苦節
非日常的な日常
半年以上前、ううん、去年の終わり頃だったかもしれない。
とにかく、数ヶ月は経っている。
いまわたしはブログで、快感とかおちんぽ様とか入れてほしいとか躊躇なく書いているので、そのような女に思われるかもしれないけど、実際はかなりの恥ずかしがり屋だ。
恥ずかしがり屋なくらいならまだ可愛いかもしれない。
ブログでもときどき書いているけど『乱れる自分に嫌悪する』とか『オナニーに対して罪悪感』というように、とにかく性的なことに対して面倒なくらい堅物だ。
自分から求めるくらいなら舌を噛んで死にますと大真面目な冗談を言ったことがあるけど、けっこうそのまんまだったりする。
そのくせ、欲望だけはたんまりあるのだから、その乖離にずいぶん困惑させられていた。(この辺りは、いろんな形でエントリーしてますよね)
性的なことに対して、変態!!不潔!!と学級委員長みたいな思考になるのではなく、結局『そんな自分に嫌悪する』、自分に対することだけが堅物という感じ。
だから、ブログで躊躇なく大胆なことを書きながら、それは実際のわたしの一部だよなって思っている。
当然、那智さんには実際のわたしをお見せしているので『自分から求めるくらいなら舌噛んで』の面倒なわたしにお付き合いいただいているわけだ。
性的な場面ではほぼ受動。
喜んでいただくために自ら動くことなんてしないし、性的な行いを創造することなんてほとんどない(お口をするとき、ちょっと工夫する程度)、だからといってマグロかと言えばそんなこともなく、結局気持ちよくしてもらえば大騒ぎ大暴れするし、そのクセ事が済めば、そんなのわたしじゃありませんとなるのだから、那智さんとしてはその牙城を崩すのは面白くも手強かったのではないでしょうか。
それでもずいぶん手塩にかけて育ててくれたので、最近では『抱いてほしいです』も『入れてください』も言えるようになってきたので、那智さんの教育の賜物です。
そんな中、最後まで守り抜いたものがあるとすれば、おそらく『自慰』だろう。
オナニーといってしまうと簡単に済んじゃうんだけど、性的な場面で自らの手で貪る行為という感じなので『自慰』。
性的な時間にわたしは自分が気持ちよくなるように自分の手をほとんど使わない。(まあ、そういう女性多いかな)
よそ様などで、フェラチオしながら自分で愛撫したり、お相手の前で激しくオナニーをしている様子を見ると、ちょっと羨ましいと思う。
だって、変態、不潔!!とは思わないし、欲望はたんまりあるのだもの、性的な場面において自分に向けて面倒なほど堅物というだけで。
きっと気持ちいいだろうなぁと思うのです。
わたしたちの間でも那智さんの指示でおなにをすることもあるけど、やはりそれは『やらされている』もの、どんなに最後は気持ち良くなったとしても(笑)
バイブを使うなんてもってのほか、投げ捨てたことだったあるのだ。
那智さんは特に強制することもなく、『わたし自身の手でどうにかなる』なんて目的をまったく掲げることなく、わたしを許容し快感を広げ深め、バイブの気持ちよさを教え(笑)ていた。
長い前振り^^;
バイブを投げ捨ててからほどなくのとき、それが数ヶ月前になる。
前回のバイブ投げ捨ての前あたりから、きっと那智さんとして『押し時』だと感じていたのかもしれない。
明日はりん子のオナニーで感じる姿を見せてね
と宣言されていた。
もともと役割期待につい応えてしまう性質のわたしだから、なんとなく、それが期待をかけられているようでほんの少しだけ戸惑っていた。
そう言われたら、気持ちよくならないとって思ってしまいそうだな〜って。
さんざん胸を刺激されて、それだけで腰をぐわぐわ振るほど気持ちよくなって、そうなると指でもおちんぽ様でもおまんこに入れてほしくなってくる。
入れてください
とお願いすると
これなら入れていいよ
と、わたしの横にバイブを置いた。
那智さんが入れてくれるバイブはおちんぽ様と指の次に気持ちがいいけど、わたしが自分で入れてもそれよりは気持ちよくならないから、それほど積極的にしたいと思わないのだ。
そもそも『自慰』が苦手なのだ、それに加えてバイブへの嫌悪感と執着心の希薄さもあり、横に置かれてもいまいち手を伸ばそうという気にならない。
しばらく、その存在を無視していた。
しかし、その後も執拗に胸ばかり刺激されて、もう下半身もなんとかして!!!という切羽詰まった状態にまで追いつめられてしまった。
その状態に那智さんも望んでいたからということが後押しになって、快感にほとんど朦朧としながら、でも意識してバイブを手に取った。
差し込み、スイッチを入れ、動かす。
ぽっかり空いた穴を埋めるように。
気持ちいい。
振動でクリトリスはあっという間にイッてしまった。
