったはず。
すこし時代も進んで出会い系の走りツーショットダイヤルなんかで出会ったとして、性癖はわかり合っていたとしても、やはり自分のしたいことをするには相手の合意が必要だし、合意を得るためにもやはり関係構築や性的な仕込みは必要だ。
もともとそれも楽しめる人だったと思うけど、でも手間のかかる仕込みながらこんなことを考えたのだよね。
これを『君は奴隷ね、だから言うことを聞かないといけないのだよ』と奴隷という立場を作ってしまったら、どんなにラクだろうって。
もちろん『奴隷』の立場を選ぶのは女性だから、無理やりさせられているということではなくてね。
ただ『奴隷』という立場、『主従』という関係を作ってしまえば、那智さんが辿った道のりを一足飛びにできる可能性が増えるぞと感じたらしいのだ。
なるほど。
SM行為をするときに服従する『奴隷』という立場に身を置いていたら、普通なら躊躇することもやらないといけない気持ちになる。
もし那智さんとわたしがご主人様と奴隷だったら、初期のころに『うんこを食べなさい』と命令されていたら、ためらいながらも食べただろう。
ただ、食べて、褒められて、喜んでという流れができるから、違った展開になるかもしれないし、逆に『奴隷だから』ということが女性側の免罪符になる場合もあるよね(奴隷だから、こんなにはしたなくなってもいいだとかね^^)。
だから一概に悪いことだとは言わないけど。
男でSで、SM行為をしたいと画策していた那智青年が辿り着いた結論が
『奴隷』という概念はラクしてSMをするために男(S)が作り上げたもの
ということなのだ。
那智さんが是が非でもSM行為をしたいともがいていた昔に比べて(笑)SMがアブノーマルではなくなりつつある現在の『奴隷』や『主従』は、もっと精神面や信頼関係を重視したような使われようをしているし、わたしから見るとM女性の多くはSM行為よりも支配されることで依存先を求めているようにも感じられるので、那智さんの結論よりも複雑になっているとは思うけど。
奴隷制度とは違うここ数十年の日本における『奴隷』のはじまりは、もしかしたら、こんな男性(S)側の即物的な感情から生まれたのかもしれない。
事実はわからないけど、自分が苦悶して感じた想像だからこそ那智さんは『奴隷』という概念に懐疑的で否定的だ。
所詮男の都合で、もともと歴史上に存する『奴隷』に当てはめただけだろ?ということなのだ。
那智さんの実体験に基づく『現代日における奴隷の起源』の想像、どうでしょう?
『ご主人様と奴隷』を最初に作った人はどんな気持ちだったのかなぁ。
奴隷制度じゃない現代日本の『奴隷』の起源、ご存知の方いるかな、お聞きしてみたいものです^^
ピロートークで交わしたお話。
わたしなりに書いてみたけど、おっしゃりたいことちゃんと書けてます?那智さん^^
追記
那智さんが『ラクしてSM行為ができる』と奴隷という存在を想像したのは、SM行為をしようとしてからというような書き方をしましたが、遡ると具体的に行為をしようと思う以前から思っていたそうです。
実行より前の妄想段階ですね^^
中学生の頃とか?
こっそりエッチな雑誌を見ながら、なんでも言うことをきく女性(=奴隷)がいたらあんなこともこんなこともできるな〜と妄想していたらしいのです。
ということで、実際に行う以前の中学生?くらいの妄想段階からの長きに渡る実体験の結論なのでした^^
朝の「等式」感想です。今から35年ぐらい前の考えです、私はそこに需給関係が存在したとは思っていませんでした。需要はあっても供給があるなんて、今から考えればきっとPCVANの頃が起源なのかな~スキルがなくエロまでたどりつけなかったけれど。中学生のズリネタが存在したなんて。(笑)
今日は『那智的独り言』かも?(笑)
これから書くことは那智さんが聞かせてくれた話をわたしなりに解釈してわたしの考えを織り交ぜたものですので、ふたりの総意とご理解ください。
またふたりの拙い知識と経験から書きますので事実と異なることもあるかもしれません。
あるとき那智さんがこんなことを言い出した。
『奴隷』という概念はいつからあると思う?
歴史上の奴隷制度のことではなくて現代のSMというカテゴリに於いてのそれを聞いているのだ。
SMは遡ればきっと中世のヨーロッパあたり、春画などにもそれらしいものは見られる(と思う)ので、性的な行為や文化、思想としてのSMはずいぶん古くから存在していたと思うのだけど、『ご主人様と奴隷』という概念や関係値を文化として目にするようになったのは、実は極最近なのではないかというのだ。
たしかに谷崎潤一郎あたりもSMなどは描いているけど『ご主人様と奴隷』とは違う(よね?)。
『O嬢の物語』くらいからはそれらしいものになっているから、せいぜい数十年の歴史ということになる。
(繰り返しますが、拙い知識です^^;間違っていたらごめんなさい)
さらに、『性の奴隷』なんていうセリフはありそうだけど、いわゆる現代日本の忠誠や献身、支配や服従という言葉を連想させる『ご主人様と奴隷』や『主従関係』なんていう概念はごくごく最近、たかだか20年くらいの浅い歴史しかないのではないだろうか。
その歴史の浅い『ご主人様と奴隷』という概念を、那智さんは『男(S)が簡単にSM行為をするために都合よく作り上げたもの』なんじゃないかというのだ。
那智さんは幼いころから『好きな女の子に自分のうんこを食べさせたい』という願望があった(この願望を持っている那智さんのこと、わたし好きなの^^)
思春期になりSM行為をしたいと思いだす。
だけど、その妄想を現実のものにするには当時はとてもとてもハードルは高かった。
3、40年前、日本でSMなんていうとそんなこと変態のすることで、変質者か犯罪者扱いされかねない時代だった。
クラブやサークルなんかは存在していたと思うけど、それ以外で実現させるにはたくさんの苦労があったわけだ。
変態扱いされるような時代にいきなり恋人を縛ったら恐がられるだろうし『浣腸したい』なんて申し出たらどん引きされるはず。
もしかしたら関係が破綻してしまう可能性だってある。
だからそういう話ができる関係を構築したり、性的にそういう方向に興味を持つように仕込んでいくしかなかったのだよね。
きっと数十年前にSM行為をしようと思ったら、手間はかかるし、それはそれは大変な道のりだったはず。
すこし時代も進んで出会い系の走りツーショットダイヤルなんかで出会ったとして、性癖はわかり合っていたとしても、やはり自分のしたいことをするには相手の合意が必要だし、合意を得るためにもやはり関係構築や性的な仕込みは必要だ。
