浴衣緊縛4(総括1)
非日常的な日常
こういう性行為の後の総括のエントリーのカテゴリ悩むね
この日、特筆すべきことがふたつあった。
ひとつは、前エントリーにも書いたけど那智さんが「ふっ」と笑ったこと。
じつは、これはとてもめずらしいことなのだ。
もともと自然な雰囲気でSMをしているので、わたしの姿を見て思わず微笑むなんてことはあるし、入れてくれとせがまれて「まだだよ(笑)」なんて笑いながら答えることもあるけど、あんなふうに『思わず吹き出す』ようなものは、はじめてだったかもしれない。
そもそもSMやセックスの最中に吹き出すこと自体あまりないよね。
SM的に嘲り笑うなんていうのはあるかもしれないけど、那智さんはわたしに対してそういう感情を持たないはずだからあり得ないことなのだ。
頭が回らない最中だったこともあって都合良く『愛しさ余って思わず笑みが零れた』って解釈していたけど、あれはめずらしいことだった。
そして、もうひとつ。
区切りがよかったから書かずに終わったけど、縄を解いた後、騎上位になって(浴衣がはだけながらのそれも気持ちよかった^^)、那智さん、そのまま射精に至った。
これは12年の付き合いの中でおそらく2回目(か3回目)のこと、とてもめずらしいことなのだ。
もともとけして早い人ではないようだし、男の人全般がそうかわからないけど、自分の意思でコントロールしづらい体位のようなので、那智さんにとってはかなり希有なことだそうだ。
このふたつの出来事はとても不思議なことだったみたいで、ピロートークでめずらしく那智さん自身から回想をはじめた。
どうやら、浴衣(和装)に縛り姿は那智さんの琴線だったようだ。
いや、もちろん、少年の頃時代劇で見たり、思春期の頃マンガや小説で読んでいたのだから、いいと思うことは当然ではあるのだけど。
そのときはあまりに『ベタ』過ぎるので、那智さん自身、ネタくらいの気持ちでいたらしい。
浴衣に緊縛って、まあ、いいのはいいけど、ベタだよな。
日頃、わたしとはSMをしているという意識なく(キスと同じテンションで鞭のように)SM的行為をしているし、SMっぽい雰囲気を作らなくても自然にできることを喜べているので、そのベタな仕様はネタくらいの気持ちで日頃と同じテンションでむしろいつもより冷静さを保っていたくらいだったそうだ。
それにも関わらず、思わず吹き出し、騎上位で射精した事実を省みると、じつは無意識の深層では琴線触れまくり、すごーーーく興奮していたのではないかということだった。
極めて冷静に感情を保っているはずなんだけど、思わず吹き出したのは無意識のうちに思いもよらぬ深層の沸騰を感じたことが作用したからで、そして、その興奮がめずらしい体位での射精に至らせたのではないかというのだ。
自身で気づかない中での希有な現象は、その表層の冷静と深層の興奮のギャップが生んだものなのではないかという結論だった。
(そもそも、ピロートークでご自分の感覚を振り返るなんてこと自体、希有!!)
俺、そんなベタなことで興奮しないつもりだったし、冷静だったはずなんだけど、心の底では興奮していたんだな(笑)
だそうだ。
わたしたちは、できるだけ自然にSM行為をしたいと思っている。
SMの非日常の雰囲気やロールプレイングを楽しむ人もいると思うけど(むしろ、こっちが主流かな^^;)、キスも鞭も髪を撫でるもの飲尿もどれも同じテンションで育みたい。
自然であるほうがふたりにとって心地よいからだ。
そんな意識が、いわゆる『ベタ』なものに対して、一歩引いた目で見るようにさせている。
だから、那智さんはごっこ程度の意識で『浴衣縛り』を楽しんでいたのだけど、深層の興奮が体の反応として表れたというわけ。
これは自然でありたいというわたしたちにとってはうれしいことなのだ。
なぜなら、ベタに酔わない冷静さを持ちたいと思いながら、体の反応として興奮が表れたということは、『本当』に興奮していたことと解釈できるからだ。
これご理解いただけるかな。
意識とは違う体の反応は、意識ではどうにもならないわけだから、『本当』と解釈することができるということなのです。
(脳科学とかだったら、違うかもしれないけどね^^)
そして、じつは、わたしも同じような回路がつながっていた。
それは浴衣を羽織って縄をかけられたときのこと。
