意思を持つ鞭2
非日常的な日常
ホテルに入り和食屋さんで一度外したリードを繋いでくれた。
尻尾と首輪とリード。
幸福な装備。
那智さんのわんこになれる喜び、お外でのヒリヒリした興奮とはまた違った安心の欲情だ。
うれしくて写真を撮ってもらったりちょっと遊んでいた。
コーヒーを淹れた那智さんも一緒にソファに座り、リードを持ってクッと引いた。
あう、うれしい。
引かれるまま那智さんの胸にもたれかかり、首筋に鼻を押当ててすする。
ひとしきり甘えさせてもらって満足したわたしは自らソファを降りて足下に座った。
ブラウスの上から軽く胸をなぞられるだけでもう十分感じてしまっている。
促されるままに立ち上がり、ブラウス、スカート、と脱がせてもらう。
ガーターベルトと尻尾だけになった。
恥ずかしくてちょっとうつむく。
鞭でガーター汚れちゃうね(ゴムの鞭は黒く痕がついちゃうんだ)
鞭、するんだ…。
たいぶ欲情していてクリアとは言いがたい脳がぼんやりと思った。
丁寧にストッキングを脱がしてもらって、また足下に。
裸に尻尾。
見下ろすように胸を可愛がる。
もう、とても気持ちがいい。
どうして那智さんに触ってもらうとこんなに乳首だけで気持ちがいいのだろう。
まるで乳首とクリトリスと子宮がつながっているみたい。
指の動きに合わせるように腰が揺れる。
太ももを擦り付けてもっともっと快感を味わおうとする自分がはしたなくて、困るけど、それも快感になる。
何度も大きな快感の波を迎えるけど、迎えれば迎えるほどどんどん欲する穴は深く広がる。
『触れない』もどかしさ、もう我慢ができない。
那智さん、入れてください
まだ、早いよ(笑)
引き下がる。
あっさりと却下されてあっさりと引き下がることもなんだか甘美だ。
しばらくまた腰を揺らして快感を貪るけど、穴はぱっくり口を開けたままわたしを急かすのだ。
那智さん、入れてください
まだ
じゃあ、ここだけでいいから触って
指で指す。
ちょっと切実に甘えてお願いするのも気持ちいい。
自分でするならいいよ
そんな意地悪。
わたしがそれをためらうことを知っているのに。
これを使ってもいいよ
鞄からバイブを取り出しテーブルに置いた。
ちょうどわたしの視線の高さだ。
わたしは自分でするときには基本的に中に入れないのだ。
なんだか、できない。
数回ほど那智さんに促されて使ったことはあるけど、那智さんみたいに上手にできないし、恥ずかしいし、とても積極的に使う気になれないのだ。
そのバイブを使うなら、底がどんどん深くなっていく欲情の穴を埋めていいというのだ。
ダメです
ダメです
それは自分で使いたくない、那智さんがいいです。
いいよ。別に使わなくても(笑)
変わらず乳首を可愛がり優しくキスをしてくれる。
気持ちいい
もっと
穴が開いちゃう
もっと、もっと
我慢できずバイブを手にした。
いま思い出しても、このときの葛藤の記憶がほとんどない。
おそらく、羞恥心と欲情が引っ張り合いをしていないんだと思う。
羞恥心の上に大きな欲情が覆い被さり、あっという間に凌駕してしまったのだろう。
すこし観念した感情の記憶だけが、残っている。
ああ、いま書いていても恥ずかしいほど。
わたしは必死になってバイブを出し入れしていた。
りん子はエッチになってエラいね
とっても可愛い
那智さんに許容され胸を可愛がってもらいながらバイブでオナニーする。
遠くで激しく動くバイブと揺れる腰が見える。
はしたない女。
バカみたい。
だけど、エラくて可愛いんだ。
なんて気持ちよくて幸せなんだろう。
ああ、那智さん、イキたいです
でも…恥ずかしい…
いまは、羞恥心と欲情が引っ張り合っている。
イキたい、でも、なんだかイッてしまってはいけない気がする。
こんなにはしたなく腰を振って、その自分の姿に感じているクセに、イッてしまうと大事な何かを手放してしまうような感じがする。
気持ちいい
気持ちいい
気持ちいい
ダメ!!!!
バイブを抜き取った。
羞恥心が勝ったのだ。
イッたらいけないような気がしました!!