もともとそれも楽しめる人だったと思うけど、でも手間のかかる仕込みながらこんなことを考えたのだよね。
これを『君は奴隷ね、だから言うことを聞かないといけないのだよ』と奴隷という立場を作ってしまったら、どんなにラクだろうって。
もちろん『奴隷』の立場を選ぶのは女性だから、無理やりさせられているということではなくてね。
ただ『奴隷』という立場、『主従』という関係を作ってしまえば、那智さんが辿った道のりを一足飛びにできる可能性が増えるぞと感じたらしいのだ。
なるほど。
SM行為をするときに服従する『奴隷』という立場に身を置いていたら、普通なら躊躇することもやらないといけない気持ちになる。
もし那智さんとわたしがご主人様と奴隷だったら、初期のころに『うんこを食べなさい』と命令されていたら、ためらいながらも食べただろう。
ただ、食べて、褒められて、喜んでという流れができるから、違った展開になるかもしれないし、逆に『奴隷だから』ということが女性側の免罪符になる場合もあるよね(奴隷だから、こんなにはしたなくなってもいいだとかね^^)。
だから一概に悪いことだとは言わないけど。
男でSで、SM行為をしたいと画策していた那智青年が辿り着いた結論が
『奴隷』という概念はラクしてSMをするために男(S)が作り上げたもの
ということなのだ。
那智さんが是が非でもSM行為をしたいともがいていた昔に比べて(笑)SMがアブノーマルではなくなりつつある現在の『奴隷』や『主従』は、もっと精神面や信頼関係を重視したような使われようをしているし、わたしから見るとM女性の多くはSM行為よりも支配されることで依存先を求めているようにも感じられるので、那智さんの結論よりも複雑になっているとは思うけど。
奴隷制度とは違うここ数十年の日本における『奴隷』のはじまりは、もしかしたら、こんな男性(S)側の即物的な感情から生まれたのかもしれない。
事実はわからないけど、自分が苦悶して感じた想像だからこそ那智さんは『奴隷』という概念に懐疑的で否定的だ。
所詮男の都合で、もともと歴史上に存する『奴隷』に当てはめただけだろ?ということなのだ。
那智さんの実体験に基づく『現代日における奴隷の起源』の想像、どうでしょう?
『ご主人様と奴隷』を最初に作った人はどんな気持ちだったのかなぁ。
奴隷制度じゃない現代日本の『奴隷』の起源、ご存知の方いるかな、お聞きしてみたいものです^^
ピロートークで交わしたお話。
わたしなりに書いてみたけど、おっしゃりたいことちゃんと書けてます?那智さん^^
追記
那智さんが『ラクしてSM行為ができる』と奴隷という存在を想像したのは、SM行為をしようとしてからというような書き方をしましたが、遡ると具体的に行為をしようと思う以前から思っていたそうです。
実行より前の妄想段階ですね^^
中学生の頃とか?
こっそりエッチな雑誌を見ながら、なんでも言うことをきく女性(=奴隷)がいたらあんなこともこんなこともできるな〜と妄想していたらしいのです。
ということで、実際に行う以前の中学生?くらいの妄想段階からの長きに渡る実体験の結論なのでした^^
朝の「等式」感想です。今から35年ぐらい前の考えです、私はそこに需給関係が存在したとは思っていませんでした。需要はあっても供給があるなんて、今から考えればきっとPCVANの頃が起源なのかな~スキルがなくエロまでたどりつけなかったけれど。中学生のズリネタが存在したなんて。(笑)
さみしげな唇
非日常的な日常
ひさしぶりに那智さんのお仕事場。
丸一週間会わなかっただけなのになんだか顔を見るのもひさしぶりな感じがする。
フロアに入ると想像していた方向とは違うところから那智さんが現れてちょっと驚く。
顔を見て大きく安堵のため息。
『こんにちは』と小さくご挨拶すると『こっちこっち』と壁際に手招きされる。
那智さんの手招き、すき。
わたしを呼んだその手のまま、肩と髪を包む。
安堵のため息に突然欲情の波が覆いかぶさり、小さな吐息になって零れおちた。
那智さんの存在の大きさを思い知るのはこんな瞬間だ。
会えないとわかっていると人は心の防御をする。
ああこれほどまでにわたしはこの人を必要としていたんだと、会えない間より会った瞬間に思う。
安堵と欲情が一塊になる。
壁にもたれフロアの床に腰を落とす那智さんに抱きかかえられるように横になる。(あ、座布団敷いてくれました^^)
とても欲情している。
早く早くと腰はいうけど、頭はためらう。
生理だったからだ。
那智さんはそれを知っていながらもためらいなく下着に指を滑り込ませた。
軽くクリトリスに触れただけで、ああ、もう、どうしよう、気持ちよくてしかたがない。
ためらう気持ちは消えない、だけど気持ちいいのほうが勝ってしまうのだ。
そこからはあっという間にただのはしたない女になっていく。
生理だからクリトリスしか触ってくれない。
もどかしい、もどかしい。
腰が小さく揺れる。
口を塞がれた。
お仕事場だから大きな声を出してはいけないことはわかっていた。
それでも誰かがドアの前に立ったらこの呻き声は不自然だということだろう。
声を出すなという意思を口を塞いで教えてくれた。
ほんの少し息苦しい。
那智さんの手と意思表示が嬉しい。
声を漏らしてしまう自分がはしたなくて、キライ、だけど、好き。
口を塞がれるという被虐と口を塞がれなくてはいけないほど乱れる己に羞恥。
それを大好きな那智さんがしてくれているという安堵。
もう、我慢ができない。
もっともっとと指に腰を押し付け、発情した犬のように腰を振る。
口を塞いでいた手が胸元に伸びた。
もう意思表示はおしまいなんだ。
乳首を攻められることで更なる快感に堕ちる。
だけどちょっぴり残念だった。
口を塞いでいてほしかった。
体も脳も心も気持ちいい。
クリトリスもはしたない女になることも安堵も、どれも強烈にいろんな快感をくれる。
だけどこの日一番幸福を味わったのは、わたしの唇かもしれない。
那智さんの手が塞いでくれた口がすこし寂しそうに吐息を漏らしていた。
今朝の「薬指」感想ですか?(笑)
デートの時、りん子とどこで最初に会うのかで表情が違う。公共の場ではさすがに顔はハアハアしていない。閉鎖度が上がれば表情が緩んでくる。私がりん子の口をふさぐ、罪悪感や羞恥があってもその状況で引かなくなった、やっと塞ぐことが出来るようになった。
りん子(^-^)感想ありがとうございます♪あー、でもわからない(笑)罪悪感や羞恥があるのは誰で引かなくなったの誰?仮に那智さんだったとして、そしたら、なぜそれでやっと口を塞ぐことができるようになったのですか?ここでも、後ほどコソッとでもいいですから教えてください(笑)
