奴隷の起源(8/23追記あり)
りん子的独り言(生意気)
今日は『那智的独り言』かも?(笑)
これから書くことは那智さんが聞かせてくれた話をわたしなりに解釈してわたしの考えを織り交ぜたものですので、ふたりの総意とご理解ください。
またふたりの拙い知識と経験から書きますので事実と異なることもあるかもしれません。
あるとき那智さんがこんなことを言い出した。
『奴隷』という概念はいつからあると思う?
歴史上の奴隷制度のことではなくて現代のSMというカテゴリに於いてのそれを聞いているのだ。
SMは遡ればきっと中世のヨーロッパあたり、春画などにもそれらしいものは見られる(と思う)ので、性的な行為や文化、思想としてのSMはずいぶん古くから存在していたと思うのだけど、『ご主人様と奴隷』という概念や関係値を文化として目にするようになったのは、実は極最近なのではないかというのだ。
たしかに谷崎潤一郎あたりもSMなどは描いているけど『ご主人様と奴隷』とは違う(よね?)。
『O嬢の物語』くらいからはそれらしいものになっているから、せいぜい数十年の歴史ということになる。
(繰り返しますが、拙い知識です^^;間違っていたらごめんなさい)
さらに、『性の奴隷』なんていうセリフはありそうだけど、いわゆる現代日本の忠誠や献身、支配や服従という言葉を連想させる『ご主人様と奴隷』や『主従関係』なんていう概念はごくごく最近、たかだか20年くらいの浅い歴史しかないのではないだろうか。
その歴史の浅い『ご主人様と奴隷』という概念を、那智さんは『男(S)が簡単にSM行為をするために都合よく作り上げたもの』なんじゃないかというのだ。
那智さんは幼いころから『好きな女の子に自分のうんこを食べさせたい』という願望があった(この願望を持っている那智さんのこと、わたし好きなの^^)
思春期になりSM行為をしたいと思いだす。
だけど、その妄想を現実のものにするには当時はとてもとてもハードルは高かった。
3、40年前、日本でSMなんていうとそんなこと変態のすることで、変質者か犯罪者扱いされかねない時代だった。
クラブやサークルなんかは存在していたと思うけど、それ以外で実現させるにはたくさんの苦労があったわけだ。
変態扱いされるような時代にいきなり恋人を縛ったら恐がられるだろうし『浣腸したい』なんて申し出たらどん引きされるはず。
もしかしたら関係が破綻してしまう可能性だってある。
だからそういう話ができる関係を構築したり、性的にそういう方向に興味を持つように仕込んでいくしかなかったのだよね。
きっと数十年前にSM行為をしようと思ったら、手間はかかるし、それはそれは大変な道のりだったはず。
すこし時代も進んで出会い系の走りツーショットダイヤルなんかで出会ったとして、性癖はわかり合っていたとしても、やはり自分のしたいことをするには相手の合意が必要だし、合意を得るためにもやはり関係構築や性的な仕込みは必要だ。
もともとそれも楽しめる人だったと思うけど、でも手間のかかる仕込みながらこんなことを考えたのだよね。
これを『君は奴隷ね、だから言うことを聞かないといけないのだよ』と奴隷という立場を作ってしまったら、どんなにラクだろうって。
もちろん『奴隷』の立場を選ぶのは女性だから、無理やりさせられているということではなくてね。
