やりたいからやる
140字もどき
そうそう、いまふと思い出したけど。
『旅』をしていた頃。
声がなかなかステキな男性とけっこう長い時間会話したことがあった。
落ち着いていて経験も豊富そうで、とても自分に自信を持っている感じの人だった。
恋愛して尊敬して、その人に翻弄され支配されたいと彷徨っていたときだったから、こんなふうに経験も自信もありそうな人なら叶えられるかもしれないと、期待してしまいそうになりながら長い時間の会話だった。
なぜ、その先に進まなかったのだろう。
この男性はこんなことを言っていた。
やめてと言ってもやめない
まあ、これはマゾヒストとしてはありがたい側面もある^^
でも、その後の言葉にすこし驚いた。
最近は女も強気になっているから、そういうときに簡単にいうことを聞いてやめたらダメなんだ
あれ?S男性、そういうモチベーションでSM行為や支配をするの?
最近のわたしはにわかフェミなのでいま聞いたら引っかかりまくりだけど、その当時も腑に落ちなかった記憶がある。
それが原因で先に進まなかったのかわからない。
かけ直してと電話番号を教えてもらったけど、かけなかったんだよね。
(メモしているフリしてメモしなかった←当時よくやってた^^;)
女が強気だからやめないのではなくて。
続けたいからやめない、であってほしいよね。
ぎゃふんといわせるためにSM行為をされてもご主人様になられても、こちらはまったくうれしくないのです。
ところで、このお話はいまから約15年ほど前のこと。
当時はネットの出会いはまだ出始めくらいだったはずで、主流は電話を通した『ツーショットダイヤル』とか『伝言ダイヤル』とか直接声でやり取りをするものだった。
いまでいえば、直接話す『ツーショットダイヤル』はチャット?で、録音したメッセージにメッセージを返す『伝言ダイヤル』は掲示板?といったところだろうか。
ここを読んでくれている人の中には、このシステムがピンと来ない人も多いかもしれないですね。
いまではネットで文字の出会いがほとんどだろうけど、わたしは携帯もパソコンもデビューが遅かったので、これ以外の文字での出会いというものを知らないのだ。
この男性とは『ツーショットダイヤル』で会話した。
女性が無料で男性は有料だから、ある程度話したら男性は固定電話の番号を教えてかけ直してもらうというのが無駄にお金を使わない手段だったのだ。
(『会話』とか『かけ直して』なんていう言葉は、そこからきている)
それが当時の出会い方だった。
まあ、なんていうか、いきなり肉声を聞かれることも抵抗あるし、男性なんて固定電話の番号を教える場合もあるわけだから、それなりに勇気のいることだよね。
生身の声って、まるで顔写真を見せるくらい『自分』を出しているようだし、じつは、『M女』だと公言している出会いの中でいきなり肉声を聞かせるのって、けっこう神経すり減らすんだよね。
きっと文字でメッセージのやり取りをするより男女ともハードルは高かったと思うんだ。
ただ、声や話し方というのはとても重要な好みではあるし、いろんな情報を手に入れることができるので、その点では文字よりよいと思う。
那智さんは文字より肉声派だし、ハードルが高いぶんより真剣な人が集まるのではないかと、いまの(どちらかというと手軽に見える)ネットの出会いより、すこしハードルが高かった出会いのほうがお好みだ。
昔は良かったという懐古はあまり好きじゃないし、肉声で神経をすり減らす経験もあるから、わたしはどちらにも良い点と悪い点があると思うけど。
人は、『どうしても、本当にやりたいこと』は多少困難が伴ってもやるもの。
ハードルが高いほうが『本当にそれがしたいのか』と自問自答する。
ツーショットの番号を眺めて、何度もためらい、それでも『叶えたい』とプッシュしたように。
そういった意味では、自分の中で振るいにかける作用もあったのではないか。
手軽な出会いは否定しないけど、『どうしてもしたいこと』がわかっているほうが無用な傷は負わないでいいなと思うので、手軽なぶん、自覚的に自問自答が必要かもしれませんね。
あれ?『140字もどき』のつもりがけっこうしっかり書いちゃった^^
<関連エントリー>
旅、ね^^
長いからページで^^
『はじめての旅〜3回目の旅まで』
電話の出会い、いろいろ
『思い出話』
『思い出話(声は重要♪)』
『思い出話(ああ、勘違い編)』
『思い出話(わがままM女)』
電話の出会いのイヤなところ(特に後半に書いてます)
『執着』
「等式」感想です。今はパートナーを募集する時には、作文の品評会になっているのではないかと思う。そして、会話にくらべイマジネーションが強い分、ミスマッチになる可能性が強いのではないかな~。文章が下手な私の負け惜しみだったら良いのですが。
現在は無きに等しい電話での出会いシステムを名残惜しんでも、意味はないでしょうが。
そうそう、いまふと思い出したけど。
『旅』をしていた頃。
声がなかなかステキな男性とけっこう長い時間会話したことがあった。
落ち着いていて経験も豊富そうで、とても自分に自信を持っている感じの人だった。
恋愛して尊敬して、その人に翻弄され支配されたいと彷徨っていたときだったから、こんなふうに経験も自信もありそうな人なら叶えられるかもしれないと、期待してしまいそうになりながら長い時間の会話だった。
なぜ、その先に進まなかったのだろう。
この男性はこんなことを言っていた。
やめてと言ってもやめない
まあ、これはマゾヒストとしてはありがたい側面もある^^
でも、その後の言葉にすこし驚いた。
最近は女も強気になっているから、そういうときに簡単にいうことを聞いてやめたらダメなんだ
あれ?S男性、そういうモチベーションでSM行為や支配をするの?