全部りん子です。5年前に口を塞いだらりん子か、ごんなさい、で行為が中断し続けられなくなってしまう。今は快感に負けて塞いでもりん子は大丈夫、スケベになりました。今度からはストレートに書こう!(笑)
りん子(^-^)がーーーんΣ(・□・;)
ひさしぶりに那智さんのお仕事場。
丸一週間会わなかっただけなのになんだか顔を見るのもひさしぶりな感じがする。
フロアに入ると想像していた方向とは違うところから那智さんが現れてちょっと驚く。
顔を見て大きく安堵のため息。
『こんにちは』と小さくご挨拶すると『こっちこっち』と壁際に手招きされる。
那智さんの手招き、すき。
わたしを呼んだその手のまま、肩と髪を包む。
安堵のため息に突然欲情の波が覆いかぶさり、小さな吐息になって零れおちた。
那智さんの存在の大きさを思い知るのはこんな瞬間だ。
会えないとわかっていると人は心の防御をする。
ああこれほどまでにわたしはこの人を必要としていたんだと、会えない間より会った瞬間に思う。
安堵と欲情が一塊になる。
壁にもたれフロアの床に腰を落とす那智さんに抱きかかえられるように横になる。(あ、座布団敷いてくれました^^)
とても欲情している。
早く早くと腰はいうけど、頭はためらう。
生理だったからだ。
那智さんはそれを知っていながらもためらいなく下着に指を滑り込ませた。
軽くクリトリスに触れただけで、ああ、もう、どうしよう、気持ちよくてしかたがない。
ためらう気持ちは消えない、だけど気持ちいいのほうが勝ってしまうのだ。
そこからはあっという間にただのはしたない女になっていく。
生理だからクリトリスしか触ってくれない。
もどかしい、もどかしい。
腰が小さく揺れる。
口を塞がれた。
お仕事場だから大きな声を出してはいけないことはわかっていた。
それでも誰かがドアの前に立ったらこの呻き声は不自然だということだろう。
声を出すなという意思を口を塞いで教えてくれた。
ほんの少し息苦しい。
那智さんの手と意思表示が嬉しい。
声を漏らしてしまう自分がはしたなくて、キライ、だけど、好き。
口を塞がれるという被虐と口を塞がれなくてはいけないほど乱れる己に羞恥。
それを大好きな那智さんがしてくれているという安堵。
もう、我慢ができない。
もっともっとと指に腰を押し付け、発情した犬のように腰を振る。
口を塞いでいた手が胸元に伸びた。
もう意思表示はおしまいなんだ。
乳首を攻められることで更なる快感に堕ちる。
だけどちょっぴり残念だった。
口を塞いでいてほしかった。
体も脳も心も気持ちいい。
クリトリスもはしたない女になることも安堵も、どれも強烈にいろんな快感をくれる。
だけどこの日一番幸福を味わったのは、わたしの唇かもしれない。
那智さんの手が塞いでくれた口がすこし寂しそうに吐息を漏らしていた。
今朝の「薬指」感想ですか?(笑)
デートの時、りん子とどこで最初に会うのかで表情が違う。公共の場ではさすがに顔はハアハアしていない。閉鎖度が上がれば表情が緩んでくる。私がりん子の口をふさぐ、罪悪感や羞恥があってもその状況で引かなくなった、やっと塞ぐことが出来るようになった。
りん子(^-^)感想ありがとうございます♪あー、でもわからない(笑)罪悪感や羞恥があるのは誰で引かなくなったの誰?仮に那智さんだったとして、そしたら、なぜそれでやっと口を塞ぐことができるようになったのですか?ここでも、後ほどコソッとでもいいですから教えてください(笑)
全部りん子です。5年前に口を塞いだらりん子か、ごんなさい、で行為が中断し続けられなくなってしまう。今は快感に負けて塞いでもりん子は大丈夫、スケベになりました。今度からはストレートに書こう!(笑)
りん子(^-^)がーーーんΣ(・□・;)
浴衣大作戦1
独特な幸福感
那智さんは感情表現にあまり上下がないと時々書いている。
もちろん、美味しいときには美味しいというし、プレゼントをしたときも喜んでくれるし大切にしてくれるので感情がないのではないし、『似合うね』も『かわいいよ』も言ってくれるので表現を惜しんでいるわけでもない。
細かく言うと感情の大きな上下をあまり見せないということ。
那智さんの不機嫌というものを見たことがないし感情的に声を上げられたことも一度もない、そこはとても魅力なところだけど、それはイコール反対もないということ。
那智さんは滅多なことで大喜びしてくれない。
美味しいもありがとうもちゃんと言ってくれるけど『♪───O(≧∇≦)O────♪』や『(((o(*゚▽゚*)o)))』な感じで感情を表してくれないのだ。
まあ、世の中にはそういうタイプの人はたくさんいるので突出してそうだということではないので、感情表現に上下がない傾向にあるくらいが正解かもしれない。
敢えて突出しているとするなら『わたしに対して』殊更上下しないでいてくれているようにも見える。
おそらく、那智さんは日々いろいろなことを想定して生きている(ちょっと大げさ^^)ようだ。
特にわたしとの関係に於いては上下の『上』の那智さんが全部舵取りをしているので、大概のことは想定内、想像の範疇なので大きく感情が上下するようなことは起こらないのだろう。
加えて『男の子は動揺を表に出したらカッコ悪い』という人なので、たぶん長いこと驚きに対して制御するクセがついている。
だから感情表現に上下がないと思わせるのだ。
さらに那智さんがわたしに対して上下しない理由に『わたしだから』ということも実はある。
普通の大人で普通の大人のお付き合いをしてる人には想像できないかもしれないけど、わたしは『何でもかんでも那智さんに知っておいてほしい』女なのだ。
日々のスケジュール、下手したらタイムスケジュールさえも把握してもらってる。
『いまからお昼寝します』やら『手羽先大根作りました〜』やら、まるでオナニー管理されて報告しているM女さんのように自主的徹底報告している^^;
加えて、わたしは那智さんに対して嘘をつきたくないと思っている。
だから出かける報告をして用事を聞かれれば『洋服を買いに』と答えてしまうので、そうなると、新しい服を着ていっても『ああ、この前言ってのね』だし、新しいマグカップをプレゼントしよう探しながら『なかなかいいのがありません』と先に報告してしまう。
『内緒』ができないのだ。
そんなわたしなので、那智さんからしたら大概が周知の事実になってしまうのだよね。
これじゃあ、『♪───O(≧∇≦)O────♪』を望んでも難しい。
感情表現に上下がない那智さんとなんでも知っておいてほしいわたし、この関係に於いてわたしからの『サプライズ』は至難の技。
そのわたしが那智さんにサプライズを仕掛ける。
浴衣大作戦、次回エントリーで!!
