濃い3
非日常的な日常
ベッドに横たわりぼんやりと天井を見つめるわたしは、ほんの少数のわたし。
あとは、那智さんの気配につられて四つん這いで歩き出してしまう「痴人」のようなわたし。
体が疼いたままだ。
何もしていないのに気持ちいい。
お布団をかぶり、湧き上がる欲情を抑えられない。
ううん、この痴人状態のときは、抑える気がないのだ。
だから、もぞもぞはぁはぁ、抑えることなく垂れ流してる。
この、抑えない状態が気持ち良い。
上手に説明できるかな。
主に「エッチ」な場面に於いて。
わたしには、本能担当の「りん子ちゃん」と理性担当の「りん子女史」がいる。(「りん子ねえさん」でも「りん子委員長」でもなんでもいいの、ちょっとえらそうな感じで^^;)
気持ちいいことや気持ち良くなることが大好きな「りん子ちゃん」。
美意識やなんやらで、りん子ちゃんの暴走を抑えるストッパー「りん子女史」。
もともとわたしの中に「りん子ちゃん」らしき本能がいるのは気づいていたけど、以前のわたしは「りん子女史」がほとんどを占めていて、那智さんに出会う前、男の人に抱かれるときはずっと「りん子女史」だった。
抱かれながら、地底深くに眠る「りん子ちゃん」が疼く。
ほとんどが「りん子女史」なのだから、それがわたし本人の意志のようなものなんだけど、わたし本人も「りん子ちゃん」登場できたらいいのにな〜と思ってるのに、「りん子女史」が許してくれない。
ちょっとでも「りん子ちゃん」的なわたしが見えると、「りん子女史」は一斉攻撃して、わたしを嫌悪する。
だから、わたしは「快感」を覚えようとすると自己嫌悪に陥っていたのだ。
那智さんに抱かれるようになって、少しずつ、否応無しに「りん子ちゃん」を剥き出しにされていき、自己嫌悪の攻撃に耐えながら、那智さんに「どうか、このわたしを好いて」とお願いし続けた。
わたしがわたしを嫌いにならないように、あなたが好いて、肯定して、と。
(羞恥心をなくさないでと願いながらも、わたしを崩そうとする矛盾を持った那智さんの心理が徐々に変化していったことは、またいつか書きます)
那智さんに抱かれ快感を覚えるうちに、わたしはあることに気づく。
「りん子ちゃん」を「りん子女史」が見てるのだ。
ふたりが同時に現れて、見てるのだ。
気持ち良さそうにする「りん子ちゃん」を、「りん子女史」は注意深く見て、「その顔は美意識が許さないからダメ」とか「それ以上感じたら、はしたないからストップ」と指示を出している。
ああ、うっとうしい、「りん子女史」取っ払ってしまいたい、でも、できない、これもわたしの意識でそれに反すると自己嫌悪しないといけないのだもの。
そして、またあるとき、気づく。
ストッパーとして存在してる「りん子女史」が、泣き叫んだり感じたりしてるわたし(りん子ちゃん)を見て、感じてるのだ。
最初は少し。
でも、それは、那智さんがくれる快感と許しにより、どんどん大きくなっていった。
「りん子女史」は行ったり来たり。
でも、自分も感じてることを自覚してから、強い「自己嫌悪」の攻撃はなくなった。
わずかに「それでいいの?」とチクッと刺を刺すくらい。
辛うじてストッパーになっていた。
そうなると、わたしも「りん子ちゃん」も嬉しい。
だって、気持ちいいし嫌悪感が減るのだもの。
わずかな「刺」は那智さんに「このわたしを好いて」とお願いすることで、さらに自分を許していった。
そして、鞭の打ち方を変えた日。
多分、あれが最初だったと思う。
「りん子女史」が、「りん子ちゃん」と同じようになっちゃったの。
