やんちゃ
非日常的な日常
彼女とは友人を通じて何度か会っている。
とても自然体の気持ちのいい人だ。
いわゆるマゾという性癖を持っていて、一緒にSM行為をする主さんがいる。
彼女は自分を『便宜上の奴隷』だと言っていている。
SM行為の最中はたぶんわたしたちと同じような拒否権なしなのだろうけど、矛盾なく成立させる言葉が『便宜上の奴隷』ということなのだと思う。
主さんとも一度すこしだけご一緒したことがあって、那智さんよりすこし年上の彼は、やはり那智さん同様若い頃はSM行為をするのを苦労したかもしれない、SMはMがよろこばないと成立しない、SM行為で快感を憶える姿を見るのがいいと那智さんと同じ感覚を持っている人だったので、きっと『便宜上の奴隷』という関係を楽しんでいるようだった。
1年と少し前、たまたま時間があってお二人と夕飯をご一緒する機会に恵まれた。
大好きな台湾料理をいただき、お仕事先から駆けつけてくれて空腹の主さんは食事もお酒も豪快に召し上がり、そのノリの良さにあれよあれよという間に那智さんと意気投合していった。
わたしたちは、その後行きつけのハプバーに行くことが事前から伝えてあった。
遠距離の彼らにとって貴重な時間を大事に使ってほしいこともあったので、お食事の後の予定はお互い遠慮なく自由にしようという取り決めにしていたので、わたしたちは予定通りバーに向かうつもりでいたところ、これもまたあれよあれよという間に主さんが『行く』と決めてしまっていた。
(ここもきっと『拒否権なし』かな)
那智さんが持参したゴムのバラ鞭を手に主さんが彼女をフロアの中央に引きずり出した。
暴れて抵抗する彼女。
彼女は人前であることは好まないはずだったし、いきなりゴムのバラ鞭はさすがに受け入れ難いのだろう、かなり本気で暴れている。
わたしは、わたしたちとご一緒する方たちが自然にしてくれるかどうかが一番気になるので、あんなふうに抵抗してくれることはかえって安心する。
抵抗しているということは無理して付き合っているわけじゃないからだ。
それでも、わたしは終止「無理しないで!!」「ぜったい痛いから〜;;」とそんなことばっかり口走っていた(ある意味こちらもうるさい抵抗^^;)
腕を引き、髪を鷲掴みにして床にねじ伏せる。
那智さん、ちょっと押さえてくれませんか
自分が鞭を打つために那智さんに押さえつけておくようにリクエストされた。
いいですよ!!
嬉々として彼女に近づき、腕と背中を押さえて床にねじ伏せた体勢をキープさせる。
四つん這いでお尻を高く上げる体勢、すこし足を開き、きっとあれはふたりの間の『姿勢』なのかもしれない。
めくられたスカートからいつの間には下着を取られていた彼女のお尻が見える。
薄暗いフロアに白く浮かぶ、柔らかそうな皮膚、キレイだなって思う。
そこにバラ鞭。
ビシッという音が響く。
ああ、痛そう!!
片手で柄を握り、もう片方の手で鞭の1/3くらいのところを持ち、そこから振りかぶっていた。
長さを調整しているんだ。
きっとフロアの大きさと慣れない痛みに対しての様子見だろう。
慣れた手つきに彼のSM歴の長さを感じる。
気がつけば、那智さんは彼らから離れていて、ソファのわたしの隣りにきてくれていた。
彼は彼女に跨がるように、自らの体で押さえつけまだ鞭を振るっている。
お尻だけではなく開いた足の間にも鞭が入り込むのを見て、わたしは「あれは痛い!!」そういって那智さんの胸に顔を埋めた。
那智さんも打ちますか?
彼に促され
じゃあ、すこしだけ
なんだか楽しそうなやんちゃな目をしたふたりの大人。
那智さんが腰を上げ、一発だけかなりMAXの力で鞭を振り下ろした。
(あれも、ぜったい痛いーー!!)