<関連エントリー>
感情表現に上下がある場合^^
『朗読奴隷1 2』
『ジェネレーションギャップ』
今朝の「等式」感想です。
タイトルが良いですね、確かに、りん子にとっては大作戦かもしれません。続き物なので感想が難しいです。感情に上下がないというのは言葉を返すと「反応が薄い」と言うことにつながらないのかな~とふと思いました。(笑)
那智さんは感情表現にあまり上下がないと時々書いている。
もちろん、美味しいときには美味しいというし、プレゼントをしたときも喜んでくれるし大切にしてくれるので感情がないのではないし、『似合うね』も『かわいいよ』も言ってくれるので表現を惜しんでいるわけでもない。
細かく言うと感情の大きな上下をあまり見せないということ。
那智さんの不機嫌というものを見たことがないし感情的に声を上げられたことも一度もない、そこはとても魅力なところだけど、それはイコール反対もないということ。
那智さんは滅多なことで大喜びしてくれない。
美味しいもありがとうもちゃんと言ってくれるけど『♪───O(≧∇≦)O────♪』や『(((o(*゚▽゚*)o)))』な感じで感情を表してくれないのだ。
まあ、世の中にはそういうタイプの人はたくさんいるので突出してそうだということではないので、感情表現に上下がない傾向にあるくらいが正解かもしれない。
敢えて突出しているとするなら『わたしに対して』殊更上下しないでいてくれているようにも見える。
おそらく、那智さんは日々いろいろなことを想定して生きている(ちょっと大げさ^^)ようだ。
特にわたしとの関係に於いては上下の『上』の那智さんが全部舵取りをしているので、大概のことは想定内、想像の範疇なので大きく感情が上下するようなことは起こらないのだろう。
加えて『男の子は動揺を表に出したらカッコ悪い』という人なので、たぶん長いこと驚きに対して制御するクセがついている。
だから感情表現に上下がないと思わせるのだ。
さらに那智さんがわたしに対して上下しない理由に『わたしだから』ということも実はある。
普通の大人で普通の大人のお付き合いをしてる人には想像できないかもしれないけど、わたしは『何でもかんでも那智さんに知っておいてほしい』女なのだ。
日々のスケジュール、下手したらタイムスケジュールさえも把握してもらってる。
『いまからお昼寝します』やら『手羽先大根作りました〜』やら、まるでオナニー管理されて報告しているM女さんのように自主的徹底報告している^^;
加えて、わたしは那智さんに対して嘘をつきたくないと思っている。
だから出かける報告をして用事を聞かれれば『洋服を買いに』と答えてしまうので、そうなると、新しい服を着ていっても『ああ、この前言ってのね』だし、新しいマグカップをプレゼントしよう探しながら『なかなかいいのがありません』と先に報告してしまう。
『内緒』ができないのだ。
そんなわたしなので、那智さんからしたら大概が周知の事実になってしまうのだよね。
これじゃあ、『♪───O(≧∇≦)O────♪』を望んでも難しい。
感情表現に上下がない那智さんとなんでも知っておいてほしいわたし、この関係に於いてわたしからの『サプライズ』は至難の技。
そのわたしが那智さんにサプライズを仕掛ける。
浴衣大作戦、次回エントリーで!!
<関連エントリー>
感情表現に上下がある場合^^
『朗読奴隷1 2』
『ジェネレーションギャップ』
今朝の「等式」感想です。
タイトルが良いですね、確かに、りん子にとっては大作戦かもしれません。続き物なので感想が難しいです。感情に上下がないというのは言葉を返すと「反応が薄い」と言うことにつながらないのかな~とふと思いました。(笑)
浴衣大作戦2
独特な幸福感
滅多なことで感情表現を上下させない那智さん。
その那智さんを驚かせたい。
恐らく那智さんにとって喜びを伴った驚きというのはかなり貴重な出来事だと思う。
貴重故に普通に喜ぶことと比べて数倍の喜びになると予想される。
那智さんに喜んでもらいたい→サプライズ性が効果的=それには浴衣が最適だ!!
過去二度ほど『着ないの?』と促されて断っていた苦手意識の強い浴衣を着ようと思ったのはきっとこういう思考回路ができたからだと思う。
思い立ったが吉日人間なわたし7月のはじめ、さっそく百貨店に行って浴衣を購入。
知ってほしい気持ちを抑え、日々の自主徹底管理のかいくぐり那智さんに対して絶対嘘をつきたくないわたしの『嘘をつかずに真実を語らない』、約2週間、内緒の浴衣大作戦が決行された。
とにかく、サプライズだ、浴衣の『ゆ』の字も出してはいけない。
浴衣を買いに行く日。
『今日はお友達とランチです』と予定を伝える。
これは本当、お友達に浴衣を買うのを付き合ってもらってその後ランチをしたのだ。
嘘をつかずに真実を語らない、ね^^
とても気に入った浴衣と帯を買った帰り道。 『いま帰り道でーす』と報告する。
浴衣を買ったこうと言いたくて言いたくてしょうがない!!
