娘デート1
独特な幸福感
しばらくホテルデートが続いていたから、ちょっと違うことをしようと都会を離れることにした。
秋の海だ。
お互い海に出るには何パターンかルートがあるのだけど、前日に詳しく打ち合せができていなくて待ち合わせ時間や場所が不確定なままだった。
海に一番近い駅の現地集合になるか。
途中の乗り換え駅で待ち合わせるか。
ルートによっては、那智さんが乗っている特急電車に合わせて乗って合流することもできる。
もしくは、私がちょっと遠回りして那智さんの都合の良いルートに合流という手もある。
こういうとき私は少しでも長く一緒にいたいから、遠回りしてでも那智さんのルートに合わせて合流したいなと思うのだけど、その辺りの打ち合せができなかった。
朝いち、メールが届く。
『○時9分××着の快速○○に乗りました。』
あ、那智さん、私寄りのルートを選んでくれた!!
これなら私は遠回りすることなく、早く会える。
そのルートを選んでくれた那智さんに感謝^^
でも、××駅に○時9分は、かなりぎりぎりな時間。
急いで逆算して支度の時間配分を決めて『多分、ご一緒できます』とお返事する。
そこからは猛ダッシュ!!
那智さんの乗る快速○○には××駅までいって乗り換えだ。
乗り換え時間は5分あるから多分大丈夫。
でも、快速○○に乗ることがほとんどないから、何番線に向かってダッシュすればいいか、ちょっと不安だった。
とにかく、時計とにらめっこして××駅に着いたら走るのだ。
まあ、目的地は決まってるわけだし、もし間に合わなくても10分違いくらいで到着できるのだから、そんなに必死になることもないとは思うけど。
そこは、恋する乙女^^
できる限り早く会いたいし、電車に揺られる時間も楽しいので、やっぱり必死なのだ。
なんとか、予定の電車に乗れた。
『多分、間に合いまーす!!』とメールを入れると、那智さんから『8号車に乗車』とお返事。
嬉しい心遣い^^
よし^^目指すは○時9分発快速○○の8号車〜!!
私の乗る在来線が一つ前の駅を出発したのが○時1分。
3分ほどで××駅に到着するはず、うん、なんとか大丈夫だろう。
××駅のターミナルが見えてきた、もうすぐホームに滑り込む。
ちょっと安心して窓の外を眺めていると。
平行して走っている線路を勢いよく『快速○○』が、在来線を追い越していく。
ええええ????
まだ時間あるよね?
時計を見ると○時3分。
でも、そんなにコマメに快速○○が走っているとは思えない。
まさか、まさか、早めに到着!?
いや、もし早めに到着していたとしても時間調整するはずだから9分までは停車しているはずだ。
でも、駅員さんだって人の子。
時間調整で数分止まっていたら、気持ち早く出発したくなってしまうのではないだろうか!!
いつもなら9分30秒くらいで発車ベルを鳴らすけど、今日はもういっぱい止まってるからいいか〜って8分30秒くらいからアナウンスして、9分より少し前に発車〜とか!?
そうなると、何番線か定かではない中での乗り換え時間、数十秒の差は大きい。
いやーー、乗れないかもーーーー。
駅員さん、時間厳守でお願いします〜!!!
と、2秒間ほどでここまで考えて、いや、とりあえず那智さんに確認メールが先だと気づく^^;
『いま、××駅に到着しました?』
送信したと同時に電車はホームに。
並ぶホームのいくつか先にはさっきの快速○○。
止まってる、それを目指して階段を降りる。
その最中に返信。
『違います。』
ああ、よかった〜^^
そんなにコマメにあるのは解せないけど、ひと安心。
それでも急ぎ足でホームを目指す。
構内の電光掲示板を頼りに何番線に行けばいいか、きょろきょろしながら。
多分、私の記憶が正しければ5番線なんだ。
えっと、5番線、5番線。
『○時10分 スーパー○○ ○○行き』
は?
なに?なんなの!?
9分でもないし、快速○○でもない。
時間も名前も違うじゃない!!
