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非日常的な日常
全身ぐるぐる巻きでも手首だけでも、縛られることは大好き。
「どうぞ」と私を差し出しているみたいで好き。
特に麻縄のチクチクキシキシする感触は、それでけで嬉しくなる。
今日は両方の手首を体の前でひとつに拘束した。
私だけ全裸で、那智さんはスーツを着ている。
麻縄を引いて、那智さんの行くほうについて部屋の中を移動する、ついていく感じが、また嬉しい。
ベッドの横に膝立ちで体を投げ出すように座らされ、束ねられて両手を伸ばすようにして反対側のベッドサイドにある飾り柱に麻縄を結わく。
縄がピンと張って私は少し不自由になる。
最近ちょっと弱気になっているから、鞭が怖いなと不安な気持ちでベッドに体を預けている。
いつものバラ鞭が空を切り、勢いよくお尻を打つ。
うわ、やっぱり痛い。
間髪入れずに背中、お尻、太腿と強い力で打つ。
ビリビリと皮膚が痺れて、無数の針で刺されたような痛さだ。
今日は、はじめから力を入れて叩いているみたい。
しかも、連続して打っているから、さらに痛みが増すようだ。
ひとつの痛みに耐える間もなく、次の一撃。
痛みに耐えやり過ごすことに神経を集中させることができないうちに、もう一発。
「わあああ」と声を上げ終わる前に、また同じような叫び声を上げぜるを得ない状態。
倍増する痛みに、早い段階で耐えられなくなってしまった。
「痛いです!!!」
くるりと振り返り、大きな声で訴える。
「痛すぎます?」セーフティワードを確認するけど、私は首を横に振る。
まだ、大丈夫だ。
「でも、痛いの!!」もう一度叫ぶと同時に涙が溢れてくる。
私はこの時を待っていたのかもしれない。
痛くて叫んで泣く、ガス抜きのように涙を流して、また背中を差し出す。
中断したら、もっと酷くなることは推して知るべし。
でも、冷静ではない状況ではそれが判断できず、再開した後の一撃の強さで中断させてしまったことを後悔するのだ。
もっと、痛い、もっと早い。
叫んで、足を床に叩き付け、なんとか耐える。
暴れるから飾り柱がギシギシ言っているのが視界に入って、ああ、これには頼れないと我慢の矛先を布団を握りしめることに変える。
まだ、脳みその片隅は冷静ね、と客観的な自分を確認してちょっと残念。
そんなことどうでもいいくらい飛んで行ってしまうほうが楽なのに。
柱が折れても那智さんがなんとかしてくれるって思えるくらい委ねてしまえるほうが幸せなのに。
強い力で連続して打ち、しばらく悲鳴を上げ、もう一度振り返り泣きながら「痛い」と訴える。
一度鞭は下ろされた。
次に、那智さんが手にしてものは、はじめて見るものだった。
警棒!?(後で聞いたら、知り合いのパチンコ店の閉店する時の片付けを手伝っていたら出て来たからもらったのですって、本物の警棒です)
お尻を抱えて、鉄の固まりで左右のお尻を打つ。
かなり力を加減してくれているみたいで、それほど痛くはないけど、時々角度によっては「ゴツン」と重い痛みが襲う。
警棒のお試しは終わったみたいで、また鞭が再開された。
何度か振り返り、泣き叫び、元に戻されることを繰り返して、少しずつ体が軽くなってきた。
ああ、やっと遠くに行ける、泣き叫びながらも期待に胸を膨らませていると、それ以上の強い力の一発が張り裂けんばかりに背中を打った。
「いやあああああああ」
もう少し、もう少し同じように打っていてくれたら、堕ちていかれたのに、なんでまた強くするの!!
痛いのいやなのに、どうして楽にしてくれないの!!
お腹がすいてやっと与えられたお菓子を目の前で取り上げられた子供のように、泣きながら僅かに敵意を込めて「いや!!!!」と那智さんの目を見据えてしまった。
「うつ伏せになりなさい。」
静かに強い口調で言う。
命令だ。
命令をほとんどしない那智さんの命令。
同じように静かに背中を向けて、最後の強烈な鞭を受ける。
この日はあまり時間がなかったから、ただただ痛くてぐちゃぐちゃになっていればよかったようだ。
那智さんの意図はわからないから、泣いたり敵意を感じたり、ほんとぐちゃぐちゃだ。
時間がないから、そろそろホテルを出ないといけないけど、ちょっとふざけながら、甘えてみる。
「いやです、まだ行きたくない♪」
笑いながら押さえつけられて、さっきの警棒で左右3回ずつくらい叩かれた。
確実に力は強くなっている。
固い固い衝撃に「くううううう」っとなる。
鞭の痛さは、地団駄を踏んで床に八つ当たりしながら、痛みを振り払う感じなのに対して、この警棒の固い痛みは、体を丸めてじっとしてやり過ごさないと耐えられないような痛さだった。
自分の体の振動さえも痛さを増幅させてしまうような、体の芯に響く痛さだった。
はい、これでいいでしょ!と言った感じで解放された。
この痛さの痕跡で、しばらく会えなくても我慢するんだよとくれたおまけ。
痛くて身を縮めながら、那智さんのマーキングを嬉しく思うのでした。
見てみたら、あんなに痛いのに、鞭の痕しか残っていない。
「痕にならないし痛いから、警棒はいいかもね♪」
那智さんは、使える道具が増えて嬉しそうだけど、痕が残らないのはちょっと寂しい。
でも、帰り道電車に座ることも辛いくらいの痛さに、痕と同じくらいの余韻を味わって幸せになっているのでした。
これが、翌日になってみるみるうちに、凄い痣になって写真を撮りまくる興奮の後日談に繋がるのでした。