ただ『奴隷』という立場、『主従』という関係を作ってしまえば、那智さんが辿った道のりを一足飛びにできる可能性が増えるぞと感じたらしいのだ。
なるほど。
SM行為をするときに服従する『奴隷』という立場に身を置いていたら、普通なら躊躇することもやらないといけない気持ちになる。
もし那智さんとわたしがご主人様と奴隷だったら、初期のころに『うんこを食べなさい』と命令されていたら、ためらいながらも食べただろう。
ただ、食べて、褒められて、喜んでという流れができるから、違った展開になるかもしれないし、逆に『奴隷だから』ということが女性側の免罪符になる場合もあるよね(奴隷だから、こんなにはしたなくなってもいいだとかね^^)。
だから一概に悪いことだとは言わないけど。
男でSで、SM行為をしたいと画策していた那智青年が辿り着いた結論が
『奴隷』という概念はラクしてSMをするために男(S)が作り上げたもの
ということなのだ。
那智さんが是が非でもSM行為をしたいともがいていた昔に比べて(笑)SMがアブノーマルではなくなりつつある現在の『奴隷』や『主従』は、もっと精神面や信頼関係を重視したような使われようをしているし、わたしから見るとM女性の多くはSM行為よりも支配されることで依存先を求めているようにも感じられるので、那智さんの結論よりも複雑になっているとは思うけど。
奴隷制度とは違うここ数十年の日本における『奴隷』のはじまりは、もしかしたら、こんな男性(S)側の即物的な感情から生まれたのかもしれない。
事実はわからないけど、自分が苦悶して感じた想像だからこそ那智さんは『奴隷』という概念に懐疑的で否定的だ。
所詮男の都合で、もともと歴史上に存する『奴隷』に当てはめただけだろ?ということなのだ。
那智さんの実体験に基づく『現代日における奴隷の起源』の想像、どうでしょう?
『ご主人様と奴隷』を最初に作った人はどんな気持ちだったのかなぁ。
奴隷制度じゃない現代日本の『奴隷』の起源、ご存知の方いるかな、お聞きしてみたいものです^^
ピロートークで交わしたお話。
わたしなりに書いてみたけど、おっしゃりたいことちゃんと書けてます?那智さん^^
追記
那智さんが『ラクしてSM行為ができる』と奴隷という存在を想像したのは、SM行為をしようとしてからというような書き方をしましたが、遡ると具体的に行為をしようと思う以前から思っていたそうです。
実行より前の妄想段階ですね^^
中学生の頃とか?
こっそりエッチな雑誌を見ながら、なんでも言うことをきく女性(=奴隷)がいたらあんなこともこんなこともできるな〜と妄想していたらしいのです。
ということで、実際に行う以前の中学生?くらいの妄想段階からの長きに渡る実体験の結論なのでした^^
朝の「等式」感想です。今から35年ぐらい前の考えです、私はそこに需給関係が存在したとは思っていませんでした。需要はあっても供給があるなんて、今から考えればきっとPCVANの頃が起源なのかな~スキルがなくエロまでたどりつけなかったけれど。中学生のズリネタが存在したなんて。(笑)
今日は『那智的独り言』かも?(笑)
これから書くことは那智さんが聞かせてくれた話をわたしなりに解釈してわたしの考えを織り交ぜたものですので、ふたりの総意とご理解ください。
またふたりの拙い知識と経験から書きますので事実と異なることもあるかもしれません。
あるとき那智さんがこんなことを言い出した。
『奴隷』という概念はいつからあると思う?