収縮するおまんこがわたしの意思に関係なくバイブを締めつけ出し入れを難しくさせる。
自分で自分をもどかしくしている。
向かい合わせになったソファに那智さんがいる。
肘掛けに肘をつき、じっとこちらを眺めている。
片方の足を肘掛けに、もう片方は横のベッドに、大股を広げバイブによがるわたしはさぞ醜いだろう。
それでも、やめられずにいる。
無我夢中でバイブを動かす。
快感とシチュエーションと那智さんの視線、ほんのちょぴりの期待がひとつになってわたしを淫乱な女に仕立て上げた。
ベッドでわたしを腕に抱きながら那智さんはとても満足そう。
自分から求めるなら舌噛んで死ぬと言っていたわたしが。
つい最近、バイブを放り投げたわたしが。
我慢できず、自ら快感を貪ったのだ。
感慨深げにひとこと
「苦節8年(笑)」
満足そうに笑みを浮かべていた。
数ヶ月前のこの頃から、那智さんはわたしをもっと淫乱にしたいと思いはじめていた。
おそらく那智さんの中で、かつて『20%嫌悪する』と感じていたことに象徴されるようなためらいはなくなり、わたしがどんなふうに変化しても好ましく思い受け入れられると覚悟を決めたのだと思う。
こと自分に対して性的場面で面倒なくらい堅物なわたしに、この頃から那智さんは『その殻を破る』ことに楽しみを見いだしてきた。
ここ数ヶ月の那智さんの意識とわたしの快感の深さがいっそう変化しているように思う。
欲望が深いほど、そのすべてをさらけ出すことは難しい。
8年を『苦節』と揶揄して笑い飛ばせるほどに、それを楽しめるような余裕と情熱と相性が必要なのだと、あらためてわたしまで感慨深く思う。
この後、とくに続きや一括りにはしていないけど、那智さんからはじまってわたし自身も『淫乱なりん子』を好きになっていく変化のエントリーをアップしていくつもりです。
<関連エントリー>
バイブ投げ捨て!!
『意思を持つ鞭2』
育てていただきました^^
『「よかったね」』
『赦し』
「等式」感想です。ついにこの時の事がエントリーになりました、「苦節8年」(笑)長かった道のりです、私自身がりん子の性欲を100%受け入れきれなかった部分があるので、この年月は2人の性的な成熟と関係性の進化と言えるのだと思う。
書きたいことはあるのだけれど多分この後のエントリーの邪魔にならないようにこの位にしておきます。
半年以上前、ううん、去年の終わり頃だったかもしれない。
とにかく、数ヶ月は経っている。
いまわたしはブログで、快感とかおちんぽ様とか入れてほしいとか躊躇なく書いているので、そのような女に思われるかもしれないけど、実際はかなりの恥ずかしがり屋だ。
恥ずかしがり屋なくらいならまだ可愛いかもしれない。
ブログでもときどき書いているけど『乱れる自分に嫌悪する』とか『オナニーに対して罪悪感』というように、とにかく性的なことに対して面倒なくらい堅物だ。
自分から求めるくらいなら舌を噛んで死にますと大真面目な冗談を言ったことがあるけど、けっこうそのまんまだったりする。
そのくせ、欲望だけはたんまりあるのだから、その乖離にずいぶん困惑させられていた。(この辺りは、いろんな形でエントリーしてますよね)
性的なことに対して、変態!!不潔!!と学級委員長みたいな思考になるのではなく、結局『そんな自分に嫌悪する』、自分に対することだけが堅物という感じ。
だから、ブログで躊躇なく大胆なことを書きながら、それは実際のわたしの一部だよなって思っている。
当然、那智さんには実際のわたしをお見せしているので『自分から求めるくらいなら舌噛んで』の面倒なわたしにお付き合いいただいているわけだ。
性的な場面ではほぼ受動。
喜んでいただくために自ら動くことなんてしないし、性的な行いを創造することなんてほとんどない(お口をするとき、ちょっと工夫する程度)、だからといってマグロかと言えばそんなこともなく、結局気持ちよくしてもらえば大騒ぎ大暴れするし、そのクセ事が済めば、そんなのわたしじゃありませんとなるのだから、那智さんとしてはその牙城を崩すのは面白くも手強かったのではないでしょうか。
それでもずいぶん手塩にかけて育ててくれたので、最近では『抱いてほしいです』も『入れてください』も言えるようになってきたので、那智さんの教育の賜物です。
そんな中、最後まで守り抜いたものがあるとすれば、おそらく『自慰』だろう。
オナニーといってしまうと簡単に済んじゃうんだけど、性的な場面で自らの手で貪る行為という感じなので『自慰』。
性的な時間にわたしは自分が気持ちよくなるように自分の手をほとんど使わない。(まあ、そういう女性多いかな)
よそ様などで、フェラチオしながら自分で愛撫したり、お相手の前で激しくオナニーをしている様子を見ると、ちょっと羨ましいと思う。
