わたし以前、以後
りん子的独り言(生意気)
これは、とても感覚的なものだと思うけど、書いちゃう。
那智さんとわたしでS男性とM女性のカップルとご一緒する機会があった。
最初は女性とわたしだけで、後から那智さん、そしてお相手のS男性の順番で集まり、4人でお話ししたのは小一時間ほどしかなかったのだけど、駆け足だったにも関わらずお別れしてから那智さんがことのほか良い気分のようだった。
そのカップルは『ご主人様と奴隷』という名前がついているけれど、那智さんからしたら『那智さんのSM』の感覚と似たような感覚を持ったS男性だと感じられたようなのだ。
M女性にすることは事前に自分も試すし、それをカッコつけずに女性の前で話す様子や、痛いことをしながら彼女の濡れ具合を確認して濡れていることを喜ぶお話しなど、『ご主人様と奴隷』という名前はついているけれど、基本は人と人、エラそうにするわけでもなく、彼女の快感がないことには成立しないことをわかっているように感じられる。
かつて、SMが日陰の存在だった頃、どうやったらSM行為ができるか考えてM女性側に快感がないことには成立しないだろうと思い至った那智さんのSM観。
『ご主人様と奴隷』という関係性より、まずSM行為をしたいもの同士である前提。
那智さんより10才ほど年上のその男性から、那智さんは近い感覚を感じたようなのです。
これって、なんだろう?
わたし、じつは、ほとんどS男性に会ったことないし、いわゆる『ご主人様と奴隷さん』には一度もお会いしたことがない(このカップルも『ご主人様と奴隷』なんだけど、ちょっと置いといてね)から、まったく比べようがないので、ブログなどを見てのかなりの想像なんだけど。
もしかしたら、ちょうど『わたし世代以前以後』で分かれるんじゃないかな。
何が分かれるかというと、SMに性的嗜好だけではなく、関係性を持たせるかどうか。
加虐と被虐の嗜好の一致というだけではなくて、『主従』や『ご主人様と奴隷』と呼ばれるような対等ではない関係を含ませるかどうか。
たしか、20年ほど前、わたしが具体的にSMがしたい(できる)と思ったころは、まだM女性の募集事項には『露出希望』とか『縛られたい』とか『レイプ願望』のような募集要項のひとつに『支配されたい』とか『ご主人様がほしい』とかがちらほらあるくらいで、関係性を重視する風潮はあまりなかったのだよね。
でも、わたしより10才ほど年下のお友達はSM嗜好の情報に中に当然のように『主従』『ご主人様と奴隷』という関係性もセットになってあったそうなのだ。
もともとわたしも支配されたい従属していたいという願望はあったので、そのカテゴリが存在するのは理解できるのだけど。
それを純粋に嗜好のすり合せでできあがったものではなく、その関係ありきで、むしろ性的嗜好より関係性重視で付き合いがはじまるような流れが徐々に出来上がっていったものだったのかな。
きっとそのターニングポイントが、那智さんもおっしゃっているけど、ネットの普及、おそらくわたし世代が境い目なのかな〜と。
わたし世代→具体的にSMに関わり出したのが20〜25年前くらい?
たぶん30年前には、ごく一部の妄想やプレイの名称というだけで、主従もご主人様と奴隷もほとんど普及していなかったんじゃないかな。
そのS男性、那智さん世代(50代以上?)がSMはまず性的嗜好が一致している者同士の関係という前提がもとになっていて、わたし世代(40代?)は性的嗜好から関係性重視が主流になりかけている時期で、それより下のわたしのお友達世代(30代20代以下?)は関係性に重点を置くことが、わりと基本仕様になっているような流れを感じるのだけど、どうかな?