たぶん電話口でそれを報告したら、それなりに驚いてくれるだろうし、それなりに楽しみにしてくれるだろう、でも、わたしがしようとしているのはビッグサプライズだ。
聞いてほしい気持ちを堪える。
反面『何か買ったの?』と聞かれては嘘をつかずに誤魔化すことが大変なので、知ってほしいような聞かれたくないような、複雑な気持ちで帰路についた。
20才そこそこの頃に母に着付けてもらって以来、浴衣に触れることも久しぶり。
着物に対して苦手意識もあったから自分が着付けをするなんて考えたこともなかったから、正真正銘の初心者だ。
それでも愛は困難を乗り越えられるもの、目の前の白地に墨絵のような花柄の浴衣と黒に赤い模様の正絹の帯、わくわくする気持ちのほうが勝っている。
いまはネットという便利なものもある。
着付けサイトを見て何度も着ては脱ぎ、脱いでは着てを繰り返し鏡の前で悪戦苦闘。
ホントは『いま練習しててね〜』とか言って、褒めてもらいたい!! メールや電話でチラッと『ゆ』の字を出してしまいたい!! うずうずする気持ちを堪えて、練習に励む。 3、4日もすればそれなりに形になった。
そして、翌週、いよいよサプライズデートを迎えるのだった。
さて、当日。
この日は夜デート。
ある程度時間に余裕を見て、でも早過ぎて会う頃に着崩れてしまっては元も子もないので、時間を逆算して支度を始めるようとお昼過ぎから気もそぞろ。
しかし虫の知らせか、この日に限って那智さんの計らずも妨害行為に見舞われるのだった。
ランチタイムのお電話で、めずらしくわたしの服装を気にして話題に出してきた。
今日は何を着るの?
ええ?なぜ、そんな普段ほとんど聞かないようなことを!?
内緒です(汗)
内緒? めずらしいね なんで?
いや、そういうのもいいかなと思って…
誤魔化す。
確かにめずらしい反応をしてしまった。
だから、何か疑うわけではないのでしょうけど、この話題がやけに長引くのだ!!
何系の服? 派手系? 清楚系?
いや、派手と言えば派手ですけど… 清楚と言えば清楚です…
浴衣って、どちらとも言えるよね? 嘘はついていないよね?
じゃあ、あの赤のワンピ?
違います!!
なんかりん子気合い入ってる?(笑)
ま、まあ (だってサプライズだもん)
なんだろ、気合い入ってる服って?
あああ、もう、頼むから、そんなに聞かないで!!
『今日は本当は浴衣なんですよ〜』って、言いたい、すごく言いたいんだよぉぉぉ。
えー、なんだ?
アクセサリーはするの?
な、なんなの、今日のインタビュアーぶりは!!
お願い、これ以上『今夜の装い』の話しはしないでください!!
我慢できず、はじめて一言だけ匂わせてしまった。
気合い入っていると言えば入っていますよ。 那智さん、わたしがどんな服でも一緒に歩いてくれます?
那智さんのお仕事場近くオフィス街を浴衣で歩くことへのためらいを、ちょっぴり払拭したい気持ちもあって。 <
いいよ〜、歩くよ〜。
この一言くらいで那智さんが『浴衣』を連想することはなく、おそらくなんだかわからないけど派手な服で気合いを入れたりん子と歩くことを快く了解してくれた。
言いたい気持ちを堪え、嘘をつかずに真実を語らない苦労を乗り切りお昼のお電話タイムは終了。
PM3:00 そろそろ支度を始めよう。
猛暑の中の浴衣だ。
絶対汗をかく。
那智さんに会う瞬間に汗まみれはいけない、涼し気で凛とした浴衣姿を披露するのだ。
待ち合わせは17:30、30分前には到着して冷房の効いたところで汗を引かせたい。
ネットでは『慣れない人は1時間』なんて着付けの時間が書かれてあった。
ということで15:00には着付けスタート。
冷房をガンガンにかけて必要な小物をすべて並べて念のためネットの画像が見えるようにして準備完了。
那智さんには『そろそろ支度はじめますから、大人しくなりまーす』とお知らせする。
これは遠回しに『タバコタイムのお電話なしでいいでもすよ〜』、もうこれ以上内緒モードでいるのが辛いし着付けに集中したかったのだ(普段は一時でも長く繋がっていたいのに、人ってゲンキンね〜)
髪をアップにして、袖を通す。
衿先を持ちネットの通りの位置に合わせる。
ズレないように片手で固定して、もう片方の手で腰紐を取る。
そっと腰に当て…
ring ring ring!!!
携帯の着信、那智さんだ!!
合わせた衿先を片手で押さえたまま携帯を取る。
何食わぬ声で『もしもーし』。
どうやら仕事で買い物に出たらしい。
『いつものように』電話をくれた。
はうう、いつもなら大喜びなんだけどこの状況でのそれは、う〜ん、困る。
『いま着付け中』とも言えず、しばらくお話しさせていただく(殊勝な言い方をしておく 笑)
なんだか長くなりそうな様子なので、しかたなくお伝えする。
那智さん、わたし、支度してるから、大人しくしてるとお伝えしました。
あ〜、はいはい、おめかししてるのね(笑)
うう、切りたいわけではないのです。
那智さんからのお電話はいつでも喜びです。
でも浴衣着るから、そちらに集中したいんです!!
ああ、言い訳できない苦悩。
いつでも尻尾ぶんぶんが幸せなのに、不本意にクールな自分が悔しい。
それでも今日の目的はサプライズ。
ここは割り切って、電話を切る。
ふう。
いい位置で固定していた衿先は見事にズレている。
精神統一させ、最初からやり直し。
上前を決め、腰紐で固定し、丁寧に端折りを作る。
う〜、気に入らない。
もう一回やり直し!! 同じ作業を繰り返す。
今度は、よし。
次は帯。
程よい長さを肩にかけて、くるくると二回転
ring ring ring!!!
今度はなに!! こんな佳境で!!
悟られてはいけない…気を落ち着かせて…「もしもし^^」
いま、○○でワインビネガーとオリーブオイルのセットもらったんだけど、△△さんいるかな?
その相談、いまじゃなくてもいいーーー!!
今度会うお友達のお土産の話題だ。
必要ないと思いますけど…
ああ、わたし、明らかに切りたそうにしちゃってる;;
うう、不本意なんです、いま帯巻いてるから…;;
なんとなく気配を察してくれたのか『ああ、支度してるんだよね(笑)』と速やかに終ってくれた。
ふう、気を取り直して、もう一度。
肩にかけ、くるくると…
ring ring ring!!!
だーーーー!!! なにーーーー!?
頼む那智さん、静かに着付けをさせてちょーだい!!
じゃあ、りん子、いる? いるなら今日持って行くけど?
