攻防
独特な幸福感
いつもの街の待ち合わせ場所は決まっている。
でも、出会った当初といまの定位置は十数mズレている。
最初は駅前広場のモニュメントのそばだったのだけど、いまは横に移動して隣接してる商業施設の壁沿いにいるようになった。
それはなぜかっていうと、那智さんが脅かすから!!なのです。
モニュメントは広場の中央にあるので、前後左右四方八方無防備状態なのですよ。
そうするとね、こちらに気づかれないように近づいてこっそり後ろに回ってお尻を触ったりしてびっくりさせるの。
ビクッとしたり、「ぎゃあ」と声を上げてしまったり、もうとにかく恐がりのわたしはビクビクなわけです。
最初のうちは『かまってもらう』的な、「いやん、那智さんったら〜」の甘い雰囲気がなきにしもあらずだったのだけど、かなりの頻度でしかもかなりの懲りようで襲ってくるので、なんか、もう、真剣に対処を考えてね、で、待ち合わせ場所を中央の無防備状態から壁沿いに移動することにして背後は安全確保したわけです。
「暑いから日陰にいます〜」なんて可愛げにメールして壁沿いで待つようにしたらずいぶん被害は軽減されてきたのだけど、それで終わらないのが那智さん(笑)
警戒して見回すわたしの視線をかいくぐり、遠回りして改札と反対側に周りすっと真横に表れてお尻触ったり、「到着しました〜」の報告に「いま◯◯」とわざとまだ到着していない風を装って警戒心を解こうとしたり、あの手この手で仕掛けてくる。
すごいときなんて、わざわざ改札まで来てわたしが出てくるの待って、こっそり後をつけて待ち合わせ場所に到着する手前でお尻触ったり。
もう、ホント、小学生より小学生(笑)
ある日、待ち合わせ時間より15分ほど早く到着した。
早く到着したことを伝えてもいいけど、あまり早過ぎるとかえって那智さんを急がせてしまうかなと思って、先に銀行の用事を済ませてしまうことにした。
那智さんはだいたい早めに来てくれる人だから、それが終わってから到着のお知らせをするくらいがちょうどいいだろう。
そう思って、いつもの待ち合わせ場所を通り過ぎて駅の向こう側の銀行に向かったのだ。
赤信号だった。
大きな交差点だからたくさんの人が立ち止まっている。
気持ち急ぎたかったから、人の間を縫ってできるだけ前のほうに行って青になったらすぐ渡れるような位置で待機。
突然、すこし強めの力でお尻に人の手の感触が!!
触れるでもぶつかるでもない、意思を持った感触。
何!?
痴漢の被害や職業柄抱きつかれたりした経験もあって、日頃、お化けより人が怖いと思っているので、瞬時に『何かよくないこと』が起きたと戦慄が走る。
驚きと恐怖で膝がガクッと震え、声が詰まる。
いや、これを読んでいる人は最初から那智さんだってわかっているでしょうけど^^;
時間が早かったこともあったし、それを伝えていなかったこともあって、まっっっっったく那智さんだという回路が繋がっていなかったんだよね。
瞬時にありとあらゆる人的被害を想定して恐怖におののきながら視界に入ってきたのは、『那智さん』(笑)
ホッとして、もーーーーーっとじゃれ合いな感じになったけど、本当に驚いて怖かった^^;
人って心底驚くと声が出ないんだね。
那智さん的には大成功なドッキリになったのだけど、後から聞いた舞台裏もなかなか那智さんらしかった。
いつも早めに到着して広場の一角にある喫煙所で一服するのだけど、この日もずいぶん早く到着していたそうだ。
そしたら、わたしが登場するではないか。
しかも、待ち合わせ場所を通り越してどこかに向かっている。
まったく那智さんを警戒する様子もなく。
で、那智さん、思わず、その場にしゃがみ込んで身を隠した!!
大の大人が、たくさん人がいてみんな思い思いにタバコを吸っている空間でいきなり『ガッ』としゃがむ。
刑事ドラマか!?