その次は『15分 普通 ○×行き』だ。
どう考えても10分発スーパー○○しかない。
とりあえずホームへの階段を上りながら『○○行きですか?』と再度メール。
すぐに『はい』とお返事。
多分、同じだよね。
しかもホームでは『○時○分の普通が遅れたため、先に○分が到着します』とかなんとか、ダイヤの乱れのアナウンス。
も〜〜〜、なによ〜、聞き取れないし、この障害だらけ〜〜〜〜!!
いったい那智さんは、何分着の何に乗ってるの;;
急いで駅員さんを見つけて、確認。
っていうか、これが一番確実な方法だよね。
「△駅から来る快速○○は、いまから来るのですか?」
「そうですよ。」
「9分着じゃないんですか?」
「はあ…」
なんか曖昧^^;まあ、多分、いいのでしょう。
「ありがとうございます、それで、8号車はどの辺ですか?」
「はい、ちょうど、この辺りです。ホームに番号が書いてあるでしょ、あれです。」
「ああ、ありがとうございます。」
8号車の前に立つと同じくらいに『さっきまで快速○○いまスーパー○○』がホームに入ってきた。
『乗ります!!』と、また送信して、電車に乗り8号車の中を歩く。
いない。
いない。
あれ?
こっちの座席にもいない。
全然込んでいない車内、すぐに人の確認はできる。
でも、那智さんがいない。
いやな予感。
もしかして、やっぱりこれじゃない?
もうひとつ、わざと隠れてる?(これは那智さんならではな予感です^^)
発車ベルが鳴り、携帯がなる。
わわわ、那智さん、どこ!?
ドアが閉まる。
あ〜ん、閉まっちゃったよ〜。
『那智さん、どこですか?乗ってます!?』
『うん、りん子、どこ?』
ああ、乗っててくれた、これでよかったんだ。
でも、おかしい、もう9号車の連結部分近くまで来てるのに。
『8号車ですよ』
『あれ?いる?』
『はい』
と、その瞬間9号車の連結部分から携帯片手に那智さん。
ああ、よかった〜!!
もう、やっと会えてホッとして嬉しくて、尻尾ブンブンな気分。
「那智さん8号車って言ってましたよ〜」
「うん、そうなんだけどさ、9号車行き止まりだったから、いちおうそっちに行ってたの」
以前同じような合流のしかたをして、何号車か確認していなかったせいで行き止まり車両にぶち当たり次の駅まで会えないという『ロミオとジュリエット状態』で半泣きになったことがあったから、それを心配してくれたらしい。
「もう、この手の待ち合わせは、私ダメですね^^;慌てちゃって。」
「なんで?」
席に座って、安心して、今朝の私を説明する。
時間じゃないけど快速○○が見えてね、それで慌てちゃってメールしたり。
「それは、慌てる必要ないな、だって時間言ってあるんだもん」
そうですけど〜。
それにね、書いてあった時間とね、名前が違ってたんですよ〜。
「ああ、それは慌てるね」
で、ホームに上がったら、ダイヤが乱れてるってアナウンスしてるし〜。
「ふ〜ん、それも困るね」
だから駅員さんに聞きました。ついでにね、8号車の位置も聞きました!!
(当たり前のことなんだけど若干『どうだ〜!!』な気分で^^;)
「うん」
このへんから私の娘モード開始(笑)
那智さんはごく普通に対応してる。
この、聞いて聞いての『娘モード』放流を、何も変わることなく受け入れてくれることは、とてもとても心地良い。
安心して、上機嫌で『いいこ』でいられるのだ。
ウキウキした勢いで話題は別の方向へ。
いつも話題提供係の私だから、誠に勝手ながら話題はどんどん変えさせていただく^^(あまりに唐突に変えるときは、いちおう『変えていいですか?』と聞きますよ^^;)
どうも、私は機械に弱くて、というか機械になめられてるとしか思えないのだけど。
最近変えた携帯を使いこなすことができない^^;
このときも画像処理がうまくいかず、いろいろ試行錯誤していたのだ。
そのことを那智さんに話す。
「これを小さく表示することができないんです。昨日はできたんだけど。」
「なんで?」
「わからないんです、いまやってみても、ほら、できないでしょ?」
「やり方が間違ってるんじゃない?」
「うう〜ん、同じようにやってるんですよ〜、どうしてだろう、昨日はできたのに;;」
「だから、何か手順が違ってるんだろ?」
「同じにしてるつもりです〜。」
「それなのに?昨日はできて、今日はダメなの?」
「はい。」
「そーか〜。じゃあ、今日は携帯の機嫌が悪いんだね^^」
だーーーーー。
那智さん、なんですか!?その子供扱いな言動!!!!