「りん子ちゃん」がおかしくなって快感に浸ってるのを見ている「りん子女史」が、それを見て「りん子ちゃん」のように感じてしまった、そして、ストッパー役を放棄してしまったのだ。
だから、とんでもなく気持ちいい。
だって、実際に感じてる快感と、見て感じる快感、二倍の快感なんだもの。
そして、自己嫌悪からの解放。
自己嫌悪から解放されたふたりがそろってくすくす笑うのは、とてもとても気持ち良くて、幸せだ。
そのダブルの快感が「痴人」状態。
わたしは、よかったねと「りん子ちゃん」とハイタッチ^^
もちろん、正気に戻ったときは揺り戻しは大きくて、那智さんに「好いて、肯定して」とずいぶんとまとわりついてるけど(笑)
踏まれ、殴られ、髪を引っ張られたわたしは、ふたりの「りん子ちゃん」状態でベッドにいたのだ。
だから、もぞもぞはぁはぁ、垂れ流す。(えっと、多少は戻ってるから、ぼんやり天井眺める理性はありました)
那智さんが隣りに来た。
どうしてそうなったのか覚えてないけど、わたしはフェラチオをはじめてた。
(指示された?わたしがお願いした?う〜ん、ろれつの回らない状態でお願いしてしまったような記憶もある…)
那智さんのおちんちんがお口に入ってるのが嬉しくて嬉しくて、気持ち良くて。
もうはしたなさこの上ない顔をしてる(はず)。
ちょーっとだけ戻ってた理性が、那智さんのお腹の上に頭を載せるように定めて、その顔だけは見せないようにしてくれた。(普段は足下にいくから表情は見えてしまう)
もう、あとは、ふたりの「りん子ちゃん」の独壇場。
阿呆のようにしゃぶりつく。
大きく口を開け、舌を絡め。
あああ、気持ちいい。
そのはしたないわたしを見て、気持ちいい。
さぞやみっともないはしたない顔をしてるだろうな。
それさえも気持ちいい。
どれくらいフェラチオしただろうか。
ずっとずっとこうしていたいと考えることも放棄するほど快感を貪っていたら、不意に声がした(気がした)。
「そーんなみっともない顔して、恥ずかしくないの!?いい加減にその辺でやめなさい。」
なんてこと、また別の「りん子女史」が現れたのだ。
信じられない!!
ふたりの「りん子ちゃん」を仁王立ちで見下ろし、ストップをかける新しい「りん子女史」が現れた。
嘘みたいな話なんだけど、ほんと。
そうしたら、一気に正気に戻ってしまった。
不思議なくらい、急速に正気になる。
「いやーーーー、もうできません!!!」
そういって、那智さんのおちんちんから口を離し、那智さんの腕の中に逃げる。
ダブルりん子ちゃんだったことが、情けなくて恥ずかしくて居たたまれない。
「なに!?」
そりゃ、驚きますよね、いまさっきまでむしゃぶりついていたのに、いきなり「できません!!」なんて言い出すのだもの。
「ああああああ、残念です〜。でも、もうできなくなっちゃった。」
新しい「りん子女史」は、快感に浸るふたりの「りん子ちゃん」と一喝。
そうなると、もう、それ以上「りん子ちゃん」は暴れられない。
少なくとも、二番目の「りん子ちゃん」は「りん子女史」に同化してしまう。
ああ、ほんとに残念。
那智さんがくれる快感はどれもわたしは幸せだけど、ストッパーの「りん子女史」が放棄するのは、貴重で得難い快感なのだ。
だから、勝手に登場した「newりん子女史」をちょっと恨む。
でも、また、行きつ戻りつして、いつか「りん子ちゃん」3人状態の日が来るかもしれない。
そしたら、快感3倍になるのかな。
それで、また「newりん子女史」が登場して、いたちごっこになるの?