俺、なにやってんだろう?と若干思わなくもないでしょうけど、そんな自分もたぶんキライじゃないはずだ(笑)
そっと立ち上がり様子を伺うと、どうやら駅の向こう側に歩いていくのが見えたから、こっそり後をつけたのだ。
そんなこととはつゆ知らずおすましルンルン(那智さんに会える前はだいたいそんな雰囲気)で歩くわたしを追い、信号待ちの人のかき分け、背後からお尻を『むぎゅー』としたのだった。
大成功のドッキリだったけど、喫煙所で映画のワンシーンばりにサッと身を隠し、先頭で信号を待つわたしのお尻を後ろで待っている大勢の人に視界の中で握るのだ、じつはかなりの羞恥ともいえなくもない。
それをしても、驚かせたいと思う那智さんは、やっぱり、小学生より小学生だ(笑)
だがしかし、「もう、那智さんったら〜」「りん子もドジだな〜」なんて甘いイチャつきを想像されては困る、恐がりのわたしとしては真剣勝負。
あれ以来、わたしの警戒心はさらに増した。
到着を知らせる電話の雑踏から、いまどの辺りにいるか推測し(改札の音とかでわかるんだ)、携帯に目を落さず周囲に目を配り、那智さんの身を潜めて歩く空気を察知し、ほとんど見破れるようになっている。
とくに最近那智さんの利用する電車が変わったおかげで待ち合わせ場所も変わり、視界が限定されるようになったので、より見つけやすくなったので、このところほとんど見つけられている。
そんなわたしはターミネーター発動。
身を潜める那智さんと目を光らせるわたし。
刑事VSターミネーターの異種格闘技の様相を呈しているが、これでもとっっても愛し合っているもの同士の待ち合わせではある。
遠くからわたしに気づき、ふっと周囲の人と歩調を合わせ、その人の影に身を潜める那智さんを見つける(笑)
ニコニコと近づくわたしに
たまには気づかないフリしようっていう優しさないの?(笑)
ないです。
騙されたフリしたらウソつかないって約束破ることになりますもん^^
<関連エントリー>
『いじめっこ那智さん』
『ターミネーター』
『I'll be back』
「等式」感想です。以前に感想として書いたか覚えていませんが、このエントリーにあるバカな私をりん子が「肯定」してくれるのが嬉しいのです。そして、そのことを自慢したいから、この手のエントリーを私自身が好きなのでしょう。勿論、単純に楽しいからやっているのですが、理由を考察してみました。
いつもの街の待ち合わせ場所は決まっている。
でも、出会った当初といまの定位置は十数mズレている。
最初は駅前広場のモニュメントのそばだったのだけど、いまは横に移動して隣接してる商業施設の壁沿いにいるようになった。
それはなぜかっていうと、那智さんが脅かすから!!なのです。
モニュメントは広場の中央にあるので、前後左右四方八方無防備状態なのですよ。
そうするとね、こちらに気づかれないように近づいてこっそり後ろに回ってお尻を触ったりしてびっくりさせるの。
ビクッとしたり、「ぎゃあ」と声を上げてしまったり、もうとにかく恐がりのわたしはビクビクなわけです。
最初のうちは『かまってもらう』的な、「いやん、那智さんったら〜」の甘い雰囲気がなきにしもあらずだったのだけど、かなりの頻度でしかもかなりの懲りようで襲ってくるので、なんか、もう、真剣に対処を考えてね、で、待ち合わせ場所を中央の無防備状態から壁沿いに移動することにして背後は安全確保したわけです。
「暑いから日陰にいます〜」なんて可愛げにメールして壁沿いで待つようにしたらずいぶん被害は軽減されてきたのだけど、それで終わらないのが那智さん(笑)
警戒して見回すわたしの視線をかいくぐり、遠回りして改札と反対側に周りすっと真横に表れてお尻触ったり、「到着しました〜」の報告に「いま◯◯」とわざとまだ到着していない風を装って警戒心を解こうとしたり、あの手この手で仕掛けてくる。
すごいときなんて、わざわざ改札まで来てわたしが出てくるの待って、こっそり後をつけて待ち合わせ場所に到着する手前でお尻触ったり。
もう、ホント、小学生より小学生(笑)
ある日、待ち合わせ時間より15分ほど早く到着した。
早く到着したことを伝えてもいいけど、あまり早過ぎるとかえって那智さんを急がせてしまうかなと思って、先に銀行の用事を済ませてしまうことにした。
那智さんはだいたい早めに来てくれる人だから、それが終わってから到着のお知らせをするくらいがちょうどいいだろう。
そう思って、いつもの待ち合わせ場所を通り過ぎて駅の向こう側の銀行に向かったのだ。
赤信号だった。
大きな交差点だからたくさんの人が立ち止まっている。
気持ち急ぎたかったから、人の間を縫ってできるだけ前のほうに行って青になったらすぐ渡れるような位置で待機。
突然、すこし強めの力でお尻に人の手の感触が!!
触れるでもぶつかるでもない、意思を持った感触。
何!?