抱きついて興奮気味に訴える。
これでイクりん子も好きだし、やめるりん子も、好き。
どっちでも、俺はうれしいし、満足なんだよ、わかる?
さ、立って。
鞭をするのに尻尾はイヤ?
…はい…
すこし混乱した頭で答える。
どうしてもあのバラ鞭を受けるときは、できるだけよけいなものを排除したいと思う。
鞭で快感に溺れるには不必要な懸念はひとつでもなくしたい。
尻尾に引っかかってお尻の穴がクッとなるのさえ、よけいな感覚なのだ。
すこしだけ汚れたアナルパールを洗いにいってくれている間、今日はずいぶん気持ちいいことをしてもらったのに、なんだか生殺しの気分だった。
ぼんやりとベッドに腰掛けて、鞭を取り出す那智さんを見ながら、生殺しのままとてもとても痛いことをする自分を少し哀れんでみてしまった。
那智さん、わたし、気持ちいいことしたいのに…気持ちいいことしたいのに…
はあ?(笑)
いまなんて言った?
俺がどういう気持ちで鞭を打つかわかってて言ってるの?
気持ちよくしてあげようとしてるのに(笑)
ああ、ごめんなさい、それはわかっているんですけど…
こんなことで気分を害すような那智さんではないのだけど、こういうふうにわたしが那智さんを疑うようなことを言うと那智さんのテンションは少し変わる。
ほぼ100%『可愛がろう』というものから、数%(それでも1〜2%くらい)『こんにゃろー』という気持ちが湧くのだ。
お外で遊ぶときと同じように、那智さんは自分のテンションが変化することを楽しんでくれる人。
だから、このときも、わずかに『こんにゃろー』になってニヤリとしたはずだ。
最初に振り下ろされた一発目の強烈さが、それを物語っていた。
今朝の「等式」感想です。
そうそう、その1、「こんにゃろう」と思えるりん子の発言は時々は嬉しいです、私自身のテンションが上がるので、1~2%の怒りや、意地悪な心を持って鞭を振るうことで気合いが入る。(笑)
その2、目の前の快感と言う「あめ玉」を貪るりん子がどの位自制出来るのかを見るのが楽しい、我慢しきれなくなるのを見るのが楽しい。
ホテルに入り和食屋さんで一度外したリードを繋いでくれた。
尻尾と首輪とリード。
幸福な装備。
那智さんのわんこになれる喜び、お外でのヒリヒリした興奮とはまた違った安心の欲情だ。
うれしくて写真を撮ってもらったりちょっと遊んでいた。
コーヒーを淹れた那智さんも一緒にソファに座り、リードを持ってクッと引いた。
あう、うれしい。
引かれるまま那智さんの胸にもたれかかり、首筋に鼻を押当ててすする。
ひとしきり甘えさせてもらって満足したわたしは自らソファを降りて足下に座った。
ブラウスの上から軽く胸をなぞられるだけでもう十分感じてしまっている。
促されるままに立ち上がり、ブラウス、スカート、と脱がせてもらう。
ガーターベルトと尻尾だけになった。
恥ずかしくてちょっとうつむく。
鞭でガーター汚れちゃうね(ゴムの鞭は黒く痕がついちゃうんだ)
鞭、するんだ…。
たいぶ欲情していてクリアとは言いがたい脳がぼんやりと思った。
丁寧にストッキングを脱がしてもらって、また足下に。
裸に尻尾。
見下ろすように胸を可愛がる。
もう、とても気持ちがいい。
どうして那智さんに触ってもらうとこんなに乳首だけで気持ちがいいのだろう。
まるで乳首とクリトリスと子宮がつながっているみたい。
指の動きに合わせるように腰が揺れる。
太ももを擦り付けてもっともっと快感を味わおうとする自分がはしたなくて、困るけど、それも快感になる。
何度も大きな快感の波を迎えるけど、迎えれば迎えるほどどんどん欲する穴は深く広がる。
『触れない』もどかしさ、もう我慢ができない。
那智さん、入れてください
まだ、早いよ(笑)
引き下がる。
あっさりと却下されてあっさりと引き下がることもなんだか甘美だ。
しばらくまた腰を揺らして快感を貪るけど、穴はぱっくり口を開けたままわたしを急かすのだ。
那智さん、入れてください
まだ
じゃあ、ここだけでいいから触って
指で指す。
ちょっと切実に甘えてお願いするのも気持ちいい。
自分でするならいいよ
そんな意地悪。
わたしがそれをためらうことを知っているのに。