どうなるかわからないけど、「りん子ちゃん」の倍増は、恐ろしく、でも、ちょっと楽しみ。
そうして、二番目の「りん子ちゃん」が「りん子女史」に戻ると、今度は別の快感にスイッチする。
甘え、女の子のように甘え、可愛がられ、抱かれる。
これもわたしにとっては得難い快感なのです。
こうして、濃い時間の前半は過ぎ。
わたしたちは、ランチを食べに一旦外に出た。
朝、使うことのなかった、紙おむつを履いて。
ベッドに横たわりぼんやりと天井を見つめるわたしは、ほんの少数のわたし。
あとは、那智さんの気配につられて四つん這いで歩き出してしまう「痴人」のようなわたし。
体が疼いたままだ。
何もしていないのに気持ちいい。
お布団をかぶり、湧き上がる欲情を抑えられない。
ううん、この痴人状態のときは、抑える気がないのだ。
だから、もぞもぞはぁはぁ、抑えることなく垂れ流してる。
この、抑えない状態が気持ち良い。
上手に説明できるかな。
主に「エッチ」な場面に於いて。
わたしには、本能担当の「りん子ちゃん」と理性担当の「りん子女史」がいる。(「りん子ねえさん」でも「りん子委員長」でもなんでもいいの、ちょっとえらそうな感じで^^;)
気持ちいいことや気持ち良くなることが大好きな「りん子ちゃん」。
美意識やなんやらで、りん子ちゃんの暴走を抑えるストッパー「りん子女史」。
もともとわたしの中に「りん子ちゃん」らしき本能がいるのは気づいていたけど、以前のわたしは「りん子女史」がほとんどを占めていて、那智さんに出会う前、男の人に抱かれるときはずっと「りん子女史」だった。
抱かれながら、地底深くに眠る「りん子ちゃん」が疼く。
ほとんどが「りん子女史」なのだから、それがわたし本人の意志のようなものなんだけど、わたし本人も「りん子ちゃん」登場できたらいいのにな〜と思ってるのに、「りん子女史」が許してくれない。
ちょっとでも「りん子ちゃん」的なわたしが見えると、「りん子女史」は一斉攻撃して、わたしを嫌悪する。
だから、わたしは「快感」を覚えようとすると自己嫌悪に陥っていたのだ。
那智さんに抱かれるようになって、少しずつ、否応無しに「りん子ちゃん」を剥き出しにされていき、自己嫌悪の攻撃に耐えながら、那智さんに「どうか、このわたしを好いて」とお願いし続けた。
わたしがわたしを嫌いにならないように、あなたが好いて、肯定して、と。
(羞恥心をなくさないでと願いながらも、わたしを崩そうとする矛盾を持った那智さんの心理が徐々に変化していったことは、またいつか書きます)
那智さんに抱かれ快感を覚えるうちに、わたしはあることに気づく。
「りん子ちゃん」を「りん子女史」が見てるのだ。
ふたりが同時に現れて、見てるのだ。
気持ち良さそうにする「りん子ちゃん」を、「りん子女史」は注意深く見て、「その顔は美意識が許さないからダメ」とか「それ以上感じたら、はしたないからストップ」と指示を出している。
ああ、うっとうしい、「りん子女史」取っ払ってしまいたい、でも、できない、これもわたしの意識でそれに反すると自己嫌悪しないといけないのだもの。
そして、またあるとき、気づく。
ストッパーとして存在してる「りん子女史」が、泣き叫んだり感じたりしてるわたし(りん子ちゃん)を見て、感じてるのだ。
最初は少し。
でも、それは、那智さんがくれる快感と許しにより、どんどん大きくなっていった。
「りん子女史」は行ったり来たり。
でも、自分も感じてることを自覚してから、強い「自己嫌悪」の攻撃はなくなった。
わずかに「それでいいの?」とチクッと刺を刺すくらい。
辛うじてストッパーになっていた。
そうなると、わたしも「りん子ちゃん」も嬉しい。
だって、気持ちいいし嫌悪感が減るのだもの。
わずかな「刺」は那智さんに「このわたしを好いて」とお願いすることで、さらに自分を許していった。
そして、鞭の打ち方を変えた日。
多分、あれが最初だったと思う。
「りん子女史」が、「りん子ちゃん」と同じようになっちゃったの。
