『絶対服従』のまやかしと『尊重』という逃げ
りん子的独り言(生意気)
『りん子的独り言』はSMや主従関係について書きますが、それで満たされている人に向けているものではありません。
その方たちには祝福の気持ちです。
もし苦しいならばヒントにしていただきたいと思って書いています。
スタンスはこちらに書いてあります^^→『りん子的独り言って』
えっと、今日は一部暴論を書くけれど、ご了承くださいませ。
『絶対服従』『奴隷に「no」はない』そんな言葉を目にする。
互いの性的嗜好の一致でそのような関係を築いている方は願いが叶ってよかったねと思うのだけど、中にはどう読んでも奴隷さんは望んでいないようなことを、捨てられたくないがために受け入れているように見える場合がある。
貸し出しなどという言葉で他の男性に抱かせたり、調教と称して他の女性を用意させたり、取りたくもない露出写真を撮らせたり、善し悪しは個々で別れるでしょうけど金銭的なことまで『服従』の奴隷さんを見たりもする。
わたしのような『依存と奴隷願望を混同』していたり恋愛感情故に、したくないことを受け入れる行為は深い傷となって女性を苦しめるはずだ。
このようなことだけでも見ていて憤りを感じるのだけど、さらに驚いてしまったことがあった。
ずいぶん前になるけれど、同じような状況の奴隷さんを立て続けに目にしたのだ。
そこに書かれていることだけでお話しさせていただきます。
奴隷さんに刺青だったか焼き印だったか『印』を残すという話だった。
しかもご主人様の名前とか性器の形とか、とにかく一般社会で生きていくには困難が伴うようなものだった。
それをご主人様から提案されて悩んでいる様子だった。
大好きなご主人様の名前、わたしだって那智さんの名前をどこかに彫れたらと憧れるものだ。
ご主人様に喜んでももらいたい。
これを入れたら永遠が手に入るような想像もしているかもしれない。
でも、それを入れることには大きなハードルがある。
家族や友人、社会とのコミュニケーションを大幅に狭めないといけない可能性があるもの。
(それでも、そのような『印』を残されている方には、それが幸福に繋がりますようにと願います)
『はい』と従いたい、でも、即答できない。
『絶対服従』『noはない』奴隷さんは、首を横に振ることは失格の烙印を押されるような恐怖に繋がるのではないか。
即答できず悩むこと自体、己を責めるような気持ちになるはずだ。
そりゃあ、奴隷さんも悩むよね。
そして、その思い悩む奴隷さんにご主人様が発した言葉を見て、わたしは驚いたのだ。
お前の気持ちを尊重したいから、2、3日考えろ。その後答えを聞く。
というような内容だった。
(いつものりん子的独り言なら『女性を尊重しないセックスは傷つく』わけだから、この言葉はOKなはず?)
でも、わたしは驚いた。
で、ここからが暴論です。
『絶対服従』と散々男に抱かせてお金を搾取しておいて、消えない痕に残るようなことになったら『尊重』だって!?
最後の最後、重大な責任を負わないといけないことになって『尊重』を持ち出して、奴隷さん本人に決めさせるなんて、『尊重』という名の『責任放棄』じゃないだろうか。
わたしの指には刺青がある。
小さなホクロのような黒い点。
彫り師さんのところで3000円だっかた、4000円だったか(笑)
これは入れる2、3日前に那智さんに告げられたんだ。
「今度の休みに印を入れよう」って。
「数日間カサブタになるから、万が一その言い訳だけを考えておくように」とだけ言われた。
ファンタジー程度で話題になってはいたけれど、この話しをされたときにはすでに決定事項になっていた。
それは那智さんの責任において、りん子に負担をかけず危険に晒さないと判断できるものだったからだ。
ずっと『印』を入れたいと思っていたけど、負担も危険も回避できる場所や形をあれこれ考えてくれていたそうだ。
そこで『薬指にホクロのように入れれば』という発想に至ったのだ。
店を探し彫り師さんと相談し予約までした段階で初めてわたしに教えたのだ。
那智さんは重大な責任を負うようなことでわたしを悩ませたりしない。
自分の責任の負える範囲で判断して決定する。
わたしはそれを信じているので、ただそれに従うだけだった。
SM行為は徐々にエスカレートしていくものだ。
特に目に見える行為(露出や痕に残るもの)は、すごいことをしているほうがエライという印象も受けなくもない。
だけど最終的に立場の弱い者に責任を負わせるような行為がどんなにすごかったとしても、ぜんぜんエラくないと思う。
ときには抑えることも必要だ。
SMの世界からしたら『小さなホクロ』の刺青はぜんぜんすごくないだろう(しかも那智さんまで入れているし^^;)
そもそも、わたしたちは主従でもないし主と奴隷でもないから、異端の考え方かもしれない。
だけど『絶対服従』というからには『尊重』して決定権を奴隷さんに譲らないで、泣いても喚いても有無言わさず連れて行きなさいよと思う。(ああ、暴論ですよ^^;)
それが怖くてできないなら『絶対服従』なんて言わないほうがいい。
もしくは性的な場面だけ『絶対服従』ね^^と最初からコンセンサスを取るべきだ。
絶対服従なんでしょ?