最近のわたしはにわかフェミなのでいま聞いたら引っかかりまくりだけど、その当時も腑に落ちなかった記憶がある。
それが原因で先に進まなかったのかわからない。
かけ直してと電話番号を教えてもらったけど、かけなかったんだよね。
(メモしているフリしてメモしなかった←当時よくやってた^^;)
女が強気だからやめないのではなくて。
続けたいからやめない、であってほしいよね。
ぎゃふんといわせるためにSM行為をされてもご主人様になられても、こちらはまったくうれしくないのです。
ところで、このお話はいまから約15年ほど前のこと。
当時はネットの出会いはまだ出始めくらいだったはずで、主流は電話を通した『ツーショットダイヤル』とか『伝言ダイヤル』とか直接声でやり取りをするものだった。
いまでいえば、直接話す『ツーショットダイヤル』はチャット?で、録音したメッセージにメッセージを返す『伝言ダイヤル』は掲示板?といったところだろうか。
ここを読んでくれている人の中には、このシステムがピンと来ない人も多いかもしれないですね。
いまではネットで文字の出会いがほとんどだろうけど、わたしは携帯もパソコンもデビューが遅かったので、これ以外の文字での出会いというものを知らないのだ。
この男性とは『ツーショットダイヤル』で会話した。
女性が無料で男性は有料だから、ある程度話したら男性は固定電話の番号を教えてかけ直してもらうというのが無駄にお金を使わない手段だったのだ。
(『会話』とか『かけ直して』なんていう言葉は、そこからきている)
それが当時の出会い方だった。
まあ、なんていうか、いきなり肉声を聞かれることも抵抗あるし、男性なんて固定電話の番号を教える場合もあるわけだから、それなりに勇気のいることだよね。
生身の声って、まるで顔写真を見せるくらい『自分』を出しているようだし、じつは、『M女』だと公言している出会いの中でいきなり肉声を聞かせるのって、けっこう神経すり減らすんだよね。
きっと文字でメッセージのやり取りをするより男女ともハードルは高かったと思うんだ。
ただ、声や話し方というのはとても重要な好みではあるし、いろんな情報を手に入れることができるので、その点では文字よりよいと思う。
那智さんは文字より肉声派だし、ハードルが高いぶんより真剣な人が集まるのではないかと、いまの(どちらかというと手軽に見える)ネットの出会いより、すこしハードルが高かった出会いのほうがお好みだ。
昔は良かったという懐古はあまり好きじゃないし、肉声で神経をすり減らす経験もあるから、わたしはどちらにも良い点と悪い点があると思うけど。
人は、『どうしても、本当にやりたいこと』は多少困難が伴ってもやるもの。
ハードルが高いほうが『本当にそれがしたいのか』と自問自答する。
ツーショットの番号を眺めて、何度もためらい、それでも『叶えたい』とプッシュしたように。
そういった意味では、自分の中で振るいにかける作用もあったのではないか。
手軽な出会いは否定しないけど、『どうしてもしたいこと』がわかっているほうが無用な傷は負わないでいいなと思うので、手軽なぶん、自覚的に自問自答が必要かもしれませんね。
あれ?『140字もどき』のつもりがけっこうしっかり書いちゃった^^
<関連エントリー>
旅、ね^^
長いからページで^^
『はじめての旅〜3回目の旅まで』
電話の出会い、いろいろ
『思い出話』
『思い出話(声は重要♪)』
『思い出話(ああ、勘違い編)』
『思い出話(わがままM女)』
電話の出会いのイヤなところ(特に後半に書いてます)
『執着』
「等式」感想です。今はパートナーを募集する時には、作文の品評会になっているのではないかと思う。そして、会話にくらべイマジネーションが強い分、ミスマッチになる可能性が強いのではないかな~。文章が下手な私の負け惜しみだったら良いのですが。
現在は無きに等しい電話での出会いシステムを名残惜しんでも、意味はないでしょうが。
COMMENT
うんうん。
やりたいからやるんじゃなければ、どちらも幸せな気持ちにはなれない気がします。
一時的な満足感は得られるかもしれないけれど。
何度もためらい、それでも『叶えたい』とプッシュした気持ち、とてもよく分かります。
そのためらいって、大事だと思います。
あと声フェチな私にとっては、声、話し方はとっても重要です!(笑)
やりたいからやるんじゃなければ、どちらも幸せな気持ちにはなれない気がします。
一時的な満足感は得られるかもしれないけれど。
何度もためらい、それでも『叶えたい』とプッシュした気持ち、とてもよく分かります。
そのためらいって、大事だと思います。
あと声フェチな私にとっては、声、話し方はとっても重要です!(笑)
一時的な満足と継続する満足。
これは大きく違いますよね。
でも、一見前者のほうが魅力的だったり手に入りやすかったりするかもしれない。
やりたいからやるでやってもらったほうが、こちらとしてはうれしいし、うれしいことは継続したくなるものです^^
声や話し方って重要ですよね〜。
じつは、見た目以上に重要かも!!
これは大きく違いますよね。
でも、一見前者のほうが魅力的だったり手に入りやすかったりするかもしれない。
やりたいからやるでやってもらったほうが、こちらとしてはうれしいし、うれしいことは継続したくなるものです^^
声や話し方って重要ですよね〜。
じつは、見た目以上に重要かも!!