い り ま せ ん
かつて、これほどまでに那智さんからのお電話を『やめてくれ』と思ったことがあっただろうか(笑)
なんでも知っておいてほしくて内緒事が苦手なわたしが『嘘をつかずに真実を語らない』、ある種拷問のような時間をやり過ごし、なんとか支度を終えて待ち合わせ場所に向かった。
涼を取っていた百貨店。
携帯が鳴る。
お仕事場を出た那智さんからだ。
自分のいまいる場所を伝えそこに来てもらうようにして、電話を切るようにお願いする。
普段、こういう待ち合わせの仕方をするときは、会うまで電話を繋いだままなことが多いので、その申し出に、ちょっぴり不思議そうな那智さん。
だって、浴衣姿で携帯を耳に当てているのは、粋じゃないもの。
携帯を巾着にしまい。
背筋を伸ばして那智さんを待った。
予想もしなかった浴衣姿に、ほんの少し照れ笑いしながの驚いて喜んでくれた。
でもやっぱり『♪───O(≧∇≦)O────♪』にはなってくれなかったけど(笑)
内緒の浴衣大作戦。
たぶん、きっと、成功^^
たまにはいいけど、これは『たまに』がいい。
舵取りは上下の『上』にお任せして、わたしはいつでも那智さんの手の中で想定内でいたい。
だって内緒にするのって大変なんだもん^^;
ということでわたしはなかなか那智さんの『動揺』を見られないのでした〜。
ボカしてるけどこんな具合なのだ^^
<関連エントリー>
浴衣の苦手意識
『丁寧に生きる』
昨日「等式」感想です。
やはり、あの時何か違和感があったのですよね。りん子が自ら何かを企てる時は依存ではなく自立の気合いみたいな物が見え隠れする.(笑)あくまで、浴衣なので行動範囲が限定されるのが残念ですがこの夏は浴衣デートを何回か楽しみました、りん子ありがとうね。
しかし、浴衣を着たりん子とラブホには行っていない。したがってお代官さまごっこの「あ~れ~」はやっていません。(笑)
滅多なことで感情表現を上下させない那智さん。
その那智さんを驚かせたい。
恐らく那智さんにとって喜びを伴った驚きというのはかなり貴重な出来事だと思う。
貴重故に普通に喜ぶことと比べて数倍の喜びになると予想される。
那智さんに喜んでもらいたい→サプライズ性が効果的=それには浴衣が最適だ!!
過去二度ほど『着ないの?』と促されて断っていた苦手意識の強い浴衣を着ようと思ったのはきっとこういう思考回路ができたからだと思う。
思い立ったが吉日人間なわたし7月のはじめ、さっそく百貨店に行って浴衣を購入。
知ってほしい気持ちを抑え、日々の自主徹底管理のかいくぐり那智さんに対して絶対嘘をつきたくないわたしの『嘘をつかずに真実を語らない』、約2週間、内緒の浴衣大作戦が決行された。
とにかく、サプライズだ、浴衣の『ゆ』の字も出してはいけない。
浴衣を買いに行く日。
『今日はお友達とランチです』と予定を伝える。
これは本当、お友達に浴衣を買うのを付き合ってもらってその後ランチをしたのだ。
嘘をつかずに真実を語らない、ね^^
とても気に入った浴衣と帯を買った帰り道。 『いま帰り道でーす』と報告する。
浴衣を買ったこうと言いたくて言いたくてしょうがない!!
たぶん電話口でそれを報告したら、それなりに驚いてくれるだろうし、それなりに楽しみにしてくれるだろう、でも、わたしがしようとしているのはビッグサプライズだ。
聞いてほしい気持ちを堪える。
反面『何か買ったの?』と聞かれては嘘をつかずに誤魔化すことが大変なので、知ってほしいような聞かれたくないような、複雑な気持ちで帰路についた。
20才そこそこの頃に母に着付けてもらって以来、浴衣に触れることも久しぶり。
着物に対して苦手意識もあったから自分が着付けをするなんて考えたこともなかったから、正真正銘の初心者だ。
それでも愛は困難を乗り越えられるもの、目の前の白地に墨絵のような花柄の浴衣と黒に赤い模様の正絹の帯、わくわくする気持ちのほうが勝っている。
いまはネットという便利なものもある。
着付けサイトを見て何度も着ては脱ぎ、脱いでは着てを繰り返し鏡の前で悪戦苦闘。
ホントは『いま練習しててね〜』とか言って、褒めてもらいたい!! メールや電話でチラッと『ゆ』の字を出してしまいたい!! うずうずする気持ちを堪えて、練習に励む。 3、4日もすればそれなりに形になった。
そして、翌週、いよいよサプライズデートを迎えるのだった。
さて、当日。
この日は夜デート。
ある程度時間に余裕を見て、でも早過ぎて会う頃に着崩れてしまっては元も子もないので、時間を逆算して支度を始めるようとお昼過ぎから気もそぞろ。
しかし虫の知らせか、この日に限って那智さんの計らずも妨害行為に見舞われるのだった。
ランチタイムのお電話で、めずらしくわたしの服装を気にして話題に出してきた。
今日は何を着るの?
ええ?なぜ、そんな普段ほとんど聞かないようなことを!?
内緒です(汗)
内緒? めずらしいね なんで?
いや、そういうのもいいかなと思って…
誤魔化す。
確かにめずらしい反応をしてしまった。
だから、何か疑うわけではないのでしょうけど、この話題がやけに長引くのだ!!
何系の服? 派手系? 清楚系?
いや、派手と言えば派手ですけど… 清楚と言えば清楚です…
浴衣って、どちらとも言えるよね? 嘘はついていないよね?
じゃあ、あの赤のワンピ?
違います!!
なんかりん子気合い入ってる?(笑)
ま、まあ (だってサプライズだもん)
なんだろ、気合い入ってる服って?
あああ、もう、頼むから、そんなに聞かないで!!
『今日は本当は浴衣なんですよ〜』って、言いたい、すごく言いたいんだよぉぉぉ。
えー、なんだ?
アクセサリーはするの?
な、なんなの、今日のインタビュアーぶりは!!
お願い、これ以上『今夜の装い』の話しはしないでください!!
我慢できず、はじめて一言だけ匂わせてしまった。
気合い入っていると言えば入っていますよ。 那智さん、わたしがどんな服でも一緒に歩いてくれます?