人格無視なんだよね?
所有者なんて名乗るなら、全部自分で決めて全部自分で責任を取りましょうよ。
飼い主が犬に『去勢手術するか考えて』と決断させるか?
奴隷を所有しているなんてかっこいいこというならさ、全責任を負う覚悟をしましょうよ。
都合が悪くなると『尊重』を持ち出す、その途端に『絶対服従』が色褪せることがわからないのだろうか。
どれだけすごいことをしても最終決断を奴隷さんにさせる男より。
些細な行為でも、責任を負い守ってくれる男のほうがかっこいい。
普段はちゃんと尊重してくれて、重大な場面で責任を持って服従させる覚悟のある人について行きたいと思うのはわたしだけだろうか。
『絶対服従』『所有する』『noはない』
わたしのように依存していたい女はこんな言葉に目がくらむ。
不安定な足元をしっかり支えてくれるような気持ちになるからだ。
だけど言葉に囚われず、その人の本質を見るようにしたいものだ。
自分の責任において時には抑える判断ができる男性のほうが断然いい。
<関連エントリー>
今日はいっぱいだ〜。
薬指に刺青を入れたときのこと
『消えない印』と『刺青』
消えない印をつけることについて
『薬指に刺青』
『想像力』
奴隷願望と依存は違うよ思うよ〜
『「奴隷願望」の矛盾』
マゾと奴隷も違うと思う〜
『否応なくマゾ』
で、こんなふうに分けてみました^^
『徒然に「M女の快感」』
『りん子的独り言』はSMや主従関係について書きますが、それで満たされている人に向けているものではありません。
その方たちには祝福の気持ちです。
もし苦しいならばヒントにしていただきたいと思って書いています。
スタンスはこちらに書いてあります^^→『りん子的独り言って』
えっと、今日は一部暴論を書くけれど、ご了承くださいませ。
『絶対服従』『奴隷に「no」はない』そんな言葉を目にする。
互いの性的嗜好の一致でそのような関係を築いている方は願いが叶ってよかったねと思うのだけど、中にはどう読んでも奴隷さんは望んでいないようなことを、捨てられたくないがために受け入れているように見える場合がある。
貸し出しなどという言葉で他の男性に抱かせたり、調教と称して他の女性を用意させたり、取りたくもない露出写真を撮らせたり、善し悪しは個々で別れるでしょうけど金銭的なことまで『服従』の奴隷さんを見たりもする。
わたしのような『依存と奴隷願望を混同』していたり恋愛感情故に、したくないことを受け入れる行為は深い傷となって女性を苦しめるはずだ。
このようなことだけでも見ていて憤りを感じるのだけど、さらに驚いてしまったことがあった。
ずいぶん前になるけれど、同じような状況の奴隷さんを立て続けに目にしたのだ。
そこに書かれていることだけでお話しさせていただきます。
奴隷さんに刺青だったか焼き印だったか『印』を残すという話だった。
しかもご主人様の名前とか性器の形とか、とにかく一般社会で生きていくには困難が伴うようなものだった。
それをご主人様から提案されて悩んでいる様子だった。
大好きなご主人様の名前、わたしだって那智さんの名前をどこかに彫れたらと憧れるものだ。
ご主人様に喜んでももらいたい。
これを入れたら永遠が手に入るような想像もしているかもしれない。
でも、それを入れることには大きなハードルがある。
家族や友人、社会とのコミュニケーションを大幅に狭めないといけない可能性があるもの。
(それでも、そのような『印』を残されている方には、それが幸福に繋がりますようにと願います)
『はい』と従いたい、でも、即答できない。
『絶対服従』『noはない』奴隷さんは、首を横に振ることは失格の烙印を押されるような恐怖に繋がるのではないか。
即答できず悩むこと自体、己を責めるような気持ちになるはずだ。
そりゃあ、奴隷さんも悩むよね。
そして、その思い悩む奴隷さんにご主人様が発した言葉を見て、わたしは驚いたのだ。
お前の気持ちを尊重したいから、2、3日考えろ。その後答えを聞く。
というような内容だった。
(いつものりん子的独り言なら『女性を尊重しないセックスは傷つく』わけだから、この言葉はOKなはず?)