これを使ってもいいよ
鞄からバイブを取り出しテーブルに置いた。
ちょうどわたしの視線の高さだ。
わたしは自分でするときには基本的に中に入れないのだ。
なんだか、できない。
数回ほど那智さんに促されて使ったことはあるけど、那智さんみたいに上手にできないし、恥ずかしいし、とても積極的に使う気になれないのだ。
そのバイブを使うなら、底がどんどん深くなっていく欲情の穴を埋めていいというのだ。
ダメです
ダメです
それは自分で使いたくない、那智さんがいいです。
いいよ。別に使わなくても(笑)
変わらず乳首を可愛がり優しくキスをしてくれる。
気持ちいい
もっと
穴が開いちゃう
もっと、もっと
我慢できずバイブを手にした。
いま思い出しても、このときの葛藤の記憶がほとんどない。
おそらく、羞恥心と欲情が引っ張り合いをしていないんだと思う。
羞恥心の上に大きな欲情が覆い被さり、あっという間に凌駕してしまったのだろう。
すこし観念した感情の記憶だけが、残っている。
ああ、いま書いていても恥ずかしいほど。
わたしは必死になってバイブを出し入れしていた。
りん子はエッチになってエラいね
とっても可愛い
那智さんに許容され胸を可愛がってもらいながらバイブでオナニーする。
遠くで激しく動くバイブと揺れる腰が見える。
はしたない女。
バカみたい。
だけど、エラくて可愛いんだ。
なんて気持ちよくて幸せなんだろう。
ああ、那智さん、イキたいです
でも…恥ずかしい…
いまは、羞恥心と欲情が引っ張り合っている。
イキたい、でも、なんだかイッてしまってはいけない気がする。
こんなにはしたなく腰を振って、その自分の姿に感じているクセに、イッてしまうと大事な何かを手放してしまうような感じがする。
気持ちいい
気持ちいい
気持ちいい
ダメ!!!!
バイブを抜き取った。
羞恥心が勝ったのだ。
イッたらいけないような気がしました!!
抱きついて興奮気味に訴える。
これでイクりん子も好きだし、やめるりん子も、好き。
どっちでも、俺はうれしいし、満足なんだよ、わかる?
さ、立って。
鞭をするのに尻尾はイヤ?
…はい…
すこし混乱した頭で答える。
どうしてもあのバラ鞭を受けるときは、できるだけよけいなものを排除したいと思う。
鞭で快感に溺れるには不必要な懸念はひとつでもなくしたい。
尻尾に引っかかってお尻の穴がクッとなるのさえ、よけいな感覚なのだ。
すこしだけ汚れたアナルパールを洗いにいってくれている間、今日はずいぶん気持ちいいことをしてもらったのに、なんだか生殺しの気分だった。
ぼんやりとベッドに腰掛けて、鞭を取り出す那智さんを見ながら、生殺しのままとてもとても痛いことをする自分を少し哀れんでみてしまった。
那智さん、わたし、気持ちいいことしたいのに…気持ちいいことしたいのに…
はあ?(笑)
いまなんて言った?
俺がどういう気持ちで鞭を打つかわかってて言ってるの?
気持ちよくしてあげようとしてるのに(笑)
ああ、ごめんなさい、それはわかっているんですけど…
こんなことで気分を害すような那智さんではないのだけど、こういうふうにわたしが那智さんを疑うようなことを言うと那智さんのテンションは少し変わる。
ほぼ100%『可愛がろう』というものから、数%(それでも1〜2%くらい)『こんにゃろー』という気持ちが湧くのだ。
お外で遊ぶときと同じように、那智さんは自分のテンションが変化することを楽しんでくれる人。
だから、このときも、わずかに『こんにゃろー』になってニヤリとしたはずだ。
最初に振り下ろされた一発目の強烈さが、それを物語っていた。
今朝の「等式」感想です。
そうそう、その1、「こんにゃろう」と思えるりん子の発言は時々は嬉しいです、私自身のテンションが上がるので、1~2%の怒りや、意地悪な心を持って鞭を振るうことで気合いが入る。(笑)
その2、目の前の快感と言う「あめ玉」を貪るりん子がどの位自制出来るのかを見るのが楽しい、我慢しきれなくなるのを見るのが楽しい。
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