果実
非日常的な日常
被虐の先の『快』。
これがわたしのマゾの根っこだと書いた。
(『マゾの根っこ』)
わたしは一般的には『負』とされていることで感じてしまうということに憧れを抱いだき、そうなる自分を予感していたのだと思う。
浮浪者に股を開き。
看守のおもちゃになり。
よろこんでそれを受け入れ快感を憶える。
もし、わたしがその女を見たら眉をひそめてしまうような、そんな女の自分を思い描いていたのだ。
『蔑まれる』女。
ただ『蔑まれる』というのはキーワードではあるけれど、それはわたしの核ではないことは那智さんとお付き合いをするようになって知っていく。
ひとつは。
実際SM行為を経験してみて、わたしは、わたしもしくは女性が蔑まれることに対して傷つき嫌悪感を抱いてしまうことを知る。
『2回目の旅』のとき、撮影ばかりするご主人様に「おまえは穴だ」と言われてはじめてマゾ心は湧いたけど、基本的にわたしを尊重してくれない姿勢に怒りを感じていたし、ハプバーなどですこしでも男性が女性を大切にしていないと感じられる様子に触れると傷ついてしまっていたから。(『傷つ性癖』)
『蔑まれる』ことはわたしには合わないのだと思った。
そして、もうひとつ。
『歪んだ自己愛』と表現して何度も登場しているけど、わたしは『蔑まれる』ような状態のわたしに自己愛を感じている。
みじめな異質な自分を蔑んで感じるのではなくて、その自分をいとしく思って感じている。
だから、どんなに蔑まれるようなことをしても、自己愛を感じているのだから蔑まれはしないのだ。
もともと持っていたもの。
経験して知ったこと。
くわえて、当然、那智さんと出会って作り上げたもの。
性的嗜好と一口に言っても、いろいろな要素が混ざっていて年月と共に形を変えていっていると思う。
根っこに水を与え、光を注ぎ、いまのわたしなりの実がなっている。
その実は。
痛いことも恥ずかしいことも汚いことも、多くの人(わたしを含む)が驚き眉をひそめるような行為をされたい。
そして、それを施す那智さんだけが、そのわたしを愛おしいと思っていてもらえることが幸福。
那智さんのうんこにまみれて、街中で四つん這いになって、ドレッサーの角におまんこを押当ててオナにーをする。
可愛がってもらう行為として。
那智さんの手で、那智さんに慈しまれながら、ひとりのわたしがわたしを蔑み、もうひとりのわたしが自己愛で感じている。
わたしのマゾの根っこから育った実は、『自己愛』と『可愛がられる』が核をなし表皮を『蔑む』が覆っているというイメージ。
この核は那智さんが手をかけることではじめてできたものだから、小さい頃から感じていた根っこからは想像しえなかった実がなっているのかもしれない。
わたしが蔑むような自分に自己愛を感じられるのは、那智さんがそのわたしを愛おしいと思ってくれるからだ。
そしてその感情を持ち続けてくれるのは、その実を那智さんの手で実らせたからだよね。
じつは一番の幸福は、実らせるための那智さんとの年月を重ねた交流だったのかなと当たり前のことを思う。
人(わたし)から見たら引いてしまうようなわたしを、それを作り上げた那智さんだけがいとおしく思ってくれる。
表皮と実の落差が大きいほど、この果実はたまらなくおいしい。
今日の「等式」感想です。
今日のエントリーが理解出来る方は読み込んで頂いている証だと、思います。(笑)りん子の変態を愛でる事が出来るのは時間と手間をかけ自分が育てたと自負できるから。その事を嬉しく思うと共に二人とも多分、何が普通で何が普通でないのか理解が怪しくなって来ていると思う。
被虐の先の『快』。
これがわたしのマゾの根っこだと書いた。
(『マゾの根っこ』)
わたしは一般的には『負』とされていることで感じてしまうということに憧れを抱いだき、そうなる自分を予感していたのだと思う。
浮浪者に股を開き。
看守のおもちゃになり。
よろこんでそれを受け入れ快感を憶える。
もし、わたしがその女を見たら眉をひそめてしまうような、そんな女の自分を思い描いていたのだ。
『蔑まれる』女。
ただ『蔑まれる』というのはキーワードではあるけれど、それはわたしの核ではないことは那智さんとお付き合いをするようになって知っていく。
ひとつは。
実際SM行為を経験してみて、わたしは、わたしもしくは女性が蔑まれることに対して傷つき嫌悪感を抱いてしまうことを知る。
『2回目の旅』のとき、撮影ばかりするご主人様に「おまえは穴だ」と言われてはじめてマゾ心は湧いたけど、基本的にわたしを尊重してくれない姿勢に怒りを感じていたし、ハプバーなどですこしでも男性が女性を大切にしていないと感じられる様子に触れると傷ついてしまっていたから。(『傷つ性癖』)
『蔑まれる』ことはわたしには合わないのだと思った。