でも、わたしは驚いた。
で、ここからが暴論です。
『絶対服従』と散々男に抱かせてお金を搾取しておいて、消えない痕に残るようなことになったら『尊重』だって!?
最後の最後、重大な責任を負わないといけないことになって『尊重』を持ち出して、奴隷さん本人に決めさせるなんて、『尊重』という名の『責任放棄』じゃないだろうか。
わたしの指には刺青がある。
小さなホクロのような黒い点。
彫り師さんのところで3000円だっかた、4000円だったか(笑)
これは入れる2、3日前に那智さんに告げられたんだ。
「今度の休みに印を入れよう」って。
「数日間カサブタになるから、万が一その言い訳だけを考えておくように」とだけ言われた。
ファンタジー程度で話題になってはいたけれど、この話しをされたときにはすでに決定事項になっていた。
それは那智さんの責任において、りん子に負担をかけず危険に晒さないと判断できるものだったからだ。
ずっと『印』を入れたいと思っていたけど、負担も危険も回避できる場所や形をあれこれ考えてくれていたそうだ。
そこで『薬指にホクロのように入れれば』という発想に至ったのだ。
店を探し彫り師さんと相談し予約までした段階で初めてわたしに教えたのだ。
那智さんは重大な責任を負うようなことでわたしを悩ませたりしない。
自分の責任の負える範囲で判断して決定する。
わたしはそれを信じているので、ただそれに従うだけだった。
SM行為は徐々にエスカレートしていくものだ。
特に目に見える行為(露出や痕に残るもの)は、すごいことをしているほうがエライという印象も受けなくもない。
だけど最終的に立場の弱い者に責任を負わせるような行為がどんなにすごかったとしても、ぜんぜんエラくないと思う。
ときには抑えることも必要だ。
SMの世界からしたら『小さなホクロ』の刺青はぜんぜんすごくないだろう(しかも那智さんまで入れているし^^;)
そもそも、わたしたちは主従でもないし主と奴隷でもないから、異端の考え方かもしれない。
だけど『絶対服従』というからには『尊重』して決定権を奴隷さんに譲らないで、泣いても喚いても有無言わさず連れて行きなさいよと思う。(ああ、暴論ですよ^^;)
それが怖くてできないなら『絶対服従』なんて言わないほうがいい。
もしくは性的な場面だけ『絶対服従』ね^^と最初からコンセンサスを取るべきだ。
絶対服従なんでしょ?
人格無視なんだよね?
所有者なんて名乗るなら、全部自分で決めて全部自分で責任を取りましょうよ。
飼い主が犬に『去勢手術するか考えて』と決断させるか?
奴隷を所有しているなんてかっこいいこというならさ、全責任を負う覚悟をしましょうよ。
都合が悪くなると『尊重』を持ち出す、その途端に『絶対服従』が色褪せることがわからないのだろうか。
どれだけすごいことをしても最終決断を奴隷さんにさせる男より。
些細な行為でも、責任を負い守ってくれる男のほうがかっこいい。
普段はちゃんと尊重してくれて、重大な場面で責任を持って服従させる覚悟のある人について行きたいと思うのはわたしだけだろうか。
『絶対服従』『所有する』『noはない』
わたしのように依存していたい女はこんな言葉に目がくらむ。
不安定な足元をしっかり支えてくれるような気持ちになるからだ。
だけど言葉に囚われず、その人の本質を見るようにしたいものだ。
自分の責任において時には抑える判断ができる男性のほうが断然いい。
<関連エントリー>
今日はいっぱいだ〜。
薬指に刺青を入れたときのこと
『消えない印』と『刺青』
消えない印をつけることについて
『薬指に刺青』
『想像力』
奴隷願望と依存は違うよ思うよ〜
『「奴隷願望」の矛盾』
マゾと奴隷も違うと思う〜
『否応なくマゾ』
で、こんなふうに分けてみました^^
『徒然に「M女の快感」』
- 関連記事
-
- 私的一般論『セックスレス(男性バージョン)』 2012/04/07
- 徒然に『イク』こと 2010/09/13
- SMのスイッチ 2013/04/02