ピアス1
独特な幸福感
クリスマスもおしまい、これから一気に年の瀬、明日は那智さんと今年最後に会える日。
いつもなら夜お仕事帰りに待ち合わせをして恒例のディナーをするのだけど、今年はお休みを取ってくれてお昼からディナーまで一緒にいられるようにしてくれた。
前日の夕方。
那智さんからこんなメッセージが届く
何か確証になるものが欲しい
年末年始を迎えるこの時期、会えないさみしさは当然あるけれど、じつは、那智さんのほうが感傷的になることが多い。
もしかしたら、『節目』を大事にする普遍的な日本人感覚やお正月前後の日本的文化をわたしより大事にしているからかもしれない。
それにしても、こんなにハッキリとしたメッセージはとてもめずらしいことだった。
『キスマーク付け合います?』なんてお返事しながら、いやいや鞭の痣のほうがずっと『マーク』だよねとひとり心の中でツッコミいれたりしていたら
ピアス入れるか
と、いきなりの提案!!
『そうだ、京都に行こう』よりずっとずっと大したことない感。
たしかに、ずっと前からピアスの話は出ていた。
『薬指の刺青』はふたりして入れているし、それはそれで意味があるけれど、那智さんはわたしだけに何か印をしたいとずっと前から思っていた。
那智さんボディピアスには魅力を感じていなかったので入れるなら刺青を考えていたのだけど、以前お知り合いの方に見せていただたクリトリスフードに縦に入れているは可愛いと思ったそうで、入れるならピアス縦か、いいデザインが決まれば刺青のどちらかということで保留状態のまま。
そんな状態が何年も続いていて、何かあると時々「入れる?」という話にはなっていた。
まあ、那智さんのことなのでこういう話が時々出るということはそれなりに下調べをしている証拠で、おそらく何年もの間、ちょこちょこ温めていたのでしょう。
それが年末年始の感傷と、今年は年始にお休みで会えるのが例年より遅いことが決まっていて、それなら、その時期に空けてしまえばそこそこ安定した頃に会えるからいろいろ支障がないだろうと判断してのヒジョーにあっけない「ピアス入れるか」になったのだ。
いや、いつか刺青かピアスが来ることは理解していましたよ。
でも、本当はわたし刺青のほうがよかったんです。
なぜなら、刺青の痛さは知っているから、もちろん、あの痛さをいまのホクロより広範囲で味わうんだから、かなり恐ろしいことになるのはわかっていますけど、やっぱり人は未知のものは避けたいもの。
しかも、わたしはあの体に異物を貫通させている恐ろしさが、本当に苦手なの。
乳首に【針貫通】させたことがあるクセに何言ってるの!?と思われるだろう、でも、違うのよ、この怖さは終わった後のも延々と続く怖さなのだ。
だって、皮膚と肉に穴空けるんだよ!!
で、穴空けて、ずっとなんか通しているんだよ!!
安定するまでの間なんか、普通外気に晒しちゃいけないはずの肉部分を表に出しているってことなんだよね!!
そんな恐ろしい状態、恐ろしすぎる。
ピアスをしている友達がね、「ああ、なんか今日通りが悪いな〜」なんて耳のピアスを通しながら言ったりしているのを聞くと、もうダメ!!
通り悪いってことは、そこ存在しちゃいけない穴なんだよ〜;;
もう、それを想像するだけでぞわーーーーっとしてしまう。
外科手術でボルト入れたなんて話もダメだし、オナニーで中に指入れるのもできなかった。
なんかね、本来は体の内側な部分を目の当たりにするの苦手なんだよね。
とにかく、刺青はかさぶたできておしまいというのはわかっているけど、ピアスはその後のケアもふくめて、いろいろな意味で怖いのだ。
M女さんブログでピアスのトラブルなんか書かれていると、「だーーーーー、もう、ごめんなさい、とにかく、とにかくお大事に!!!」とひとり仰け反ってしまっている。
でも、その怖さ以外にはまったく異論はないことはたしか。
那智さんが計画していたことはわかっていたし、わたしも那智さんが入れたいと思うものを入れたい。
諸事情も問題なかった。
そして、長年培ってきた『那智さんは悪いようにはしない』と自然に思えていることはこの行為にも愛情以外の感情が微塵もないことも理解できる。
だから、ほとんど怖さ以外は抵抗なく受け入れられていた。
そして、わたしは密かにうれしかった。
刺青を入れたとき、どこに行き何をするか直前まで知らされず、教えてもらったときはすでに決定事項だったことは、わたしの幸せな記憶なのだ。
もちろん、大事なことだからわたしに拒否権はある、でも、わたしが幸福になれるように(ちょっとのハードルを越えてね^^)那智さんの責任において、那智さんに決定してもらい、それに従えることは上下の下としては、この上ない幸福なのだ。
だからね、那智さんが決めて、わたしはただ従うこの状態をすこし味わえたから。
でも、那智さんたら、提案のあとわたしに「あけていいか」を聞いてくれちゃうのだ(笑)
いいんですよ、「入れるよ」でいいんです。
もう、ずいぶん前から決めていたことでしょ?