机の角に頭をぶつけて泣く娘に『いけない机だね』と慰めるような。
普通大人なら、そんな理由で納得しないだろうってことで慰める感じ。
わたし、わたし、立派な大人なんですけど!!!
って、嬉しいじゃありませんか〜〜〜〜〜〜*^^*
問題解決はしてないけど、なんででしょうこの子供扱いが嬉しくってたまらない私(後日、いちおう自力で解決しましたよ〜)
思わず那智さんの顔を覗き込む。
*
「那智さん、いま、私のこと、子供扱いしませんでした!?」
「そう?」
「しました、しました、なんでですか!?」
「さあなぁ。」
*
なんだかはぐらかされる。
わざとそうしたのか、それとも自然に出た言葉なのか。
真意がわからないまま。
でも、それがどうしても嬉しくて。
以後、電車を降りるまでの数十分間『*〜*』の会話を要所要所でリピートして、子供扱いの喜びを反芻する私だった。
那智さんと少しでも早く会いたいという気持ちは健気ではあるけれど。
でも、あんなふうにいっぱいいっぱいになってしまうのは、外的要因はあれど、多分私の特性だ。
誰に迷惑をかけているわけではないからかまわないけど、ちょっとトホホだし、ちょっと疲れる^^;
だけど、その慌てたことが『娘モード』放流の引き金になっているなら、一生懸命でいるのも悪くないかなと思う。
とりあえず、私たちにとっては、ね。
ということで、那智さんは『*〜*』を繰り返されるという楽しい(苦行?)電車の時間を味わって、電車は海に到着。
娘デートのはじまりなのでした〜^^
まだまだ続きます〜^^
しばらくホテルデートが続いていたから、ちょっと違うことをしようと都会を離れることにした。
秋の海だ。
お互い海に出るには何パターンかルートがあるのだけど、前日に詳しく打ち合せができていなくて待ち合わせ時間や場所が不確定なままだった。
海に一番近い駅の現地集合になるか。
途中の乗り換え駅で待ち合わせるか。
ルートによっては、那智さんが乗っている特急電車に合わせて乗って合流することもできる。
もしくは、私がちょっと遠回りして那智さんの都合の良いルートに合流という手もある。
こういうとき私は少しでも長く一緒にいたいから、遠回りしてでも那智さんのルートに合わせて合流したいなと思うのだけど、その辺りの打ち合せができなかった。
朝いち、メールが届く。
『○時9分××着の快速○○に乗りました。』
あ、那智さん、私寄りのルートを選んでくれた!!
これなら私は遠回りすることなく、早く会える。
そのルートを選んでくれた那智さんに感謝^^
でも、××駅に○時9分は、かなりぎりぎりな時間。
急いで逆算して支度の時間配分を決めて『多分、ご一緒できます』とお返事する。
そこからは猛ダッシュ!!
那智さんの乗る快速○○には××駅までいって乗り換えだ。
乗り換え時間は5分あるから多分大丈夫。
でも、快速○○に乗ることがほとんどないから、何番線に向かってダッシュすればいいか、ちょっと不安だった。
とにかく、時計とにらめっこして××駅に着いたら走るのだ。
まあ、目的地は決まってるわけだし、もし間に合わなくても10分違いくらいで到着できるのだから、そんなに必死になることもないとは思うけど。
そこは、恋する乙女^^
できる限り早く会いたいし、電車に揺られる時間も楽しいので、やっぱり必死なのだ。
なんとか、予定の電車に乗れた。
『多分、間に合いまーす!!』とメールを入れると、那智さんから『8号車に乗車』とお返事。
嬉しい心遣い^^
よし^^目指すは○時9分発快速○○の8号車〜!!