どちらが良い悪いじゃないけど、はじめは性的嗜好だったものが関係性にまで発展していき、いまはそちらのほうが主流にさえ感じられる変化のようなものを、お会いする人の世代によって感じられるのは面白いなと思ったのでした。
ところで、よそ様で『主従は一生もの』というコメントをしている人を見たことがあるけど、わたしのこの記憶からはSMから『主従』という概念が加わったのは、せいぜい30年程度だとそたら、まだ主従で一生を過ごしている人ってそんなにたくさんいないんじゃないかなと思う。
30年前20才だった人が主従をはじめたとしても、まだ50才だものね。
こんなふうに、わたしの感覚だけで歴史を想像すると、一生ものと口にするのは早計な感じがするな。
<関連エントリー>
『那智さんのSM』
『奴隷の起源』
今朝の「等式」感想です。私は自分の生きてきた世代が好きですが、今日の「ご主人様と奴隷」なんて言う、カテゴリーがネットの中と現実に存在するならば、今の世代もよいですね~、私が昔見た夢がかなうかもしれないのですから。。
それもSMカテゴリーとは別の選択肢でもSMが出来る。男に都合の良い世の中になりました。
これは、とても感覚的なものだと思うけど、書いちゃう。
那智さんとわたしでS男性とM女性のカップルとご一緒する機会があった。
最初は女性とわたしだけで、後から那智さん、そしてお相手のS男性の順番で集まり、4人でお話ししたのは小一時間ほどしかなかったのだけど、駆け足だったにも関わらずお別れしてから那智さんがことのほか良い気分のようだった。
そのカップルは『ご主人様と奴隷』という名前がついているけれど、那智さんからしたら『那智さんのSM』の感覚と似たような感覚を持ったS男性だと感じられたようなのだ。
M女性にすることは事前に自分も試すし、それをカッコつけずに女性の前で話す様子や、痛いことをしながら彼女の濡れ具合を確認して濡れていることを喜ぶお話しなど、『ご主人様と奴隷』という名前はついているけれど、基本は人と人、エラそうにするわけでもなく、彼女の快感がないことには成立しないことをわかっているように感じられる。
かつて、SMが日陰の存在だった頃、どうやったらSM行為ができるか考えてM女性側に快感がないことには成立しないだろうと思い至った那智さんのSM観。
『ご主人様と奴隷』という関係性より、まずSM行為をしたいもの同士である前提。
那智さんより10才ほど年上のその男性から、那智さんは近い感覚を感じたようなのです。
これって、なんだろう?
わたし、じつは、ほとんどS男性に会ったことないし、いわゆる『ご主人様と奴隷さん』には一度もお会いしたことがない(このカップルも『ご主人様と奴隷』なんだけど、ちょっと置いといてね)から、まったく比べようがないので、ブログなどを見てのかなりの想像なんだけど。
もしかしたら、ちょうど『わたし世代以前以後』で分かれるんじゃないかな。
何が分かれるかというと、SMに性的嗜好だけではなく、関係性を持たせるかどうか。
加虐と被虐の嗜好の一致というだけではなくて、『主従』や『ご主人様と奴隷』と呼ばれるような対等ではない関係を含ませるかどうか。
たしか、20年ほど前、わたしが具体的にSMがしたい(できる)と思ったころは、まだM女性の募集事項には『露出希望』とか『縛られたい』とか『レイプ願望』のような募集要項のひとつに『支配されたい』とか『ご主人様がほしい』とかがちらほらあるくらいで、関係性を重視する風潮はあまりなかったのだよね。
でも、わたしより10才ほど年下のお友達はSM嗜好の情報に中に当然のように『主従』『ご主人様と奴隷』という関係性もセットになってあったそうなのだ。
もともとわたしも支配されたい従属していたいという願望はあったので、そのカテゴリが存在するのは理解できるのだけど。
それを純粋に嗜好のすり合せでできあがったものではなく、その関係ありきで、むしろ性的嗜好より関係性重視で付き合いがはじまるような流れが徐々に出来上がっていったものだったのかな。
きっとそのターニングポイントが、那智さんもおっしゃっているけど、ネットの普及、おそらくわたし世代が境い目なのかな〜と。
わたし世代→具体的にSMに関わり出したのが20〜25年前くらい?
