ハプバーのあと
非日常的な日常
最後はセクシービームで!!って、今週はなぜ闘ってる?
ハプバーの帰り、もう終電間近の繁華街。(「ハプバーの正しい使い方1、2、3」の後のこと)
ホームに滑り込んできた電車に乗る。
最初は座れなかったけど、一駅ごとに乗客が減っていく。
しばらくしたら、座れた。
電車ってね、ひとつの車両に真ん中に長い座席があって、連結部分に近いところに短めの座席がありますよね。
那智さんとわたしはその短い座席に座った。
正面は誰もいない。
斜め向かいの長い座席にもいない。
ドアを挟んだ右隣の長い座席に女性が一人。
那智さんが、わたしの太腿に手を置いた。
手をワンピースに入れる。
わたしは少し那智さんのほうに体を向けて、女性には背中を見せるようにする。
これなら多分怪しい気配は消せる。
太腿を撫で、下着に手が届く。
うつむいているけど、わたし、足を少し広げて喜んでる。
恥ずかしいけど、怖いけど、お外が嬉しい。
これなら、女性からわからないから、不安を感じながらも安心する。
駅に着いた。
視界に女性が降りていったのが映った。
ああ、よかった、これで、この車両には、ずっと向こうに一人いるだけだ。
不安が少し減る。
那智さんにお外でかわいがってもらうことに、もうちょっとだけ没頭できる。
と思っていたら、さっきの女性がまた入ってきた。
どうやら、降りる駅を間違えたみたい。
だめ、入ってきちゃ!!
ああ、でも、心の片隅で、ほんの少し、この状況を歓迎してるわたしがいる。
いや、この1/100の変態りん子。
でも、すぐにそれは歓迎ではなくなってしまった。
その女性が今度は向かい側の長い座席に腰掛けたのだ。
さっきは並びだったから、背中を向ければごまかせたけど、斜め前だとごまかすのが難しくなる。
那智さんは「いいね〜」と言いながら、さっきよりも強引にわたしを弄びはじめた。
足を広げられているから体全部を那智さんに向けることができない。
辛うじて上半身を那智さんに向けて、うつむく。
それでも、足も大きく広げてるわけではないので、見えてはいないだろう。
でも、絶対「変」なことをしてることはわかってしまう。
恥ずかしさと申し訳なさでいっぱい、下を向いて小さく首を振ることしかできない。
「あ、気付いてるね、『気付いてない』のを装って意識して正面を向いてるよ」
女性の様子を小声でわたしに伝える。
声の小ささとは反比例するように、指はもっともっと強引になる。
もう、はっきりわかるくらい腕が前後に動いてる。
ごめんなさい、ごめんなさい、変なものを見せてしまって、気遣わせてしまってごめんなさい。
電車の揺れ。
車内アナウンス。
女性の気配。
どれも全部はっきりとわかる。
顔を上げる。
那智さんの目を見る。
窓の外、まっくらな景色が流れているのがわかる。
ああ、ここは、電車の中だ。
怖い、怖い、でも、嬉しい、たまらなく感じる。
物凄く冷めたわたしと、物凄く昂奮してるわたしが混在している。
氷の塊に焼けた鉄を押し当ててるよう。
熱くて冷たい。
特別な化学反応が起きたみたいだ。
電車の音を聞きながら、溶けきれない氷を残して、それでもわたしはこの快感を一粒たりとも零すまいと情けないくらい必死で貪る。
いきそうだ。
電車の中で、人に気付かれながら。
電車がわたしたちの降りる駅に到着した。
降りたくない。
このまま快感を貪っていたい。
恥も外聞も捨てて、このままいかせてくださいと、いまのわたしなら言ってしまいそうだ。
名残惜しむようにもたもたと降りる。
もう、わたし、いや、那智さんがどこかの物陰にわたしを連れてってくれることを望んでしまってる。