私の乗る在来線が一つ前の駅を出発したのが○時1分。
3分ほどで××駅に到着するはず、うん、なんとか大丈夫だろう。
××駅のターミナルが見えてきた、もうすぐホームに滑り込む。
ちょっと安心して窓の外を眺めていると。
平行して走っている線路を勢いよく『快速○○』が、在来線を追い越していく。
ええええ????
まだ時間あるよね?
時計を見ると○時3分。
でも、そんなにコマメに快速○○が走っているとは思えない。
まさか、まさか、早めに到着!?
いや、もし早めに到着していたとしても時間調整するはずだから9分までは停車しているはずだ。
でも、駅員さんだって人の子。
時間調整で数分止まっていたら、気持ち早く出発したくなってしまうのではないだろうか!!
いつもなら9分30秒くらいで発車ベルを鳴らすけど、今日はもういっぱい止まってるからいいか〜って8分30秒くらいからアナウンスして、9分より少し前に発車〜とか!?
そうなると、何番線か定かではない中での乗り換え時間、数十秒の差は大きい。
いやーー、乗れないかもーーーー。
駅員さん、時間厳守でお願いします〜!!!
と、2秒間ほどでここまで考えて、いや、とりあえず那智さんに確認メールが先だと気づく^^;
『いま、××駅に到着しました?』
送信したと同時に電車はホームに。
並ぶホームのいくつか先にはさっきの快速○○。
止まってる、それを目指して階段を降りる。
その最中に返信。
『違います。』
ああ、よかった〜^^
そんなにコマメにあるのは解せないけど、ひと安心。
それでも急ぎ足でホームを目指す。
構内の電光掲示板を頼りに何番線に行けばいいか、きょろきょろしながら。
多分、私の記憶が正しければ5番線なんだ。
えっと、5番線、5番線。
『○時10分 スーパー○○ ○○行き』
は?
なに?なんなの!?
9分でもないし、快速○○でもない。
時間も名前も違うじゃない!!
その次は『15分 普通 ○×行き』だ。
どう考えても10分発スーパー○○しかない。
とりあえずホームへの階段を上りながら『○○行きですか?』と再度メール。
すぐに『はい』とお返事。
多分、同じだよね。
しかもホームでは『○時○分の普通が遅れたため、先に○分が到着します』とかなんとか、ダイヤの乱れのアナウンス。
も〜〜〜、なによ〜、聞き取れないし、この障害だらけ〜〜〜〜!!
いったい那智さんは、何分着の何に乗ってるの;;
急いで駅員さんを見つけて、確認。
っていうか、これが一番確実な方法だよね。
「△駅から来る快速○○は、いまから来るのですか?」
「そうですよ。」
「9分着じゃないんですか?」
「はあ…」
なんか曖昧^^;まあ、多分、いいのでしょう。
「ありがとうございます、それで、8号車はどの辺ですか?」
「はい、ちょうど、この辺りです。ホームに番号が書いてあるでしょ、あれです。」
「ああ、ありがとうございます。」
8号車の前に立つと同じくらいに『さっきまで快速○○いまスーパー○○』がホームに入ってきた。
『乗ります!!』と、また送信して、電車に乗り8号車の中を歩く。
いない。
いない。
あれ?
こっちの座席にもいない。
全然込んでいない車内、すぐに人の確認はできる。
でも、那智さんがいない。
いやな予感。
もしかして、やっぱりこれじゃない?
もうひとつ、わざと隠れてる?(これは那智さんならではな予感です^^)
発車ベルが鳴り、携帯がなる。
わわわ、那智さん、どこ!?
ドアが閉まる。
あ〜ん、閉まっちゃったよ〜。
『那智さん、どこですか?乗ってます!?』
『うん、りん子、どこ?』
ああ、乗っててくれた、これでよかったんだ。
でも、おかしい、もう9号車の連結部分近くまで来てるのに。
『8号車ですよ』
『あれ?いる?』
『はい』
と、その瞬間9号車の連結部分から携帯片手に那智さん。
ああ、よかった〜!!
