那智さん的上下
独特な幸福感
年に数回大きなイベントがあって、その前はいつもより忙しくなる那智さん。
お休みが取りにくくなるのとほんのちょっと忙しそうなくらいで、ほとんどわたしにとっては支障ないのだけど、年明けにある一番重要なイベントのときだけはさすがに大変な感じがこちらにも伝わってくる。
毎年、お仕事のお手伝いに駆り出されるのはこのイベントが多いので、年明けでやっと会える!!のときは大概お手伝いか『大変そうな那智さん』で、普段のお出かけやホテルのテンションはお預けなのだ^^
今年もまず新年一発目はお仕事場でお手伝い。
まあ、ちょこっとトイレで性処理はあったけど(どっちのでしょう^^;)
同じ週の半ばにもう一度ランチに行かれそうだったので、もちろんホテルのテンションではないけれどカラオケでくっついたりマッサージしたりの多少『いちゃいちゃ』できるはずだった。
それがちょうどその日の朝、お昼まで那智さんがひとりだと聞いたのでお手伝いに伺うことになった。
新年一発目のときからずっと立て込んでいるようだったから、カラオケなしでお手伝いとちょこっと(^^)とランチをご一緒するような時間になるのもいいかなと思って、朝イチでお仕事場に向かった。
あと二駅で到着というとき、那智さんからメールが。
◯◯さん、来た!!
午後から来るはずだった人が予定よりずっと早く出勤してきたそうだ。
まあ、同じイベントをするのだから彼女だってそうサボってもいられないよね。
ごめんね〜!!
ランチは大丈夫、カラオケに行こう。
のメールに
いいですよ〜^^
ウロウロしておきます。
とお返事する。
まあ、こればかりは仕方ないことだし、わたしがお邪魔してからいらしたほうが困るから、幸いといえば幸いだ。
ちょっと探し物もあったからちょうどいい。
ただ短時間とはいえ、手伝いの当てが外れて那智さん残念だろうな〜とちょっぴりわたしまでがっかりな気持ちで、さて、いまからカラオケまでの約2時間、どうやって過ごそうかなと思っていた。
そんな対処をしながら、マイナス感情が不思議と湧かなかった。
唯一、那智さん大変だなと思うくらい。
「ごめんね」とすまなそうにメールをくれる那智さんに「見たいものありましたから」「わたしがいるときに出勤されなくてよかったですね」と気持ちを軽くして差し上げるメールをすることが、むしろ心地よいほど。
那智さんに対して『いいこ』でいられることがすごく気持ちよかった。
とても忙しそうだし、きっとカラオケでも主にマッサージだと予測できるけど、なんだか那智さんのために時間を使えることがとても嬉しい気持ちになっていた。
これって、『ご主人様の喜びはわたしの喜び』な主従的思考じゃないか!?
なんの我慢も気合いもなく、ごく自然にそう思える自分がなんだかデキの良い女のような気がして、さらに気分がよかった。
時間を潰しランチを買い、途中ランチタイムに客先に行かないといけないかも!?なんて更なる障壁の可能性まで浮上しながら(このときも「移動だけでもご一緒します」と健気なわたし満喫^^)、なんとか無事カラオケにチェックインの時間になった。
那智さんを待ちながら、『ちょっとはくっつかせていただきますけど、今日はリラックスしていただきますよ〜』とやる気満々、心はマッサージ。
ご奉仕の気持ちでいっぱいだ。
ほどなくして那智さんご登場。
かすかにすまなそうな雰囲気の欠片とちょっぴりお疲れの様子。
でも、隣りに座ってくっつきたがっているわたしを『どうどう』となだめながら招き入れてくれる姿はいつも通りで、ホッとする。
すこし那智さんの懐を堪能して、ドリンクが来るまで手のひらをマッサージ。
それならと背中に回って肩を揉む、エッチなことしているわけじゃないから、ドリンク持ってこられても大丈夫ですよね。
ドリンクが来て、買ってきたお昼をいただいて、那智さんの一服が終わり。
さて、このままマッサージか、それとも、またちょっとくっつくくらいはさせてくれるかなと思っていたら、覆いかぶさるように抱きしめられてキス。
優しく甘く、いいこいいこされながらキスをして、もう片方の手が胸に。
ダメです、ダメです、今日はマッサージ。
わたし、ちっとも欲情していませんし、那智さんその気ないのにされてもうれしくないです。
年明けてから官能の時間がほとんどないから、やたら恥ずかしい気持ちもあってあわあわと抵抗してしまう。
抵抗しながらもずっと優しい愛撫は続くけど、抵抗の合間の唇を離したときに目の前にある那智さんのいたずらっ子の嬉しそうな顔!!