「りん子ちゃん」がおかしくなって快感に浸ってるのを見ている「りん子女史」が、それを見て「りん子ちゃん」のように感じてしまった、そして、ストッパー役を放棄してしまったのだ。
だから、とんでもなく気持ちいい。
だって、実際に感じてる快感と、見て感じる快感、二倍の快感なんだもの。
そして、自己嫌悪からの解放。
自己嫌悪から解放されたふたりがそろってくすくす笑うのは、とてもとても気持ち良くて、幸せだ。
そのダブルの快感が「痴人」状態。
わたしは、よかったねと「りん子ちゃん」とハイタッチ^^
もちろん、正気に戻ったときは揺り戻しは大きくて、那智さんに「好いて、肯定して」とずいぶんとまとわりついてるけど(笑)
踏まれ、殴られ、髪を引っ張られたわたしは、ふたりの「りん子ちゃん」状態でベッドにいたのだ。
だから、もぞもぞはぁはぁ、垂れ流す。(えっと、多少は戻ってるから、ぼんやり天井眺める理性はありました)
那智さんが隣りに来た。
どうしてそうなったのか覚えてないけど、わたしはフェラチオをはじめてた。
(指示された?わたしがお願いした?う〜ん、ろれつの回らない状態でお願いしてしまったような記憶もある…)
那智さんのおちんちんがお口に入ってるのが嬉しくて嬉しくて、気持ち良くて。
もうはしたなさこの上ない顔をしてる(はず)。
ちょーっとだけ戻ってた理性が、那智さんのお腹の上に頭を載せるように定めて、その顔だけは見せないようにしてくれた。(普段は足下にいくから表情は見えてしまう)
もう、あとは、ふたりの「りん子ちゃん」の独壇場。
阿呆のようにしゃぶりつく。
大きく口を開け、舌を絡め。
あああ、気持ちいい。
そのはしたないわたしを見て、気持ちいい。
さぞやみっともないはしたない顔をしてるだろうな。
それさえも気持ちいい。
どれくらいフェラチオしただろうか。
ずっとずっとこうしていたいと考えることも放棄するほど快感を貪っていたら、不意に声がした(気がした)。
「そーんなみっともない顔して、恥ずかしくないの!?いい加減にその辺でやめなさい。」
なんてこと、また別の「りん子女史」が現れたのだ。
信じられない!!
ふたりの「りん子ちゃん」を仁王立ちで見下ろし、ストップをかける新しい「りん子女史」が現れた。
嘘みたいな話なんだけど、ほんと。
そうしたら、一気に正気に戻ってしまった。
不思議なくらい、急速に正気になる。
「いやーーーー、もうできません!!!」
そういって、那智さんのおちんちんから口を離し、那智さんの腕の中に逃げる。
ダブルりん子ちゃんだったことが、情けなくて恥ずかしくて居たたまれない。
「なに!?」
そりゃ、驚きますよね、いまさっきまでむしゃぶりついていたのに、いきなり「できません!!」なんて言い出すのだもの。
「ああああああ、残念です〜。でも、もうできなくなっちゃった。」
新しい「りん子女史」は、快感に浸るふたりの「りん子ちゃん」と一喝。
そうなると、もう、それ以上「りん子ちゃん」は暴れられない。
少なくとも、二番目の「りん子ちゃん」は「りん子女史」に同化してしまう。
ああ、ほんとに残念。
那智さんがくれる快感はどれもわたしは幸せだけど、ストッパーの「りん子女史」が放棄するのは、貴重で得難い快感なのだ。
だから、勝手に登場した「newりん子女史」をちょっと恨む。
でも、また、行きつ戻りつして、いつか「りん子ちゃん」3人状態の日が来るかもしれない。
そしたら、快感3倍になるのかな。
それで、また「newりん子女史」が登場して、いたちごっこになるの?
どうなるかわからないけど、「りん子ちゃん」の倍増は、恐ろしく、でも、ちょっと楽しみ。
そうして、二番目の「りん子ちゃん」が「りん子女史」に戻ると、今度は別の快感にスイッチする。
甘え、女の子のように甘え、可愛がられ、抱かれる。
これもわたしにとっては得難い快感なのです。
こうして、濃い時間の前半は過ぎ。
わたしたちは、ランチを食べに一旦外に出た。
朝、使うことのなかった、紙おむつを履いて。
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