あとは那智さんのタイミングだけ、刺青も【わんこ】もどれも那智さんのタイミングで行う、わたしはそれに「はい」と従えることが幸せなのですから。
那智さんは聞かないほうがりん子は幸せだろうなと思いつつ、いちおう聞かないのはかわいそう?という気持ちをあったので、聞いたそうなのだけど、わたしは「それをわたしに聞きますか?」という返事に対してはとくに返事をしないという形で、この会話は『那智さんが決定した』ことになった。
一段落して、ちょっと残念な気持ちになる。
わたし自身、それなりに落ち着いてしまっているのだ。
那智さんは悪いようにしないという意識の定着が『那智さんの決定』と示してくれなくても、真意としては『那智さんの決定』だと理解できてしまったり、ピアス自体は怖いのだけど、あまりに長い期間、それを覚悟していたから怖さが増幅していかない。
本当なら「怖いですーー;;」と泣きついて、甘えさせてもらう醍醐味があるはずなんだけど、落ち着いちゃっているから、できない。
無理矢理怖がるのはウソになるし、そんなウソの誘導なんて忙しい時期の那智さんには軽くスルーされてしまうのもわかりきってる(笑)
だから、ことのほか落ち着いてしまえていることが残念だった。
そんな中、さっきの「わたしにそれを聞きますか?」からの流れのようなひと言がずいぶん時間を置いて文字の発言。
まあ、俺もりん子もやりたいのを我慢するのが嫌で、たまたま正月みたいな、短絡的な経過でした(笑)
ああ、もう、那智さんたら、なぜ、ここで照れ隠しします?(笑)
昔のわたしなら、あっという間にぐずりモード突入なワードが満載。
わたしは那智さんがしたいからするんです!!
短絡的って、そんなのイヤ!!
ってところだけど、きっとその前のメッセージから仕事が立て込んでしまって、やっと返事ができる状態になったとき、あらためて、自分の勢いに照れてしまったのでしょう^^
ホントに最近はそう言う回路がちゃんとわかるから、そんなことさえも『落ち着いて』いる。
落ち着く自分は穏やかだけど、ちょっと残念だな〜とも思う。
びえ〜〜んってなって那智さんにたくさんケアしてもらうことは、じつはとても幸せだからだ。
ちょっと残念だなと思うけど、明日、会ってから、このメッセージの真意を確認したり、あえて「怖いよう」と甘えて楽しませてもらおうと思う。
医療機関への予約終了のメッセージをいただいて、それでも、はじめてピアスを空けるとは思えないほど落ち着いた気持ちで夜を過ごした。
そんな余裕が24時間後にこっぱみじんに砕け散るとは思いもよらず…(笑)
ということで、耳のピアスもあけられないわたしの『ピアス』シリーズ、スタートしまーす^^
<関連エントリー>
消えない印
刺青
針貫通
恐怖体験
本当に怖いのは?
わんこ、ひさびさにまとめて
わんこ
「等式」感想です。りん子が私の心を読むのがこのエントリーでも完璧に表現出来ています。りん子がこの件をどんな調子で書いているのか楽しみです。非常に難しい穴あけなのです、指示する私も開ける人も。(笑)
クリスマスもおしまい、これから一気に年の瀬、明日は那智さんと今年最後に会える日。
いつもなら夜お仕事帰りに待ち合わせをして恒例のディナーをするのだけど、今年はお休みを取ってくれてお昼からディナーまで一緒にいられるようにしてくれた。
前日の夕方。
那智さんからこんなメッセージが届く
何か確証になるものが欲しい
年末年始を迎えるこの時期、会えないさみしさは当然あるけれど、じつは、那智さんのほうが感傷的になることが多い。
もしかしたら、『節目』を大事にする普遍的な日本人感覚やお正月前後の日本的文化をわたしより大事にしているからかもしれない。
それにしても、こんなにハッキリとしたメッセージはとてもめずらしいことだった。
『キスマーク付け合います?』なんてお返事しながら、いやいや鞭の痣のほうがずっと『マーク』だよねとひとり心の中でツッコミいれたりしていたら
ピアス入れるか
と、いきなりの提案!!
