Hey Jude
独り言
まだ小学生ころ、生まれてはじめて行ったコンサートはピンクレディ。
当時の小学生のアイドルだった。
そのピンクレディのコンサートに近所の知り合いの人がわたしと友達を連れていってくれたのだ。
はじめてのことばかりの夜だった。
コンサートもスタジアムも夜の都会に出かけることも。
どこかのつてで入手したチケットだったのだろう、前から4列目の特等席。
目の前には憧れのアイドル、まわりは大人のお兄さんが大きな声で声援を送っている。
はじめてばかりの世界に圧倒されながら、ほんのすこし自分が大人になったような気分になっていた。
ラストの曲は知らない曲だった。
曲の最後に繰り返されるコーラス。
見上げればすでに夜も更け黒い夜空、スタジアム全体が大きな生き物のように一体となって輝き、空の黒とスタジアムの過剰な明るさが、ここだけが特別な空間のように感じさせていた。
コーラスのリピートが天井のない夜空に果てしなく広がっていくようだった。
10代になって、あの曲がThe Beatlesの『Hey Jude』という曲だということを知った。
どんな歌詞で、どんな経緯で作られた曲かということを知るのは、またすこし後のこと。
たしかピンクレディは日本語で歌っていた記憶があるから和訳か、もしくは都合良く替え歌にしたいたのかもしれない。
どちらにしても、きっと陳腐な歌詞だったと思う。
でも、いまでも『Hey Jude』のラストを聴くと、あのものすごく明るい照明とものすごく真っ黒に広がる夜空の、ちょっと怖いほどの開放感を思い出す。
ポール・マッカートニーも、まさか自分の歌がアジアの島国の小学生の思い出になっているとは思いもしなかっただろう。
ロンドン五輪の開会式。
とにかく子供を使えばいいと思っているような開会式とは違う(もちろん子供の登場場面もあるけど)成熟した社会を象徴するような演出に、ちょっぴりイギリス人がうらやましいって思ってしまった。
最後はポール・マッカートニーが登場して『Hey Jude』。
不覚にも、わたしはここで涙を流してしまった。
ビートルズ世代ではないし、特別ファンということでもない。
だけど、わたしの生きてきた中で彼らは至るところにいた。
小学生のはじめてのコンサートで当のアイドルよりも記憶に残すほどに。
そんな楽曲を生みだしたことを、開会式のあのライブを観ながら英国人は自国とその文化を、きっと誇りに感じているのではないだろうか。
そう思うと、強烈な羨望が、至るところにある記憶と交ざり合って涙になって流れてきていた。
小学生の頃見たのと同じようなまばゆいばかりのスタジアムと夜空をテレビの画面越しに観ながら。
だれとも共有できない、わたしだけのちょっと特別な開会式になってしまった。
ところで、もし日本でオリンピックを開催するとしたら、あのとき感じたような自国に対する誇りのようなものを、わたしは持つことができるのだろうか。
まあ、そんなに堅苦しいことではなくていいけど^^;
どんな開会式や五輪にしたら、世界に『どうだ〜』って思えるかな。
当然、日本らしいもの=和となりそうなんだけど、ちょっと視点を変えてみて。
マンガやアニメはどう!?
世界に誇れないか!?
もう、日本の一大イベントなんだから版権とか大人の事情は無視して(笑)
五輪キャラクターはピカチュウとドラえもん!!
開幕はヤマトのテーマソング!!
中央ではガンダムとエヴァンゲリオンが立ち上がり、ルフィーとハイジが輪になって躍る!!
どう、どう!?
テンション上がりません?
世界に『どうだ〜』ってなりません?
ヨーロッパの成熟した社会とは違うけど、 自分の国の文化に誇りを持てて、好きになりそうじゃありません?
