首輪と情事のあと1
非日常的な日常
ひさしぶりの首輪。
愛用しているピンクが見当たらないらしく、一緒に購入した水色。
馴染んでいたしお気に入りのピンクじゃなかったから一瞬しゅんとしてしまいそうだったけど、一緒に購入したことを那智さんが思い出させてくれて、やっぱりうれしい気持ちになる。
でも、リードも見当たらなかったそうなので、別のもの。
それは残念だった。
ピンクと赤のキレイな色のリードをわたしはとても気に入っていたからだ。
ああ、那智さん、あのリードがすきなのに~
そうだね~
ぶんぶんと首を振る。
ピンクと赤のキャンディみたいなリードはわたしの心を甘いものにしてくれていた。
それがない分、那智さんに甘える。
ほとんど使ったことのない拘束具で足を括る(でも、これ拘束されないので、おそらく装飾 笑)
短い縄で手首をまとめる。
今日はどうするんだろう。
しばらく痛いことをしていなかったから、もし鞭になったら怖いな。
大きく不安。
されるがままで横たわる。
そのわたしの横に那智さんが肘をついて添い寝してくれる。
クンクンとリードを引っぱって静かな空気。
手にしていたリードを後ろに回しクッと引かれた。
苦しい。
ほんのわずかに苦しいと感じた。
その瞬間。
カクンと腰が揺れ、勝手に体が快感の反応をした。
それに引っぱられるように心と体で快感を感じはじめた。
けして強く引いていない、わずかに『苦しい』と感じただけだ。
いままで手でそのようなプレイをしたことはあった、もしかしたら、そのときのほうが強くしていたかもしれない。
でも、こんな感じにはならなかった。
『脳を変える』のときと同じ現象が『苦しい』でも起こった、しかも、たいした苦痛でもないのに。
快感を察知する前に、体が快感の反応を示す。
条件反射のように体が勝手に反応して驚くけれど、そこから深く思考するのを簡単に手放してしまうくらい静かに、でも、急激に全身に快感が充満する。
はあはあと静かに喘ぎ、腰を揺らす。
那智さんがキスをしてくれる。
気持ちがいい。
たいして強い力ではなく硬い皮の首輪は隙間だらけで、そうかキスもできるし息もできるんだと、上の空で思う。
那智さんの引く力に抵抗するように唇を合わせる。
後ろに引かれているから緩めようと思えば簡単にできる。
わたしの意思で首を後ろに引けばいい。
でも、キスしたくて、苦しい状況が気持ちよくて、しない。
腰は揺れ続ける。
いわゆる『落ちる』ような激しいものではない。
緩やかに緩やかに恍惚としてくる。
いつもの快感で朦朧とするのとさほど変わらないくらいだ。
どれくらいキスをしいただろう。
那智さんの引く力に負けないように首輪に体重をかける自分がおかしい。
苦しいのに、苦しいのが終わってほしくない。
自分で苦しくしている。
緩やかな恍惚が激しい快感を抱えているような感じ。
うーうーと小さく呻いて激しく腰を振る。
心と体の両方に静と動の矛盾を抱えているようななんともいえない感覚。
那智さんが乳首を弄ぶ。
それが静も動に変わる合図。
全部が繋がる感じ。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい!!