歴史上の奴隷制度のことではなくて現代のSMというカテゴリに於いてのそれを聞いているのだ。
SMは遡ればきっと中世のヨーロッパあたり、春画などにもそれらしいものは見られる(と思う)ので、性的な行為や文化、思想としてのSMはずいぶん古くから存在していたと思うのだけど、『ご主人様と奴隷』という概念や関係値を文化として目にするようになったのは、実は極最近なのではないかというのだ。
たしかに谷崎潤一郎あたりもSMなどは描いているけど『ご主人様と奴隷』とは違う(よね?)。
『O嬢の物語』くらいからはそれらしいものになっているから、せいぜい数十年の歴史ということになる。
(繰り返しますが、拙い知識です^^;間違っていたらごめんなさい)
さらに、『性の奴隷』なんていうセリフはありそうだけど、いわゆる現代日本の忠誠や献身、支配や服従という言葉を連想させる『ご主人様と奴隷』や『主従関係』なんていう概念はごくごく最近、たかだか20年くらいの浅い歴史しかないのではないだろうか。
その歴史の浅い『ご主人様と奴隷』という概念を、那智さんは『男(S)が簡単にSM行為をするために都合よく作り上げたもの』なんじゃないかというのだ。
那智さんは幼いころから『好きな女の子に自分のうんこを食べさせたい』という願望があった(この願望を持っている那智さんのこと、わたし好きなの^^)
思春期になりSM行為をしたいと思いだす。
だけど、その妄想を現実のものにするには当時はとてもとてもハードルは高かった。
3、40年前、日本でSMなんていうとそんなこと変態のすることで、変質者か犯罪者扱いされかねない時代だった。
クラブやサークルなんかは存在していたと思うけど、それ以外で実現させるにはたくさんの苦労があったわけだ。
変態扱いされるような時代にいきなり恋人を縛ったら恐がられるだろうし『浣腸したい』なんて申し出たらどん引きされるはず。
もしかしたら関係が破綻してしまう可能性だってある。
だからそういう話ができる関係を構築したり、性的にそういう方向に興味を持つように仕込んでいくしかなかったのだよね。
きっと数十年前にSM行為をしようと思ったら、手間はかかるし、それはそれは大変な道のりだったはず。
すこし時代も進んで出会い系の走りツーショットダイヤルなんかで出会ったとして、性癖はわかり合っていたとしても、やはり自分のしたいことをするには相手の合意が必要だし、合意を得るためにもやはり関係構築や性的な仕込みは必要だ。
もともとそれも楽しめる人だったと思うけど、でも手間のかかる仕込みながらこんなことを考えたのだよね。
これを『君は奴隷ね、だから言うことを聞かないといけないのだよ』と奴隷という立場を作ってしまったら、どんなにラクだろうって。
もちろん『奴隷』の立場を選ぶのは女性だから、無理やりさせられているということではなくてね。
ただ『奴隷』という立場、『主従』という関係を作ってしまえば、那智さんが辿った道のりを一足飛びにできる可能性が増えるぞと感じたらしいのだ。
なるほど。
SM行為をするときに服従する『奴隷』という立場に身を置いていたら、普通なら躊躇することもやらないといけない気持ちになる。
もし那智さんとわたしがご主人様と奴隷だったら、初期のころに『うんこを食べなさい』と命令されていたら、ためらいながらも食べただろう。
ただ、食べて、褒められて、喜んでという流れができるから、違った展開になるかもしれないし、逆に『奴隷だから』ということが女性側の免罪符になる場合もあるよね(奴隷だから、こんなにはしたなくなってもいいだとかね^^)。
だから一概に悪いことだとは言わないけど。
男でSで、SM行為をしたいと画策していた那智青年が辿り着いた結論が
『奴隷』という概念はラクしてSMをするために男(S)が作り上げたもの
ということなのだ。
那智さんが是が非でもSM行為をしたいともがいていた昔に比べて(笑)SMがアブノーマルではなくなりつつある現在の『奴隷』や『主従』は、もっと精神面や信頼関係を重視したような使われようをしているし、わたしから見るとM女性の多くはSM行為よりも支配されることで依存先を求めているようにも感じられるので、那智さんの結論よりも複雑になっているとは思うけど。
奴隷制度とは違うここ数十年の日本における『奴隷』のはじまりは、もしかしたら、こんな男性(S)側の即物的な感情から生まれたのかもしれない。
事実はわからないけど、自分が苦悶して感じた想像だからこそ那智さんは『奴隷』という概念に懐疑的で否定的だ。
所詮男の都合で、もともと歴史上に存する『奴隷』に当てはめただけだろ?ということなのだ。
那智さんの実体験に基づく『現代日における奴隷の起源』の想像、どうでしょう?
