ノスタルジーの後
非日常的な日常
お仕事場で、なんてことはあったけどホテルに入るのは少しひさしぶり。
当然、全裸になるのもひさしぶり。
ほんの半月ほどのことなのに那智さんの前で裸になることが恥ずかしくてしかたがない。
ソファに腰かける那智さんの首筋に頬をこすりつけ「恥ずかしいです」と訴える。
なんて気持ちいい予感の恥ずかしさだ。
後で、もっと恥ずかしくしてあげるね
予告に胸が高鳴り、締め付けられる。
まだ何もしていない。
恥ずかしくて小さく腕の中に収まっているわたしに今日はじめてのキス。
ファーストキスみたいに初々しい気持ちで唇を合わせる、ぜんぜんファーストキスとは違うやり方で。
あああ、思ってもみなかった大量の欲情が一気に全身を覆い、『恥ずかしい』と混ざり合い、震えるような興奮を作る。
実際、むるむる震える自分に、恥ずかしいのはこんな欲情を隠し持っていたからだったんだねと思う。
首輪をつけてくださった、もうそれだけで、ただひたすら片時も逃さず『那智さんのもの』でありたいと全身で思う。
コーヒーを淹れにポットのほうに移動する那智さんに
そばに行ってもいいですか?
と聞く。
もちろん「どうぞ」なんだけど、もうひとつ質問する。
したいようにしていいですか?
と漠然とした質問をする。
もう、この質問をしながら、わたしは四つん這いになっていた。
那智さんの下の位置にいたい。
片時も逃さず『那智さんのもの』でありたい。
したいようにしていいですか?
四つん這いで近寄り、足下にすり寄るわたしに
いまはね
『いまは』したいようにしていいという許可。
いま以外は、那智さん次第。
この不自由にまた胸が高鳴る。
ソファに戻り、コーヒーを飲む那智さんの横でくっつきながら欲情を溢れさせるわたし。
すこしして洋服を脱がしてもらったら
りん子、ここに乗って
俺を跨いで
そう言ってソファを刺す。
何をするか想像できるけど、もうたぷたぷと欲情で満ちているわたしはほとんど抵抗なく動く。
ソファに腰かける那智さんの頭の上にわたしのおまんこ。
那智さんがアゴを上げて、それを舐めはじめた。
すこし届かない。
すこし膝を落とす。
ああ、なんて姿だろう。
全裸で那智さんに跨がり、舐めてもらいやすいように腰を落とす、そして自ら腰を振る。
『もっと恥ずかしくする』はこのことだったのだろうか。
舌の刺激は指やおもちゃ関係ほど強くないから、イキにくい。
だけど、絶妙なポイントがあってそこにハマると一気にイクし、それがまた特殊な快感になる。
立ったままだから余計にイキにくいのだけど、自分の姿に羞恥の自己愛を感じ、それが興奮となり体の刺激とは別のエクスタシーを感じた。
そうなるともう欲情は際限ない。
那智さんの位置に戻り、タバコを吸う那智さんに胸を愛撫されキスをせがむ。
スーツ越しのおちんぽ様に口や頬を押当てる。
もっともっと。
腰が揺れてしかたがない。
おまんこが那智さんを求める。
那智さん、ここ、したいです…
スーツ脱いでくださいませんか
腰かける那智さんの太ももにおまんこを擦り付けたくて、脱いでもらうとうにお願いする。
まだ、濡らしてはいけないという理性は辛うじて残っていた。
欲情するわたしに楽しそうな笑みを浮かべながらスーツを脱いでくれた。
那智さんの太ももに跨がり胸を愛撫してもらって、恥ずかしいのは行為よりも求めるわたしだと言わんばかりに肩に顔をうずめることを免罪符にしてひたすら快感を貪っていた。
ずっとずっと、わたしにはわたしを俯瞰する『わたし』がいた。
以前は『りん子女史』なんて名前をつけたりして。
感じるわたしを俯瞰して行き過ぎたら自制させ、詳細に記憶して後日思い返させて揺り戻しで苦しめる。
あるとき、その『もうひとり』が感じているわたしを見て感じはじめた。
感じるわたしとそれを見て感じるわたし、これは倍の快感だった。
でも、そこにまたもうひとり現れて、結局ストップをかけたこともある。
気がつくと近年、その俯瞰する感覚は薄らいでいるような気がする、あまり意識していなかったから。
どうやら、那智さんの『淫乱りん子計画』による体と心の育成が『りん子女史』の増殖を抑えているのかもしれない。
淫乱なわたしが好き。
淫乱になれる解放が好き。
それを那智さんに肯定されて、那智さんに見てもらうことが好き。
那智さんの甘い甘い肯定はわたしに歪んだ自己愛の快感をどんな場面でも感じさせてくれる。
だから、いろんなことをぜんぶひっくるめて、わたしの快感になっているような気がする。
とは言っても。
ずいぶん少なくなってきたけれど、こうやって書きながら『あ〜、わたしったら、なんてこと』と思う気持ちも依然ありまして、でも、そう思うのは、それがとてもよかったことと、またしたいという気持ちの裏返しでもあると自覚してきつつもあったりします。
と、本当は官能エントリーにしようと思っていたんだけど、ちょっと恥ずかしいからごちゃごちゃ言っているわけです(笑)
<関連エントリー>
りん子女史
『濃い3』
「等式」感想です。「淫乱りん子化計画」なんて知りません。(笑)私はりん子の成長を素直に喜び肯定するだけです。計画したら遂行しないといけないですからね。成長しても、しなくてもその時を楽しみたいです。
お仕事場で、なんてことはあったけどホテルに入るのは少しひさしぶり。
当然、全裸になるのもひさしぶり。
ほんの半月ほどのことなのに那智さんの前で裸になることが恥ずかしくてしかたがない。
ソファに腰かける那智さんの首筋に頬をこすりつけ「恥ずかしいです」と訴える。
なんて気持ちいい予感の恥ずかしさだ。
後で、もっと恥ずかしくしてあげるね
予告に胸が高鳴り、締め付けられる。
まだ何もしていない。
恥ずかしくて小さく腕の中に収まっているわたしに今日はじめてのキス。
ファーストキスみたいに初々しい気持ちで唇を合わせる、ぜんぜんファーストキスとは違うやり方で。
あああ、思ってもみなかった大量の欲情が一気に全身を覆い、『恥ずかしい』と混ざり合い、震えるような興奮を作る。
実際、むるむる震える自分に、恥ずかしいのはこんな欲情を隠し持っていたからだったんだねと思う。
首輪をつけてくださった、もうそれだけで、ただひたすら片時も逃さず『那智さんのもの』でありたいと全身で思う。
コーヒーを淹れにポットのほうに移動する那智さんに
そばに行ってもいいですか?