痴漢の被害や職業柄抱きつかれたりした経験もあって、日頃、お化けより人が怖いと思っているので、瞬時に『何かよくないこと』が起きたと戦慄が走る。
驚きと恐怖で膝がガクッと震え、声が詰まる。
いや、これを読んでいる人は最初から那智さんだってわかっているでしょうけど^^;
時間が早かったこともあったし、それを伝えていなかったこともあって、まっっっっったく那智さんだという回路が繋がっていなかったんだよね。
瞬時にありとあらゆる人的被害を想定して恐怖におののきながら視界に入ってきたのは、『那智さん』(笑)
ホッとして、もーーーーーっとじゃれ合いな感じになったけど、本当に驚いて怖かった^^;
人って心底驚くと声が出ないんだね。
那智さん的には大成功なドッキリになったのだけど、後から聞いた舞台裏もなかなか那智さんらしかった。
いつも早めに到着して広場の一角にある喫煙所で一服するのだけど、この日もずいぶん早く到着していたそうだ。
そしたら、わたしが登場するではないか。
しかも、待ち合わせ場所を通り越してどこかに向かっている。
まったく那智さんを警戒する様子もなく。
で、那智さん、思わず、その場にしゃがみ込んで身を隠した!!
大の大人が、たくさん人がいてみんな思い思いにタバコを吸っている空間でいきなり『ガッ』としゃがむ。
刑事ドラマか!?
俺、なにやってんだろう?と若干思わなくもないでしょうけど、そんな自分もたぶんキライじゃないはずだ(笑)
そっと立ち上がり様子を伺うと、どうやら駅の向こう側に歩いていくのが見えたから、こっそり後をつけたのだ。
そんなこととはつゆ知らずおすましルンルン(那智さんに会える前はだいたいそんな雰囲気)で歩くわたしを追い、信号待ちの人のかき分け、背後からお尻を『むぎゅー』としたのだった。
大成功のドッキリだったけど、喫煙所で映画のワンシーンばりにサッと身を隠し、先頭で信号を待つわたしのお尻を後ろで待っている大勢の人に視界の中で握るのだ、じつはかなりの羞恥ともいえなくもない。
それをしても、驚かせたいと思う那智さんは、やっぱり、小学生より小学生だ(笑)
だがしかし、「もう、那智さんったら〜」「りん子もドジだな〜」なんて甘いイチャつきを想像されては困る、恐がりのわたしとしては真剣勝負。
あれ以来、わたしの警戒心はさらに増した。
到着を知らせる電話の雑踏から、いまどの辺りにいるか推測し(改札の音とかでわかるんだ)、携帯に目を落さず周囲に目を配り、那智さんの身を潜めて歩く空気を察知し、ほとんど見破れるようになっている。
とくに最近那智さんの利用する電車が変わったおかげで待ち合わせ場所も変わり、視界が限定されるようになったので、より見つけやすくなったので、このところほとんど見つけられている。
そんなわたしはターミネーター発動。
身を潜める那智さんと目を光らせるわたし。
刑事VSターミネーターの異種格闘技の様相を呈しているが、これでもとっっても愛し合っているもの同士の待ち合わせではある。
遠くからわたしに気づき、ふっと周囲の人と歩調を合わせ、その人の影に身を潜める那智さんを見つける(笑)
ニコニコと近づくわたしに
たまには気づかないフリしようっていう優しさないの?(笑)
ないです。
騙されたフリしたらウソつかないって約束破ることになりますもん^^
<関連エントリー>
『いじめっこ那智さん』
『ターミネーター』
『I'll be back』
「等式」感想です。以前に感想として書いたか覚えていませんが、このエントリーにあるバカな私をりん子が「肯定」してくれるのが嬉しいのです。そして、そのことを自慢したいから、この手のエントリーを私自身が好きなのでしょう。勿論、単純に楽しいからやっているのですが、理由を考察してみました。
COMMENT
りん子さん
こんにちは。
那智さん本当にかわいらしい 失礼(^^;
りん子さんの困った顔が見たいのですね~~
私も騙される一人なんですよ~~~
主様、私と逢ってる時必ず私を騙します。
「えーそんなですか??知らなったです。」
うんうん。と納得してると・・・
主様の口元が・・・ヒヒッと感じ、まるで
いたずらっ子の口になる。
「あっ!嘘ですか??またやりました?」
って聞くと「アホやな~~お前あるわけないやろっ」って・・・
また、もっともらしい事言うんですよね~~
最近は話途中に「あっ!嘘でしょう??はい。騙されませんよ。私だって成長してますよ!」って言うと、負けずキライな主様は、
必ず他の事で騙して喜ぶンです。