もう、やっと会えてホッとして嬉しくて、尻尾ブンブンな気分。
「那智さん8号車って言ってましたよ〜」
「うん、そうなんだけどさ、9号車行き止まりだったから、いちおうそっちに行ってたの」
以前同じような合流のしかたをして、何号車か確認していなかったせいで行き止まり車両にぶち当たり次の駅まで会えないという『ロミオとジュリエット状態』で半泣きになったことがあったから、それを心配してくれたらしい。
「もう、この手の待ち合わせは、私ダメですね^^;慌てちゃって。」
「なんで?」
席に座って、安心して、今朝の私を説明する。
時間じゃないけど快速○○が見えてね、それで慌てちゃってメールしたり。
「それは、慌てる必要ないな、だって時間言ってあるんだもん」
そうですけど〜。
それにね、書いてあった時間とね、名前が違ってたんですよ〜。
「ああ、それは慌てるね」
で、ホームに上がったら、ダイヤが乱れてるってアナウンスしてるし〜。
「ふ〜ん、それも困るね」
だから駅員さんに聞きました。ついでにね、8号車の位置も聞きました!!
(当たり前のことなんだけど若干『どうだ〜!!』な気分で^^;)
「うん」
このへんから私の娘モード開始(笑)
那智さんはごく普通に対応してる。
この、聞いて聞いての『娘モード』放流を、何も変わることなく受け入れてくれることは、とてもとても心地良い。
安心して、上機嫌で『いいこ』でいられるのだ。
ウキウキした勢いで話題は別の方向へ。
いつも話題提供係の私だから、誠に勝手ながら話題はどんどん変えさせていただく^^(あまりに唐突に変えるときは、いちおう『変えていいですか?』と聞きますよ^^;)
どうも、私は機械に弱くて、というか機械になめられてるとしか思えないのだけど。
最近変えた携帯を使いこなすことができない^^;
このときも画像処理がうまくいかず、いろいろ試行錯誤していたのだ。
そのことを那智さんに話す。
「これを小さく表示することができないんです。昨日はできたんだけど。」
「なんで?」
「わからないんです、いまやってみても、ほら、できないでしょ?」
「やり方が間違ってるんじゃない?」
「うう〜ん、同じようにやってるんですよ〜、どうしてだろう、昨日はできたのに;;」
「だから、何か手順が違ってるんだろ?」
「同じにしてるつもりです〜。」
「それなのに?昨日はできて、今日はダメなの?」
「はい。」
「そーか〜。じゃあ、今日は携帯の機嫌が悪いんだね^^」
だーーーーー。
那智さん、なんですか!?その子供扱いな言動!!!!
机の角に頭をぶつけて泣く娘に『いけない机だね』と慰めるような。
普通大人なら、そんな理由で納得しないだろうってことで慰める感じ。
わたし、わたし、立派な大人なんですけど!!!
って、嬉しいじゃありませんか〜〜〜〜〜〜*^^*
問題解決はしてないけど、なんででしょうこの子供扱いが嬉しくってたまらない私(後日、いちおう自力で解決しましたよ〜)
思わず那智さんの顔を覗き込む。
*
「那智さん、いま、私のこと、子供扱いしませんでした!?」
「そう?」
「しました、しました、なんでですか!?」
「さあなぁ。」
*
なんだかはぐらかされる。
わざとそうしたのか、それとも自然に出た言葉なのか。
真意がわからないまま。
でも、それがどうしても嬉しくて。
以後、電車を降りるまでの数十分間『*〜*』の会話を要所要所でリピートして、子供扱いの喜びを反芻する私だった。
那智さんと少しでも早く会いたいという気持ちは健気ではあるけれど。
でも、あんなふうにいっぱいいっぱいになってしまうのは、外的要因はあれど、多分私の特性だ。
誰に迷惑をかけているわけではないからかまわないけど、ちょっとトホホだし、ちょっと疲れる^^;
だけど、その慌てたことが『娘モード』放流の引き金になっているなら、一生懸命でいるのも悪くないかなと思う。
とりあえず、私たちにとっては、ね。
ということで、那智さんは『*〜*』を繰り返されるという楽しい(苦行?)電車の時間を味わって、電車は海に到着。
娘デートのはじまりなのでした〜^^
まだまだ続きます〜^^
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