『ご主人様と奴隷』を最初に作った人はどんな気持ちだったのかなぁ。
奴隷制度じゃない現代日本の『奴隷』の起源、ご存知の方いるかな、お聞きしてみたいものです^^
ピロートークで交わしたお話。
わたしなりに書いてみたけど、おっしゃりたいことちゃんと書けてます?那智さん^^
追記
那智さんが『ラクしてSM行為ができる』と奴隷という存在を想像したのは、SM行為をしようとしてからというような書き方をしましたが、遡ると具体的に行為をしようと思う以前から思っていたそうです。
実行より前の妄想段階ですね^^
中学生の頃とか?
こっそりエッチな雑誌を見ながら、なんでも言うことをきく女性(=奴隷)がいたらあんなこともこんなこともできるな〜と妄想していたらしいのです。
ということで、実際に行う以前の中学生?くらいの妄想段階からの長きに渡る実体験の結論なのでした^^
朝の「等式」感想です。今から35年ぐらい前の考えです、私はそこに需給関係が存在したとは思っていませんでした。需要はあっても供給があるなんて、今から考えればきっとPCVANの頃が起源なのかな~スキルがなくエロまでたどりつけなかったけれど。中学生のズリネタが存在したなんて。(笑)
- 関連記事
-
- タイミング(Twitterより追記あり) 2013/02/23
- 「奴隷願望」の矛盾(08/02/06) 2008/06/27
- 心の基礎体力 2009/01/22
COMMENT
『奴隷』という概念はラクしてSMをするために男(S)が作り上げたもの
そのとおりかもしれないですね。
御主人様と私は
お友達関係から一気に主従関係にジャンプしました。
恋人という時代はゼロでした。
それでも良いと思えたのは
それでも良いからなんだと思います。
この場合の良いというのは
御主人様がいいなら良いの、という殊勝な気持ちもありますが
奴隷にとっても
都合がいいとか気持ちがいいとかも含めて、です。
ラクするために男が造った道なら
女も同じように、走りやすいはずなんだろうと、思いますです。
突然ですが
FC2にお引っ越ししました。
http://doreimyu.blog.fc2.com/
そのとおりかもしれないですね。
御主人様と私は
お友達関係から一気に主従関係にジャンプしました。
恋人という時代はゼロでした。
それでも良いと思えたのは
それでも良いからなんだと思います。
この場合の良いというのは
御主人様がいいなら良いの、という殊勝な気持ちもありますが
奴隷にとっても
都合がいいとか気持ちがいいとかも含めて、です。
ラクするために男が造った道なら
女も同じように、走りやすいはずなんだろうと、思いますです。
突然ですが
FC2にお引っ越ししました。
http://doreimyu.blog.fc2.com/
みゅーさん
ある程度長い時間関係が継続しているということは需要と供給が一致しているからだと思います。
大事なことはその一致だと思うので、そこに至る道がどこを通ろうがまーったく問題ないと思いますよ^^
ラクしてうんぬんは那智少年の妄想からの説だけど、みゅーさんのおっしゃることもよくわかるし、わたしは、そのご意見、好き^^
男のために作られたものに乗っかるならば、それが女のためでもあったほうが健全だよね。
それも需要と供給の一致。
おそらくみゅーさんと御主人様はそのこともわかってらっしゃるのではないかと思うので、わたしは拝見していて苦しくならないでいられるのだと思います^^
おお、お引っ越しされたのですね、fc2にようこそです♪
ある程度長い時間関係が継続しているということは需要と供給が一致しているからだと思います。
大事なことはその一致だと思うので、そこに至る道がどこを通ろうがまーったく問題ないと思いますよ^^
ラクしてうんぬんは那智少年の妄想からの説だけど、みゅーさんのおっしゃることもよくわかるし、わたしは、そのご意見、好き^^
男のために作られたものに乗っかるならば、それが女のためでもあったほうが健全だよね。
それも需要と供給の一致。
おそらくみゅーさんと御主人様はそのこともわかってらっしゃるのではないかと思うので、わたしは拝見していて苦しくならないでいられるのだと思います^^
おお、お引っ越しされたのですね、fc2にようこそです♪