だって、変態、不潔!!とは思わないし、欲望はたんまりあるのだもの、性的な場面において自分に向けて面倒なほど堅物というだけで。
きっと気持ちいいだろうなぁと思うのです。
わたしたちの間でも那智さんの指示でおなにをすることもあるけど、やはりそれは『やらされている』もの、どんなに最後は気持ち良くなったとしても(笑)
バイブを使うなんてもってのほか、投げ捨てたことだったあるのだ。
那智さんは特に強制することもなく、『わたし自身の手でどうにかなる』なんて目的をまったく掲げることなく、わたしを許容し快感を広げ深め、バイブの気持ちよさを教え(笑)ていた。
長い前振り^^;
バイブを投げ捨ててからほどなくのとき、それが数ヶ月前になる。
前回のバイブ投げ捨ての前あたりから、きっと那智さんとして『押し時』だと感じていたのかもしれない。
明日はりん子のオナニーで感じる姿を見せてね
と宣言されていた。
もともと役割期待につい応えてしまう性質のわたしだから、なんとなく、それが期待をかけられているようでほんの少しだけ戸惑っていた。
そう言われたら、気持ちよくならないとって思ってしまいそうだな〜って。
さんざん胸を刺激されて、それだけで腰をぐわぐわ振るほど気持ちよくなって、そうなると指でもおちんぽ様でもおまんこに入れてほしくなってくる。
入れてください
とお願いすると
これなら入れていいよ
と、わたしの横にバイブを置いた。
那智さんが入れてくれるバイブはおちんぽ様と指の次に気持ちがいいけど、わたしが自分で入れてもそれよりは気持ちよくならないから、それほど積極的にしたいと思わないのだ。
そもそも『自慰』が苦手なのだ、それに加えてバイブへの嫌悪感と執着心の希薄さもあり、横に置かれてもいまいち手を伸ばそうという気にならない。
しばらく、その存在を無視していた。
しかし、その後も執拗に胸ばかり刺激されて、もう下半身もなんとかして!!!という切羽詰まった状態にまで追いつめられてしまった。
その状態に那智さんも望んでいたからということが後押しになって、快感にほとんど朦朧としながら、でも意識してバイブを手に取った。
差し込み、スイッチを入れ、動かす。
ぽっかり空いた穴を埋めるように。
気持ちいい。
振動でクリトリスはあっという間にイッてしまった。
収縮するおまんこがわたしの意思に関係なくバイブを締めつけ出し入れを難しくさせる。
自分で自分をもどかしくしている。
向かい合わせになったソファに那智さんがいる。
肘掛けに肘をつき、じっとこちらを眺めている。
片方の足を肘掛けに、もう片方は横のベッドに、大股を広げバイブによがるわたしはさぞ醜いだろう。
それでも、やめられずにいる。
無我夢中でバイブを動かす。
快感とシチュエーションと那智さんの視線、ほんのちょぴりの期待がひとつになってわたしを淫乱な女に仕立て上げた。
ベッドでわたしを腕に抱きながら那智さんはとても満足そう。
自分から求めるなら舌噛んで死ぬと言っていたわたしが。
つい最近、バイブを放り投げたわたしが。
我慢できず、自ら快感を貪ったのだ。
感慨深げにひとこと
「苦節8年(笑)」
満足そうに笑みを浮かべていた。
数ヶ月前のこの頃から、那智さんはわたしをもっと淫乱にしたいと思いはじめていた。
おそらく那智さんの中で、かつて『20%嫌悪する』と感じていたことに象徴されるようなためらいはなくなり、わたしがどんなふうに変化しても好ましく思い受け入れられると覚悟を決めたのだと思う。
こと自分に対して性的場面で面倒なくらい堅物なわたしに、この頃から那智さんは『その殻を破る』ことに楽しみを見いだしてきた。
ここ数ヶ月の那智さんの意識とわたしの快感の深さがいっそう変化しているように思う。
欲望が深いほど、そのすべてをさらけ出すことは難しい。
8年を『苦節』と揶揄して笑い飛ばせるほどに、それを楽しめるような余裕と情熱と相性が必要なのだと、あらためてわたしまで感慨深く思う。
この後、とくに続きや一括りにはしていないけど、那智さんからはじまってわたし自身も『淫乱なりん子』を好きになっていく変化のエントリーをアップしていくつもりです。
<関連エントリー>
バイブ投げ捨て!!
『意思を持つ鞭2』
育てていただきました^^
『「よかったね」』
『赦し』
「等式」感想です。ついにこの時の事がエントリーになりました、「苦節8年」(笑)長かった道のりです、私自身がりん子の性欲を100%受け入れきれなかった部分があるので、この年月は2人の性的な成熟と関係性の進化と言えるのだと思う。
書きたいことはあるのだけれど多分この後のエントリーの邪魔にならないようにこの位にしておきます。
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