と聞く。
もちろん「どうぞ」なんだけど、もうひとつ質問する。
したいようにしていいですか?
と漠然とした質問をする。
もう、この質問をしながら、わたしは四つん這いになっていた。
那智さんの下の位置にいたい。
片時も逃さず『那智さんのもの』でありたい。
したいようにしていいですか?
四つん這いで近寄り、足下にすり寄るわたしに
いまはね
『いまは』したいようにしていいという許可。
いま以外は、那智さん次第。
この不自由にまた胸が高鳴る。
ソファに戻り、コーヒーを飲む那智さんの横でくっつきながら欲情を溢れさせるわたし。
すこしして洋服を脱がしてもらったら
りん子、ここに乗って
俺を跨いで
そう言ってソファを刺す。
何をするか想像できるけど、もうたぷたぷと欲情で満ちているわたしはほとんど抵抗なく動く。
ソファに腰かける那智さんの頭の上にわたしのおまんこ。
那智さんがアゴを上げて、それを舐めはじめた。
すこし届かない。
すこし膝を落とす。
ああ、なんて姿だろう。
全裸で那智さんに跨がり、舐めてもらいやすいように腰を落とす、そして自ら腰を振る。
『もっと恥ずかしくする』はこのことだったのだろうか。
舌の刺激は指やおもちゃ関係ほど強くないから、イキにくい。
だけど、絶妙なポイントがあってそこにハマると一気にイクし、それがまた特殊な快感になる。
立ったままだから余計にイキにくいのだけど、自分の姿に羞恥の自己愛を感じ、それが興奮となり体の刺激とは別のエクスタシーを感じた。
そうなるともう欲情は際限ない。
那智さんの位置に戻り、タバコを吸う那智さんに胸を愛撫されキスをせがむ。
スーツ越しのおちんぽ様に口や頬を押当てる。
もっともっと。
腰が揺れてしかたがない。
おまんこが那智さんを求める。
那智さん、ここ、したいです…
スーツ脱いでくださいませんか
腰かける那智さんの太ももにおまんこを擦り付けたくて、脱いでもらうとうにお願いする。
まだ、濡らしてはいけないという理性は辛うじて残っていた。
欲情するわたしに楽しそうな笑みを浮かべながらスーツを脱いでくれた。
那智さんの太ももに跨がり胸を愛撫してもらって、恥ずかしいのは行為よりも求めるわたしだと言わんばかりに肩に顔をうずめることを免罪符にしてひたすら快感を貪っていた。
ずっとずっと、わたしにはわたしを俯瞰する『わたし』がいた。
以前は『りん子女史』なんて名前をつけたりして。
感じるわたしを俯瞰して行き過ぎたら自制させ、詳細に記憶して後日思い返させて揺り戻しで苦しめる。
あるとき、その『もうひとり』が感じているわたしを見て感じはじめた。
感じるわたしとそれを見て感じるわたし、これは倍の快感だった。
でも、そこにまたもうひとり現れて、結局ストップをかけたこともある。
気がつくと近年、その俯瞰する感覚は薄らいでいるような気がする、あまり意識していなかったから。
どうやら、那智さんの『淫乱りん子計画』による体と心の育成が『りん子女史』の増殖を抑えているのかもしれない。
淫乱なわたしが好き。
淫乱になれる解放が好き。
それを那智さんに肯定されて、那智さんに見てもらうことが好き。
那智さんの甘い甘い肯定はわたしに歪んだ自己愛の快感をどんな場面でも感じさせてくれる。
だから、いろんなことをぜんぶひっくるめて、わたしの快感になっているような気がする。
とは言っても。
ずいぶん少なくなってきたけれど、こうやって書きながら『あ〜、わたしったら、なんてこと』と思う気持ちも依然ありまして、でも、そう思うのは、それがとてもよかったことと、またしたいという気持ちの裏返しでもあると自覚してきつつもあったりします。
と、本当は官能エントリーにしようと思っていたんだけど、ちょっと恥ずかしいからごちゃごちゃ言っているわけです(笑)
<関連エントリー>
りん子女史
『濃い3』
「等式」感想です。「淫乱りん子化計画」なんて知りません。(笑)私はりん子の成長を素直に喜び肯定するだけです。計画したら遂行しないといけないですからね。成長しても、しなくてもその時を楽しみたいです。
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