いつから、わたしは那智さんのくれる快感をこんなにも欲してしまうようになったの。
「どこかでいかせてください」とお願いしてしまいそうだ。
スタスタとエスカレーターに向かう。
終電だったようで、もう、誰もいない。
長いエスカレーター。
前に乗った那智さんが当然のように手を入れる。
もうワンピースはめくれて、下着があらわになってる。
もう、抵抗するふりさえできない。
嬉しくて嬉しくて、たまらない。
左側がガラスになっている。
別の電車のホームが見える。
人がいる。
あの人たちから、わたしは見えるかしら。
遠いから何をしてるかはわからないだろう。
でも、その人たちを見ながら、こうしてもらっていることが、気持ち良い。
一番感じるように体を傾けて、さっき味わえなかったものを手に入れるのだ。
終電だから、上ってくる人はいないはず。
でも、もしいま誰か上ってきても、わたしは「やめない」ほうを取ってしまいそうだ。
熱さが増していき、最後には那智さんと二人っきりでいるときの「手放し」に近い状態になる。
でも、これって、特別なの。
この冷えた部分を残しながらの、熱さの浸食。
数十分前。
ハプバーで男性たちに囲まれていた。(洋服も着ていたし、男性客のマナーもしっかりしてるから、直接体に触れることもないから、ある意味『おとなしい』かもしれないですけど)
なんていうのかな、認識された場所での「晒される」ことは、ぬるいのだ。
それが悪いというのではなくて、安心して温かい湯に浸かるような気持ち良さはある(ハプバーですけどね!!)
認識されて、歓迎された中での行為(那智さんのもの扱い)は安心するし、それがわたしの「憧れ」だと、思ってる。(「予定外不調和」とかで書いてます)
でも、こういうときに感じる「ヒリヒリ」した快感は、わたしに「深層の変態」を認識させる。
那智さんに髪を鷲掴みにされて、ほら見ろ!!これがいいんだろ!?って突きつけられているようだ。
そうです、いいのです。
安心とか憧れとかそんなものじゃない、快感があるんです。
だから、怖い、怖いしいつも見せつけられて驚愕するくせに、これがいいと思ってしまうのです。
那智さんが、鷲掴みにしてくれる、これがいいのです。
最後はセクシービームで!!って、今週はなぜ闘ってる?
ハプバーの帰り、もう終電間近の繁華街。(「ハプバーの正しい使い方1、2、3」の後のこと)
ホームに滑り込んできた電車に乗る。
最初は座れなかったけど、一駅ごとに乗客が減っていく。
しばらくしたら、座れた。
電車ってね、ひとつの車両に真ん中に長い座席があって、連結部分に近いところに短めの座席がありますよね。
那智さんとわたしはその短い座席に座った。
正面は誰もいない。
斜め向かいの長い座席にもいない。
ドアを挟んだ右隣の長い座席に女性が一人。
那智さんが、わたしの太腿に手を置いた。
手をワンピースに入れる。
わたしは少し那智さんのほうに体を向けて、女性には背中を見せるようにする。
これなら多分怪しい気配は消せる。
太腿を撫で、下着に手が届く。
うつむいているけど、わたし、足を少し広げて喜んでる。
恥ずかしいけど、怖いけど、お外が嬉しい。
これなら、女性からわからないから、不安を感じながらも安心する。
駅に着いた。
視界に女性が降りていったのが映った。
ああ、よかった、これで、この車両には、ずっと向こうに一人いるだけだ。
不安が少し減る。
那智さんにお外でかわいがってもらうことに、もうちょっとだけ没頭できる。
と思っていたら、さっきの女性がまた入ってきた。
どうやら、降りる駅を間違えたみたい。
だめ、入ってきちゃ!!