たぶん30年前には、ごく一部の妄想やプレイの名称というだけで、主従もご主人様と奴隷もほとんど普及していなかったんじゃないかな。
そのS男性、那智さん世代(50代以上?)がSMはまず性的嗜好が一致している者同士の関係という前提がもとになっていて、わたし世代(40代?)は性的嗜好から関係性重視が主流になりかけている時期で、それより下のわたしのお友達世代(30代20代以下?)は関係性に重点を置くことが、わりと基本仕様になっているような流れを感じるのだけど、どうかな?
どちらが良い悪いじゃないけど、はじめは性的嗜好だったものが関係性にまで発展していき、いまはそちらのほうが主流にさえ感じられる変化のようなものを、お会いする人の世代によって感じられるのは面白いなと思ったのでした。
ところで、よそ様で『主従は一生もの』というコメントをしている人を見たことがあるけど、わたしのこの記憶からはSMから『主従』という概念が加わったのは、せいぜい30年程度だとそたら、まだ主従で一生を過ごしている人ってそんなにたくさんいないんじゃないかなと思う。
30年前20才だった人が主従をはじめたとしても、まだ50才だものね。
こんなふうに、わたしの感覚だけで歴史を想像すると、一生ものと口にするのは早計な感じがするな。
<関連エントリー>
『那智さんのSM』
『奴隷の起源』
今朝の「等式」感想です。私は自分の生きてきた世代が好きですが、今日の「ご主人様と奴隷」なんて言う、カテゴリーがネットの中と現実に存在するならば、今の世代もよいですね~、私が昔見た夢がかなうかもしれないのですから。。
それもSMカテゴリーとは別の選択肢でもSMが出来る。男に都合の良い世の中になりました。
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COMMENT
確かにそんな気がします。
私が約10年前に主と知り合った頃はSM、主従が陽の目に出てきた頃で…コソコソっと実は私たちSMの関係なんです~みたいにしていたんですけ…
今は知名度?地位?も高くなって…ひぇーと驚く内容の主従ブログも多くて…
マニア雑誌に投稿されてる内容もずいぶん変わりましたからねぇ~
エロなし座談会ってしてみたいです。(有りも未体験ですが)
私が約10年前に主と知り合った頃はSM、主従が陽の目に出てきた頃で…コソコソっと実は私たちSMの関係なんです~みたいにしていたんですけ…
今は知名度?地位?も高くなって…ひぇーと驚く内容の主従ブログも多くて…
マニア雑誌に投稿されてる内容もずいぶん変わりましたからねぇ~
エロなし座談会ってしてみたいです。(有りも未体験ですが)
みろさんのところも長いお付き合いなんですよね。
10年でずいぶんSMに対する認識も変わったと感じられますね。
ブログや雑誌などで画像などが載ると、ヴィジュアル的にインパクトのあるものが目立つようになる一方、性癖より関係重視も主流になっていて、なんだか両極になっているのかな。
普通に、ごく普通に細々とSM行為をしている人口はそれほど変わっていないのかもしれないけどね^^;
エロなし座談会、いいですね〜、楽しそう♪
10年でずいぶんSMに対する認識も変わったと感じられますね。
ブログや雑誌などで画像などが載ると、ヴィジュアル的にインパクトのあるものが目立つようになる一方、性癖より関係重視も主流になっていて、なんだか両極になっているのかな。
普通に、ごく普通に細々とSM行為をしている人口はそれほど変わっていないのかもしれないけどね^^;
エロなし座談会、いいですね〜、楽しそう♪
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りん子的独り言(生意気)これは、とても感覚的なものだと思うけど、書いちゃう。那智さんとわたしでS男ルとご一緒する機会があった。最初は女性とわたしだけで、後から那智さん、