わたしは打たれてもいないのに、ひとりでひーひーだった。
再び、那智さんがわたしの隣りに戻ってから、彼らに視線を移すと、彼が彼女を抱きしめて「よしよし」と乱れた髪をもっと乱すように強く優しく撫でていた。
真剣に抵抗してねじ伏せられ、最後には従う。
真剣に抵抗することがないわたしにも、ちょっと新鮮でいいなと思うSMだった^^
印象に残っているのはこのシーンだけど、あともうひとつある。
彼が彼女の中に指を入れているのだ。
複数や他者の目に、もともとは嗜好がない彼女だったこともあり、ずっと顔を伏せた状態だったけど、そういう姿勢も自然でいいなと思う。
彼が指を入れながら角度や深さを確認しているようだった。
こうやると中が溢れてくるんですよ
愛液が外に流れることは知っているけど、たしかにその前には中が潤うのは想像できる。
女の体って不思議だし、そういうことを普通に語る感じもいいなと思っていた。
夜の街の大きな交差点で別れる。
それぞれの宿泊先に向かう。
じゃあ、と男性陣は握手。
やんちゃな子どもみたいな大人の握手だった(おそろし 笑)
<関連エントリー>
このとき(笑)
モンスター退治2
「等式」 感想です。等式を通じ人とお会いする機会がありますが、「等式」読者である場合とそうでない場合では距離の取り方が変化する、今回の男性は後者でしたが人柄が良く距離が近くなるのにさほどの時間はかからなかった、少し先輩だと思ったが、楽しい時間をリードして頂き嬉しく思いました。
彼女とは友人を通じて何度か会っている。
とても自然体の気持ちのいい人だ。
いわゆるマゾという性癖を持っていて、一緒にSM行為をする主さんがいる。
彼女は自分を『便宜上の奴隷』だと言っていている。
SM行為の最中はたぶんわたしたちと同じような拒否権なしなのだろうけど、矛盾なく成立させる言葉が『便宜上の奴隷』ということなのだと思う。
主さんとも一度すこしだけご一緒したことがあって、那智さんよりすこし年上の彼は、やはり那智さん同様若い頃はSM行為をするのを苦労したかもしれない、SMはMがよろこばないと成立しない、SM行為で快感を憶える姿を見るのがいいと那智さんと同じ感覚を持っている人だったので、きっと『便宜上の奴隷』という関係を楽しんでいるようだった。
1年と少し前、たまたま時間があってお二人と夕飯をご一緒する機会に恵まれた。
大好きな台湾料理をいただき、お仕事先から駆けつけてくれて空腹の主さんは食事もお酒も豪快に召し上がり、そのノリの良さにあれよあれよという間に那智さんと意気投合していった。
わたしたちは、その後行きつけのハプバーに行くことが事前から伝えてあった。
遠距離の彼らにとって貴重な時間を大事に使ってほしいこともあったので、お食事の後の予定はお互い遠慮なく自由にしようという取り決めにしていたので、わたしたちは予定通りバーに向かうつもりでいたところ、これもまたあれよあれよという間に主さんが『行く』と決めてしまっていた。
(ここもきっと『拒否権なし』かな)
那智さんが持参したゴムのバラ鞭を手に主さんが彼女をフロアの中央に引きずり出した。
暴れて抵抗する彼女。
彼女は人前であることは好まないはずだったし、いきなりゴムのバラ鞭はさすがに受け入れ難いのだろう、かなり本気で暴れている。
わたしは、わたしたちとご一緒する方たちが自然にしてくれるかどうかが一番気になるので、あんなふうに抵抗してくれることはかえって安心する。
抵抗しているということは無理して付き合っているわけじゃないからだ。
それでも、わたしは終止「無理しないで!!」「ぜったい痛いから〜;;」とそんなことばっかり口走っていた(ある意味こちらもうるさい抵抗^^;)
腕を引き、髪を鷲掴みにして床にねじ伏せる。
那智さん、ちょっと押さえてくれませんか
自分が鞭を打つために那智さんに押さえつけておくようにリクエストされた。
いいですよ!!
嬉々として彼女に近づき、腕と背中を押さえて床にねじ伏せた体勢をキープさせる。
四つん這いでお尻を高く上げる体勢、すこし足を開き、きっとあれはふたりの間の『姿勢』なのかもしれない。
めくられたスカートからいつの間には下着を取られていた彼女のお尻が見える。
薄暗いフロアに白く浮かぶ、柔らかそうな皮膚、キレイだなって思う。
そこにバラ鞭。
ビシッという音が響く。
ああ、痛そう!!
片手で柄を握り、もう片方の手で鞭の1/3くらいのところを持ち、そこから振りかぶっていた。
長さを調整しているんだ。
きっとフロアの大きさと慣れない痛みに対しての様子見だろう。
慣れた手つきに彼のSM歴の長さを感じる。
気がつけば、那智さんは彼らから離れていて、ソファのわたしの隣りにきてくれていた。
彼は彼女に跨がるように、自らの体で押さえつけまだ鞭を振るっている。
お尻だけではなく開いた足の間にも鞭が入り込むのを見て、わたしは「あれは痛い!!」そういって那智さんの胸に顔を埋めた。
那智さんも打ちますか?