『そうだ、京都に行こう』よりずっとずっと大したことない感。
たしかに、ずっと前からピアスの話は出ていた。
『薬指の刺青』はふたりして入れているし、それはそれで意味があるけれど、那智さんはわたしだけに何か印をしたいとずっと前から思っていた。
那智さんボディピアスには魅力を感じていなかったので入れるなら刺青を考えていたのだけど、以前お知り合いの方に見せていただたクリトリスフードに縦に入れているは可愛いと思ったそうで、入れるならピアス縦か、いいデザインが決まれば刺青のどちらかということで保留状態のまま。
そんな状態が何年も続いていて、何かあると時々「入れる?」という話にはなっていた。
まあ、那智さんのことなのでこういう話が時々出るということはそれなりに下調べをしている証拠で、おそらく何年もの間、ちょこちょこ温めていたのでしょう。
それが年末年始の感傷と、今年は年始にお休みで会えるのが例年より遅いことが決まっていて、それなら、その時期に空けてしまえばそこそこ安定した頃に会えるからいろいろ支障がないだろうと判断してのヒジョーにあっけない「ピアス入れるか」になったのだ。
いや、いつか刺青かピアスが来ることは理解していましたよ。
でも、本当はわたし刺青のほうがよかったんです。
なぜなら、刺青の痛さは知っているから、もちろん、あの痛さをいまのホクロより広範囲で味わうんだから、かなり恐ろしいことになるのはわかっていますけど、やっぱり人は未知のものは避けたいもの。
しかも、わたしはあの体に異物を貫通させている恐ろしさが、本当に苦手なの。
乳首に【針貫通】させたことがあるクセに何言ってるの!?と思われるだろう、でも、違うのよ、この怖さは終わった後のも延々と続く怖さなのだ。
だって、皮膚と肉に穴空けるんだよ!!
で、穴空けて、ずっとなんか通しているんだよ!!
安定するまでの間なんか、普通外気に晒しちゃいけないはずの肉部分を表に出しているってことなんだよね!!
そんな恐ろしい状態、恐ろしすぎる。
ピアスをしている友達がね、「ああ、なんか今日通りが悪いな〜」なんて耳のピアスを通しながら言ったりしているのを聞くと、もうダメ!!
通り悪いってことは、そこ存在しちゃいけない穴なんだよ〜;;
もう、それを想像するだけでぞわーーーーっとしてしまう。
外科手術でボルト入れたなんて話もダメだし、オナニーで中に指入れるのもできなかった。
なんかね、本来は体の内側な部分を目の当たりにするの苦手なんだよね。
とにかく、刺青はかさぶたできておしまいというのはわかっているけど、ピアスはその後のケアもふくめて、いろいろな意味で怖いのだ。
M女さんブログでピアスのトラブルなんか書かれていると、「だーーーーー、もう、ごめんなさい、とにかく、とにかくお大事に!!!」とひとり仰け反ってしまっている。
でも、その怖さ以外にはまったく異論はないことはたしか。
那智さんが計画していたことはわかっていたし、わたしも那智さんが入れたいと思うものを入れたい。
諸事情も問題なかった。
そして、長年培ってきた『那智さんは悪いようにはしない』と自然に思えていることはこの行為にも愛情以外の感情が微塵もないことも理解できる。
だから、ほとんど怖さ以外は抵抗なく受け入れられていた。
そして、わたしは密かにうれしかった。
刺青を入れたとき、どこに行き何をするか直前まで知らされず、教えてもらったときはすでに決定事項だったことは、わたしの幸せな記憶なのだ。
もちろん、大事なことだからわたしに拒否権はある、でも、わたしが幸福になれるように(ちょっとのハードルを越えてね^^)那智さんの責任において、那智さんに決定してもらい、それに従えることは上下の下としては、この上ない幸福なのだ。
だからね、那智さんが決めて、わたしはただ従うこの状態をすこし味わえたから。
でも、那智さんたら、提案のあとわたしに「あけていいか」を聞いてくれちゃうのだ(笑)
いいんですよ、「入れるよ」でいいんです。
もう、ずいぶん前から決めていたことでしょ?