そして、もうひとつ。
『歪んだ自己愛』と表現して何度も登場しているけど、わたしは『蔑まれる』ような状態のわたしに自己愛を感じている。
みじめな異質な自分を蔑んで感じるのではなくて、その自分をいとしく思って感じている。
だから、どんなに蔑まれるようなことをしても、自己愛を感じているのだから蔑まれはしないのだ。
もともと持っていたもの。
経験して知ったこと。
くわえて、当然、那智さんと出会って作り上げたもの。
性的嗜好と一口に言っても、いろいろな要素が混ざっていて年月と共に形を変えていっていると思う。
根っこに水を与え、光を注ぎ、いまのわたしなりの実がなっている。
その実は。
痛いことも恥ずかしいことも汚いことも、多くの人(わたしを含む)が驚き眉をひそめるような行為をされたい。
そして、それを施す那智さんだけが、そのわたしを愛おしいと思っていてもらえることが幸福。
那智さんのうんこにまみれて、街中で四つん這いになって、ドレッサーの角におまんこを押当ててオナにーをする。
可愛がってもらう行為として。
那智さんの手で、那智さんに慈しまれながら、ひとりのわたしがわたしを蔑み、もうひとりのわたしが自己愛で感じている。
わたしのマゾの根っこから育った実は、『自己愛』と『可愛がられる』が核をなし表皮を『蔑む』が覆っているというイメージ。
この核は那智さんが手をかけることではじめてできたものだから、小さい頃から感じていた根っこからは想像しえなかった実がなっているのかもしれない。
わたしが蔑むような自分に自己愛を感じられるのは、那智さんがそのわたしを愛おしいと思ってくれるからだ。
そしてその感情を持ち続けてくれるのは、その実を那智さんの手で実らせたからだよね。
じつは一番の幸福は、実らせるための那智さんとの年月を重ねた交流だったのかなと当たり前のことを思う。
人(わたし)から見たら引いてしまうようなわたしを、それを作り上げた那智さんだけがいとおしく思ってくれる。
表皮と実の落差が大きいほど、この果実はたまらなくおいしい。
今日の「等式」感想です。
今日のエントリーが理解出来る方は読み込んで頂いている証だと、思います。(笑)りん子の変態を愛でる事が出来るのは時間と手間をかけ自分が育てたと自負できるから。その事を嬉しく思うと共に二人とも多分、何が普通で何が普通でないのか理解が怪しくなって来ていると思う。
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COMMENT
ドリアン的な果実 を想像しましたけれど。
果実と書いてあるのに、生卵を割ったら中から黄身ともう一つ卵が出てきた動画を思い出しました。
意外性は、いつも美味しいです(´∀`*)
果実と書いてあるのに、生卵を割ったら中から黄身ともう一つ卵が出てきた動画を思い出しました。
意外性は、いつも美味しいです(´∀`*)
薫さん
あん、果実のほうがエロティックでいいのに、薫さんが生卵っておっしゃるからわたしまで『ぱか〜っ』と割れた卵の映像になってしまうではないか〜(笑)
それでもせっかくなのでなんとかエロティックをキープして果実を通したいのですが、ドリアンは最強そうなので、デコポンくらいのかわいいいびつにしておいてください。
んん?デコポンもエロティックじゃない、ね?(笑)
あん、果実のほうがエロティックでいいのに、薫さんが生卵っておっしゃるからわたしまで『ぱか〜っ』と割れた卵の映像になってしまうではないか〜(笑)
それでもせっかくなのでなんとかエロティックをキープして果実を通したいのですが、ドリアンは最強そうなので、デコポンくらいのかわいいいびつにしておいてください。
んん?デコポンもエロティックじゃない、ね?(笑)
被虐(加虐も?)いろいろな要素が絡まって、複雑なものだなぁと、最近よく思います。
加虐も被虐も、歪んだ自己愛が垣間見える瞬間って、大好きなんですw
私の場合、彼以外に蔑まれても何も感じませんが(羞恥心や惨めな感じはあるけど)
そんな私を見る、彼の蔑む視線や言葉は、心の琴線に触れて泣きながらわけわからなくなるw
自分の心の領域が、誰に向かっているか。なのかなぁと思います。
蔑まれて愛されるっていう相反するのって、私もたまらない果実です♪
まー、人から見たら恐ろしいドリアンかとw
加虐も被虐も、歪んだ自己愛が垣間見える瞬間って、大好きなんですw
私の場合、彼以外に蔑まれても何も感じませんが(羞恥心や惨めな感じはあるけど)
そんな私を見る、彼の蔑む視線や言葉は、心の琴線に触れて泣きながらわけわからなくなるw
自分の心の領域が、誰に向かっているか。なのかなぁと思います。
蔑まれて愛されるっていう相反するのって、私もたまらない果実です♪
まー、人から見たら恐ろしいドリアンかとw