恍惚は激しい快感になる。
逡巡する余裕もないまま、衝動的におちんぽさまに手が伸びる。
ほしいほしいと貪る。
ふと、確認しなければと理性が思い「触ってもいいですか?」と聞く(触りながら^^;)
乳首を強く潰されているはずだ。
痛いと言っていると思う。
自分自身を触りたいのを我慢していると告げたわたしに「触りな」と促してくれて、拘束された不自由な手で触る。
なかなかイカせてくれなくて半べそで地団駄を踏んだ。
うーうーと呻くわたしは那智さんの目にどのように映っているのだろうか。
かわいいと思ってもらえるといいなと思うけど、でも、もう、なんでも、どうでもよくなる。
どうでもよくなれることが、うれしい。
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脳を変える1 2 3 4
首輪
ひさしぶりの首輪。
愛用しているピンクが見当たらないらしく、一緒に購入した水色。
馴染んでいたしお気に入りのピンクじゃなかったから一瞬しゅんとしてしまいそうだったけど、一緒に購入したことを那智さんが思い出させてくれて、やっぱりうれしい気持ちになる。
でも、リードも見当たらなかったそうなので、別のもの。
それは残念だった。
ピンクと赤のキレイな色のリードをわたしはとても気に入っていたからだ。
ああ、那智さん、あのリードがすきなのに~
そうだね~
ぶんぶんと首を振る。
ピンクと赤のキャンディみたいなリードはわたしの心を甘いものにしてくれていた。
それがない分、那智さんに甘える。
ほとんど使ったことのない拘束具で足を括る(でも、これ拘束されないので、おそらく装飾 笑)
短い縄で手首をまとめる。
今日はどうするんだろう。
しばらく痛いことをしていなかったから、もし鞭になったら怖いな。
大きく不安。
されるがままで横たわる。
そのわたしの横に那智さんが肘をついて添い寝してくれる。
クンクンとリードを引っぱって静かな空気。
手にしていたリードを後ろに回しクッと引かれた。
苦しい。
ほんのわずかに苦しいと感じた。
その瞬間。
カクンと腰が揺れ、勝手に体が快感の反応をした。
それに引っぱられるように心と体で快感を感じはじめた。
けして強く引いていない、わずかに『苦しい』と感じただけだ。
いままで手でそのようなプレイをしたことはあった、もしかしたら、そのときのほうが強くしていたかもしれない。
でも、こんな感じにはならなかった。
『脳を変える』のときと同じ現象が『苦しい』でも起こった、しかも、たいした苦痛でもないのに。
快感を察知する前に、体が快感の反応を示す。
条件反射のように体が勝手に反応して驚くけれど、そこから深く思考するのを簡単に手放してしまうくらい静かに、でも、急激に全身に快感が充満する。
はあはあと静かに喘ぎ、腰を揺らす。
那智さんがキスをしてくれる。
気持ちがいい。
たいして強い力ではなく硬い皮の首輪は隙間だらけで、そうかキスもできるし息もできるんだと、上の空で思う。
那智さんの引く力に抵抗するように唇を合わせる。
後ろに引かれているから緩めようと思えば簡単にできる。
わたしの意思で首を後ろに引けばいい。
でも、キスしたくて、苦しい状況が気持ちよくて、しない。
腰は揺れ続ける。
いわゆる『落ちる』ような激しいものではない。
緩やかに緩やかに恍惚としてくる。
いつもの快感で朦朧とするのとさほど変わらないくらいだ。
どれくらいキスをしいただろう。
那智さんの引く力に負けないように首輪に体重をかける自分がおかしい。
苦しいのに、苦しいのが終わってほしくない。
自分で苦しくしている。
緩やかな恍惚が激しい快感を抱えているような感じ。
うーうーと小さく呻いて激しく腰を振る。
心と体の両方に静と動の矛盾を抱えているようななんともいえない感覚。
那智さんが乳首を弄ぶ。
それが静も動に変わる合図。
全部が繋がる感じ。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい!!
恍惚は激しい快感になる。
逡巡する余裕もないまま、衝動的におちんぽさまに手が伸びる。
ほしいほしいと貪る。
ふと、確認しなければと理性が思い「触ってもいいですか?」と聞く(触りながら^^;)
乳首を強く潰されているはずだ。
痛いと言っていると思う。
自分自身を触りたいのを我慢していると告げたわたしに「触りな」と促してくれて、拘束された不自由な手で触る。
なかなかイカせてくれなくて半べそで地団駄を踏んだ。
うーうーと呻くわたしは那智さんの目にどのように映っているのだろうか。
かわいいと思ってもらえるといいなと思うけど、でも、もう、なんでも、どうでもよくなる。
どうでもよくなれることが、うれしい。
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