と、選手たちの想像もできないような努力に便乗させてもらって、ハラハラどきどき、泣いたり興奮したり、ついでに夢のような想像もさせてくれた3週間でした^^
便乗させてくださって、ありがとうございました〜。
ところで、現知事のまま東京で開催するとなったら、わたしの構想はさらに夢のまた夢になっちゃうね(笑)
「等式」感想です。りん子のこの感性と感覚好きです、おもしろいし現代で日本が世界に誇れる文化と考えるとアニメが確かに良いですね。歌舞伎や文楽は残念ですが一般的ではないですよね。
歴史・自然遺産なら誇れるのでしょうが、文化遺産で身近な物が思いつきません。確かに開幕が「ヤマト」のテーマソングは間違えなく燃えます!(笑)
まだ小学生ころ、生まれてはじめて行ったコンサートはピンクレディ。
当時の小学生のアイドルだった。
そのピンクレディのコンサートに近所の知り合いの人がわたしと友達を連れていってくれたのだ。
はじめてのことばかりの夜だった。
コンサートもスタジアムも夜の都会に出かけることも。
どこかのつてで入手したチケットだったのだろう、前から4列目の特等席。
目の前には憧れのアイドル、まわりは大人のお兄さんが大きな声で声援を送っている。
はじめてばかりの世界に圧倒されながら、ほんのすこし自分が大人になったような気分になっていた。
ラストの曲は知らない曲だった。
曲の最後に繰り返されるコーラス。
見上げればすでに夜も更け黒い夜空、スタジアム全体が大きな生き物のように一体となって輝き、空の黒とスタジアムの過剰な明るさが、ここだけが特別な空間のように感じさせていた。
コーラスのリピートが天井のない夜空に果てしなく広がっていくようだった。
10代になって、あの曲がThe Beatlesの『Hey Jude』という曲だということを知った。
どんな歌詞で、どんな経緯で作られた曲かということを知るのは、またすこし後のこと。
たしかピンクレディは日本語で歌っていた記憶があるから和訳か、もしくは都合良く替え歌にしたいたのかもしれない。
どちらにしても、きっと陳腐な歌詞だったと思う。
でも、いまでも『Hey Jude』のラストを聴くと、あのものすごく明るい照明とものすごく真っ黒に広がる夜空の、ちょっと怖いほどの開放感を思い出す。
ポール・マッカートニーも、まさか自分の歌がアジアの島国の小学生の思い出になっているとは思いもしなかっただろう。
ロンドン五輪の開会式。
とにかく子供を使えばいいと思っているような開会式とは違う(もちろん子供の登場場面もあるけど)成熟した社会を象徴するような演出に、ちょっぴりイギリス人がうらやましいって思ってしまった。
最後はポール・マッカートニーが登場して『Hey Jude』。
不覚にも、わたしはここで涙を流してしまった。
ビートルズ世代ではないし、特別ファンということでもない。
だけど、わたしの生きてきた中で彼らは至るところにいた。
小学生のはじめてのコンサートで当のアイドルよりも記憶に残すほどに。
そんな楽曲を生みだしたことを、開会式のあのライブを観ながら英国人は自国とその文化を、きっと誇りに感じているのではないだろうか。
そう思うと、強烈な羨望が、至るところにある記憶と交ざり合って涙になって流れてきていた。
小学生の頃見たのと同じようなまばゆいばかりのスタジアムと夜空をテレビの画面越しに観ながら。
だれとも共有できない、わたしだけのちょっと特別な開会式になってしまった。
ところで、もし日本でオリンピックを開催するとしたら、あのとき感じたような自国に対する誇りのようなものを、わたしは持つことができるのだろうか。
まあ、そんなに堅苦しいことではなくていいけど^^;
どんな開会式や五輪にしたら、世界に『どうだ〜』って思えるかな。
当然、日本らしいもの=和となりそうなんだけど、ちょっと視点を変えてみて。
マンガやアニメはどう!?
世界に誇れないか!?
もう、日本の一大イベントなんだから版権とか大人の事情は無視して(笑)
五輪キャラクターはピカチュウとドラえもん!!
開幕はヤマトのテーマソング!!
中央ではガンダムとエヴァンゲリオンが立ち上がり、ルフィーとハイジが輪になって躍る!!
どう、どう!?
テンション上がりません?
世界に『どうだ〜』ってなりません?
ヨーロッパの成熟した社会とは違うけど、 自分の国の文化に誇りを持てて、好きになりそうじゃありません?
と、選手たちの想像もできないような努力に便乗させてもらって、ハラハラどきどき、泣いたり興奮したり、ついでに夢のような想像もさせてくれた3週間でした^^
便乗させてくださって、ありがとうございました〜。
ところで、現知事のまま東京で開催するとなったら、わたしの構想はさらに夢のまた夢になっちゃうね(笑)
「等式」感想です。りん子のこの感性と感覚好きです、おもしろいし現代で日本が世界に誇れる文化と考えるとアニメが確かに良いですね。歌舞伎や文楽は残念ですが一般的ではないですよね。
歴史・自然遺産なら誇れるのでしょうが、文化遺産で身近な物が思いつきません。確かに開幕が「ヤマト」のテーマソングは間違えなく燃えます!(笑)
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