芋虫
非日常的な日常
どうやって縛ったのかわからない。
とにかく芋虫のようになってしまった。
首から膝までチャーシューのように縦の縄に横の縄が何重にも巻き付いている。
自由なのは首から上と膝から下、太ももと指先。
それほどきつく縛っていない太ももは1、2センチ開くことができる。
その代わり上半身はしっかり縛っている。
体にぴったり沿うように縛られた両腕は張り付いて指先だけしか動かせない。
最近のわたしとって縛られることは快感の邪魔になるから、あまり歓迎しないと思っている。
はじめてのこの縛り方も、この先どうなるかを考えたら不安だ。
だけど芋虫のように不自由な状態は歪んだ自己愛の喜びと諦めのような不思議な安心感をもたらしてくれた。
ベッドに腰掛けるように言われる。
体を支えてもらって腰掛ける。
「締め付けるところはない?」
こういう一言がうれしい。
ゴロンと優しく倒された。
自由な膝下をベッドの上に乗せる。
大きな芋虫が横たわる。
洗濯バサミは乳首を挟んだ。
痛い。
付けた途端に激痛。
いつもより痛いと感じるのは、その前にたくさん可愛がってもらったからか、それとも縄で捻り出されて敏感になっているからか。
とにかく、これは長い時間耐えられそうにないと思った。
正直に伝える。
「那智さん、今日はとても痛いです。」
離れたソファでタバコに火を付けながら
「セーフティワードは?」
と安心をくれる。
「痛すぎます、です。」
これは、りん子の意思で判断しなさいという意味だ。
ああ、どうして、こんなに痛いのだろう。
仰向けのまま視線を下にして、洗濯バサミの重みでひしゃげる乳首を見つめる。
ダメ、耐えられそうにない。
すこし計算してしまった。
痛い、とてもとても痛いけど、いまはまだ『痛すぎます』の一歩手前だ。
那智さんはこれを外したとき、絶対潰れた乳首をさらに潰し返すだろう。
そこをゴールに、一歩手前で口にしてしまった。
痛すぎます。
もちろん外してくれる。
恐い。
ぜったい潰す。
じんじんと千切れるように痛む乳首。
両方外して…思いっきり潰された。
潰してしごいて、押し付けて、またしごく。
ぎゃーーーーー。
たぶん、叫んだ。
無理!!
痛すぎる!!!!
芋虫がジタバタしている。
『ぅわん』
一個、超えた。
一段、堕ちた。
本当に『ぅわん』という音が聞こえたんじゃないかというくらい明確に、その先にいった。
もう恐くない。
痛いことは、たぶん痛い。
だけど『痛い』と脳に伝達されない、伝達されるものは『気持ちいい』だ。
そこから自分がどう反応したのか憶えていない。
痛がってジタバタしていた芋虫が気持ち良くて体をくねらせたことくらいは想像できる。
そこから先は何をしても気持ちいい。
靴べらで叩かれ、拘束されたままお尻とおまんこでセックスをした。
なんて気持ちのいい芋虫だ。
縛られることは快感の邪魔だ。
ほんの数ヶ月前にそんなことを口にしていたはずなのに。
(『徒然に「縛る」』)
いまのわたしはあの芋虫が恋しい。
またしてくださいと思っている。
那智さんに手をかけてもらえばあっけなく変わってしまう。
ああ、なんだか情けなくてちょっと悔しくて、誇らしい。
今朝の「等式」感想です。縛りが他の快感の邪魔をするのは現場の雰囲気と推測で理解できるような気がしていたので今朝のエントリーは笑いました。私の未熟さを痛感しました、りん子覚悟してね。(笑)
どうやって縛ったのかわからない。
とにかく芋虫のようになってしまった。
首から膝までチャーシューのように縦の縄に横の縄が何重にも巻き付いている。
自由なのは首から上と膝から下、太ももと指先。
それほどきつく縛っていない太ももは1、2センチ開くことができる。
その代わり上半身はしっかり縛っている。
体にぴったり沿うように縛られた両腕は張り付いて指先だけしか動かせない。
最近のわたしとって縛られることは快感の邪魔になるから、あまり歓迎しないと思っている。
はじめてのこの縛り方も、この先どうなるかを考えたら不安だ。