とてもうれしくてワクワクしていたけれど、『普通ならここでうっとりして、縄酔いなんてするんだろなぁ』と客観的に見ていて、縛り方のリクエストを普通のテンションで会話していたにもかかわらず、ゴムのバラ鞭の最初の強烈な3発だけで、痛いことに体が反応していたからだ。
いつもだったら、しばらく痛みに耐えてから、やっと到達できる場所にあっという間に行かれたのは、おそらく、わたしも深層で興奮していたからなのではないかと思う。
那智さんよりずっと冷静ではないわたしだけど^^;客観視している意識のずっと底の意識は同じように興奮していて、体の反応に表れた、同じ回路がつながっていて、とてもうれしいし、これがわたしたちにとっての『本当』の興奮なのだ。
精神と体は切り離せない。
どちらが重要か、それは個々によって違うかもしれないけど、こういう経験をすると体の反応にウソはないなぁと実感するんだよね^^
那智さんにとってめずらしい出来事からの振り返り、まだもうひとつ続きます^^
<関連エントリー>
意識するな
那智さんのSM
完訳(笑)那智さんのSM(前振り)
完訳(笑)那智さんのSM
「等式」感想です。予想通りでした、しかし、内容は説明が難しいことを、完璧とおもえる程のできばえだと思います。共感はどうでもよいですが、書いてあることを理解して頂けたらうれしいです。
こういう性行為の後の総括のエントリーのカテゴリ悩むね
この日、特筆すべきことがふたつあった。
ひとつは、前エントリーにも書いたけど那智さんが「ふっ」と笑ったこと。
じつは、これはとてもめずらしいことなのだ。
もともと自然な雰囲気でSMをしているので、わたしの姿を見て思わず微笑むなんてことはあるし、入れてくれとせがまれて「まだだよ(笑)」なんて笑いながら答えることもあるけど、あんなふうに『思わず吹き出す』ようなものは、はじめてだったかもしれない。
そもそもSMやセックスの最中に吹き出すこと自体あまりないよね。
SM的に嘲り笑うなんていうのはあるかもしれないけど、那智さんはわたしに対してそういう感情を持たないはずだからあり得ないことなのだ。
頭が回らない最中だったこともあって都合良く『愛しさ余って思わず笑みが零れた』って解釈していたけど、あれはめずらしいことだった。
そして、もうひとつ。
区切りがよかったから書かずに終わったけど、縄を解いた後、騎上位になって(浴衣がはだけながらのそれも気持ちよかった^^)、那智さん、そのまま射精に至った。
これは12年の付き合いの中でおそらく2回目(か3回目)のこと、とてもめずらしいことなのだ。
もともとけして早い人ではないようだし、男の人全般がそうかわからないけど、自分の意思でコントロールしづらい体位のようなので、那智さんにとってはかなり希有なことだそうだ。
このふたつの出来事はとても不思議なことだったみたいで、ピロートークでめずらしく那智さん自身から回想をはじめた。
どうやら、浴衣(和装)に縛り姿は那智さんの琴線だったようだ。
いや、もちろん、少年の頃時代劇で見たり、思春期の頃マンガや小説で読んでいたのだから、いいと思うことは当然ではあるのだけど。
そのときはあまりに『ベタ』過ぎるので、那智さん自身、ネタくらいの気持ちでいたらしい。
浴衣に緊縛って、まあ、いいのはいいけど、ベタだよな。
日頃、わたしとはSMをしているという意識なく(キスと同じテンションで鞭のように)SM的行為をしているし、SMっぽい雰囲気を作らなくても自然にできることを喜べているので、そのベタな仕様はネタくらいの気持ちで日頃と同じテンションでむしろいつもより冷静さを保っていたくらいだったそうだ。
それにも関わらず、思わず吹き出し、騎上位で射精した事実を省みると、じつは無意識の深層では琴線触れまくり、すごーーーく興奮していたのではないかということだった。
極めて冷静に感情を保っているはずなんだけど、思わず吹き出したのは無意識のうちに思いもよらぬ深層の沸騰を感じたことが作用したからで、そして、その興奮がめずらしい体位での射精に至らせたのではないかというのだ。
自身で気づかない中での希有な現象は、その表層の冷静と深層の興奮のギャップが生んだものなのではないかという結論だった。
(そもそも、ピロートークでご自分の感覚を振り返るなんてこと自体、希有!!)