那智さんのお仕事場近くオフィス街を浴衣で歩くことへのためらいを、ちょっぴり払拭したい気持ちもあって。 <
いいよ〜、歩くよ〜。
この一言くらいで那智さんが『浴衣』を連想することはなく、おそらくなんだかわからないけど派手な服で気合いを入れたりん子と歩くことを快く了解してくれた。
言いたい気持ちを堪え、嘘をつかずに真実を語らない苦労を乗り切りお昼のお電話タイムは終了。
PM3:00 そろそろ支度を始めよう。
猛暑の中の浴衣だ。
絶対汗をかく。
那智さんに会う瞬間に汗まみれはいけない、涼し気で凛とした浴衣姿を披露するのだ。
待ち合わせは17:30、30分前には到着して冷房の効いたところで汗を引かせたい。
ネットでは『慣れない人は1時間』なんて着付けの時間が書かれてあった。
ということで15:00には着付けスタート。
冷房をガンガンにかけて必要な小物をすべて並べて念のためネットの画像が見えるようにして準備完了。
那智さんには『そろそろ支度はじめますから、大人しくなりまーす』とお知らせする。
これは遠回しに『タバコタイムのお電話なしでいいでもすよ〜』、もうこれ以上内緒モードでいるのが辛いし着付けに集中したかったのだ(普段は一時でも長く繋がっていたいのに、人ってゲンキンね〜)
髪をアップにして、袖を通す。
衿先を持ちネットの通りの位置に合わせる。
ズレないように片手で固定して、もう片方の手で腰紐を取る。
そっと腰に当て…
ring ring ring!!!
携帯の着信、那智さんだ!!
合わせた衿先を片手で押さえたまま携帯を取る。
何食わぬ声で『もしもーし』。
どうやら仕事で買い物に出たらしい。
『いつものように』電話をくれた。
はうう、いつもなら大喜びなんだけどこの状況でのそれは、う〜ん、困る。
『いま着付け中』とも言えず、しばらくお話しさせていただく(殊勝な言い方をしておく 笑)
なんだか長くなりそうな様子なので、しかたなくお伝えする。
那智さん、わたし、支度してるから、大人しくしてるとお伝えしました。
あ〜、はいはい、おめかししてるのね(笑)
うう、切りたいわけではないのです。
那智さんからのお電話はいつでも喜びです。
でも浴衣着るから、そちらに集中したいんです!!
ああ、言い訳できない苦悩。
いつでも尻尾ぶんぶんが幸せなのに、不本意にクールな自分が悔しい。
それでも今日の目的はサプライズ。
ここは割り切って、電話を切る。
ふう。
いい位置で固定していた衿先は見事にズレている。
精神統一させ、最初からやり直し。
上前を決め、腰紐で固定し、丁寧に端折りを作る。
う〜、気に入らない。
もう一回やり直し!! 同じ作業を繰り返す。
今度は、よし。
次は帯。
程よい長さを肩にかけて、くるくると二回転
ring ring ring!!!
今度はなに!! こんな佳境で!!
悟られてはいけない…気を落ち着かせて…「もしもし^^」
いま、○○でワインビネガーとオリーブオイルのセットもらったんだけど、△△さんいるかな?
その相談、いまじゃなくてもいいーーー!!
今度会うお友達のお土産の話題だ。
必要ないと思いますけど…
ああ、わたし、明らかに切りたそうにしちゃってる;;
うう、不本意なんです、いま帯巻いてるから…;;
なんとなく気配を察してくれたのか『ああ、支度してるんだよね(笑)』と速やかに終ってくれた。
ふう、気を取り直して、もう一度。
肩にかけ、くるくると…
ring ring ring!!!
だーーーー!!! なにーーーー!?
頼む那智さん、静かに着付けをさせてちょーだい!!
じゃあ、りん子、いる? いるなら今日持って行くけど?
い り ま せ ん
かつて、これほどまでに那智さんからのお電話を『やめてくれ』と思ったことがあっただろうか(笑)
なんでも知っておいてほしくて内緒事が苦手なわたしが『嘘をつかずに真実を語らない』、ある種拷問のような時間をやり過ごし、なんとか支度を終えて待ち合わせ場所に向かった。
涼を取っていた百貨店。
携帯が鳴る。
お仕事場を出た那智さんからだ。
自分のいまいる場所を伝えそこに来てもらうようにして、電話を切るようにお願いする。
普段、こういう待ち合わせの仕方をするときは、会うまで電話を繋いだままなことが多いので、その申し出に、ちょっぴり不思議そうな那智さん。
だって、浴衣姿で携帯を耳に当てているのは、粋じゃないもの。
携帯を巾着にしまい。
背筋を伸ばして那智さんを待った。
予想もしなかった浴衣姿に、ほんの少し照れ笑いしながの驚いて喜んでくれた。
でもやっぱり『♪───O(≧∇≦)O────♪』にはなってくれなかったけど(笑)
内緒の浴衣大作戦。
たぶん、きっと、成功^^
たまにはいいけど、これは『たまに』がいい。
舵取りは上下の『上』にお任せして、わたしはいつでも那智さんの手の中で想定内でいたい。
だって内緒にするのって大変なんだもん^^;
ということでわたしはなかなか那智さんの『動揺』を見られないのでした〜。
ボカしてるけどこんな具合なのだ^^
<関連エントリー>
浴衣の苦手意識
『丁寧に生きる』
昨日「等式」感想です。
やはり、あの時何か違和感があったのですよね。りん子が自ら何かを企てる時は依存ではなく自立の気合いみたいな物が見え隠れする.(笑)あくまで、浴衣なので行動範囲が限定されるのが残念ですがこの夏は浴衣デートを何回か楽しみました、りん子ありがとうね。
しかし、浴衣を着たりん子とラブホには行っていない。したがってお代官さまごっこの「あ~れ~」はやっていません。(笑)
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
独特な幸福感
じゃあ、またね〜
また〜
気をつけてね〜
ドアが閉まり静かに電車が滑り出した。
人の隙間ガラス越しに 手を振っているだろう小さくなる姿を見送る。
小さく息を吐き、意識を左隣りに移す。
那智さん、寝てる?