彼に促され
じゃあ、すこしだけ
なんだか楽しそうなやんちゃな目をしたふたりの大人。
那智さんが腰を上げ、一発だけかなりMAXの力で鞭を振り下ろした。
(あれも、ぜったい痛いーー!!)
わたしは打たれてもいないのに、ひとりでひーひーだった。
再び、那智さんがわたしの隣りに戻ってから、彼らに視線を移すと、彼が彼女を抱きしめて「よしよし」と乱れた髪をもっと乱すように強く優しく撫でていた。
真剣に抵抗してねじ伏せられ、最後には従う。
真剣に抵抗することがないわたしにも、ちょっと新鮮でいいなと思うSMだった^^
印象に残っているのはこのシーンだけど、あともうひとつある。
彼が彼女の中に指を入れているのだ。
複数や他者の目に、もともとは嗜好がない彼女だったこともあり、ずっと顔を伏せた状態だったけど、そういう姿勢も自然でいいなと思う。
彼が指を入れながら角度や深さを確認しているようだった。
こうやると中が溢れてくるんですよ
愛液が外に流れることは知っているけど、たしかにその前には中が潤うのは想像できる。
女の体って不思議だし、そういうことを普通に語る感じもいいなと思っていた。
夜の街の大きな交差点で別れる。
それぞれの宿泊先に向かう。
じゃあ、と男性陣は握手。
やんちゃな子どもみたいな大人の握手だった(おそろし 笑)
<関連エントリー>
このとき(笑)
モンスター退治2
「等式」 感想です。等式を通じ人とお会いする機会がありますが、「等式」読者である場合とそうでない場合では距離の取り方が変化する、今回の男性は後者でしたが人柄が良く距離が近くなるのにさほどの時間はかからなかった、少し先輩だと思ったが、楽しい時間をリードして頂き嬉しく思いました。
- 関連記事
-
- 精神の露出5『シーン3』 2012/02/17
- シチューとメントス1 2015/03/21
- 濃い2 2008/03/31
COMMENT
おまんこに直接鞭を打たれる あれはイタい確かに痛いだけど
濡れるンだよねぇ 悔しいけと(笑)
濡れるンだよねぇ 悔しいけと(笑)
ゆう。さん
うん、痛い;;
柔らかいところだからね。
濡れる自覚ないんだけど、濡れているみたいです、悔しいけど(笑)
うん、痛い;;
柔らかいところだからね。
濡れる自覚ないんだけど、濡れているみたいです、悔しいけど(笑)
りん子さんはさすが色々な
経験をされていますね。
私は主が他の誰に鞭を打ったり
身体を押さえたりなんて所をみたら
嫉妬で狂いそう。。。。
そこをやんちゃと言えるりん子さんの
那智さんへの信頼の深さを感じます。
私も主への信頼はあるのだけどね~~~
経験をされていますね。
私は主が他の誰に鞭を打ったり
身体を押さえたりなんて所をみたら
嫉妬で狂いそう。。。。
そこをやんちゃと言えるりん子さんの
那智さんへの信頼の深さを感じます。
私も主への信頼はあるのだけどね~~~
ここさん
うーん、信頼の深さと一概に言い切れないよ〜^^;
関連エントリーにあるように、後日『モンスター発動』したし^^;
ただ、わたしは那智さんと同化(という言葉が適切か疑問だけど)したい欲も強くて、那智さんが楽しそうだと、わたしもうれしい気持ちは強いです、これは信頼とは別ものかと思うし…。
さらにいうと、その那智さんの姿にヒリヒリした萌えもあるのもたしかなんです^^;
あんまり褒められたことではないんだよ〜(笑)
うーん、信頼の深さと一概に言い切れないよ〜^^;
関連エントリーにあるように、後日『モンスター発動』したし^^;
ただ、わたしは那智さんと同化(という言葉が適切か疑問だけど)したい欲も強くて、那智さんが楽しそうだと、わたしもうれしい気持ちは強いです、これは信頼とは別ものかと思うし…。
さらにいうと、その那智さんの姿にヒリヒリした萌えもあるのもたしかなんです^^;
あんまり褒められたことではないんだよ〜(笑)