子供ですよね~~~
でも、そんな時はかわいいって思っちゃう。
次は騙されないぞ~~っていたずらっ子の顔もみたい(>v<)
こんにちは。
那智さん本当にかわいらしい 失礼(^^;
りん子さんの困った顔が見たいのですね~~
私も騙される一人なんですよ~~~
主様、私と逢ってる時必ず私を騙します。
「えーそんなですか??知らなったです。」
うんうん。と納得してると・・・
主様の口元が・・・ヒヒッと感じ、まるで
いたずらっ子の口になる。
「あっ!嘘ですか??またやりました?」
って聞くと「アホやな~~お前あるわけないやろっ」って・・・
また、もっともらしい事言うんですよね~~
最近は話途中に「あっ!嘘でしょう??はい。騙されませんよ。私だって成長してますよ!」って言うと、負けずキライな主様は、
必ず他の事で騙して喜ぶンです。
子供ですよね~~~
でも、そんな時はかわいいって思っちゃう。
次は騙されないぞ~~っていたずらっ子の顔もみたい(>v<)
される方はたまったもんじゃないんですけど
する方の全力加減が素晴らしくて
那智さん萌えゲージがまた上がりました
他所のしかも年上のおじさまに失礼かとは常々思いますがやっぱり那智さん萌え。
うちは暁様のクルマに私が向かう形なのでこういう攻防は無いですが
私の驚く姿は面白い様なのでなにか思いつかないと良いなぁとは思ってます…
する方の全力加減が素晴らしくて
那智さん萌えゲージがまた上がりました
他所のしかも年上のおじさまに失礼かとは常々思いますがやっぱり那智さん萌え。
うちは暁様のクルマに私が向かう形なのでこういう攻防は無いですが
私の驚く姿は面白い様なのでなにか思いつかないと良いなぁとは思ってます…
…ナンテイゥカ なんていぅか、 ドンマイッってイゥカ?
どんまいだな(笑)。
どんまいだな(笑)。
ここさん
あはは、ここさんの主様もいたずらっ子なのですね〜^^
あれはなんなのでしょうね〜^^;
那智さんの感想にもあるけど、那智さんの場合はあれこれしても、それを喜ぶ姿を見ることで肯定されていると感じているようです。
自分自身でも、ちょっとトホホな部分みたい(笑)
毎度被害に遭うほうは、けっこう真剣に対応しなければいけませんが(とくにウチの場合、外で驚かされるので^^;)、反面、いたずらっ子の口元も魅力だったりしますよね^^
ここさんも主様との攻防を楽しんでくださいね〜^^
あはは、ここさんの主様もいたずらっ子なのですね〜^^
あれはなんなのでしょうね〜^^;
那智さんの感想にもあるけど、那智さんの場合はあれこれしても、それを喜ぶ姿を見ることで肯定されていると感じているようです。
自分自身でも、ちょっとトホホな部分みたい(笑)
毎度被害に遭うほうは、けっこう真剣に対応しなければいけませんが(とくにウチの場合、外で驚かされるので^^;)、反面、いたずらっ子の口元も魅力だったりしますよね^^
ここさんも主様との攻防を楽しんでくださいね〜^^
灯里さん
ひえ〜、萌えゲージ上がってくださって恐縮します^^;
たしかに、いい大人がバカげたことを真剣にできるのは魅力ではありますよね。
でもね、那智さんに聞いたら『100%狙ってる』のだそうです^^;
するしない、できるできないは別にして、毎回会うたび狙う姿勢で待ち合わせに向かうのが基本らしいのです。
いや、こうやって書くと微笑ましいで終わっちゃうかもしれないけど、なかなかこちらも真剣勝負です(笑)
暁様は、まだそこに焦点を当てていないようですが、開眼すると、また楽しくも大変になるかも?!(笑)
まあ、そうなったら、それさえも可愛がってもらっていると思えるほうがしあわせなので、広い心で楽しみましょうね〜^^
ひえ〜、萌えゲージ上がってくださって恐縮します^^;
たしかに、いい大人がバカげたことを真剣にできるのは魅力ではありますよね。
でもね、那智さんに聞いたら『100%狙ってる』のだそうです^^;
するしない、できるできないは別にして、毎回会うたび狙う姿勢で待ち合わせに向かうのが基本らしいのです。
いや、こうやって書くと微笑ましいで終わっちゃうかもしれないけど、なかなかこちらも真剣勝負です(笑)
暁様は、まだそこに焦点を当てていないようですが、開眼すると、また楽しくも大変になるかも?!(笑)
まあ、そうなったら、それさえも可愛がってもらっていると思えるほうがしあわせなので、広い心で楽しみましょうね〜^^
ゆう。さん
ありがとうございまーーーす(笑)
ありがとうございまーーーす(笑)