俺、そんなベタなことで興奮しないつもりだったし、冷静だったはずなんだけど、心の底では興奮していたんだな(笑)
だそうだ。
わたしたちは、できるだけ自然にSM行為をしたいと思っている。
SMの非日常の雰囲気やロールプレイングを楽しむ人もいると思うけど(むしろ、こっちが主流かな^^;)、キスも鞭も髪を撫でるもの飲尿もどれも同じテンションで育みたい。
自然であるほうがふたりにとって心地よいからだ。
そんな意識が、いわゆる『ベタ』なものに対して、一歩引いた目で見るようにさせている。
だから、那智さんはごっこ程度の意識で『浴衣縛り』を楽しんでいたのだけど、深層の興奮が体の反応として表れたというわけ。
これは自然でありたいというわたしたちにとってはうれしいことなのだ。
なぜなら、ベタに酔わない冷静さを持ちたいと思いながら、体の反応として興奮が表れたということは、『本当』に興奮していたことと解釈できるからだ。
これご理解いただけるかな。
意識とは違う体の反応は、意識ではどうにもならないわけだから、『本当』と解釈することができるということなのです。
(脳科学とかだったら、違うかもしれないけどね^^)
そして、じつは、わたしも同じような回路がつながっていた。
それは浴衣を羽織って縄をかけられたときのこと。
とてもうれしくてワクワクしていたけれど、『普通ならここでうっとりして、縄酔いなんてするんだろなぁ』と客観的に見ていて、縛り方のリクエストを普通のテンションで会話していたにもかかわらず、ゴムのバラ鞭の最初の強烈な3発だけで、痛いことに体が反応していたからだ。
いつもだったら、しばらく痛みに耐えてから、やっと到達できる場所にあっという間に行かれたのは、おそらく、わたしも深層で興奮していたからなのではないかと思う。
那智さんよりずっと冷静ではないわたしだけど^^;客観視している意識のずっと底の意識は同じように興奮していて、体の反応に表れた、同じ回路がつながっていて、とてもうれしいし、これがわたしたちにとっての『本当』の興奮なのだ。
精神と体は切り離せない。
どちらが重要か、それは個々によって違うかもしれないけど、こういう経験をすると体の反応にウソはないなぁと実感するんだよね^^
那智さんにとってめずらしい出来事からの振り返り、まだもうひとつ続きます^^
<関連エントリー>
意識するな
那智さんのSM
完訳(笑)那智さんのSM(前振り)
完訳(笑)那智さんのSM
「等式」感想です。予想通りでした、しかし、内容は説明が難しいことを、完璧とおもえる程のできばえだと思います。共感はどうでもよいですが、書いてあることを理解して頂けたらうれしいです。
COMMENT
前の記事で変なコメントしちゃって御免なさい(^Å^;
他の方にもご迷惑をかけたようです。(汗
浴衣緊縛の画像ステキです~。(〃▽〃)
那智さんの思いがけず漏れた微笑は、実は「むふふ♪」だったのですね~
お二人の様に長くお付き合いなさってても、初めて気付く事ってまだまだあるんですね。
私のご主人様はいつも笑ってて、
私はご主人様に笑われるのが好きです。(〃▽〃)えへへ
他の方にもご迷惑をかけたようです。(汗
浴衣緊縛の画像ステキです~。(〃▽〃)
那智さんの思いがけず漏れた微笑は、実は「むふふ♪」だったのですね~
お二人の様に長くお付き合いなさってても、初めて気付く事ってまだまだあるんですね。
私のご主人様はいつも笑ってて、
私はご主人様に笑われるのが好きです。(〃▽〃)えへへ
実は基本で一番の萌えツボというか燃えツボ?なのかもしれないですねー
緊縛はたしかに和服もの多いですからねベタかも
でもそのベタが「あーベッタベタ」とか思いながらも根底にあるイメージを刺激するのかもですねー。
因みに暁さんはよく笑ってらっしゃります。
お大臣かお殿様が愉快愉快!なかんじのくっという笑い方。
自分だけが楽しくなってるわけじゃないと安堵できて嬉しくなりますよw
緊縛はたしかに和服もの多いですからねベタかも
でもそのベタが「あーベッタベタ」とか思いながらも根底にあるイメージを刺激するのかもですねー。
因みに暁さんはよく笑ってらっしゃります。
お大臣かお殿様が愉快愉快!なかんじのくっという笑い方。
自分だけが楽しくなってるわけじゃないと安堵できて嬉しくなりますよw
梨梨子さん
いえいえ、むしろ、わたしはああいう発想やお話が大好きなのですごく楽しかったよ〜^^
那智さんも面白がっていたから気にしないでね^^
そうですね、付き合いが長くなるにつれてどうしても新しいことは減っていきけど、それでもなかなか0にはならないみたいです。
きっとひと通り済んだとしても、人間自体が変化していっているもんね、同じことをしても感じ方も違ってきたら、それは新しい発見!!
大好きな人が笑っているのってうれしいね♪
いえいえ、むしろ、わたしはああいう発想やお話が大好きなのですごく楽しかったよ〜^^
那智さんも面白がっていたから気にしないでね^^
そうですね、付き合いが長くなるにつれてどうしても新しいことは減っていきけど、それでもなかなか0にはならないみたいです。
きっとひと通り済んだとしても、人間自体が変化していっているもんね、同じことをしても感じ方も違ってきたら、それは新しい発見!!
大好きな人が笑っているのってうれしいね♪
灯里さん
そうそう、本人ベタだよな〜と思いながら無意識に興奮していたことがおかしかったみたい。
少年の頃から思い描いてきたことだから、当然といえば当然だけどね^^
暁さん、笑うんだ^^
しかもお殿様風、なんだかわかるような気がする。
きっと満足げなんだろうなぁ。
梨梨子さんのレスにも書いたけど、好きな男の喜ぶ姿がそれだけでうれしいよね。
灯里さん、楽しくなっているんだね、楽しいのはとってもいいことって思うよ♪
そうそう、本人ベタだよな〜と思いながら無意識に興奮していたことがおかしかったみたい。
少年の頃から思い描いてきたことだから、当然といえば当然だけどね^^
暁さん、笑うんだ^^
しかもお殿様風、なんだかわかるような気がする。
きっと満足げなんだろうなぁ。
梨梨子さんのレスにも書いたけど、好きな男の喜ぶ姿がそれだけでうれしいよね。
灯里さん、楽しくなっているんだね、楽しいのはとってもいいことって思うよ♪