やっぱり、ただの優しい愛撫じゃない!!
那智さん、ダメです、マッサージします
だって、那智さん、途中でやめるつもりでしょ!?
嬉しそうな顔が、もっと嬉しそうになる。
そう、俺の目論見はね、ここに来る間に考えてたんだけど
がーーっとやって止めて〜、みたいなノリじゃなくて、こうやって優しく優しくしてふわーーと終わるの(笑)
やっぱり〜〜
もう、マッサージしますよう
目論見を披露しても、それを続ける。
ご奉仕気分でぜんぜん欲情していなかったのに、このいたずらっ子の那智さんの表情と優しい手ですこし欲情が頭をもたげてしまう。
抱きしめられながら、ピクッと体が3回ほど反応したところで
まあ、これくらいかな〜(笑)
と手を引かれてしまった。
もう、だから、やめてくださいって言ったのに!!
激しく揺さぶられておあずけ状態ではないから欲情の火はすっと落ち着いて、マッサージをする気持ちは変わらずある。
でも、あれ?なんか、さっきまでの勢いないよ?
ああ、那智さん
すごーくマッサージする気持ちだったのに、いまだって喜んでしますけど、でも、なんかやる気満々じゃなくなっちゃいましたよー
マッサージに対してほんのちょっとですけど、マイナス感情持っちゃったじゃないですかー(笑)
だって、わざとそうしたんだもん(笑)
なぜですか?
喜んでマッサージしてほうがいいでしょ?
いや、なんかさ、すんなり喜んでしてもらうのもなんかな〜と思って
俺たちはさ、りん子が率先して『俺のために』ってするより、俺が『やって』と言ってりん子が動くほうが合ってるだろ?
これは俺たちの上下の形なの(笑)
う〜ん、なんだかこじつけっぽい感じがしないでもないけれど、那智さんは以前から『那智さんのために』ばかりだとわたしが主導することになるから、わたしたち的上下ではする必要ないと言ってくれていたので、筋は通っている。
でも、これって
お手伝いやマッサージばかりで『してもらっている』アドバンテージに加えて、『待たせた』まで追加されちゃったから、すこしはりん子にも『何か』というサービス精神もありませんか。
しかも、適度に未練を残しておしまいにするという天邪鬼的サービス精神(笑)
那智さんらしいなぁと思いながら、若干のマイナス感情を持ちつつ、誠心誠意マッサージさせていただいたのでした^^
ところで。
この日、カラオケを後にしながら
これで1エントリーだね(笑)
と笑い合っていました。
わたしたちは何かネタになりそうな出来事があると、ときどきこんなふうに口に出しています。
ブログをはじめた頃は、最中に『ブログ』のことを意識することはブログのための会話や行為のような気がして、ふたりともすこし抵抗感があったのだけど、何年も続けていると『ブログのための会話(行為)』ではなく『会話(行為)がたまたまブログになる』ことの違いをはっきり認識できるようになり、いまではごく自然に後者でいられているので、最中や事後に「ネタになるね」と話題を楽しめています。
たかがブログだけど、いまのわたしたちにはごく自然に日々の営みの中に『等式』がしみ込んでいるんだなって、うれしく思うのです^^
それが、様々なネタになり、こうやってノロケや苦笑となっていて、それにお付き合いいただいているわけで…ありがとうございます、です(笑)
<関連エントリー>
マッサージいろいろ
『りん子に綿棒』
『どちらとも…』
『駄犬のマッサージ』
『駄犬の行方』
『爪』
「等式」那智さん的上下感想です。そうなんです、かなりこじつけっぽい理屈をどうエントリーにまとめるのかに注目していたのですがそのままでした。(笑)もう少し、何か、言葉が足りないのですが出てきません。
年に数回大きなイベントがあって、その前はいつもより忙しくなる那智さん。
お休みが取りにくくなるのとほんのちょっと忙しそうなくらいで、ほとんどわたしにとっては支障ないのだけど、年明けにある一番重要なイベントのときだけはさすがに大変な感じがこちらにも伝わってくる。
