ドロップ
非日常的な日常
あまり時間がなかった。
ときどき利用するステーキハウスはテイクアウトができるので、それを途中で外出して取りに行き、ホテルに持ち込んで宴会にしようということになった。
いきなりお店にいって注文するより予約しておいたほうが時間効率がいいので、前日に予約の手配をわたしがすることになったのだけど取りに行く時間の設定が大正解ではなかったのだ。
その日は遅めの午後から会うことになっていて、たとえば15時チェックインでおつまみの予約時間を17時にしたら『いろいろ』は2時間ということになるよね。
取りいく時間とか差し引いたら、さらに、だよね^^;
18時だったら宴会時間は多少削られるけど、『いろいろ』は3時間になる。
まあ、どちらでもいいのか?なんだけど、そのバランスが完璧ではない程度のものだったのだ。
もちろん、それで那智さんは怒ったりなんてまったくないのだけど
おまんこの時間短くていいの〜?(笑)
と、わたしをからかいながら、きっと、その時間の組み立てを考えてくれていたのだと思う。
この日、わたしは新しい下着をつけていた。
『女の子』を喜ぶわたしの夢をすこし叶えるような可愛いもの。
ひそかに、それを着て那智さんに『いいこいいこ』してもらいたかったのです*^^*
しかし、そんな甘々なことは許されない。
だって、『おまんこする時間短くていいの?』なんだもの。
部屋に入って、荷物を置いてコートをかけて、もう、ほとんどその次くらいだ。
ほら、脱ぐんだよ(笑)
ええ、もうですか?
だって時間ないだろ?
りん子、物足りなくなっちゃうでしょ
那智さんは、最近特に那智さんによって欲望深く作り上げたわたしを『次回までもたせる』ことに使命感を持っているのではないかと思うほどだ(トホホ)
情緒ない様子に、抵抗感と不思議な面白さと、ほんのすこしのマゾ心を刺激されながら着ていた服を脱いでいく。
那智さん、これ、新しいのです*^^*
綿菓子みたいな可愛いキャミソールを照れながら見せても
はいはい、可愛い、可愛い、で、なんで時間ないときに着てくるの?(笑)
と、情緒なし^^;
お気に入りの下着は一瞬お見せしただけであっさりとクローゼットへ。
慌ただしくあっという間に裸になる。
那智さんはカバンから根性棒を取り出した。
うわー、那智さん、もういきなり痛いことですか!!
部屋に入って5分と経っていないんじゃないだろうか。
あまりのスピードについて行かれない。
だって時間ないだろ(笑)
今日の常套句^^;
ごく日常のテンションでいきなり痛いことは、とても恐い。
痛いことも恐いし、それが快感になれなかったらと思うと、また恐い。
四つん這いになって頭を下げてみ
ベッドの上を指していう。
まるでそれしか道がないように言われた通りに体が動く。
意思のある条件反射だ。
ピンと皮膚が張ったお尻に根性棒の一発。
痛い!!!
皮膚を打つ痛さは皮膚の張り具合である程度緩和できる。
だからお尻を打つときは足を伸ばしてうつ伏せになったほうが耐えられる種類の痛さになるのだ。
わーーー、那智さん、痛いです!!
日常から一気に苦痛の世界に引きずり込まれ、半ばパニックになる。
とはいっても、これは少ない時間を有効に楽しむための那智さんの思惑。
そう?痛かった?(笑)
特別、その姿勢をさせたかったわけではないようで、そこからはわたしの好きなようにさせてくれた。
好きなように怖がって
好きなように暴れて
好きなように文句いって、泣きついて、甘えて
しばらく根性棒であちこち叩かれて、那智さんがベッドから離れた。
次に手にしていたのは、鞭だった。
いや!!
無理です!!
根性棒の上から、さらに鞭なんて!!
傷口をもう一度えぐられるような恐怖。
でも、この時点で快感の水につま先だけつけていた。
次々振り下ろされる、鞭と根性棒、ときどき抱えるようにスパンキングの繰り返しに、『おかしくなる』以外に正常を保つ術がないような状態になっていた。
なんで、こんなに痛いことをするの!!