こっくりこっくり。
ほぼ寝かかってる。
あーあ、手を振っていたのにさよならできなかったですねぇ。
まあ、それでどうこうなる関係でもないから、問題ないか。
それにしても、こちらにぐーっともたれてずいぶん気持ちよさそう。
そんなに飲んでいたかな〜。
さて、下車駅まで数十分、那智さんはこのまま熟睡モードだろうからわたしも少しウトウトするか。
『次は◯◯~。』
そろそろ到着だ。
まあまあ、気持ち良さそうに眠っているなぁ。
起こすものかわいそうだけど、仕方がない、こちらに大きくもたれ掛かっている肩を揺すって声をかける。
zzzz
うーん、ビクともしない。
もう少し強く、ゆさゆさ。
んー
ダメだ。
こうなったら実力行使 。
だらんと力のない腕を掴み立ち上がる。
深い眠りの海から少し意識が浮上したのか、フラフラと促させるままに腰をあげてくれた。
なんとか電車を降りてもまだ半分夢心地のようで、相変わらずわたしにもたれ掛かりながら改札に向かう。
あーあ、揺れながら歩いてるよ(笑)
こちらに掛かる重み。
かなり無防備だ。
那智さん、わたしのことりん子さんと思っちゃってるだろうな。
無防備に寄りかかる那智さんの腕を掴んで支えながら、ゆらゆら彷徨うその腕を見る。
おいおいりん子さんと間違えてわたしをまさぐらないでちょうだいね。
歩きながら、大きくガクンと揺れた。
自分の揺れで目が覚めたようだ。
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
那智さん、驚いてる(笑)
やっぱり 、寝ぼけて隣りにいるのがりん子さんだと思っていたんだ。
うわ、びっくりした、あれ今日子(仮名)さん?
ここ、どこ?
りん子は?
もうとっくに降りましたよ。
◯◯駅です、那智さん乗り換えでしょ?
すみません、俺寝ちゃってた^^;
いえいえ^^
ああ、驚いた〜、りん子かとばっかり思ってました^^;
やっぱりりん子さんだと思っていたんだね。
まさぐられないで、よかったよ(笑)
これは実話に基づくフィクション^^
お友達と3人で飲んだ帰り、わたしが先に降りたのだけど電車に乗った途端に那智さんは寝てしまって同じ方向のお友達のお世話になったのです。
酔っぱらっていい気分で寝てしまい、ぼんやりとりん子にもたれ掛かりながら目を覚ました…つもりが、隣りにいた女性がわたしではなく今日子(仮名)さんだったので、那智さん心の底から驚いたのだそう。
(俺、りん子と間違えて無意識に胸とか揉んでないよね…と失礼を働いていないか心配もしていました^^)
その時の驚きぶりを聞いたわたしが想像を交えたお話です。
感情表現に上下がなく滅多に驚きを表さないとエントリーしたけれど、那智さんも人の子、こういう時もあるというお話。
今日子(仮名)さん、その節はお世話になりました^^
那智さんのとてもとてもめずらしい『Σ( ̄。 ̄ノ)ノ』、ちょっぴり見てみたいな〜^^
(笑)(笑)面白すぎる、読み進むと汗が吹き出そう。今朝の「等式」感想です。
ううう、私が好きで尊敬している方とご一緒した時のお話しです。まさか、この件がエントリーにするとは・・・・(笑)、今日子さんその節は失礼しました、ありがとうございました。しかし、隠しカメラがあったのかな~笑
じゃあ、またね〜
また〜
気をつけてね〜
ドアが閉まり静かに電車が滑り出した。
人の隙間ガラス越しに 手を振っているだろう小さくなる姿を見送る。
小さく息を吐き、意識を左隣りに移す。
那智さん、寝てる?
こっくりこっくり。
ほぼ寝かかってる。
あーあ、手を振っていたのにさよならできなかったですねぇ。
まあ、それでどうこうなる関係でもないから、問題ないか。
それにしても、こちらにぐーっともたれてずいぶん気持ちよさそう。
そんなに飲んでいたかな〜。
さて、下車駅まで数十分、那智さんはこのまま熟睡モードだろうからわたしも少しウトウトするか。
『次は◯◯~。』
そろそろ到着だ。
まあまあ、気持ち良さそうに眠っているなぁ。
起こすものかわいそうだけど、仕方がない、こちらに大きくもたれ掛かっている肩を揺すって声をかける。
zzzz
うーん、ビクともしない。
もう少し強く、ゆさゆさ。
んー
ダメだ。
こうなったら実力行使 。
だらんと力のない腕を掴み立ち上がる。
深い眠りの海から少し意識が浮上したのか、フラフラと促させるままに腰をあげてくれた。
なんとか電車を降りてもまだ半分夢心地のようで、相変わらずわたしにもたれ掛かりながら改札に向かう。
あーあ、揺れながら歩いてるよ(笑)
こちらに掛かる重み。
かなり無防備だ。
那智さん、わたしのことりん子さんと思っちゃってるだろうな。
無防備に寄りかかる那智さんの腕を掴んで支えながら、ゆらゆら彷徨うその腕を見る。
おいおいりん子さんと間違えてわたしをまさぐらないでちょうだいね。
歩きながら、大きくガクンと揺れた。
自分の揺れで目が覚めたようだ。
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
那智さん、驚いてる(笑)
やっぱり 、寝ぼけて隣りにいるのがりん子さんだと思っていたんだ。
うわ、びっくりした、あれ今日子(仮名)さん?
ここ、どこ?
りん子は?
もうとっくに降りましたよ。
◯◯駅です、那智さん乗り換えでしょ?
すみません、俺寝ちゃってた^^;
いえいえ^^
ああ、驚いた〜、りん子かとばっかり思ってました^^;
やっぱりりん子さんだと思っていたんだね。
まさぐられないで、よかったよ(笑)
これは実話に基づくフィクション^^
お友達と3人で飲んだ帰り、わたしが先に降りたのだけど電車に乗った途端に那智さんは寝てしまって同じ方向のお友達のお世話になったのです。
酔っぱらっていい気分で寝てしまい、ぼんやりとりん子にもたれ掛かりながら目を覚ました…つもりが、隣りにいた女性がわたしではなく今日子(仮名)さんだったので、那智さん心の底から驚いたのだそう。
(俺、りん子と間違えて無意識に胸とか揉んでないよね…と失礼を働いていないか心配もしていました^^)
その時の驚きぶりを聞いたわたしが想像を交えたお話です。
感情表現に上下がなく滅多に驚きを表さないとエントリーしたけれど、那智さんも人の子、こういう時もあるというお話。
今日子(仮名)さん、その節はお世話になりました^^
那智さんのとてもとてもめずらしい『Σ( ̄。 ̄ノ)ノ』、ちょっぴり見てみたいな〜^^
(笑)(笑)面白すぎる、読み進むと汗が吹き出そう。今朝の「等式」感想です。
ううう、私が好きで尊敬している方とご一緒した時のお話しです。まさか、この件がエントリーにするとは・・・・(笑)、今日子さんその節は失礼しました、ありがとうございました。しかし、隠しカメラがあったのかな~笑