毎年、お仕事のお手伝いに駆り出されるのはこのイベントが多いので、年明けでやっと会える!!のときは大概お手伝いか『大変そうな那智さん』で、普段のお出かけやホテルのテンションはお預けなのだ^^
今年もまず新年一発目はお仕事場でお手伝い。
まあ、ちょこっとトイレで性処理はあったけど(どっちのでしょう^^;)
同じ週の半ばにもう一度ランチに行かれそうだったので、もちろんホテルのテンションではないけれどカラオケでくっついたりマッサージしたりの多少『いちゃいちゃ』できるはずだった。
それがちょうどその日の朝、お昼まで那智さんがひとりだと聞いたのでお手伝いに伺うことになった。
新年一発目のときからずっと立て込んでいるようだったから、カラオケなしでお手伝いとちょこっと(^^)とランチをご一緒するような時間になるのもいいかなと思って、朝イチでお仕事場に向かった。
あと二駅で到着というとき、那智さんからメールが。
◯◯さん、来た!!
午後から来るはずだった人が予定よりずっと早く出勤してきたそうだ。
まあ、同じイベントをするのだから彼女だってそうサボってもいられないよね。
ごめんね〜!!
ランチは大丈夫、カラオケに行こう。
のメールに
いいですよ〜^^
ウロウロしておきます。
とお返事する。
まあ、こればかりは仕方ないことだし、わたしがお邪魔してからいらしたほうが困るから、幸いといえば幸いだ。
ちょっと探し物もあったからちょうどいい。
ただ短時間とはいえ、手伝いの当てが外れて那智さん残念だろうな〜とちょっぴりわたしまでがっかりな気持ちで、さて、いまからカラオケまでの約2時間、どうやって過ごそうかなと思っていた。
そんな対処をしながら、マイナス感情が不思議と湧かなかった。
唯一、那智さん大変だなと思うくらい。
「ごめんね」とすまなそうにメールをくれる那智さんに「見たいものありましたから」「わたしがいるときに出勤されなくてよかったですね」と気持ちを軽くして差し上げるメールをすることが、むしろ心地よいほど。
那智さんに対して『いいこ』でいられることがすごく気持ちよかった。
とても忙しそうだし、きっとカラオケでも主にマッサージだと予測できるけど、なんだか那智さんのために時間を使えることがとても嬉しい気持ちになっていた。
これって、『ご主人様の喜びはわたしの喜び』な主従的思考じゃないか!?
なんの我慢も気合いもなく、ごく自然にそう思える自分がなんだかデキの良い女のような気がして、さらに気分がよかった。
時間を潰しランチを買い、途中ランチタイムに客先に行かないといけないかも!?なんて更なる障壁の可能性まで浮上しながら(このときも「移動だけでもご一緒します」と健気なわたし満喫^^)、なんとか無事カラオケにチェックインの時間になった。
那智さんを待ちながら、『ちょっとはくっつかせていただきますけど、今日はリラックスしていただきますよ〜』とやる気満々、心はマッサージ。
ご奉仕の気持ちでいっぱいだ。
ほどなくして那智さんご登場。
かすかにすまなそうな雰囲気の欠片とちょっぴりお疲れの様子。
でも、隣りに座ってくっつきたがっているわたしを『どうどう』となだめながら招き入れてくれる姿はいつも通りで、ホッとする。
すこし那智さんの懐を堪能して、ドリンクが来るまで手のひらをマッサージ。
それならと背中に回って肩を揉む、エッチなことしているわけじゃないから、ドリンク持ってこられても大丈夫ですよね。
ドリンクが来て、買ってきたお昼をいただいて、那智さんの一服が終わり。
さて、このままマッサージか、それとも、またちょっとくっつくくらいはさせてくれるかなと思っていたら、覆いかぶさるように抱きしめられてキス。
優しく甘く、いいこいいこされながらキスをして、もう片方の手が胸に。
ダメです、ダメです、今日はマッサージ。
わたし、ちっとも欲情していませんし、那智さんその気ないのにされてもうれしくないです。
年明けてから官能の時間がほとんどないから、やたら恥ずかしい気持ちもあってあわあわと抵抗してしまう。
抵抗しながらもずっと優しい愛撫は続くけど、抵抗の合間の唇を離したときに目の前にある那智さんのいたずらっ子の嬉しそうな顔!!