どうして、もっと優しくしてくれないの!!
立たされ、巻き込むように鞭を打たれる。
その上から根性棒。
すごく痛い!!はずなのに、その他の感情のほうがパニックに近いものになってわたしを襲う。
那智さん、ひどい!!
いじわる!!
ベッドで鞭と根性棒を数発ずつ交互に。
体をねじって痛みをこらえていると根性棒を指示棒のように腰に触れ、向きを変えるように促される。
那智さんからの言葉のない指示に従うことの甘い絶望。
そして、なぜ、わたしは、こんなことを望むのだろう。
ポロポロと涙が溢れてきた。
それを皮切りにわーーーんと哀憐の涙。
痛くて、痛いといってもやめてくれなくて、かわいそうなわたし。
痛いのはつらいのに、どうしてか、これを求めてしまう不幸なわたし。
そして、そんなわたしの求めるものを那智さんが叶えてくれる安堵。
いつの間にか、ベッドに腰かける那智さんの足の間にしゃがみこんでいた。
床にペタンと座り込み、那智さんの両腕を掴むようにして、手放しで泣く。
ポロポロこぼれ落ちる涙が甘いドロップみたいだった。
今朝の「等式」感想です。
ハイハイ、今日はデートの日、じっくり可愛がってあげます。このタイミングでこのエントリーは「たまたま」なのか必然なのか。下着は前回のリベンジで同じ物にしよう。(笑)今日はじっくりね~
あまり時間がなかった。
ときどき利用するステーキハウスはテイクアウトができるので、それを途中で外出して取りに行き、ホテルに持ち込んで宴会にしようということになった。
いきなりお店にいって注文するより予約しておいたほうが時間効率がいいので、前日に予約の手配をわたしがすることになったのだけど取りに行く時間の設定が大正解ではなかったのだ。
その日は遅めの午後から会うことになっていて、たとえば15時チェックインでおつまみの予約時間を17時にしたら『いろいろ』は2時間ということになるよね。
取りいく時間とか差し引いたら、さらに、だよね^^;
18時だったら宴会時間は多少削られるけど、『いろいろ』は3時間になる。
まあ、どちらでもいいのか?なんだけど、そのバランスが完璧ではない程度のものだったのだ。
もちろん、それで那智さんは怒ったりなんてまったくないのだけど
おまんこの時間短くていいの〜?(笑)
と、わたしをからかいながら、きっと、その時間の組み立てを考えてくれていたのだと思う。
この日、わたしは新しい下着をつけていた。
『女の子』を喜ぶわたしの夢をすこし叶えるような可愛いもの。
ひそかに、それを着て那智さんに『いいこいいこ』してもらいたかったのです*^^*
しかし、そんな甘々なことは許されない。
だって、『おまんこする時間短くていいの?』なんだもの。
部屋に入って、荷物を置いてコートをかけて、もう、ほとんどその次くらいだ。
ほら、脱ぐんだよ(笑)
ええ、もうですか?
だって時間ないだろ?
りん子、物足りなくなっちゃうでしょ
那智さんは、最近特に那智さんによって欲望深く作り上げたわたしを『次回までもたせる』ことに使命感を持っているのではないかと思うほどだ(トホホ)
情緒ない様子に、抵抗感と不思議な面白さと、ほんのすこしのマゾ心を刺激されながら着ていた服を脱いでいく。
那智さん、これ、新しいのです*^^*
綿菓子みたいな可愛いキャミソールを照れながら見せても
はいはい、可愛い、可愛い、で、なんで時間ないときに着てくるの?(笑)
と、情緒なし^^;
お気に入りの下着は一瞬お見せしただけであっさりとクローゼットへ。
慌ただしくあっという間に裸になる。
那智さんはカバンから根性棒を取り出した。
うわー、那智さん、もういきなり痛いことですか!!