あとは那智さんのタイミングだけ、刺青も【わんこ】もどれも那智さんのタイミングで行う、わたしはそれに「はい」と従えることが幸せなのですから。
那智さんは聞かないほうがりん子は幸せだろうなと思いつつ、いちおう聞かないのはかわいそう?という気持ちをあったので、聞いたそうなのだけど、わたしは「それをわたしに聞きますか?」という返事に対してはとくに返事をしないという形で、この会話は『那智さんが決定した』ことになった。
一段落して、ちょっと残念な気持ちになる。
わたし自身、それなりに落ち着いてしまっているのだ。
那智さんは悪いようにしないという意識の定着が『那智さんの決定』と示してくれなくても、真意としては『那智さんの決定』だと理解できてしまったり、ピアス自体は怖いのだけど、あまりに長い期間、それを覚悟していたから怖さが増幅していかない。
本当なら「怖いですーー;;」と泣きついて、甘えさせてもらう醍醐味があるはずなんだけど、落ち着いちゃっているから、できない。
無理矢理怖がるのはウソになるし、そんなウソの誘導なんて忙しい時期の那智さんには軽くスルーされてしまうのもわかりきってる(笑)
だから、ことのほか落ち着いてしまえていることが残念だった。
そんな中、さっきの「わたしにそれを聞きますか?」からの流れのようなひと言がずいぶん時間を置いて文字の発言。
まあ、俺もりん子もやりたいのを我慢するのが嫌で、たまたま正月みたいな、短絡的な経過でした(笑)
ああ、もう、那智さんたら、なぜ、ここで照れ隠しします?(笑)
昔のわたしなら、あっという間にぐずりモード突入なワードが満載。
わたしは那智さんがしたいからするんです!!
短絡的って、そんなのイヤ!!
ってところだけど、きっとその前のメッセージから仕事が立て込んでしまって、やっと返事ができる状態になったとき、あらためて、自分の勢いに照れてしまったのでしょう^^
ホントに最近はそう言う回路がちゃんとわかるから、そんなことさえも『落ち着いて』いる。
落ち着く自分は穏やかだけど、ちょっと残念だな〜とも思う。
びえ〜〜んってなって那智さんにたくさんケアしてもらうことは、じつはとても幸せだからだ。
ちょっと残念だなと思うけど、明日、会ってから、このメッセージの真意を確認したり、あえて「怖いよう」と甘えて楽しませてもらおうと思う。
医療機関への予約終了のメッセージをいただいて、それでも、はじめてピアスを空けるとは思えないほど落ち着いた気持ちで夜を過ごした。
そんな余裕が24時間後にこっぱみじんに砕け散るとは思いもよらず…(笑)
ということで、耳のピアスもあけられないわたしの『ピアス』シリーズ、スタートしまーす^^
<関連エントリー>
消えない印
刺青
針貫通
恐怖体験
本当に怖いのは?
わんこ、ひさびさにまとめて
わんこ
「等式」感想です。りん子が私の心を読むのがこのエントリーでも完璧に表現出来ています。りん子がこの件をどんな調子で書いているのか楽しみです。非常に難しい穴あけなのです、指示する私も開ける人も。(笑)
COMMENT
りん子さん
なにか証が欲しいって
憧れます。
だけど、なかなか難しい。
私はピアスは両耳開けてるしな・・・
でも、乳首の針よりピアスの方が
怖くない気がするけど・・・
これは未体験ですけどね(^^;
なにか証が欲しいって
憧れます。
だけど、なかなか難しい。
私はピアスは両耳開けてるしな・・・
でも、乳首の針よりピアスの方が
怖くない気がするけど・・・
これは未体験ですけどね(^^;
ここさん
まあ、乳首の針も怖いよね〜^^;
いま思えば、よく耐えたなって思います。
ピアスはあけることだけじゃなくて、その後もそこに入っている状態というのが、どうしても怖いのです。
でも、耳のピアス、可愛いな〜とは思うんだけどね^^
まあ、乳首の針も怖いよね〜^^;
いま思えば、よく耐えたなって思います。
ピアスはあけることだけじゃなくて、その後もそこに入っている状態というのが、どうしても怖いのです。
でも、耳のピアス、可愛いな〜とは思うんだけどね^^