ああ、でも、心の片隅で、ほんの少し、この状況を歓迎してるわたしがいる。
いや、この1/100の変態りん子。
でも、すぐにそれは歓迎ではなくなってしまった。
その女性が今度は向かい側の長い座席に腰掛けたのだ。
さっきは並びだったから、背中を向ければごまかせたけど、斜め前だとごまかすのが難しくなる。
那智さんは「いいね〜」と言いながら、さっきよりも強引にわたしを弄びはじめた。
足を広げられているから体全部を那智さんに向けることができない。
辛うじて上半身を那智さんに向けて、うつむく。
それでも、足も大きく広げてるわけではないので、見えてはいないだろう。
でも、絶対「変」なことをしてることはわかってしまう。
恥ずかしさと申し訳なさでいっぱい、下を向いて小さく首を振ることしかできない。
「あ、気付いてるね、『気付いてない』のを装って意識して正面を向いてるよ」
女性の様子を小声でわたしに伝える。
声の小ささとは反比例するように、指はもっともっと強引になる。
もう、はっきりわかるくらい腕が前後に動いてる。
ごめんなさい、ごめんなさい、変なものを見せてしまって、気遣わせてしまってごめんなさい。
電車の揺れ。
車内アナウンス。
女性の気配。
どれも全部はっきりとわかる。
顔を上げる。
那智さんの目を見る。
窓の外、まっくらな景色が流れているのがわかる。
ああ、ここは、電車の中だ。
怖い、怖い、でも、嬉しい、たまらなく感じる。
物凄く冷めたわたしと、物凄く昂奮してるわたしが混在している。
氷の塊に焼けた鉄を押し当ててるよう。
熱くて冷たい。
特別な化学反応が起きたみたいだ。
電車の音を聞きながら、溶けきれない氷を残して、それでもわたしはこの快感を一粒たりとも零すまいと情けないくらい必死で貪る。
いきそうだ。
電車の中で、人に気付かれながら。
電車がわたしたちの降りる駅に到着した。
降りたくない。
このまま快感を貪っていたい。
恥も外聞も捨てて、このままいかせてくださいと、いまのわたしなら言ってしまいそうだ。
名残惜しむようにもたもたと降りる。
もう、わたし、いや、那智さんがどこかの物陰にわたしを連れてってくれることを望んでしまってる。
いつから、わたしは那智さんのくれる快感をこんなにも欲してしまうようになったの。
「どこかでいかせてください」とお願いしてしまいそうだ。
スタスタとエスカレーターに向かう。
終電だったようで、もう、誰もいない。
長いエスカレーター。
前に乗った那智さんが当然のように手を入れる。
もうワンピースはめくれて、下着があらわになってる。
もう、抵抗するふりさえできない。
嬉しくて嬉しくて、たまらない。
左側がガラスになっている。
別の電車のホームが見える。
人がいる。
あの人たちから、わたしは見えるかしら。
遠いから何をしてるかはわからないだろう。
でも、その人たちを見ながら、こうしてもらっていることが、気持ち良い。
一番感じるように体を傾けて、さっき味わえなかったものを手に入れるのだ。
終電だから、上ってくる人はいないはず。
でも、もしいま誰か上ってきても、わたしは「やめない」ほうを取ってしまいそうだ。
熱さが増していき、最後には那智さんと二人っきりでいるときの「手放し」に近い状態になる。
でも、これって、特別なの。
この冷えた部分を残しながらの、熱さの浸食。
数十分前。
ハプバーで男性たちに囲まれていた。(洋服も着ていたし、男性客のマナーもしっかりしてるから、直接体に触れることもないから、ある意味『おとなしい』かもしれないですけど)
なんていうのかな、認識された場所での「晒される」ことは、ぬるいのだ。
それが悪いというのではなくて、安心して温かい湯に浸かるような気持ち良さはある(ハプバーですけどね!!)
認識されて、歓迎された中での行為(那智さんのもの扱い)は安心するし、それがわたしの「憧れ」だと、思ってる。(「予定外不調和」とかで書いてます)
でも、こういうときに感じる「ヒリヒリ」した快感は、わたしに「深層の変態」を認識させる。
那智さんに髪を鷲掴みにされて、ほら見ろ!!これがいいんだろ!?って突きつけられているようだ。
そうです、いいのです。
安心とか憧れとかそんなものじゃない、快感があるんです。
だから、怖い、怖いしいつも見せつけられて驚愕するくせに、これがいいと思ってしまうのです。
那智さんが、鷲掴みにしてくれる、これがいいのです。
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