やっぱり、ただの優しい愛撫じゃない!!
那智さん、ダメです、マッサージします
だって、那智さん、途中でやめるつもりでしょ!?
嬉しそうな顔が、もっと嬉しそうになる。
そう、俺の目論見はね、ここに来る間に考えてたんだけど
がーーっとやって止めて〜、みたいなノリじゃなくて、こうやって優しく優しくしてふわーーと終わるの(笑)
やっぱり〜〜
もう、マッサージしますよう
目論見を披露しても、それを続ける。
ご奉仕気分でぜんぜん欲情していなかったのに、このいたずらっ子の那智さんの表情と優しい手ですこし欲情が頭をもたげてしまう。
抱きしめられながら、ピクッと体が3回ほど反応したところで
まあ、これくらいかな〜(笑)
と手を引かれてしまった。
もう、だから、やめてくださいって言ったのに!!
激しく揺さぶられておあずけ状態ではないから欲情の火はすっと落ち着いて、マッサージをする気持ちは変わらずある。
でも、あれ?なんか、さっきまでの勢いないよ?
ああ、那智さん
すごーくマッサージする気持ちだったのに、いまだって喜んでしますけど、でも、なんかやる気満々じゃなくなっちゃいましたよー
マッサージに対してほんのちょっとですけど、マイナス感情持っちゃったじゃないですかー(笑)
だって、わざとそうしたんだもん(笑)
なぜですか?
喜んでマッサージしてほうがいいでしょ?
いや、なんかさ、すんなり喜んでしてもらうのもなんかな〜と思って
俺たちはさ、りん子が率先して『俺のために』ってするより、俺が『やって』と言ってりん子が動くほうが合ってるだろ?
これは俺たちの上下の形なの(笑)
う〜ん、なんだかこじつけっぽい感じがしないでもないけれど、那智さんは以前から『那智さんのために』ばかりだとわたしが主導することになるから、わたしたち的上下ではする必要ないと言ってくれていたので、筋は通っている。
でも、これって
お手伝いやマッサージばかりで『してもらっている』アドバンテージに加えて、『待たせた』まで追加されちゃったから、すこしはりん子にも『何か』というサービス精神もありませんか。
しかも、適度に未練を残しておしまいにするという天邪鬼的サービス精神(笑)
那智さんらしいなぁと思いながら、若干のマイナス感情を持ちつつ、誠心誠意マッサージさせていただいたのでした^^
ところで。
この日、カラオケを後にしながら
これで1エントリーだね(笑)
と笑い合っていました。
わたしたちは何かネタになりそうな出来事があると、ときどきこんなふうに口に出しています。
ブログをはじめた頃は、最中に『ブログ』のことを意識することはブログのための会話や行為のような気がして、ふたりともすこし抵抗感があったのだけど、何年も続けていると『ブログのための会話(行為)』ではなく『会話(行為)がたまたまブログになる』ことの違いをはっきり認識できるようになり、いまではごく自然に後者でいられているので、最中や事後に「ネタになるね」と話題を楽しめています。
たかがブログだけど、いまのわたしたちにはごく自然に日々の営みの中に『等式』がしみ込んでいるんだなって、うれしく思うのです^^
それが、様々なネタになり、こうやってノロケや苦笑となっていて、それにお付き合いいただいているわけで…ありがとうございます、です(笑)
<関連エントリー>
マッサージいろいろ
『りん子に綿棒』
『どちらとも…』
『駄犬のマッサージ』
『駄犬の行方』
『爪』
「等式」那智さん的上下感想です。そうなんです、かなりこじつけっぽい理屈をどうエントリーにまとめるのかに注目していたのですがそのままでした。(笑)もう少し、何か、言葉が足りないのですが出てきません。
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