全身ぐるぐる巻きでも手首だけでも、縛られることは大好き。
「どうぞ」と私を差し出しているみたいで好き。
特に麻縄のチクチクキシキシする感触は、それでけで嬉しくなる。
今日は両方の手首を体の前でひとつに拘束した。
私だけ全裸で、那智さんはスーツを着ている。
麻縄を引いて、那智さんの行くほうについて部屋の中を移動する、ついていく感じが、また嬉しい。
ベッドの横に膝立ちで体を投げ出すように座らされ、束ねられて両手を伸ばすようにして反対側のベッドサイドにある飾り柱に麻縄を結わく。
縄がピンと張って私は少し不自由になる。
最近ちょっと弱気になっているから、鞭が怖いなと不安な気持ちでベッドに体を預けている。
いつものバラ鞭が空を切り、勢いよくお尻を打つ。
うわ、やっぱり痛い。
間髪入れずに背中、お尻、太腿と強い力で打つ。
ビリビリと皮膚が痺れて、無数の針で刺されたような痛さだ。
今日は、はじめから力を入れて叩いているみたい。
しかも、連続して打っているから、さらに痛みが増すようだ。
ひとつの痛みに耐える間もなく、次の一撃。
痛みに耐えやり過ごすことに神経を集中させることができないうちに、もう一発。
「わあああ」と声を上げ終わる前に、また同じような叫び声を上げぜるを得ない状態。
倍増する痛みに、早い段階で耐えられなくなってしまった。
「痛いです!!!」
くるりと振り返り、大きな声で訴える。
「痛すぎます?」セーフティワードを確認するけど、私は首を横に振る。
まだ、大丈夫だ。
「でも、痛いの!!」もう一度叫ぶと同時に涙が溢れてくる。
私はこの時を待っていたのかもしれない。
痛くて叫んで泣く、ガス抜きのように涙を流して、また背中を差し出す。
中断したら、もっと酷くなることは推して知るべし。
でも、冷静ではない状況ではそれが判断できず、再開した後の一撃の強さで中断させてしまったことを後悔するのだ。
もっと、痛い、もっと早い。
叫んで、足を床に叩き付け、なんとか耐える。
暴れるから飾り柱がギシギシ言っているのが視界に入って、ああ、これには頼れないと我慢の矛先を布団を握りしめることに変える。
まだ、脳みその片隅は冷静ね、と客観的な自分を確認してちょっと残念。
そんなことどうでもいいくらい飛んで行ってしまうほうが楽なのに。
柱が折れても那智さんがなんとかしてくれるって思えるくらい委ねてしまえるほうが幸せなのに。
強い力で連続して打ち、しばらく悲鳴を上げ、もう一度振り返り泣きながら「痛い」と訴える。
一度鞭は下ろされた。
次に、那智さんが手にしてものは、はじめて見るものだった。
警棒!?(後で聞いたら、知り合いのパチンコ店の閉店する時の片付けを手伝っていたら出て来たからもらったのですって、本物の警棒です)
お尻を抱えて、鉄の固まりで左右のお尻を打つ。
かなり力を加減してくれているみたいで、それほど痛くはないけど、時々角度によっては「ゴツン」と重い痛みが襲う。
警棒のお試しは終わったみたいで、また鞭が再開された。
何度か振り返り、泣き叫び、元に戻されることを繰り返して、少しずつ体が軽くなってきた。
ああ、やっと遠くに行ける、泣き叫びながらも期待に胸を膨らませていると、それ以上の強い力の一発が張り裂けんばかりに背中を打った。
「いやあああああああ」
もう少し、もう少し同じように打っていてくれたら、堕ちていかれたのに、なんでまた強くするの!!
痛いのいやなのに、どうして楽にしてくれないの!!
お腹がすいてやっと与えられたお菓子を目の前で取り上げられた子供のように、泣きながら僅かに敵意を込めて「いや!!!!」と那智さんの目を見据えてしまった。
「うつ伏せになりなさい。」
静かに強い口調で言う。
命令だ。
命令をほとんどしない那智さんの命令。
同じように静かに背中を向けて、最後の強烈な鞭を受ける。
この日はあまり時間がなかったから、ただただ痛くてぐちゃぐちゃになっていればよかったようだ。
那智さんの意図はわからないから、泣いたり敵意を感じたり、ほんとぐちゃぐちゃだ。
時間がないから、そろそろホテルを出ないといけないけど、ちょっとふざけながら、甘えてみる。
「いやです、まだ行きたくない♪」
笑いながら押さえつけられて、さっきの警棒で左右3回ずつくらい叩かれた。
確実に力は強くなっている。
固い固い衝撃に「くううううう」っとなる。
鞭の痛さは、地団駄を踏んで床に八つ当たりしながら、痛みを振り払う感じなのに対して、この警棒の固い痛みは、体を丸めてじっとしてやり過ごさないと耐えられないような痛さだった。
自分の体の振動さえも痛さを増幅させてしまうような、体の芯に響く痛さだった。
はい、これでいいでしょ!と言った感じで解放された。
この痛さの痕跡で、しばらく会えなくても我慢するんだよとくれたおまけ。
痛くて身を縮めながら、那智さんのマーキングを嬉しく思うのでした。
見てみたら、あんなに痛いのに、鞭の痕しか残っていない。
「痕にならないし痛いから、警棒はいいかもね♪」
那智さんは、使える道具が増えて嬉しそうだけど、痕が残らないのはちょっと寂しい。
でも、帰り道電車に座ることも辛いくらいの痛さに、痕と同じくらいの余韻を味わって幸せになっているのでした。
これが、翌日になってみるみるうちに、凄い痣になって写真を撮りまくる興奮の後日談に繋がるのでした。
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