部屋に入って5分と経っていないんじゃないだろうか。
あまりのスピードについて行かれない。
だって時間ないだろ(笑)
今日の常套句^^;
ごく日常のテンションでいきなり痛いことは、とても恐い。
痛いことも恐いし、それが快感になれなかったらと思うと、また恐い。
四つん這いになって頭を下げてみ
ベッドの上を指していう。
まるでそれしか道がないように言われた通りに体が動く。
意思のある条件反射だ。
ピンと皮膚が張ったお尻に根性棒の一発。
痛い!!!
皮膚を打つ痛さは皮膚の張り具合である程度緩和できる。
だからお尻を打つときは足を伸ばしてうつ伏せになったほうが耐えられる種類の痛さになるのだ。
わーーー、那智さん、痛いです!!
日常から一気に苦痛の世界に引きずり込まれ、半ばパニックになる。
とはいっても、これは少ない時間を有効に楽しむための那智さんの思惑。
そう?痛かった?(笑)
特別、その姿勢をさせたかったわけではないようで、そこからはわたしの好きなようにさせてくれた。
好きなように怖がって
好きなように暴れて
好きなように文句いって、泣きついて、甘えて
しばらく根性棒であちこち叩かれて、那智さんがベッドから離れた。
次に手にしていたのは、鞭だった。
いや!!
無理です!!
根性棒の上から、さらに鞭なんて!!
傷口をもう一度えぐられるような恐怖。
でも、この時点で快感の水につま先だけつけていた。
次々振り下ろされる、鞭と根性棒、ときどき抱えるようにスパンキングの繰り返しに、『おかしくなる』以外に正常を保つ術がないような状態になっていた。
なんで、こんなに痛いことをするの!!
どうして、もっと優しくしてくれないの!!
立たされ、巻き込むように鞭を打たれる。
その上から根性棒。
すごく痛い!!はずなのに、その他の感情のほうがパニックに近いものになってわたしを襲う。
那智さん、ひどい!!
いじわる!!
ベッドで鞭と根性棒を数発ずつ交互に。
体をねじって痛みをこらえていると根性棒を指示棒のように腰に触れ、向きを変えるように促される。
那智さんからの言葉のない指示に従うことの甘い絶望。
そして、なぜ、わたしは、こんなことを望むのだろう。
ポロポロと涙が溢れてきた。
それを皮切りにわーーーんと哀憐の涙。
痛くて、痛いといってもやめてくれなくて、かわいそうなわたし。
痛いのはつらいのに、どうしてか、これを求めてしまう不幸なわたし。
そして、そんなわたしの求めるものを那智さんが叶えてくれる安堵。
いつの間にか、ベッドに腰かける那智さんの足の間にしゃがみこんでいた。
床にペタンと座り込み、那智さんの両腕を掴むようにして、手放しで泣く。
ポロポロこぼれ落ちる涙が甘いドロップみたいだった。
今朝の「等式」感想です。
ハイハイ、今日はデートの日、じっくり可愛がってあげます。このタイミングでこのエントリーは「たまたま」なのか必然なのか。下着は前回のリベンジで同じ物にしよう。(笑)今日はじっくりね~
COMMENT
綿菓子とドロップ…
何かのタイトルみたい♪
いやいや実際そんなに甘いものではないんでしょうけど~ビシパシ…
私は鞭系苦手なのでしょっぱいドロップです(塩アメ?)
何かのタイトルみたい♪
いやいや実際そんなに甘いものではないんでしょうけど~ビシパシ…
私は鞭系苦手なのでしょっぱいドロップです(塩アメ?)
うふふ、なんだかね、すごく痛かったはずなんだけど、甘い涙でした^^
みろさんは鞭系が苦手なのですね。
でも、たしかピアス開けていらしたよね?
わたしは、そちらが苦手です^^;
いろいろ向き不向きはあるのかも!?
みろさんは鞭系が苦手なのですね。
でも、たしかピアス開けていらしたよね?
わたしは、そちらが苦手です^^;
いろいろ向き不向きはあるのかも!?