M&M。さん
彼以外からの蔑みは単なるスパイスにすぎなくて、それに彼からの視線や言葉がすべてを決めるんですよね。
わたしは臆病なので那智さんには、行為だけ酷いことでそれ以外(言葉や視線)は可愛がるで満足しているのですけど、言葉や視線も蔑まれて愛されるとなると実と表皮の落差の快感はすごく大きいと想像します。
きっとM&M。さんは彼と良い関係を築かれているんだろうな〜と感じました。
加虐側の方から鍵コメでいただいたんですけど、人として蔑んでいるかいないかの違いなのでしょうね。
ひとりの人として認めている女性を蔑む落差もまた加虐側の面白さなのかも。
被虐も加虐も、たしかに複雑です^^
ところで、文章だけでまったく同じ感覚を共有するのは限界があると思うのですが、M&M。さんのご理解いただいている『歪んだ自己愛』はきっとわたしが感じているものとかなり近いはずです、なんだかね、とってもうれしくなっちゃいました♪
彼以外からの蔑みは単なるスパイスにすぎなくて、それに彼からの視線や言葉がすべてを決めるんですよね。
わたしは臆病なので那智さんには、行為だけ酷いことでそれ以外(言葉や視線)は可愛がるで満足しているのですけど、言葉や視線も蔑まれて愛されるとなると実と表皮の落差の快感はすごく大きいと想像します。
きっとM&M。さんは彼と良い関係を築かれているんだろうな〜と感じました。
加虐側の方から鍵コメでいただいたんですけど、人として蔑んでいるかいないかの違いなのでしょうね。
ひとりの人として認めている女性を蔑む落差もまた加虐側の面白さなのかも。
被虐も加虐も、たしかに複雑です^^
ところで、文章だけでまったく同じ感覚を共有するのは限界があると思うのですが、M&M。さんのご理解いただいている『歪んだ自己愛』はきっとわたしが感じているものとかなり近いはずです、なんだかね、とってもうれしくなっちゃいました♪
彼の場合、甘えさせる・可愛がるって何?ってタイプなんですよねw
たまにはヨシヨシされたいと思って強請っても、ぎこちないw
人として蔑まれたら…続かないですw
ひっぱたいて逃走しますねw
M女さんを人として蔑んだら…
それで性的興奮を得てる自分を蔑んでるって事かなと。
上下関係が、それを見え難いようにしてるだけでしょうね。
歪んだ自己愛、りん子さんが感じているのと近いです♪
文章って難しいですけど、りん子さんが書かれる文章は…ブンブン首振ってる事が多いですよ♪
たまにはヨシヨシされたいと思って強請っても、ぎこちないw
人として蔑まれたら…続かないですw
ひっぱたいて逃走しますねw
M女さんを人として蔑んだら…
それで性的興奮を得てる自分を蔑んでるって事かなと。
上下関係が、それを見え難いようにしてるだけでしょうね。
歪んだ自己愛、りん子さんが感じているのと近いです♪
文章って難しいですけど、りん子さんが書かれる文章は…ブンブン首振ってる事が多いですよ♪
M&M。さん
人として蔑むような女を抱いている男は自分自身も蔑んでいる、そして、いろいろなアイテムがそれをわかりづらくさせている、M&M。さんのおっしゃる通り、とても納得です。
犬のように従順で豚のように愚鈍な女がいいとおっしゃっているご主人様を見かけたことがあるんですけど、そういう女がいいのか、俺の前でそうなれる女にしたいのか、前者と後者では大きな違いがありますよね。
もし前者だとしたら、自分は犬と豚しか扱えないと言っているように見えるんだけどね…。
彼さん、甘えさせ苦手ですか!?(笑)
それぞれ相性ですよね^^
じつは、いうほど那智さんベタベタに甘えさせてくれるほうでもないんですよ!!
『ちゃんとした理由』がないとしてくれない人なのです^^;こちらは『ちゃんとした理由』を説明しているうちにだんだん落ち着いてきちゃうから、はい終了!!みたいな^^;
まあ、相性ですよね。
人として蔑むような女を抱いている男は自分自身も蔑んでいる、そして、いろいろなアイテムがそれをわかりづらくさせている、M&M。さんのおっしゃる通り、とても納得です。
犬のように従順で豚のように愚鈍な女がいいとおっしゃっているご主人様を見かけたことがあるんですけど、そういう女がいいのか、俺の前でそうなれる女にしたいのか、前者と後者では大きな違いがありますよね。
もし前者だとしたら、自分は犬と豚しか扱えないと言っているように見えるんだけどね…。
彼さん、甘えさせ苦手ですか!?(笑)
それぞれ相性ですよね^^
じつは、いうほど那智さんベタベタに甘えさせてくれるほうでもないんですよ!!
『ちゃんとした理由』がないとしてくれない人なのです^^;こちらは『ちゃんとした理由』を説明しているうちにだんだん落ち着いてきちゃうから、はい終了!!みたいな^^;
まあ、相性ですよね。