だけど芋虫のように不自由な状態は歪んだ自己愛の喜びと諦めのような不思議な安心感をもたらしてくれた。
ベッドに腰掛けるように言われる。
体を支えてもらって腰掛ける。
「締め付けるところはない?」
こういう一言がうれしい。
ゴロンと優しく倒された。
自由な膝下をベッドの上に乗せる。
大きな芋虫が横たわる。
洗濯バサミは乳首を挟んだ。
痛い。
付けた途端に激痛。
いつもより痛いと感じるのは、その前にたくさん可愛がってもらったからか、それとも縄で捻り出されて敏感になっているからか。
とにかく、これは長い時間耐えられそうにないと思った。
正直に伝える。
「那智さん、今日はとても痛いです。」
離れたソファでタバコに火を付けながら
「セーフティワードは?」
と安心をくれる。
「痛すぎます、です。」
これは、りん子の意思で判断しなさいという意味だ。
ああ、どうして、こんなに痛いのだろう。
仰向けのまま視線を下にして、洗濯バサミの重みでひしゃげる乳首を見つめる。
ダメ、耐えられそうにない。
すこし計算してしまった。
痛い、とてもとても痛いけど、いまはまだ『痛すぎます』の一歩手前だ。
那智さんはこれを外したとき、絶対潰れた乳首をさらに潰し返すだろう。
そこをゴールに、一歩手前で口にしてしまった。
痛すぎます。
もちろん外してくれる。
恐い。
ぜったい潰す。
じんじんと千切れるように痛む乳首。
両方外して…思いっきり潰された。
潰してしごいて、押し付けて、またしごく。
ぎゃーーーーー。
たぶん、叫んだ。
無理!!
痛すぎる!!!!
芋虫がジタバタしている。
『ぅわん』
一個、超えた。
一段、堕ちた。
本当に『ぅわん』という音が聞こえたんじゃないかというくらい明確に、その先にいった。
もう恐くない。
痛いことは、たぶん痛い。
だけど『痛い』と脳に伝達されない、伝達されるものは『気持ちいい』だ。
そこから自分がどう反応したのか憶えていない。
痛がってジタバタしていた芋虫が気持ち良くて体をくねらせたことくらいは想像できる。
そこから先は何をしても気持ちいい。
靴べらで叩かれ、拘束されたままお尻とおまんこでセックスをした。
なんて気持ちのいい芋虫だ。
縛られることは快感の邪魔だ。
ほんの数ヶ月前にそんなことを口にしていたはずなのに。
(『徒然に「縛る」』)
いまのわたしはあの芋虫が恋しい。
またしてくださいと思っている。
那智さんに手をかけてもらえばあっけなく変わってしまう。
ああ、なんだか情けなくてちょっと悔しくて、誇らしい。
今朝の「等式」感想です。縛りが他の快感の邪魔をするのは現場の雰囲気と推測で理解できるような気がしていたので今朝のエントリーは笑いました。私の未熟さを痛感しました、りん子覚悟してね。(笑)
COMMENT
痛みに関しては、まだ多分味わった事がないですが…憧れます(笑)^^;
ライラックさん
きっとね、得意不得意分野ってあるんじゃないかって思います^^;
いつかエントリーしようと思っているのだけど、わたしバイブレーターのブルブル振動ってぜんぜん感じないし。
だから中に入れて振動で感じている人を見ると、ちょっと羨ましい。
得意分野を伸ばしてもらえるといいですよね♪
きっとね、得意不得意分野ってあるんじゃないかって思います^^;
いつかエントリーしようと思っているのだけど、わたしバイブレーターのブルブル振動ってぜんぜん感じないし。
だから中に入れて振動で感じている人を見ると、ちょっと羨ましい。
得意分野を伸ばしてもらえるといいですよね♪
元々 縛られる事自体に 憧れがあったんですが 縄酔いというものを 経験してから(と言っても まだ2、3度だけ) あの快感が忘れられなくて ついおねだりしちゃいます
まきさん
縄酔いって、わたし経験ないのですよね。
いいな、憧れのひとつです^^
わたしもブログを通していろいろおねだりしています♪
縄酔いって、わたし経験ないのですよね。
いいな、憧れのひとつです^^
わたしもブログを通していろいろおねだりしています♪